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第1幕

第1場

(通常の緞帳幕の代わりにちゃちな白い幕が掛けられていて、その幕は舞台の床から2.5mを超えないようにしつらえられた上、金属のワイアーに沿って左右に動くようになっている。各場の表題のスライドは全て、この幕に映し出される。)


(音楽が始まると共に、幕にはレオカディア・ベクビク、三位一体のモーゼス、「支配人」のでぶの指名手配書が映し出される。罪状は美人局と詐欺破産。備考には「3人ともに逃亡中」。更に指名手配の写真。)


(しばらくすると、そのスライドにかぶさるように、真っ赤な文字で第1場の表題が映し出される。「都市マハゴニィの設立」。)


(幕が開く。背景には第1場のスライド、荒涼とした土地が表示される。バカでかい、ひどくオンボロのトラックがやってくるのが見える。キャブレーターがポンポンと音を立て……………………………………エンジンが止まり……………………………………車は立往生する。)

(しばらくすると、運転手席から三位一体のモーゼスが降りてきて、ボンネットの中を覗き込む。車の後ろからでぶが這い出てきて会話を始める。)

でぶ:
オイ、先に行かんのか?

モーゼス:
ああ、車がこわれちまったんだ。

でぶ:

じゃあ、先へは行けんな。

(間)

モーゼス:
けど、先に行かねえと。

でぶ:

行ったところで、砂ばかりだよ。

モーゼス:
じゃあ、先には行けねえな。

(間)

でぶ:

では、戻るしかないかな。

モーゼス:
けど、戻ったらオマワリがいる。奴らにゃ手配書でオレらの顔はお馴染みだぜ。

でぶ:

じゃあ、戻ることもできないのか。

(2人はタラップに腰を下ろし、煙草をふかす。)

モーゼス:
向こうの海岸じゃ、金が見つかってるって話だ。

でぶ:

だが、海岸と言っても、広いからな。

モーゼス:
じゃあ、そこにも行けねえな。

でぶ:

だが、あそこでは金が出ているんだよ。

モーゼス:
ああ、けど海岸は広過ぎるんだ。

ベクビク:
(車上に現れ)
先には行かないのかい?

モーゼス:
(車の前部分を思い切り一蹴りして)
はい。

ベクビク:
いいわ、じゃあ、ここにいればいいさ。

あたしは思うんだよ。先に進めないんなら、ここにとどまればいいじゃないって。ほら、あっちへ行って金の出る河を見てきた人たちもみんな言ってたじゃないか。河は金なんて滅多に吐き出しゃしないって。砂金掘りは重労働だし、あたしたちには真面目に働くなんて無理な話。でも、あたしはその言ってた連中に目を付けてるんだ。つまりはね、あいつらがあたしたちに金をよこすんだよ!同じ金なら河よりも人からの方が簡単に搾り取れるってことさ!


だから、ここに町を1つ作るんだよ
その名はマハゴニィ
その意味は「網の町」

でぶ/モーゼス:
網の町!

ベクビク:
この町は霞網になるんだよ
カモになるヤツらを捕まえるのさ
巷じゃ辛く苦しいことばかり
でも、ここには快楽がある
男たちの性欲も、押さえつけることはないよ
何をしたっていいのさ
これが金の力ってヤツだよ
ジンにウィスキー
女郎衆に野郎衆
ここでの一週間は、仕事なしの7日間
大きな台風もここまでは来ない
男たちは争いもせず
煙草をふかしながら、夜の訪れを待つのさ
3日おきに拳闘をしよう
やかましく野蛮に
でも、試合はフェアーに

(台詞)
だから、この場所に釣り竿を挿して、この布切れを掲げるんだよ。金の出る海岸から来てここを通り過ぎる船から、あたしたちのことが見えるようにね。

バーカウンターを置いて
この木の下のところに
これが町だよ
ここがその中心
その名は、ホテル「リッチマン」

でも、マハゴニーなんかできるのは
世の中があんまり、ひど過ぎるからなんだよ
平和なんて、やって来ないし
世の中、乱れきっているのに
何もないんだよ
人を支えてくれるものは

(長い釣り竿を真っ赤なマハゴニィの旗が高く揚がっていく。)


ベクビク/でぶ/モーゼス:
でも、マハゴニーなんかできるのは
世の中があんまり、ひど過ぎるからなんだよ
平和なんて、やって来ないし
世の中、乱れきっているのに
何もないんだよ
人を支えてくれるものは

(幕が閉じる。)

(幕が速やかに閉じると、その上に第2場の表題が映し出される。「これに続く数週間のうちに1つの町が瞬く間に育っていき、そこに最初の『人食いザメ』が移住してきた。」)


第2場

(閉じた幕から大きなトランクを持ったジェニィと6人の娘たちが現れ、トランクに腰掛けて「アラバマ・ソング」を歌う。)


ジェニィ:
オー、教エテ下サイ、近クニ酒場ハアリマセンカ?

6人の娘たち:
オー、訳ハ聞カナイデ、オー、聞カナイデ下サイ!

ジェニィ:
酒場ヲ見ツケナクテハ、イケナイノデス
モシモ、酒場ガ見ツカラナカッタラ

6人の娘たち:
私タチ、死ヌヨリ他ナイノデス!
私タチ、死ヌヨリ他ナイノデス!
私タチ、私タチ、私タチ、死ヌヨリ他ナイノデス!

ジェニィ:
オー、あらばまノオ月サマ
モウ、さよならシナクテハイケマセン
ままサンガ死ンデシマッタノデ
私タチ、オ酒ガイルノデス、オ分カリデスネ

オー、あらばまノオ月サマ
モウ、さよならシナクテハイケマセン
ままサンガ死ンデシマッタノデ
私タチ、オ酒ガイルノデス、オ分カリデスネ

オー、教エテ下サイ、イクラカオ金ハアリマセンカ?

6人の娘たち:
オー、訳ハ聞カナイデ、オー、聞カナイデ下サイ!

ジェニィ:
オ金ヲ見ツケナクテハ、イケナイノデス
モシモ、オ金ガ見ツカラナカッタラ

6人の娘たち:
私タチ、死ヌヨリ他ナイノデス!
私タチ、死ヌヨリ他ナイノデス!
私タチ、私タチ、私タチ、死ヌヨリ他ナイノデス!

