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第1幕


(シーン:豪華な大広間 その奥にはいくつかのアーチの向こうに浜辺が見える そこは群衆に覆われており 彼らは喜びに満ちてオテロの上陸を待っている 船団が遠くにある)

(総督 エルミーロおよび元老院議員たちが座っている)

No. 1 導入

【民衆】
ビバ オテロ ビバ 勇者よ
無敵の軍隊のリーダー!
今 彼のために新しい輝きが
再びアドリアの海に戻ってきた
彼は導かれた 武器の中にある美徳に
彼のそばには幸運が付き従う
トルコの月を翳らせるのだ
彼の剣をきらめかせて

行進曲

(オテロは上陸し 総督に向かって進み出る 軍隊行進曲の調べに乗せて イアーゴとロドリーゴが続く)

No. 2 デュエットとコーラス

【オデロ】
我々は勝った おお勇士たちよ 邪悪な敵どもは
殲滅されたのだ これで奴らの怒りの
未来の攻撃からは解放された
キプロス この地の
堅き守りは
これ以上何も私にすべきことはない 私は戻って来たぞ
この恐るべき剣と そして勝利の軍団と共に
御身の足元に武器と軍旗とを置こう

【総督】
いかなる褒賞をそなたの勇気は求めておるのか?

【オデロ】
私は十分に報われております
かほどの信頼を私に抱いて下さって
このアフリカ人に対して
ここでは異邦人です 私は ですが もしも私に
御身にとって値打ちのある心があり もしもこの地を
わが故郷以上に敬い 誇り 愛しているとみなして
私をアドリアの息子とみなして下さるのなら
それ以上は何も望みません

【イアーゴ】
(独白)
なんとまあ大層な要求だ!

【ロドリーゴ】
(独白)
わが心の願いにとっては これは致命的だ

【総督】
そなたは すべての栄光の印
勝利者となったのだ
その無敵の剣を
腰に下げ 既にそなたはアドリアの息子だ
来て 栄誉をその髪に受けよ
当然の栄冠を…

【ロドリーゴ】
(イアーゴに 小声で)
聞いたか?ああ!
私は宝物を失ったのだ

【イアーゴ】
(ロドリーゴに 小声で)
黙って 絶望なさいますな

【オデロ】
私は困惑しています
非常に多くの試練と多くの
寛大な愛情に
それに値することが
私にできましょうか あの不幸の空の下で生まれ
顔つきも 仕草も
あなた方とはこんなに違うのに?

【総督】
あらゆる地に生まれ 尊敬されるのだよ 英雄は

【オデロ】
ああ!あなた方のため 私は感じる
新しい力が胸にみなぎるのを:
あなた方のため 新しい愛情が
感じられるのだ この心に燃え上がるのを
これ以上の褒賞を
私は望もうとは思わない

(続いて独白)

だが 私が幸せになれるのは
この愛が満たされた時だけだ

(ロドリーゴは怒りのあまり オテロに飛び掛かろうとする:イアーゴは彼を止める)

【イアーゴ】
(ロドリーゴに 小声で)
焦りなさるな 復讐は
注意深く隠しておくものです

【民衆】
もたもたするな
さあ 祝勝会に行こう

【オデロ】
(独白)
アモールよ 雲を散らせ
多くの悩みの原因だった雲を
再び現れ出でよ
希望よ 甦るのだ

(声を上げて)

ああ!あなた方のため 私は感じる...

【元老院議員たちと民衆】
ぐずぐずせずに 急げ
さあ 祝勝会に行こう

(オテロ退場 元老院議員たちと民衆を伴って)

No. 3 レチタティーヴォとデュエット

(エルミーロ登場 イアーゴは一方の側に行く)

【エルミーロ】
ロドリーゴ!…

【ロドリーゴ】
エルミーロさん!ああ わが父たるお方!どうか!
その名で呼ばせて下さい
なぜなら私の宝物たる人に
あなたは命を授けられた方なのですから
ですが 一体デズデモーナさんはどうしたのでしょうか?…
何と言っているのでしょう?…
私を覚えてくれていますか?…私は幸せになれるのでしょうか?

【エルミーロ】
ああ! 何をそなたに教えられようぞ?
娘はため息つき 泣き わしに隠している
あやつの悲しみの秘密を

【ロドリーゴ】
ですが せめて少しだけでも…

【エルミーロ】
ぐすぐすしてはおれんのだ 聞こえよう
軍隊のラッパが
民衆のパレードを指揮せねばならぬのだ
彼らの足取りを また会おう さらばだ

(退場)

【ロドリーゴ】
(イアーゴに)
聞いたか?

