第7場
フランク、アイゼンシュタイン

<フランク>
やっと信じて頂けましたか?

<アイゼンシュタイン>
ですが こんなあからさまなやり方で...

<フランク>
あなたが私に腹を立てたりしないことを願っています 侯爵 このような荒っぽい手段を用いたことで

<アイゼンシュタイン>
私があなたに腹を立てることなどありませんよ あなたは私を逮捕する完璧な権限があるんですからね


<フランク>
何をおっしゃるのです 侯爵?

<アイゼンシュタイン>
まずはその侯爵と言うのをやめにしましょう​​。私も侯爵じゃないんです。

<フランク>
御冗談を!

<アイゼンシュタイン>
私は侯爵ルナールではないんです あなたがシュヴァリエ・シャグランでないのと同じくらい!

<フランク>
何をおっしゃるのですか?

<アイゼンシュタイン>
私の名はアイゼンシュタイン、ここに8日間の刑期を務めるために来ました。
ですから刑務所長殿、私を個室にご案内くださいますかな


<フランク>
ハハ、そういう冗談も悪くありありませんなあ!

<アイゼンシュタイン>
なぜ冗談だと?

<フランク>
あなたは私と同じやりかたで私をびっくりさせようとしているのでしょう。しかし、残念なことに話の出来が悪い

<アイゼンシュタイン>
どういうことです?

<フランク>
私が刑務所長だということをあなたに証明しているように私は証明できます、あなたがアイゼンシュタインではないということを!

<アイゼンシュタイン>
私がアイゼンシュタインじゃないって?その証拠に、私は興味がある!

<フランク>
ええ、私は自分自身で昨夜アイゼンシュタインを逮捕したんです!

<アイゼンシュタイン>
あなたが逮捕したって!いつどこで?

<フランク>
昨夜10時 彼の家でです

<アイゼンシュタイン>
彼が家に居たって?

<フランク>
もちろんです、彼はガウンを着て奥さんと一緒にでかなり寛いで夕食を取っていましたよ

<アイゼンシュタイン>
 (興奮して)
ガウンを着て?妻と一緒に?

<フランク>
彼らはとても情愛のこもった別れ方をしたので、私も思わず感動してしまいましたよ。

<アイゼンシュタイン>
愛情こもったお別れ!ガウンを着て!いや いやそれはありえないぞ!ではその...そのアイゼンシュタインは、今どこにいるんだ?

<フランク>
彼は12号室に座っていますよ!

<アイゼンシュタイン>
12号室に?すぐにそいつに会わせてくれ!

<フランク>
申し訳ありませんが、許可証なしでは誰も囚人に会うことはできません。


第8場
フランク、アイゼンシュタイン、フロッシュ

<フロッシュ>
いつでも陽気なおいらの刑務所!またもうひとりやってきましたぜ!

<フランク>
何だって?

<フロッシュ>
またひとり女性が来たんでさあ

<フランク>
何だって?女性?

<フロッシュ>
はい、女性!今日初めてじゃないけど!

<フランク>
彼女はどんな様子だ?

<フロッシュ>
ベールをかぶってるけど 見たとこかなりのベッピンのようだ 広間にお連れしましたぜ


<フランク>
ベールをかぶった女性?
 (アイゼンシュタインの方を振り返り)
ちょっとの間失礼させて頂きます
  (退場)

<フロッシュ>
もしあの女もブチ込めと言われても、どこに入れたらいいのか分からねえや
 (呼び鈴が鳴る)
また誰か来た!休む間もありゃしねえや、だけど今日も楽しい刑務所 間違いなくそうだ とてつもなく楽しい!

(退場)


第9場
アイゼンシュタイン、その後フロッシュとブリント博士

<アイゼンシュタイン>
  (一人で)
誰か別のやつが俺の家で捕まって投獄された!しかもこの第二の男は俺の妻と一緒に夕食をとっていた...大発見だ、一気に酔いが醒めちまったぜ!もうお茶は必要ないが、許可証が必要になった 俺が俺に会って話をするためにだって!こりゃ無茶苦茶な話だぞ!


<フロッシュ>
 (第1幕のときと同じいでたちのブリントを連れてくる)
ちょっとここでお待ちを 博士。アイゼンシュタイン氏を連れてきますから
  (退場)

<ブリント>
  (アイゼンシュタインを見て)
そんな必要ないでしょうに?あなたを連れてくるですって?ここにいるのに!

<アイゼンシュタイン>
貴様には関係ない!俺はあそこにはいないけど、あそこにもいるんだ! 貴様ここに何をしに来た 真実をもてあそぶ本の虫野郎め?

<ブリント>
ここに何をしに来たですって?あなたが呼んだんじゃないですか

<アイゼンシュタイン>
俺が貴様を呼んだだと?

<ブリント>
使いの方ははっきりとおっしゃましたよ フォン·アイゼンシュタイン氏は私にとても会いたがっておられると!

<アイゼンシュタイン>
そのアイゼンシュタイン氏ってのは馬鹿か!

<ブリント>
ありえますな ですが...

<アイゼンシュタイン>
俺が、じゃない、そのもう一人の方が馬鹿だ! - 待てよ、いいアイデアが!俺に貴様の代わりをさせるんだ!


<ブリント>
私の代わりですと?フォン·アイゼンシュタインのままで居られた方がずっとよろしいでしょうに!

<アイゼンシュタイン>
あっちのアイゼンシュタイン氏と会うためだけだ、そうすりゃ俺は奴のことをうまいこと尋問できるんだ


<ブリント>
あなたはいつもそうやって大声で話して混乱させるんです!

