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第2幕

第1場
素朴な趣きの庭 ファウスト- エンリーコと名を変えている - はマルゲリータと、メフィストフェレスはマルタとペアになってゆっくりと歩き回っている

【マルゲリータ】
輝かしく賢明な騎士さま
いったいどうすればあなたの気を惹けるのでしょう
この村娘が
田舎言葉を使って?

【ファウスト】
きらめくその唇から
神技のように言葉を紡ぎ出すのですよ
話すのです 話すのです
(彼女の手にキスする)

【マルゲリータ】
ああ!キスはしないでください
こんな荒れた私の手になんか
ダメ ダメ ダメ 騎士さま

歩き去る

【メフィストーフェレ】
(マルタに)
それもまた魅力的ですよ
陽気な一人者には
陽気な冒険を追い求めるのも
この世界を
陽気な冒険を追い求めるのも
この世界を

【マルタ】
(笑う)
あは!あは!あは!あは!

【メフィストーフェレ】
しかし悲惨な
時がいずれやって来るんです
歳とって男ひとりで死の床を迎えるという
不幸なことだ! そして不安な思いで
私はその時間を待っているんですよ
ああ!そうです!ああ!そうです!悲しいですが!

【マルタ】
御冗談を! そのことを考える
時間はまだありますでしょ

ファウストとマルゲリータが戻ってくる

【ファウスト】
お許しください 私の大胆さを
この唇から思わず出てきた言葉を
魔法の奇跡のように
あなたのお顔が私の前に現れた時に

【マルゲリータ】
私は悩み 苦しみました
私のことを思われたのではないかと
不道徳な娘だと
私は泣きました 泣きました

【メフィストーフェレ それからマルタ】
(笑う)
あは!あは!

【マルゲリータ】
...けれど 私の心から離れなかったのです
ずっとあなたのお顔が

【ファウスト】
続けて 続けて 私の宝よ

マルゲリータとファウストは歩き去る

【メフィストーフェレ】
古くからの言い伝えでも
賢い妻というのは珍しいのだとか

【マルタ】
珍しい?

【メフィストーフェレ】
実際珍しいですよ

【マルタ】
珍しいって!でもその罠に
あなたはかかったことはないの?

【メフィストーフェレ】
私は知らないんです、信じて下さいよ
愛が何であるかさえも

【マルタ】
胸の鼓動を感じたこともなければ
夢を見たこともないのですか
魅惑が欲しくてたまらなくなって?

【メフィストーフェレ】
私は知らないんです、信じて下さいよ
愛が何であるかさえも
私は知らないんです、信じて下さいよ

【マルタ】
あは!あは!あは!あは!

彼らは去る。マルゲリータはファウストと戻ってくる

【マルゲリータ】
教えてください 信じているのかを エンリーコさま
神さまのことを

【ファウスト】
信仰を惑わすつもりはありません
良心的な人々の
別のことを話しましょう
私は愛する人に捧げるつもりです 娘さん
血と生命を

【マルゲリータ】
それだけでは十分ではありませんわ
信じることも必要なのです
あなたは何も信じておられないの、エンリーコさま

【ファウスト】
聞いてください 私の魅力的な小さな天使よ
いったい誰がそんな大それたことが言えるでしょう
神を信じているなどと?
聖人たちの言葉は
私が求めている真実に対する嘲りです
そしてどれだけの人があえて
そこまで言えるでしょうか 自分は信じないと?
まずあなたの心を満たすのです 鼓動で
言葉にできない、真の愛に満ちた
それからそのエクスタシーを呼べばいい
自然とでも!愛とでも!神秘とでも!
生命とでも!神とでも!生命と!神と!
それは煙やホラ話に過ぎないのです
その現実の感覚に比べたら
名や言葉などは
ああ!それからそのエクスタシーを呼べばいい
自然とでも!愛とでも!神秘とでも!

【マルゲリータ】
もう行かなくてはなりません さようなら

【ファウスト】
生命とでも!神とでも!

【マルゲリータ】
さようなら、私は行かなくては
(歩き始める)

【ファウスト】
教えてください
あなたは頻繁に家に一人でいるのですか?

