前奏曲

大法官の家の庭(178X年7月)

(左手には大きな出窓のある家、葉で覆われたテラスがあり、木製の階段が続いている。右手には庭。道へと続く小さな扉がある。遠くには、町の家が見える。手前には、噴水がある。幕が上がると、法官はテラスに座り、まわりにいる6人の子供たちを歌わせている。大きな笑いとともに幕が上がり子どもたちは笑い続けている。)



大法官
(不平そうに)
もういい!もういい!
今度こそ言うことを聞いてくれるかな?
もう1回歌うぞ!もう1回歌うぞ!
あまり声を張り上げずにな!

子供たち
(突然、強く、ふざけて歌う)
クリスマス!クリスマス!クリスマス!
イエスが誕生され、
聖なる主がまします…

大法官
(厳しく)
違う!そうじゃない!
違う!そうじゃない!
(まじめに)
こんなふうに歌えと言われたのか
シャルロッテ姉さんに!
ドアの向こうで聞いているぞ!


(シャルロッテが聞いていると言われ、子どもたちは真剣に歌い始める。)

子供たち
クリスマス!クリスマス!

大法官
(満足して)
そうだ、それでいい!

子供たち
イエスが誕生され
聖なる主がまします…
イスラエルの王と羊飼い!
空には
忠実な守護天使が
大きな翼をひろげ
歌いながら飛んでいる!クリスマス!

大法官と子供たち
クリスマス!

子供たち
イエスが誕生され
聖なる主がまします…
イスラエルの王と羊飼い!
クリスマス!クリスマス!クリスマス!

大法官
そうだ、それでいい!
クリスマス!クリスマス!クリスマス!

(ジョアンとシュミット登場、庭の門で立ち止まり生け垣の後で子どもたちの歌を聞いていたが庭に入ってくる。)


ジョアン
とても上手だよ!

シュミット
うまく歌えてるね!

子供たち
(嬉しそうに駆け寄り)
こんにちは、シュミットさん!
こんにちは、ジョアンさん!


(ジョアンとシュミットは子供たちと抱擁を交わす)


ジョアン
(大法官に)
やあ!だが、7月にクリスマスの歌を歌うとはね。
大法官は、用意周到だ!

大法官
(降りて来て、友と握手を交わしながら)
笑わせたんだね、ジョアン!
でも、どうして?
誰もが君のように芸術家ではない。
そして、ちっぽけなことではないんだ
歌を学ぶってことは
(重々しく)
歌は!若い頭脳にはね!

シュミット
(ちょうど入ってきたソフィーに)
こんにちは、ソフィー!
ところで!シャルロッテもいるのかい…

ソフィー
(お辞儀をして)
もちろんですわ、シュミットさん!だって
シャルロッテ姉さんと私で家族の面倒を見てるのよ。

ジョアン
(大法官に)
ああ、いい天気だね!
君も来るかい?

大法官
(ジョアンに)
すぐ行くよ。

ソフィー
(ジョアンに、話しかける)
姉さんは舞踏会の準備をしているのよ

大法官
(シュミットに)
そう、友人や親戚が集まる舞踏会が
このウェッツラーで開かれるんだ。
シャルロッテは迎えを待っているところなんだ。

シュミット
そういうことだったのか!
コッフェルは、コートを着ているし
シュタイナーは、ビール問屋の馬を引き止めたし
ホフマンは四輪馬車、グルデンはベルリン馬車を用意している。だが、ウェルテルは浮かぬ顔だね!

大法官
(彼の友人へ)
だが、あの若者はいい男だよ。

ジョアン
そうさ、だが食事の場は得意じゃない…

大法官
(強く)
彼は物知りだし、とても上品だ…

シュミット
(強く)
ちょっともの悲しい…

ジョアン
ああ!確かに!陽気ではない!

大法官
(自分の考えを続けて)
噂では、王子が彼を大使にと約束したらしい
王子は彼を高く評価し、取り立ててやりたいらしい…

ジョアン
(軽蔑的な態度で)
外交官だって!
フン!そんなものは食事には役にたたないさ!

シュミット
(として)
グラス一杯の酒も飲めやしない!

ジョアン
(大法官の手を取って)
じゃあ、「金のぶどう」で。

シュミット
(同様に)
そう、君は我らとリターンマッチをしなきゃならないんだ。

大法官
(驚いて)
またかい!

ジョアン
(後ずさりしながら)
そうさ!今日は大きなロブスターだぞ!
腕と同じぐらい大きなやつさ
グレートヒェンが約束してくれたんだ…

大法官
何と欲張りな!お前たちはぐるだな!
(二人は出て行こうとする。)
シャルロッテには会わないのかい?

シュミット
(ジョアンに)
夜にまた会えるさ
僕たちは城壁のところを散歩してくる。

大法官
(笑顔で、ジョアンに)
食欲が出るようにかい?

ジョアン
(少し不機嫌に、シュミットに)
こいつはいつも大げさに言う…
さあ、行こう、遅れてしまう!

シュミット
(大法官のところに戻って)
ところで
アルベールはいつ戻ってくるんだい?

