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ヘロデ
(ヘロディアスに)
ああ。
見事見事。
見い。
お前の娘が俺の為に舞ってくれる。
サロメ。来い来い。
褒美をやろう。
王者に相応した褒美をやる。
お前にお前の心に欲しいと思うものをやる。
何が欲しいか。云って聞かせい。

サロメ
あのわたくしは、銀の鉢へ。

ヘロデ
銀の鉢へ。
うむ。
銀の鉢へ。
可哀い事を云いおるではないか。
銀の鉢に載せて貰いたいという品は何んだ。
ユダヤの娘という娘の中で
一番美しいサロメ。
お前が銀の鉢に載せて貰いたいという品は何んだ。
それを俺に云って聞かせい。
たとえどんな物であろうとも、俺がきっとお前にやる。
俺の富はみなお前のものだ。
お前の欲しいというその品は何んだ。サロメ。

サロメ
ヨカナーンの首を。

ヘロデ
こりゃ。こりゃ。

ヘロディアス
おう。娘。好く言ったの。
好く言ったの。

ヘロデ
こりゃ。こりゃ。サロメ。
お前の欲しがるものはそんなものではあるまい。
母のいう事なぞを聞くものではない。
あれがお前にいう事にろくな事はない。
あれのいう事に構ってはいけんぞ。

サロメ
わたくしは母様の仰る事を聞いて申すのではござりません。
わたくし一人の考えで、銀の鉢に、ヨカナーンの首を載せて戴きたいのでござります。
陛下、あなたは御誓言をなさりました。
御誓言をなさりましたのを
お忘れなさってはなりますまい。

ヘロデ
知っておる。俺はたしかに誓言した。
俺は能く知っておる。
俺の信ずる神々にかけて誓言した。
併しな、サロメ、俺が頼むから、
何か外の品を望んでくれい。
この王国を半分でもやる。
きっとやる。
只、今お前の口から云った品を望む事だけは止めてくれい。

サロメ
わたくしはヨカナーンの首が戴きたいのでござります。

ヘロデ
いやいや。それはお前にはやられぬ。

サロメ
あなたは御誓言をなさりました。陛下。

ヘロディアス
そうだ。あなたは御誓言をなさりました。
誰もみな聞いております。

ヘロデ
黙れ、女子。俺はお前に物はいわぬ。

ヘロディアス
娘がヨカナーンの首を望むのは
尤な事でござります。
あの男はわたしに対して云うに云われぬ侮辱を加えたのでござります。娘がどの位この母を大切に存じているか、分りましょう。
こりゃ、娘。跡へ引くには及ばぬぞえ。
跡へ引くには及ばぬぞえ。
国王は御誓言をなされた。

ヘロデ
黙れ。べらべらと饒舌るな。
こりゃ。サロメ。その様に強情をいうものではない。
俺はいつもお前には優しくしている。
お前をば可哀く思っている。
それだから、そのように無理な事をいうものではない。
男の首、胴から離れた首なぞは、余り見て心持ちの好いものではあるまい。
まあ、俺のいう事を聞け。
俺は瑪瑙を特つている。
世界中で一番大きい瑪瑙だ。
どうだ。それが欲しかろうがな。
つい欲しいと云え。直にお前に出してやる。
最も美しい瑪瑙であるぞ。

サロメ
わたくしはヨカナーンの首が欲しゅうござります。

ヘロデ
お前は俺のいう事を聞いていないのだな。
聞いていないのだな。
まあ、俺の云う事を聞け。サロメ。

サロメ
ヨカナーンの首を。

ヘロデ
お前がそういうのは、俺が始終こんな風にお前を見ていたので、困らせるのだろう。
お前が余り美しいので、俺が迷ったのだ。
ああ、ああ。葡萄酒を特って来い。咽が渇く。
サロメ。サロメ。
仲を好くしようではないか。
よく思って見てくれい。
ああ。何んという筈であったか。
何んであったか。
おう。そうであった。
サロメ。お前は俺の飼っている白い孔雀を知っておろうな。
あのミルツスの木の間を歩いている、美しい、白い羽の孔雀の群を知っているだろうな。
あれをお前にみなやろう。
あの孔雀のような好い孔雀を持っている王は、世界中に俺の外にはあるまい。俺は百羽持っている。
あるたけみなやろう。

