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第2幕

床の間と3つのドアのある豪華な部屋

第1場
伯爵夫人ひとり 続いてスザンナとフィガロ

No. 11 - カヴァティーナ

伯爵夫人
お与えください 愛の神よ 慰めを
私の悲しみに 私のため息に
おお 私に愛する人を返してください
さもなくば私を死なせてください

<レシタティーヴォ>

伯爵夫人
さあ かわいいスザンナ
あの話を終わりまで聞かせて!

スザンナ
(入ってきて)
もうあれで終わりですわ

伯爵夫人
それじゃ彼はあなたを誘惑しようとしたのね?

スザンナ
ああ 伯爵さまは
口説いたりなどなさいません
あたしのような身分の女は
お金で契約しにこられたのです

伯爵夫人
ああ あのひどい人は もう私を愛していないのね!

スザンナ
それじゃいったいどうして
あなた様に嫉妬されるのでしょう?

伯爵夫人
それはね
現代の夫は:本質的に
不実だけと 気まぐれで
なのにプライドが高く 嫉妬深いのよ
だけどフィガロがあなたを愛してるなら...彼は大丈夫でしょう...

フィガロ
(歌いながら舞台に登場)
ラララ...

スザンナ
来ましたわ あなた
奥様がお待ちかねよ...

フィガロ
あなた様は気にして
悩まれてはいけませんよ こんなことに
結局何が問題なんですか?伯爵さまが
私の妻をお気に召して
それでこっそりと
復活しようと狙っているんです
あの封建の掟を
それは可能なことであり そして自然なことです

伯爵夫人
可能なこと!

スザンナ
自然なことって!

フィガロ
非常に自然ですよ
そしてもしスザンナが望めば可能なことなんです

スザンナ
もうやめてよ

フィガロ
もう終わりだよ
それで殿は決められたんです
私を使い走りにして スザンナを
大使館の秘密の館員とすることを
けれど彼女は頑強にずっと拒否しているので
殿は彼女に与えられるはずの名誉職の証書を
マルチェリーナに渡そうと脅しているんです
それが全体の筋書きですよ

スザンナ
どうしてふざけられる神経を持ってるのよ
こんな深刻な問題を?

フィガロ
あなた方には十分ではありませんか
ふざけながら私が考えたことが?作戦は次の通りです
バジリオを介して手紙が
殿さまのところに届くようにして
約束のあることを知らせるんです
伯爵夫人が
舞踏会の時間に
愛人と密会するという...

伯爵夫人
何ですって!信じられない!
あの嫉妬男に! ...

フィガロ
なおさら結構
その方がずっと早く殿さまを困らせ
混乱させ 騙せて
策略をぶち壊し
疑いを抱かせて 彼の頭の中で理解させるんです
その新奇な仕掛けで
彼が俺を嵌めようとすれば 同じことを他人が彼に仕掛けると
そして時間切れにさせ 道に迷わせるんです
そうすれば全く突然 成功することなく
われわれに向けられたあらゆる企みがね
婚礼の時が来るでしょう 奥方さまの前では
(伯爵夫人を指さして)
殿さまも私の望みに反対はできないでしょう

スザンナ
それはそうでしょうけど 殿の代わりに
マルチェリーナが邪魔に入るわ

フィガロ
ちょっと待った 伯爵に
お前はすぐに言うんだ 今晩
庭で待っててくださいと
ちっちゃなケルビーノは
俺のアドバイスでまだ出立してないから
女の衣装を着せて
お前の代わりにそこに行かせよう
これが唯一の方法だ
殿は奥方さまに驚かれて
望み通りにするしかなくなりますよ

伯爵夫人
(スザンナに)
どう思います?

スザンナ
悪くはないですわ

伯爵夫人
私たちの場合には...

スザンナ
彼が確信してるなら...いつから始めればいいの?

フィガロ
伯爵は狩に行かれて 数時間は
戻りません 私はすぐに行って
ケルビーノを呼んできましょう お任せしますよ
彼のドレスアップは

伯爵夫人
その後は? ...

フィガロ
その後は...
踊りになられたければ
伯爵さま
少しばかりギターを
弾いて差し上げましょう

(退場)


第2場
伯爵夫人 スザンナ その後ケルビーノ

<レシタティーヴォ>

伯爵夫人
悲しいことね スザンナ
あの若い男の子が伯爵の
不行状のことを聞いたなら!ああ あなたは知らないか! ...
だけど 一体どうして
自分で来なくなったの? ...
どこに例の歌は?