ジェニィ:
オー、オ月サマ、あらばまノオ月サマ
モウ、さよならシナクテハイケマセン
ままサンガ死ンデシマッタノデ
私タチ、オ金ガイルノデス、オ分カリデスネ

6人の娘たち:
オー、あらばまノオ月サマ
モウ、さよならシナクテハイケマセン
ままサンガ死ンデシマッタノデ
私タチ、オ金ガイルノデス、オ分カリデスネ

ジェニィ:
オー、あらばまノオ月サマ
モウ、さよならシナクテハイケマセン
ままサンガ死ンデシマッタノデ
私タチ、オ金ガイルノデス、オ分カリデスネ

6人の娘たち:
オ分カリデスネ、オ分カリデスネ

(娘たちはトランクを持って退場する。幕には第3場の表題が映し出される。「楽園都市設立のニュースは大都市へと広まっていった。」)


第3場

(幕が開く。背景にはスライドで、百万都市の情景や数多くの人々の写真が映し出される。)


男たち:
(舞台裏から)
オレたちが住むのは大都市だ
足の下には下水道
中には何もない
見上げればあるのは煙

オレたちはその中にいる
オレたちには楽しいこともない
あっという間にオレたちは消えていくが
町はゆっくりと消えていくんだ

(でぶとモーゼスが現れる。)

でぶ:

世間の喧噪から遠く離れたところに

モーゼス:
やかましい列車も来やしないぜ

でぶ:

黄金都市マハゴニィはある

モーゼス:
そこで、昨日まずキミらに目を付けたんだ

でぶ:

今の世の大都市にいる者の多くは
ずっと不満を抱えている
そんな人は来ればいい、マハゴニィ、金色の町へ

モーゼス:
飲み代も安いぜ

でぶ:

ここキミたちの町はあまりに騒がしく
あるものは不安と諍いばかり
だが、人を支えてくれるものはない

モーゼス:
世の中あんまり、ひど過ぎるからさ

でぶ/モーゼス:
でも、一度一緒に座ってみればいい
マハゴニィの人たちと共に
ほら、キミたちも煙草をふかせば
キミたちの黄ばんだ肌からも煙が上る

空は羊皮紙、金ピカの煙草!
サンフランシスコも火事になれば
キミたちがいいなと思っていたものも
ほうら、ついにはおしまいだ

空は羊皮紙、金ピカの煙草!
サンフランシスコも火事になれば
キミたちがいいなと思っていたものも
ほうら、ついにはおしまいだ

男たち:
(舞台裏から)
オレたちが住むのは大都市だ
足の下には下水道
中には何もない
見上げればあるのは煙

オレたちはその中にいる
オレたちには楽しいこともない
あっという間にオレたちは消えていくが
町はゆっくりと消えていくんだ

でぶ:

(快活に)
だから、マハゴニィに行こうじゃないか!

モーゼス:
そこで、昨日まずキミらに目を付けたんだ

(幕が閉じる。第4場の表題。「これに続く何年かで、全ての大陸の不満を抱く者たちは黄金都市マハゴニィへと逃れるように移り住んでいった。」)


第4場

(スライドが消えると、幕の前に…第2場の娘たちと同じように…ジム、ジャック、ビル、ジョーの4人の男が現れる。)


ジム:
マハゴニーへ行こうぜ

ジャック:
風も涼しくさわやかだ

ビル:
あそこでは待ってるぜ、馬肉に女肉に

ジョー:
ウィスキーに賭場もな

ジム/ジャック/ビル/ジョー:
きれいな緑色のアラバマのお月さんよ
オレ達を照らすんだな!
だってオレ達、今日は持ってるんだぜ
シャツの下には札束をよ
お前さんの大口開けたバカ笑いでも買ってやろうと思ってさ

ジム:
マハゴニーへ行こうぜ
東風だって吹いている

ジャック:
あそこじゃピチピチの肉のサラダはあっても
お偉いさんはいやしない

ジム/ジャック/ビル/ジョー:
きれいな緑色のアラバマのお月さんよ
オレ達を照らすんだな!
だってオレ達、今日は持ってるんだぜ
シャツの下には札束をよ
お前さんの大口開けたバカ笑いでも買ってやろうと思ってさ

ジョー:
マハゴニーへ行こうぜ
とも綱ほどいて出港だ

ジム:
マハゴニーへ行こうぜ
風も涼しくさわやかだ

ビル:
ブン、ブン、ブン、ブン、文明病とも
オサラバさ

ジャック:
マハゴニーへ行こうぜ!

ジム/ジャック/ビル/ジョー:
きれいな緑色のアラバマのお月さんよ
オレ達を照らすんだな!
だってオレ達、今日は持ってるんだぜ
シャツの下には札束をよ
お前さんの大口開けたバカ笑いでも買ってやろうと思ってさ

(男たちは退場する。)

(幕に第5場の表題が映し出される。「その頃、都市マハゴニィに移住した者たちの中にはジム・マホニーもいた。そして、この男の物語こそが、これから皆様に語り聞かせるものなのである。」)


第5場

(幕が開くと、マハゴニィの船着き場を描いたスライドの前に、ジム、ジャック、ビル、ジョーの4人の男たちが見える。彼らは「マハゴニィはこちら」と書かれ、価格表の掛けられた標識の前に立っている。)


ジム:
知らない町に来た日には
はじめはちょっと戸惑っちまう

ジャック:
どこ行きゃいいのか、分からないし

ビル:
どいつを怒鳴りつければいい?

ジョー:
帽子を取って挨拶しなきゃいけないのは?

ジム:
それが困ったところなんだ
知らない町に来た時には

(ベクビクが大きな名簿を抱えてやってくる。)

ベクビク:
まあ、皆さん
ようこそこちらへ

(名簿を覗き込んで)
では、あなたがジミィ・マホニーさん
ナイフさばきで名の知られた方ね?
毎晩、寝酒には
コショウをきかせたジンがご所望の

ジム:
(台詞)
どうも!

ベクビク:
(台詞)
やもめのベクビクよ!

(挨拶して)
あなたが来ると伺って、ジャック・オブライエンさん
砂利をならしておきましたのよ

ジャック:
そいつはどうも

ベクビク:
じゃあ、あなたがミスター・ビリィ?

ジム:
(紹介して)
けちんぼビリィ

ベクビク:
あなたが、ミスター・ジョー?

ジム:
(同前)
アラスカの狼ジョー

ベクビク:
皆さんへの感謝のしるしに
価格を少し下げておきましょうね
(料金表を取り替える。)

ビル/ジョー:
そいつはありがたい!
(挨拶する)

ベクビク:
(台詞)
皆さん、手始めに活きのいいお嬢さんを、お側にいかがかしら?


(三位一体のモーゼスが娘たちの写真を持ってきて、モリタートの絵のように並べて立てる。)

ねえ皆さん、どの殿方も心の中にも理想の女性像ってものがありますわね。ある人にとっては豊満でも、ある人にとってはガリガリとかね。例えば、この娘は腰のバネが利いてて、あなた向きなんじゃないかしら、ジョーさん?

ジャック:
どっちかと言うと、オレ向きなんじゃないかな。

ジョー:
オレは何よりもまず、ブルネットじゃないと。

ベクビク:
あなたはどう、ビルさん?

ビル:
僕のことは御構いなく。

ベクビク:
じゃあ、ミスター・ジムは?

ジム:
ダメだ、写真なんかじゃ何も分からない。直に手に取ってみなくちゃ、分からないんだよ。その娘がいけるかどうかなんて。

出てこいよ、マハゴニィのきれいどころさんよ
オレたちには金があるが、キミたちには何がある?

ジャック/ビル/ジョー:
アラスカでの7年は
クソ寒かったが、金にはなったぜ
出てこいよ、マハゴニィのきれいどころさんよ
キャッシュで払ってやるよ、オレたちの気に入ったならな

(ジェニィと6人の娘たちが現れる。)

ジェニィ/6人の娘たち:
いらっしゃい、アラスカから来た兄さん方

ジム:
よろしくな、マハゴニィのきれいどころさん!