【イアーゴ】
聞きましたぞ…

【ロドリーゴ】
それではエルミーロ様は目が眩んだのか
偽の栄光に
あのアフリカ野郎の おそらくは
ご先祖を裏切って愚かな絆に
一人娘を犠牲にするのだろう?

【イアーゴ】
ああ 抑えて下さいませ
抑えてくださいませ 衝動はしばらくの間…
イアーゴをよくご存知なのに 信頼して下さらぬのですか?
すべて私は分かっておりますよ
私の欠点も
そしてあなたのもね
ですが ただ知らぬ振りをすることで
われらは復讐を遂げられましょう
あの屑め アフリカから追い出されたというのに
この地であんなにも高い地位に昇っています
そしてあなたの愛する女に燃やしておるのです
密かな欲情の炎を
だが奴に刃向う術は知っています
この手紙さえあれば
十分に奴のプライドなど叩き潰せましょう

(彼に手紙を渡す)

【ロドリーゴ】
何ということが書いてあるのだ?だがなぜだ…

【イアーゴ】
しばしお黙りください
いずれすべてお知りになられましょう
今は少しでも遅れると
この企てが無駄になってしまいます

【ロドリーゴ】
揺れ動くぞ この心は
希望と軽蔑と恐怖の間を

【イアーゴ】
いいえ、恐れることはありません 澄ませるのです
その悩みに満ちた目を
私は予見したのですぞ あなたの危機を
信頼ください わが友情を

【ロドリーゴ】
静められるのだ お前のその唇で
抑圧されたこの魂は
全く一緒のひとつの運命を
お前と分かち合うとしよう

【イアーゴ ロドリーゴ】
もしも悲しみに結び付けられて
われらがかつて共にあったのならば
今は甘美な希望が
一層強くわれらを結び付けるのだ そう そうなのだ

【ロドリーゴ】
この胸に既に感じているぞ
勇気が再び沸き起こるのを

【イアーゴ】
幸運が近いことが
私にははっきりと見えますぞ

【イアーゴ ロドリーゴ】
魂は 悩める時に
一層喜ばしいものとなるだろう
もしも大きければ 大きいほど
喜びへの期待が

(彼らは退場)

No. 4 レチタティーヴォとデュエット

(エルミーロの家の部屋で)

【エミーリア】
泣くのは無意味なことですわ その長い苦しみを
喜びに変えましょう
栄冠を抱いて
私たちのもとに戻られるのです あなたの愛しい人は
聞こえてくるでしょう 周り中で
どれほどアドリアが祝っているのかが この良き日を

【デズデモーナ】
エミリア ああ あなたは知ってるでしょ
どれほど私が今まで苦しんできたかを
どれほどこの魂が
どれほど正直に応答したのかを あの方の危難や
武勲の知らせに 震え おののき
私の顔に表してきたかを
そして私の胸が鼓動する間に 私の不安の間に
何度言ったことでしょう:なぜあなたは居ないのですか?と
だけど今 あの方が戻って来たら
私は最も残酷な運命に捕えられることになるのだわ

【エミーリア】
それはなぜですか?

【デズデモーナ】
そうよ あの方の栄光が輝くほど
私の中ではあの方への愛情が増すけれど
同じように 私のお父さまには
憎しみと軽蔑が増すのだから

【エミーリア】
あの方のお気持ちに確信があれば 他の悩みなど
無意味なことですわ

【デズデモーナ】
ああ!私は恐れるの
あの方は私を疑っているのではと
あなたは覚えてるでしょう
あなたがその手で
私の髪の毛の房を切り落とした時のこと ああ!オテロさまへ
その大切な形見は届けられなかったわ
父は手紙を取り上げた
私が震える手で
あの方に書いた手紙を
ロドリーゴさまにそれを
宛てて書いたものだと信じ込んでね
私はその思い違いを否定しなかった
だけど口ではそう言ったけど 心は違っていたわ
その日を最後に 愛するお方からは 普通の
便りを私が見ることはなくなった…
恐ろしい疑いが
私を苦しめ 私を混乱させるの…
誰が知るでしょう?あの方はご存知なのかしら
私の愛の証が他人の手にあることを?
私を不実な女と信じておられるのかしら?…

