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(第一幕のつづき)

(ファブリツィオの家の一階の部屋、奥に窓のある門があり、門は道路に面している)

第10場

(ピッポ、そのあとで食器の籠を持ったニネッタ、さらにイザッコが庭へ出てくる)

PIPPO
ああ、ぼくのおなかよ、
今日はもういっぱいだよね。食べ物や酒で
おまえをこんなに手を広げさせたよな
大臣もそれどころかスルタンさえもうらやむくらい

ISACCO
(道路で)
紐に編み棒、
ナイフにはさみ、
縫い針、くし、包丁、
火口、火打ち石にマッチ
さあ前へ、前へ
買いたい人は
売りたい人や
交換したい人も

PIPPO
くたばっちまいそうだ

NINETTA
(舞台に登場して)
行商人だわ!
なんていいときに来てくれたの!

(門を開けて道路に出る)

イザッコさん、イザッコさん?

ISACCO
どうしたね、可愛いお嬢さん

NINETTA
(困惑して)
ピッポ
雨が降りそうな気がするの
あいにくだけど
かささぎの鳥かごを
家に戻さないと・・

(ピッポが出ていくと、イザッコに)

ねえ、お願いが・・

(エプロンのポケットから父親に渡されたフォークを取り出して)


このフォークを売りたいの

ISACCO
買ってあげるよ

NINETTA
いくらくれるの?

ISACCO
とっても軽いな、でも
2スクードあげよう

NINETTA
あらひどいわ!
これの値打ちの三分の一もないじゃない

ISACCO
これ、怒らないで
それなら、もう1ツェッキーノあげよう

NINETTA
足りないわ

ISACCO
ああ、もういっちょ
勉強してあげようか。3スクードだ
これで満足かな?
ニネッタ、ああ、これでいっぱいだよ!
1・・2・・3、もう勘弁しておくれ

NINETTA
行って、行って
誰にも言わないでね

ISACCO
疑わんでくれ

(立ち去る)

第11場

NINETTA
(銀貨をエプロンのポケットに入れながら)
ああ、かわいそうなお父さん!

PIPPO
(かささぎの鳥かごを持って登場)
ほら、鳥かごだよ
でもこの悪党の
かささぎはどこへ行くのか知ってる?

(鳥かごをいつもの場所へ下ろす)

LA GAZZA
(窓で)
ピッポ?

NINETTA
あっちであんたに歌ってくれてるわ

PIPPO
そんな魔法で僕の気を狂わせたいんだな

(かささぎは一瞬のうちに鳥かごから飛んでいく)

いったいどうして、さっきのお願いが正しいのなら
あんな汚いけちんぼを入れたりしたの?

NINETTA
お金が必要なのよ、だから
彼に売ったの・・

PIPPO
ああ、わかってるよ
なにかお世話するためだね

NINETTA
そう、今のため
わたしには必要なかったから

PIPPO
ああ、なんて間違ったことをするんだ!
どうして僕に言ってくれないの?お姉さん
僕の貯金箱なら
みんな、いつでも好きにしてもらっていいのに

NINETTA
感謝するわ
でも私のことはほっといて、わかってるでしょ
とってもたいへんなことがおこるのが・・

PIPPO
僕も、お酒で
おんなじくらいそうなったから、もうまいっちゃうよ

(立ち去る)

第12場

NINETTA
すぐに行ってこのお金を栗の木の中に置かなくちゃ。
ああ、また会うまでにできることは・・
お父さん・・

(退場しようとしたとき、ルチア、代官、その他の人に出会う)

ああ!

第13場

(ルチアはニネッタを連れ戻す)

LUCIA
この子は家の中を、家の中を汚すんだね。
もうつかまえておかないと

(独白)

我慢しないと!時にはやめとく必要もあるんだ

(息子を代官と書記官に紹介して)

役人様、この子が
自慢の息子のジャンネットです

(ルチアはニネッタから食器の篭を取りあげて数えるために置く)


IL PODESTÀ
(ジャンネットに)
いや、私も元気が出るよ
私も新聞で
あなたの名前を何度も読んで、よく覚えている。
敵の手から奪い取った旗と、
あなたのもとで殺された二頭の馬の話だった
ほんとに若々しくて、ほんとに勇敢だ・・

GIANNETTO
まだそんな賞賛には値しませんよ

FABRIZIO
すばらしい!

