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第2幕
バタフライの家の中

幕が上がる。襖や障子は半暗闇の部屋を残して閉じられている。スズキは仏の像の前で丸くなってお祈りしている : 時々祈りの鐘を鳴らす。バタフライは手のひらの上に頭を乗せて地面に横たわっている。


【スズキ】
[祈っている]
イザギとイザナミ、サルダシコのカミさま...
[中断して]
ああ!私の頭が!
[神々の注意を引こうと鐘をならす]
そして、御身テンショウダイさま!
[涙声で、バタフライを見て]
バタフライさまをこれ以上泣かせないでくださいませ
もう二度と、もう二度と!

【バタフライ】
[身動きもせず]
怠け者で太っているのです 日本人の神さまたちは
アメリカの神さまはきっと
ずっと速くお願いする人に応えてくださるはずよ
でも 神様は気付いておられないのではないかしら
私たちがここにいることを
[物思いにふける]

[スズキは起き上って、庭に面した後ろの障子を開ける]

【バタフライ】
スズキ ところでお金はどのくらい残ってるの?
[スズキは小型の箪笥のところに行き 引き出しを開けてコインを探す]

【スズキ】
[バタフライのところに行き コインを見せて]
これで最後です

【バタフライ】
これだけなの?ああ!使いすぎてしまったわね!
[箪笥にお金を入れ、閉じる]

【スズキ】
(ため息をついて)
旦那様がすぐに戻って下さらないと
私たち みじめなことになりますわ

【バタフライ】
[毅然として立ち上がり]
お戻りになるわ

【スズキ】
[頭を横に振りながら]
お戻りになるのでしょう!

【バタフライ】
[苛立ちながら スズキに近づいて]
なら一体どうして
領事さまに ここの家賃を払うように頼んでくださったのよ
さあ 答えて!

[スズキは黙っている]

【バタフライ】
[なおも主張し続ける]
どうしてこんなに気を付けて
家に錠前を付けさせたの
もし全然戻るつもりがないのならば?

【スズキ】
分かりません

【バタフライ】
[彼女が何も分かっていないことに驚き少しいらだって]
分からないの?
[落ち着きを取り戻し 自信にみちた誇りをもって]
じゃあ話してあげましょう
閉めだしておくためよ 蚊や 親戚や
悲しみを、そして中には
細心の注意を払って 自分の妻を入れておくためなの
その妻とは私 バタフライのことよ

【スズキ】
[あまり納得できず]
これまで聞いたことがございません
外国人の夫が
自分の巣に戻ってきたということなど

【バタフライ】
[激怒してスズキに掴みかかり]
ああ!お黙りなさい!でないと私 あなたを殺すでしょう
[なおもスズキを説得するように]
あの最後の朝:
お戻りになられますの?そう私は尋ねたの
あの人は、大きな心で
私に悲しみを隠すように
微笑んで こう答えたの
おおバタフライ 僕のかわいい妻よ
僕は帰ってくるよ バラを手に 美しい季節
ちょうどコマドリがヒナをかえす頃に
[静かに 確信ありげに身を地面に横たえる]
帰っていらっしゃるわ

【スズキ】
[疑わしそうに]
だと良いのですけれど

【バタフライ】
[なおもこだわって]
私と一緒にお言い : あの方は戻っていらっしゃいますと

【スズキ】
[彼女を喜ばせようと しかし悲しそうに繰り返す]
あの方は戻っていらっしゃいます...
[涙をあふれさせる]

【バタフライ】
[驚いて]
泣いているの?なぜ?なぜなの?
ああ、信じていないのね
安心して 笑って
お聞きなさい
[本当にその場面がやってきたかのように 少しずつ奥の障子の方に近づいて]
ある晴れた日に、私たちは見るのよ
ひとすじの煙が昇るのを
水平線の彼方に
そして船が現れるの
やがてその白い船は
港に入り
礼砲を鳴らします
見える?あの方が来るでしょ
でも私は迎えには行かない 行かないの
丘のふもとで待っているのよ
ずっと待つの つらくなんかないわ
長く待つことなんて
そうしたら 町の人込みから
小さな点のような男の人がひとり
丘を上がって来るの
それは誰?それは誰?
ここに着いたら
何を言うの?何を言うの?
その人は遠くからバタフライって呼ぶわ
私は答えずに
隠れていましょう
ふざけてもいるけど...
お会いした喜びで死んでしまわないためでもあるのよ
あの方は少し心配して呼んで下さるわ
こう呼ぶの 「可愛い妻よ
バーベナの花の香りよ」って
これはあの人がやって来た時につけてくれた名前なの
[スズキに]
きっとこうなるはずよ 約束するわ
だからあなたの心配事はしまっておいて
心から信じて 私はあの方を待ってるの

[バタフライとスズキは感極って抱き合う
バタフライはスズキに下がるように言い 彼女は左の戸から出て行く、バタフライは悲しそうに見送る
庭にゴローとシャープレスが現れる。ゴローは部屋の中を覗きこみ バタフライを見つけてあとから来たシャープレスに言う]


【ゴロー】
います お入りください
[ゴローは庭に消えていく]

【シャープレス】
[あたりを見回してから 控え目に後ろの障子をノックする]
失礼します...
[シャープレスはバタフライが人が来たのに気付いて身を動かすのを見る]
マダム・バタフライ...

【バタフライ】
[振り向きもせず、訂正する]
マダム·ピンカートンですわ よくいらっしゃいました
[振り向いて領事だと分かると喜びのあまり手を打つ]

あら!

[スズキが注意深く入ってきて、たばこ盆を用意する]


【バタフライ】
[嬉しそうに]
領事さまだわ 領事さまだわ

【シャープレス】
[驚いて]
私がお分かりになられますか?

【バタフライ】
[家へ迎え入れて]
アメリカの家庭へようこそ

【シャープレス】
ありがとう

[バタフライは領事にテーブルのところに座るように勧める シャープレスは座布団の上に慣れない格好をして座る バタフライはテーブルの反対側に座って、領事がどぎまぎしている姿を見て、扇子の陰でいたずらっぽく微笑む それからたいへん優雅な仕草で尋ねる]

【バタフライ】
御一族はみなお元気で?

【シャープレス】
[感謝の笑顔で]
そう願っております。

【バタフライ】
[パイプを準備するようにスズキに言って]
たばこをお吸​​いに?

【シャープレス】
ありがとう
[ここへ来た目的を説明しようと、彼のポケットから手紙を取り出して]
ここに…

【バタフライ】
[手紙に気づかず、彼をさえぎって]
まあ、青空が見えますわ
[スズキが用意されたパイプを一口吸った後に、領事に渡そうとする]

【シャープレス】
[断って]
いや結構...
[なおも話題をもとに戻そうとして]
私は...

【バタフライ】
[テーブルの上にパイプを置くと、非常に丁寧に言う]
アメリカのタバコの方がお好みですか?
[それを勧める]

【シャープレス】
[少し苛立って1本受け取る]
ありがとう。
[会話を続けようとする]
私はあなたにお見せしなければならないものがあります...
[立ち上がる]

【バタフライ】
[シャープレスに、マッチに火をつけて渡す]
どうぞ

【シャープレス】
[タバコに火をつけるが、すぐにそれを下に置いて、そして手紙を見せ、椅子に座る]
私宛にベンジャミン・フランクリン・ピンカートンが書いたものです

【バタフライ】
[とても気掛かりな様子で]
本当に!あの方はお元気なのですか?

