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第2場

(第1場と同じ大広間)

(回廊は完全にカーテンで覆われており、舞台右手のバルコニーへの窓(重そうな生地のカーテンがかかっている)も舞台左手のカーテンも同様に閉じられている。舞台左手前方では、ソファーが大きな幅を閉めており、その脇には給仕用テーブルが置かれている。イーゼルには何も無く、ルルの絵は逆さまになって暖炉に立てかけられている。広間は、下までヴェールで覆われたテーブル上のフロアスタンドでようやく照らし出されているにすぎない。その他の点においても、第1場とは対照的な薄暗く、埃まみれの、人の気配の無い空間であり、わざと外光からは遮断されている。給仕用テーブルの上には、コーヒーメーカー、コーヒーカップ、リキュールが置いてある)

ALWA
(入口の扉の前で、音も無く、きわめてゆっくりと行ったり来たりしている。深く物思いに沈み込んで)

GRÄFIN GESCHWITZ
(肘掛椅子に座っている。ぴったりした黒い衣裳に身を包み、クッションの上に身を横たえて、膝にはチェックの膝かけを掛けている)

RODRIGO
(従僕のような服装をして、寝椅子の上にふんぞり返っている)
まるで楽長さんみてえに待たせるじゃねえかよ。

GRÄFIN GESCHWITZ
(かすかに体をびくっとさせて)
お願いだから、話なんかしないで!
お茶でも飲んでて!たまにブラックコーヒーを一口やればいいのよ。

RODRIGO
俺には、さっぱり腑に落ちねえ。
こんなことがあった後で、あの女が更にいい女になったなんてことは。

GRÄFIN GESCHWITZ
今まで見た中で、いちばん素晴らしいわ。

RODRIGO
あんたと同じように、あの女もコレラにかかったんだろ・・・


GRÄFIN GESCHWITZ
あたしたちなら、あの世行きになることが、あの人にとっては力と健康の源になるのよ。

RODRIGO
そいつは素敵だ、愉快なこった・・・
だが、俺は今晩、いっしょには行かねえぜ。

GRÄFIN GESCHWITZ
この期に及んで、花嫁さんを一人っきり旅立たせようと言うの?

RODRIGO
まず第一にだな・・・ピンチになると必ず駆け付けるあのじじいが一緒に行くだろうからよ。第二には・・・俺はコスチュームが出来上がるまでは待っていなけりゃならんのよ。
淡いピンク色の体操着を作らせておいたのさ。これで万一、外国で成功しなかったら、「どぶクサ野郎」とでも名乗るさ・・・!
問題は、せっかくのいい印象が、このぶよぶよした腹で台無しになってしまうことだ。この大がかりな陰謀に参加したせいだぜ。
健康な体なのに3ヶ月も病院で横たわっていりゃあ、落ちぶれた浮浪者だって、丸々太った豚みたいになっちまうぜ。



GRÄFIN GESCHWITZ
(不機嫌な気持ちを押し殺して、アルヴァの方を向く)
ねえ、この人、一緒に行かないなんて言うのよ!

ALWA
(深い物思いから、我に返って)
あなたの立てた救出プランがうまく行くかどうか、まだ確信が持てないんです。ですが、あなたの献身と行動力、人間離れした死を怖れない気持ちは、どう言ったらいいかわからないほど、ぼくを感嘆させるのです。
ゲシュヴィッツ伯爵令嬢。あなたがどれほど金持ちなのか、ぼくにはわかりません。ですが、かくも困難な事業を成功させるための出費は、あなたの家計を破綻させたに違いありません。
よろしければ、1千万円融資させていただけませんか?それぐらい現金で用意することは、ぼくにとっては何でもないのです。


(回廊から大きな足音が聞こえて来る)

GRÄFIN GESCHWITZ
(足音に耳を澄まして)
やっと来たわ!

(階段上のカーテンが開くと)

SCHIGOLCH
(丈の長い黒いフロックコートを着て、右手にはグレーの晴雨兼用傘を持ち、カーテンの奥から歩み出て来る。
そのまま前のほうに出て来るが、セリフは何度もあくびで中断される)ったく、いまいましい、真っ暗闇だぜ!

GRÄFIN GESCHWITZ
(辛そうに、膝掛けをはねのけると)
すぐ行くわよ!

RODRIGO
(のらくらと寝椅子の上で体を伸ばして)
伯爵令嬢様ときたら、3日も光を見てねえからな。


SCHIGOLCH
(しんどそうに、ようやく階段を全部下りきって)

今日は、朝から・・・走り回ったぜ・・・パスポートと
トランクを探してな。

GRÄFIN GESCHWITZ
(立ち上がろうとして、シゴルヒに)
手を貸して!

RODRIGO
(相変わらず寝そべりながら)
パリの上等のホテルをご紹介しますぜ。
従業員はみんなベルリンっ子・・・

GRÄFIN GESCHWITZ
(相変わらず立ち上がろうとして)
ねえ、手を貸して!

RODRIGO
(言葉を続ける)
 ・・・あのホテルなら、どこよりも警察から身を守れるぜ。

GRÄFIN GESCHWITZ
(シゴルヒに支えられて立ち上がると、シゴルヒに向かって)

この男ったら、今晩・・・あの人とあなたを二人だけで発たせようというのよ。

SCHIGOLCH
(ロドリーゴに)
ふん、感染するのが怖いんだろ?