【エミーリア】
何をおっしゃいますか?
臆病なのです 愛は
そしてしばしば思い描いてしまうのです
あり得ない あるいは長くは続かない不幸を

【デズデモーナ】
そう信じたいわ あなたの考えが真実を伝えていると

【エミーリア】
あなたさまにいつも私は誠実です
決して恐れることはありませんわ

【デズデモーナ】
だけど 友情はよく
望んでいることをそうだと思い込むものよ

【エミーリア】
けれど 悲しみに浸っている魂は
いつも悪いことばかり思い描くものですわ

【デズデモーナ】
ああ!私は、あなたを信じたい
だけど 私の心はそれに抵抗するのよ

【エミーリア】
私のことを信じてくださいませ
ご自分の心の方を信じてはなりません
ああ 私を信じて下さい

【二人で】
何と残酷な胸の鼓動でしょう
私たちのうちに愛が呼び覚ますのは!
歓喜が一瞬だけ続き
永遠にあとは嘆きだけなのです

No. 5 フィナーレ I

【デズデモーナ】
まあ どうしましょう?
あそこをこっそりとした足取りで
邪悪なイアーゴがやってくるわ
逃げましょう 避けなければ
あいつは読み取るかもしれないんだから
私の表情から 愛を 私の悩みを

(彼らは退場 イアーゴが入ってくる)

【イアーゴ】
逃げるがいい… 軽蔑するがいい 俺はもう望まない
お前との結婚は…かつては俺の野望のため
そうすることが役立つと信じていたがな…
お前は俺を軽蔑したんだ
あの卑しいアフリカ人のために それで十分さ
お前は後悔することになる 俺は誓うぞ
きっと使えるに違いないんだ 俺の策略に
俺の奪い取ったこの愛の秘密の証拠が
誰がやって来たのだ?ロドリーゴか!

【ロドリーゴ】
(入ってきて)
ああ 私の恋する人の
父上はどこにいるのだろうか?

【イアーゴ】
ご覧なされ やって来ますぞ

(エルミーロ登場)

【エルミーロ】
やって来たのだ ロドリーゴよ 幸せの瞬間が
そなたが花婿となり
わしの娘の右手を取る時が
友情がそれを勧めて来るのだ
わが義務が そなたの美徳が
そしてまたわしの憎しみが
あのとんでもないアフリカ人への
もし一たび結び付けられたなら
血縁が そして愛が きっと容易となるだろう
奴に対抗することが
しかし そなたは必ずせねばならぬ
そなたの父 無敵にして愛されて座す者のため
このアドリアの玉座のため
陰謀を暴き出すことを
そして奴の密かな野心を

【ロドリーゴ】
ああ!はい すべて致しましょう

【エルミーロ】
イアーゴ 急いで
婚礼の支度をするのだ その一部を任せようぞ
わが意志の そしてわが計画の

(イアーゴ退場)

【ロドリーゴ】
ああ何という喜びがこの胸に燃え立つことでしょう!
だが 私は幸せになれるのでしょうか?

【エルミーロ】
わしは約束しよう

(ロドリーゴ退場)

復讐をせねばならぬ これ以上見逃すわけには行かぬ
異国の野蛮人が恥ずべきやり方で
われらを従わせ 奉仕させようとすることは
だが 娘がわしのもとに来るぞ…

(デズデモーナ登場)

【デズデモーナ】
お父さま お許しください
敬愛のくちづけを…

【エルミーロ】
ああ!娘よ さあ
わが胸に来なさい この縁起の良い日に
わが喜びを共に分かち合おう

【デズデモーナ】
(独白)
何をおっしゃるつもりかしら?
希望と恐怖を感じるわ

【エルミーロ】
胸から追い払いなさい すべての悲しみを
プレゼントを今 お前にあげよう
きっとお前にとって嬉しいはずのな

【デズデモーナ】
(独白)
もしかして オテロ様の
勝利がお父さまの気持ちを鎮めたのかしら?

【エルミーロ】
華やかさに包まれて
わしにお前は従うのだ
新たなる喜びの中 わが歩みにな

(退場 エミーリア登場)

【デズデモーナ】
私には分からない 私は困惑しているわ
エミーリア 何という混乱が
哀れなこの心に湧き起こるのかしら!

【エミーリア】
何が起こったのですか?

【デズデモーナ】
父が私にプレゼントを下さるというのよ
この胸も 髪も
華やかに飾って
ご自分と一緒にこの良き日をお祝いなさりたいのだと
希望と恐怖のどちらを
私は持つべきなのかしら?