スザンナ
ここにあります
彼が来たら歌わせましょう
お静かに 人が来ます!彼ですわ 進め 進め
士官殿

ケルビーノ
ああ 呼ばないでくれよ
そんな因果な名で!ぼくに思い出させるんだ
お別れしなくちゃならないことを
こんなに素敵な奥方さまと...

スザンナ
そして、とてもお綺麗なね!

ケルビーノ
ああ うん...もちろん...

スザンナ
ああ うん...もちろん... 偽善者ね!
さあ すぐにあの歌を
あなたが今朝あたしにくれたのを
奥方さまに歌って差し上げて

伯爵夫人
作者は誰なの?

スザンナ
(ケルビーノを指して)
ご覧ください 彼は二本の腕と
真っ赤なお顔をお持ちですわ

伯爵夫人
私のギターを取って 伴奏してあげなさい

ケルビーノ
はい ぼくは震えています...
でも奥方さまがお望みなら...

スザンナ
もちろんお望みですよ お望み もう喋らないで

No. 12 - アリエッタ

ケルビーノ
あなた方は知ってますよね
恋って何なのかを
女性のみなさん 見てください
ぼくがこの心の中に持ってるものを
ぼくが感じてることを
あなた方に説明しましょう
ぼくには初めてのことなので
よく分からないんです
ぼくは感じてます
欲望に満ちた思いを
あるときは それは喜びだけど
あるときは それは苦しみになる
凍る思いを 感じたすぐ後に
魂は燃え上がり
それは一瞬にして
また凍りついてしまうのです
ぼくは探します 幸せを
自分の外に
でも分からないのです 誰がそれを持ってるのか
分からないのです それがどんなものなのかが
ため息をつき 呻きます
そうしたくないのに
ドキドキして 震えます
知らないうちに
見つけられません 安らぎなんて
夜も 昼も
でも 楽しいんです
こんな風に悩むことが
あなた方は知ってますよね
恋って何なのかを
女性のみなさん 見てください
ぼくがこの心の中に持ってるものを

<レシタティーヴォ>

伯爵夫人
すてき!何てきれいな声なの!知らなかったわ
こんなに上手に歌えるなんて

スザンナ
ああ、本当に
彼はやることなすこと 皆上手ですわ
さあいらっしゃい かわいい兵隊さん
フィガロがあなたに言ったでしょ...

ケルビーノ
みんな話してくれたよ

スザンナ
(ケルビーノのサイズを測って)
ちょっと見せて 良い感じね!
背丈は同じくらいだわ...そのマントを脱いで

(彼のマントを脱がせる)

伯爵夫人
どうするの?

スザンナ
ご心配なく

伯爵夫人
でも もし誰かが来たら?

スザンナ
入れたらいいですわ あたしたち何か悪いことしてます?
でもドアは閉めときましょう
(ドアを閉める)
だけどどうしたらいいでしょうかね
この髪の毛?

伯爵夫人
私の帽子を
衣裳部屋から取って来て
急いでね!
(スザンナは帽子を取りに衣裳部屋に行く:
ケルビーノは伯爵夫人に近づくと、胸に挿している辞令の書類を見せる
伯爵夫人はそれを受け取ると 印鑑のないことに気付く)
この書類は何?

ケルビーノ
辞令です

伯爵夫人
あわててたのね!

ケルビーノ
たった今バジリオから受け取ったんです

伯爵夫人
(彼にそれを返して)
急いでて忘れてるわ 印鑑を

スザンナ
(入ってきて)
何の印鑑です?

伯爵夫人
辞令のよ

スザンナ
まあ!そそっかしいこと!
帽子をお持ちしました

伯爵夫人
急いで:それでいいわ!
惨めなことになるわ もし伯爵が戻ってきたら

No. 13 - アリア

スザンナ
こっちに来て 膝をついて
(ケルビーノをひっぱってひざまずかせる
座っている伯爵夫人からそう遠くない場所に)
そこでじっとしててね
(片手で彼の髪を梳き 彼の顎を取って
自分の望む方に向かせる)
そっと そっと さあこっち向いて
ブラボー、よく似合うわ
(ケルビーノはスザンナが自分の髪を梳いている間
優しく伯爵夫人を見つめる)
さあ顔をあたしの方に向けて
ほら あたしの方に目を向けて
(彼を向き直らせて帽子をかぶせ)
まっすぐによ あたしを見てちょうだい
奥方さまはこっちじゃないわ
まだじっとしてて さあ
振り向いて ブラボー!
少し伸ばして 襟を...
視線はもう少し下に向けて...
手を胸の下に当てて...
それから歩き方を見てみましょう
あなたが立ったときの
(小声で伯爵夫人に)
ご覧ください このいたずら坊やを!
とってもカワイイでしょ!
このツンとした視線
その仕草も その姿も!
この子に女たちが惚れるのも
とってもよく分かりますわ

<レシタティーヴォ>

伯爵夫人
ちょっとふざけ過ぎではないかしら!

