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第5場
伯爵夫人、手にハンマーとトングを持った伯爵 到着時にすべての扉を調べている

伯爵
全部さっきのままだな それじゃお前が
自分で開けるか それとも私が開けなくちゃならんのか...

伯爵夫人
ああ おやめください
ちょっとお聞きください
私のことを思っているのですか
義務が果たせない女だと?

伯爵
好きなようにしろ
衣裳部屋の中に
誰が入っているか確かめるのだ

伯爵夫人
はい ご覧いただけますわ...
でも聞いてください 冷静に

伯爵
やはりスザンナではないのだな!

伯爵夫人
はい あの子ではなくて ひとりの人
でも疑われる理由は
少しもありません 今夜...
無邪気ないたずらを...
あなたにしようとして...誓って言います...
名誉にかけて...正直さにかけて...

伯爵
じゃあ誰なんだ!言うんだ...
そいつを殺してやる

伯爵夫人
お聞きください!
ああ 言えないわ!

伯爵
話せ

伯爵夫人
男の子です...

伯爵
男の子だって!...

伯爵夫人
ええ...ケルビーノです...

伯爵
(私は運命づけられているのか
あの小姓めに出くわすことに 行く先々で!)
何だって?まだ出立してなかったのか?悪党め!
これで疑問が氷解したぞ これが罠だな
これが悪だくみだな 手紙に書かれていた


第6場
伯爵夫人と伯爵

No. 16 - フィナーレ

伯爵
(衣裳部屋のドアのところで)
出て来い 悪辣な小僧
この悪党め ぐずぐずするな

伯爵夫人
ああ あなた 何てお怒りを
あの子に向かって 私の心は震えます

伯爵
まだ邪魔する気か?

伯爵夫人
いいえ、聞いて...

伯爵
じゃあ 話せ

伯爵夫人
天に誓います どんな疑いも...
あなたがあの子を見つけたりしたら...
襟を開いて...裸の胸で...

伯爵
襟を開いてだぁ!
裸の胸だぁ!続けろ!

伯爵夫人
女の子の服を着せるためにですわ...

伯爵
ああ 分かったぞ 下らない女め
すぐに復讐してやる

伯爵夫人
私へのそのお怒りは不当です
私への侮辱です そのお疑いは

伯爵
私に鍵を寄こせ!

伯爵夫人
あの子は無実です
(彼に鍵を渡す)
お分かりでしょう...

伯爵
私は何も知らん
私の目の前から消えろ
この不実者 この冒涜者
私を辱めようなどとしおって

伯爵夫人
消えますわ...ええ...でも...

伯爵
聞く耳持たぬわ

伯爵夫人
私に罪はありませんわ

伯爵
顔に書いてある!
奴は死ぬのだ 死んでようやく
私の苦しみの素が消える

伯爵夫人
ああ 盲目の嫉妬のせいで
とんでもないことになってしまったわ


第7場
前場の人物とスザンナ

(伯爵が衣裳部屋の戸を開くと スザンナがドアから出てきてそこに立ち止まる)

伯爵
スザンナ!

伯爵夫人
スザンナ!

スザンナ
お殿さま
どうして驚いておられるのですか?
あなたの剣をお取りになって
このお小姓を殺してくださいな
下賤なこの小姓めが
あなた様の前に立っておりますから

伯爵
(何たる衝撃!頭が
ぐちゃぐちゃだ)

伯爵夫人
(いったいどうしてなの
スザンナがここにいるなんて)

スザンナ
(頭がこんがらがって
何だか分かんなくなってるのね)

伯爵
お前一人なのか?

スザンナ
ご覧くださいませ
誰かがいるかも知れませんから

伯爵
見てみよう 誰かおるかも知れんからな

(衣裳部屋に入る)


第8場
スザンナ 伯爵夫人 その後伯爵

伯爵夫人
スザンナ 私は死にそうよ
息をすることもできないわ

スザンナ
(伯爵夫人にケルビーノが飛び出して行った窓を指し示して)
もっと強気に もっと大胆でお願いしますよ
あの子は救われたんですから

伯爵
(衣裳部屋から出て来て)
何という思い違いをしたんだ!
ほとんど信じられないぞ
もし誤ってお前を怒らせたのなら
私を許してくれ
だがこんな悪ふざけをするのは
全く残酷だぞ

伯爵夫人とスザンナ
あなたの愚かな行為は
全く同情に値しません

伯爵
お前を愛してるから

伯爵夫人
そんなことおっしゃらないで!

伯爵
私は誓うよ

伯爵夫人
嘘です
私は不実で 危険な女ですわ
いつでもあなたを欺いている

伯爵
この怒りを スザンナ
鎮めるのを手伝ってくれよ

スザンナ
こうして罰せられるのですわ
疑い深い人は

伯爵夫人
こうして 誠実な
愛情のこもった魂は
こんな仕打ちを受けることを
期待しなければならなかったの?

スザンナ
奥方さま!

伯爵
ロジーナ!

伯爵夫人
(伯爵に)
ひどいお方!
もう以前の私ではありません
ただの惨めな物体ですわ
あなたに捨てられ
あなたの慰みものとして
苦しめられている

伯爵
混乱し 後悔しているのだ
こんなに罰せられたことだし
もう許しては貰えないか

スザンナ
混乱し 後悔しておられますし
こんなに罰せられましたから
もう許して差し上げては

伯爵夫人
こんなひどい仕打ちに苦しむなんて
この魂にはできません

伯爵
だが お小姓が閉じ込められていたというのは?