サロメ
ヨカナーンの首が戴きたいのでござります。

ヘロディアス
娘、よく云った。

ヘロデ
黙れ、女子。丁度鷙鳥の啼く声を聞くようだ。

ヘロディアス
(ヘロデに)
一体あなたの孔雀のお話は馬鹿らしゅうござります。

ヘロデ
その声を聞くと心持が悪い。
俺は黙れというではないか。
サロメ。お前はどういふ事を望むのだか、よく考えて見てくれい。あの男は、本当に神の使命を受けているのかも知れぬ。
兎に角聖者だ。
神の指先の触れた男だ。
サロメ。俺に禍の下るのを、お前とても望みはすまい。
俺のいう事を聞いてくれい。

サロメ
わたくしにヨカナーンの首を下さりませ。

ヘロデ
ああ。俺のいう事を聞いてくれないのだな。
まあ、騒いでくれるな。サロメ。
俺は、お前の見る通りに、落付いている。
聞いてくれい。俺はこの土地に宝物を埋めている。お前の母にも見せた事のない宝物がある。目を驚かす程の事だ。真珠を四股に付けた顛飾がある。
俺は色々な黄玉を持っている。虎の目のように黄色いのと、山鳩の目のように赤いのと、
猫の目のように緑色なのとある。
俺は蛋白石を持っている。
その光は氷ほど冷たい日のようで。
どれもみんなお前にやる。
俺は衰微投石を持っている。緑柱玉を特っている。
緑玉隨を持っている。紅宝玉を特っている。
赤続稿瑶を持っている。風信子石を持っている。
玉髄を持っている。
みんなやって、
その上に何をでも添えてやる。
俺は水晶を持っている。
それを透して見る事は、女子には許してない。
俺は螺細の箱に入れてある
珍しいトルコ石を三粒特っている。
それを額に当てていると
現実でないものが見える。
みんな珍しい宝物だ。
どれが欲しいか。サロメ。
俺の自由になるものなら、何んでもお前にやらぬとはいわぬ。
只あの男の命だけは、どうぞ俺に望んでくれるな。
司祭の頭の袍でもやる。
御厨子の前の幕でもやる。

ユダヤ人等
おぅ。 おぅ。おぅ。

サロメ
どうぞヨカナーンの首を下さりませ。

ヘロデ
(後様に椅子に倒れかかる。)
ええ。王女が欲しいというものを、為方がない、渡してやれ。
ほんに母が母なら子も子だなあ。
(妃、夫の傍に寄り、夫の指に嵌めたる死の指輪を抜き取り、兵卒に渡す。兵卒指輪を受取り、直に首斬役に渡す。)

俺の指輪を誰が取った。
(首斬役古井戸に降り行く。)
俺は右の手に指輪を嵌めていた。
俺の酒を誰が飲んだ。
俺の盃には葡萄酒が注いであった。
一杯注いであった。
誰やらみんな飲んでしまった。
ああ。誰ぞの上に禍が下るだろう。