スザンナ
だけど あたしでも
嫉妬してしまいますわ ねえ ヘビちゃん
ずっとこんなカワイイままでいたいの!

伯爵夫人
幼稚なことはもうやめて:さあ その袖を
肘よりも上にあげて
気持ち良く
服がフィットするようにしましょう

スザンナ
(そのようにして)
こうですか

伯爵夫人
少し戻して
そうね
(彼の腕に巻かれたリボンを見つけて)
このリボンは何?

スザンナ
それはあたしから奪い取ったリボンですわ

伯爵夫人
それで この血は?

ケルビーノ
この血は...どうしてかわからないんですけど...
少し前につまづいたんです...
石に...それで肌を傷つけて...
このリボンを傷口に巻きました

スザンナ
見せて!大したことはないわね でもくやしい!この子の腕
あたしのより白いじゃない!女の子みたいよ...

伯爵夫人
まだ馬鹿なことを続けるの?
私の衣裳部屋に行って 少し取ってきてちょうだい
イギリスのタフタをね:小箱の上にあるわ:
(スザンナは急いで出て行く)
このリボン...本当に...この色のを
なくしたのは残念だったのよ

スザンナ
(入ってきて 彼女にタフタとハサミを渡して)
どうぞ
この腕を縛るのですか?

伯爵夫人
別のリボンを
私のドレスと一緒に取って来てちょうだい

ケルビーノ
ああ あのリボンの方がもっと早く治せたのでしょうに!

(スザンナは奥の扉から出て行く
ケルビーノのマントを持って行く)

伯爵夫人
どうして?こっちの方がいいのよ!

ケルビーノ
一本のリボンが...
髪を結わえたり...肌に触れたりするんです...
ある人の...

伯爵夫人
... 別の人のよ
それが傷に効くなんて!本当なの?
私は知らなかったの効果なのね!

ケルビーノ
奥方さまはふざけておられますが ぼくは出立するんです..

伯爵夫人
かわいそうに!何て災難かしら!

ケルビーノ
ああ ぼくは不幸だ!

伯爵夫人
泣いてるのね...

ケルビーノ
おお天よ!どうして死がぼくにほほ笑んでくれないんでしょう!
最後の時が近づいたなら...
ぼくはこの口で思い切って!

伯爵夫人
しっかりなさい 取り乱して?
(ドアのノックに気付いて)
誰がドアをノックしてるのかしら?

伯爵
(ドアの外で)
なぜ閉まってるんだ?

伯爵夫人
夫だわ 大変!私はもうおしまいよ!
あなたがここでマントも付けずに!
こんな状態で!手紙を受け取って...
あの嫉妬の塊のような人が!

伯爵
何をもたもたしておる?

伯爵夫人
私は一人ですわ...確かに私は一人です...

伯爵
では 誰とお前は話してるんだ?

伯爵夫人
あなたとです...もちろん...あなたとですわ...

ケルビーノ
あんなことが起こった後だし あの怒り方じゃ...
ぼくには他の逃げ道はない!
(衣裳部屋に入って扉を閉める)

伯爵夫人
(鍵を手に取る)
ああ 天よお守りください 私をこの危難から!
(急いで伯爵のためにドアを開ける)

第3場
伯爵夫人と狩の服装の伯爵

伯爵
どうしたのだ?お前はしたことがなかったろうに
自分の部屋に鍵をかけるなど!

伯爵夫人
そうですけど 私...
ここで着替えようとしてたので...

伯爵
ふむ 着替えかね...

伯爵夫人
...何着かを...スザンナが私と一緒でしたけど...
自分の部屋に戻りましたの

伯爵
ともかく
お前は落ち着きがないぞ
この手紙を見ろ!