【マルゲリータ】
私たちの家族はとても小さいです
私は、庭を手入れして
夕食の支度をして 家のやりくりをして
私は、すべての世話を楽しんで
糸を紡ぎます
母はとても細かい人ですけれど
それでも祝福され
穏やかに過ごしています
私の毎日を

【ファウスト】
私にはできないのだろうか
愛の甘い時間を
あなたと一緒に過ごし そして溶け合わせることは
私の心をあなたの心と?

【マルゲリータ】
私は一人で寝るのではありませんし
私の母は眠りが浅いのです
もし母があなたの声を聞いたりしたら
私は死んでしまうことでしょう

【ファウスト】
安心しなさい これをあなたに
(彼女に薬瓶を渡す)
この薬は
たった三滴で
穏やかに眠らせることができる
深い眠りを

【マルゲリータ】
(薬瓶を受け取って)
ください でもこれは
私の母に害はないのですか?

【ファウスト】
何もない 何もないさ 愛らしい天使よ
かわいい頬の!ああ!

マルタとメフィストーフェレが戻ってくる

【マルタ】
まあ!珍しいって?でもその罠に
その罠にかかったことはないの?
ねえ?珍しいって?でもその罠に...
ああ!そうね

【メフィストーフェレ】
私は知らないんです、信じて下さいよ
愛が何であるかさえも
私は知らないんです、信じて下さいよ...
賢い妻というのは
全く珍しいのです 珍しい 珍しい

【マルゲリータ】
慈悲深い神さま 私は初めてで分からないのです
世の中のことも 愛のことも
私は感じます 神秘的な けれど優しいそよ風を
それは私の心の中に染み透って行きます
私は感じます 神秘的なそよ風を...
ああ!私は感じます...

【ファウスト】
これは至高の望みなのだ
聖なる奇跡だ
人生の!
抑えられることもなく 終わることもない!
これは至高の望みなのだ そうだ

【マルゲリータ】
ああ!私は感じます 神秘的な 優しいそよ風を

【ファウスト】
ああ!私は感じる 神秘的な だが優しいそよ風を

【マルゲリータ】
(ファウストの手を振り払って)
さようなら!私は行きます 急いで 急いで

【ファウスト】
(マルゲリータを追いかける)
待って 待ってくれ マルゲリータ

【メフィストーフェレ】
(マルタを追いかける)
マルタ!マルタ!

【マルタ】
急いで 急いで 早く 早く

【ファウスト】
マルゲリータ 待って 待ってくれ

【マルゲリータ】
逃げるわよ 逃げるわよ 早く 早く

【メフィストーフェレ】
マルタ!マルタ!

【マルタ】
逃げるわよ 逃げるわよ 急いで 急いで

【ファウスト】
私の愛しい人 おいで おいで
どこへ行くんだ?どこへ行くんだ?
マルゲリータ!マルゲリータ!
どこへ行くんだ?
(マルゲリータを捕まえる)
あなたを捕まえたぞ、ああ!ああ!ああ!ああ!
愛してる!愛してるんだ!

【メフィストーフェレ】
どこへ行くんだ?どこへ行くんだ?
マルタ!マルタ!マルタ!マルタ!
どこへ行くんだ?どこへ行くんだ?
(マルタを捕まえる)
お前を捕まえたぞ、ああ!ああ!ああ!ああ!
愛してる!愛してるんだ!

【マルゲリータ】
逃げるわよ 逃げるわよ ああ!ああ!ああ!
逃げるわよ 逃げるわよ!ああ!ああ!
逃げるわよ 逃げるわよ
(笑いがあふれ出す)
ああ!ああ!ああ!愛してます!愛しています!

【マルタ】
急いで 急いで...ああ!愛してる!愛してるわ!

全員が散らばって行く


第2場
人気のない荒れ果てたシールケの谷間のシーン ブロッケン山(魔女の山)の恐ろしい峰に挟まれている 不気味な岩の輪郭が灰色の空に黒く浮かびあがっている 昇ったばかりの赤みがかった月が舞台を異様に照らしている 片側には洞窟 左側にはロストラップの頂 谷間には風が吹いている


メフィストフェレスはファウストをせきたてて山を登る

【メフィストーフェレ】
(遠くで)
さあ 歩きましょう 歩きましょう 歩きましょう
空は暗い
坂道は急だ
さあ 歩きましょう 歩きましょう 歩きましょう

【メフィストーフェレ 合唱】
(こだまのように)
さあ 歩きましょう 歩きましょう 歩きましょう
あの遠くに 遠くに 遠くに
古いサタンの山が聳えてる
空は暗い
坂道は急だ
さあ 歩きましょう

鬼火が現れて そのうちのひとつがファウストとメフィストーフェレの方に向かって飛んで行く

【ファウスト】
鬼火だ!