大法官
(そっけなく)
わからない。いつ帰るかはまだ話してくれていない。
だが、手紙によれば仕事はうまくいっているらしい。

シュミット
わかった!アルベールは、勇敢で忠実な男だ。
シャルロッテの模範的な許婚だ。
われら年寄りは
結婚式には息をはずませて踊るよ!
(二人は腕を組んで退場。)

(陽気に)
じゃあ!またね、子供たち!

ジョアン
(陽気に)
またね、子供たち!

シュミット
(大法官に、下の方から)
また後で!

ジョアン
(同様に)
また後で!

大法官
わかった!また後で!

ソフィー、ジョアンと子供たち
またね、またね!

ジョアンとシュミット
(大声で)
バッカス万歳!永遠なれ!

大法官
(子供たちに)
家にお入り!これからクリスマスの歌を
おやつの前にもういちどおさらいだ!
(大法官は階段を上がり一度家にはいってから)

ソフィー、シャルロッテの様子を見てきてくれ。

(ソフィー退場。大法官は革張りの椅子に座る。小さい子たちは大法官の膝の上によじ登り、父がおごそかに行う歌のレッスンを聞いている。窓は半分開いている。ウェルテルが若い農夫を連れて歩いてきて、興味深そうに家の中をのぞき込む。)



ウェルテル
(農夫に)
では、ここが大法官の家ですか。
(農夫の案内を退けて)
ありがとう。
(ひとり、ウェルテルは庭深く入り
噴水の前で止まる。)
現実なのか夢なのかわからない!
あたりすべてが天国のようだ。
森はハープの音色のように息づいている
目もくらむ世界が広がっている!
おお、恵みにあふれた自然よ
時間と空間の女王よ
通り過ぎお前を讃える者を歓迎しておくれ、
つましき死すべき存在を!
神秘的な沈黙よ!
ああ厳粛な静けさよ!
すべてが私を魅了する、すばらしい!
この壁、そしてこの暗い角…
この澄んだ噴水と日陰の涼しさ。
どの生け垣にも藪にも
花が開き
せせらぎが聞こえる!
おお、自然よ、香りで私を酔わせておくれ!
永遠に若く、崇めるべき純粋な母親よ!
おお、自然よ!
そして、太陽よ、おまえの光で私をあふれさせておくれ!

子供たち
(家の中から)
イエスが誕生され
聖なる主がまします…
イスラエルの王と羊飼い!
空には忠実な守護天使が
大きな翼をひろげ
歌いながら飛んでいる!クリスマス!

ウェルテル
(聞きながら)
親愛なる子供たちよ!
(自分に)
この世に子供たち以上に尊いものはない!
親愛なる子供たちよ!
我々の人生が苦しいのと同じくらい
彼らの毎日は、信仰に満ち
彼らの魂には光が満ちあふれるのだ!
ああ!彼らはなんと私よりも優れていることか!


(ウェルテルは噴水に向かいしばらく静かに物思いにふける。シャルロッテ登場:子供たちが大法官から離れそして彼女に飛びつく。)

子供たち
シャルロッテ!シャルロッテ!

シャルロッテ
(大法官に)
ああ、お父さん、子供たちの歌はどう?

大法官
満足だ!まだ見事というほどではないが!

子供たち
(シャルロッテのまわりで)
そんなことない、お父さんはとても喜んでくれたよ!

大法官
(娘を抱きしめ、彼女の服を見て)
なんて美しいんだ、娘よ!

子供たち
ああ、本当だ!

大法官
おいで、お嬢さん、よく見せてくれ!
私の友だちはみな羨ましがるぞ!

シャルロッテ
(笑顔で)
みんな時間通りには来ないわ
いつもそうですもの。
今のうちに子供たちに
おやつをあげておくわ。


(シャルロッテは、棚から大きな丸いパンを取り出し薄く切って、子供たちに配る準備をする。遠くで鐘が鳴り、馬車の音が聞こえる。)


大法官
急げ、馬車が来るぞ!


(子供たちはシャルロッテのまわりに集まり彼女に手を伸ばす。ウェルテルは、階段を昇りながらしばらく止まって隠れて、この光景をながめる。)


子供たち
(パンを受け取ると、子供たちは飛び跳ねながら離れる)


ハンス
ありがとう!

グレーテル
ありがとう!

ハンスとグレーテル
ありがとう、お姉ちゃん!

カール
ありがとう!

クララ
ありがとう!

カールとクララ
ありがとう、お姉ちゃん!

マックス
ありがとう!

フリッツ
ありがとう!

大法官
(ウェルテルを見つけ彼に近づいて)
やあ、ウェルテル!
私の小さな庵にようこそ…
というより、私の小さな王国、これは私の自慢なんだ。
(シャルロッテを指して)
私の娘は、わが家の家事と
甘えんぼうの子供たちの世話をしているのだ…
母親がいなくなってしまった日からずっと!

シャルロッテ
(飾らない様子で)
すみません、お待たせして
でも私は実のところ、とても優しい母親のようなものなんです
そして子供たちは私の手で
毎日パンを切ってあげないとだめなんです!


(客が庭に入ってくる。大法官が応対に行こうとすると笑いながらソフィーが出てくる。)

大法官
やあ、ブリュールマン!
シャルロッテは準備できているよ!待っていたんだ!