<アイゼンシュタイン>
似ていれば似ているほどいい!上着をよこせ かつらと眼鏡と書類もだ!さっさとしろ、このへっぽこ大弁師め、さもなきゃ貴様 絞め殺すぞ!

(舞台裏に彼を引きずって行く)


第10場
フロッシュ、アルフレード、その後ロザリンデ

<フロッシュ>
ブリント弁護士、こちらがあなたにお会いしたいと言っている12号室の主です!

<アルフレード>
  (アイゼンシュタインのガウンとナイトキャップで)
誰もいないじゃないか

<フロッシュ>
そりゃ無理ですぜ だって彼はブリント(目が不自由)だから!(ひとりごと)
いまいましいブランデーめ!
  (退場)

<アルフレード>
  (一人で)
正直言ってぼくはもううんざりしてきている。もう丸々一晩が経ったけれど誰もぼくを気にかけてくれないように思えるんだ。これはぼくが秘密を守ることの報いなのか?

  (ロザリンデ入ってくる)
いや、まだ去らずにいよう、天がみずからこの牢獄の中へと ぼくを慰めるために来てくれたんだ。これは高貴な 実にロマンチックなことだ!

<ロザリンデ>
ここではロマンティックなお話はしないで!聞いて!

<アルフレード>
聞いてるよ

<ロザリンデ>
あなたはできるだけ早くここから離れなくちゃだめよ!

<アルフレード>
ああ、ぼくもそう願いたいところさ!

<ロザリンデ>
私の夫がここにいつやってくるか分からないでしょ、
あの人に少なくともあなたがこの服装でいるのを見られる訳にはいかないわ!

<アルフレード>
そうだね、彼はぼくが彼のガウンを着ていることを非難するのかも知れないからね!

<ロザリンデ>
あの人だってそんなこと言えないひどい振る舞いをしてるのに


<アルフレード>
ああ 責める資格はないさ ぼくをこんなに長い時間牢屋の中で苦しめて!

<ロザリンデ>
あの人はオルロフスキー公の晩餐会でお楽しみだったのよ!


<アルフレード>
ぼくのご主人さまのところでだって!何てスキャンダルだ!

<ロザリンデ>
それでもなお私の状況は悪いままよ どうしたら良いかも分からないし

<アルフレード>
多分弁護士はどうしたら良いか知ってるから ぼくが聞いてみるよ

<ロザリンデ>
弁護士さんよ!

<アルフレード>
 (ドアの方を見て)
やっと来たな!


第11場
ロザリンデ、アルフレード、マスクで顔を隠したアイゼンシュタイン

<アイゼンシュタイン>
 (ひとりごと)
ハ、浮気妻が男と一緒か!今は心を落ち着かせて 聞き出さなくてはならんな こいつらの関係がどういうものなのかをな!

Nr. 15 - 三重唱

<ロザリンデ>
私 不安でいっぱいよ
何を訊かれるのかしら?
思い切って私
彼に全部話すべきかしら?
この状況じゃ
慎重さが必要よ!

<アルフレード>
助言をもらうには
みんな話さなくちゃならないのか
何で気が乗らないのだろう?
彼に訴えればいい
この状況を
そしたら彼は助けてくれる!

<アイゼンシュタイン>
こいつの首根っこを掴んでやりたいが
それでは何も言わないだろう
張り倒してやりたいところだが
だがそれはしないでおこう
怯えさせちゃまずいからな
この汚い依頼人を!
  (作り声で)
ではお願いしますよ 起こったことのすべてを
私に詳しく説明してください
ちょっとしたことでも隠さずに
記録を取りますから

<ロザリンデ>
この事件はすごく特殊です
いずれお分かりになるでしょうけれど

<アルフレード>
かなり込み入っています
それは言っておかなくては

<アイゼンシュタイン>
さあ それでは記録を取ります
弁護に必要なのですから!

<アルフレード>
その奇妙な出来事は
昨夜 ぼくの上に起こりました
人違いでぼくは
こうして逮捕されてしまったのです
なぜならぼくはこの女性と
少々遅い夕食を取っておりましたので

<アイゼンシュタイン>
激しく
逮捕されて当然だ
この恥知らずめ!

<アルフレード>
何があなたの気に触ったのですか?
あなたはぼくの弁護士でしょう!

<アイゼンシュタイン>
 (ぐっとこらえて)
お許しください 取り乱しまして
事件の中身につい混乱してしまいまして
あなたを侮辱するつもりはありません
私はあなたの弁護士ですからな

<ロザリンデ、アルフレード>
弁護士先生 事件は実際
非常に奇妙、非常に奇妙!
血の気を静めて、そのような怒りは
絶対に良くありません!

<アイゼンシュタイン>
聞けば聞くほど混乱させる
俺をますますひどく
血の気を静めなくちゃな
俺は この怒りを
まだ隠しとく方がいいだろう!

<ロザリンデ>
すべては偶然でした
何も悪いことはしていません
けれど これがバレたら
私はマズいことになりますわ
きっとあの主人のことです
私が悪いと思うでしょう

<アイゼンシュタイン>
 (激しく)
そう思って当然だ
破廉恥なことをしやがって!

<ロザリンデ>
何があなたの気に触ったのですか?
あなたは私の弁護士でしょう!

<アイゼンシュタイン>
 (ぐっとこらえて)
お許しください 取り乱しまして
事件の中身につい混乱してしまいまして
あなたを侮辱するつもりはありません
私はあなたの弁護士ですからな

<ロザリンデ、アルフレード>
弁護士先生 事件は実際...

<アイゼンシュタイン>
聞けば聞くほど...
さて 全部話して頂けましたか
何も抜かすことなく
見落としたことはないですね
他に何もなかったんですな?