ジェニィ/6人の娘たち:
あっちは寒かった?お金はもってるの?
私たちはマハゴニィの娘
払ってくれたら、お好みのままにサービスするわよ

ベクビク:
(ジェニィを指し示して)
こちらがあなたの御相手の娘よ、ジャック・オブライエンさん。これでこの娘の腰使いに満足できないなら、あなたの50ドルはドブに捨てたも同然。

ジャック:
30ドル!

ベクビク:
(肩をすくめ、ジェニィに)
30ドルでどう?

ジェニィ:
ねえ、考え直して、ジャック・オブライエンさん
ねえ、考えてみて、30ドルぽっちで何が買えるのか
ストッキング10足も買えば、何も残らないじゃない
あたし、生まれはハバナだけど
ママは白人だったのよ
ママはよく言ってったわ
「お聞きよ、自分を売っちゃダメだよ
あたしみたいに自分を安売りしちゃ
見てご覧よ、ママがどうなったのかを」
だから、考え直して、ジャック・オブライエンさん

ジャック:
じゃあ、20ドルだ。

ベクビク:
30ドルですよ、お客さん。30ドル。

ジャック:
話にならない。

ジム:
オレが貰ってもいいかな。

(ジェニィに)
あんた、名前は?

ジェニィ:
オクラホマから来たジェニィ・ヒルよ
9週間前にこの町に来たの
それまで、あっちの大きな町にいたの
男の人の望むことを、あたし何でもするわ

あたし知ってるのアラスカ帰りのジミィ、ジミィ、ジミィのことを
あっちで死ぬような辛い思いをしてきて
それで、お金持ちになって、お金持ちになって
はち切れそうなほどジャケットに札束を詰め込んで
はるばるやって来て、マハゴニィを見るの

ねえ、ジミィ、あたしの愛しいジミィ
いつも男たちはあたしの脚を見るけど
あたしの脚はあなただけのものよ、ジミィ

ねえ、ジミィ、あたしの膝に座って
ねえ、ジミィ、あたしは恋を知らなかったの
ねえ、あたしのグラスから飲んで、ジミィ!

ジム:
よし、オレが買った。

ジェニィ:
頭を上げて、ジミィ。

(皆、マハゴニィに向けて出発しようとすると…………トランクを持った人々が反対方向からやって来る。)

ジョー:
何だ、あいつらは?

トランクを持った人々:
(大急ぎですれ違いながら)
船はもう出たか?助かった!いやいや、まだ、あそこに停泊しているぞ!

(トランクを持った人々は船着き場に向かって降りていく。)

ベクビク:
(彼らに向かって毒づいて)
トンマのコンコンチキ!船に向かって駆けていくわ。まだポケットの中はお金でいっぱいのくせに。最低なヤツよ!冗談の分からない人たちね!

ジャック:
なんか変だぞ、出て行く人がいるのは
いいとこならば、人はとどまるはずだ
なんだか胡散臭いところがあるんじゃないか

ベクビク:
でも、皆さん、マハゴニィにいらっしゃいますね
だからと言う訳でもないけど
ウィスキーをもう少し、おまけしておきましょうね

(より安い価格になった3つ目の価格表を2つ目のものの上に掛ける。)

ジョー:
このマハゴニィってヤツは、前評判の割には
何だか安っぽく見えて、こいつは気に入らない

ビル:
僕には何もかもが高過ぎる

ジャック:
それで、ジミィ、お前はどうだ。ここがいいとこだと思うか?

ジム:
オレたちがいれば、そこがいいところさ

ジェニィ/6人の娘たち:
ねえ、ジミィ、あたしの膝に座って
ねえ、ジミィ、あたしは恋を知らなかったの
ねえ、あたしのグラスから飲んで、ジミィ!

ジェニィ/6人の娘たち/ベクビク/ジム/ジャック/ビル/ジョー:
アラスカ帰りのジミィ、ジミィ、ジミィって人は

ジェニィ/6人の娘たち/ベクビク:
あっちで死ぬような辛い思いをしてきて

ジム/ジャック/ビル/ジョー:
それで、お金持ちになって、お金持ちになって

ジェニィ/6人の娘たち/ベクビク/ジム/ジャック/ビル/ジョー:
はち切れそうなほどジャケットに札束を詰め込んで
はるばるやって来て、マハゴニィを見る

(皆、マハゴニィに向かって去っていく。)

(幕が閉じると、その上にマハゴニィの市街図を描いたスライドが表示される。ジムとジェニィが幕の外に現れる。2人は通り過ぎながら歌う。)


第6場

ジェニィ:
あたし、殿方と知り合いになった時には
その方の好みを訊くことにしているの
おっしゃって、どうすればあなたのお気に召すのか

ジム:
そのままのキミが、オレの好みさ
でも「オレ、お前」で呼び合えたら
好き合ってるみたいで、いいんじゃないかな

ジェニィ:
それじゃ、ジミィ、あたしの髪はどうする?
下ろしておく、それともアップにする?

ジム:
色々、変えてみればいいよ
時と場合に応じてさ

ジェニィ:
だったら、下着はどうすればいいの、愛しい人?
スカートをめくった時、はいていた方がいい?
それとも下着はナシ?

ジム:
下着はナシで

ジェニィ:
あなたの好みに合わせるわ、ジミィ

ジム:
じゃあ、キミはどうしたいんだ?

ジェニィ:
何がしたいか言うには、まだ時間が早いんじゃないかしら

(幕の上に第7場の表題が映し出される。「どんな大企業にも危機はつきものである。」)

第7場

(幕が開く。背景にはスライドで、マハゴニィの犯罪と流通の統計が表示されている。7つの異なる価格表。ホテル「リッチマン」の中にあるバーカウンターのところにでぶとモーゼスが座っている。そこへ真っ青な顔をしたベクビクが駆け込んでくる。)


ベクビク:
でぶ、モーゼス!

(台詞、せわしく小声で)
でぶ、モーゼス、また、お客が帰っていくのを、あんたたちも見たかい?もう、港に着いた頃だよ。あたし、この目で見たんだ。


でぶ:

(同前)
どうして彼らを引き止められます?ここにあるのは酒場が数件と死んだような静けさしかないのに。

モーゼス:
それにしたって、あいつらもあいつらだ!魚1匹釣り上げただけでハッピー!家の前に座って煙草をふかせれば大満足だって言うんだから…

ベクビク/でぶ/モーゼス:
そうさ、このマハゴニィはちっとも商売になっちゃいないんだ

ベクビク:
(台詞)
今日のウィスキーの売値は12ドルだった。

でぶ:

明日は8ドルまで落ち込むだろう。

モーゼス:
それで、もう上げられやしねえんだ!

ベクビク/でぶ/モーゼス:
そうさ、このマハゴニィはちっとも商売になっちゃいないんだ

ベクビク:
(台詞)
どうしたらいいか、もう分からないよ!みんな、あたしに何かよこせって言うけど、あたしはもう何も持ってないんだ。一体、何をくれてやったら、あの人たちはここにいて、あたしたちに食べさせてくれるんだい?