【メフィストーフェレ】
鬼火だ!

【ファウスト】
鬼火よ 鬼火よ
すばやく 軽やかに
ひとりで光っている
寂しい山道で
われらのもとへ来ておくれ
とても暗いのだ この坂道は
鬼火よ 鬼火よ
われらのもとへ来ておくれ

【メフィストーフェレ】
歩きましょう 歩きましょう 歩きましょう

【ファウスト それからメフィストーフェレ】
鬼火よ 鬼火よ
すばやく 軽やかに
ひとりで光っている

【ファウスト】
鬼火だ...

【メフィストーフェレ】
歩きましょう...

【ファウスト】
...鬼火だ

【メフィストーフェレ】
...歩きましょう

メフィストーフェレとファウストは離れてそそり立つ岩山の上に現れる

【メフィストーフェレ】
お聞きなさい
森がざわめいている
高い年老いた松の木が
荒々しく押し合っている
その巨大な腕で

【声】
ああ!

【メフィストーフェレ】
お聞きなさい お聞きなさい!

【声】
ああ!

【メフィストーフェレ】
谷間からは
幾千の声の唸りが
響くのが聞こえる

【声】
ああ!

【メフィストーフェレ】
地獄の宴に集まって来てるんですよ

【声】
ああ!

【メフィストーフェレ】
ああ!すばらしい!
もう雲も 山も
森も 空も
怒りを歌っている
魔法の詩の!

【魔女たち】
(山から)
登れ 登れ
時は嘘をつくからね
踊りそこなっちまう
ベルゼブブ王の踊りを
運命の夜だよ
サバトの夜は
一番に登ったら
余計に褒美を貰えるよ!
上へ!上へ!上へ!上へ!

【魔法使いたち】
上へ!上へ!上へ!上へ!

【魔女たち】
上へ!上へ!上へ!上へ!

【魔法使いたち】
上へ!上へ!上へ!上へ!

【魔女たち 魔法使いたち】
途方もない夜だよ
サバトの夜は

【魔法使いたち】
さあ急げ さあしっかりと
時は嘘をつくからな
われらの仲間たちが
もう登ったぞ
途方もない夜だぞ
サバトの夜は
一番に登ったら
余計に褒美を貰えるよ

【魔女たち 魔法使いたち】
上へ!上へ!上へ!上へ!...
(激しくなだれ込んでくる)
みんな永遠に救われてるのさ!
そうだ! サボエ! サボエ! サボエ! サボエ!

【メフィストーフェレ】
(群衆を通り抜けて)
道を開けろ 道を開けろ メフィストーフェレ様に
貴様らの王に!
おお 腐った一族め
信心なき奴らめ
皆でわしを崇めよ
王に謙虚にお辞儀せい
おお 腐った一族め
信心なき奴らめ

【魔女たち 魔法使いたち】
(メフィストーフェレの周りに輪になってひざまずき)
平伏いたしましょう メフィストーフェレ様
私たちの王に;
皆あなたの前にひざまずきましょう
平伏いたしましょう メフィストーフェレ様
私たちの王に;

【メフィストーフェレ】
(王座の形をした岩の上に腰かけて 大音声で)
皆の者!笏とマントを
至高の王に手渡してはくれぬのか?
この恐ろしき手を
空で握らねばならぬのか?

【魔女たち】
(メフィストーフェレにマント差し出して)
マントはこちらでございます
お怒りになられませぬよう

【魔法使いたち】
今やあなた様に屈従いたします 天も
地も海も

【魔女たち】
お怒りになられませぬよう

【魔法使いたち】
お怒りになられませぬよう

【メフィストーフェレ】
われは王位を得た
われは笏を得たる君主なるぞ
この王国はわが誇りであるぞ
しかし、私はこの世界を
わが拳で掴みたいのだ

【魔女たち 魔法使いたち】
(かまどのまわりを走り回って)
鍋の下に
急いで息を吹きかけろ
鍋の中を
急いでかき混ぜろ
鍋の上で
急いでダンスを踊れ
(ガラス玉の地球をメフィストーフェレに渡す)
さあ 王様
全世界でございます