<アルフレード>
その質問はどういうことですか?

<ロザリンデ>
弁護士先生!

<アイゼンシュタイン>
白状しろといってるんだ
他には何もなかったのか?

<ロザリンデ>
弁護士先生、何をお考えなのです?
その質問はどういうことですか?

<アイゼンシュタイン>
おまえの良心に聞いているんだ
他には何もなかったのか?
すべてを知る必要があるんだ!

<ロザリンデ、アルフレード>
弁護士先生!弁護士先生!

<ロザリンデ>
さっきから聞いてれば あなたは
私の夫に同情的みたいですけど
それなら私も言わせてもらいますわ
ひどいのは私の夫の方です
決して私は許すことができません
夫の不実な恥ずべき行いを
彼は昨晩だってずっと
若い女と一緒に過ごしていたんです
楽しそうにデレデレと
私は絶対に許しません あの悪党を
今度 家に帰ってきたら
まず 目ん玉ひんむいて
それから別れてやるわ!

<アルフレード、アイゼンシュタイン>
彼女はまず そいつ(俺)の目ん玉ひんむいて
それから別れるつもりだ!

<アルフレード>
さて すべてがお分かり頂いたところで
教えて下さい どうしたら良いか?
ぼくたちに策を下さい
どうやったらあの夫の
鼻をあかすことができるんでしょう!

<アイゼンシュタイン>
  (テーブルの上を叩いて)
もうたくさんだ!

<アルフレード>
何のおつもりです?

<アイゼンシュタイン>
何と破廉恥な火遊び!

<ロザリンデ>
何のおつもりです?

<ロザリンデ、アルフレード>
先生 なぜそんなにわめくのです?

<アルフレード>
もうぼくもだまってられません
何をあなたは混乱してるのですか?
先生 一体あなたは何者なのですか?

<アイゼンシュタイン>
 (正体をあらわす)
俺が本物のアイゼンシュタインだ!

<ロザリンデ、アルフレード>
本物のアイゼンシュタイン?!

<アイゼンシュタイン>
そうだ! 俺は裏切られたんだ
そうだ! 俺は騙されたんだ
だが俺は復讐してやるぞ
今こそ恐ろしき復讐を!

<ロザリンデ>
裏切ったのはあなたじゃない
嘘をついたのはあなたじゃない
なのに復讐するだなんて

<アルフレード>
最初に旦那が裏切って
それから妻が裏切った
そこがこの話のポイントだな!

<アイゼンシュタイン>
そうだ! 俺は裏切られたんだ
そうだ! 俺は騙されたんだ
だが俺は復讐してやるぞ

<ロザリンデ>
許さないわ! 後悔なさい!
私だけが復讐を叫ぶわ!

<アルフレード、アイゼンシュタイン>
アイゼンシュタイン は復讐を叫ぶ!

<ロザリンデ>
許さないわ アイゼンシュタイン
後悔なさい アイゼンシュタイン
復讐を私は叫ぶわ!

<アルフレード、アイゼンシュタイン>
アイゼンシュタインは アイゼンシュタインは
恐ろしい復讐をするだろう!

<ロザリンデ>
それじゃ私の言うことも聞いてもらおうじゃない!

<アルフレード>
ちゃんと理性を取り戻してね!

<アイゼンシュタイン>
そんな口はきいてられなんじゃないか 貴様
俺のガウンを着て?

<アルフレード>
これはあんたのガウンだよ 確かに...

<ロザリンデ>
忌々しいガウンだわ ああ!

<アイゼンシュタイン>
ハッ この動かぬ証拠が
お前らふたりを蒼ざめさせ 黙らせてるな!

<ロザリンデ>
裏切ったのはあなたじゃない
嘘をついたのはあなたじゃない
なのに復讐するだなんて
許さないわ! 後悔なさい!
私だけが復讐を叫ぶわ!
復讐を 復讐をしてやるわ!

<アルフレード>
最初に旦那が裏切って
それから妻が裏切った
そこがこの話のポイントだな!
アイゼンシュタイン は アイゼンシュタインは
復讐を叫ぶだろう
アイゼンシュタインは恐ろしい復讐をするだろう!

<アイゼンシュタイン>
そうだ! 俺は裏切られたんだ
そうだ! 俺は騙されたんだ
だが俺は復讐してやるぞ
アイゼンシュタイン は アイゼンシュタインは
復讐を叫ぶのだ
アイゼンシュタインは恐ろしい復讐をするのだ!

<ロザリンデ>
  (話す)
あなたは私を責めるつもりでしょうけど、それなら私がとてもよく知っている裏切りの話をしてからにしてね
  (彼の鼻先に時計を突き出して)
どのくらいこれであなたは女をものにしたのかしら!


<アイゼンシュタイン>
 (当惑して)
俺の時計だ!これ以上まずい状況はないぞ!

<ロザリンデ>
私の心臓の鼓動をもう一度数えたいですか、侯爵さま?


<アイゼンシュタイン>
 (ひとりごと)
あのハンガリーの夫人だったのか?俺ってなんて馬鹿なんだ!

<アルフレード>
じゃああなたがアイゼンシュタインさん?

<アイゼンシュタイン>
ああ 俺がアイゼンシュタイン、この女の夫で このビロードのガウンの所有者だ!

<アルフレード>
ぼくはあなたに喜んで両方ともお返ししますよ

<アイゼンシュタイン>
喜んですぐに返してもらおうか!

<アルフレード>
すぐに?それは無理です!まずあなたは本来入るべき権利者として12号独房に入っていただかなくては!


<ロザリンデ>
あなた何を言ってるの?