(代官と書記官に)

あなたがたどう思われます?

LUCIA
9,10.
11・・

(ニネッタに)

びっくりだわ!ほら、いま
スプーンが足りないわ

NINETTA
どうしました?

LUCIA
そうよ、スプーンが一本。
あんたも数えてみて

(ニネッタはスプーンを数えはじめる。
他に考えをめぐらせて)

ああ!どういうこと?
今日スプーンをなくすなんて。他の日に
フォークをひとつなくしたのに。こんなこと起こりすぎだわ!

IL PODESTÀ
あなたがたが怒るのは正しい
ここに泥棒がいるということだな。調べよう
訴えよう。グレゴリオ・・

FABRIZIO
ああ、私の家で訴えるなんて
私は望まない。ニネッタ?

NINETTA
ほんとうです。
たったいま、失くしただけなのに、信じてください
ちょっと前には全部あったのに

(泣く)

FABRIZIO
ほら、泣かないで
見つかるから

GIANNETTO
(袖のほうへ向かって呼ぶ)
ピッポ?・・

(ピッポがすぐに駆け付ける)

つる棚の下まで
スプーンが落ちていないか見に
走って行ってくれ

(ピッポは出る)

LUCIA
何も見つからないに
決まってるさ

IL PODESTÀ
疑わないで
われわれで見つけましょう

(独白)

恐れるに足らないようなことでも、なにかあれば

(ルチアに)

紙とインクを

LUCIA
ちょっと時間をください

FABRIZIO
(代官に)
繰り返しますが
訴えようなんて思ってません

LUCIA
ああ、黙って、ばかね!
無実なのは明らかよ、もし悪いやつがいれば
見つけ出して懲らしめればいいでしょ

GIANNETTO
ああ、
ちょっとでもそんな・・

IL PODESTÀ
だが法律では
これはとても重大ですぞ
家の物の窃盗で有罪ならば
死刑です

GIANNETTO
死刑!

第14場

PIPPO
(登場)
上も下も
探しに探しました
でもなにもみつかりませんでした

NINETTA
(独白)
ああ、不幸な私!

IL PODESTÀ
やはり盗まれたのか

PIPPO
僕は何も知りません

NINETTA
でも私は無実です

IL PODESTÀ
今はそのようだね

(代官と書記官はテーブルにつく)

FABRIZIO
でも疑わしい者は
だれも
いそうにないのですが?

GIANNETTO
泥棒が家にいる!誰なんだ?

LA GAZZA
ニネッタ

NINETTA
(かささぎのほうを向いて)
ひどいわ、あんたまで私を非難するの?

GIANNETTO
(ニネッタに)
ああ、泣いている!

NINETTA
(かささぎを指差して)
だって聞こえなかった?

GIANNETTO
ああ、怖がらないで!
だれもきみを疑ってはいないよ

(かささぎは向こうへ飛んで行く)

FABRIZIO
(代官に)
もう、お願いですから
ほっといてください、やめてください。

IL PODESTÀ
できませんな

GIANNETTO
(代官に怒りをこめて)
でも・・

IL PODESTÀ
黙れ!

(書記官に)

書き留め給え

「ファブリツィオ・ヴィングラディート氏の
家宅にて
本日盗難が・・」

GIANNETTO
盗難じゃない、紛失だ

IL PODESTÀ
お静かに!まさしくこう言うべきです
「盗難」

(書記官に)

書いたか?
「食事に使用する
銀のスプーン」

NINETTA, GIANNETTO, FABRIZIO
(代官を指差して、独白)
なんてケダモノだ!なんてロバ野郎だ!
齧られてるような気分だ

PIPPO
(代官を指差して、独白)
なんて頭だ!なんて才能だ!
唖然とさせられちまう

IL PODESTÀ
(独白)
私はまだ怒りを感じている
私は恨みを晴らしたいのだ

LUCIA
(独白)
もう後悔を感じてきたわ
あの人は私を震え上がらせる

IL PODESTÀ
(ニネッタに)
あなたの父親の名前はなんという?