【メフィストーフェレ】
(手にガラスの地球を取って)
これが世界であるか
空っぽで 丸く
上がったり 下がったり
跳びはねたり 光ったり
太陽のまわりを輪舞したり
震えたり うなったり 生み出したり 破壊したりする
時に不毛であり 時に豊饒だ
これが世界であるか
その大きな
古い背の上に
とある種族がおる
不潔で狂っており
傲慢で悪辣 下劣で華奢で
どんな時も貪っておる
上から下まで
この邪悪な世界を
空虚なほら話なのだ 彼らにとって悪魔は
笑いと嘲りなのだ
彼らにとって地獄は
嘲りと笑いなのだ 天国さえも
おお 神よ!
私の方がもっと笑えるではないか
おお 神よ!...
考えてみるならば
私が隠しているものを ワ!ハ!ハ!ハ!
これが世界なのだ!
(衝動的にそのガラスの地球を投げ落とす それは粉々になる)

【魔女たち 魔法使いたち】
踊れ! 踊れ!
世界はひっくり返った!
踊れ! 踊れ!
世界はなくなった!
死んで粉々なった
滅びゆく地球の
燃え上がれ 絡み合え
地獄の踊りよ
踊れ! 踊れ!
世界はひっくり返った!
踊れ  踊れ
世界はひっくり返った!
踊れ  踊れ
長いこと ぐるぐると踊れ!
踊れ 踊れ...

【ファウスト】
驚いたぞ!驚いたぞ!
あの遠くに
かすんだ空に
青ざめた娘がひとり
悲しげに 彼女が分かるか?
足をゆっくりと進めている
鎖に繋がれて!
ああ 可哀そうな姿だ
それが私には似ているように思えるのだ
あの優しい姿に
マルゲリータの

【メフィストーフェレ】
目をそむけなさい
あれは誘惑の幻影です
人を惑わす亡霊ですよ
見る者の心を窒息させるんです
目をそむけなさい
幻影の魂
あのメドゥーサの首から!

【ファウスト】
天上から降りてきた者の目のようなのに
死体のように見開かれている!
それにあの白い胸
あれはたくさん 私から受けた胸だ
愛のくちづけを!
そうだ あれはマルゲリータだ
私の天使だ ああ!

【メフィストーフェレ】
目をそらしてください! 魔女の中に
男は誰でも自分の愛した者の姿を夢見るものです

【ファウスト】
ああ 奇妙な首飾りが
首のまわりに
まるで血の筋のような

【メフィストーフェレ】
首が切れているんですよ
ペルセウスが斬ったんです

【魔女たち 魔法使いたち】
ああ!それ! 踊れ 踊れ
時は騙すのさ
古い破片の上で
滅びゆく地球の
恐ろしい夜
サバトの夜にゃ
山に響き渡る
地獄の踊りが
恐ろしい夜に...
サッバ サッバ サッボ!
恐ろしい夜に...
山の上の雷 山を巡る雷
踊れ 踊れ...
ATTO SECONDO

SCENA PRIMA
Un giardino di rustica apparenza. Faust - sotto il nome di Enrico -, Margherita, Mefistofele e Marta passeggiano due a due in lungo e in largo.

MARGHERITA
Cavaliero illustre e saggio,
Come mai vi può allettar
La fanciulla del villaggio
Col suo rustico parlar?

FAUST
Dalle labbra imporporate
Spandi accento sovruman.
Parla, parla.
baciandole la mano

MARGHERITA
Ah! Non baciate
Questa ruvida mia man,
No, no, no, cavalier.

passano

MEFISTOFELE
a Marta
Sta ben al nubile
Correr giocondo,
In traccia d'ilari venture,
Il mondo,
In traccia d'ilari venture,
Il mondo.

MARTA
ridendo
Ah! Ah! Ah! Ah!

MEFISTOFELE
Ma quando lugubre
Tempo verrà,
Vecchio nel vedovo letto morrà,
Purtroppo! E Trepido
Vedo quell'ora.
Ah! Sì! Ah! Sì! Ahimè!

MARTA
Baie! Pensateci,
C'è tempo ancora.

Faust e Margherita ritornano.

FAUST
Mi perdona l'ardimento
Che dal labbro mi sfuggi
Quando il magico portento
Del tuo viso m'appari.