【シャープレス】
とても元気ですよ

【バタフライ】
[たいへんに喜んで立ち上がり]
私は日本で最も幸​​せな女ですわ
[スズキはお茶の用意をしている]
あなたにひとつ質問してもよろしいでしょうか?

【シャープレス】
もちろん

【バタフライ】
[再び座って]
いつ巣を作るのですか アメリカではコマドリは?

【シャープレス】
[驚いて]
何ですって?

【バタフライ】
ええ、ここより早いか遅いのか?

【シャープレス】
しかし、なぜ?

[庭をうろついていたゴローは縁側に近づいてきて聞き耳を立てる、姿は見えないが、バタフライの話していることを聞こうとする]

【バタフライ】
夫は、約束したのです
祝福された季節に帰ってくると
コマドリが再び巣を作る時
ここでは彼らはもう三回巣を作りました
けれど たぶん海の向こうでは
そんなに頻繁には巣を作らないのでしょうね

[ゴローが顔を出して笑う]

【バタフライ】
[振り向いて]
笑うのは誰
[ゴローを見て]
ああ、ナコードさんがいるわ!
[シャープレスに小声で]
ひどい人なのよ

【ゴロー】
[進み出てきて丁寧にお辞儀をして]
笑わせていただきましたよ...

【バタフライ】
[もう一度お辞儀をして庭を去って行くゴローに]
お黙り!
[シャープレスに]
わざとしてるのよ...嫌だわ..
[話題を変えて]
まず最初の質問にお答えくださいませんこと

【シャープレス】
[当惑して]
申し訳ありませんが、存じません...
鳥類学を勉強していないもので

【バタフライ】
ちょう ...

【シャープレス】
...鳥類学です

【バタフライ】
では ご存知ないのですね

【シャープレス】
[話題を元に戻そうと]
ええ、でお話していましたのは ....

【バタフライ】
[彼をさえぎって 自分の考えを続ける]
ああ そうでした。あのゴローはちょうどB.F.ピンカートン様が
海に出てしまわれるとすぐにやって来て
おしゃべりやら、贈り物やらで 私に押し付けようと
あの方 この方と新しい夫を連れてきました
今度は財産まで約束したりして 愚かな人だからと...

【ゴロー】
[弁解しようとさえぎって 部屋の中に入ってきてシャープレスの方を向き]
金持ちのヤマドリさまのことです
彼女もすっかり貧乏ですからな
親戚からもみな見捨てられて
[縁側の向こうに 従者たちに囲まれて駕籠で来るヤマドリ公の姿が見える]

【バタフライ】
[ヤマドリを見て、笑みを浮かべてシャープレスに言う]
あの方ですわ お気を付けて!

[ヤマドリはひざまずくゴローに迎えられて駕籠から降り、領事とバタフライに挨拶する、彼女は奥の障子の方に行く ヤマドリは丁重な態度で部屋の中でひざまずいているバタフライの方に向かって縁側に座る]


【バタフライ】
[ヤマドリに]
ヤマドリ様、まだ愛の苦しみからお目覚めにならないのですか?
私がくちづけを拒みましたら、自殺でもなさるおつもりですか?

【ヤマドリ】
最も拙者の嫌いますことは
望みなき愛の溜息です

【バタフライ】
[とても意地悪く]
たくさんの奥様をお持ちでいらっしゃったから
それには慣れておられますでしょうに

【ヤマドリ】
拙者は大勢の女と結婚しておりましたが
今は離縁して自由の身です

【バタフライ】
それはそれは

【ヤマドリ】
だが、あなたには変わらぬ愛を誓いますぞ

【シャープレス】
[ため息をつきながらポケットの中に手紙を入れて]
この手紙は とても
渡すことはできないな

【ゴロー】
[きっぱりと、ヤマドリの方を指して]
別荘、召使い、財産
オマラには大邸宅があるのに

【バタフライ】
[真剣に]
私の操はもう他の方のものなのです...

【ゴローとヤマドリ】
[シャープレスに]
結婚したままだとまだ信じているんですよ

【バタフライ】
[突然立ち上がり]
信じてるのではなく 事実なの!

【ゴロー】
しかし、法律では...

【バタフライ】
知りません

【ゴロー】
...妻は、捨てられれば離婚の権利を有すると

【バタフライ】
日本の法律ではね
しかし、私の国では違います

【ゴロー】
どこの国です?

【バタフライ】
合衆国よ

【シャープレス】
[独白]
ああ、気の毒に!

【バタフライ】
[苛立って、熱くなり]
ここでは戸を開けて
奥さんを追い出すことが 簡単に言えば
離婚ということになっているけれど
でもアメリカでは、そんなことはできません。
[シャープレスに]
そうですよね?

【シャープレス】
[当惑して]
そうです...しかし...

【バタフライ】
[割り込んできて ヤマドリとゴローに勝ち誇ったように]
あちらでは立派な判事さんが真剣に 厳かに
夫に言うのです
妻と別れたいですと?では理由をお聞かせください
一緒にいるのが嫌になったのです!
そしたら 判事さんは
[滑稽に]
ああ、悪者め、牢屋送りだ!
[話を打ち切ろうとスズキに命じる]
スズキ、お茶を
[バタフライはスズキがもう用意していたお茶のところに行き、それをカップに注ぐ]

【ヤマドリ】
[シャープレスに小声で]
聞かれましたか?

【シャープレス】
[小声で]
こんなに思い詰めていて気の毒です

【ゴロー】
[シャープレスとヤマドリに小声で]
ピンカートンの船はもうすぐ着くそうで

【ヤマドリ】
[がっかりして]
では彼女は再び夫に会うのか...

【シャープレス】
[ふたりに小声で]
彼は会うことを望んでいません
私は彼女の思い違いを悟らせるために来たのですが...
[バタフライがスズキとお茶を運んで近づいて来たのを見て話を打ち切る]

【バタフライ】
[シャープレスにお茶を出して]
どうぞ よろしければ?
[扇子を開き、その陰からふたりを指して笑う]
何て面倒​​な人たち!

[ヤマドリは去ろうとして立ち上がる]

【ヤマドリ】
[ため息をついて]
さようなら。あなたにわが心を捧げます
重い悲しみに満ちて けれどまだ望みは捨てておりません

【バタフライ】
旦那様
[ヤマドリは立ち去ろうとするが、またバタフライのところに戻ってきて]

【ヤマドリ】
ああ!あなたがもし望むなら...

【バタフライ】
残念ですが私は望まないのです...

[ヤマドリはシャープレスに挨拶した後に ため息をつきながら駕籠に乗りこみ 従者とゴローを引き連れて去って行く。バタフライは彼女の扇子の陰で再び笑う。シャープレスは椅子に座って 深刻そうな、だが敬意と同情を示した態度でバタフライにも座るように勧め、ポケットから手紙をまた取り出す]


【シャープレス】
さあ 私たちだけです お座り下さい
[手紙を見せる]
ご一緒にこの手紙を読んで見ませんか?

【バタフライ】
[手紙を手に取って]
くださいませ
[くちづけする]
この唇に
[胸の上に当てて]
この胸に...
[シャープレスに、穏やかに]
あなたは世界中でも最高の方ですわ
始めてください
[手紙を返して、注意深く耳を傾けようとする]


【シャープレス】
[読む]
「友よ、あのきれいな花のような娘を訪ねてから...」

【バタフライ
[喜びのあまり叫ばずにはいられず]
本当にそう書いてあるの?

【シャープレス】
[真面目に]
はい、そう書いています、だがいちいち...