NINETTA
フェルナンド・ヴィラベッラです

IL PODESTÀ
ヴィラベッラ!なんと、なんと?
いまおたずね者の、悪人、
この悪党があなたの父親とは。
ああ恐ろしい! 私の部隊が
奴を捕らえられるかも

LUCIA, PIPPO
GIANNETTO, FABRIZIO
なんという謎!

IL PODESTÀ
ああ!いや、いや
こんな無邪気な娘が
みなを欺こうとするとは

NINETTA
もう逆らえないわ、ああ神よ!

(涙をふくためにエプロンからハンカチを取り出すと、
イザッコから受け取った銀貨が地面にこぼれ落ちる)

LUCIA
(驚いて)
まあ、そのお金は何?

NINETTA
(息を切らしてお金を拾いながら)
私のです、旦那様、私のです。

LUCIA
ああ、嘘をついているね

IL PODESTÀ
(書記官に)
急いで、書くんだ

NINETTA
誓います
私の、私のなんです、旦那様

PIPPO
彼女のだと、保証します
イザッコが彼女にあげたんです

LUCIA, GIANNETTO
FABRIZIO, IL PODESTÀ
(驚いて)
イザッコ!

IL PODESTÀ
(ピッポに)
どういうことだね?

PIPPO
なにかつまらないものを
いま売っただけですよ

IL PODESTÀ
(ニネッタに皮肉げに)
なにかつまらないもの!
つまり?

NINETTA
言えません

IL PODESTÀ
落とし穴に落ちることになるよ

GIANNETTO
(代官に怒って)
黙れ

(苦しげにニネッタに)

本当のことを言ってくれ

NINETTA
できません!

GIANNETTO
(生き生きと情熱的に強く求めて)
ああ、答えてくれ!

LUCIA
あんた震えてるわ、あんた混乱してるわ

NINETTA
私は、いえ、旦那様・・お願いです・・

IL PODESTÀ
(大声で)
無益な願いだ!
おまえにもう配慮はできない

NINETTA
(独白)
私は自分にあるはずの
揺るぎなさを失くしてしまいそう

LUCIA, GIANNETTO, FABRIZIO
(独白)
ああこの状況は
私を私でなくしてしまう!

PIPPO
(独白)
ああ残酷な状況だ!
ぼくがぼくでなくなっちゃう!

IL PODESTÀ
(嬉しそうな様子で、独白)
もはやおまえには余地がない
私の手にかかるしかない

GIANNETTO
(激情して)
イザッコを呼んで来い

PIPPO
(出ていきながら)
すぐに。

FABRIZIO
(すぐに出ようとするピッポに向かって)
広場にいるだろうよ

(その間に代官は道程を調べる)

LUCIA, GIANNETTO, FABRIZIO
酷い災難はもう終わってくれ!

NINETTA
(独白)
ああ、お父さん!あなたはこのことを知ってる。
私が話すことができれば

IL PODESTÀ
(ニネッタに)
その銀貨は私によこしなさい

NINETTA
(独白)
何をお求めですか、神様、ああ!

(銀貨を代官に渡す)

IL PODESTÀ
事務所に預けておこう

(ポケットに銀貨を入れる)

NINETTA
ああ残酷な運命!

IL PODESTÀ
(ニネッタを指し示して独白)
傲慢に大胆に
私はお前にふるまってやろう
いまや私が喜び勝ち誇る
瞬間が近いのだ

NINETTA
(独白)
お父さん、あなたのために
私はこの心が引き裂かれるのを感じています
私のより大きな苦痛で
あなたに、ああ、役に立てられないの!

LUCIA, GIANNETTO, FABRIZIO
(独白)
こうも青ざめ、こうも動揺し
胸のうちの魂が震えている
今は望み、そして今は震え
ああ、もはや考えることもできない

第15場

ISACCO
(つつましく)
イザッコをお呼びですかな

IL PODESTÀ
(ニネッタを指し示してイザッコに)
彼女から何か買ったのか?

ISACCO
(ためらいながら)
フォークに付いているスプーンをひとつだけ

GIANNETTO
(落胆して強い声で)
ニネッタ!ニネッタ!
どういうことなんだ?

(独白)

私は彼女のことを正直だと固く信じている!