MARGHERITA
Fui dolente, fui turbata,
Dubatai nel mio pensier
Che fanciulla scostumata
Piansi molto, .Piansi molto . . .

MEFISTOFELE, poi MARTA
ridendo
Ah! Ah!

MARGHERITA
… ma rimasemi nel cor
Sempre fiso il vostro volto.

FAUST
Segui, segui, mio tesor.

Margherita e Faust passano.

MEFISTOFELE
Da un'antichissimo detto s'impara
Che moglie saggia è cosa rara.

MARTA
Davver?

MEFISTOFELE
Rara davver.

MARTA
Davver! Nè in trappola
Cadeste ancor?

MEFISTOFELE
Non so, credetelo,
Che sia l'amor.

MARTA
Nè mai d'un palpito,
Nè mai d'un sogno,
V'arse bisogno fascinator?

MEFISTOFELE
Non so, credetelo,
Che sia l'amor.
Non so credetelo.

MARTA
Ah! Ah! Ah! Ah!

Passano. Margherita ritorna con Faust.

MARGHERITA
Dimmi se credi, Enrico
Nella religione.

FAUST
Non vo' turbar le fedi
Delle coscienze buone.
D'altro parliam;
Darei per chi amo, fanciulla,
Sangue e vita.

MARGHERITA
Non basta.
Creder bisogna
E a nulla tu credi, Enrico.

FAUST
Ascolta, vezzoso angelo mio.
Chi oserbbe affermar tal detto:
Credo in Dio?
Le parole dei santi
Son beffe al ver ch'io chiedo,
E qual uomo oserebbe
Tanto da dir: non credo?
Colma il tuo cor d'un palpito
Ineffabile e vero d'amor
E chiama poi quell'estasi
Natura! Amor! Mistero!
Vita! Dio! Vita! Dio!
Non è che fumo e fola
In paragon del senso
Il nome e la parola.
Ah! Chiama tu poi quell'estasi
Natura! Amor! Mistero!

MARGHERITA
Convien che vada, Addio.

FAUST
Vita! Dio!

MARGHERITA
Addio, convien ch'io vada.
fa per allontanarsi

FAUST
Dimmi,
In casa sei sola sovente?

MARGHERITA
E' piccioletta la nostra famigliola.
Io veglio all'orto,
Al desco ed allo staio,
Attendo ad ogni cura,
Filo sull'arcolaio.
E' assai minuziosa la mamma,
Eppur, beate
Placidamente passo
Tutte le mie giornate.

FAUST
Di', non potrò giammai
Dolce un'ora d'amore
Viver teco e confondere
Il mio cuore col tuo cuore?

MARGHERITA
Non dormo sola e in lieve
Sopor mia madre giace;
S'ella t'udisse
Credo, ne morrei.

FAUST
Datti pace. A te;
porgendole un'ampollina
Di questo succo
Tre sole gocce ponno
Addormentare in placido,
In letargico sonno.

MARGHERITA
prende l'ampolla
Porgi. Ne può venire
Alcun male a mia madre?

FAUST
Nessuno, nessuno, angiol soave
Dalle guance leggiarde! Ah!

Marta e Mefistofele rientrano.

MARTA
Ah! Davver? Nè in trappola,
Nè in trappola cadeste ancor,
Ancor? Davver? Nè in trappola … ecc.
Ah! Sì.

MEFISTOFELE
Non so, credetelo,
Che sia l'amore,
Non so, credetelo, ecc.
Moglie saggia
E' cosa rara davver, davver.

MARGHERITA
Dio clemente, nuova, ignara
Son del mondo, dell'amore;
Sento un'aura arcana e cara
Che mi penetra nel core,
Sento un'aura arcana … ecc.
Ah! Sento …

FAUST
E' l'anelito supremo,
Il miracolo divino
Della vita!
Senza freno, senza fine!
E' il miracolo d'amor, sì.

MARGHERITA
Ah! Sento un'aura arcana e cara.

FAUST
Ah! Sento un'aura arcana e cara.

MARGHERITA
si svincola dalle mani di Faust
Addio! Fuggo, fuggo, lesta, lesta.

FAUST
insegue Margherita
Resta, resta Margherita.

MEFISTOFELE
insegue Marta
Marta! Marta!

MARTA
Corri, corri, lesto, lesto.