伯爵夫人
(まあ!この手紙は
フィガロが書いたものだわ...)
(ケルビーノが大きな音を立てて衣裳部屋の中でテーブルと椅子をひっくり返す)

伯爵
何の音だ?
衣裳部屋の中で
何かが落ちたぞ

伯爵夫人
私には何も聞こえませんでしたわ

伯爵
それはたぶん他の大きなことに気を取られているからだろう

伯爵夫人
何に?

伯爵
誰か中に居るんだな

伯爵夫人
誰に居て欲しいのですか?

伯爵
私が聞いてるんだ
たった今ここに来たばかりだぞ

伯爵夫人
あ ええ スザンナですわ...きっと...

伯爵
さっき自分の部屋に戻ったと言ったではないか!

伯爵夫人
あの子の部屋かここか - 私は気付きませんでしたわ...

伯爵
スザンナだって! - もしそうなら
なんでそんなに取り乱してるんだ?

伯爵夫人
私のメイドに?

伯爵
私は何も知らん
だがお前 間違いなく動揺してるぞ

伯爵夫人
ああ あのメイドは
私よりずっとあなたを取り乱させていますでしょ

伯爵
分かった 分かった 今確かめよう

(スザンナはさっき出て行ったドアから戻ってきて 衣裳部屋のドアの前で話している伯爵を見て立ち止まる)


No. 14 - 小三重唱

伯爵
スザンナ さあ出ておいで
出ておいで そうして欲しいんだ

伯爵夫人
止めてください...お聞きください...
あの子は出てこれないんです

スザンナ
何の騒動かしら!
お小姓はどこへ行ったのかしら!

伯爵
どうしてだめなんだ?

伯爵夫人
絶対にだめです
ウェディングドレスを
あの子は試着してるんですから

伯爵
事は全く明らかだ
愛人がこの中に居るんだろう

伯爵夫人
事態は最悪よ
いったいどうなるの

スザンナ
少し分かってきたわ
どうなるかみていましょう

伯爵
だったらせめて話してくれよ
スザンナ もしそこにいるのなら...

伯爵夫人
だめです だめです だめです
命令です:黙ってなさい

(スザンナは床の間の中に隠れる)

伯爵
わが妻よ 頼むから
スキャンダルは 騒動は
引き起こさないようにしてくれよ!

スザンナ
まあ 大変
スキャンダルが 騒動が
きっと引き起こされるわ

伯爵夫人
旦那さま お願いですから
スキャンダルが 騒動が
引き起こされないようにしてください!

<レシタティーヴォ>

伯爵
だから、開けないのか?

伯爵夫人
どうして開けなければいけないの
自分の部屋を?

伯爵
だったら そのままにしておけ
鍵なしで開けてやろう おい 誰かいるか!

伯爵夫人
何ですって?
危険にさらすつもりですか
女性の名誉を?

伯爵
それもそうだ 私が間違っていた
それで騒ぎにせずにできるな
みんなのスキャンダルにすることなく
必要な道具を自分で取りに行けばいいんだ
しばらくここで待ってくれるか いや すべての
私の疑いが晴れるように あそこのドアには
あらかじめ鍵をかけておこう

(メイドの部屋につながる扉に鍵をかける)


伯爵夫人
(うかつだったわ!)

伯爵
あなたさまの恩寵を賜りたく
私と一緒に来て下さいますでしょうか
奥様 さあ腕を取り合って 参りましょう

伯爵夫人
行きましょう

伯爵
スザンナ そこに居ろよ 私たちが戻るまで

(退場)


第4場
スザンナとケルビーノ

No. 15 - デュエット

スザンナ
(急いで床の間から出てきて衣裳部屋の戸口に行き)
開けて 急いで 開けて
開けて スザンナよ
出て来て さあ出て来て
ここから出て行って

ケルビーノ
ああ なんて恐ろしい状況だろう!
何て災難なんだ!

スザンナ
出てってよ ぐずぐずしないで
(この戸口 あの戸口と近づく)
ここからよ あそこからよ
(ケルビーノもこの戸口 あの戸口と近づく)

スザンナとケルビーノ
ドアには鍵がかかってる
いったいどうすれば!

ケルビーノ
ここにいるわけにはいかないよ

スザンナ
あなたは殺されるでしょうからね もし殿に見つかったら

ケルビーノ
(窓の外を見て)
ここからちょっと外を見てみよう
ちょうど庭に面しているな
(飛び降りようとする)

スザンナ
(彼を押さえ付けて)
ケルビーノ 待って!
お願いだからやめて!