LUCIA, FABRIZIO, PODESTÀ
(それぞれ様々な気持ちで)
真実を確信した
もう何ら疑いない

PIPPO
ああ、僕が思った通りに・・・
でもどうなるんだろう?

NINETTA
(イザッコに決然と)
フォークはどこ?
見せて

(ほかの人たちに)

見てください

ISACCO
いまさら求められても?
もう売っちまったよ

NINETTA
恐ろしい運命!

IL PODESTÀ
(書記官に耳打ちした後で)
だが早くしろ

(書記官は急いで退場する)

GIANNETTO
(イザッコに興奮して)
どんな字があった?

ISACCO
(いくらか考えた後で)
「F」と「V」がありました

NINETTA
(強く失望して、独白)
ああそんな!
同じ字が・・!
かわいそうな私!

TUTTI
(代官とイザッコ以外)
圧迫されるのを感じる
もはや希望はないのか
なんとひどい運命
おお神はいないのか!

IL PODESTÀ
すばらしい、すばらしすぎる!
もはや希望はないな

(独白)

おまえはまさしく私に
情けを乞わねばならない

GIANNETTO
ああこの騒がしさは!

TUTTI
(代官以外)
武装した警官だ!

LUCIA, PIPPO
GIANNETTO, FABRIZIO
(代官に)
ああ、閣下
お情けを、お情けを!

第16場

(グレゴリオが武装した人々の先頭にいる。大勢の村の住民とファブリツィオの一族全員)

IL PODESTÀ
(武装した人々にニネッタを指さして)
こいつを牢獄に送れ

GIANNETTO
(警官に抵抗して)
天の正義よ!待ってくれ、ああ気遣ってくれ・・

IL PODESTÀ
(武装した人々に)
私に従え

NINETTA
大いなる神よ!

LUCIA, PIPPO, FABRIZIO
(代官に懇願して)
やめてください

IL PODESTÀ
それはできない

(武装した人々に)

私の指示を遂行せよ

NINETTA, LUCIA, PIPPO
FABRIZIO, ISACCO, CORO
ああ運命か!

(警官がニネッタを取り囲む)

GIANNETTO
ひどすぎる!

(代官に)

そう思わないのか

IL PODESTÀ
聞こえんな

(fra sè)

いまは、満足だ
ああ、わが至福の時がおとずれたのだ!
彼女は恐怖に屈することになるだろう

NINETTA
胸のうちに千々の気持ちを感じる
私は恐怖に凍りつく

FABRIZIO, CORO
千々の怒りを胸のうちに感じる

LUCIA, PIPPO, GIANNETTO
ISACCO, CORO
私は恐怖に凍りつく

NINETTA
ああジャンネット!

GIANNETTO
私の・・!

(二人の恋人たちは抱きしめ合う)

IL PODESTÀ
(武装した人々に)
離れさせろ

NINETTA, GIANNETTO
ああ酷い!

TUTTI
(代官以外)
なんという恐怖!

IL PODESTÀ
(武装した人々に)
彼女を縛り付けろ

LUCIA, PIPPO
GIANNETTO, FABRIZIO
(代官に懇願して)
ああ閣下・・

IL PODESTÀ
だめだ

(武装した人々に)

引っ立てろ

NINETTA
(ジャンネット、ファブリツィオ、ルチアに)
お別れです!

LUCIA, GIANNETTO, FABRIZIO
ニネッタ!

IL PODESTÀ
(激しく)
おしまいだ

TUTTI
(ニネッタと代官以外、代官を指さして)
誰か胸に剣を振り降ろしてくれ!
この心がみんな粉々になればいいのに

NINETTA
(ジャンネット、ファブリツィオ、ルチアに)
せめて私のことを覚えていてください
かわいそうな私の心を哀れんでください

IL PODESTÀ
(ニネッタを指し示して、独白)
ああ、私の胸の中に喜びが輝く!

(代官と書記官は武装した人々とともに退場する、
ニネッタは連れていかれる、村人の群衆は妨害しようとする
ルチアはエプロンで顔を隠して動かずにとどまっている。
ファブリツィオはニネッタを追いかけようとする息子を必死に
とどめる。ピッポと他の一族の人たちは打ちひしがれた
表情をしている。
この場面で幕が下りる)


(Stanza terrena in casa di Fabrizio, nel fondo una porta con finestre che guardano sulla strada)

Scena Prima

(Pippo; quindi Ninetta che viene dal cortile col canestro delle posate; e infine Isacco)

PIPPO
O pancia mia, tu devi
Quest'oggi esser contenta; e cibi e vino
Io te ne diedi a così larga mano
Che un ministro sembravo, anzi un sultano.