【エミーリア】
恋する者はいつも新しい危機を思い描くものですわ
でも心配なさることはございません
恐らくは父としての愛がお父上に語りかけたのでしょう
きっとオテロ様の栄光が輝かしくて
憎しみが消え去り 好意へと変わったのでございましょう
さあ 遅れてはなりませんよ

【デズデモーナ】
あなたに従いましょう おお神様
何と私の哀れな心は震えるのでしょう

(美しく飾られた部屋 侍女たち エルミーロの友人や腹心たち)


【コーラス】
聖なる結婚!あなた方をアモールが導く
ふたつの美しい魂を結びつける
愛の甘い情熱が
永遠のものとなりますように -
それなくしては 暴君となりましょう
あなたの気高き力も -
それなくしては 苦悩の源となりましょう
愛のすべての喜びも -
何と幸せな瞬間!
愛と美徳の間で
思いは呆然としたままです!

(エルミーロ、デズデモーナ、エミーリアと従者を連れたロドリーゴたちが登場)

【デズデモーナ】
ここはどこ?何を見ているの?
恐れていた通りだわ!

【エルミーロ】
すべてを任せるのだ
わしを信頼して
わしはお前の父なのだぞ
わしはお前を欺くことはできぬ 永遠の誠を
ロドリーゴに誓うのだ:奴はそれに値する男だ あやつだけが
お前を幸せにすることができるだろう

【ロドリーゴ】
彼女は何と答えるのだろう?…

【エミーリア】
何というご命令でしょう!

【デズデモーナ】
(独白)
ああ 不幸な私!

【エルミーロ】
わしの願いを満たし 安心させてくれ

【デズデモーナ】
(独白)
おお自然よ!おお義務よ!
おお法律よ!おお花婿よ!

【エルミーロ】
愛する父の胸で
安らぐのだ 最愛の娘よ
アモールなのだ わしに勧めたのは
お前の幸せを

【ロドリーゴ】
混乱しているぞ わが魂は
あまりに多くの疑念に
これほど酷い瞬間にはただ
アモールだけが私を支えてくれるのだ

【デズデモーナ】
お父さま…あなたはお望みなの…おお神さま!私は震えます…
彼との結婚を受け入れることを?

(独白)

私への横暴な愛情を
誰が止めてくれるのかしら?

【エルミーロ】
ためらっておる!…ああ…ため息ついて!
何をわしは恐れねばならぬのだ?

【ロドリーゴ】
こんなにも苦しまねば 愛する人よ
ならぬのですか わが心は?

【デズデモーナ】
ああ 黙って!

【エルミーロ】
どうしたのだ?

【ロドリーゴ】
私を軽蔑している!

【エルミーロ】
逆らっておるぞ

【ロドリーゴ デズデモーナ】
おお 天よ! 御身にお願いします
お助けを お慈悲を

【エルミーロ】
さあ 誓うのだ

【デズデモーナ】
何をお望みに?

【ロドリーゴ】
ああ 来てくれ…

【デズデモーナ】
何という苦しみでしょう!

【エルミーロ】
もしも父の言うことが聞けなければ
お前を罰してやるぞ

【ロドリーゴ】
あなたに愛を語らせてください:
私につれなくしないでください
あなたに誠実なこの魂には
もはや平安はないのです

【エルミーロ】
父の愛が
お前を導くはずなのだ
この父を信じるのだ
もはや平安のない父を

【デズデモーナ】
この運命の残酷さは
涙へと私を導きます
あの方に誠を尽くすこの魂に
もはや平安はないのです

【ロドリーゴ】
あなたに愛を語らせてください...

(ステージの後ろにオテロ登場 彼の同志たちも続く)


【オデロ】
不実な女め ああ 何ということだ?
わが恋敵の隣で!…

【オデロの従者たち】
お静かに!

【ロドリーゴ】
あなたの心を動かしたい 私の涙で
あなたの心を動かしたい 私の苦悩で

【エルミーロ】
(デズデモーナに)
決心するのだ…

【オデロ】
私は自分を抑えられぬ!

【オデロの従者たち】
こらえてください!

【エルミーロ】
親不孝な娘め!

【ロドリーゴ デズデモーナ】
おお神様!誰が私を救って下さるのですか?
誰が私の心に力を与えて下さるのですか?

【全員】
この酷い運命から
いったい誰が救い上げて下さるのだろう?

【エルミーロ】
誓いなさい…

【オデロ】
(進み出て)
ああ やめるんだ…

【全員】
オテロ…
心が凍り付いてしまうぞ!

【エルミーロ】
何が貴様の望みだ?

【オデロ】
彼女の心だ…アモールが私にそれをくれたのだ
そしてアモールはそれを求めている エルミーロ あなたにも

【エルミーロ】
何と不敵な!