<アルフレード>
あなたの夫は残りの7日間そこに留まるべきだと言ってるんです。ぼくは丸一晩ここにいたんですよ!


第12場
ロザリンデ、アイゼンシュタイン、アルフレッド、ファルケ、フランク

<ファルケ>
ああ、思っていた通りもう種明かしのシーンに突入しているな!

<ロザリンデ>
ファルケ博士 何をしに来られたのです?

<アルフレード>
しかし、本当のアイゼンシュタイン氏が明らかになったんですから、ぼくが不当に占拠していた彼の独房という場所はぜひお返ししたいものです


<アイゼンシュタイン>
違う!俺はアイゼンシュタイン氏じゃないんだ!俺がアイゼンシュタインだということを誰が証明できる?刑務所 - まっぴらだ!

<フランク>
とても残念なことですな 親しい友の意志に反して力ずくの手段を使わなければならないということは!


第13場
前と同じ登場人物  フロッシュ その後アデーレとイーダ。

<フロッシュ>
所長、13号独房のニ人の女性が殺気立っております


<フランク>
しまった、忘れていた!すぐに出してお連れしなさい!


<フロッシュ>
 (出て行きながら)
楽しい刑務所よ!

<ロザリンデ>
二人の女性とは誰ですか?

<フランク>
全く知らない人ではありませんよ、奥様。一人は良くご存知のはずです!

<アデーレ>
 (興奮しながら登場)
何てひどい!

<イーダ>
  (彼女に続いて)
失礼しちゃうわ!

<アデーレ>
  (フランクへ)
いったいどうしてあたしと妹は刑務所の中に閉じ込められなきゃなんないのよ?

<イーダ>
あたしたちが何か悪いことをしたって言うの?

<フランク>
申し訳ございません。この男の監督不行き届きで!

  (フロッシュを指さす)

<フロッシュ>
しかし、刑務所長殿はいいとおっしゃいましたけど...

<アデーレ>
刑務所長?

<フランク>
ですが あなたにひとつお聞きしたいことが
  (アイゼンシュテインを指して)
この紳士をご存知ですか?

<アデーレ>
アイゼンシュタイン氏、私のかつてのご主人さまよ!

<アイゼンシュタイン>
そんな証言がなんだ?俺は牢屋には入らんぞ!


<ファルケ>
では私たちは、もっとたくさんの証人を
集める必要がありますな!
  (中央のドアを開ける)

<フロッシュ>
まだいっぱい居るのか? おれたちのとこはいつも陽気だなあ!


第14場
前と同じ登場人物  オルロフスキーと舞踏会出席者全員

Nr. 16 - フィナーレ

<ロザリンデ、アデーレ、イーダ、フランク、合唱>
おお こうもり君、こうもり君
もう犠牲者を放しておやりよ
この哀れな男は この哀れな男は
すっかり参っているよ!

<アイゼンシュタイン>
俺に説明してくれないか
これはどういうことなのか?
俺にはさっぱり理解できないんだ!

<ファルケ>
これがこうもりの復讐なのさ!

<全員>
これがこうもりの復讐なのさ!
おお こうもり君、こうもり君
もう犠牲者を放しておやりよ
この哀れな男は この哀れな男は
すっかり参っているよ!

<アイゼンシュタイン>
だから説明してくれよ、頼むから!

<ファルケ>
お前を困らせたすべてのことは
俺が仕組んだ冗談さ!

<全員>
そして私たち皆で演じました!

<アイゼンシュタイン>
プリンスもですか?

<オルロフスキー>
ぼくも共演だ!

<アイゼンシュタイン>
じゃアデーレは?

<アデーレ>
あたしも共演よ!

<アイゼンシュタイン>
  (アルフレードに)
昨日の浮気も?

<アルフレード>
夢物語さ!

<アイゼンシュタイン>
だけど俺のガウンを着てるが?

<ロザリンデ>
小道具よ!

<アイゼンシュタイン>
良かった、幸せだ 嬉しい!
ああ、それを聞けて幸せだ!
妻よ、この胸に抱かせてくれ!

<アルフレード>
 (そっとオルロフスキーに)
全部が全部芝居ってわけじゃないけど
そう信じて貰っておいた方がいいな
幸せを奪っちゃいけないや!

<アデーレ>
で、あたしはどうしてくれるのよ?

<フランク>
この刑務所に留まってはいかがかね
私が友人として、父親代わりとして
あなたを女優にしてあげますよ

<オルロフスキー>
 (アデーレの腕を取って)
いや、ぼくは芸術のパトロンとして
こんな才能を見逃す訳にはいかない
それがぼくのモットーだからさ
「あんさん 好きなことしなはれ!」

<全員>
それがこの方のモットーだからさ
「あんさん 好きなことしなはれ!」

<アイゼンシュタイン>
  (語る)
ロザリンデ、この誠実なガブリエルを許してくれ 分かるだろう すべてはシャンパンのせいなんだ!

<ロザリンデ>
シャンパンが全て引き起こしたのね トララ ラ ラ ラ ラ ラ ラ
今日私たちを苦しめたことは トララ ラ ラ ラ ラ!
だけどシャンパンは真実も教えてくれた
そしてはっきりと見せてくれたわ
私の夫の誠実さを
そして夫を悔い改めさせたわ
声合わせ 声合わせ讃えましょう
すべての酒の王様を!

<全員>
声合わせ 声合わせ!

<ロザリンデ>
その勇名は知れ渡る あたりじゅうに
歓呼と共にシャンパン一世と呼ばれるの

<全員>
その勇名は知れ渡る あたりじゅうに
歓呼と共にシャンパン一世と呼ばれるのだ
SIEBENTER AUFTRITT
Frank. Eisenstein.