【バタフライ】
[再び静かに耳を傾ける]
黙ります 黙ります もう何も言いません

【シャープレス】
「あの幸せな日々から
 もう三年が経ちました」

【バタフライ】
[読むのをさえぎって]
あの方も数えていたのね!

【シャープレス】
[再び読む]
「そして、多分バタフライももう私のことを覚えていないでしょう」

バタフライ
[たいへん驚いてスズキの方を向き]
覚えていないですって?スズキ 言ってちょうだい
[怒ったように手紙の言葉を繰り返す]
「もう私のことを覚えていないでしょう」ですって!

[スズキはお茶を片付けて左の扉より出て行く]

【シャープレス】
[独白]
困ったな!
[読み続ける]
もし彼女がまだ私を愛していて私を待っていたとしたら

【バタフライ】
[シャープレスの手から手紙を取って、生き生きした優しさで叫ぶ]

ああ、優しい言葉ね!
[手紙にくちづけする]
あなた、すてきよ!

【シャープレス】
[手紙を受け取り、読み続けるが、抑えた声には感情がこもってきて震え出す]
私はあなたはお願いしたい 彼女に慎重に心の準備をさせるように...

【バタフライ】
[息をのんで、だが幸せそうに]
戻って来られるのね...

【シャープレス】
...この衝撃に...

【バタフライ】
[喜びのあまりに飛びあがって拍手する]
いつですか?もうすぐ!もうすぐ!

【シャープレス】
[たばこを吸​​う]
素直すぎる![急いで立ち上がってポケットに手紙をしまい]
[独り言]
ここで止めておくべきだな...
[怒って]
ピンカートンの悪魔め!
[非常に真剣にバタフライの目を見つめて]
さて あなたはどうなさいますか マダム・バタフライ
彼がもし もう二度と戻ってこなかったとしたら?

【バタフライ】
[死に打ちのめされたかのように動かない、頭を下げると子供のように素直な、ほとんどどもるような口調で答える]
できるのは二つのことだけです
私の歌で人々を楽しませる暮らしに戻るか...
あるいは、より良いのは、死ぬかです

[シャープレスは深く心を打たれ、興奮して歩き回る、それからバタフライのところに戻り、彼女の両手を取り、父親のような優しさをもって言う:]

【シャープレス】
偽りの儚い幻影からあなたを引き離すのは私には辛いですが
金持ちのヤマドリの求婚を受け入れなさい

【バタフライ】
[手を引っ込めて涙声で]
あなたまで あなたまで 領事さま
私にそれを言うの!あなたまでが?

【シャープレス】
[困惑して]
神よ どうすれば?

【バタフライ】
[手を叩く スズキが駆けつけてくる]
さあ スズキ 早く 早く
お客さまがお帰りですよ

【シャープレス】
[退出しようとして]
私を追い返すのですか?

[バタフライ、後悔して​​彼を引きとめようと、シャープレスに駆け寄る そしてすすり泣く]

【バタフライ】
ごめんなさい もうこれ以上は言いません
[スズキを下がらせる 彼女は庭に行く]

【シャープレス】
[謝る]
私は残酷だった それは否定致しません

【バタフライ】
[悲しそうに胸に手を当てて]
ああ、あなたは私をとても悲しませます
あまりにもひどく、とても、とても!

[バタフライはよろめく 彼女を支えようとシャープレスが近づくが、バタフライはすぐ立ち直る]

【バタフライ】
何でも、何でもないですわ!
私は死ぬかと思いました
でも、雲が海を越えていくようにすぐに直ります
[ある決心をしたように]
ああ!私を忘れてしまわれたのかしら?

[バタフライは、左の部屋に駆け込んで行く
バタフライは勝ち誇ったように彼女の赤ちゃんを左肩の上に座らせてシャープレスに誇らしげに見せる]

【バタフライ】
[夢中になって]
でもこの子は?でもこの子は?
でもこの子まで、あの人は忘れられるのかしら?
[地面に子供を下して、彼を固く抱きしめる]

【シャープレス】
[感極まって]
この子は彼の子ですか?

【バタフライ】
[次々と指さしていく]
[ゆっくりと  少し興奮しながら]
これまでに青い目の日本の子をご覧になったことがありまして?
それに唇は?それにこの金色のカールした髪は?

【シャープレス】
[ますます心動かされ]
明白だ それでピンカートンは知っていますか?

【バタフライ】
いいえ いいえ
[情熱を込めて]
この子が生まれたのは あの方が
彼の偉大な故国に戻られてからです
だけど、あなたは
[赤ちゃんをなでる]
手紙に書いてくださいね
この比べるもののない子が待っていると!
それから教えて下さいね あの方が急いでこられるかどうかを
陸地や海を越えて!
[座布団の上に赤ちゃんを座らせ、彼の隣にひざまずいて
優しくキスをする]
お前には分かるかしら どんなひどいことをお考えになったか
[シャープレスを指さして]
あのおじさまが?
[彼女の腕の中に子供を抱いて]
お前のお母さんがお前を腕に抱いて
雨や風の中街に出かけていくの
お前のパンや着るものを手に入れるために
そして人々から同情を得るために
震える手を差し出して
こう叫ぶの:お聞きください お聞きください
悲しい私の歌を
不幸な母親にどうぞ
慈悲深いお恵みを...
[子供が座布団の上で人形と一緒に遊んでいる間に立ち上がり]

バタフライはね、恐ろしい運命、お前のために踊るの
そして、昔していたように
[子供の手を持ち上げて拝む仕草をさせる]
ゲイシャで歌うの!
楽しい、幸せな歌もすすり泣きに終わるのよ!
ああ!いやです、いや!そんなこと絶対!
[シャープレスの前にひざまずいて]
あんな不名誉な仕事をするなんて!
死ぬわ!死ぬわ!人前で踊るくらいなら!
それなら命を絶つ方がいい!
ああ!死んだ方が!
[子の傍らの地面に倒れ込み
発作的に子を抱きしめて愛撫する]

【シャープレス】
[涙を抑えることができずに]
何と気の毒な!
[何とか感情を抑えて]
私は町に降ります。お許し下さいますか?
[バタフライは握手しようと優しくその手をシャープレスに差し出す、彼は感極ってその手を固く握る]

【バタフライ】
[赤ちゃんの方に向くと、その手を取って、シャープレスに握らせる]
お前も、おじさまに手を出しなさい

【シャープレス】
美しいブロンドの髪だね!
[くちづけする]
ところで、名前は何というのですか?

【バタフライ】
[子供に 子供らしいあどけなさで]
お答えなさい:今日はボクの名前は「悲しみ」です。
だけど、おとうさんに、手紙に書いて言ってください
帰ってきてくださった日には
[立ち上がって]
「喜び」が、「喜び」がボクの名前です!

【シャープレス】
君の父さんに知らせよう、約束するよ...
[バタフライに挨拶して右のドアから素早く出て行く]


【スズキ】
[外で叫ぶ]
虻め! いまいましい蝦蟇め!
[逃げ出そうと無駄にあがくゴローを力ずくで引きずってくる]

[ゴローの鋭い叫び声]

【バタフライ】
[スズキに]
何ごとなの?