(ブリュールマンはケートヒェンと並んで歩く 彼らはお互いに目を見つめ、笑いながら後に続く大法官には注意を払おうともしない。)

ブリュールマン
(恍惚のため息で)
クロプシュトック!

ケートヒェン
(喜びにあふれて)
聖なるクロプシュトック!

大法官
(笑いながら、ブリュールマンに)
おしゃべりだな!残りは舞踏会にとっておきなさい…
そんな長い演説をしていたら遅れてしまうよ!


(ウェルテルは、黙って呆然とシャルロッテを見ている シャルロッテがスカーフをするために後を向いた時 ウェルテルは末っ子に無理やりキスしようとする。子供は、びっくりする。)



シャルロッテ
(子供の手を取って、ウェルテルに)
あなたのいとこにキスしてあげて!

ウェルテル
(驚いて立ち上がり)
いとこ?私にそんな価値があるのですか?

シャルロッテ
(ふざけるように)
ええ、いとこよ!格別な名誉ですわ…でも…
あんまりたくさんいとこがいるものだから
あなたがいとこたちの中で最悪だったら困るわ!
(ウェルテルは離れてシャルロッテを見つめる)
(ソフィーに向かって、命令するように
子供たちを指さして)
ソフィー、私の代わりにこの子たちの世話をして!
(子供たちを見ながら)
私がいるときと同じようにお利口にできるわね?

ソフィー
ええ、でもお姉さんの方がいいと言うでしょうけど!

ウェルテル
(シャルロッテが子供たちを抱いているのを恍惚のうちに見ながら)
ああ、愛と純真の理想がみえる。
私の目と心はどちらも喜びに震えている!
夢みたいだ…こんな完全な存在に出会えるなんて…
彼女の姿に心休まり、声に和まされる!


(客はほとんど出発する。まだ、ブリュールマンとケートヒェンは噴水のそばで夢中になっている。シャルロッテは準備をすませて、庭に下りてくる。ウェルテルは彼女のもとへ行く。ソフィーと子供たちは、テラスに集まり姉にキスを送る。)



大法官
(ウェルテルにお辞儀をして)
ウェルテルさん!

シャルロッテ
じゃあ…お父さん!

大法官
(シャルロッテに)
それでは、愛する娘よ!


(シャルロッテとウェルテルが他の客たちに続いて出かける。ブリュールマンとケートヒェンも物も言わず最後に出発する。)

大法官
(快く、笑顔で見送りながら)
彼らには何もいらないな!クロプシュトック!
聖なるクロプシュトック!磁力のような恍惚!
話すことは何もない!


(ソフィーは子供たちと家の中に戻る。)

大法官
(鼻歌を歌いながら、磁器製のパイプを
棚から取る。)
バッカス万歳!永遠なれ!
(鼻歌を歌う)
バッカス万歳!永遠なれ!
(彼は、鼻歌を歌いながら少しまごついた様子で大きな椅子に移動し、タバコを吸おうとする。)
バッカス万歳!永遠なれ!

ソフィー
(再び現れ、大法官を見て微笑む。ゆっくり部屋の隅のステッキを取りに行き帽子もちゃんと持ってきてからかいを込めて)


「金の葡萄」へ行く約束をしてたんじゃないの?

大法官
(決まり悪そうに)
誰が?私が?お前を残して?

ソフィー
行かなくていいの?

大法官
(鼻歌を歌いながら)
ララララララララ!いや!

ソフィー
(まじめに)
行ってきなさい!シュミットとジョアンが待ってるんでしょう。

大法官
(決心し、ソフィーの手から
帽子と杖を取って)
一瞬だけ…そんなに言うなら…
(出かけようとしてソフィーを振り返って)
約束は守らないとね!


(ソフィーは大法官を送り出しドアを閉める。夜が更けてくる。アルベール登場。庭から現れコートを手に持っている。静かに家の中に入り、あたりを見渡す。そして、戻ってきたソフィーを見つける。)


アルベール
ソフィー!

ソフィー
(アルベールを見て)
アルベール!戻ってきたの?

アルベール
そうなんだ、かわいい妹よ、こんばんは!

(ソフィーにキスをする)

ソフィー
シャルロッテもきっと喜ぶわ!

アルベール
彼女はいるのかい?

ソフィー
今晩はいないわ!普段は出かけることなんてないのに。
(きっぱりと)
でも、どうして帰るって教えてくれなかったの?

アルベール
(そっけなく)
驚かせたかったんだ…
せめて、彼女のことを聞かせてくれ!
みんなが僕のことをちゃんと覚えているのか知りたいんだ?
6か月も留守にしてたんだから…

ソフィー
(無造作に)
この家では、いなくなった人のことを
(やさしく)
みんな思ってるわ。それに、あなたは許婚なんでしょう?

アルベール
(うれしそうに)
かわいい子だね!それで、何が起こったんだい?

ソフィー
別に…あなたたちの結婚式の準備をしていたわ…

アルベール
僕たちの結婚式の!

ソフィー
結婚式では踊りましょうね?