FRANK
Bist du nun endlich überzeugt?

EISENSTEIN
Allerdings, nach so handgreiflicher Beweisführung ...

FRANK
Du wirst mir nicht böse sein, Marquis, dass ich ein so drastisches Mittel anwendete.

EISENSTEIN
Ich kann dir um so weniger böse sein, als du vollkommen das Recht hättest, mich einkasteln zu lassen.

FRANK
Was willst du damit sagen, Bruder Marquis?

EISENSTEIN
Vor allem lass mich mit deinem Marquis zufrieden. Ich bin kein Marquis.

FRANK
Du scherzest!

EISENSTEIN
Ich bin ebensowenig Marquis Renard wie du Chevalier Chargrin bist!

FRANK
Was sagst du?

EISENSTEIN
Ich heisse Eisenstein und komme, meine achttägige Arreststrafe abzubüssen.
Sei also so gut, Bruder Gefängnisdirektor, mir meine Chambre séparée anzuweisen.

FRANK
Haha, der Witz ist nicht schlecht ausgedacht!

EISENSTEIN
Wieso Witz?

FRANK
Du willst mir mit gleicher Münze dienen. Aber unglücklicherweise geht die Geschichte nicht.

EISENSTEIN
Was heisst das?

FRANK
Das heisst, wie ich dir bewiesen habe, dass ich Gefängnisdirektor bin, kann ich dir auch beweisen, dass du nicht Eisenstein bist!

EISENSTEIN
Ich bin nicht Eisenstein? Auf den Beweis wäre ich doch neugierig!

FRANK
Nun denn, ich habe Eisenstein gestern abend persönlich arretiert!

EISENSTEIN
Du hast ihn arretiert! Wo und wann?

FRANK
Gestern abend zehn Uhr in seiner Wohnung.

EISENSTEIN
War er denn zu Hause?

FRANK
Natürlich, er sass ganz gemütlich im Schlafrock mit seiner Frau beim Souper.

EISENSTEIN
erregt
Im Schlafrock? Mit seiner Frau?

FRANK
Sie nahmen so zärtlichen Abschied, dass ich ganz gerührt wurde.

EISENSTEIN
Zärtlichen Abschied? Im Schlafrock! Nein, nein, das ist unmöglich! Und wo ... wo ist dieser Herr von Eisenstein jetzt?

FRANK
Er sitzt auf Numero 12!

EISENSTEIN
Auf Numero 12? Ich muss ihn sogleich sehen!

FRANK
Es tut mir leid, aber ohne Erlaubnisschein darf niemand zu den Gefangenen.


ACHTER AUFTRITT
Frank. Eisenstein. Frosch.

FROSCH
Immer fideler wird's bei uns im Gefängnis! Jetzt ist schon wieder eine da!

FRANK
Was willst du?

FROSCH
Es ist wieder eine Dame.

FRANK
Was sagst du? Eine Dame?

FROSCH
Jawohl, eine Dame! 's ist ja nicht die erste heut!

FRANK
Wie sieht sie aus?

FROSCH
Sie ist zwar verschleiert, aber aus ihrem Gehaben schliesse ich, dass sie hübsch ist. Ich habe sie ins Sprechzimmer geführt.

FRANK
Eine verschleierte Dame?
zu Eisenstein, der vor sich hinbrütet
Du entschuldigst mich einen Augenblick.
ab

FROSCH
Wenn ich die auch wieder einsperren soll, weiss ich wahrhaftig nicht, wohin.
es läutet
Schon wieder etwas! Keinen Augenblick Ruhe hat man; aber fidel ist's heute bei uns, das muss wahr sein, ungeheuer fidel!
ab


NEUNTER AUFTRITT
Eisenstein. Dann Frosch und Dr. Blind.

EISENSTEIN
allein
Ein anderer wurde also in meiner Wohnung arretiert und hier eingesperrt! Dieses zweite Ich hat mit meiner Frau soupiert, während ich ... Diese Entdeckung hat mich auf einmal ganz nüchtern gemacht! Ich brauche keinen Tee mehr, aber einen Erlaubnisschein brauche ich, wenn ich mich besuchen und mit mir selbst reden will! Es ist zum Tollwerden!

FROSCH
führt Blind, der wie im 1. Akt gekleidet ist, herein
Bitte, nur hier zu warten, Herr Doktor. Ich hole den Herrn von Eisenstein.
ab

BLIND
erblickt Eisenstein
Was sagt der Mensch? Er holt Sie? Sie sind ja schon da!


EISENSTEIN
Das geht Sie gar nichts an! Ich bin nicht nur da, sondern auch dort! Was wollen Sie hier, rechtsverdrehender Aktenwurm?

BLIND
Was ich hier will? Sie haben mich doch rufen lassen.

EISENSTEIN
Ich hätte Sie rufen lassen?

BLIND
Aber der Amtsdiener sagte doch ausdrücklich, dass mich Herr von Eisenstein zu sich bescheiden lasse!

EISENSTEIN
Weil Herr von Eisenstein ein Dummkopf ist!

BLIND
Wohl möglich, aber ...

EISENSTEIN
Das heisst, nicht ich, sondern der andere ist der Dummkopf! - Halt, eine Idee! Sie müssen mir Ihre Stelle abtreten!

BLIND
Meine Stelle? Herr von Eisenstein stehen sich doch viel besser!

EISENSTEIN
Nur bei der Zusammenkunft mit Herrn von Eisenstein; so kann ich ihn kennenlernen und ihn zugleich aufs genaueste inquirieren.

BLIND
Sie reden ja lauter konfuses Zeug!