【スズキ】
まわりでブンブン飛び回っているんです この吸血鬼が!
そして毎日 あたりに噂を撒き散らしている
この赤ちゃんの父親は誰だかわかりゃしないってね!
[ゴローを放す]

【ゴロー】
[怯えた声で抗議する]
私は言いましたよ...ただね...
あちらのアメリカでは
[子供に近づいて指を差し]
呪われて生まれた子は
[バタフライは本能的に子を守ろうとその子の前に立つ]

いつでも皆に除け者にされるそうじゃないですか!
[バタフライの激しい悲鳴]
[祭壇の前まで走って行き、短刀をひっ掴む]

【バタフライ】
[荒々しい声で]
ああ!嘘つき!嘘つき!嘘つき!
ああ!嘘つき!
[地面に倒れ込んだゴローを掴まえ、殺すぞと脅す。ゴローは絶望の必死な長い叫びを発する]

【バタフライ】
もう一度言ってごらん、殺してやるわ!

【スズキ】
いけません!
[間に立ち、この光景に驚いて、子どもを抱いて、左の部屋へ連れて行く]

【バタフライ】
[足で彼を蹴飛ばす]
どっかへお行き!

[ゴローは逃げて行く 石になったようにバタフライは動かない
バタフライは少しずつ落ち着いてきて 短刀を元の場所に戻す]

【バタフライ】
[子供のことを思って心乱れる]
分かるでしょう 私の可愛い坊や
私の苦しみ 私の喜び
私の可愛い坊や...
ああ!分かるでしょう あなたの敵を討って下さる方は
[高揚して]
私たちを連れて行って下さるの はるか彼方のあの方の土地へ
私たちを連れて行って下さるのよ はるか彼方へ

[舞台の上で大砲の音]

【スズキ】
港の大砲!

[バタフライとスズキは縁側に駆け寄る]

【スズキ】
軍艦が...

【バタフライ】
白い、白い船よ...
星のアメリカ国旗...
碇をおろしているわ
[テーブルの上の望遠鏡を取り、縁側に走って行って覗く]

[感動に震えて港に向かって望遠鏡を固定し、スズキに言う]

手を支えて 名前が見分けられるように
名前は、名前は
あそこよ エイブラハム·リンカーン号!
[望遠鏡をスズキに渡し ひどく高揚して部屋に戻る]

みんな私に嘘を言ったのね!みんな、みんな!
私だけが分かっていたのよ あの方を愛している私だけが
[スズキに]
疑うのが愚かなことだと分かったでしょう?
今なのよ!帰っていらっしゃったのは!
帰っていらっしゃったのは!ちょうどその時なの
みんなが泣いて諦めろと言ったその時に...
勝ったのよ、私の愛が!私の愛が
私の真心が勝ったのよ
戻ってきて、私を愛して下さるの!
[ 歓喜のあまりに縁側に駆けて行く
 スズキも縁側に続いて行く]
あの桜の枝を揺すって
私を花でずぶ濡れにして
私は香り立つ花の雨の中に浸したいの
この火照った顔を
[優しくすすり泣く]

【スズキ】
[なだめるように]
奥様 落ち着いて下さい ...そんなに涙を流されると...

【バタフライ】
[スズキと一緒に部屋の中に戻る]
いいえ、私は笑ってる、笑ってるのよ!
どのくらいお待ちするのかしら?
どう思う?一時間!

【スズキ】
もっとでしょう!

【バタフライ】
二時間ね 多分。
[部屋の中を歩き回りながら]
全部 全部 花でいっぱいにしましょう
星でいっぱいの夜空のように
[スズキに庭に行くように合図する]
お花を取りに行ってね

[スズキ出て行く 縁側まで来てバタフライの方を振り向いて]

【スズキ】
[縁側から]
全部の花をですか?

【バタフライ】
[陽気にスズキに]
花は全部、全部よ、全部。
モモ、スミレ、ジャスミン
茂みの花もや草の花も、木の花も

【スズキ】
[テラスのふもと縁側のそばの庭で]
庭が荒涼とした冬のようになってしまいますよ
[庭で花を摘む]

【バタフライ】
ここを春の香りで一杯に満たしたいのよ

【スズキ】
[庭から]
庭が荒れ果てた冬のようになってしまいますよ
[縁側のそばに花の束を抱えて現れて、
それをバタフライに渡す]
どうぞ 奥様

【バタフライ】
[スズキの手から花を取る]
もっと取ってね
[バタフライは花瓶に花を生ける、スズキはまた庭に降りて行く]


【スズキ】
[庭から]
よくこの生け垣のところに奥様は来られて、
泣きながら遠くの方をご覧になられていましたね

【バタフライ】
待っている方が来て下さって、海にもう頼むことは何もないわ
私は大地に涙をあげて、大地は私に花をくれたのよ

【スズキ】
[両手を花でいっぱいにして再び縁側に現れる]
庭は裸になりました

【バタフライ】
庭は裸になったの?
じゃあ来て 手伝ってちょうだい

【スズキ】
バラは敷居を飾るために
[バタフライとスズキはあちこちに花を撒いて行く]

【バタフライ】
あたりじゅうを春の

【スズキ】
あたりじゅうを春の

【バタフライ】
香りでここを満たしたい

【スズキ】
香りでここを満たしたい

【バタフライ】
四月をあちこちに撒きましょう

【スズキ】
四月をあちこちに撒きましょう

【バタフライ】
四月をあちこちに撒きましょう!

【スズキ】
あたりじゅうを春に、みんな、みんな

【バタフライ】
[花を投げながら]
あたりじゅうを春の
香りでここを満たしたい ...

【スズキ】
ユリは?スミレは?

【バタフライ】
あちこちに あちこちに散らしてね

【スズキ】
四月をあちこちに撒きましょう

【バタフライ】
四月をあちこちに撒きましょう
あの方の椅子を飾りましょう
ヒルガオの花で飾りましょう
ユリやスミレもあちこちに散らして
四月をあちこちに撒きましょう!

【スズキ】
ユリを バラを散らしましょう
あたりじゅうを春の
散らしましょう ユリや、スミレを
四月をあちこちに撒きましょう!

【バタフライとスズキ】
[花を投げながら、穏やかな波のリズムに乗って踊りまわる]

投げましょう 手に一杯の
スミレやチューベローズを
バーベナの花冠を
それぞれの花の花びらを!
バーベナの花冠を
それぞれの花の花びらを!

[スズキは2つのランプをバタフライスが座っている化粧台の横に持ってくる]

【バタフライ】
[スズキに]
さあお化粧を手伝ってね
いいえ! まずは赤ちゃんを連れてきましょう

[スズキは左の部屋に行き子を連れてくるとバタフライの隣に座わらせる、バタフライは小さな手鏡を見て、悲しそうにつぶやく]


【バタフライ】
私はもう前の私ではないわ!
あまりにも多くのため息をこの口はついてしまったし
目は見つめ過ぎてしまったわ
あまりに熱心に遠くの方を
[スズキに]
顔に紅を塗りましょうね
[ブラシを取り、彼女の子供の頬に紅を塗る]

そしてあなたにもよ 赤ちゃん
夜更かしのせいでお前の顔を
青白い頬に見せたらいけないからね

【スズキ】
[彼女に静かにするように言う]
動かないでください 髪を整えますから

【バタフライ】
[考えながら笑顔になって]
何ておっしゃるでしょう!
伯父さんのボンゾは?
[不快そうな様子を見せて]
私の不幸にみんな満足してるんでしょう!
[それから笑みを浮かべ]
そしてヤマドリ、がっかりするんでしょう!
嘲笑し、侮辱し、馬鹿にし、
幸せをむしり取った恩知らずたちは!