ケルビーノ
(振り返って)
植木鉢や花のプランターだ
そんなに痛くないよ

スザンナ
(彼を押さえ付けたまま)
こんな高いところから飛び降りるなんて
お願いだからやめて!

ケルビーノ
(振りほどいて)
放してくれよ あの方に迷惑をかけるくらいなら
ぼくは火の中にだって飛び込むよ
君を抱かせてよ あの方の代わりに -
それじゃあね やってやるぞ

(飛び降りる)

スザンナ
死んじゃうわ おお神様!
お願いだからやめて やめてー!

<レシタティーヴォ>

スザンナ
ああ 見て あの悪魔!何て逃げ足!
もう1マイルも遠くだわ
でも時間を無駄にしないようにしなければ
衣裳部屋に入っておきましょう
いじめっ子さんいらっしゃい ここで待ってるわ

(衣裳部屋に入り 背後のドアを閉める)
ATTO SECONDO

Camera ricca con alcova e tre porte

SCENA I
La Contessa sola: poi Susanna e poi Figaro

No. 11 - Cavatina

LA CONTESSA
Porgi, amor, qualche ristoro
al mio duolo, a' miei sospir.
O mi rendi il mio tesoro,
o mi lascia almen morir.

Recitativo

LA CONTESSA
Vieni, cara Susanna,
finiscimi l'istoria!

SUSANNA
entra
È già finita.

LA CONTESSA
Dunque volle sedurti?

SUSANNA
Oh, il signor Conte
non fa tai complimenti
colle donne mie pari;
egli venne a contratto di danari.

LA CONTESSA
Ah, il crudel più non m'ama!

SUSANNA
E come poi
è geloso di voi?

LA CONTESSA
Come lo sono
i moderni mariti: per sistema
infedeli, per genio capricciosi,
e per orgoglio poi tutti gelosi.
Ma se Figaro t'ama ... ei sol potria ...

FIGARO
cantando entro la scena
La la la ...

SUSANNA
Eccolo: vieni, amico.
Madama impaziente ...

FIGARO
A voi non tocca
stare in pena per questo.
Alfin di che si tratta? Al signor Conte
piace la sposa mia,
indi segretamente
ricuperar vorria
il diritto feudale.
Possibile è la cosa, e naturale.

LA CONTESSA
Possibil!

SUSANNA
Naturale!

FIGARO
Naturalissima.
E se Susanna vuol possibilissima.

SUSANNA
Finiscila una volta.

FIGARO
Ho già finito.
Quindi prese il partito
di sceglier me corriero, e la Susanna
consigliera segreta d'ambasciata.
E perch'ella ostinata ognor rifiuta
il diploma d'onor ch'ei le destina
minaccia di protegger Marcellina.
Questo è tutto l'affare.

SUSANNA
Ed hai coraggio di trattar scherzando
un negozio sì serio?

FIGARO
Non vi basta
che scherzando io ci pensi? Ecco il progetto:
per Basilio un biglietto
io gli fi capitar che l'avvertisca
di certo appuntamento
alla Contessa
che per l'ora del ballo
a un amante voi deste ...

LA CONTESSA
O ciel! Che sento!
Ad un uom sì geloso! ...

FIGARO
Ancora meglio.
Così potrem più presto imbarazzarlo,
confonderlo, imbrogliarlo,
rovesciargli i progetti,
empierlo di sospetti, e porgli in testa
che la moderna festa
ch'ei di fare a me tenta altri a lui faccia;
onde qua perda il tempo, ivi la traccia.
Così quasi ex abrupto, e senza ch'abbia
fatto per frastonarci alcun disegno
vien l'ora delle nozze, e in faccia a lei
segnando la Contessa
non fia, ch'osi d'opporsi ai voti miei.

SUSANNA
È ver, ma in di lui vece
s'opporrà Marcellina.

FIGARO
Aspetta: al Conte
farai subito dir, che verso sera
attendati in giardino,
il picciol Cherubino
per mio consiglio non ancora partito
da femmina vestito,
faremo che in sua vece ivi sen vada.
Questa è l'unica strada
onde monsù sorpreso da madama
sia costretto a far poi quel che si brama.

LA CONTESSA
a Susanna
Che ti par?

SUSANNA
Non c'è mal.

LA CONTESSA
Nel nostro caso ...

SUSANNA
Quand'egli è persuaso ... e dove è il tempo?

FIGARO
Ito è il Conte alla caccia; e per qualch'ora
non sarà di ritorno; io vado e tosto
Cherubino vi mando; lascio a voi
la cura di vestirlo.