ISACCO
(dalla strada)
Stringhe e ferri da calzette,
Temperini e forbicette,
Aghi, pettini, coltelli
Esca, pietre e zolfanelli.
Avanti, avanti
Chi vuol comprar,
E chi vuol vendere
O barattar.

PIPPO
Vattene alla malora.

NINETTA
(entrando in scena)
Il merciaiuolo!
Come opportuno ei viene! -

(aprendo la porta che mette alla strada)

Isacco, Isacco?

ISACCO
Son qua, mia cara signorina.

NINETTA
(con imbarazzo)
Pippo
Mi par che voglia piovere;
E però sarà bene
Di ritirare in casa
La gabbia della gazza. -

(Pippo esce. Ad lsacco)

Orsù, vorrei...

(togliendosi da una tasca del grembiale la posata datale da suo padre)

Vender questa posata.

ISACCO
Ed io la compro.

NINETTA
Quanto mi date?

ISACCO
È assai leggiera, pure
Vi do due scudi.

NINETTA
Oh indegnità! né meno
Un terzo del valore.

ISACCO
Via, non andate in collera
Vi do un zecchino, perché siete voi.

NINETTA
Non basta.

ISACCO
E bene, voglio
Fare uno sforzo. Questi son tre scudi:
Siete alfine contenta?
Ninetta, eh sì, per forza!
Uno... due... tre: tenete ma ci perdo.

NINETTA
Andate, andate;
E non dite a nessun...

ISACCO
Non dubitate.

(via)

Scena Seconda

NINETTA
(mettendosi il denaro in una tasca del grembiule)
Oh povero mio padre!

PIPPO
(entra la gabbia della gazza)
Ecco la gabbia
Ma quella scellerata
D'una gazza, chi sa dove n'è andata?

(depone la gabbia al suo luogo solito)

LA GAZZA
(sulla finestra)
Pippo?

NINETTA
Vedila là che ti canzona.

PIPPO
Mi vuol far impazzir quella stregona.

(La gazza dopo qualche istante vola nella sua gabbia)

Ma perché mai, se la domanda è lecita,
Faceste entrar quel sordido avaraccio?

NINETTA
Avea bisogno di denaro; e quindi
Gli ho venduto...

PIPPO
Ah! capisco:
Qualche galanteria...

NINETTA
Sì, che per ora
Non m'era necessaria.

PIPPO
Oh che sproposito!
Perché non dirlo a me? Cara signora,
Voi dovete disporre in tutto e sempre
Del mio salvadanaio.

NINETTA
Ti ringrazio.
Ma lasciami; tu sai
Che ho tante cose a fare...

PIPPO
Ed io, per Bacco,
Ne ho da fare altrettante, e son già stracco.

(via)

Scena Terza

NINETTA
Andiam tosto a deporre entro il castagno
Questo denaro. Oh se potessi ancora
Rivederti, o mio padre...

(incontrandosi in Lucia, Podestà, ecc. mentre fa per uscire)

Ah!

Scena Quarta

(Lucia che riconduce la Ninetta)

LUCIA
Brutta fraschetta in casa, in casa.
Se ti colgo ancora

(fra sè)

Pazienza! È d'uopo rinunziar per ora.

(presentando suo figlio al Podestà ed al Cancelliere)

Eccovi, o miei signori, quel Giannetto
Che si fe' tanto onor.

(La Lucia si fa recar dalla Ninetta il paniere delle posate, e si mette a contarle)

IL PODESTÀ
(a Giannetto)
Me ne rallegro.
Io lessi ne' giornali
Più volte il vostro nome, e ben rammento
E la bandiera che di man toglieste
All'inimico, e i due cavalli uccisi
Sotto di voi. Sì giovine, e sì prode...

GIANNETTO
Degno ancora non son di tanta lode.

FABRIZIO
Bravo! -

(al Podestà e al Cancelliere)

Che ve ne pare?