ヘロディアス
わたしの娘のは、好くいたしたと思います。

ヘロデ
いずれ禍が下るに違いない。

サロメ
(古井戸の上に凭りかかり、耳を傾けて聞く。)
物音がちっとも聞えぬ。
何んにも聞こえぬ。
なぜ彼男は声を立てないのだろう。
ええ。わたしなぞを殺しに来たものがあったら、
わたしは叫ばずには置かぬ。
出来るだけ防いで見る。
じっとしていて殺されはせぬ。
ナアマンや。お斬り。お斬り。
お斬りと、わたしが云っているぞや。
何んにも聞えぬ。
恐しい沈黙ではある。
おう。物の地に落ちた響がする。
何かぱたりと落ちたような。
あれは首新役の剣の落ちた音ではないか。
首斬役が怯れたと見える。あの奴隷奴が。
剣を取落したと見える。
殺す事が出来ないのか。
あの奴隷の臆病者奴が。
兵卒共をやるが好い
(舎人を見て、声を掛く。)
ここへお出で。お前はさっき死んだ男の友達だったね。
ちょいと、わたくしの云う事をお聞き。まだ人が死に足りない。
あの兵卒達の処へ行って、云付けておくれ。
あの井戸の中へ這入って、わたしの欲しいものを、陛下がわたしに下さったものを、わたしのものを持て来いと、云付けておくれ。
(舎人じりじりと跡へ下る。王女は兵卒等の方に向きて。)
兵卒達。ここへお出で。お前達はあの井戸の中へ這入って、あの男の首を持って来ておくれ。
陛下、陛下。
どうぞこの兵卒達に云付けて、ヨカナーンの首を持って来させて下さりませ。

(巨人の腕と思わるる、黒き腕、首斬役の腕、井戸の内より差伸べらる。腕は銀の鉢にヨカナーンの首を載せて、差上げいる。王女は手にその首を取る。王は袍の袖にて面を覆う。妃は扇を遣いつつ微笑む。ナザレ人等は跪きて、祈祷を始む。)



おう。
ヨカナーンや。お前はこの口に
接吻をさせなかったのね。
好いわ。今わたしが接吻をしてやるから。
今わたしがこの歯で喰付いてやります。
熟した果物に喰付くように。
ヨカナーンや、わたしがお前に接吻しますよ。
わたしがそういったのだ。
そういったではないかえ。
おう。今わたしが接吻しますよ。

ヨカナーンや、なぜわたしの顔を見ないの。
腹立ちやら、さげすみやらで、恐しかったお前の目が、もう瞑ってしまっているのね。
なぜ瞑ってしまったの。
お前の目をお開きよ。
お前の瞼をお上げよ。ヨカナーン。
なぜわたしの顔を見ないの。
ヨカナーンや。わたしの顔を見ないのは、
わたしが恐いのかえ。
お前の赤い舌がもう動かないのね。もうなんにも云わないのね。ヨカナーンや。あれほどわたしに毒を吐き掛けた、猩々緋の蛇が、動かなくなったのね。可笑しいではありませんか。
なぜまあ、赤い蛇が
動かなくなったの。
わたしに憎々しい事をいったね。
妃ヘロヂアスの娘、ユダヤ国のサロメ王女を、
ようもお前は、辱しめたね。
さあ、御覧よ。
わたしはまだ生きています。そしてお前は
死んでしまった。お前の首はわたしのものだよ。
わたしのものだから、わたしが勝手にしますよ。
犬に投げてやる事も、
虚空を飛んでおる鳥の嘴に啄せる事も出来ます。
犬が食べ残したら
虚空の鳥が喰べましょうぞえ。
おう。ヨカナーンや。ヨカナーンや。
お前ばかりが美しい。

お前の体は銀の礎の上に立っている象牙の柱のようだった。
鳩の沢山飛んでいる、銀の百合の咲いている花園のようだった。
世の中に、お前の体ほど白いものはなかった。
世の中にお前の髪ほど黒いものはなかった。
世の中にお前の唇ほど赤いものはなかった。
お前の声は、御社の香炉のようで、わたしがお前をじっと見ていると、不思議な音楽が耳に響いた。