LA CONTESSA
E poi? ...

FIGARO
E poi ...
Se vuol ballare
signor Contino,
il chitarrino
le suonerò.

parte


SCENA II
La Contessa, Susanna, poi Cherubino

Recitativo

LA CONTESSA
Quanto duolmi, Susanna,
che questo giovinotto abbia del Conte
le stravaganze udite! Ah tu non sai! ...
Ma per qual causa mai
Da me stessa ei non venne? ...
Dov'è la canzonetta?

SUSANNA
Eccola: appunto
facciam che ce la canti.
Zitto, vien gente! È desso: avanti, avanti,
signor uffiziale.

CHERUBINO
Ah, non chiamarmi
con nome sì fatale! Ei mi rammenta
che abbandonar degg'io
comare tanto buona ...

SUSANNA
E tanto bella!

CHERUBINO
Ah sì ... certo ...

SUSANNA
Ah sì ... certo ...Ipocritone!
Via presto la canzone
che stamane a me deste
a madama cantate.

LA CONTESSA
Chi n'è l'autor?

SUSANNA
additando Cherubino
Guardate: egli ha due braccia
di rossor sulla faccia.

LA CONTESSA
Prendi la mia chitarra, e l'accompagna.

CHERUBINO
Io sono sì tremante ...
ma se madama vuole ...

SUSANNA
Lo vuole, sì, lo vuol. Manco parole.

No. 12 - Arietta

CHERUBINO
Voi che sapete
che cosa è amor,
donne, vedete
s'io l'ho nel cor.
Quello ch'io provo
vi ridirò,
è per me nuovo,
capir nol so.
Sento un affetto
pien di desir,
ch'ora è diletto,
ch'ora è martir.
Gelo e poi sento
l'alma avvampar,
e in un momento
torno a gelar.
Ricerco un bene
fuori di me,
non so chi'l tiene,
non so cos'è.
Sospiro e gemo
senza voler,
palpito e tremo
senza saper.
Non trovo pace
notte né dì,
ma pur mi piace
languir così.
Voi che sapete
che cosa è amor,
donne, vedete
s'io l'ho nel cor.

Recitativo

LA CONTESSA
Bravo! Che bella voce! Io non sapea
che cantaste sì bene.

SUSANNA
Oh, in verità
egli fa tutto ben quello ch'ei fa.
Presto a noi, bel soldato.
Figaro v'informò ...

CHERUBIN
Tutto mi disse.

SUSANNA
si misura con Cherubin
Lasciatemi veder. Andrà benissimo!
Siam d'uguale statura ... giù quel manto.

gli cava il manto

LA CONTESSA
Che fai?

SUSANNA
Niente paura.

LA CONTESSA
E se qualcuno entrasse?

SUSANNA
Entri, che mal facciamo?
La porta chiuderò.
chiude la porta
Ma come poi
acconciargli i cappelli?

LA CONTESSA
Una mia cuffia
prendi nel gabinetto.
Presto!
Susanna va nel gabinetto a pigliar una cuffia:
Cherubino si accosta alla Contessa, e gli lascia veder la patente che terrà in petto:
la Contessa la prende, l'apre: e vede che manca il sigillo.
Che carta è quella?

CHERUBINO
La patente.

LA CONTESSA
Che sollecita gente!

CHERUBINO
L'ebbi or da Basilio.

LA CONTESSA
gliela rende
Dalla fretta obliato hanno il sigillo.

SUSANNA
sorte
Il sigillo di che?

LA CONTESSA
Della patente.

SUSANNA
Cospetto! Che premura!
Ecco la cuffia.

LA CONTESSA
Spicciati: va bene!
Miserabili noi, se il Conte viene.

No. 13 - Aria

SUSANNA
Venite, inginocchiatevi;
prende Cherubino e se lo fa inginocchiare
davanti poco discosto dalla Contessa che siede
Restate fermo lì.
lo pettina da un lato, poi lo prende pel mento
e lo volge a suo piacere
Pian piano, or via, giratevi:
Bravo, va ben così.
Cherubino, mentre Susanna lo sta acconciando
guarda la Contessa teneramente.
La faccia ora volgetemi:
Olà, quegli occhi a me.
seguita ad acconciarlo ed a porgli la cuffia
Drittissimo: guardatemi.
Madama qui non è.
Restate fermo, or via,
giratevi, bravo!
Più alto quel colletto ...
quel ciglio un po' più basso ...
le mani sotto il petto ...
vedremo poscia il passo
quando sarete in pie'.
piano alla Contessa
Mirate il bricconcello!
Mirate quanto è bello!
Che furba guardatura!
Che vezzo, che figura!
Se l'amano le femmine
han certo il lor perché.