LUCIA
E nove e dieci
Ed undici. -

(alla Ninetta)

Stordita! ecco qui manca
Ora un cucchiaio.

NINETTA
Come?

LUCIA
Sì, un cucchiaio.
Conta pure tu stessa. -

(La Ninetta si pone a contar le posate.
Rivolgendosi agli altri)

Eh! Che ne dite?
Oggi manca un cucchiaio; l'altro giorno
Si perse una forchetta. Ah questo è troppo!

IL PODESTÀ
È giusto il vostro sdegno:
Qui ci sono de' ladri. Esaminiamo,
Processiamo. - Gregorio...

FABRIZIO
Eh, ch'io non voglio
Processi in casa mia. - Ninetta?

NINETTA
È vero;
Uno adesso ne manca: e pur, credete,
Poc'anzi c'eran tutti.

(piange)

FABRIZIO
E via non piangere
Lo troveremo.

GIANNETTO
(chiamando verso le quinte)
Pippo?...

(Pippo accorre subito.)

Corri a veder se mai
Là sotto al pergolato
Sia caduto un cucchiaio.

(Pippo esce)

LUCIA
Io ci scommetto
Che non si troverà.

IL PODESTÀ
Non dubitate;
Lo troveremo noi.

(Fra sè)

Voglio che almeno tremi l'indegna.

(alla Lucia)

Carta e calamaio.

LUCIA
Vi servo sul momento.

FABRIZIO
(al Podestà)
Vi ripeto
Ch'io non voglio processi.

LUCIA
Eh taci, sciocco!
L'innocente è sicuro; e se v'è il reo,
Giova scoprirlo e castigarlo.

GIANNETTO
Oh cielo!
Per sì piccola cosa...

IL PODESTÀ
E pur la legge
In questo è assai severa,
Ed i ladri domestici condanna
Alla morte.

GIANNETTO
Alla morte!

Scena Quinta

PIPPO
(entra)
E sopra e sotto,
Ho cercato e frugato,
Ma nulla ho ritrovato.

NINETTA
(fra sè)
Oh me infelice!

IL PODESTÀ
Dunque c'è furto.

PIPPO
Io non so niente.

NINETTA
Anch'io sono innocente.

IL PODESTÀ
Or si vedrà.

(Il Podestà e il Cancelliere siedono ad un tavolino)

FABRIZIO
Ma quale
Esser potrebbe mai
La persona sospetta?

GIANNETTO
Un ladro in casa! E chi sarà?

LA GAZZA
Ninetta.

NINETTA
(volgendosi alla gazza)
Crudel! Tu pur m'accusi?

GIANNETTO
(alla Ninetta)
Oh Dio, tu piangi!

NINETTA
(additando la gazza)
Ma non l'avete udita?

GIANNETTO
Ah non temere!
Nessun vi bada.

(La gazza vola via)

FABRIZIO
(al Podestà)
In somma, vi scongiuro,
Lasciate, desistete.

IL PODESTÀ
Non posso.

GIANNETTO
(con risentimento al Podestà)
Ma...

IL PODESTÀ
Silenzio!

(al Cancelliere)

E voi scrivete.

"In casa di Messere
Fabrizio Vingradito
È stato oggi rapito... "

GIANNETTO
Rapito, no; smarrito.

IL PODESTÀ
Zitto! Vuol dir lo stesso.
"Rapito."

(al Cancelliere)

Avete messo?
"Un cucchiaio d'argento
Per uso di mangiar."

NINETTA, GIANNETTO, FABRIZIO
(additando il Podestà. Fra sè)
Che bestia! Che giumento!
Mi sento a rosicar.

PIPPO
(additando il Podestà. Fra sè)
Che testa! Che talento!
Mi fa trasecolar.

IL PODESTÀ
(fra sè)
La rabbia ancor mi sento;
Mi voglio vendicar.

LUCIA
(fra sè)
Pentita già mi sento:
Colui mi fa tremar.

IL PODESTÀ
(alla Ninetta)
Di tuo padre qual è il nome?

NINETTA
Ferdinando Villabella.

IL PODESTÀ
Villabella! Come, come?
Ora intendo, furfantella:
Quel briccone era tuo padre.
Ma paventa! le mie squadre
Lo sapranno accalappiar.