【デズデモーナ】
何という苦しみ!

【ロドリーゴ】
何という傲慢な魂!

【オデロ】
(デズデモーナに)
思い出して…私にくれ
無垢なままの心を

【ロドリーゴ】
だが一体何の権利があって
邪悪な男よ!彼女の心を
私と競い合って
不実なものとしようとするのだ?

【オデロ】
美徳 誠意 そして愛だ
彼女は誓ってくれた…

【エルミーロ】
破滅だ!何ということだ?
お前は誓ったのか?

【デズデモーナ】
それは本当です 誓いました…

【エルミーロ ロドリーゴ】
私にとってこれ以上の雷撃はないぞ
無慈悲な天よ!

【エルミーロ】
来い

【オデロ】
待ってくれ!

【ロドリーゴ】
無駄なことだ
お前のものにはならん わが敵よ…

【エルミーロ】
娘よ!…お前を呪うぞ…

【全員】
ああ!…何と恐ろしい日だ!
この不安な魂はよろめき 嘆いている
甘い希望は心から逃げ去った

【ロドリーゴ】
消えろ 酷い奴め

【オデロ】
貴様を軽蔑するぞ

(エルミーロはデズデモーナを捕まえ 従者たちによって守られながら彼女を連れ去って行く 彼女は優しくオテロを見つめながら彼から離れて行く)

【デズデモーナ】
お父さま!…

【エルミーロ】
何の赦しもないぞ

【ロドリーゴ】
今こそ 今こそ思い知れ 私が誰なのかを
思い知るがいい

【オデロ】
恐れよ わが怒りを!
恐れよ

【全員】
動揺し 目が眩んで震える
いいや これほど残酷ではなかった
どんなに厳しい運命の
残酷な怒りでも!
ATTO PRIMO


(Scena: Un atrio apparato, in fondo del quale fra alcuni archi vedessi il lido coperto di popolo, che attende festoso lo sbarco di Otello. Navi in distanza)

(Doge, Elmiro e Senatori seduti)

No. 1 Introduzione

POPOLO
Viva Otello, viva il prode,
delle schiere invitto duce!
Or per lui di nuova luce
torna l'Adria a sfolgorar.
Lui guidò virtù fra l'armi
militò con lui fortuna.
Si oscurò l'Odrisia luna
del suo brando al fulminar.

Marcia

(Sbarcato Otello, si avanza verso il Doge al suono d'una marcia militare, seguito da Iago, e da Rodrigo)

No. 2 Duetto e Coro

OTELLO
Vincemmo, o prodi, I perfidi nemici
caddero estinti. Al lor fuoror ritolsi
sicura ormai d'ogni futura offesa
Cipro, di questo suol
forza e difesa.
Null'altro a oprar mi resta. Ecco vi rendo
l'acciar temuto; e delle vinte schiere
depongo al vostro piede armi e bandiere.

DOGE
Qual premio al tuo valor chieder potrai?

OTELLO
Mi compensaste assai
nell'affidarvi in me.
D'Africa figlio,
quí straniero son io; ma se ancor serbo
un cor degno di voi, se questo suolo
puì che patria rispetto, ammiro, ed amo,
m'abbia l'Adria qual figlio:
altro non bramo.

IAGO
(fra sè)
Che superba richiesta!

RODRIGO
(fra sè)
Ai voti del mio cor fatale è questa.

DOGE
Tu d'ogni gloria il segno
vincitor trascorresti.
Il brando invitto
riponi al fianco, e già dell'Adria figlio
vieni trai i plausi a coronar il crine
del meritato alloro…

RODRIGO
(a Iago, sottovoce)
Che ascolto? ahimè!
perduto ho il mio tesoro.

IAGO
(a Rodrigo, sottovoce)
Taci, non disperar.

OTELLO
Confuso io sono
a tante prove e tante
d'un generoso amor.
Ma meritarle
poss'io, che nacqui sotto ingrato cielo,
d'aspetto, e di costumi
sì diverso da voi?

DOGE
Nascon per tutto, e rispettiam gli eroi.

OTELLO
Ah! sì, per voi già sento
nuovo valor nel petto:
Per voi d'un nuovo affetto
sento infiammarsi il cor.
Premio maggior di questo
a me sperar no lice.

(per sé esteso)

Ma allor sarò felice
quando il coroni Amor.

(Rodrigo nel massimo dispetto si vorrebbe scagliare su di Otello: Iago lo trattiene)

IAGO
(a Rodrigo, sottovoce)
T'affrena, la vendetta
cauti dobbiam celar.

