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"ファルスタッフ"

対訳

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訳者より

  • ヴェルディ最後のオペラは彼が敬愛してやまなかったシェイクスピアの戯曲をもとにしています、ひとつ前の同じシェイクスピアの戯曲から取った「オテロ」もオペラの枠を突き抜けたような劇的な表現が訳していても印象的でしたが、このファルスタッフは更にそれを越えてもはや別の世界にぶっとんでいるかのようです。もとの芝居「ウィンザーの陽気な女房たち」を下敷にしながらも、かなり登場人物を整理し、またシーンもオペラに効果的な場面を絞り込んでいるので、聴いていても見ていてもとにかく楽しくて仕方のない作品。とりわけ間男として乗り込んできたフォード亭で女たちの罠にはめられて最後はドブに隠れていた洗濯カゴもろともファルスタッフが放りこまれる第2幕の後半の展開は息をつかせぬ面白さです。第3幕は夜の公園に呼び出してみなで集団リンチを加えるといった趣きもあって少々後味のよろしくない話ではあるのですが、このファルスタッフ、それでもめげずへこたれず平然としているのが救いではあります。
    (くしくもこの第3幕、同じシャイクスピアの「真夏の夜の夢」のように妖精たちが飛び交う幻想的なシーンを(ファルスタッフをなぶりものにするために変装した人間たちが演じているのではありますが)、ちょうど夏至の頃ですからこの対訳が仕上がった6月頃のことなのですね。妖精たちの幻想的な歌声と、ファルスタッフに投げかけられる生臭い罵詈雑言とが交錯するのはなかなか強烈です)
  • 才人アリゴ・ボーイトの台本はひたすらお見事。普通私は2週間くらいあれば何となくオペラ1本の訳は(クオリティはともかくとして)片付くのですが、このファルスタッフは4カ月以上原詩と格闘する羽目となりました。会話を生き生きとさせるための言葉の選び方は、紋切り型の常套句が全くなく、またさりげないギャグなとも思わぬところに隠してあったりしますので、訳すのはたいへんではありましたがスリリングで面白い作業ではありましたが...この生き生きとした言葉の洪水に実に見事な音楽が付けられて機関銃のように歌が流れていくその素晴らしさを、少しでも日本語でも表現できればと努力してみましたがさて出来栄えの方はいかがなものでしょう。
  • 少々心が痛むのはデブを揶揄し罵倒する悪口の豊富なバリエーション。ファルスタッフほどではありませんが、自分のふくらんだ腹を見つめながら自虐的な思いで日本語の適当なことばを探しだす作業にはまっていたのでありました。
  • しかし「デブを規制するための罰金を科す法案を提出したいくらいだわ」なんて人妻につぶやかれてしまうファルスタッフって...(第2幕第2場冒頭)

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@ 藤井宏行

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