EISENSTEIN
Um so mehr werde ich Ihnen gleichen! Ihren Rock brauche ich, Ihre Perücke, Brille und Akten! Vorwärts, Sie armseliger Aufklauber von Milderungsgründen, sonst erdrossle ich Sie!
treibt ihn rückwärts ab


ZEHNTER AUFTRITT
Frosch. Alfred. Später Rosalinde.

FROSCH
Herr Notar Blind, hier ist der Herr von Numero 12, der Sie zu sprechen wünscht!

ALFRED
in Eisensteins Schlafrock und Kappe
Es ist aber niemand zu sehen.

FROSCH
Das ist auch unmöglich, denn der ist ja - Blind!
für sich
Verdammter Slibowitz!
ab

ALFRED
allein
Ich muss gestehen, mein Abenteuer fängt an, mich zu langweilen. Es ist bereits Tag, und, wie es scheint, kümmert sich kein Mensch um mich. Ist das der Lohn meiner Diskretion?
Rosalinde tritt herein
Aber nein, ich bin nicht verlassen; die Himmlische kommt selbst, mich in meinem Kerker zu trösten. Fürwahr, das ist edel, das ist geradezu romantisch!

ROSALINDE
Hier ist von keiner Romantik die Rede! Hören Sie!

ALFRED
Ich höre.

ROSALINDE
Sie müssen so bald wie möglich fort von hier!

ALFRED
Ach ja, darum möchte ich auch bitten!

ROSALINDE
Mein Gatte kann jeden Augenblick hier erscheinen; er darf Sie nicht finden, am wenigsten in diesem Aufzuge!


ALFRED
Richtig, er könnte mir übelnehmen, dass ich seinen Schlafrock annektierte!

ROSALINDE
Er hat sich zwar unwürdig benommen, unverantwortlich ...

ALFRED
Ja, unverantwortlich, dass er mich so lange schmachten liess in diesem Arreste!

ROSALINDE
Während er sich bei einem Souper des Prinzen Orlofsky amüsierte!

ALFRED
Bei meinem Prinzen! Oh, der Schlankel!

ROSALINDE
Aber nichtsdestoweniger ist meine Lage entsetzlich, und ich weiss mir keinen Rat.

ALFRED
Vielleicht weiss der Notar Rat, den ich mir eben herholen liess.

ROSALINDE
Ein Notar!

ALFRED
zur Tür blickend
Hier ist er schon!


ELFTER AUFTRITT
Rosalinde. Alfred. Eisenstein in der Maske Blinds.


EISENSTEIN
für sich
Ha, die Treulose ist bei ihm! Jetzt Fassung und Ruhe; ich muss erfahren, wie sie miteinander stehen!

Nr. 15 - Terzett

ROSALINDE
Ich stehe voll Zagen,
Was wird er mich fragen?
Darf ich es wohl wagen,
Ihm alles zu sagen?
Die Situation
Erheischt Diskretion!

ALFRED
Um Rat ihn zu fragen,
Muss alles ich sagen,
Warum denn verzagen?
Wir werden ihm klagen
Die Situation.
Er hilft uns dann schon!

EISENSTEIN
Pack ich ihn beim Kragen,
So wird er nichts sagen.
Möcht nieder ihn schlagen,
Doch darf ich's nicht wagen,
Darf nicht einmal drohn
Dem falschen Patron! -
mit verstellter Stimme
Jetzt bitte ich, die ganze Sache
Mir haarklein zu erzählen,
Nicht das geringste zu verhehlen,
Indess ich mir Notizen mache.

ROSALINDE
Der Fall ist eigentümlich,
Wie Sie gleich werden sehn.

ALFRED
Sogar verwickelt ziemlich,
Das muss man eingestehn.

EISENSTEIN
Nun denn, so geben Sie zu Protokoll,
Worin ich Sie verteid'gen soll!

ALFRED
Ein seltsam Abenteuer
Ist gestern mir passiert,
Man hat mich aus Versehen
Hier in Arrest geführt,
Weil ich mit dieser Dame
Ein wenig spät soupiert.

EISENSTEIN
heftig
Ein Glück, dass es so kam,
Sie handelten infam!

ALFRED
Was kommt denn Ihnen in den Sinn?
Sie soll'n mich ja verteid'gen!

EISENSTEIN
fasst sich
Verzeihn Sie, wenn ich heftig bin,
Der Gegenstand reisst so mich hin.
Ich wollt' Sie nicht beleid'gen, nein,
Ich will Sie ja verteid'gen!

ROSALINDE, ALFRED
Mein Herr Notar, das war fürwahr
Sehr sonderbar, sehr sonderbar!
Nur ruhig Blut, denn solche Wut
Macht sich fürwahr nicht gut!

EISENSTEIN
Was ich erfahr, verwirrt fürwahr
Mich ganz und gar.
Drum ruhig Blut,
Ich muss die Wut
Verbergen jetzt noch gut!

ROSALINDE
Das Ganze war ein Zufall,
Nichts Übles ist passiert,
Doch würd' bekannt es werden,
Wär' ich kompromittiert,
Da sicher mich mein Gatte
Für schuldig halten wird!

EISENSTEIN
heftig
Da hätt' er auch ganz recht;
Sie handelten sehr schlecht!

ROSALINDE
Was kommt denn Ihnen in den Sinn?
Sie soll'n mich ja verteid'gen!

EISENSTEIN
fasst sich
Verzeihn Sie, wenn ich heftig bin,
Der Gegenstand reisst so mich hin.
Ich wollt' Sie nicht beleid'gen, nein,
Ich will Sie ja verteid'gen!

ROSALINDE, ALFRED
Mein Herr Notar usw.