アルベール
たくさん踊ろう…それからもっと踊ろう!
(熱っぽく)
そう、僕はみんなが幸せであってほしい、
僕の心には幸せがこんなにあふれているのだから!
(ソフィーに再び歩み寄り)
さあ、戻ろう。子供たちが君を探して、僕が帰ってきたことが
ばれるといけないから。黙っていておくれ。
夜が明けたらすぐ彼女のもとに来るよ。

ソフィー
(戻りながら)
明日、明日、明日ね…
(改まって)
おやすみなさい、お義兄さん。


(彼女はガラス窓を閉める)

アルベール
(独白)
彼女は僕を愛している!僕のことを思っている!
感謝と愛の祈りが
僕の心から口へと湧き上がってくる!
ああ、素晴らしい帰還の時よ、小さなこともすべて喜びに…

そして、魅惑が僕に染みわたってくる!
ああ、シャルロッテが帰ってきたら、
僕がここに残してゆく思いを見つけてくれればいい
僕の希望のすべて、僕の愛のすべて!


(アルベールはゆっくりと退場。夜が更ける。月が次第に家を照らす。シャーロットとウェルテルが、庭の扉に登場。二人は腕を組んでゆっくりやって来る。階段の下でも止まらずにしばらくの間二人とも黙っている。)


シャルロッテ
(飾らずに)
ここでお別れね。私の家に着いたわ。
もう寝る時間よ。

ウェルテル
(はっきりと)
ああ!僕はずっと君の瞳を見ていたい
君のやさしい瞳は僕の地平線だ
僕の希望、そして僕の唯一の喜び...
眠ることになんの意味があるだろう?
星と太陽は、交互に空に現れるが
僕にはわからない、それが昼なのか
それが夜なのか!
(甘く、静かに)
僕は、あなた以外には無関心だ!

シャルロッテ
(笑顔で)
でも、あなたは私のことを何も知らないわ。

ウェルテル
(力を込めて)
僕の魂は君の魂を見分けたんだ、シャルロッテ
そして十分に見て、わかったよ
君はどのような女性なのかを!

シャルロッテ
(笑顔で)
どんなふうに分かったの?

ウェルテル
(真剣にやさしく)
君はこの世で最高の人、最も美しい人だ!


シャルロッテ
(混乱して)
違うわ!

ウェルテル
あなたが「私の子供たち」と呼んでいる子たちのことを
思い出させてあげなきゃいけないかな?

シャルロッテ
(考えながらウェルテルに近づいて)
ああ、そう、私の子供たち…
(そしてしばらくしてから)
あなたの言うとおりよ!
この家のみんなにとって、母の面影は
はっきり存在しているの
私も、見えるような気がするわ
(はっきりと)
母が微笑んでいるのを
私が、母の子供たちの…私の子供たちの世話をしている時には!
(やさしく)
ああ、私が望んでいるのはこの家に母が戻ってくること!
ほんのひとときでいいから見て欲しい、
母の最期の時にした誓いを私が守っているかどうか。
(とてもやさしく)
愛するお母さん、もう一度会えないの?

ウェルテル
ああ、シャルロッテ!義務の天使よ、
君に、天の祝福がありますように!

シャルロッテ
あなたが母を知っていたらよかったのに!
ああ!なんて残酷なことなの
最愛の人があんな風に去るのを見なければならないなんて!
なんて素敵な思い出、そしてなんて苦い後悔!
どうして、すべては滅びてしまうの?
子どもたちはそれをとても強く感じるの。
いつも物悲しそうに尋ねるわ。
どうして黒い男たちが、お母さんを連れ去ったの?って。

ウェルテル
夢よ!恍惚よ!幸福よ!
僕は、生涯を賭けてこの瞳を永遠に守ろう
魅力的な額、驚きと喜びに満ちた愛らしい口…

他の誰にも一瞬も見せたくない!
天の笑顔よ!ああ!シャルロッテ!あなたを愛している…
僕はあなたを愛し…そして敬っている!

シャルロッテ
(我に返って、急いで階段を上りながら)

私たち、変だわ!もう帰らないと…

ウェルテル
(うわずった声で、遮るように)
でも…またお会いできますか?

大法官
(家の中から、大きな声で)
シャルロッテ!シャルロッテ!アルベールが帰ってきたぞ!

シャルロッテ
(がっかりした様子で)
アルベールが?

ウェルテル
(シャルロッテに尋ねる)
アルベールって?

シャルロッテ
(低い声で悲しげにウェルテルに)
ええ、母が私に誓わせたの
彼を夫にするって…
(さらに低い声で、自分を責めるように)
神様がご存知だわ、あなたの近くにで一瞬、私は誓いを
すっかり忘れていた、それを思い出させられているの!

(ウェルテルは、手で顔を覆いすすり泣く。)


ウェルテル
(振り絞るように)
その誓いを…守ってください!僕は…
僕はそのために死ぬ!シャルロッテ!


(シャルロッテは一度振り返る)

ウェルテル
(シャルロッテが見えなくなると独り、絶望して)
別の男が、彼女の夫だなんて!
PRÉLUDE

La Maison du Bailli (Juillet 178...)

(A gauche, la maison à large baie vitrée, avec une terrasse praticable, couverte de feuillages, précédée d'un escalier en bois. A droite, le jardin. Au fond, une petite porte à claire voie. Au loin, les maisons du bourg et la campagne. Au premier plan, une fontaine. Au lever du rideau, le Bailli est assis sur la terrasse, au milieu de ses six enfants qu'il fait chanter. Le rideau se lève sur un grand éclat de rire, très prolongé des Enfants.)