ベクビク/でぶ/モーゼス:
そうさ、このマハゴニィはちっとも商売になっちゃいないんだ

ベクビク:
あたしだって昔は、男の人と壁にもたれて
言葉を交わしたこともあったのよ
愛だの恋だの語り合ったの
でも、お金がなくなったとたんに
男も色恋も消し飛んでしまった


でぶ/モーゼス:
色恋沙汰も金次第
色恋沙汰も金次第なんだ

ベクビク:
それが19年前!

(台詞)
19年前にあたしの不幸は始まって、生存競争にもまれて、あたしはすっかりボロボロになったのよ。これがあたしのいちかばちかの最後の賭けだったの。マハゴニィ、網の町が。でも、網には何もかかってこない…

ベクビク/でぶ/モーゼス:
そうさ、このマハゴニィはちっとも商売になっちゃいないんだ

ベクビク:
もう、後は戻るしかないわ
千の町を逆にたどっていって
19年の年月を後戻りするの
荷造りよ!荷造りするのよ!
あたしたち、帰るのよ

でぶ:

それはいい、やもめのベクビク!

(台詞)
それはいいですね、やもめのベクビク、あちらでは皆さん、お待ちかねですよ!

(新聞を読み聞かせる)
ペンサコラに警官隊が到着
レオカディア・ベクビクなる女を追跡中
しらみつぶしに家宅捜索を行い、さらに歩を進めている…


ベクビク:
ああ!もう絶体絶命だわ

でぶ/モーゼス:
そうだよ、やもめのベクビク:
不正ってものは割りに合わないんだよ
悪いことばかりしていては
長生きできないんだよ!

ベクビク:
でも、お金があれば!

(台詞)
そうだよ、お金さえあれば!この網のない網の町で、お金を手に入れられれば、お巡りが来たって平気なのに!今日も何人か来たんじゃなかった?あいつらお金を持ってそうに見えたよ。


多分、あいつらから金をちょうだいできるよ

(幕が閉じて、第8場の表題が映し出される。「真実を求める者は皆、失望を味わう。」)


第8場

(幕が開くと、第5場と同じようなマハゴニィの船着き場を描いたスライドが表示される。)


(町の方からやって来るのは…前の場面ではトランクを持った人々だったが…今度はジムとそれを引き止めようとする友人たちである。)

ジャック:
ジミィ、何で出て行きたいんだい?

ジム:
じゃあ、何でここにいなきゃないんだ?

ビル:
どうして、そんな風に顔をしかめるのかね?

ジム:
それは立て札を見たからだろうよ。そこに書いてたんだ、「禁止」って。

ジョー:
ジンもあるしウィスキーも安いだろ?

ジム:
安すぎるんだ!

ビル:
静かだし平和じゃないかね?

ジム:
静かすぎるんだ!

ジャック:
魚が食いたかったら、釣りだってできるよ。


ジム:
そんなのちっとも面白くないんだ。

ジョー:
煙草もふかせる

ジム:
(皮肉めかして)
煙草もふかせる。

ビル:
昼寝もできる

ジム:
(同前)
昼寝できる。

ジャック:
泳ぎもできるよ。

ジム:
(吐き出すように)
バナナだって取れるだろうさ!

ジョー:
水を眺めててもいい。

ジム:
(肩をすくめるだけ)

ビル:
忘れてもいい。

ジム:
でも何かもの足りないんだ。

ジャック/ビル/ジョー:
夜の訪れってのは素晴らしい
それに男同士の会話ってのもいいもんだろ

ジム:
(台詞)
でも何かもの足りないんだ。

ジャック/ビル/ジョー:
安寧と平和ってのも麗しい
静かな暮らしってのも楽しいだろ

ジム:
でも何かもの足りないんだ。

ジャック/ビル/ジョー:
素朴な暮らしってのも悪くない
それに自然の壮大さは比べようもないだろ

ジム:
(台詞)
でも何かもの足りないんだ

いっその事、自分の帽子を食ってしまいたいよ
そうすれば、腹の虫も収まるだろう
どうして自分の帽子を食っちゃいけないんだ
他に何も、他に何も
他に何も、する事がないってのに

カクテルのイロハ憶えて
夜明けまで月を見飽かした
でもマンダレーのバーは閉まったままだし
何も起こりゃしない
なあ、みんな、何にも起こりゃしないんだ

ジャック/ビル/ジョー:
おい、ジミィ、落ち着けって
マンダレーのバーならすぐそこだろ!

ジョー:
ジミィは手前の帽子が食いたいんだとさ

ビル:
どうして自分の帽子なんか食べたがるんだい?

ジャック/ビル/ジョー:
お前は大バカ野郎だよ、ジミィ!
ダメだ、そんな事できっこないぜ、ジミィ!
そんな無茶はさせないぞ!
ジミィ、もう限界だ!

(わめく)
お前の事をちょっとばかりのしてやる
それで、ジミィ、お前もまた、真人間になれるだろうよ!

ジム:
(落ち着いて)
でも、みんな、オレは真っ当な人間でなんかいたくないんだ

どうしたって、ジョージアに行かなきゃならない
あそここそ、本当の町ってヤツだ
どうしてジョージアに行っちゃいけないんだ
他に何も、他に何も
他に何も、する事がないってのに

カクテルのイロハ憶えて
夜明けまで月を見飽かした
でもマンダレーのバーは閉まったままだし
何も起こりゃしない
なあ、みんな、何にも起こりゃしないんだ

ジャック/ビル/ジョー:
おい、ジミィ、落ち着けって
マンダレーのバーならすぐそこだろ!

ジョー:
ジミィは手前の帽子が食いたいんだとさ

ビル:
どうして自分の帽子なんか食べたがるんだい?


(2番の歌詞に合わせた別バージョン)

ジョー:
ジミィはジョージアに行きたいんだとさ

ビル:
どうしてジョージアなんかに行きたがるんだい?


ジャック/ビル/ジョー:
お前は大バカ野郎だよ、ジミィ!
ダメだ、そんな事できっこないぜ、ジミィ!
そんな無茶はさせないぞ!
ジミィ、もう限界だ!

(わめく)
お前の事をちょっとばかりのしてやる
それで、ジミィ、お前もまた、真人間になれるだろうよ!

ジム:
(落ち着いて)
でも、みんな、オレは真っ当な人間でなんかいたくないんだ

ジョー:
さあ、お前も言いたい事は言ったんだから、心楽しくマハゴニィに戻ろうじゃないか。

(3人はジムを町に連れ戻していく。)

Erster Akt

Nr.1

(An Stelle des üblichen Vorhangs fungiert eine kleine weiße Gardine, die, nicht höher als 2 1/2 Meter vom Bühnenboden aus gerechnet, sich an einem blechernen Draht nach rechts und links aufziehen läßt. Auf dieser Gardine erscheinen die Projektionen aller Szenenüberschriften.)