RODRIGO
どのみち害は無いじゃないか。
ハネムーンの前に、ちょっとぐらい外の空気を吸ったって。


ALWA
(手に札入れを持って、ゲシュヴィッツに)
この中に1千万円入っています。

GRÄFIN GESCHWITZ
(テーブルの脇にある椅子の背もたれによりかかって)
ありがと。でも、いいわ。

ALWA
受け取ってください。

GRÄFIN GESCHWITZ
(シゴルヒに)
さあ、もう行くのよ!

SCHIGOLCH
あせりなさいますな、お嬢様・・・ネコみたいにひとっ飛びすりゃ・・・すぐ病院ですぜ。
(息を深く吸い込みながら)
5分もすりゃ・・・あの女を連れて、戻って来られますから。

GRÄFIN GESCHWITZ
でも、もう行きましょう!

RODRIGO
(独り言で)
 ・・・「あの女を連れて」か・・・

ALWA
(中央の扉を指差して)
こっちのほうが近いですよ。

(二人を扉まで送って行く)

GRÄFIN GESCHWITZ und SCHIGOLCH
(退場)

RODRIGO
(アルヴァと二人っきりになり、寝椅子の上で、つと身を起こして)
あんたは、あのいかれたロケットみてえな女に、まだ金をやろうってんですかい!?

ALWA
だから、何だと言うんだ?

RODRIGO
あっしの家計もやっぱり破綻しましてね・・・
まず第一に、あっしは3ヶ月まるまる病院で寝てたんですぜ。
あの場所を偵察するためにね。しかも、そんなに長く居続けるために、苦労して体調を整えまでしたんですから。
そして今は、あんたというドクターの給仕として働いている。
部外者を誰も入れられないという理由でね。

結局、あっしの思いは一つでさあ。あの女を「当代きってのカワイイ空中アスリート」に仕立て上げるんです。
そのために喜んで命を賭けているんです・・・。いったい、花嫁のために、こんなにしてあげた花婿がどこにいるってんです!?

ALWA
支出した金は、ゲシュヴィッツのお嬢様が一円も欠かさず弁済したはずだ。
そのうえ、ぼくの知る限りでは、毎月50万円もの月給すらもらっているというじゃないか。
あの令嬢が、不運な殺人犯に寄せている愛は、時として理解に苦しむほどのものだよ。
逆に、はっきりしているのは、ゲシュヴィッツ伯爵令嬢のヒロイックな行動が、たまたま君に幸運をもたらさなかったら、
君は一文なしの酔っ払いで、どっかのどぶの中に横たわってるだろうってことだ。

RODRIGO
じゃあ、あんたはどうなってたってんだよ?もし、あんたの親父が編集していたイエローペーパーを20億円で売り払っていなかったら?あんたこそ、今頃、一体何してたんだ?
たしかに、俺の花嫁のふくらはぎをヒロインにしたひでえオペラを1曲書いたさ。でも、宮廷劇場では上演されてもいない。あんたは、パジャマ野郎だ!この、鼻たれ小僧め!


(ノックの音)

ALWA
誰だ?

RODRIGO
俺の花嫁さ!丸一年、お目にかからなかったな。


ALWA
まだ戻って来るはずがない。

RODRIGO
こんちくしょう!じゃあ、あんたが開けろよ!

ALWA
隠れてろ!

RODRIGO
(ひとっ飛びして舞台左手前方のカーテンの後ろに身を隠す。アルヴァが扉を開ける)

DER GYMNASIAST<中学生
(手に帽子を持ったまま、息せき切って走り込んで来る)

ALWA
どなた?ぼくを・・・
(例の中学生だと気が付いて)
君は・・・。何の用だい?どこから来たんだ?

DER GYMNASIAST
(まだ息を切らしながら)
けさ・・・少年院から・・・脱走して来たんだ。


ALWA
いったい、ぼくに何の用なんです?

DER GYMNASIAST
お願いだ。手を貸してください。あの人を解放するプランがあるんです。

ALWA
あの人?いったい誰のことだい?
何のプランだって?ぼくに何の関係が?

DER GYMNASIAST
そんなことをいちいち説明しなきゃいけないほど、あの女性は、あなたにとってどうでもいい存在じゃないはずだ・・・
あなたの予審判事への証言は、弁護士のどんな弁護よりも、
あの人の役に立ったんだから。

ALWA
君こそ、あの女を減刑するための
最良の証人だったじゃないか!

DER GYMNASIAST
でも誰もぼくのことを信じてくれなかった。宣誓一つさせてもらえなかったもんな。

RODRIGO
(カーテンの後ろから現れて、わざと下手くそな演技でとぼけながら)
これはこれは、男爵様・・・カフェの用意は、ピアノ室にいたしましょうか?それともベランダがようございましょうか?

DER GYMNASIAST
こいつ、どこから出てきたんだ?
おんなじ扉からじゃないか!同じ扉から飛び出て来た!

ALWA
給仕として雇ったのさ。信頼できる男だからね。

DER GYMNASIAST
ぼくはバカだ!

RODRIGO
(いつもの本当の姿に戻って)
いなくて寂しかったぜ。
もう一度目の前に現れたら、
脳味噌をグチャグチャに叩き割ってやろうと思ってたんだ!