LE BAILLI
(grondant)
Assez! Assez!
M'écoutera-t-on cette fois?
Recommençons! recommençons!
Surtout pas trop de voix! pas trop de voix!

LES ENFANTS
(chantant avec brusquerie, très fort et sans nuances)
Noël! Noël! Noël!
Jésus vient de naître,
Voici notre divin maître...

LE BAILLI
(se fâchant)
Mais non! ce n'est pas ça!
Non! Non! ce n'est pas ça!
(sévèrement)
Osez-vous chanter de la sorte
Quand votre soeur Charlotte est là!
Elle doit tout entendre au travers de la porte!


(Les Enfants ont paru tout émus, au nom de Charlotte: ils reprennent le Noël avec gravité.)

LES ENFANTS
Noël! Noël!

LE BAILLI
(avec satisfaction)
C'est bien! C'est bien!

LES ENFANTS
Jésus vient de naître
Voici notre divin maître
Rois et bergers d'Israël!
Dans le firmament
Des anges gardiens fidèles
Ont ouvert grandes leurs ailes
Et s'en vont partout chantant: Noël!

LES ENFANTS et LE BAILLI
Noël!

LES ENFANTS
Jésus vient de naître!
Voici notre divin maître,
Rois et bergers d'Israël!
Noël! Noël! Noël! Noël! Noël!

LE BAILLI
C'est bien cela!
Noël! Noël! Noël! Noël! Noël!

(Johann et Schmidt qui s'étaient arrêtés à la porte du jardin pour écouter le choeur d'enfants derrière la haie, sont entrés dans la cour.)

JOHANN
Bravo pour les enfants!

SCHMIDT
Bravo pour le couplet!

LES ENFANTS
(accourant joyeusement)
Ah! monsieur Schmidt!
Ah! monsieur Johann!


(Schmidt et Johann embrassent les Enfants et les félicitent.)

JOHANN
(au Bailli)
Eh! mais, j'y pense vous chantez Noël en Juillet.
Bailli, c'est s'y prendre à l'avance!

LE BAILLI
(qui est descendu et serre la main à ses amis)
Cela te fait rire, Johann!
Mais quoi?
Tout le monde n'est pas artiste comme toi.
Et ce ne sont point bagatelles
Que d'apprendre le chant
(avec importance)
le chant! à ces jeunes cervelles!

SCHMIDT
(à Sophie qui vient d'entrer)
Bonjour, Sophie!
Eh! Eh! Charlotte n'est pas loin...

SOPHIE
(lui faisant une révérence)
En effet, monsieur Schmidt! puisque nous prenons soin,
Charlotte et moi, de la famille.

JOHANN
(au Bailli)
Hein, le superbe temps!
Viens-tu?

LE BAILLI
(à Johann)
Dans un instant.

SOPHIE
(à Johann, continuant la conversation)
Ma soeur s'habille pour le bal...

LE BAILLI
(à Schmidt)
Oui, ce bal d'amis et de parents
Que l'on donne à Wetzlar.
On vient prendre Charlotte.

SCHMIDT
C'est donc cela!
Koffel a mis sa redingote,
Steiner a retenu le cheval du brasseur,
Hoffmann a sa calèche et Goulden sa berline;
enfin, monsieur Werther m'a paru moins rêveur!

LE BAILLI
(à ses deux amis)
Fort bien, ce jeune homme.

JOHANN
Oui; mais pas fort en cuisine...

LE BAILLI
(insistant)
Il est instruit... très distingué...

SCHMIDT
(vivement)
Un peu mélancolique...

JOHANN
Ah! certes! jamais gai!

LE BAILLI
(poursuivant son idée)
Le Prince lui promet, dit-on, une ambassade,
Il l'estime et lui veut du bien...

JOHANN
(avec mépris)
Un diplomate!
Bah! ça ne vaut rien à table!

SCHMIDT
(de même)
Ça ne sait pas boire une rasade!

JOHANN
(au Bailli en lui tendant les mains)
A Tout à l'heure au Raisin d'or.

SCHMIDT
(de même)
Oui, tu nous dois une revanche.

LE BAILLI
(se récriant)
Encor!

JOHANN
(revenant sur ses pas)
Dame! Et puis, c'est le jour des écrevisses!
Grosses comme le bras
Gretchen nous l'a promis...

LE BAILLI
O les gourmands! les deux complices!
(Les deux hommes font mine de se retirer.)
Vous n'attendez donc pas Charlotte, mes amis?

SCHMIDT
(à Johann)
Nous la verrons ce soir.
Nous voulons faire un petit tour sur le rempart.

LE BAILLI
(souriant, à Johann)
Pour t'ouvrir l'appétit?

JOHANN
(un peu grognon, à Schmidt)
Toujours il exagère...
Allons, viens, il est tard!

SCHMIDT
(revenant au Bailli)
A propos!
Quand Albert revient-il?

LE BAILLI
(simplement)
Je l'ignore, il ne m'en parle pas encore,
mais il m'écrit que ses affaires vont au mieux.