おう。
ヨカナーンや。なぜお前はわたしの顔を見てくれなかったの。
ようもお前は、自分の神を見ようと思っているものの目隠の巾でお前の目を隠したね。
ヨカナーンや。成程お前は、神をば見ていただろう。
其癖わたしを、わたしをちっとも見なかったのね。
もしわたしを見たなら、きっとわたしを愛してくれたに違いない。
お前の美しさが慕わしい。
わたしはお前の体が欲しい。
わたしの渇きは酒では止まらぬ。わたしの飢は林檎では直らぬ。
ヨカナーンや。まあ、わたしはどうしたら好かろうね。
川の水でも海の水でも、
わたしの胸の火は消えぬ。
ええ。なぜお前はわたしの顔を見なかったのだえ。
つい見てさえくれたなら、わたしを愛してくれたろうに。
きっとわたしを愛したに違いない。
死の秘密より大きいのが、
愛の秘密であるではないか。

ヘロデ
(ヘロディアスに)
お前の娘は化物だ。
俺がいうが、お前の娘は化物だ。

ヘロディアス
わたしの娘はよくいたしたと思います。
わたしはここに斯うしておりまする。

ヘロデ
はあ。それは俺のきょうだいの女房の詞だな。
さあ、来い。俺はここにいたくない。
来いというのに。
何か恐しい事が出来するに違いない。
さあ、一しょに奥へ隠れてしまおう。
ヘロディアス。俺の体は震えて来た。
マナツセエ。イツサハル。オシアス。
松火の燈を消せ。
月を隠せ。星を隠せ。
何か恐しい事が出来するに違いない。

サロメ
ああ。ヨカナーンや。わたしはお前の口に接吻しましたよ。
お前の口に接吻しましたよ。
お前の唇は苦い味がするのね。
あれは血の味なの。
いや。ことによったら恋の味かも知れぬ。
恋は苦いものというから。
そんな事はどうでも好い。
ヨカナーンや。わたしはお前の口に接吻しましたよ。
お前の口に接吻しましたよ。

ヘロデ
(兵卒等に)
あの女子を殺せ。
HERODES
zu Herodias
Ah! Herrlich!
Wundervoll, wundervoll!
Siehst du,
sie hat für mich getanzt, deine Tochter.
Komm her, Salome. Komm her,
du sollst deinen Lohn haben.
Ich will dich königlich belohnen.
Ich will dir alles geben, was dein Herz begehrt.
Was willst du haben? Sprich!

SALOME
Ich möchte, dass sie mir gleich in einer Silberschüssel...

HERODES
In einer Silberschüssel...
Gewiss doch...
in einer Silberschüssel.
Sie ist reizend, nicht?
Was ist's, das du in einer Silberschüssel haben möchtest,
o süsse, schöne Salome, du, die schöner ist als alle Töchter Judäas?
Was sollen sie dir in einer Silberschüssel bringen?
Sag es mir!
Was es auch sein mag, du sollst es erhalten.
Meine Reichtümer gehören dir.
Was ist es, das du haben möchtest, Salome?

SALOME
Den Kopf des Jochanaan.

HERODES
Nein, nein!

HERODIAS
Ah! Das sagst du gut, meine Tochter!
Das sagst du gut!

HERODES
Nein, nein, Salome!
Das ist es nicht, was du begehrst!
Hör nicht auf die Stimme deiner Mutter.
Sie gab dir immer schlechten Rat.
Achte nicht auf sie.

SALOME
Ich achte nicht auf die Stimme meiner Mutter.
Zu meiner eignen Lust will ich den Kopf des Jochanaan in einer Silberschüssel haben.
Du hast einen Eid geschworen, Herodes.
Du hast einen Eid geschworen.
Vergiss das nicht!

HERODES
Ich weiss, ich habe einen Eid geschworen.
Ich weiss es wohl.
Bei meinen Göttern habe ich es geschworen.
Aber ich beschwöre dich, Salome,
verlange etwas andres von mir.
Verlange die Hälfte meines Königreichs.
Ich will sie dir geben.
Aber verlange nicht von mir, was deine Lippen verlangten.