ALWA
黙っていろ!

DER GYMNASIAST
ぼくはバカだ!

RODRIGO
(中学生に)
あの女が3週間前に死んだことを知らねえのかよ?


DER GYMNASIAST
ウソを言うな!

RODRIGO
ホントに何にも知らねえんだな?
(ポケットから新聞を取り出す)
読んでみなよ!これさ・・・。
「シェーン博士殺しの女、コレラに・・・」

DER GYMNASIAST
(新聞の紙面を覗き込んで)
「シェーン博士殺しの女、コレラに・・・」

RODRIGO
(中学生に続きを隠そうとして、人差し指をその部分に置いて)

「コレラに・・・」

DER GYMNASIAST
「かかる」
(ロドリーゴの手から新聞紙をつかみ取ると)
死んだとは、書いていないじゃないか。

RODRIGO
他にどうしようもねえだろ?
3週間前から、墓場のすぐ左のすみっこの、
肥えだめの脇で、おねんねしてるぜ!

DER GYMNASIAST
(アルヴァに)
あの人が死んだって本当なんですか?

ALWA
ありがたいことに、本当だ!

DER GYMNASIAST
(空っぽのイーゼルを見やりながら)
ぼくの命は、もう無価値だ。せっかく、あの人の幸せのために捧げようと思っていたのに・・・
ああ、もう・・・どうにでもなれ!
もう、悪魔にでもさらわれっちまいたい!

RODRIGO
(身振りをつけて)
じゃあとっとと、出てけよ!

ALWA
お引き取り願います。
(中学生を扉まで送って行こうとする)

DER GYMNASIAST
ぼくはバカだ!

RODRIGO
(中学生の首根っこをつかんで)
出てけ!
(舞台中央の扉から放り投げる・・・戻ってくると)
あんたが、あのガキに、ビタ一文やらなかったのには、びっくりしましたぜ。

ALWA
下品な言い方はやめてもらえないか!
君は、あの少年の小指ほどの価値もないんだから!

(回廊上から、引きずるような足音が聞こえて来る)

RODRIGO
さあさあ、お出ましだぞ。俺の花嫁。未来の「当代きってのスター空中アスリート」が。

(階段上のカーテンがさっと二つに割れる)

LULU
(ゲシュヴィッツの黒い服を着て、シゴルヒの腕にもたれつつ、足を引きずりながら、ゆっくりと階段を降りて来る)

SCHIGOLCH
がんばろうね、ルルちゃん・・・今日中には国境を越えなくちゃいけないからね。

RODRIGO
(呆然とした目で、ルルの様子をじっと見つめる)
こいつはたまげた!驚天動地!

LULU
(よぼよぼの状態のままロドリーゴとシゴルヒの前に立って)
ゆっくりよ!そんなに速く歩けない・・・

RODRIGO
(怒りをどんどん募らせながら)
そんなオオカミみてえに細い面(つら)で、ここに
現れようったあ、一体どこまで恥知らずなんだ?

SCHIGOLCH
黙れ!トンチキめ!

RODRIGO
俺は警察に行くぜ!訴えてやる!
こんな女のレオタード姿なんて見られたものかい!

ALWA
この人を侮辱するのはよせ。

RODRIGO
侮辱、だって言うのかよ!
こんなガイコツ女のために、俺は太鼓っ腹になったってのかよ。もう、どこにも勤められねえってのに。
今すぐこの場で稲妻に打たれた方がマシだぜ。
もし、てめえらの詐欺行為から、
それなりの食い扶持を手にできなかったらよ。
(早くも外に向かいながら)
俺は警察に行くぞ!せいぜい、いい旅をな!
(退場)

SCHIGOLCH
行けばいいさ・・・!行けば!

LULU
あんな人、願い下げだわ!

SCHIGOLCH
うまく追っぱらえたぜ!

ALWA
良かった!

SCHIGOLCH
(もったいぶった様子で)
じゃあ、寝台車の切符を手に入れてくるぜ。
(ルルに)
30分もしたら迎えに来るからな。

LULU
わかったわ・・・

SCHIGOLCH
(アルヴァに)
おはようございます・・・博士どの!

ALWA
こんばんは、だろう!?

SCHIGOLCH
どうぞおくつろぎくださいませ!・・・また会う日まで!・・・たっぷりお楽しみを!(退場)

LULU
(軽やかに身を起こすと、それからは、何の演技もなく、はじけるような元気な声になって)
ああ、自由!天にも昇る気持ちよ!

ALWA
一杯どうだい?

LULU
2年間も、居間を見なかったのよ・・・。カーテンも、寝椅子も、絵だって・・・

ALWA
(ルルにグラスを差し出しながら)
ベネディクティン・リキュールだよ。

LULU
むかしのことを思い出すわ。
(飲みながら、辺りを見回して)
あたしの絵はどこ?

ALWA
(もう一つのグラスに酒を注ぎながら、暖炉の方を指差す)

ちゃんとあるさ!画面を暖炉のほうに向けておいたんだ。


LULU
あたしがいない間、見たりはしなかったの?

ALWA
あのゲシュヴィッツなら、喜んで自分の家に飾っただろうけどね。
でも、あそこでは家宅捜索が予定されていたからね!