SCHMIDT
Parfait! Albert est un garçon brave et fidèle,
c'est un mari modèle pour ta Charlotte,
et nous, les vieux,
nous danserons à perdre haleine à la noce prochaine!
(Les deux hommes s'en allant bras dessus bras dessous.)
(gaîment)
Eh! bonsoir, les enfants!

JOHANN
(gaîment)
Bonsoir, les enfants!

SCHMIDT
(au Bailli; plus bas)
A tantôt!

JOHANN
(de même)
A tantôt!

LE BAILLI
Oui! Bonsoir! Bonsoir

SOPHIE, JOHANN et LES ENFANTS
Bonsoir! Bonsoir!

JOHANN et SCHMIDT
(à pleine voix)
Vivat Bacchus! semper vivat!

LE BAILLI
(aux Enfants)
Rentrez! nous redirons notre Noël ce soir,
avant goûter, note par note!
(Le Bailli a remonté l'escalier et une fois dans la maison.)
Sophie, il faut aller voir ce que fait Charlotte.

(Sophie sort. Le Bailli s'installe dans le fauteuil de cuir à crémaillère; les plus jeunes de ses enfants se blottissent sur ses genoux, et écoutant religieusement la leçon qu'il leur donne. La baie vitrée est à demi fermée. Werther, accompagné d'un jeune paysan, s'avance dans la cour et regarde curieusement la maison.)

WERTHER
(au paysan)
Alors, c'est bien ici la maison du Bailli?
(congédiant son guide)
Merci.
(seul, Werther pénètre plus avant dans la cour
et s'arrête devant la fontaine.)
Je ne sais si je veille ou si je rêve encore!
Tout ce qui m'environne a l'air d'un paradis;
le bois soupire ainsi qu'une harpe sonore,
Un monde se révèle à mes yeux éblouis!
O nature, pleine de grâce,
Reine du temps et de l'espace
Daigne accueillir celui qui passe et te salue,
Humble mortel!
Mystérieux silence!
O calme solennel!
Tout m'attire et me plaît!
Ce mur, et ce coin sombre...
Cette source limpide et la fraîcheur de l'ombre;
il n'est pas une haie, il n'est pas un buisson où n'éclose unefleur,
où ne passe un frisson!
O nature! enivre-moi de parfums,
Mère éternellement jeune, adorable et pure!
O nature!
Et toi, soleil, viens m'inonder de tes rayons!

LES ENFANTS
(dans l'intérieur de la maison)
Jésus vient de naître!
Voici notre divin maître,
Rois et bergers d'Israël!
Dans le firmament des anges gardiens fidèles
ont ouvert grandes leurs ailes
et s'en vont partout chantant: Noël!

WERTHER
(écoutant)
Chers enfants!
(à lui-même)
Ici-bas rien ne vaut les enfants!
Chers enfants!
Autant notre vie est amère...
autant leurs jours sont pleins de foi,
leur âmes pleine de lumière!
ah! Comme ils sont meilleurs que moi!


(Werther va jusqu'à la fontaine et reste un instant dans une calme contemplation. Charlotte entre: le enfants quittent les bras de Bailli et sautent au devant d'elle.)

LES ENFANTS
Charlotte! Charlotte!

CHARLOTTE
(au Bailli)
Eh! bien père, es-tu content d'eux?

LE BAILLI
Content, content! ce n'est pas merveilleux!

LES ENFANTS
(entourant Charlotte)
Si, père est très content! très content! très content!

LE BAILLI
(embrassant sa fille et admirant sa toilette)
Comme te voilà belle, Mignonne!

LES ENFANTS
Oh! mais c'est vrai!

LE BAILLI
Venez, mademoiselle, qu'on vous regarde!
Nos amis seront jaloux!

CHARLOTTE
(souriante)
Nos amis ne sont pas exacts
au rendez-vous voilà ce dont je suis bien sûre!
Et j'en vais profiter pour donner
le goûter aux enfants.


(Charlotte va chercher sur le buffet un immense pain rond qu'elle se dispose à couper en tartines et qu'elle va distribuer aux Enfants. On entend dans le lointain les grelots d'un cheval et le bruit d'une voiture.)

LE BAILLI
Hâte-toi, car j'entends la voiture!


(Les Enfants se pressent autour de Charlotte les mains tendues vers elle. Werther qui a monté l'escalier, s'arrête et contemple un moment ce spectacle sans être vu.)

LES ENFANTS
(à mesure qu'ils reçoivent leur goûter les Enfants s'en vont en sautant)

HANS
Merci!

GRETEL
Merci!

HANS et GRETEL
Merci, grande soeur!

KARL
Merci!

CLARA
Merci!

KARL et CLARA
Merci!, grande soeur!

MAX
Merci!

FRITZ
Merci!

LE BAILLI
(apercevant Werther et allant au devant de lui)
Ah! monsieur Werther!
Vous venez visiter mon petit ermitage...
mieux mon petit royaume, et j'en suis vraiment fier.
(lui présentant Charlotte)
Ma fille, qui prend soin de ce ménage
et de tous ces enfants gâtés...
depuis le jour où leur même nous a quittés!

CHARLOTTE
(simplement)
Pardonnez-moi, monsieur, de m'être fait attendre,
mais je suis en effet une maman très tendre,
et mes enfants exigent que ma main
leur coupe chaque jour leur pain!