(Mit dem Beginn der Musik erscheint auf der Gardine der Steckbrief von Leokadja Begbick, Dreieinigkeitsmoses und Fatty, dem „Prokuristen.“ Die Anklage lautet auf Kuppelei und betrügerischen Bankrott. Ein Vermerk: ALLE DREI SIND FLÜCHTIG. Dazu die Photos der Gesuchen.)


(Dann läuft über diese Projektion in roter Schrift die Überschrift der ersten Szene: „GRÜNDUNG DER STADT MAHAGONNY.“)


(Gardine auf. Im Hintergrunde steht Projektion Nr. 1, darstellend eine öde Gegend. Man sieht ein großes, übel zugerichtetes Lastauto hereinrollen. Der Vergaser knallt — — — — — — — — — — — — — — der Motor setzt aus — — — — — — — — — — — — — — der Wagen steht.)


(Dann klettert vom Chauffeursitz herunter Dreieinigkeitsmoses und kriecht unter die Haube. Aus dem Hinterteil des Autos kriecht Fatty und beginnt den Dialog:)

Fatty:
Halloh, wir müssen weiter!

Moses:
Aber der Wagen ist kaputt.


Fatty:
Ja, dann können wir nicht weiter.


(Pause)


Moses:
Aber wir müssen weiter.


Fatty:
Aber vor uns ist nur Wüste.


Moses:
Ja, dann können wir nicht weiter.


(Pause)


Fatty:
Also müssen wir umkehren.


Moses:
Aber hinter uns sind die Konstabler, die uns von Angesicht zu Angesicht kennen.


Fatty:
Ja, dann können wir nicht umkehren.


(Sie setzen sich aufs Trittbrett und rauchen.)


Moses:
Oben an der Küste wird aber doch Gold gefunden.


Fatty:
Ja, die Küste, die ist lang.


Moses:
Ja, dann können wie eben nicht hin.


Fatty:
Aber es wird dort Gold gefunden.


Moses:
Ja, aber die Küste ist zu lang.


Begbick:
(wird oben sichtbar)
Geht es nicht weiter?


Moses:
(zermalmt mit einem Fußtritt den Vorderteil des Autos)
Nein.


Begbick:
Gut, dann bleiben wir hier.


Es ist mir eingefallen: wenn wir nicht hinaufkommen können, werden wir hier unten bleiben. Seht, alle Leute die von dort herunter kamen und die Goldflüsse gesehen haben, sagten, daß die Flüsse das Gold sehr ungern hergeben. Es ist eine schlimme Arbeit, und wir können nicht arbeiten. Aber ich habe diese Leite gesehen und ich sage euch, sie geben das Geld her! Ihr bekommt leichter das Gold von Männern als von Flüssen!


Darum laßt uns hier eine Stadt gründen

Und sie nennen Mahagonny,

Das heißt: Netzestadt!


Fatty/Moses:
Netzestadt!


Begbick:
Sie soll sein wie ein Netz,

Das für die eßbaren Vögel gestellt wird.

Überall gibt es Mühe und Arbeit,

Aber hier gibt es Spaß.

Denn es ist die Wollust der Männer, nicht zu leiden

Und alles zu dürfen.

Das ist der Kern des Goldes.

Gin und Whisky

Mädchen und Knaben.

Und eine Woche ist hier: Sieben Tage ohne Arbeit,

Und die großen Taifune kommen nicht bis hierher.

Aber die Männer ohne Zank

Erwarten rauchend das Heraufkommen des Abends.

An jedem dritten Tag gibt es Kämpfe

Mit Gebrüll und Roheit,

Doch die Kämpfe sind fair.


(spricht)
Steckt also diesen Angelstock in dieser Erde und hißt dieses Stück Leinen, damit die Schiffe, die von der Goldküste hier vorüberfahren, uns sehen können.


Stellt den Bartisch auf

Dort unter diesem Baum,

Das ist die Stadt,

Dies ist ihre Mitte,

Und sie heißt: Hotel „zum reichen Manne.“


Aber dieses ganze Mahagonny

Ist nur, weil alles so schlecht ist,

Weil keine Ruhe herrscht

Und keine Eintracht,

Und weil es nichts gibt,

Woran man sich halten kann.


(Während der rote Mahagonny-Wimpel an einem langen Angelstock hochgeht.)


Begbick/Fatty/Moses:
Aber dieses ganze Mahagonny

Ist nur, weil alles so schlecht ist,

Weil keine Ruhe herrscht

Und keine Eintracht,

Und weil es nichts gibt,

Woran man sich halten kann.


(Gardine zu.)


(Die Gardine schließt sich eilig und es erscheint auf ihr die Überschrift der 2. Szene: „RASCH WUCHS IN DEN NÄCHSTEN WOCHEN EINE STADT AUF, UND DIE ERSTEN „HAIFISCHE“ SIEDELTEN SICH IHR AN.“)


Nr. 2

(Aus der geschlossen Gardine treten mit einem großen Koffer Jenny und die 6 Mädchen, setzen sich auf den Koffer und singen den Alabama-Song.)


Jenny:
Oh show us the way to the next whisky bar.


6 Mädchen:
Oh don’t ask why, oh don’t ask why


Jenny:
For we must find the next whisky bar,

For if we don’t find the next whisky bar.


6 Mädchen:
I tell you we must die!

I tell you we must die!

I tell you, I tell you, I tell you we must die!


Jenny:
Oh! Moon of Alabama

We now must say good bye.

We’ve lost our good old mamma

And must have whisky oh you know why.


Oh! Moon of Alabama

We now must say good bye.

We’ve lost our good old mamma

And must have whisky, oh you know why.


Oh show us the way to the next little Dollar.


6 Mädchen:
Oh don’t ask why, oh don’t ask why


Jenny:
For we must find the next little Dollar,

For if we don’t find the next little Dollar.


6 Mädchen:
I tell you we must die,

I tell you we must die,

I tell you, I tell you, I tell you we must die.


Jenny:
Oh! Moon, oh moon of Alabama,

We now, we now must say good bye.

We’ve lost our good old mamma

And must have Dollars oh you know why.


6 Mädchen:
Oh! Moon of Alabama,

We now must say good bye.

We’ve lost our good old mamma

And must have Dollars oh you know why.


Jenny:
Oh moon of Alabama,

We now must say good bye.

We’ve lost our good old mamma

And must have Dollars oh you know why.


6 Mädchen:
You know why, you know why.


(Die Mädchen gehen mit ihrem Koffer ab. Auf der Gardine erscheint die Überschrift der 3. Szene: „DIE NACHRICHT VON DER GRÜNDUNG EINER PARADIESSTADT ERREICHT DIE GROSSEN STÄDTE.“)


Nr. 3

(Die Gardine öffnet sich. Auf dem Hintergrund erscheint eine Projektion, darstellend die Ansicht einer Millionenstadt, sowie die Photographien vieler Männer.)


Männer:
(hinter der Szene)
Wir wohnen in den Städten.

Unter ihnen sind Gossen,

In ihnen ist nichts,

Über ihnen ist Rauch.


Wir sind noch drin,

Wir haben nichts genossen.