【スズキ】
[化粧を終えて]
終わりました

【バタフライ】
[スズキに]
花嫁の時に着たオビを持ってきて
それを着たいのよ

[着物をバタフライが身に着けている間、スズキは子供にも大きくて軽い着物をほとんど包むようにして着せる]


【バタフライ】
最初の日にベールを身に着けた姿を見て頂きたいわ!
[子供の着物を着せ終えたスズキに]
そして赤いケシの花を髪に
[スズキはバタフライの髪に花を指しています、彼女はそれを見て満足する]
これでいいわ

[夜になる]

【バタフライ】
[子供のような優雅さで障子を閉めるようにスズキに合図をする]
障子の上に三つ 小さな穴をあけてそこから覗いてみましょう
ネズミのようなに静かにじっと見つめて待っていましょう...

夜はますます更けてくる。スズキは奥の障子を閉じる。バタフライは障子のところに子供を連れて来て...
...三つの穴を障子に開ける、ひとつは高いところに自分のためにの、少し低いところにスズキのためにもうひとつ、そしてずっと低いところに子供にためにひとつ。それから座布団の上に座っている子供に開けた穴から注意深く外を見ているように言い聞かせる。 スズキは障子のところにふたつのランプを持ってきて座り彼女も外を覗く。バタフライは一番上の穴の前に立って、彫像のようにじっと動かずに覗く、母とスズキの間でに子は、興味深そうに外を眺める

すっかり夜になっている、月の光が外から障子を照らしている
子供は、奥であおむけになって座布団の上に横たわっている スズキも座ったまま寝入っている、バタフライだけがが立ったまま動かないでいる]
ATTO SECONDO
Interno della casetta di Butterfly

Si alzo il sipario. Le pareti sono chiuse lasciando la camera in una semioscurità. Suzuki prega, raggomitolata davanti all'immagine di Budda: suona di quando in quando la campanella delle preghiere. Butterfly è stesa a terra, appoggiando la testa nelle palme delle mani.

SUZUKI
pregando
E Izagi ed Izanami, Sarundasico e Kami...
interrompendosi
Oh! la mia testa!
suona la campanella per richiamare l'attenzione degli Dei
E tu Ten-Sjoodaj!
con voce di pianto, guardando Butterfly
fate che Butterfly non pianga più,
mai più, mai più!

BUTTERFLY
senza muoversi
Pigri ed obesi son gli Dei giapponesi.
L'americano Iddio son persuasa
ben più presto risponde a chi l'imlori.
Ma temo ch'egli ignori
che noi stiam qui di casa.
rimane pensierosa

Suzuki si alza, apre la parete del fondo verso il giardino.

BUTTERFLY
Suzuki, è lungi la miseria?
Suzuki va ad un piccolo mobile ed apre un cassetto cercando delle monete.

SUZUKI
va presso Butterfly mostrandole poche monete
Questo è l'ultimo fondo.

BUTTERFLY
Questo? Oh! troppe spese!
ripone il danaro nel piccolo mobile e lo chiude

SUZUKI
sospirando
S'egli non torna e presto,
siamo male in arnese.

BUTTERFLY
decisa, alzandosi
Ma torna.

SUZUKI
crollando la testa
Tornerà!

BUTTERFLY
indispettita, avvicinandosi a Suzuki
Perché dispone
che il Console provveda alla pigione,
rispondi su!

Suzuki tace

BUTTERFLY
sempre insistendo
Perché con tante cure
la casa rifornì di serrature,
s'ei non volessi ritornar mai più?

SUZUKI
Non lo so.

BUTTERFLY
un poco irritata e meravigliata di tanta ignoranza
Non lo sai?
ritornando calma e con fiducioso orgoglio
Io te lo dico.
Per tener ben fuori le zanzare, i parenti
ed i dolori, e dentro,
con gelosa custodia, la sua sposa,
la sua sposa che son io: Butterfly.

SUZUKI
poco convinta
Mai non s'è udito
di straniero marito
che sia tornato al suo nido.

BUTTERFLY
furibonda afferra Suzuki
Ah! Taci! o t'uccido.
insistendo nel persuadere Suzuki
Quell'ultima mattina:
tornerete, signor? gli domandai.
Egli, col cuore grosso,
per celarmi la pena...
sorridendo rispose:
O Butterfly, piccina mogliettina,
tornerò colle rose alla stagion serena
quando fa la nidiata il petti rosso.
calma e convinta si sdraia per terra
Tornerà.

SUZUKI
con incredulità
Speriam.

BUTTERFLY
insistendo
Dillo con me: Tornerà.

SUZUKI
per compiacerla ripete, ma con dolore
Tornerà...
scoppia in pianto

BUTTERFLY
sorpresa
Piangi? Perché? perché?
Ah, la fede ti manca...
fiduciosa e sorridente
Senti.
fa la scena come s realmente vi assistesse e si avvicina poco a poco allo shosi del fondo
Un bel dì, vedremo
levarsi un fil di fumo
sull'estremo confin del mare.
E poi la nave appare.
Poi la nave bianca
entra nel porto,
romba il suo saluto.
Vedi? È venuto!
Io non gli scendo incontro. Io no.
Mi metto là sul ciglio del colle e aspetto,
e aspetto gran tempo e non mi pesa,
la lunga attesa.
E uscito dalla folla cittadina
un uomo, un picciol punto
s'avvia per la collina.
Chi sarà? chi sarà?
E come sarà giunto
che dirà? che dirà?
Chiamerà Butterfly dalla lontana.
Io senza dar risposta
me ne starò nascosta
un po' per celia...
e un po' per non morire al primo incontro,
ed egli alquanto in pena chiamerà,
chiamerà: piccina mogliettina
olezzo di verbena,
i nomi che mi dava al suo venire
a Suzuki
Tutto questo avverrà, te lo prometto.
Tienti la tua paura,
io consicura fede l'aspetto.

Butterfly e Suzuki si abbracciano commosse.
Butterfly congeda Suzuki, che esce dall'uscio di sinistra, e la segue mestamente collo sguardo.
Nel giardino compariono Goro e Sharpless. Goro guarda entro la camera, scorge Butterfly e dice a Sharpless che lo segue:

GORO
C'è. Entrate.
Goro sparisce nel giardino.

SHARPLESS
affacciandosi, bussa discretament contro la parete del fondo
Chiedo scusa...
Sharpless scorge Butterfly la quale udendo entrare qualcuno si è mossa.
Madama Butterfly...

BUTTERFLY
senza volgersi, ma correggendo
Madama Pinkerton. Prego.
si volge e riconoscendo il Console batte le mani per allegrezza
Oh!

Suzuki entra premurosamente e preparea un tavolino coll'occorrente per fumare.

BUTTERFLY
allegramente
Il mio signor Console, signor Console.

SHARPLESS
sorpreso
Mi ravvisate?

BUTTERFLY
facendo gli onori di casa
Benvenuto in casa americana.

SHARPLESS
Grazie.

Butterfly, invita il Console a sedere presso il tavolino: Sharpless si lascia cadere grottescamente su di un cuscino: Butterfly si siede dall'altra parte e sorride maliziosamente dietro il ventaglio vedendo l'imbarazzo del Console; poi con molta grazia gli chiede:

BUTTERFLY
Avi, antenati tutti bene?

SHARPLESS
ringrazia sorridendo
Ma spero.

BUTTERFLY
fa cenno a Suzuki di preparare la pipa
Fumate?

SHARPLESS
Grazie.
desideroso di spiegare lo scopo per cui è venuto, cava una lettera di tasca
Ho qui...

BUTTERFLY
interrompendolo, senza accorgersi della lettera
Signore, io vedo il cielo azzurro.
dopo aver tirata una boccata dalla pipa che Suzuki ha preparata, l'offre al Console.