(Les invités entrent dans la cour. Le Bailli va à leur rencontre ainsi que Sophie qui reparaît toute rieuse.)

LE BAILLI
Arrivez donc, Brühlmann!
Charlotte est prête! On vous attend!


(Brühlmann marche côte à côte avec Kätchen; ils vont les yeux dans les yeux et ne font même pas attention au Bailli qui les suit en riant.)

BRÜHLMANN
(avec un soupir d'extase)
Klopstock!

KÄTCHEN
(avec ravissement)
Divin Klopstock!

LE BAILLI
(riant, à Brühlmann)
Bavards! Vous direz le reste à la fête...
un aussi long discours vous mettrait en retard!


(Werther est resté muet et interdit en regardant Charlotte, et quand la jeune fille se tourne vers la glace pour mettre son écharpe, il saisit le plus jeune des Enfants et l'embrasse. L'Enfant a peur de cet élan de tendresse.)

CHARLOTTE
(à l'Enfant que Werther a saisi dans ses bras)
Embrasse ton cousin!

WERTHER
(se relevant, étonné)
Cousin? Suis-je bien digne de ce nom?

CHARLOTTE
(enjouée)
En effet, cousin! c'est un honneur insigne... Mais...
nous en avons tant qu'il serait bien fâcheux
que vous fussiez le plus mauvais d'entre eux!
(Werther s'éloigne en regardant Charlotte.)
(à Sophie, avec autorité, sans sévérité, en lui montrant les Enfants)
Tu me remplaceras, Sophie, tu sais, je te les confie!
(aux Enfants)
Vous serez sages comme avec moi?

SOPHIE
Oui, mais ils aimeraient bien mieux que ce fût toi!

WERTHER
(avec extase,
tandis que Charlotte embrasse les Enfants)
O spectacle idéal d'amour et d'innocence.
Où mes yeux et mon coeur sont ravis à la fois!
Quel rêve... de passer... une entière existence...
Calmé par ses regards et bercé par sa voix!


(La plupart des invités est déjà presque sortie; restent encore Brühlmann et Kätchen, absorbés et silencieux, près de la fontaine. Charlotte est prête maintenant, elle descend dans la cour. Werther va à sa rencontre. Sophie et les Enfants forment un groupe sur la terrasse et envoient des baisers à leur grande soeur.)

LE BAILLI
(saluant Werther)
Monsieur Werther!

CHARLOTTE
Adieu... père!

LE BAILLI
(à Charlotte)
Adieu, ma chérie...


(Charlotte et Werther s'éloignent suivis d'un groupe d'invités. Brühlmann et Kätchen s'en vont les derniers sans avoir dit une parole.)

LE BAILLI
(avec bonhomie, les regardant en souriant)
A ceux-là ne souhaitons rien! Klopstock!
Divin Klopstock! l'extase magnétique!
cela me paraît sans réplique!


(Sophie a fait rentrer les enfants dans la maison.)

LE BAILLI
(tout en fredonnant, va chercher sa longue pipe en porcelaine qu'il a décrochée du râtelier.)
Vivat Bacchus! semper vivat!
(en fredonnant)
Vivat Bacchus! semper vivat Bacchus!
(Il s'installe toujours fredonnant et d'un air un peu gêné, dans son large fauteuil et se dispose à fumer.)
Vivat Bacchus! semper vivat!

SOPHIE
(a reparu et sourit en voyant le Bailli; elle a été tout doucement prendre dans le coin de la chambre la canne et le chapeau du Bailli qu'elle lui apporte gentiment; avec malice)
Et qui donc a promis d'aller au Raisin d'or?

LE BAILLI
(d'un ton embarrassé)
Qui? Moi? te laisser seule?

SOPHIE
Eh bien?

LE BAILLI
(fredonnant entre ses dents)
La la la la la la la la la la la! Non!

SOPHIE
(gravement)
Je l'exige! Schmidt et Johann doivent t'attendre encor.


LE BAILLI
(se laissant convaincre et prenant le chapeau et la canne des mains de Sophie)
Rien qu'un moment... alors...
(Il s'éloigne; se retournant, à Sophie)
au fait promesse oblige!


(Sophie accompagne le Bailli et ferme la porte de la rue sur lui. La nuit tombe peu à peu. Albert paraît; il vient du jardin, un manteau sur le bras; il est entré doucement et interroge la maison du regard; il s'approche et aperçoit Sophie qui redescend.)

ALBERT
Sophie!

SOPHIE
(reconnaissant Albert)
Albert! Toi de retour?

ALBERT
Oui, moi, petite soeur, bonjour!

(Il l'embrasse.)

SOPHIE
Que Charlotte sera contente de te revoir!

ALBERT
Elle est ici?

SOPHIE
Non, pas ce soir! Elle qui jamais s'absente.
(plus accentué)
Aussi, pourquoi n'as-tu pas prévenu?

ALBERT
(simplement)
J'ai voulu vous surprendre...
Parle-moi d'elle, au moins!
Il me tarde d'apprendre si de moi l'on s'est souvenu?
car c'est bien long, six mois d'absence...