Recitativo

LA CONTESSA
Quante buffonerie!

SUSANNA
Ma se ne sono
io medesma gelosa; ehi, serpentello,
volete tralasciar d'esser sì bello!

LA CONTESSA
Finiam le ragazzate: or quelle maniche
oltre il gomito gli alza,
onde più agiatamente
l'abito gli si adatti.

SUSANNA
eseguisce
Ecco.

LA CONTESSA
Più indietro.
Così.
scoprendo un nastro, onde ha fasciato il braccio
Che nastro è quello?

SUSANNA
È quel ch'esso involommi.

LA CONTESSA
E questo sangue?

CHERUBINO
Quel sangue ... io non so come ...
poco pria sdrucciolando ...
in un sasso... la pelle io mi graffiai...
e la piaga col nastro io mi fasciai.

SUSANNA
Mostrate! Non è mal. Cospetto! Ha il braccio
più candido del mio! Qualche ragazza...

LA CONTESSA
E segui a far la pazza?
Va nel mio gabinettto, e prendi un poco
d'inglese taffetà: ch'è sullo scrigno:
Susanna parte in fretta
In quanto al nastro... inver... per il colore
mi spiacea di privarmene.

SUSANNA
entra e le dà il taffetà e le forbici
Tenete,
e da legargli il braccio?

LA CONTESSA
Un altro nastro
prendi insieme col mio vestito.

CHERUBINO
Ah, più presto m'avria quello guarito!

Susanna parte per la porta ch'è in fondo
e porta seco il mantello di Cherubino.

LA CONTESSA
Perché? Questo è migliore!

CHERUBINO
Allor che un nastro...
legò la chioma... ovver toccò la pelle...
d'oggetto...

LA CONTESSA
...forastiero,
è buon per le ferite! Non è vero?
Guardate qualità ch'io non sapea!

CHERUBINO
Madama scherza; ed io frattanto parto..

LA CONTESSA
Poverin! Che sventura!

CHERUBINO
Oh, me infelice!

LA CONTESSA
Or piange...

CHERUBINO
Oh ciel! Perché morir non lice!
Forse vicino all'ultimo momento...
questa bocca oseria!

LA CONTESSA
Siate saggio; cos'è questa follia?
si sente picchiare alla porta.
Chi picchia alla mia porta?

IL CONTE
fuori della porta
Perché è chiusa?

LA CONTESSA
Il mio sposo, oh Dei! Son morta!
Voi qui senza mantello!
In quello stato! Un ricevuto foglio...
la sua gran gelosia!

IL CONTE
Cosa indugiate?

LA CONTESSA
Son sola... anzi son sola...

IL CONTE
E a chi parlate?

LA CONTESSA
A voi... certo... a voi stesso...

CHERUBINO
Dopo quel ch'è successo, il suo furore...
non trovo altro consiglio!
entra nel gabinetto e chiude

LA CONTESSA
prende la chiave
Ah, mi difenda il cielo in tal periglio!
corre ad aprire al Conte

SCENA III
La Contessa ed il Conte da cacciatore

IL CONTE
Che novità! Non fu mai vostra usanza
di rinchiudervi in stanza!

LA CONTESSA
È ver; ma io...
io stava qui mettendo...

IL CONTE
Via, mettendo...

LA CONTESSA
… certe robe...era meco la Susanna ...
che in sua camera è andata.

IL CONTE
Ad ogni modo
voi non siete tranquilla.
Guardate questo foglio!

LA CONTESSA
(Numi! È il foglio
che Figaro gli scrisse...)
Cherubino fa cadere un tavolino, ed una sedia in gabinetto, con molto strepito.

IL CONTE
Cos'è codesto strepito?
In gabinetto
qualche cosa è caduta.

LA CONTESSA
Io non intesi niente.

IL CONTE
Convien che abbiate i gran pensieri in mente.

LA CONTESSA
Di che?

IL CONTE
Là v'è qualchuno.

LA CONTESSA
Chi volete che sia?

IL CONTE
Io chiedo a voi.
Io vengo in questo punto

LA CONTESSA
Ah sì, Susanna ... appunto...