EISENSTEIN
Was ich erfahr usw.. -
Ich bitt, mir alles zu gestehn
Und nichts zu übergehn.
Ist kein Detail mehr übersehn,
Ist weiter nichts geschehn?

ALFRED
Was sollen diese Fragen hier?

ROSALINDE
Mein Herr!

EISENSTEIN
Ich bitte zu gestehn,
Ist weiter nichts geschehn?

ROSALINDE
Mein Herr, was denken Sie von mir?
Was sollen diese Fragen hier?

EISENSTEIN
Ich frag Sie aufs Gewissen,
Ist weiter nichts geschehn?
Denn ich muss alles wissen!

ROSALINDE, ALFRED
Mein Herr! Mein Herr!

ROSALINDE
Es scheint fast, als empfinden Sie
Für meinen Gatten Sympathie.
Drum muss ich Ihnen sagen,
Ein Ungeheuer ist mein Mann,
Und niemals ich vergeben kann
Sein treulos schändliches Betragen.
Er hat die vor'ge ganze Nacht
Mit jungen Damen zugebracht,
Lebt' herrlich und in Freuden.
Doch schenk ich's nicht dem Bösewicht,
Und kommt er wieder mir nach Haus,
Kratz ich ihm erst die Augen aus
Und dann lass ich mich scheiden!

ALFRED, EISENSTEIN
Sie kratzt ihm (mir) erst die Augen aus
Und dann lässt sie sich scheiden!

ALFRED
Da Sie alles wissen nun,
Sagen Sie, was soll man tun?
Geben Sie uns Mittel an,
Wie man diesem Ehemann
Eine Nase drehen kann!

EISENSTEIN
schlägt auf den Tisch
Das ist zuviel!

ALFRED
Was soll das sein?

EISENSTEIN
Welch schändlich Spiel!

ROSALINDE
Was soll das sein?

ROSALINDE, ALFRED
Mein Herr, wozu dies Schrein?

ALFRED
Nun halt ich mich nicht länger,
Was mischen Sie sich drein?
Zum Henker, Herr, wer sind Sie denn?

EISENSTEIN
demaskiert sich
Ich bin Eisenstein!!

ROSALINDE, ALFRED
Er selbst ist Eisenstein?!

EISENSTEIN
Ja, ich bin's, den ihr belogen,
Ja, ich bin's, den ihr betrogen.
Aber rächen will ich mich
Jetzt fürchterlich!

ROSALINDE
Hat er selbst mich doch betrogen,
Treulos hat er mich belogen
Und nun tobt er: rächen will er sich!

ALFRED
Erst hat sie der Mann betrogen,
Dann hat ihn die Frau belogen,
Folglich hebt ja die Geschichte sich!

EISENSTEIN
Ja, ich bin's, den ihr belogen,
Ja, ich bin's, den ihr betrogen,
Aber rächen will ich mich!

ROSALINDE
Kein Verzeihn! Kein Bereun!
Ich allein will Rache schrein!

ALFRED, EISENSTEIN
Der Eisenstein will Rache schrein!

ROSALINDE
Kein Verzeihn, Herr Eisenstein,
Kein Bereun, Herr Eisenstein,
Rache schreie ich!

ALFRED, EISENSTEIN
Der Eisenstein, der Eisenstein
Will Rache fürchterlich!

ROSALINDE
So hören Sie mich endlich an!

ALFRED
So nehmen Sie Vernunft doch an!

EISENSTEIN
Sie wagen noch zu reden, Mann,
Und haben meinen Schlafrock an?

ALFRED
Dies ist Ihr Schlafrock, ich gesteh ...

ROSALINDE
Verhängnisvoller Schlafrock, weh!

EISENSTEIN
Ha, dies Indizium
Macht sie beide blass und stumm!

ROSALINDE
Hat er selbst mich doch betrogen,
Treulos hat er mich belogen,
Und nun tobt er: rächen will er sich!
Kein Verzeihn, kein Bereun,
Ich allein will Rache schrein,
Rache, Rache will ich!

ALFRED
Erst hat sie der Mann betrogen,
Dann hat ihn die Frau belogen,
Folglich hebt ja die Geschichte sich!
Der Eisenstein, der Eisenstein
Will Rache schrein,
Der Eisenstein will Rache fürchterlich!

EISENSTEIN
Ja, ich bin's, den ihr belogen,
Ja, ich bin's, den ihr betrogen,
Aber rächen werd ich mich.
Der Eisenstein, der Eisenstein
Will Rache schrein,
Der Eisenstein will Rache fürchterlich!

ROSALINDE
spricht
Also du willst mir Vorwürfe machen, du willst von Treulosigkeit sprechen, nachdem ich doch ganz genau weiss
ihm seine Uhr unter die Nase haltend
wieviel es bei dir geschlagen hat!

EISENSTEIN
verblüfft
Meine Uhr! Alle Teufel, an die dachte ich gar nicht mehr!

ROSALINDE
Wollen Sie wieder die Schläge meines Herzens zählen, Herr Marquis?

EISENSTEIN
für sich
Sie war meine Ungarin? O ich Einfaltspinsel!

ALFRED
Also Sie sind Herr von Eisenstein?

EISENSTEIN
Ja, ich bin Eisenstein, der Besitzer dieses samtenen Weibes und dieses meineidigen Schlafrocks!

ALFRED
Ich stelle Ihnen beides mit Dank zurück.

EISENSTEIN
Sie werden mir Satisfaktion geben, und zwar sogleich!

ALFRED
Sogleich? Unmöglich! Erst werden Sie die Güte haben, sich in die Zelle Numero 12 zu begeben, deren legitimer Besitzer Sie gleichfalls sind!