LUCIA, PIPPO
GIANNETTO, FABRIZIO
Quale enigma!

IL PODESTÀ
Eh! Nulla, nulla.
Questa semplice fanciulla
Ne vuol tutti corbellar.

NINETTA
Più non resisto, oh Dio!

(si leva dal grembiale il fazzoletto per asciugarsi le lagrime, e rovescia in terra il denaro ricevuto da Isacco)

LUCIA
(con maraviglia)
Ma che denaro è questo?

NINETTA
(raccogliendo affannosamente il denaro)
È mio, signora; è mio.

LUCIA
Eh! tu mentisci.

IL PODESTÀ
(al Cancelliere)
Presto, scrivete.

NINETTA
Ve lo giuro;
È mio, è mio signora.

PIPPO
È suo, ve l'assicuro
Isacco a lei lo diè.

LUCIA, GIANNETTO
FABRIZIO, IL PODESTÀ
(con stupore)
Isacco!

IL PODESTÀ
(a Pippo)
Ed a qual titolo?

PIPPO
Per certe cianciafruscole
Che a lui pur or vende.

IL PODESTÀ
(ironicamente alla Ninetta)
Per certe cianciafruscole!...
Cioè?

NINETTA
Parlar non posso.

IL PODESTÀ
Caduta sei nel fosso.

GIANNETTO
(con ira al Podestà)
Tacete.

(con passione alla Ninetta)

Scopri il vero.

NINETTA
Non posso!

GIANNETTO
(insistendo con viva passione)
Deh rispondi !

LUCIA
Tu tremi; ti confondi.

NINETTA
Io, no, signora;... io spero...

IL PODESTÀ
(si alza)
Inutile speranza!
Rimedio più non v'è.

NINETTA
(fra sè)
Io perdo la costanza
Che ne sarà di me!

LUCIA, GIANNETTO, FABRIZIO
(fra sè)
Ah questa circostanza
Mi porta fuor di me!

PIPPO
(fra sè)
Oh fiera circostanza!
Io son fuor di me!

IL PODESTÀ
(con visibile gioia, fra sè)
Omai più non t'avanza
Che di venir con me.

GIANNETTO
(con impeto)
Si chiami Isacco.

PIPPO
(in atto di partire)
Subito.

FABRIZIO
(a Pippo che parte immediatamente)
In piazza il troverai.

(Intanto il Podestà esamina il processo)

LUCIA, GIANNETTO, FABRIZIO
Possano tanti guai alfine terminar!

NINETTA
(fra sè)
Oh, padre! Tu lo sai
S'io posso favellar.

IL PODESTÀ
(alla Ninetta)
Quel denaro a me porgete.

NINETTA
(fra sè)
Che pretende? O Numi, aiuto!

(consegna il denaro al Podestà)

IL PODESTÀ
All'Ufficio è devoluto.

(si pone in tasca il denaro)

NINETTA
Oh crudel fatalità!

IL PODESTÀ
(additando la Ninetta, fra sè)
La superbia e l'ardimento
Ti farò ben io passar.
Già vicino è il mio momento
Di godere e trionfar.

NINETTA
(fra sè)
Padre mio, per te mi sento
Questo core a lacerar;
E, per mio maggior tormento,
Non ti posso, oh Dio, giovar!

LUCIA, GIANNETTO, FABRIZIO
(fra sè)
Quel pallor, quel turbamento
Mi fa l'alma in sen tremar:
Ora spero ed or pavento;
Che mai deggio, oh Dio, pensar!

Scena Sesta

ISACCO
(con umiltà)
Isacco chiamaste.

IL PODESTÀ
(ad Isacco additandogli la Ninetta)
Che cosa compraste da lei poco fa?

ISACCO
(titubando)
Un solo cucchiaio con una forchetta.

GIANNETTO
(coll'accento della disperazione)
Ninetta! Ninetta!
Tu dunque sei rea?

(fra sè)

Ed io la credea l'istessa onestà!

LUCIA, FABRIZIO, PODESTÀ
(ciascuno con diverso affetto)
Convinta è la rea;
Più dubbio non v'ha.

PIPPO
Ah, s'io prevedea!...
Ma come si fa?