LULU
(陽気に)
あの哀れな怪物は、
あたしの代わりに刑務所行きよ!

ALWA
まだ良く分かっていないんだ。いったい、個々の出来事がどう関係し合っているのか・・・

LULU
そうね。ゲシュヴィッツのお膳立ては、それは見事で賢いものだったわ。あの発想力には、あたしも舌を巻いたわ。
ハンブルクでは、この夏、コレラが猛威を振るったそうね。

あの女が立てた、あたしの救出計画は、それを利用したものだったの。
まずここで看護師になるための講習を受け、必要な資格を全部取った。それからハンブルクに旅立ち、コレラ患者の看護をしたのよ。巡って来た最初のチャンスを捉えて、あの女は患者の下着を着たわ。その下着は、今しがたそれを着て患者が死んだばかりで、ほんとなら焼却処分されるはずだったの。
その日の朝のうちに、あの女は早くもここに戻って来て、あたしが入っていた刑務所の独房にやって来た。そして看守が外に行ったすきに、素早く下着を交換したわけ。

ALWA
なるほど。それで、君とゲシュヴィッツとが、同じ日にコレラを発病したってわけか!?

LULU
そうよ!そういうわけ・・・
ゲシュヴィッツは、もちろんすぐに自宅から病院に運ばれ、隔離病棟の小屋に閉じ込められたわ。
あたしにしたって、他にどこに連れて行きようがあるかしら。だから、あたし達は病院の裏手のその隔離病棟の一室で一緒に寝ることになったわ。
その日からゲシュヴィッツは、あらゆる手段を尽くして、できるだけあたし達の顔をそっくりに見せるようにした。
おととい、あの女は治療が済んで退院したわ。でも、たった今、あの女はまたやって来た。「時計を忘れた」と言ってね。
あたしはあの女の服を着て、あの女はあたしの囚人服を着た。だから、あたしは出て来たってわけ。
(愉快そうに)
今や向こうでシェーン博士殺しの女として横たわっているのは、あの女なのよ・・・

ALWA
(ルルの絵をイーゼルの上に立て掛けながら)
君は、今も十分、この絵の中の姿と張り合うことができるよ。

LULU
そうは言っても、顔がやせちゃったでしょう。

ALWA
入って来た時は、ひどくやつれて見えた。

LULU
あの体操家を厄介払いするためには、そうでもしなきゃね。・・・ねえ、キスしてくれる!

ALWA
君の両眼のほのかな輝きは、深い泉の中に石を投げ入れた時の水面のようだよ。

LULU
ねえ、来て!
(寝椅子の上の自分の隣に、アルヴァを導く)

ALWA
(心を込めてルルにキスをし、その後、そっと体を離す)

君の唇、ちょっと、痩せた感じだ。

LULU
あたしが嫌いになった?
(熱を込めてアルヴァに近付いて行き、情熱的なキスをする)


ALWA
ああ・・・!ああ・・・!きっと書くよ・・・
君の素晴らしさを讃える賛歌を。

LULU
(まるで何事も無かったかのように)
ムカつくのは、このひどい靴だわ。

ALWA
そんなことで君の魅力が失せたりするものか。お出で、かわいい人!

LULU
落ち着いて!あたし、君のお父さんを撃ち殺したのよ。

ALWA
だからって愛が揺らぐことなんかあるものか・・・
おいで!キスしよう!キスを!キスを!!!

LULU
じゃあ、頭を反らして!
(控え目にアルヴァにキスをする)

ALWA
この子供みたいな大きなお眼々がなかったら、
ぼくは、君のことを、男を破滅させる
すれっからしのあばずれとしか思えなかったはずだ。

LULU
(機嫌良さそうに)
むしろ、そうだったら、良かったのに!
(両手をアルヴァの髪の中に入れて)
今日中に、国境を越えるのよ!
そしたら、会いたい時にいくらでも会えるんだから。

ALWA
 ・・・会いたい時に、いくらでも会える・・・

LULU
いくらでもね・・・

ALWA
いくらでも・・・?

LULU
い・・・く・・・らでも・・・

ALWA
この服ごしに感じる君の肉体(からだ)は、まるで音楽のようだ・・・この「くるぶし」・・・優美なグラツィオーゾ。魅力的なふくらはぎ・・・歌うようなカンタービレだ。
この膝は?神秘のミステリオーゾ。
お次は、ああ、圧倒的な快楽のアンダンテ・・・!
この、ほっそりしたライバルは、お互い美しさではひけを取らないと思っているから、今は仲睦まじく寄り添っている。
でも、ひとたび気まぐれな女主人が目を覚ますと、
この恋敵たちは、まるで磁石の対極のように、
二つに引き剥がされていくんだ・・・ぼくは君へのオードを歌い続けるよ。君が意識を失くしてしまうまで。

LULU
でも今日中には行くんでしょ・・・?行くわよ!

ALWA
ぼくから理性を奪ったのは君じゃないか・・・
(ルルの太腿の間に頭をうずめる)

LULU
この寝椅子・・・君の父さんが・・・血みどろになった・・・寝椅子じゃないの・・・?