SALOME
Ich verlange von dir den Kopf des Jochanaan.

HERODES
Nein, nein, ich will ihn dir nicht geben.

SALOME
Du hast einen Eid geschworen, Herodes.

HERODIAS
Ja, du hast einen Eid geschworen.
Alle haben es gehört.

HERODES
Still, Weib, zu dir spreche ich nicht.

HERODIAS
Meine Tochter hat recht daran getan,
den Kopf des Jochanaan zu verlangen.
Er hat mich mit Schimpf und Schande bedeckt.
Man kann sehn, dass sie ihre Mutter liebt.
Gib nicht nach, meine Tochter,
gib nicht nach!
Er hat einen Eid geschworen.

HERODES
Still, spricht nicht zu mir!
Salome, ich beschwöre dich: sei nicht trotzig!
Sieh, ich habe dich immer lieb gehabt.
Kann sein, ich habe dich zu lieb gehabt.
Darum verlange das nicht von mir.
Der Kopf eines Mannes, der vom Rumpf getrennt ist, ist ein übler Anblick.
Hör', was ich sage!
Ich habe einen Smaragd.
Er ist der schönste Smaragd der ganzen Welt.
Den willst du haben, nicht wahr?
Verlang' ihn von mir, ich will ihn dir geben,
den schönsten Smaragd.

SALOME
Ich fordre den Kopf des Jochanaan!

HERODES
Du hörst nicht zu,
du hörst nicht zu.
Lass mich zu dir reden, Salome!

SALOME
Den Kopf des Jochanaan.

HERODES
Das sagst du nur, um mich zu quälen, weil ich dich so angeschaut habe.
Deine Schönheit hat mich verwirrt.
Oh! Oh! Bringt Wein! Mich dürstet!
Salome, Salome,
lass uns wie Freunde zu einander sein!
Bedenk' dich!
Ah! Was wollt ich sagen?
Was war's?
Ah! Ich weiss es wieder!
Salome, du kennst meine weissen Pfauen,
meine schönen, weissen Pfauen,
die im Garten zwischen den Myrten wandeln.
Ich will sie dir alle, alle geben.
In der ganzen Welt lebt kein König, der solche Pfauen hat.
Ich habe bloss hundert.
Aber alle will ich dir geben.

SALOME
Gib mir den Kopf des Jochanaan!

HERODIAS
Gut gesagt, meine Tochter!

HERODES
Still, Weib! Du kreischest wie ein Raubvogel.

HERODIAS
zu Herodes
Und du, du bist lächerlich mit deinem Pfauen.

HERODES
Deine Stimme peinigt mich.
Still, sag' ich dir!
Salome, bedenk, was du tun willst.
Es kann sein, dass der Mann von Gott gesandt ist.
Er ist ein heil'ger Mann.
Der Finger Gottes hat ihn berührt.
Du möchtest nicht, dass mich ein Unheil trifft, Salome?
Hör' jetzt auf mich!

SALOME
Ich will den Kopf des Jochanaan.

HERODES
Ah! Du willst nicht auf mich hören.
Sei ruhig, Salome.
Ich, siehst du, bin ruhig.
Höre: ich habe an diesem Ort Juwelen versteckt,
Juwelen, die selbst deine Mutter nie gesehen hat.
Ich habe ein Halsband mit vier Reihen Perlen.
Topase, gelb wie die Augen der Tiger.
Topase, hellrot wie die Augen der Waldtaube,
und grüne Topase, wie Katzenaugen.
Ich habe Opale, die immer funkeln,
mit einem Feuer, kalt wie Eis.
Ich will sie dir alle geben, alle!
Ich habe Chrysolithe und Berylle,
Chrysoprase und Rubine.
Ich habe Sardonyx und Hyacinthsteine
und Steine von Chalcedon.
Ich will sie dir alle geben,
alle und noch andre Dinge.
Ich habe einen Kristall in den zu schaun keinem Weibe vergönnt ist.
In einem Perlenmutterkästchen habe ich drei wunderbare Türkise:
wer sie an seiner Stirne trägt, kann Dinge sehn, die nicht wirklich sind.
Es sind unbezahlbare Schätze.
Was begehrst du sonst noch, Salome?
Alles, was du verlangst, will ich dir geben nur eines nicht:
nur nicht das Leben dieses einen Mannes.
Ich will dir den Mantel des Hohenpriesters geben.
Ich will dir den Vorhang des Allerheiligsten geben.