NINETTA
(ad lsacco con risolutezza)
Ov'è la posata?
Mostrate;

(agli altri)

E vedrete.

ISACCO
Che mai mi chiedete?
Venduta l'ho già.

NINETTA
Destin terribile!

IL PODESTÀ
(al Cancelliere dopo avergli parlato all'orecchio)
Ma fate presto.

(Il Cancelliere parte subito)

GIANNETTO
(con impeto ad lsacco)
Quai cifre v'erano?

ISACCO
(dopo aver alquanto pensato)
Eravi un "F" ed un "V" insieme.

NINETTA
(coll'accento della disperazione, fra sè)
Ancora questo!
Le stesse lettere!...
Misera me!

TUTTI
(fuorché il Podestà e Isacco)
Mi sento opprimere;
Non v'è più speme
Sorte più barbara,
Oh Dio, non v'è!

IL PODESTÀ
Bene, benissimo!
Non v'è più speme.

(fra sè)

Tu stessa chiedermi
Dovrai mercé.

GIANNETTO
Ma qual rumore!

TUTTI
(fuorché il Podestà)
La forza armata!

LUCIA, PIPPO
GIANNETTO, FABRIZIO
(al Podestà)
Ah mio signore.
Pietà, pietà!

Scena Settima

(Gregorio alla testa della gente d'arme; molti abitatori del villaggio e tutti i famigli di Fabrizio)

IL PODESTÀ
(alla gente d'arme, accennando la Ninetta)
In prigione costei sia condotta.

GIANNETTO
(opponendosi alle guardie)
Giuro al cielo! fermate, o temete...

IL PODESTÀ
(alla gente d'arme)
Obbedite.

NINETTA
Gran Dio!

LUCIA, PIPPO, FABRIZIO
(al Podestà supplicandolo)
Sospendete.

IL PODESTÀ
Non lo posso.-

(alla gente d'arme)

I miei cenni adempite.

NINETTA, LUCIA, PIPPO
FABRIZIO, ISACCO, CORO
Oh destin!

(Le guardie circondano la Ninetta)

GIANNETTO
Questo è troppo!

(al Podestà)

Sentite.

IL PODESTÀ
Son sordo.

(fra sè)

Ora è mia, son contento.
Ah sei giunto, felice momento!
Lo spavento piegar la farà.

NINETTA
Mille affetti nel petto mi sento;
Lo spavento gelare mi fa.

FABRIZIO, CORO
Mille furie nel petto mi sento;

LUCIA, PIPPO, GIANNETTO
ISACCO, CORO
Lo spavento gelare mi fa.

NINETTA
Ah Giannetto!

GIANNETTO
Mio ben !...

(I due amanti si abbracciano)

IL PODESTÀ
(alla gente d'arme)
Separateli.

NINETTA, GIANNETTO
Oh crudeli!

TUTTI
(fuorché il Podestà)
Che orrore!

IL PODESTÀ
(alla gente d'arme)
Legatela.

LUCIA, PIPPO
GIANNETTO, FABRIZIO
(al Podestà, supplicandolo)
Ah signore!...

IL PODESTÀ
Non più.

(alla gente d'arme)

Strascinatela.

NINETTA
(a Giannetto, Fabrizio e Lucia)
Io vi lascio!

LUCIA, GIANNETTO, FABRIZIO
Ninetta!

IL PODESTÀ
(con impeto)
Finiamola.

TUTTI
(fuorché Ninetta e il Podestà, additando il Podestà)
Chi gli vibra un pugnale nel seno!
Vorrei far tutto a brani quel cor.

NINETTA
(a Giannetto, Fabrizio e Lucia)
Ah di me ricordatevi almeno;
Compiangete il mio povero cor.

IL PODESTÀ
(additando la Ninetta, fra sè)
Ah la gioia mi brilla nel seno!

(Il Podestà ed il Cancelliere escono colle genti d'arme, le quali conducono via la Ninetta, attraversando la folla de' contadini. Lucia rimane immobile col viso nascosto nel suo grembiale. Fabrizio trattiene a forza suo figlio che vuol correre dietro alla Ninetta. Pippo e tutti gli altri famigli manifestano la loro costernazione;e su questo quadro cala il sipario)


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