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"塔の乙女"border="0"

対訳

訳者より

  • 1896年作曲、シベリウス唯一のオペラで小説家のラフ ァエル・ヘルツベルイのテキストによる演奏時間30分ほどの短い1幕ものです。シベリウスはフィンランドの中でもスウェーデン語を話す家に生まれたためスウェーデン語の詩につけた声楽作品が多く、特にピアノ伴奏の独唱曲ではその大部分がスウェーデン語と言って過言ではないほどですがこのオペラもスウェーデン語でした。
  • 私のところのサイトで作曲者の生誕150年を祝って彼の声楽付作品を集中的に訳して取り上げているのですが、その時にこの作品もぜひ訳してみたいなと思いまして浅学を顧みずやってしまいました。訪問する人のほとんどない私のところよりはこちらで公開した方が少しは見て下さる方も多かろうということで(一応オペラでもありますし)取り上げて頂くこととしました。
  • カレワラなど神話的な素材を取り上げることの多いシベリウスのタイトルがタイトルだけに幻想的なお話を予想しますが、実はけっこうベタなお話で、20~30年くらい前の日本の時代劇ではよくあったような展開です。好色な悪代官に見初められ、さらわれて塔に閉じ込められる村娘、お父つぁんはじめ家族は代官の権力を恐れて泣き寝入りです。唯一恋人の若い男が閉じ込められている乙女に気づいて代官にたてつき娘を救い出そうとします。さてどうなるかとハラハラするところへ颯爽と登場するのがかつての時代劇であれば水戸光圀公や遠山の金さんといった役どころ、この代官を雇ってこの地を治めさせている女領主です。悪代官のたくらみをあっさり見抜いた彼女は村娘を救い出し、代官をひっとらえてめでたしめでたし。
  • 管弦楽伴奏にはシベリウスらしさ満載でなかなかに聴きごたえがあるのですが、なにしろこんなお話ですし残念なことに肝心の声楽の方のメロディがいまいち訴求力に欠けるのがこのオペラをポピュラーなものとしない理由でしょうか。初演から何と85年以上埋もれていて、1980年代にまた日の目を見たのだそうですがその後も知られることなく月日は経っていっております。

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@ 藤井宏行

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