ROSALINDE
Was sagen Sie?

ALFRED
Ich sage, dass Ihr Herr Gemahl seine übrigen sieben Tage absitzen soll; ich habe an dem einen genug!


ZWÖLFTER AUFTRITT
Rosalinde. Eisenstein. Alfred. Falke. Frank.


FALKE
Ah, wie ich sehe, hat's hier schon eine Erkennungsszene gegeben!

ROSALINDE
Doktor, was haben Sie angestellt?

ALFRED
Allerdings, der wahre Herr von Eisenstein hat sich dekuvriert und brennt vor Verlangen, den von mir unrechtmässig okkupierten Platz in seiner Zelle einzunehmen.

EISENSTEIN
Niemals! Ich bin nicht Herr von Eisenstein! Wer will mir beweisen, dass ich Eisenstein bin? Ins Gefängnis - nimmermehr!

FRANK
Es sollte mir leid tun, wenn ich gegen meinen Duzbruder und Landsmann Gewaltmittel anwenden müsste!


DREIZEHNTER AUFTRITT
Vorige. Frosch. Dann Adele und Ida.

FROSCH
Herr Direktor, die beiden Damen auf Numero 13 machen einen Mordsspektakel.

FRANK
Ach, die hatte ich vergessen! Lass sie heraus und führe sie hierher!

FROSCH
im Abgehen
Fideles Gefängnis!

ROSALINDE
Wer sind die beiden Damen?

FRANK
Keine Unbekannten, gnädige Frau. Die eine besonders kennen Sie gut!

ADELE
aufgeregt herein
Abscheulich!

IDA
hinter ihr
Schändlich!

ADELE
zu Frank
Wie, mein Herr, Sie lassen mich und meine Schwester in ein Gefängnis sperren?

IDA
Was haben wir denn verbrochen?

FRANK
Ich bitte um Entschuldigung. Ein Versehen dieses Menschen!
deutet auf Frosch

FROSCH
Aber der Herr Gefängnisdirektor sagten ja ...

ADELE
Gefängnisdirektor?

FRANK
Allerdings, und als solcher frage ich Sie,
deutet auf Eisenstein
kennen Sie diesen Herrn?

ADELE
Herr von Eisenstein und meine verflossene Gnädige!

EISENSTEIN
Was kümmert mich dieses Zeugnis? Ich gehe nun einmal nicht ins Gefängnis!

FALKE
Nun, dann müssen wir noch weitere Zeugen kommen lassen!
öffnet die Mitteltür

FROSCH
Noch mehr? 's wird immer fideler bei uns!


VIERZEHNTER AUFTRITT
Vorige. Orlofsky und die ganze Ballgesellschaft.

Nr. 16 - Finale

ROSALINDE, ADELE, IDA, FRANK, CHOR
O Fledermaus, o Fledermaus,
Lass endlich jetzt dein Opfer aus.
Der arme Mann, der arme Mann
Ist gar zu übel dran!

EISENSTEIN
Woll'n Sie mir erklären nicht,
Was soll bedeuten die Geschicht'?
Noch werd ich nicht klug daraus!

FALKE
So rächt sich die Fledermaus!

ALLE
So rächt sich die Fledermaus!
O Fledermaus, o Fledermaus,
Lass endlich jetzt dein Opfer aus.
Der arme Mann, der arme Mann
Ist gar zu übel dran!

EISENSTEIN
So erklärt mir doch, ich bitt ...

FALKE
Alles, was dir Sorgen macht,
War ein Scherz, von mir erdacht.

ALLE
Und wir alle spielten mit!

EISENSTEIN
Wie, der Prinz?

ORLOFSKY
Ich spielte mit!

EISENSTEIN
Und Adele?

ADELE
Ich spielte mit!

EISENSTEIN
zu Alfred
Ihr Souper?

ALFRED
War nichts als Mythe!

EISENSTEIN
Doch, mein Schlafrock?

ROSALINDE
Requisite!

EISENSTEIN
Wonne, Seligkeit, Entzücken!
Oh, wie macht dies Wort mich froh!
Gattin, lass ans Herz dich drücken!

ALFRED
leise zu Orlofsky
War auch grad nicht alles so,
Wir wollen ihm den Glauben,
Der ihn beglückt, nicht rauben!

ADELE
Nun, und was geschieht mit mir?

FRANK
Bleiben im Arrest Sie hier,
Will ich Sie als Freund und Vater
Bilden lassen fürs Theater.

ORLOFSKY
Adeles Arm nehmend
Nein, ich lass als Kunstmäzen
Solch Talent mir nicht entgehn.
Das ist bei mir so Sitte:
Chacun à son goût!

ALLE
's ist mal bei ihm so Sitte:
Chacun à son goût!

EISENSTEIN
spricht
Rosalinde, vergib deinem treuen Gabriel! Du siehst, nur der Champagner war an allem schuld!

ROSALINDE
Champagner hat's verschuldet, tralalalala,
Was wir heut erduldet, tralalalala!
Doch gab er uns auch Wahrheit
Und zeigt' in voller Klarheit
Mir meines Gatten Treue
Und führte ihn zu Reue
Stimmt ein, stimmt ein und huldigt im Vereine
Dem König aller Weine!

ALLE
Stimmt ein, stimmt ein!

ROSALINDE
Die Majestät wird anerkannt rings im Land,
Jubelnd wird Champagner der Erste sie genannt!

ALLE
Die Majestät wird anerkannt rings im Land,
Jubelnd wird Champagner der Erste genannt!


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@ 藤井宏行


最終更新:2012年12月29日 10:14