FAUST
Margherita, resta, resta.

MARGHERITA
Fuggo, fuggo, lesta, lesta.

MEFISTOFELE
Marta! Marta!

MARTA
Fuggo, fuggo, corri, corri.

FAUST
Amor mio, vieni, vieni,
Dove corri? Dove fuggi?
Margherita! Margherita!
Dove corri?
Afferando Margherita
Tu sei colta, Ah! Ah! Ah! Ah! Ah!
T'amo! T'amo!

MEFISTOFELE
Dove corri? Dove corri?
Marta! Marta! Marta! Marta!
Dove corri? Dove corri?
afferando Marta
Tu sei colta, Ah! Ah! Ah! Ah! Ah!
Ah! T'amo!

MARGHERITA
Fuggo, fuggo, Ah! Ah! Ah! Ah! Ah!
Fuggo, fuggo, ah! Ah!
Fuggo, fuggo,
scroscio di risa
Ah! Ah! Ah! Ah! T'amo! T'amo!

MARTA
Corri, corri, ecc. Ah! Ah! T'amo! T'amo!

Tutti sì disperdono.


SCENA SECONDA
Scena deserta e selvaggia nella valle di Schirk, costeggiata dagli spaventosi culmini del Brocken (monte delle streghe). I sinistri profili di roccie staccano in nero sul cielo grigio; un'aurora rossiccia di luna illumina stranamente la scena. Una caverna da un lato. Il picco di Rosstrappe a sinistra. Il vento soffia nei burroni.

Mefistofele aizza Faust a salir sulla montagna.

MEFISTOFELE
lontano
Su cammina, cammina, cammina;
Buio è il cielo,
Scoscesa è la china;
Su cammina, cammina, cammina.

MEFISTOFELE, CORO
come un eco
Su cammina, cammina, cammina,
Che lontano, lontano, lontan
S'erge il monte del vecchio Satan.
Buio è il cielo,
Scoscesa è la china;
Su cammina.

Appariscono dei fuochi fatui, uno di questi si dirige alla volta di Faust e di Mefistofele.

FAUST
Folletto!

MEFISTOFELE
Folletto!

FAUST
Folletto, folletto,
Veloce, leggier.
Che splendi soletto
Per l'ermo sentier,
A noi t'avvicina,
Che buio è la china,
Folletto, folletto,
A noi t'avvicina.

MEFISTOFELE
Cammina, cammina, cammina.

FAUST, poi MEFISTOFELE
Folletto, folletto,
Veloce, leggier,
Che splendi soletto, ecc.

FAUST
Folletto …

MEFISTOFELE
Cammina …

FAUST
… folletto.

MEFISTOFELE
… cammina.

Mefistofele e Faust appariscono sovra un'alta roccia isolati ed immobili.

MEFISTOFELE
Ascolta.
S'agita il bosco
E gli alti pini antichi
Cozzan furenti
Colle giganti braccia.

VOCI
Ah!

MEFISTOFELE
Ascolta, ascolta!

VOCI
Ah!

MEFISTOFELE
Ad imo della valle
Un ululato di mille voci
Odo sonar.

VOCI
Ah!

MEFISTOFELE
S'accosta l'infernale congrega.

VOCI
Ah!

MEFISTOFELE
Oh! Meraviglia!
Già i nembi, il monte,
Le boscaglie, i cieli
Un furioso intuonar
Magico carme!

STREGHE
dalla montagna
Rampiamo, rampiamo
Che il tempo ci gabba,
E il ballo perdiamo
di Re Belzebù;
E' notte fatale,
La notte del Sabba;
Il primo che sale
Ha un premio in più;
Su! Su! Su! Su!

STREGONI
Su! Su! Su! Su!

STREGHE
Su! Su! Su! Su!

STREGONI
Su! Su! Su! Su!

STREGHE, STREGONI
E' notte tremenda
La notte del Sabba.

STREGONI
Su svelti, su forti
Che il tempo ci gabba;
Le nostre consorti
Son giunte lassù.
E' notte tremenda
La notte del Sabba;
E il primo che ascenda
Ha un premio di più.

STREGHE, STREGONI
Su! Su! Su! Su! ecc.
irrompono freneticamente
Siam salvi in tutta l'eternità!
Sì! Saboè! Saboè! Saboè! Saboè!