ALWA
黙れ・・・!黙るんだ・・・

(幕)
ZWEITE SZENE

Saal wie früher

Die Galerie ist vollständig verhängt, ebenso das Balkonfenster rechts (schwere Gardinen) und die Portière links. Der Fauteuil steht weiter vorn links, daneben ein Serviertisch. Die Staffelei ist leer; das Bild Lulus ist verkehrt gegen den Kamin gelehnt. Der Saal ist nur durch eine auf dem Mitteltisch stehende tief verschleierte Stehlampe erhellt. Auch sonst eine gegen die frühere Szene kontrastierende Mattheit, Verstaubtheit, Unbewohntheit des Raumes, der künstlich gegen das Tageslicht draussen abgeschlossen ist. Auf dem Serviertisch Kaffeemaschine, Kaffeeschale und Likör.

ALWA
vor der Eingangstür lautlos und ganz langsam auf- und abgehend; ganz in Gedanken versunken.

GRÄFIN GESCHWITZ
im Lehnsessel; in schwarzem, enganliegendem Kleid, tief in Kissen gebettet, einen Plaid über den Knien.


RODRIGO
als Bedienter gekleidet, breit auf der Ottomane sitzend
Er lässt auf sich warten wie ein Kapellmeister.

GRÄFIN GESCHWITZ
leise zusammenzuckend
Ich beschwöre Sie: sprechen Sie nicht!
Trink! hie und da einen Schluck schwarzen Kaffee.


RODRIGO
Es will mir ganz und gar nicht einleuchten,
dass sie sich dabei sogar noch zu ihrem Vorteil verändert haben soll.

GRÄFIN GESCHWITZ
Sie ist herrlicher anzuschau'n, als ich sie je gekannt habe.

RODRIGO
Wenn ihr die Cholera ebensogut angeschlagen hat wie Ihnen...

GRÄFIN GESCHWITZ
Was uns unter die Erde bringt, gibt ihr Kraft und Gesundheit wieder.

RODRIGO
Das ist alles schön und gut -
ich werde aber doch heute Abend noch nicht mitfahren.

GRÄFIN GESCHWITZ
Sie wollen Ihre Braut am Ende gar allein reisen lassen?

RODRIGO
Erstens fährt doch der Alte mit, um sie im Ernstfall zu verteidigen, und zweitens muss ich hier auch abwarten, bis meine Kostüme fertig sind: Ich habe mir Trikots im zartesten Rosa machen lassen; wenn die im Ausland keinen Erfolg haben, dann will ich Kanalgeruch heissen! -.
Der vorteilhafte Eindruck wird nur durch meinen fürchterlichen Bauch gestört, den ich meiner Mitwirkung in dieser grossartigen Verschwörung zu danken habe: Bei gesunden Gliedern drei Monate lang im Krankenhaus liegen, das muss den heruntergekommensten Landstreicher zum Mastschwein machen.

GRÄFIN GESCHWITZ
sich an Alwa wendend, in verhaltenem Unmut
Und jetzt sagt der Mensch, er fahre nicht mit!

ALWA
aus tiefer Versunkenheit zu sich kommend
Ob Ihnen Ihr Befreiungsplan gelingen wird, scheint mir noch immer zweifelhaft. Aber ich finde keine Worte für die Bewunderung, die mir Ihre Aufopferung, Ihre Tatkraft, Ihre übermenschliche Todesverachtung einflössen. -
Ich weiss nicht, Fräulein von Geschwitz, wie reich Sie sind; aber die Ausgaben für diese Bewerkstelligungen müssen Ihre Vermögensverhältnisse zerrüttet haben. Darf ich Ihnen ein Darlehen von 10'000 Mark anbieten, dessen Herbeischaffung in barem Geld für mich mit keinerlei Schwierigkeiten verbunden wäre?

Auf der Galerie werden Schritte laut

GRÄFIN GESCHWITZ
auf die Schritte lauschend
Da ist er endlich!

Der Vorhang über der Treppe teilt sich und

SCHIGOLCH
im langen schwarzen Gehrock, einen grauen Entoutcas in der Rechten, tritt heraus. Während seines folgenden Auftritts
ist sein Sprechen von häufigem Gähnen unterbrochen.
Vermaledeite Finsternis!

GRÄFIN GESCHWITZ
sich mühsam aus der Decke wickelnd
Ich komme schon!

RODRIGO
sich träg auf der Ottomane räkelnd
Ihre gräfliche Gnaden haben drei Tage lang kein Tageslicht geseh'n.

SCHIGOLCH
der indessen mühsam über die Treppe heruntergekommen ist
Seit heute früh - laufe - ich weg'n der Pässe - und weg'n der Koffer herum.

GRÄFIN GESCHWITZ
die aufzustehen versucht, zu Schigolch
Helfen Sie mir!

RODRIGO
wie früher
Ich kann Euch ein gutes Hotel in Paris empfehlen;
die Leute sind Berliner...

GRÄFIN GESCHWITZ
wie früher
So helfen Sie mir doch!

RODRIGO
fortsetzend
… dort seid Ihr sicherer vor der Polizei als anderswo.

GRÄFIN GESCHWITZ
die mit Unterstützung Schigolchs aufgestanden ist, zu diesem
Er will Sie nämlich - heut' Abend - allein - mit ihr reisen lassen.

SCHIGOLCH
zu Rodrigo
Sie fürchten sich wohl vor der Ansteckung?