POPOLO
Non indugiar,
deh vieni a trionfar.

OTELLO
(fra sè)
Amor, dirada il nembo
cagion di tanti affanni;
comincia coi tuoi vanni
la speme a ravvivar.

(forte)

Ah! sì, per voi già sento, ecc.

SENATORI E POPOLO
Non indugiar, t'affretta,
deh vieni a trionfar.

(Parte Otello sequito dai Senatori e dal popolo)

No. 3 Recitativo e Duetto

(Entra Elmiro; Iago va in disparte)

ELMIRO
Rodrigo!…

RODRIGO
Elmiro! ah padre mio! deh! lascia
che un tal nome ti dia,
se al mio tesoro
desti vita sì cara.
Ma che fa mai Desdemona?…
che dice?…
Sì ricorda di me?… sarò felice?

ELMIRO
Ah! che dirti poss'io?
Sospira, piange, e la cagion mi cela
dell'occulto suo duol.

RODRIGO
Ma in parte almeno…

ELMIRO
Arrestarmi non posso; odi lo squillo
delle trombe guerriere:
Alla pubblica pompa ora degg'io
volgere il piè; ci rivedremo: addio.

(Parte)

RODRIGO
(a Iago)
Udisti?

IAGO
Udii…

RODRIGO
Dunque abbagliato Elmiro
dalla gloria fallace
dell'Afro insultator, potrebbe ei forse,
degenerar dagli avi, a un nodo indegno
sagrificar l'unica figlia?

IAGO
Ah, frena,
frena gl'impeti alfin…
Iago conosci, e diifidi così?
Tutti ho presenti
i miei torti,
ed i tuoi:
ma sol fingendo
vendicarci saprem.
Se quell'indegno, dell'Africa rifiuto,
or qui tant'alto ascese,
e pel tuo ben s'accese
d'occulta, incauta fiamma,
oppormi a lui saprò.
Sol questo foglio.
basta a domare il suo crudele orgoglio.

(Gli porge un foglio)

RODRIGO
Che leggo? e come mai…

IAGO
Per or t'accheta.
Tutto saprai:
ogni ritardo or puote
render vana l'impresa.

RODRIGO
Ondeggia il core
fra la speme, lo sdegno ed il timore.

IAGO
No, non temer, serena
l'addolorato ciglio:
Prevenni al tuo periglio,
fidati all'amistà.

RODRIGO
Calma sui labbri tuoi
trova quest'alma oppressa,
ed una sorte istessa
con te dividerà.

IAGO, RODRIGO
Se uniti negli affanni
noi fummo un tempo insieme,
ora una dolce speme
più stretti ci unirà, sì, sì.

RODRIGO
Nel seno già sento
risorger l'ardire.

IAGO
Vicino il contento
mi pinge il pensier.

IAGO, RODRIGO
A un'alma, che pena
si rende più grato
quant'è più bramato,
atteso piacer.

(Partono)

No. 4 Recitativo e Duetto

(Camera in casa d'Elmiro)

EMILIA
Inutile è quel pianto. Il lungo affanno
sì transformi in piacer.
Carco di allori
a noi riede il tuo bene.
Odi d'intorno
come l'Adria festeggia un sì bel giorno.

DESDEMONA
Emilia, ah tu ben sai
quanto finor penai,
come quest'alma
al racconto fedel del suo periglio,
del suo valore, palpitando, incerta,
si piangea sul mio ciglio,
e fra i palpiti miei, fra le mie pene,
quante volte dicea: Perché non viene?
Ed or ch'è me vicino
mi veggo in preda al più crudel destino.

EMILIA
E perché mai?

DESDEMONA
Sì, questa sua gloria accresce
in me per lui l'affetto,
come nel padre mio
l'odio e il dispetto.

EMILIA
Sicura del suo core, ogni altra tema
inutile si rende.

DESDEMONA
Ah! ch'io pavento
ch'ei sospetti di me.
Ben ti sovviene
quando parte tu stessa
del mio crin recidesti. Ah! che ad Otello
dono sì caro allor non giunse;
il padre soppresse il foglio,
ch'io con man tremante
a lui vergava.
Al suo Rodrigo invece
diretto il crede:
io secondai l'errore;
ma il labbro il disse, e lo smentiva il core.
Fin da quel di dell'idol mio le usate
note più non rividi…
un dubbio atroce
m'agita, mi confonde…
Chi sa? conobbe ei forse
pegno sì dolce in mano altrui?
me infida crede dunque?…

EMILIA
Che dici?
Timido è Amore,
e spesso si figura
un mal che non esiste, o che non dura.