SHARPLESS
rifiutando
Grazie...
tentando ancora di riprendere il discorso
Ho...

BUTTERFLY
depone la pipa sul tavolino e assai premurosa dice:
Preferite forse le sigarette americane?
ne offre

SHARPLESS
un po' seccato ne prende una
Grazie.
e tenta continuare il discorso
Ho da mostrarvi...
si alza

BUTTERFLY
porge a Sharpless un fiammifero acceso
A voi.

SHARPLESS
accende la sigaretta, ma poi la depone subito e presentando la lettera si siede sullo sgabello
Mi scrisse Benjamin Franklin Pinkerton.

BUTTERFLY
con grande premura
Davvero! È in salute?

SHARPLESS
Perfetta.

BUTTERFLY
alzandosi con grande letizia
Io son la donna più lieta del Giappone.
Suzuki è in faccende per preparare il thè.
Potrei farvi una domanda?

SHARPLESS
Certo.

BUTTERFLY
torna a sedere
Quando fanno il lor nido in America i pettirossi?

SHARPLESS
stupito
Come dite?

BUTTERFLY
Sì, prima o dopo di qui?

SHARPLESS
Ma perché?

Goro che si aggira nel giardino, si avvicina alla terrazza e ascolta, non visto, quanto dice Butterfly.

BUTTERFLY
Mio marito m'ha promesso,
di ritornar nella stagion beata
che il pettirosso rifà la nidiata.
Qui l'ha rifatta per ben tre volte
ma uò darsi che di là
usi nidiar men spesso.

Goro s'affaccia e fa una risata

BUTTERFLY
volgendosi
Chi ride
vedendo Goro
Oh, c'è il nakodo!
piano a Sharpless
Un uom cattivo.

GORO
avanzandosi e inchinandosi ossequioso
Godo...

BUTTERFLY
a Goro che s'inchina di nuovo e si allontana nel giardino
Zitto!
a Sharpless
Egli osò... No...
cambiando idea
prima rispondete alla dimanda mia.

SHARPLESS
imbarazzato
Mi rincresce, ma ignoro...
Non ho studiato ornitologia,

BUTTERFLY
Orni...

SHARPLESS
…tologia.

BUTTERFLY
Non lo sapete insomma.

SHARPLESS
ritenta di tornare in argomento
No. Dicevamo...

BUTTERFLY
lo interrompe, seguendo la sua idea
Ah, sì. Goro, appena B.F. Pinkerton
fu in mare mi venne ad assediare
con ciarle e con presenti per ridarmi
ora questo, or quel marito.
Or promette tesori per uno scimunito...

GORO
intervenendo per giustificarsi, entra nella stanza e si rivolge a Sharpless
Il ricco Yamadori
Ella è povera in canna.
I suoi parenti l'han tutti rinnegata.
al di là della terrazza si vede giungere il Principe Yamadori in un palanchino, attorniato dai servi

BUTTERFLY
vede Yamadori e lo indica a Sharpless sorridendo
Eccolo, attenti!

Yamadori, accolto da Goro genuflesso, scende dai palanchino, saluta il Console e Butterfly, che si è avvicinata alla parete del fondo; Yamadori si siede sulla terrazza rivolto rispettosamente verso Butterfly la quale s'inginocchia nella stanza.

BUTTERFLY
a Yamadori
Yamadori, ancor le pene dell'amor non v'han deluso?
Vi tagliate ancor le vene se il mio bacio vi ricuso?

YAMADORI
Tra le cose più moleste
è l'inutil sospirar.

BUTTERFLY
con graziosa malizia
Tante mogli omai toglieste,
vi doveste abituar.

YAMADORI
L'ho sposate tutto quante
e il divorzio mi francò.

BUTTERFLY
Obbligata.

YAMADORI
A voi però giurerei fede costante.

SHARPLESS
sospirando, rimette in tasca la lettera
Il messaggio, ho gran paura,
a trasmetter non riesco.

GORO
con enfasi, indicando Yamadori
Ville, servi, oro,
ad Omara un palazzo principesco.

BUTTERFLY
con serietà
Già legata è la mia fede...

GORO e YAMADORI
a Sharpless
Maritata ancor si crede.

BUTTERFLY
alzando di scatto
Non mi credo, sono, sono!

GORO
Ma la legge...

BUTTERFLY
Io non la so.

GORO
...per la moglie, l'abbandono al divorzio equiparò

BUTTERFLY
La legge giapponese
non già del mio paese.

GORO
Quale?

BUTTERFLY
Gli Stati Uniti

SHARPLESS
fra sè
Oh, l'infelice!

BUTTERFLY
nervosissima, accalorandosi
Si sa che aprir la porta
e la moglie cacciar per la più corta
qui divorziar si dice.
Ma in America questo non si può
a Sharpless
Vero?

SHARPLESS
imbarazzato
Vero... Però...

BUTTERFLY
lo interrompe rivolgendosi a Yamadori ed a Goro trionfante
Là un bravo giudice serio, impettito
dice al marito:
"Lei vuol andarsene? Sentiam perché"
"Sono seccato del coniugato!"
E il magistrato:
comicamente
"Ah, mascalzone, presto in prigione!"
per troncare il discorso ordina a Suzuki
Suzuki, il thè.
Butterfly va presso Suzuki che à già preparato il thè, e lo versa nelle tazze.

YAMADORI
sottovoce a Sharpless
Udiste?

SHARPLESS
sottovoce
Mi rattrista una sì piena cecità

GORO
sottovoce a Sharpless e Yamadori
Segnalata è già la nave di Pinkerton.

YAMADORI
disperato
Quand'essa lo riveda...

SHARPLESS
sottovoce ai due
Egli non vuol mostratsi.
Io venni appunto per levarla d'inganno...
vedendo che Butterfly, seguita da Suzuki, si avvicina per offrire il thè, tronca il discorso.

BUTTERFLY
offrendo il thè a Sharpless
Vostra Grazia permette?
apre il ventaglio e dietro a questo accenna ai due, ridendo
Che persone moleste!

Yamadori s'alza per andarsene

YAMADORI
sospirando
Addio. Vi lascio il cuor
pien di cordoglio: ma spero ancor...

BUTTERFLY
Padrone.
Yamadori s'avvia per uscire, poi torna indietro presso Butterfly.

YAMADORI
Ah! se voleste...

BUTTERFLY
Il guaio è che non voglio...

Yamadori, dopo aver salutato Sharpless, sospirando, se ne va, sale nel palanchino e si allontana seguito dai servi e da Goro. Butterfly ride ancora dietro il ventaglio. Sharpless siede sullo sgabello, assume un fare grave, serio, poi con gran rispetto ed una certa commozione invita Butterfly a sedere, e torna a tirar fuori di tasca la lettera.

SHARPLESS
Ora a noi. Sedete qui;
mostrando la lettera
legger con me volete questa lettera?

BUTTERFLY
prendendo la lettera
Date.
baciandola
Sulla bocca,
mettendola sul cuore
sul cuore...
a Sharpless, gentilmente
Siete l'uomo migliore del mondo.
Incominciate.
rende la lettera e si mette ad ascoltare cola massima attenzione

SHARPLESS
leggendo
"Amico, cercherete quel bel fior di fanciulla..."

BUTTERFLY
non può trattenersi e con gioia esclama
Dice proprio così?

SHARPLESS
serio
Sì, così dice, ma se ad ogni momento...

BUTTERFLY
rimettendosi tranquilla, torna ad ascoltare
Taccio, taccio, più nulla.

SHARPLESS
"Da quel tempo felice,
tre anni son passati."