MEFISTOFELE
fendendo la folla
Largo, largo a Mefistefoele,
Al vostro Re!
O razza putrida,
Vuota di fè.
Che ognun m'adori
Ed umile si prostri al Re.
O razza putrida,
Vuota di fè.

STREGHE, STREGONI
inginocchiati in circolo attorno a Mefistofele
Ci prostriamo a Mefistofele,
Al nostro Re;
Ognuno atterrasi dinanzi a te,
Ci prostriamo a Mefistofele,
Al nostro Re.

MEFISTOFELE
su d'un sasso in forma di trono, con ampollosità
Popoli! E scettro e clamide
Non date al Re sovrano?
La formidabil mano
Vuota dovrò serrar?

STREGHE
porgendo una clamide a Mefistofele
Ecco la clamide,
Non t'adirar.

STREGONI
Or t'ubbidiscono ciel,
Terra e mar.

STREGHE
Non t'adirar.

STREGONI
Non t'adirar.

MEFISTOFELE
Ho soglio,
Ho scettro e despota
Son del mio regno fiero.
Ma voglio il mondo interno
Nel pugno mio serrar.

STREGHE, STREGONI
correndo intorno ad una caldaia
Sotto la pentola
Corri a soffiar,
Entro la pentola
Corri a mischiar,
Sopra la pentola
Corri a danzar.
porgendo a Mefistofele un globo di vetro
Eccoti, o principe,
Il mondo inter.

MEFISTOFELE
col globo di vetro in mano
Ecco il mondo,
Vuoto e tondo,
S'alza, scende,
Balza e splende.
Fa carole intorno al sole,
Trema, rugge, dà e distrugge,
Ora sterile or fecondo.
Ecco il mondo.
Sul suo grosso
Antico dosso
V'è una schiatta
E sozza e matta,
Fiera, vile, ria, sottile,
Che ad ogn'ora si divora
Dalla cima sino al fondo
Del reo mondo.
Fola vana è a lei Satana,
Riso e scherno
E' a lei l'inferno,
Scherno e riso il Paradiso.
Oh per Dio!
Che or rido anch'io,
Oh per Dio! ecc.
Nel pensare ciò
Che le ascondo. Ah! Ah! Ah! Ah!
Ecco il mondo!
getta con impeto il globo di vetro che sì frange.

STREGHE, STREGONI
Riddiamo! Riddiamo!
Che il mondo è caduto!
Riddiamo! Riddiamo!
Che il mondo è perduto!
Sui morti frantumi
Del globo fatal
S'accenda, s'intrecci
La ridda infernal.
Riddiamo! Riddiamo!
Che il mondo è caduto,
Riddiamo, riddiamo
Che il mondo è caduto,
Riddiamo, riddiamo
Per lungo, per tondo riddiam!
Riddiam, riddiamo, ecc.

FAUST
Stupor! Stupor!
Là nel lontano,
Nel nebuloso ciel,
Una fanciulla pallida,
Mesta, la scerni?
Il piede lento conduce
E di catene avvinto!
Ahi, pietosa vision,
Mi rassomiglia
Quella dolce figura
A Margherita.

MEFISTOFELE
Torci il guardo,
Quello è spettro seduttor,
E' fantasma maliardo,
Che a chi il fissa ammorba il cor.
Torci il guardo,
Anima illusa,
Dalla testa di Medusa!

FAUST
Quell'occhio da celeste
Spalancato cadavericamente!
E il bianco sen
Che tanti ebbe da me
Baci d'amor!
Sì, è Margherita,
L'angelo mio, ah!

MEFISTOFELE
Torci il guardo! Nella fata
Sogna ognun colei che amò.

FAUST
Ah, strano vezzo
Il collo le circonda
D'una riga sanguigna.

MEFISTOFELE
Ha la testa distaccata,
Perseo fu che la tagliò.

STREGHE, STREGONI
Ah! Su! Riddiamo, riddiamo,
Che il tempo ci gabba;
Sui vecchi rottami
Del globo fatal;
E' notte tremenda
La notte del Sabba;
Rimbombi sul monte
La ridda infernal,
E' notte tremenda, ecc.
Sabba, Sabba, Saboè!
E' notte tremenda, ecc.
Tuoni sul monte, Tuoni la ridda monte,
Riddiam, riddiam, ecc.


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@ 藤井宏行



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