DIE JUDEN
Oh! Oh! Oh!

SALOME
Gib' mir den Kopf den Jochanaan!

HERODES
sinkt auf seinen Sitz zurück
Man soll ihr geben, was sie verlangt!
Sie ist in Wahrheit ihrer Mutter Kind!
Herodias zieht dem Tetrarchen den Todesring vom Finger und gibt ihn dem Ersten Soldaten, der ihn auf der Stelle dem Henker überbringt
Wer hat meinen Ring genommen?
Der Henker geht in die Zisterne hinab
Ich hatte einen Ring an meiner rechten Hand.
Wer hat meinen Wein getrunken?
Es war Wein in meinem Becher.
Er war mit Wein gefüllt.
Es hat ihn jemand ausgetrunken.
Oh! gewiss wird Unheil über einen kommen.

HERODIAS
Meine Tochter hat recht getan!

HERODES
Ich bin sicher, es wird ein Unheil geschehn.

SALOME
an der Zisterne lauschend
Es ist kein Laut zu vernehmen.
Ich höre nichts.
Warum schreit er nicht, der Mann?
Ah! Wenn einer mich zu töten käme,
ich würde schreien,
ich würde mich wehren,
ich würde es nicht dulden!
Schlag' zu, schlag' zu, Naaman!
Schlag' zu, sag' ich dir!
Nein, ich höre nichts.
Es ist eine schreckliche Stille!
Ah! Es ist etwas zu Boden gefallen.
Ich hörte etwas fallen.
Es war das Schwert des Henkers.
Er hat Angst, dieser Sklave.
Er hat das Schwert fallen lassen!
Er traut sich nicht, ihn zu töten.
Er ist eine Memme, dieser Sklave.
Schickt Soldaten ihn!
zum Pagen
Komm hierher, du warst der Freund dieses Toten, nicht?
Wohlan, ich sage dir: es sind noch nicht genug Tote.
Geh zu den Soldaten und befiehl ihnen,
hinabzusteigen und mir zu holen, was ich verlange, was der Tetrarch mir versprochen hat, was mein ist!
Der Page weicht zurück. Sie wendet sich den Soldaten zu
Hierher, ihr Soldaten, geht ihr in die Zisterne hinunter und holt mir den Kopf des Mannes!
Tetrarch, Tetrarch,
befiehl deinen Soldaten, dass sie mir den Kopf des Jochanaan holen!

Ein riesengrosser schwarzer Arm, der Arm des Henkers, streckt sich aus der Zisterne heraus, auf einem silbernen Schild den Kopf des Jochanaan haltend.
Salome ergreift ihn. Herodes verhüllt sein Gesicht mit dem Mantel. Herodias fächelt sich zu und lächelt.. Die Nazarener sinken in die Knie und beginnen zu beten

Ah!
Du wolltest mich nicht deinen Mund küssen lassen, Jochanaan!
Wohl, ich werde ihn jetzt küssen!
Ich will mit meinen Zähnen hineinbeissen,
wie man in eine reife Frucht beissen mag.
Ja, ich will ihn jetzt küssen deinen Mund, Jochanaan.
Ich hab' es gesagt.
Hab' ich's nicht gesagt?
Ah! ah! Ich will ihn jetzt küssen.