BUTTERFLY
interrompe la lettura
Anche lui li ha contati!

SHARPLESS
riprende
"E forse Butterfly non mi rammenta più.

BUTTERFLY
sorpresa molto, volgendosi a Suzuki
Non lo rammento? Suzuki, dillo tu.
ripete come scandolezzata le parole della lettera
"Non mi rammenta più"!

Suzuki esce per la porta di sinistra asportando il thè.

SHARPLESS
fra sè
Pazienza!
sèguita a leggere
"Se mi vuol bene ancor, se m'aspetta"

BUTTERFLY
prendendo la lettera dallo mani di Sharpless, esclama con viva tenerezza:
Oh, le dolci parole!
baccia la lettera
Tu, benedetta!

SHARPLESS
riprende la lettera e seguita a leggerla imperterrito ma con voce tremante per l'emozione
A voi mi raccomando, perché vogliate con circospezione prepararla...

BUTTERFLY
con affanno, ma lieta
Ritorna...

SHARPLESS
...al colpo...

BUTTERFLY
si alza saltando di gioia e battendo le mani
Quando? presto! presto!

SHARPLESS
sbuffando
Benone! 
si alza di scatto eripone la lettera in tasca
fra sè
Qui troncarla conviene...
indispettito
Quel diavolo d'un Pinkerton!
guarda Butterfly negli occhi serîssimo
Ebbene, che fareste, Madama Butterfly,
s'ei non dovesse ritornar più mair?

BUTTERFLY
immobile, come colpita a morte, china la testa e risponde con sommessione infantile, quasi balbettando:
Due cose potri far:
tornar a divertir la gente, col cantar...
oppur, meglio, morire.

Sharpless è vivamente commosso e passeggia agitatissimo; poi torna verso Butterfly, le prende le due mani e con paterna tenerezza le dice:

SHARPLESS
Di strapparvi assai mi costa dai miraggi ingannatori.
Accogliete la proposta di quel ricco Yamadori.

BUTTERFLY
con voce rotta dal pianto e ritirando le mani
Voi, voi, signor,
mi dite questo! Voi?

SHARPLESS
imbarazzato
Santo Dio, come si fa?

BUTTERFLY
batte le mani e Suzuki accorre
Qui, Suzuki, presto, presto,
che Sua Grazia se ne va.

SHARPLESS
fa per avviarsi ad uscire
Mi scacciate?

Butterfly, pentita, corre a Sharpless e singhiozzando lo trattiene

BUTTERFLY
Ve ne prego: già l'insistere non vale.
congeda Suzuki, la quale va nel giardino

SHARPLESS
scusandosi
Fui brutale, non lo nego.

BUTTERFLY
dolorosamente, portandosi la mano al cuore
Oh, mi fate tanto male,
tanto male, tanto, tanto!

Butterfly vacilla; Sharpless fa per sorreggerla, ma Butterfly si domina subito

BUTTERFLY
Niente, niente!
Ho creduto morir.
Ma passa presto come passan le nuvole sul mare.
prendendo una risoluzione
Ah! m'ha scordata?

Butterfly corre nella stanza di sinistra.
Butterfly rientra trionfalmente tenendo il suo bambino seduto sulla spalla sinistra e lo mostra a Sharpless gloriandosene.

BUTTERFLY
con entusiasmo
E questo? E questo?
E questo, egli potrà pure scordare?
depone il bambino a terra e lo tiene stretto a sè

SHARPLESS
con emozione
Egli è suo?

BUTTERFLY
indicando mano mano
con dolcezza e con un po' di agitazione
Chi vide mai a bimbo del Giappon occhi azzurrini?
E il labbro? E i ricciolini d'oro schietto?

SHARPLESS
sempre più commosso
È palese, e Pinkerton lo sa?

BUTTERFLY
No. No.
con passione
È nato quand'egli stava
in quel suo gran paese.
Ma voi
accarezzando il bimbo
gli scriverete
che l'aspetta un figlio senza pari!
E mi saprete dir s'ei non s'affretta
per le terre e pei mari!
mettendo il bimbo a sedere sul cuscino e inginocchiandosi vicino a lui bacia teneramente il bambino
Sai cos'ebbe cuore di pensare
indicando Sharpless
quel signore?
pigliando il bimbo in braccio
Che tua madre dovrà prenderti in braccio
ed alla pioggia e al vento andar per la città
a guadagnarsi il pane e il vestimento.
Ed alle impietosite genti
la man tremante stenderà
gridando: Udite, udite
la triste mia canzon.
A un infelice madre la carità,
muovetevi a pietà...
si alza, mentre il bimbo rimane seduto sul cuscino giocando con una bambola
E Butterfly, orribile destino, danzerà per te,
E come fece già
rialza il bimbo e colle mani levate lo fa implorare
La Chesha canterà!
E la canzon giuliva e lieta in un sighizzo finirà!
Ah! no, no! questo mai!
buttandosi a' ginocchi davanti a Sharpless
questo mestier che al disonore porta!
Morta! morta! Mai più danzar!
Piuttosto la mia vita vo' troncar!
Ah! Morta!
cade a terra vicino al bimbo che abbraccia strettamente ed accarezza con moto convulsivo

SHARPLESS
non può trattenere le lagrime
Quanta pietà!
vincendo la propria emozione
Io scendo al piano. Mi perdonate?
Butterfly con atto gentile dà la mano a Sharpless che la stringe nelle sue con effusione.

BUTTERFLY
volgendosi al bimbo prende una mano e la mette in quella di Sharpless
A te, dàgli la mano.

SHARPLESS
I bei capelli biondi!
lo bacia
Caro, come ti chiamano?

BUTTERFLY
al bimbo, con grazia infantile
Rispondi: Oggi il mio nome è Dolore.
Però dite al babbo, scrivendogli,
che il giorno del suo ritorno,
alzandosi
Gioia, Gioia mi chiamerò!

SHARPLESS
Tuo padre lo saprà, te lo prometto...
fa un saluto a Butterfly ed esce rapidamente dalla porta di destra

SUZUKI
di fuori, gridando
Vespa! Rospa maledetto!
entra trascinando con violenza Goro che tenta inutilmente di sfuggirle.
Grido acuto di Goro.

BUTTERFLY
a Suzuki
Che fu?

SUZUKI
Ci ronza intorno il vampiro!
e ogni giorno ai quattro venti spargendo va
che niuno sa chi padre al bimbo sia!
lascia Goro

GORO
protestando, con voce di paura
Dicevo... solo...
che là in America
avvicinandosi al bambino e indicndolo
quando un figliolo è nato maledetto
Butterfly istintivamente si mette innanzi al bambino, come per difenderlo.
trarrà sempre reietto la vita fra le genti!
grido selvaggio di Butterfly
corre presso al reliquario e prende il coltello che sta appeso

BUTTERFLY
con voce selvaggia
Ah! tu menti! menti! menti!
Ah! menti!
afferra Goro, che cade a terra, e minaccia d'ucciderlo. Goro emette grida fortissime, disperate, polungate.

BUTTERFLY
Dillo ancora e t'uccido!

SUZUKI
No!
intromettendosi: poi, spaventat a tale scena, prende il bimbo e lo porta nella stanza a sinistra

BUTTERFLY
lo respinge col piede
Va via!

Goro fugge. Butterfly rimane immobile come impietrita.
Butterfly si scuote a poco a poco e va a riporre il coltello.