RODRIGO
Es kann ihr jedenfalls nicht schaden,
wenn sie sich vor unseren Flitterwochen noch etwas auslüftet.

ALWA
eine Brieftasche in der Hand, zur Geschwitz
Diese Tasche enthält 10'000 Mark.

GRÄFIN GESCHWITZ
an einer Stuhllehne gestützt, am Mitteltisch stehend
Ich danke, nein.

ALWA
Ich bitte Sie, sie zu nehmen.

GRÄFIN GESCHWITZ
zu Schigolch
Kommen Sie doch endlich!

SCHIGOLCH
Geduld, mein Fräulein, - es ist ja nur ein Katzensprung - zum Spital.
Tief Atem holend
In fünf Minuten - bin ich mit ihr hier.

GRÄFIN GESCHWITZ
So geh'n wir endlich!

RODRIGO
für sich
…"mit ihr"…

ALWA
zur Mitteltür zeigend
Hier geh'n Sie näher.

Geleitet beide zur Tür.

GRÄFIN GESCHWITZ und SCHIGOLCH
ab

RODRIG
allein mit Alwa, sich brüsk auf der Ottomane aufrichtend
Sie wollten der verrückten Rakete noch Geld geben!?


ALWA
Was geht Sie das an?

RODRIGO
Meine Vermögensverhältnisse sind auch zerrüttet. -
Zuerst habe ich volle drei Monate im Krankenhaus gelegen, um das Terrain zu sondieren, nachdem ich mir die Qualitäten zu einem so ausgedehnten Aufenthalt auch erst mühsam zusammenhausiert hatte. - Jetzt spiele ich hier bei Ihnen, Herr Doktor, den Kammerdiener, damit keine fremde Bedienung ins Haus kommt.
Und schliesslich gedenke ich ja, aus ihr die "graziöseste Luftgymnastikerin der Jetztzeit" zu machen,
und setze deshalb gern mein Leben aufs Spiel. -
Wo hat je ein Bräutigam mehr für seine Braut getan?!

ALWA
Fräulein von Geschwitz hat Ihnen doch jeden Pfennig, den Sie ausgegeben haben, zurückerstattet.
Soviel ich weiss, beziehen Sie ausserdem noch ein monatliches Salair von 500 Mark von ihr.
Es fällt einem manchmal ziemlich schwer, an Ihre Liebe zu der unglücklichen Mörderin zu glauben.
Dagegen bin ich fest davon überzeugt, dass Sie, wenn Ihnen das heroische Unternehmen der Gräfin Geschwitz nicht zugute gekommen wäre, heute ohne einen Pfennig irgendwo betrunken im Rinnstein lägen. -

RODRIGO
Und was wäre aus Ihnen geworden, wenn Sie das Käseblatt, das Ihr Vater redigierte, nicht um zwei Millionen veräussert hätten? Was arbeiten Sie denn?
Sie haben eine Schauderoper geschrieben, in der die Waden meiner Braut die beiden Hauptfiguren sind, und das kein Hoftheater zur Aufführung bringt. Sie Nachtjacke Sie! Sie Schnodderlumpen!!

Es klopft

ALWA
Wer ist das?

RODRIGO
Das ist meine Braut! Seit einem vollen Jahre habe ich sie nicht geseh'n.

ALWA
Die können doch noch nicht zurück sein.

RODRIGO
Zum Henker, so schliessen Sie doch auf!

ALWA
Verstecken Sie sich!

RODRIGO
ist mit einem Sprung hinter der Portière links vorn, während Alwa aufschliesst.

DER GYMNASIAST
tritt hastig, den Hut in der Hand, ein

ALWA
Mit wem habe ich...
ihn erkennend
Sie? Was wünschen Sie? Wo kommen Sie her?

DER GYMNASIAST
noch etwas atemlos
Aus der - Korrektionsanstalt, aus der ich heute früh - ausgebrochen bin.

ALWA
Und was woll'n Sie von mir?

DER GYMNASIAST
Bitte, helfen Sie mir: Ich habe einen Plan, um die Frau zu befrei'n.

ALWA
Von wem sprechen Sie denn? -
Was ist das für ein Plan? - und was woll'n Sie von mir?

DER GYMNASIAST
Die Frau kann Ihnen unmöglich so gleichgültig sein, dass ich Ihnen das sagen muss. -
Was Sie vor dem Untersuchungsrichter zu Protokoll gaben,
hat ihr mehr genutzt, als alles, was der Verteidiger sagte.

ALWA
Sie waren ihr bester Entlastungszeuge!


DER GYMNASIAST
Aber man glaubte mir nicht; ich wurde nicht vereidigt.


RODRIGO
tritt aus der Portière heraus; mit absichtlich schlecht gespielter Verstellung
Wünschen der Herr Baron den Kaffee im Klavier-Zimmer -
oder auf der Veranda serviert?

DER GYMNASIAST
Wo kommt der Mensch her?
Aus derselben Tür! Er sprang aus derselben Tür heraus!

ALWA
Ich habe ihn in Dienst genommen; er ist zuverlässig.

DER GYMNASIAST
Ich Dummkopf!

RODRIGO
wieder seine wahre Gestalt zeigend
Sie haben uns gefehlt. Wenn Sie mir noch einmal unter die Augen kommen,
dann schlage ich Ihnen den Kürbis zu Brei zusammen!