Aber warum siehst du mich nicht an, Jochanaan?
Deine Augen, die so schrecklich waren, so voller Wut und Verachtung, sind jetzt geschlossen.
Warum sind sie geschlossen?
Öffne doch die Augen!
So hebe deine Lider, Jochanaan!
Warum siehst du mich nicht an?
Hast du Angst vor mir, Jochanaan,
dass du mich nicht ansehen willst?
Und deine Zunge, sie spricht kein Wort, Jochanaan,
diese Scharlachnatter, die ihren Geifer gegen mich spie.
Es ist seltsam, nicht?
Wie kommt es,
dass diese rote Natter sich nicht mehr rührt?
Du sprachst böse Worte gegen mich,
gegen mich, Salome, die Tochter der Herodias,
Prinzessin von Judäa.
Nun wohl!
Ich lebe noch, aber du bist tot,
und dein Kopf, dein Kopf gehört mir!
Ich kann mit ihm tun, was ich will.
Ich kann ihn den Hunden vorwerfen
und den Vögeln der Luft.
Was die Hunde übrig lassen, sollen die Vögel der Luft verzehren.
Ah! Jochanaan, Jochanaan,
du warst schön.

Dein Leib war eine Elfenbeinsäule auf silbernen Füssen.
Er war ein Garten voller Tauben in der Silberlilien Glanz.
Nichts in der Welt war so weiss wie dein Leib.
Nichts in der Welt war so schwarz wie dein Haar.
In der ganzen Welt war nichts so rot wie dein Mund.
Deine Stimme war ein Weirauchgefäss, und wenn ich dich ansah, hörte ich geheimnisvolle Musik.

Ah!
Warum hast du mich nicht angesehn, Jochanaan?
Du legtest über deine Augendie Binde eines,
der seinen Gott schauen wollte.
Wohl! Du hast deinen Gott gesehn, Jochanaan,
aber mich, mich, hast du nie gesehn.
Hättest du mich gesehn, du hättest mich geliebt!
Ich dürste nach deiner Schönheit.
Ich hungre nach deinem Leib.
Nicht Wein noch Äpfelkönnen mein Verlangen stillen.
Was soll ich jetzt tun, Jochanaan?
Nicht die Fluten, noch die grossen Wasser können dieses brünstige Begehren löschen.
Oh! Warum sahst du mich nicht an?
Hättest du mich angesehn, du hättest mich geliebt.
Ich weiss es wohl, du hättest mich geliebt.
Und das Geheimnis der Liebe ist grösser als das Geheimnis des Todes.

HERODES
zu Herodias
Sie ist ein Ungeheuer, deine Tochter.
Ich sage dir, sie ist ein Ungeheuer!

HERODIAS
Meine Tochter hat recht getan.
Ich möchte jetzt hier bleiben.

HERODES
Ah! Da spricht meines Bruders Weib!
Komm, ich will nicht an diesem Orte bleiben.
Komm, sag' ich dir!
Sicher, es wird Schreckliches geschehn.
Wir wollen uns im Palast verbergen,
Herodias,ich fange an zu erzittern.
Manassah, Issachar, Ozias,
löscht die Fackeln aus!
Verbergt den Mond, verbergt die Sterne!
Es wird Schreckliches geschehn.

SALOME
Ah! Ich habe deinen Mund geküsst, Jochanaan.
Ah! Ich habe ihn geküsst, deinen Mund,
es war ein bitterer Geschmack auf deinen Lippen.
Hat es nach Blut geschmeckt?
Nein? Doch es schmeckte vielleicht nach Liebe.
Sie sagen, dass die Liebe bitter schmecke.
Allein was tut's? Was tut's?
Ich habe deinen Mund geküsst, Jochanaan.
Ich habe ihn geküsst, deinen Mund.

HERODES
zu den Soldaten
Man töte dieses Weib!

(libretto: Oscar Wilde / Hedwig Lachmann)



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