Wir vergehen rasch

Und langsam vergehen sie auch.


(Fatty und Moses treten auf.)


Fatty:
Fern vom Getriebe der Welt


Moses:
Die großen Züge kommen nicht vorbei


Fatty:
Liegt die Goldstadt Mahagonny.


Moses:
Dort wurde gestern erst nach euch gefragt.


Fatty:
Zu unserer Zeit gibt es in den großen Städten viele,

Denen es nicht mehr gefällt.

Solche gehen nach Mahagonny, der Goldstadt.


Moses:
Die Getränke sind billig.


Fatty:
Hier in euren Städten ist der Lärm zu groß,

Nichts als Unruhe und Zwietracht

Und nichts woran man sich halten kann.


Moses:
Weil alles so schlecht ist.


Fatty/Moses:
Doch sitzt ihr einmal beiden

Mahagonnyleuten,

Nun, so raucht ihr auch,

Und aus euren gelben Häuten steigt Rauch.


Himmel wie Pergament, gold’ner Tabak!

Wenn San Franzisko brennt,

Was ihr dran Gutes nennt,

Sehet, das geht am End’ in einen Sack.


Himmel wie Pergament, gold’ner Tabak!

Wenn San Franzisko brennt,

Was ihr dran Gutes nennt,

Sehet, das geht am End’ in einen Sack.


Männer:
(hinter der Szene)
Wir wohnen in den Städten.

Unter ihnen sind Gossen.

In ihnen ist nichts.

Über ihnen ist Rauch.


Wir sind noch drin,

Wir haben nichts genossen.

Wir vergehen rasch,

Und langsam vergehen sie auch.


Fatty:
(frei)
Drum auf nach Mahagonny!


Moses:
Dort wurde gestern erst nach euch gefragt.


(Die Gardine schließt sich. Überschrift der 4. Szene: „IN DEN NÄCHSTEN JAHREN ZOGEN DIE UNZUFRIEDENEN ALLER KONTINENTE DER GOLDSTADT MAHAGONNY ENTGEHEN.“)


Nr. 4

(Die Projektion erlischt und vor die Gardine treten — wie die Mädchen in Nr. 2 — jetzt die vier Männer: Jim, Jack, Bill, Joe.)


Jim:
Auf nach Mahagonny,


Jack:
Die Luft ist Kühl und frisch,


Bill:
Dort gibt es Pferd- und Weiberfleisch,


Joe:
Whisky und Pokertisch.


Jim/Jack/Bill/Joe:
Schöner grüner Mond von Alabama,

Leuchte uns!

Denn wir haben heute hier

Unterm Hemde Geldpapier

Für ein großes Lachen deines großen dummen Munds.


Jim:
Auf nach Mahagonny,

Der Ostwind, der geht schon,


Jack:
Dort gibt es frischen Fleischsalat

Und keine Direktion.


Jim/Jack/Bill/Joe:
Schöner grüner Mond von Alabama,

Leuchte uns!

Denn wir haben heute hier

Unterm Hemde Geldpapier

Für ein großes Lachen deines großen dummen Munds.


Joe:
Auf nach Mahagonny,

Das Schiff wird losgeseilt.


Jim:
Auf nach Mahagonny,

Die Luft ist kühl und frisch.


Bill:
Die zi-zi-zi-zivilis,

Die wird uns dort geheilt.


Jack:
Auf nach Mahagonny!


Jim/Jack/Bill/Joe:
Schöner grüner Mond von Alabama,

Leuchte uns!

Denn wir haben heute hier

Unterm Hemde Geldpapier

Für ein großes Lachen deines großen dummen Munds.


(Die Männer ab.)


(Auf der Gardine erscheint die Überschrift der 5. Szene: „DAMALS KAM UNTER ANDEREN AUCH JIM MAHONEY IN DIE STADT MAHAGONNY UND SEINE GESCHICHTE IST ES, DIE WIR IHNEN ERZÄHLEN WOLLEN.“)


Nr. 5

(Die Gardine öffnet sich und zeigt vor einer Projektion, darstellend den Landungsplatz von Mahagonny, die vier Männer Jim, Jack, Bill, Joe. Sie stehen vor einem Wegweiser „NACH MAHAGONNY“, an dem eine Preistafel hängt.)


Jim:
Wenn man an einen fremden Strand kommt,

Ist man immer zuerst etwas verlegen.


Jack:
Man weiß nicht recht, wohin man gehen soll,


Bill:
Wen man anbrüllen darf


Joe:
Und vor wem man den Hut zieht.


Jim:
Das ist der Nachteil,

Wenn man an einen fremden Strand kommt.


(Begbick kommt mit einer großen Liste.)


Begbick:
Ach, meine Herren,

Willkommen zu Hause.


(sieht in der Liste nach)
Ist das denn nicht Herr Jimmy Mahoney,

Der berühmt ist im Messerspitzeln?

Jeden Abend vor dem Schlafengehen

Wünschen Gin und Pfeffer.


Jim:
(gesprochen)
Angenehm!


Begbick:
(gesprochen)
Witwe Begbick!


(Begrüßung)
Und zu Ihrer Ankunft, Herr Jack O’Brien,

Haben wir den Kies gehackt.


Jack:
Danke Ihnen.


Begbick:
Und Sie, Mister Billy?


Jim:
(vorstellend)
Sparbüchsen-Billy.


Begbick:
Und Sie, Mister Joe?


Jim:
(ebenso)
Alaskawolf-Joe.


Begbick:
Um Ihnen uns gefällig zu erweisen,

Setzen wir die Preise etwas abwärts.

(Sie ändert die Preistafeln.)


Bill/Joe:
Danke hertzlich!

(Begrüßung)


Begbick:
(gesprochen)
Wünschen Sie zuerst sich mit frischen Mädchen zu versorgen?


(Dreieinigkeitsmoses bringt Mädchenbilder und stellt sie wie Moritattafeln auf.)


Meine Herren, jeder Mann trägt im Herzen das Bild seiner Geliebten. Was dem einen üppig ist, ist dem andern mager. So ein Schwung der Hüfte wäre etwa passend für Sie, Herr Joe.


Jack:
Vielleicht wäre es für mich das Passende.


Joe:
Ich dachte allerdings an etwas dunkleres.


Begbick:
Und Sie, Herr Bill?


Bill:
Bemühen Sie sich garnicht.


Begbick:
Und Mister Jim?


Jim:
Nein, ich sehe nichts an Bildern. Ich muß hinlangen, damit ich weiß, ob das Liebe ist bei mir.


Heraus ihr Schönen von Mahagonny,

Wir haben Geld und was habt Ihr?


Jack/Bill/Joe:
Sieben Jahre in Alaska,

Das ist Kälte, das ist Gelt,

Heraus ihr Schönen von Mahagonny,

Wir zahlen bar, wenn’s uns gefällt.


(Jenny und 6 Mädchen treten auf.)


Jenny/6 Mädchen:
Guten Tag, ihr Jungens von Alaska,


Jim:
Guten Tag, ihr Schönen von Mahagonny!


Jenny/6 Mädchen:
War es kalt dort und habt ihr Geld?