DESDEMONA
Vorrei, che il tuo pensiero a me dicesse il ver.

EMILIA
Sempre è con te sincero:
No, che non dei temer.

DESDEMONA
Ma l'amistà sovente
ciò, che desia, si finge.

EMILIA
Ma un'anima languente
sempre il dolor si pinge.

DESDEMONA
Ah! crederti vorrei,
ma a te s'oppone il cor.

EMILIA
Credere a me tu dei
e non fidarti al cor.
Ah, credi a me.

A DUE
Quanto son fieri i palpiti
che desta a noi l'amor!
Dura un momento il giubilo,
eterno è il suo dolor.

No. 5 Finale I

DESDEMONA
Ma che miro?
ecco che incerto i passi
muove il perfido Iago;
fuggiam, si eviti;
ei rintracciar potria
sul mio volto l'amor, la pena mia.

(Partono. Entra Iago)

IAGO
Fuggi… sprezzami pur: più non mi curo
della tua destra… un tempo a' voti miei
utile io la credei…
Tu mi sprezzasti
per un vile Africano, e ciò ti basti.
Ti pentirai, lo giuro:
Tutti servir dovranno a' miei disegni
gl'involati d'amor furtivi pegni.
Ma che veggo! Rodrigo!

RODRIGO
(Entrando)
Ah, del mio bene
il genitor dov'è?

IAGO
Miralo, ei viene.

(Entra Elmiro)

ELMIRO
Giunto è, Rodrigo, il fortunato istante,
in cui dovrai di sposo
dar la destra a mia figlia.
L'amistà mel consiglia,
il mio dover, la tua virtude,
e quel odio ch'io serbo
per l'African superbo.
Insiem congiunti
per sangue, e per amor, facil ne fia
opporci al suo poter.
Ma tu procura
al padre tuo, che invitto e amato siede
in su l'Adriaco suolo,
svelar le trame,
e il suo nascosto orgoglio.

RODRIGO
Ah! sì, tutto farò.

ELMIRO
Iago, t'affretta
a compir l'Imeneo. A parte sei
delle mie brame, e dei disegni miei.

(Iago parte)

RODRIGO
Ah di qual gioia sento acceso il mio petto!
Ma saro felice?

ELMIRO
Io tel prometto.

(Rodrigo parte)

Vendicarmi dovrò; né più si vegga,
che un barbaro stranier con modi indegni
ad ubbidirlo, ed a servir ne insegni.
Ma la figlia a me vien…

(Entra Desdemona)

DESDEMONA
Padre, permetti,
che rispettosa io baci…

ELMIRO
Ah! figlia, vieni,
vieni al mio seno. In questo fausto giorno
dividere vo'teco il mio contento.

DESDEMONA
(fra sè)
Che mai dirmi potrà?
Spero e pavento.

ELMIRO
Dal sen saccia ogni duol.
Un premio or t'offro
che caro a te sarà.

DESDEMONA
(fra sè)
Forse d'Otello
l'han calmato i trionfi?

ELMIRO
In vaga pompa
seguirmi or tu dei
tra novella allegria i passi miei.

(Parte. Entra Emilia)

DESDEMONA
Comprender io non so, confusa io sono.
Emilia, in quali tumulti
sento il povero cor!

EMILIA
Che avvenne?

DESDEMONA
Il padre un premio m'offre e vuole
che il seno, il crine
pomposamente adorno
festeggi insiem con lui sì fausto giorno.
Fra la speme e il timor
che mi consigli?

EMILIA
Fingon gli amanti ognor nuovi perigli,
ma tu non paventar.
Chi sa d'un padre l'amore in lui parlò.
Forse d'Otello alla gloria offuscato
ha l'odio fine in amistà cangiato.
Vieni, non indugiar.

DESDEMONA
Ti seguo. Oh Dio,
palpita intanto il povero cor mio.

(Sala magnificamente adorna. Damigelle, amici e confidenti d'Elmiro)

CORO
Santo Imen! te guida Amore
due bell'alme ad annodar.
Dell'amore il dolce ardore
tu procura di eternar. -
Senza lui divien tiranno
il tuo nobile poter. -
Senza te cagion di affanno
è d'amore ogni piacer. -
Qual momento di contento!
Tra l'amore ed il valore
resta attonito il pensier!

(Entrano Elmiro, Desdemona, Emilia e Rodrigo con suo seguito)

DESDEMONA
Dove son? Che mai veggio?
Il cor non mi tradi!