BUTTERFLY
volgendo commossa il pensiero al suo bambino
Vedrai, piccolo amor,
mia pena e mio conforto,
mio piccolo amor...
Ah! vedrai che il tuo vendicator
esaltandosi
ci porterà lontano, lontan, nella sua terra,
lontan ci porterà

Colpo di cannone sulla scena.

SUZUKI
Il cannone del porto!

Butterfly e Suzuki corrono verso il terrazzo.

SUZUKI
Una nave da guerra...

BUTTERFLY
Bianca, bianca...
il vessillo Americano delle stelle...
Or governa per ancorare.
prende sul tavolino un cannocchiale e corre sul terrazzo ad osservare
tutta tremante per l'emozione, appunta il cannocchiale verso il porto e dice a Suzuki:
Reggimi la mano ch'io ne discerna il nome,
Il nome, il nome.
Eccolo: Abramo Lincoln!
dà il cannocchiale a Suzuki e rientra nella stanza in preda a una grande esaltazione
Tutti han mentito! tutti, tutti!
sol io lo sapevo, sol io che l'amo.
a Suzuki
Vedi lo scimunito tuo dubbio?
È giunto! è giunto!
è giunto! proprio nel punto
che ognun diceva: piangi e dispera...
Trionfa il mio amor! il mio amor;
la mia fe' trionfa intera:
ei torna e m'ama!
giubilante, corre sul terrazzo
a Suzuki che l'ha seguita sul terrazzo
Scuoti quella fronda di ciliegio
e m'innonda di fior.
Io vo' tuffar nella pioggia odorosa
l'arsa fronte.
singhiozzando per tenerezza

SUZUKI
calmandola
Signora, quetatevi... quel pianto...

BUTTERFLY
ritorna con Suzuki nella stanza
No, rido, rido!
Quanto lo dovermo aspettar?
Che pensi? Un'ora!

SUZUKI
Di più!

BUTTERFLY
Due ore forse.
aggirandosi per la stanza
Tutto, tutto sia pien di fior,
come la notte è di faville.
accenna a Suzuki di andare nel giardino
Va pei fior.

Suzuki si avvia; giunta sul terrazzo si rivolge a Butterfly.

SUZUKI
dal terrazzo
Tutti i fior?

BUTTERFLY
a Suzuki gaiamente
Tutti i fior, tutti, tutti.
Pesco, viola, gelsomin,
quanto di cespo, o d'erba, o d'albero fiorì.

SUZUKI
nel giardino ai piedi del terrazzo
Uno squallor d'inverno sarà tutto il giardin!
coglie fiori nel giardino

BUTTERFLY
Tutta la primavera voglio che olezzi qui.

SUZUKI
dal giardino
Uno squallor d'inverno sarà tutto il giardin.
appare ai piedi del terrazzo con un fascio di fiori che sporge a Butterfly
A voi signora.

BUTTERFLY
prendendo i fiori dalle mani di Suzuki
Cogline ancora.
Butterfly dispone i fiori nei vasi, mentre Suzuki scende ancora nel giardino.

SUZUKI
dal giardino
Soventi a questa siepe veniste a riguardare
lungi, piangendo nella deserta immensità.

BUTTERFLY
Giunse l'atterso, nulla più chiedo al mare;
diedi pianto alla zolla, essa i suoi fior mi dà.

SUZUKI
appare nuovamente sul terrazzo colle mani piene di fiori
Spoglio è l'orto.

BUTTERFLY
Spoglio è l'orto?
Vien, m'aiuta.

SUZUKI
Rose al varco della soglia.
Butterfly e Suzuki spargono fiori ovunque

BUTTERFLY
Tutta la primavera

SUZUKI
Tutta la primavera

BUTTERFLY
voglio che olezzi qui.

SUZUKI
voglio che olezzi qui.

BUTTERFLY
Seminiamo intorno april,

SUZUKI
Seminiamo intorno april.

BUTTERFLY
seminiamo intorno april!

SUZUKI
Tutta la primavera, tutta, tutta.

BUTTERFLY
gettando fiori
Tutta la primavera
voglio che olezzi qui...

SUZUKI
Gigli? viole?

BUTTERFLY
intorno, intorno spandi.

SUZUKI
Seminiamo intorno april.

BUTTERFLY
Seminiamo intorno april.
Il suo sedil s'inghirlandi,
di convolvi s'inghirlandi;
gigli e viole intorno spandi,
seminiamo intorno april!

SUZUKI
Gigli, rose spandi,
tutta la primavera,
spandi gigli, viole,
seminiamo intorno april!

BUTTERFLY e SUZUKI
gettando fiori mentre colla persona seguono il ritmo con un blando ondeggiare di danza
Gettiamo a mani piene
mammole e tuberose,
corolle di verbene,
petali d'ogni fior!
Corolle di verbene,
petali d'ogni fior!

Suzuki dispone due lampade vicino alla toeletta dove si accoscia Butterfly.

BUTTERFLY
a Suzuki
Or vienmi ad adornar.
No! pria portami il bimbo.

Suzuki va nella stanza a sinistra e porta il bambino che fa sedere vicino a Butterfly, mentre questa si guarda in un piccolo specchio a mano e dice tristamente:

BUTTERFLY
non son più quella!
Troppi sospiri la bocca mandò,
e l'occhio riguardò
nel lontan troppo fiso.
a Suzuki
Dammi sul viso un tocco di carmino
prende un pennello e mette del rosso sulle guanciee del suo bimbo
ed anche a te, piccino,
perché la veglia non ti faccia
vôte per pallore le gote.

SUZUKI
invitandola a stare tranquilla
Non vi movete, che v'ho a ravviare i capelli.

BUTTERFLY
sorridendo a questo pensiero
Che ne diranno!
E lo zio Bonzo?
con una punta di stizza
già del mio danno tutti contenti!
sorridente
E Yamadori coi suoi languori!
Beffati, scornati, beffati,
spennati gli ingrati!

SUZUKI
ha terminato la toeletta
È fatto.

BUTTERFLY
a Suzuki
L'obi che vestii da sposa.
Quà' ch'io lo vesta.

Mentre Butterfly indossa la veste, Suzuki mette l'altra al bambino, avvolgendolo quasi tutto nelle pieghe ampie e leggere.

BUTTERFLY
Vo' che mi veda indosso il vel del primo dì!
a Suzuki, che ha finito d'abbigliare il bambino
E un papvero rosso nei capelli.
Suzuki punta il fiore nei capelli di Butterfly, che se ne compiace.
Così.

È sera.

BUTTERFLY
con grazia infantile fa cenno a Suzuki di chiudere lo shosi.
Nello shosi or farem tre forellini per riguardar,
e starem zitti come topolini ad aspettar...

Scende sempre più la notte. Suzuki chiude lo shosi nel fondo. Butterfly conduce il bambino presso lo shosi...
... fa tre fori nello shosi: uno alto per sè, uno più basso per Suzuki ed il terzo ancor più basso pel bimbo, che fa sedere su di un cuscino, accennandogli di guardare attento fuori del foro preparatogli. Suzuki dopo aver portato le due lampade vinico alle shosi, si accoscia e spia essa pure all'esterno. Butterfly si pone innanzi al foro più alto e spiando da esso rimane immbile, rigida come una statua; il bimbo, che sta fra la madre e Suzuki, guarda fuori curiosamente.

È notte; i raggi lunari illumniano dall'esterno lo shosi.
Il bimbo si addormenta, rovesciandosi all'indietro, disteso sul cuscino e Suzuki si addormenta pure, rimandendo accosciata: solo Butterfly rimane sempre ritta ed immobile.


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@ 藤井宏行



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