Wir sind die Mädchen von Mahagonny,

Wenn ihr bezahlt, dann kriegt ihr, was euch gefällt.


Begbick:
(auf Jenny weisend)
Das ist Ihr Mädchen, Herr Jack O’Brien. Wenn ihre Hüfte keinen Schwung hat, sind Ihre fünfzig Dollar Dreck aus Wellblech.


Jack:
Dreißig Dollar!


Begbick:
(achselzuckend zu Jenny)
Dreißig Dollar?


Jenny:
Ach, bedenken Sie, Herr Jack O’Brien,

Ach, bedenken Sie, was man für dreißig Dollar kriegt.

Zehn Paar Strümpfe und sonst nichts.

Ich bin aus Havanna,

Meine Mutter war eine Weiße.

Sie sagte oft zu mir:

„Mein Kind, verkauft dich nicht

Für ein paar Dollarnoten, so wie ich es tat!

Schau dir an, was aus mir geworden ist.“

Ach, bedenken Sie, Herr Jack O’Brien.


Jack:
Also Zwanzig Dollar.


Begbick:
Dreißig, mein Herr, dreißig.


Jack:
Ausgeschlossen.


Jim:
Vielleicht nehme ich sie.


(zu Jenny)
Wie heißt du denn?


Jenny:
Jenny Hill aus Oklahoma.

Ich bin her gekommen vor neun Wochen.

Ich war drunten in den großen Städten.

Ich tue alles, was man verlangt von mir.


Ich kenn’ die Jimmys, Jimmys, Jimmys aus Alaska schon,

Sie hatten’s schlimmer dort als selbst die Toten.

Und wurden reich davon, und wurden reich davon,

Und kommen, die Jacketts zum Platzen voll Banknoten,

Auf ihren Zügen an und sehen Mahagon.


Ach Jimmy, lieber Jimmy mein,

Die Herren sehn immer auf mein Bein,

Mein Bein ist nur für dich da, Jimmy.


Ach Jimmy, set’z dich auf mein Knie,

Ach Jimmy, ach ich liebte nie,

Ach trink’ aus meinem Glase, Jimmy!


Jim:
Gut, ich nehme dich.


Jenny:
Kopf hoch, Jimmy.


(Alle wollen nach Mahagonny aufbrechen — — — — — — — — — da kommen ihnen Leute mit Koffern entgegen.)


Joe:
Was sind das für Leute?


Die Leute mit Koffern:
(vorüberhastend)
Ist das Schiff schon fort? Gott sei Dank! Nein, dort liegt es noch!


(Die Leute mit Koffern stürzen ab zum Landungsplatz.)


Begbick:
(schimpft ihnen nach)
Dummköpfe, Quadratschädel! Da laufen sie hin auf das Schiff. Und ihre Taschen sind noch voll von Geld. Schlechte Rasse! Leute ohne Humor!


Jack:
Das ist seltsam, daß die weggehn.

Wo es schön ist, da bleibt man.

Wenn da nur nicht etwas faul ist.


Begbick:
Sie aber, meine Herren, Sie kommen mit nach Mahagonny.

Es kommt mir nicht darauf an,

Den Whisky noch einmal herabzusetzen.


(Sie steckt eine dritte Tafel mit noch niedrigeren Preisen vor die zweite.)


Joe:
Dieses Mahagonny, das uns so gepriesen wurde,

Scheint sehr billig, das mißfällt mir.


Bill:
Ich finde alles viel zu teuer.


Jack:
Und du, Jimmy, meinst du, daß es gut dort ist?


Jim:
Wo wir sind, da ist es gut.


Jenny/6 Mädchen:
Ach, Jimmy, setz dich auf mein Knie,

Ach, Jimmy, ach, ich liebte nie,

Ach, trink aus meinem Glase, Jimmy!


Jenny/6 Mädchen/Begbick/Jim/Jack/Bill/Joe:
Das sind die Jimmys, Jimmys, Jimmys aus Alaska schon,


Jenny/6 Mädchen/Begbick:
Die hatten’s schlimmer dort als selbst die Toten,


Jim/Jack/Bill/Joe:
Und wurden reich davon, und wurden reich davon,


Jenny/6 Mädchen/Begbick/Jim/Jack/Bill/Joe:
Und kommen, die Jacketts zum Platzen voll Banknoten,

Auf ihren Zügen an und sehen Mahagon.


(Alle ab nach Mahagonny.)


(Wenn sich die Gardine geschlossen hat, erscheint auf ihr eine Projektion, darstellend einen Stadtplan von Mahagonny. Aus der Gardine treten Jim und Jenny. Sie singen im Vorübergehen.)


Nr. 6

Jenny:
Ich habe gelernt, wenn ich einen Mann kennenlernen,

Ihn zu fragen, was er gewohnt ist.

Sagen Sie mir also, wie Sie mich wünschen.


Jim:
Wie Sie sind, so gefallen Sie mir.

Wenn Sie „du“ zu mir sagten,

Würd’ ich denken, ich gefallen Ihnen.


Jenny:
Bitte, Jimmy, wie willst du meine Haare?

Nach vorn oder zurück?


Jim:
Das könnte verschieden sein,

Je nach der Gelegenheit.


Jenny:
Aber, wie ist es mit der Wäsche, mein Freund?

Trage ich Wäsche unterm Rock,

Oder geh’ ich ohne Wäsche?


Jim:
Ohne Wäsche.


Jenny:
Wie Sie wollen Jimmy.


Jim:
Und Ihre Wünsche?


Jenny:
Es ist vielleicht zu früh, davon zu reden.


(Auf Gardine erscheint die Schrift der 7. Szene: „ALLE GROSSEN UNTERNEHMUNGEN HABEN IHRE KRISEN.“)


Nr. 7

(Gardine auf. Auf dem Hintergrund eine Projektion, darstellend eine Statistik der Verbrechen und Geldumläufe in Mahagonny. Sieben verschiedene Preistafeln. Im Innern des Hotels „zum reichen Mann“ sitzen am Bartisch Fatty und Moses. Die Begbick stürzt weißgeschminkt herein.)


Begbick:
Fatty und Moses!


(gesprochen, hastig und leise)
Fatty und Moses, habt ihr gesehen, daß Leute wieder abreisen? Sie sind schon unten am Hafen. Ich hab sie gesehen.


Fatty:
(ebenso)
Was soll sie auch hier halten? Ein paar Schenken und ein Haufen von Stille.


Moses:
Und was sind das auch für Manner! Sie fangen einen Fisch und sind glücklich! Sie sitzen rauchend vor dem Haus und sind zufrieden…


Begbick/Fatty/Moses:
Ach dieses Mahagonny ist kein Geschäft geworden.


Begbick:
(spricht)
Heute kostet der Whisky 12 Dollar.


Fatty:
Morgen wird er bestimmt auf 8 sinken.


Moses:
Und er wird nie mehr hinaufgehen!


Begbick/Fatty/Moses:
Ach dieses Mahagonny ist kein Geschäft geworden.