ELMIRO
Tutta or riponi
la tua fiducia in me.
Padre a te sono:
Ingannarti non posso. Eterna fede
giura a Rodrigo: egli la merta; ei solo
può renderti felice.

RODRIGO
Che mai dirà?…

EMILIA
Qual cenno!

DESDEMONA
(fra sè)
Oh me infelice!

ELMIRO
Appaga i voti, miei, in te riposo.

DESDEMONA
(fra sè)
Oh natura! oh dover!
oh legge! oh sposo!

ELMIRO
Nel cor d'un padre amante
riposa, amata figlia,
è Amor, che mi consiglia
la tua felicità.

RODRIGO
Confusa è l'alma mia
fra tanti dubbi e tanti;
soli in sì fieri istanti
reggermi Amor potrà.

DESDEMONA
Padre… tu brami… oh Dio! tremo…
che la sua mano accetti?

(fra sè)

A 'miei tiranni affetti
chi mai resisterà?

ELMIRO
S'arresta!… ahimè!… sospira!
Che mai temer degg'io?

RODRIGO
Tanto soffrir, ben mio,
tanto il mio cuor dovrà?

DESDEMONA
Deh taci!

ELMIRO
Che veggo?

RODRIGO
Mi sprezza!

ELMIRO
Resiste.

RODRIGO, DESDEMONA
Oh ciel! da te chieggo
soccorso, pietà.

ELMIRO
Deh giura.

DESDEMONA
Che chiedi?

RODRIGO
Ah vieni…

DESDEMONA
Che pena!

ELMIRO
Se al padre non cedi,
punirti saprà.

RODRIGO
Ti parli d'amore:
Non essermi infida.
Quest'alma a te fida
più pace non ha.

ELMIRO
D'un padre l'amore
ti serva di guida:
Al padre t'affida
che pace non ha.

DESDEMONA
Di sorte il rigore
a pianger mi guida.
Quest'alma a lui fida
più pace non ha.

RODRIGO
Ti parli d'amore, ecc.

(Entra Otello nel fondo della scena, seguito da alcuni suoi compagni)

OTELLO
L'infida, ahimè che miro?
Al mio rivale accanto!…

SEGUITO DI OTELLO
Taci!

RODRIGO
Ti muova il pianto mio,
ti muova il mio dolor.

ELMIRO
(a Desdemona)
Risolvi…

OTELLO
Io non resisto!

SEGUITO DI OTELLO
Frenati!

ELMIRO
Ingrata figlia!

RODRIGO, DESDEMONA
Oh, Dio! chi mi consiglia?
Chi mi dà forza al cor?

TUTTI
Al rio destin rubello
chi mai sottrarla può?

ELMIRO
Deh giura…

OTELLO
(avanzandosi)
Ah ferma…

TUTTI
Otello!…
Il core in sen gelò!

ELMIRO
Che brami?

OTELLO
Il suo core… Amore mel diede,
e Amore lo chiede, Elmiro, da te.

ELMIRO
Che ardire!

DESDEMONA
Che affanno!

RODRIGO
Qual'alma superba!

OTELLO
(a Desdemona)
Rammenta… mi serba
intatta la fé.

RODRIGO
E qual dritto mai,
perfido! su quel core
vantar con me potrai,
per renderlo infedel?

OTELLO
Virtù, costanza, e amore,
il data giuramento…

ELMIRO
Misero me! che sento?
Giurasti?

DESDEMONA
È ver: giurai…

ELMIRO, RODRIGO
Per me non hai più fulmini,
inesorabil Ciel!

ELMIRO
Vieni.

OTELLO
T'arresta!

RODRIGO
Invano
l'avrai tu, mio nemico…

ELMIRO
Figlia!… ti maledico…

TUTTI
Ah!… che giorno d'orror!
Incerta l'anima vacilla e geme,
la dolce speme fuggi dal cor.

RODRIGO
Parti, crudel.

OTELLO
Ti sprezzo.

(Elmiro prende Desdemona, e protetto da suoi, la conduce via. Ella rimirando con dolcezza Otello, s'allontana da lui)


DESDEMONA
Padre!…

ELMIRO
Non v'è perdono.

RODRIGO
Or or vedrai chi sono.
Vedrai.

OTELLO
Paventa il mio furor!
Paventa.

TUTTI
Smanio, deliro e tremo.
No, non fu mai più fiero
d'un rio destin severo
il barbaro tenor!


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@ 藤井宏行



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