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"インテルメッツォ"

目次


  • 作曲・台本:リヒャルト・シュトラウス(台本は一部ヘルマン・バール)
  • 物語の舞台:1900年のグルンドル湖畔、及びヴィーン

登場人物

  • クリスティーネ(S)
    オペラの主人公。勝ち気で口が悪いが、心根は優しく、夫思いの良妻。
  • ローベルト・シュトルヒ(Br)
    クリスティーネの夫。交響詩の作曲家として有名で、ヴィーンの宮廷楽長を務める。
  • ルンマー男爵(T)
    クリスティーネの旧知の息子。怠け者でずる賢く、クリスティーネの援助を受けるために仮病を使ったりする。
  • 公証人夫妻(Br,S)
    クリスティーネの知り合いで、ルンマー男爵に家を貸す。
  • 宮廷楽長シュトロー(T)、商工業顧問官(Br)、法律顧問官(Br)、宮廷歌手(Bs)
    ローベルトのカード仲間。
  • 語り役:フランツル(シュトルヒ夫妻の子供)、メイド、料理女、レージィ(ルンマー男爵の恋人)

役名について

  • このオペラの台本は、二人で共作しているためかオリジナルでは役名の表記がバラバラになっています(例えばローベルトのパートを名前のまま「ローベルト」と書く時があると思えば、別の場面では「夫」と書かれているといった具合)。このままでは読者が混乱すると判断したため、このプロジェクトで翻訳するにあたって、管理人の方と相談のうえ、すべて表記を名前で統一することにしました。ただし、語り役のメイドは第一幕前半では「メイド」、後半では「マリー」、第二幕では「テレーゼ」となっており、「テレーゼ」という名は第一幕においては公証人の妻の名として使われています。語り役のメイドをわざわざ二人も用意するとは考えにくいので、この混乱は単に台本作成上のミスではないかと思われますが、どちらが正しいのか分からないので、第一幕はすべて「マリー」、第二幕を「テレーゼ」としています。

第一幕

  • 第一場 クリスティーネは二か月間演奏旅行に出る夫のためにいろいろ気を配っているが、元の激しい気性もあってローベルトとあれこれつまらない喧嘩になる。だが、この夫婦にとっては喧嘩さえも生活のスパイスに過ぎない。口論しながらも仲睦まじい雰囲気の中、夫は旅立っていく。一人残ったクリスティーネはメイドのアンナを相手におしゃべりしながら寂しさを紛らわすが、そこに橇すべりのお誘いがかかり、彼女は喜んで出かけていく。
  • 第二場 クリスティーネは橇で勢いよく坂を下ったはずみに、スキーをしていた若い男にぶつかってしまう。さっそく男を怒鳴りつけるクリスティーネだが、彼が旧知の息子、ルンマー男爵と知った途端に機嫌を直し、再会を約束して別れる。
  • 第三場 クリスティーネは男爵とともに舞踏会に出席し、疲れ果てるまで踊る。彼女は一休みしながら、療養に来ているという男爵に身の上を問うが、彼は明日話すからと言って、クリスティーネを再びワルツに誘う。
  • 第四場 クリスティーネは男爵が偏頭痛持ちで、自然科学を専攻することに家族から受けて困っていることを知り、まずは療養のために居心地のいい家をと、知り合いでもある公証人の借家を見に来る。公証人の妻が応対し、クリスティーネは家具についてあれこれと注文をつけてから、「勘定は毎週私が払うから」と言って帰る。
  • 第五場 クリスティーネは夫に手紙を書き、「病気持ちで、大学に入るのも諸事情でままならないようだから、あなたが助けてくださったら嬉しいんだけど」と、ルンマー男爵の援助を求める。そこに当のルンマー男爵が訪ねてくるが、クリスティーネが夫に援助を頼んであるからと言っても辛気臭い顔。二人は世間話をしたり、新聞を読んだりするが、男爵ののらりくらりした態度にクリスティーネは少々うんざりしてくる。
  • 第六場 男爵の偏頭痛は援助を受けたいがための仮病だった。男爵はクリスティーネの人の好さにあきれながら、「しかし、美人だなあ。俺が本気で愛してますなんて言ったらどんな顔するんだろう」などと考え、無心の手紙を書き始める。
  • 第七場 男爵からの手紙を受け取ったクリスティーネはあきれ返り、そこにまた訪ねてきた本人に向かってはっきりと、「お金の貸し借りは絶対だめよ」と言い渡す。そこへ手紙が届き、中身を読んだクリスティーネは悲鳴を上げる。差出人はミッツェ・マイヤーなる女性で、夫をデートに誘っていたのだ。夫が浮気していると思ったクリスティーネは激怒し、夫に離婚を宣言する電報を打つ。
  • 第八場 クリスティーネは子供に向かって、泣きながら父親の不実を伝えるが、子供は信じない。クリスティーネはすっかりみじめな気持ちになって祈る。

第二幕

  • 第一場 ローベルトが仲間と一緒にカードゲームに興じているところに、クリスティーネからの電報が届けられる。ミッツェ・マイヤーなどという名に心当たりもない彼は突然の離婚要請にショックを受け、ゲームをやる気もなくして帰っていく。
  • 第二場 クリスティーネは公証人に離婚の相談をしに来るが、公証人はローベルト・シュトルヒのファンということもあってまったく受けつけず、彼女は腹を立てて出ていく。
  • 第三場 嵐のプラータ―公園で、ローベルトは妻に電報を打っても返事をくれないし、何がどうなってるのか分からない、と嘆いている。そこへローベルトと同じ宮廷楽長で、彼のカード仲間でもあるシュトローがばつが悪そうな顔をしてやってきて、くだんの手紙は自分に宛てられたもので、ミッツェ・マイヤーが住所と名前を間違ったことを話す。「何て騒ぎを起こしてくれたんだ」と、かんかんになったローベルトは、すぐにクリスティーネを訪ねて事情を説明してくるよう、きつく命じる。
  • 第四場 クリスティーネは男爵を調査に出し、その結果を案じながら引っ越しの支度に大わらわである。そこへローベルトから電報が届き、そこに「手紙の本当の宛名はシュトルヒではなくシュトローだった」とあるのを見て、クリスティーネは半信半疑ながらだいぶ気分はよくなる。メイドがシュトローの来訪を知らせ、クリスティーネは会いに出ていく。
  • 第五場 シュトローから事情を聞いたクリスティーネは、今日帰ってくる夫のためにダイニングをきれいに飾らせている。だが、いざ夫が帰ってくると、元の性分もあってまたつまらないことでごちゃごちゃ言い出し、ついにはまだ夫の無罪を疑うような発言までするので、さすがのローベルトも激怒し、ドアをバタンと閉めて出て行く。
  • 第六場 調査に出ていたルンマー男爵が戻ってくるが、どこで怠けていたのかでたらめな報告。クリスティーネはあきれ、すでに事件は「解決済み」であると言って、おろおろする男爵を帰す。そこにローベルトがまた入ってくる。先ほど激しい口論をしたばかりの夫妻ははじめのうちぎこちない会話を交わすが、次第に仲睦まじくなり、クリスティーネが「あなたみたいに素敵な夫なんかいないわ。きっと私たちみたいなのを言うんでしょうね、幸せな夫婦って」と言うところで幕となる。

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© Maria Fujioka







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