Begbick:
(gesprochen)
Ich weiß nicht mehr, was ich machen soll! Alle wollen etwas haben von mir und ich habe nichts mehr. Was soll ich ihnen geben, daß sie hierbleiben und mich leben lassen?



Begbick/Fatty/Moses:
Ach dieses Mahagonny ist kein Geschäft geworden.


Begbick:
Auch ich bin einmal an einer Mauer gestanden mit einem Mann,

Und wir haben Worte getauscht

Und von der Liebe gesprochen.

Aber das Geld ist hin

Und mit ihm auch die Sinnlichkeit.


Fatty/Moses:
Geld macht sinnlich,

Geld macht sinnlich.


Begbick:
Vor neunzehn Jahren!


(gesprochen)
Vor neunzehn Jahren ging das Elend los und die Existenzkämpfe haben mich ausgehöhlt. Dieses war mein letzter großer Plan: der hieß Mahagonny, die Netzestdt. Doch im Netz hat sich nichts gefangen…


Begbick/Fatty/Moses:
Ach dieses Mahagonny ist kein Geschäft geworden.


Begbick:
Nun so werden wir zurückkehren

Und wieder zurückfahren durch die tausend Städte

Und wieder zurückzählen die neunzehn Jahre.

Packt die Koffer! Packt die Koffer!

Wir fahren zurück.


Fatty:
Ja, Witwe Begbick!


(gesprochen)
Ja, Witwe Begbick, dort warten sie schon auf dich!



(liest aus der Zeitung vor)
In Pensacola sind Konstabler eingetroffen,

Die hinter einer Frau her sind, die Leokadja Begbick heißt,

Sie haben alle Häuser durchgesucht und sind dann weiter geritten…


Begbick:
Ach! Nun rettet uns nichts mehr.


Fatty/Moses:
Ja, Witwe Begbick,

Mit dem Unrecht geht es eben doch nicht

Und wer es mit dem Laster treibt,

Der wird nicht alt!


Begbick:
Ja, wenn wir Geld hätten!


(gesprochen)
Ja, wenn wir Geld hätten! Wenn wir Geld gemacht hätten mit dieser Netzestadt, die keine Netze hat, dann könnten die Konstabler kommen! Sind da nicht etliche gekommen heute? Sie sahen aus als ob sie Geld hätten.


Vielleicht geben die uns ihr Geld.


(Die Gardine geht zu und es erscheint die Schrift der 8. Szene: „ALLE WAHRHAFT SUCHENDEN WERDEN ENTTÄUSCHT.“)


Nr. 8

(Wenn die Gardine aufgeht, sieht man wieder die Projektion der 5. Szene, darstellend den Landungsplatz von Mahagonny.)


(Von der Stadt her kommt — wie früher die Leute mit den Koffern — jetzt Jim, den seine Freunde zurückzuhalten suchen.)


Jack:
Jimmy, warum läufst du denn fort?


Jim:
Ja was soll mich denn mich hier halten?


Bill:
Warum machst du denn so ein Gesicht?


Jim:
Weil ich eine Tafel sehen mußte, darauf stand: „Hier ist verboten.“


Joe:
Hast du nicht Gin und billigen Whisky?


Jim:
Zu billig!


Bill:
Und Ruhe und Eintracht?


Jim:
Zu ruhig!


Jack:
Wenn du einen Fisch essen willst, kannst du dir einen fangen.


Jim:
Das macht mich nicht glücklich.


Joe:
Man raucht.


Jim:
(ironisch)
Man raucht.


Bill:
Man schläft etwas.


Jim:
(ebenso)
Man schläft.


Jack:
Man schwimmt.


Jim:
(losplatzend)
Man holt sich eine Banane!


Joe:
Man schaut das Wasser an.


Jim:
(zuckt nur noch mit den Achseln)


Bill:
Man vergißt.


Jim:
Aber etwas fehlt.


Jack/Bill/Joe:
Wunderbar ist das Heraufkommen des Abends

Und schön sind die Gespräche der Männer unter sich.


Jim:
(gesprochen)
Aber etwas fehlt.


Jack/Bill/Joe:
Schön ist die Ruhe und der Frieden,

Und beglückend ist die Eintracht.


Jim:
Aber etwas fehlt.


Jack/Bill/Joe:
Herrlich ist das einfache Leben

Und ohnegleichen ist die Größe der Natur.


Jim:
(gesprochen)
Aber etwas fehlt.


Ich glaube, ich will meinen Hut aufess’n,

Ich glaube, da werde ich satt.

Warum soll einer nicht seinen Hut aufess’n,

Wenn er sonst nichts, wenn er sonst nichts,

Wenn er sonst nichts zu tun hat.


Ihr habt gelernt das Cocktail-A-B-C,

Ihr habt den Mond die ganze Nacht gesehen.

Geschlossen ist die Bar von Mandelay

Und es ist immer noch nichts geschehn,

Oh Jungens, es ist immer noch nichts geschehn.


Jack/Bill/Joe:
Oh Jimmy, bleibe kalten Bluts,

Das ist die Bar von Mandelay!


Joe:
Jimmy will seinen Hut aufess’n.


Bill:
Warum willst du denn deinen Hut aufess’n?


Jack/Bill/Joe:
Du bist ein tolles Huhn, Jimmy!

Nein, das kannst du nicht tun, Jimmy!

Treib es uns nicht zu dick!

Jimmy, da ist ein Strick!


(brüllend)
Wir schlagen dich einfach nieder,

Ach Jimmy, bis du wieder ein Mensch bist!


Jim:
(ruhig)
Oh Jungens, ich will doch gar kein Mensch sein.


Ich glaube, ich müßte nach Georgia fahr’n,

Ich glaube, da ist eine Stadt.

Warum soll einer nicht nach Georgia fahr’n,

Wenn er sonst nichts, wenn er sonst nichts,

Wenn er sonst nichts zu tun hat.


Ihr habt gelernt das Cocktail-A-B-C,

Ihr habt den Mond die ganze Nacht gesehen.

Geschlossen ist die Bar von Mandelay

Und es ist immer noch nichts geschehn,

Oh Jungens, es ist immer noch nichts geschehn.


Jack/Bill/Joe:
Oh Jimmy, bleibe kalten Bluts,

Das ist die Bar von Mandelay!


Joe:
Jimmy will seinen Hut aufess’n.


Bill:
Warum willst du denn deinen Hut aufess’n?



(andere Version)


Joe:
Jimmy will nach Georgia fahr’n.


Bill:
Warum willst du denn nach Georgia fahr’n?



Jack/Bill/Joe:
Du bist ein tolles Huhn, Jimmy!

Nein, das kannst du nicht tun, Jimmy!

Treib es uns nicht zu dick!

Jimmy, da ist ein Strick!


(brüllend)
Wir schlagen dich einfach nieder,

Ach Jimmy, bis du wieder ein Mensch bist!


Jim:
(ruhig)
Oh Jungens, ich will doch gar kein Mensch sein.


Joe:
So, jetzt hast du dich ausgesprochen und jetzt kommst du hübsch wieder mit nach Mahagonny.


(Sie führen ihn in die Stadt zurück.)



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