ALWA
Seien Sie doch ruhig!

DER GYMNASIAST
Ich Dummkopf!

RODRIGO
zum Gymnasiasten
Wissen Sie denn nicht, dass die Frau seit drei Wochen tot ist?

DER GYMNASIAST
Das ist nicht wahr!

RODRIGO
Was wissen denn Sie?
Zieht eine Zeitung aus der Tasche
Bitte lesen Sie! ... Da ...: "Die Mörderin des Doktor Schön an der Cholera..."

DER GYMNASIAST
in das Zeitungsblatt sehend
"Die Mörderin des Dr. Schön an der Cholera -

RODRIGO
der dem Gymnasiasten die Fortsetzung verbergen wollte, mit dem Zeigefinger an der betreffenden Stelle
",... an der Cholera".

DER GYMNASIAST
erkrankt."
Rodrigo das Blatt aus der Hand reissend
Da steht nicht, dass sie gestorben ist.

RODRIGO
Was will sie denn sonst? Sie liegt seit drei Wochen auf dem Friedhof
gleich links um die Ecke neben dem Misthaufen!

DER GYMNASIAST
zu Alwa
Ist es wahr, dass sie tot ist?

ALWA
Gott sei Dank, ja!

DER GYMNASIAST
mit einem Blick auf die leere Staffelei
Mein Leben ist so wenig mehr wert, und ich hätte es gern ihrem Glück geopfert. -
Ach was:... ich pfeif' drauf! - Irgendwie werd' ich nun doch wohl zum Teufel geh'n!

RODRIGO
mit Geste
Und jetzt: Hinaus!

ALWA
Also geh'n Sie jetzt, bitte.
Will ihn zur Tür geleiten.

DER GYMNASIAST
Ich Dummkopf!

RODRIGO
packt den Gymnasiasten
Hinaus!
und wirft ihn zur Mitteltür hinaus. - Zurückkommend
Nimmt mich Wunder, dass Sie dem Lümmel
nicht auch Ihr Portemonnaie zur Verfügung gestellt haben.

ALWA
Ich verbitte mir Ihre Unflätigkeiten! Der Junge ist im kleinen Finger mehr wert als Sie!

Oben auf der Galerie werden schleppende Schritte hörbar

RODRIGO
Da kommt sie, meine Braut: die zukünftige "pompöseste Luftgymnastikerin der Jetztzeit".

Über der Treppe teilt sich der Vorhang, und

LULU
im schwarzen Kleid der Geschwitz, auf Schigolchs Arm gestützt, schleppt sich langsam die Treppe herunter.

SCHIGOLCH
Hü, kleine Lulu: - wir müssen heut' noch über die Grenze.


RODRIGO
Lulu mit blöden Augen anglotzend
Himmel, Tod und Wolkenbruch!

LULU
sich vor Rodrigo und Schigolch noch ganz hinfällig stellend
Langsam! Ich kann nicht so schnell...

RODRIGO
sich immer mehr in Wut hineinsteigernd
Woher nimmst Du die Schamlosigkeit,
mit einem solchen Wolfsgesicht hier zu erscheinen?

SCHIGOLCH
Halt' die Schnauze!

RODRIGO
Ich laufe nach der Polizei! Ich mache Anzeige!
So was will sich in Trikots sehen lassen!

ALWA
Ich bitte Sie, die Frau nicht zu beschimpfen.

RODRIGO
Beschimpfen nennen Sie das!
Ich habe mir dieses Skelettes wegen diesen Bauch angefressen. Ich bin erwerbsunfähig.
Aber mich soll hier auf der Stelle der Blitz erschlagen, wenn ich mir nicht eine Lebensrente
aus Ihren Betrügereien herausknoble.
Schon im Abgehen
Ich laufe auf die Polizei! Glückliche Reise!
ab

SCHIGOLCH
Lauf! ... lauf!

LULU
Der wird sich hüten!

SCHIGOLCH
Den sind wir los!

ALWA
Gott sei Dank!

SCHIGOLCH
wichtigtuerisch
Und jetzt besorge ich die Schlafwagenbillette.
Zu Lulu
In einer halben Stunde hol' ich Dich.

LULU
Schon gut...

SCHIGOLCH
zu Alwa
Guten Morgen, Doktor!

ALWA
Guten Abend!

SCHIGOLCH
Angenehme Ruhe! - Auf Wiederseh'n! - Viel Vergnügen!
ab

LULU
sich leicht erhebend und von hier an ohne jede Verstellung, im muntersten Ton
O Freiheit! Hergott im Himmel!

ALWA
Willst Du nicht trinken?

LULU
Seit zwei Jahren hab' ich kein Zimmer geseh'n: Gardinen, ein Diwan und Bilder...

ALWA
ihr ein Glas reichend
Benediktiner.

LULU
Das erinnert an vergangene Zeiten.
Trinkt, sich dabei im Zimmer umsehend
Wo ist denn mein Bild?

ALWA
der sich ebenfalls ein Glas eingeschenkt hat, zum Kamin zeigend
Hier! Ich habe es mit der Vorderseite gegen den Kamin gelehnt.

LULU
Du hast es nicht angeseh'n, während ich fort war?