SOPHIE
(avec simplicité)
Chez nous, aux absents
(tendrement)
chacun pense, et d'ailleurs, n'es-tu pas son fiancé?

ALBERT
(joyeux)
A chère enfant! Et que s'est-il passé?

SOPHIE
Rien... on s'est occupé de votre mariage...

ALBERT
De notre mariage!

SOPHIE
On y dansera... dis?

ALBERT
Beaucoup... et davantage!
(avec chaleur)
Oui, je veux que pour tous il y ait du bonheur...
j'en ai tant au fond du coeur!
(reconduisant Sophie jusqu'au perron)
Va, rentre: J'ai peur qu'on t'appelle
et qu'on apprenne mon retour; n'en dis rien,
je serai près d'elle dès le lever du jour.

SOPHIE
(rentrant)
A demain, à demain, à demain...
(gentiment)
Monsieur mon beau frère.


(Elle ferme la porte vitrée.)

ALBERT
(seul)
Elle m'aime! Elle pense à moi!
Quelle prière de reconnaissance
et d'amour monte de mon coeur à ma bouche!
Oh! comme à l'heure du retour un rien nous émeut et nous touche...
et comme tout possède un charme pénétrant!
Ah! je voudrais qu'en rentrant Charlotte
retrouvât les pensers que je laisse:
Tout mon espoir et toute ma tendresse!


(Il s'éloigne lentement. La nuit est venue; la lune éclaire la maison peu à peu. Charlotte et Werther paraissent à la porte du jardin; ils viennent lentement, se tenant par le bras, et ne s'arrêtent qu'au bas du perron où tous deux restent un moment silencieux.)

CHARLOTTE
(simplement)
Il faut nous séparer. Voici notre maison,
c'est l'heure du sommeil.

WERTHER
(plus accentué)
Ah! pourvu que je voie ces yeux toujours ouverts,
ces yeux mon horizon, ces doux yeux:
mon espoir et mon unique joie...
Que m'importe à moi le sommeil?
Les étoiles et le soleil peuvent bien dans le ciel tour
à tour reparaître, j'ignore s'il est jour...
j'ignore s'il est nuit!
(doux et calme)
Mon être demeure indifférent à ce qui n'est pas toi!

CHARLOTTE
(souriant)
Mais, vous ne savez rien de moi.

WERTHER
(pénétré)
Mon âme a reconnu votre âme, Charlotte,
et je vous ai vue assez pour savoir
quelle femme vous êtes!

CHARLOTTE
(souriant)
Vous me connaissez?

WERTHER
(grave et tendre)
Vous êtes la meilleure ainsi que la plus belle des créatures!

CHARLOTTE
(confuse)
Non!

WERTHER
Faut-il que j'en appelle à ceux
que vous nommez vos enfants?

CHARLOTTE
(pensive et se rapprochant de Werther)
Hélas! oui, mes enfants...
(simplement et attendri)
Vous avez dit vrai!
C'est que l'image de ma mère
est présente à tout le monde ici.
Et pour moi, je crois voir
(plus accentué)
sourire son visage quand
je prends soin de ses enfants... de mes enfants!
(tendrement)
Ah! je souhaiterais que dans cette demeure elle revint!
et vit au moins quelques instants si je tiens
les serments faits à la dernière heure!
(très attendrie)
Chère, chère maman, que ne peux-tu nous voir?

WERTHER
O Charlotte! ange du devoir,
La bénédiction du ciel sur toi repose!

CHARLOTTE
Si vous l'aviez connue!
Ah! la cruelle chose de voir ainsi partir
ce qu'on a de plus cher!
Quels tendres souvenirs... et quel regret amer!
Pourquoi tout est-il périssable?
Les enfants ont senti cela très vivement;
ils demandent souvent d'un ton inconsolable:
Pourquoi les hommes noirs ont emporté maman?

WERTHER
Rêve! Extase! Bonheur!
Je donnerais ma vie pour garder à jamais ces yeux,
ce front charmant, cette bouche adorable, étonnée et ravie...
Sans que nul à son tour les contemple un moment!
Le céleste sourire! oh! Charlotte! je vous aime...
je vous aime... et je vous admire!

CHARLOTTE
(revenant à elle; gravit rapidement le marches du perron)
Nous somme fous! rentrons...

WERTHER
(d'une voix altérée, et la retenant)
Mais... nous nous reverrons?

LE BAILLI
(dans la maison, en rentrant, à haute voix; parlé)
Charlotte! Charlotte! Albert est de retour!

CHARLOTTE
(défaillante)
Albert?

WERTHER
(interrogeant Charlotte)
Albert?

CHARLOTTE
(bas et tristement à Werther)
Oui, celui que ma mère m'a fait jurer
d'accepter pour époux...
(encore à voix basse, et comme s'accusant)
Dieux m'est témoin qu'un instant près de vous...
j'avais oublié le serment qu'on me rappelle!

(Werther se cache le visage avec sas mains, comme s'il sanglotait.)

WERTHER
(avec effort)
A ce serment... restez fidèle! Moi...
j'en mourrai! Charlotte!


(Charlotte se retourne une dernière fois.)

WERTHER
(seul, désespérée, lorsque Charlotte a disparu)
Un autre! son époux!
最終更新:2020年08月06日 09:28