IL CONT
Che passò mi diceste alla sua stanza!

LA CONTESSA
Alla sua stanza, o qui - non vidi bene...

IL CONTE
Susanna! - E donde viene
che siete sì turbata?

LA CONTESSA
Per la mia cameriera?

IL CONTE
Io non so nulla;
ma turbata senz'altro.

LA CONTESSA
Ah, questa serva
più che non turba me turba voi stesso.

IL CONTE
È vero, è vero, e lo vedrete adesso.

La Susanna entra per la porta ond'è uscita, e si ferma vedendo il Conte, che dalla porta del gabinetto sta favellando.

No. 14 - Terzetto

IL CONTE
Susanna, or via, sortite,
sortite, io così vo'.

LA CONTESSA
Fermatevi... sentite...
Sortire ella non può.

SUSANNA
Cos'è codesta lite!
Il paggio dove andò!

IL CONTE
E chi vietarlo or osa?

LA CONTESSA
Lo vieta l'onestà.
Un abito da sposa
provando ella si sta.

IL CONTE
Chiarissima è la cosa:
l'amante qui sarà.

LA CONTESSA
Bruttissima è la cosa,
chi sa cosa sarà.

SUSANNA
Capisco qualche cosa,
veggiamo come va.

IL CONTE
Dunque parlate almeno.
Susanna, se qui siete...

LA CONTESSA
Nemmen, nemmen, nemmeno,
io v'ordino: tacete.

Susanna si nasconde entro l'alcova.

IL CONTE
Consorte mia, giudizio,
un scandalo, un disordine,
schiviam per carità!

SUSANNA
Oh cielo, un precipizio,
un scandalo, un disordine,
qui certo nascerà.

LA CONTESSA
Consorte mio, giudizio,
un scandalo, un disordine,
schiviam per carità!

Recitativo

IL CONTE
Dunque voi non aprite?

LA CONTESSA
E perché degg'io
le mie camere aprir?

IL CONTE
Ebben, lasciate,
l'aprirem senza chiavi. Ehi, gente!

LA CONTESSA
Come?
Porreste a repentaglio
d'una dama l'onore?

IL CONTE
È vero, io sbaglio.
Posso senza rumore,
senza scandalo alcun di nostra gente
andar io stesso a prender l'occorrente.
Attendete pur qui, ma perché in tutto
sia il mio dubbio distrutto anco le porte
io prima chiuderò.

chiude a chiave la porta che conduce alle stanze delle cameriere

LA CONTESSA
(Che imprudenza!)

IL CONTE
Voi la condiscendenza
di venir meco avrete.
Madama, eccovi il braccio, andiamo.

LA CONTESSA
Andiamo.

IL CONTE
Susanna starà qui finché torniamo.

Partono


SCENA IV
Susanna e Cherubino

No. 15 - Duettino

SUSANNA
uscendo dall'alcova in fretta; alla porta del gabinetto
Aprite, presto, aprite;
aprite, è la Susanna.
Sortite, via sortite,
andate via di qua.

CHERUBINO
Oimè, che scena orribile!
Che gran fatalità!

SUSANN
Partite, non tardate
accostandosi or ad una, or ad un'altra porta
di qua, di là.
Cherubino accostandosi or ad una, or ad un'altra porta

SUSANNA e CHERUBINO
Le porte son serrate,
che mai, che mai sarà!

CHERUBINO
Qui perdersi non giova.

SUSANNA
V'uccide se vi trova.

CHERUBINO
affacciandosi alla finestra
Veggiamo un po' qui fuori.
Dà proprio nel giardino.
facendo moto di saltar giù

SUSANNA
trattenendolo
Fermate, Cherubino!
Fermate per pietà!

CHERUBINO
tornando a guardare
Un vaso o due di fiori,
più mal non avverrà.

SUSANNA
trattenendolo sempre
Tropp'alto per un salto,
fermate per pietà!

CHERUBINO
si scioglie
Lasciami, pria di nuocerle
nel fuoco volerei.
Abbraccio te per lei -
addio, così si fa.

salta fuori

SUSANNA
Ei va a perire, oh Dei!
Fermate per pietà; fermate!

Recitativo

SUSANNA
Oh, guarda il demonietto! Come fugge!
È già un miglio lontano.
Ma non perdiamoci invano.
Entriam nel gabinetto,
venga poi lo smargiasso, io qui l'aspetto.

entra in gabinetto e si chiude dietro la porta



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