ALWA
Die Geschwitz hätte es gern in ihrer Wohnung aufgehängt,
aber sie hatte Hausdurchsuchungen zu gewärtigen!

LULU
froh
Nun kommt das arme Ungeheuer
statt meiner ins Gefängnis!

ALWA
Ich begreife noch jetzt nicht, wie die Ereignisse eigentlich zusammenhängen.

LULU
O, die Geschwitz hat das sehr klug eingerichtet; ich bewundere ihren Erfindungsgeist.
In Hamburg muss diesen Sommer doch die Cholera so furchtbar gewütet haben.
Darauf gründete sie ihren Plan zu meiner Befreiung.
Sie nahm hier einen Krankenpflegerinnenkursus, und als sie die nötigen Zeugnisse hatte, reiste sie damit nach Hamburg und pflegte die Cholerakranken.
Bei der ersten Gelegenheit, die sich bot, zog sie dann die Unterkleider an, in denen eben eine Kranke gestorben war, und die eigentlich hätten verbrannt werden müssen.
Am selben Morgen reiste sie noch hierher und kam zu mir ins Gefängnis, in meine Zelle; als die Aufseherin draussen war, vertauschten wir beide dann rasch unsere Unterkleider.

ALWA
Das also war die Ursache, weshalb die Geschwitz und Du
am gleichen Tage an der Cholera erkrankten?!

LULU
Gewiss! Das war der Grund. -
Die Geschwitz wurde aus ihrer Wohnung natürlich sofort in die Isolierbaracke beim Krankenhaus gebracht.
Aber mit mir wusste man auch nirgends anders hin. So lagen wir in einem Zimmer in der Isolierbaracke hinter dem Kran- kenhaus, und die Geschwitz bot vom ersten Tag an alle ihre Künste auf, um unsere Gesichter einander so ähnlich wie möglich zu machen.
Vorgestern wurde sie als geheilt entlassen. Eben nun kam sie wieder und sagte, sie habe ihre Uhr vergessen.
Ich zog ihre Kleider an, sie schlüpfte in meinen Gefängniskittel, und dann ging ich fort.
Vergnügt
Jetzt liegt sie dort drüben als die Mörderin des Doktor Schön. -

ALWA
indem er das Bild auf die Staffelei stellt
Mit Deinem Bild kannst Du es immer noch aufnehmen.

LULU
Aber im Gesicht bin ich doch schmäler geworden.

ALWA
Du sahst schrecklich elend aus, als Du herein kamst.

LULU
Das musste ich, um uns den Athleten vom Hals zu schaffen. - Komm, gib mir einen Kuss!

ALWA
In Deinen Augen schimmert es wie der Wasserspiegel in einem tiefen Brunnen, in dem man einen Stein geworfen hat.

LULU
Komm!
Sie zieht ihn neben sich auf den Diwan

ALWA
küsst sie mit grosser Innigkeit. - Sich dann von ihr sachte loslösend
Deine Lippen sind allerdings etwas schmal geworden.

LULU
Graut Dir vor mir?
Sich ihm wieder inbrünstig nähernd und ihn leidenschaft!ich küssend

ALWA
Oh! ... Oh! ... - Ich werde einen Dithyrambus schreiben über Deine Herrlichkeit.

LULU
als ob nichts geschehen wäre
Ich ärgere mich nur über das scheussliche Schuhwerk.

ALWA
Das beeinträchtigt Deine Reize nicht. - Komm, süsses Herz!


LULU
Ruhig! - Ich habe Deinen Vater erschossen.

ALWA
Deswegen liebe ich Dich nicht weniger. - Komm! - Einen Kuss! Einen Kuss!! - Einen Kuss!!!

LULU
Beug' den Kopf zurück!
Sie küsst ihn mit Bedacht -

ALWA
Wenn Deine beiden grossen Kinderaugen nicht wären,
müsste ich Dich für die abgefeimteste Dirne halten,
die je einen Mann ins Verderben gestürzt.

LULU
aufgeräumt
Wollte Gott, ich wäre das!
Vergräbt ihre Hände in sein Haar
Komm mit mir heute über die Grenze!
Dann können wir uns sehen, so oft wir wollen.

ALWA
… uns sehen, so oft wir wollen.

LULU
so oft wir wollen …

ALWA
so oft wir wollen …?

LULU
so - oft - wir …

ALWA
Durch dieses Kleid empfinde ich Deinen Wuchs wie Musik. -
Diese Knöchel: - ein Grazioso; dieses reizende Anschwellen: - ein Cantabile;
diese Knie: - ein Mysterioso; und das gewaltige Andante der Wollust. -
Wie friedlich sich die beiden schlanken Rivalen in dem Bewusstsein aneinanderschmiegen,
dass keiner dem andern an Schönheit gleichkommt, bis die launische Gebieterin erwacht, und die beiden Nebenbuhler wie zwei Pole auseinanderweichen. -
Ich werde Dein Lob singen, dass Dir die Sinne vergehen

LULU
Du kommst also heute doch mit mir … ? Kommst Du!

ALWA
Du hast mich um den Verstand gebracht …
Verbirgt sein Haupt in ihrem Schoss.

LULU
Ist das noch der Diwan, - auf dem sich - Dein Vater - verblutet hat? -

ALWA
Schweig - Schweig …

Vorhang


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