伯爵夫人
あなたを試しただけです

伯爵
だが 震えて 動揺していたが?

伯爵夫人
ただあなたをかついでいただけです

伯爵
だが この下劣な手紙は?

伯爵夫人とスザンナ
フィガロの手紙ですわ
バシリオからあなたに渡されたのは

伯爵
悪辣な奴!成敗して...

伯爵夫人とスザンナ
許される資格はありません
他の人を許せない人は

伯爵
さあ お前さえよければ
仲直りすることにしよう
ロジーナ そんなに頑なに
私に対して振舞わないでくれ

伯爵夫人
ああ 何てスザンナ
私の心は甘いのでしょう!
女性の怒りは
長続きしないのね?

スザンナ
男の人とは 奥方さま
こじれて喧嘩になっても
いつも結局のところ
こんな結果に落ちつくのですわ

伯爵
私を見て...

伯爵夫人
不実な方ね!

伯爵
私が間違っていた 後悔してるよ

伯爵夫人 スザンナ 伯爵
今この瞬間に
私を/彼女を/お前を知ったこの魂は
理解することを学ぶのです

第9場
前場の人物とフィガロ

フィガロ
皆様方 外には
もう楽師たちが来ております
トランペットが聞こえ
笛の音が聞こえましょう 歌と踊りを
殿の家臣たちが繰り広げるところに
私たちも急いで飛んで行き
結婚式をあげましょう

(スザンナの腕を取る)

伯爵
まあ まあ 慌てるでない

フィガロ
みんな待っています

伯爵
疑いを晴らしたいのだ
出かける前に

伯爵夫人 スザンナとフィガロ
また厄介なことを
さてどうしたものか!

伯爵
(切り札を駆使して
逆転を狙うぞ)
(フィガロに)
知っておるな フィガロ君
(彼に手紙を見せて)
この手紙を書いたのが誰か?

フィガロ
知りません...

スザンナ 伯爵夫人と伯爵
知らないの?

フィガロ
知らない 知らない 知らない!

スザンナ
あなたがドン·バシリオに渡したんじゃないの...

伯爵夫人
伯爵に渡すために...

伯爵
聞いておるのか...

フィガロ
いいえ その

スザンナ
じゃあ知らないの あのダンディを...

伯爵夫人
今夜庭で...

伯爵
知っておるであろう...

フィガロ
私は知りません

伯爵
無駄だぞ 言い訳を探しても
お前の顔は お前を非難しておる
見え見えだ 嘘をついてることくらい

フィガロ
嘘つきは顔の方でしょう 俺は嘘をついてません

伯爵夫人とスザンナ
才能を奮って無駄なの
私たちが秘密を明かしちゃったのよ
だから逆らってもしょうがないの

伯爵
答えは?

フィガロ
なにもないです

伯爵
認めるのか?

フィガロ
いいえ 認めません

スザンナと伯爵夫人
ねえ 落ち着いてよ 勘の悪い人ね
この悪ふざけはすべて終わったのよ

フィガロ
では ハッピーエンドで終わるために
いつもの劇場と同じように
婚礼の儀を
今から執り行うことに致しましょう

伯爵夫人、スザンナとフィガロ
(伯爵に)
ああ お殿さま 反対なさらないでください
叶えてやってください 彼らの/私の願いを

伯爵
(マルチェリーナ、マルチェリーナ!
何で来るのが遅いのだ!)


第10場
前場の人物と砕けたカーネーションの鉢を持った庭師アントニオ


アントニオ
ああ、殿...殿...

伯爵
一体何ごとだ

アントニオ
何たる狼藉!誰がやった!誰だったんでしょう!

伯爵夫人、スザンナ、伯爵とフィガロ
何を言ってるの 何ごと 何が起きたんです?

アントニオ
聞いてくださいよ...

伯爵夫人、スザンナ、伯爵とフィガロ
さあ 話しなさい

アントニオ
庭を見渡せるバルコニーからは
いろんなものが毎日投げ落とされるのが見えますが
たった今 この上なく悪いことには
男がひとり 殿さま 放り出されたんですよ

伯爵
バルコニーからか?

アントニオ
(鉢を見せて)
このカーネーションをご覧くださいよ?

伯爵
庭の中にか?

アントニオ
へえ!

スザンナと伯爵夫人
(小声でフィガロに)
フィガロ 気をつけて

伯爵
いったいどういうことだ!

スザンナ、伯爵夫人とフィガロ
こいつのお陰でぶち壊しか
酔っぱらいめ 何しに来た?

伯爵
(アントニオに)
で その男は...どこにおる どこに行った?

アントニオ
素早く 素早く その悪党は逃げて
たちまち見えなくなってしまいました

スザンナ
(小声でフィガロに)
分かるわよね あの小姓なの...

フィガロ
(小声でスザンナに)
みんな知ってるさ 奴を見たんだ
アハハ!

伯爵
そこ 黙っておれ

アントニオ
(フィガロに)
何を笑っとる?

フィガロ
(アントニオに)
あんたが朝っぱらから酔っぱらってるからだ

伯爵
(アントニオに)
もう一度繰り返せ : 男がバルコニーから...

アントニオ
バルコニーから...

伯爵
庭の中に...

アントニオ
庭の中に...

スザンナ、伯爵夫人とフィガロ
でも 殿さま 彼の中でワインが喋ってるなら!

伯爵
(アントニオに)
続けろ そいつの顔は見なかったのか?

アントニオ
ええ 見えませんでした

スザンナと伯爵夫人
(小声でフィガロに)
ほら フィガロ 聞いて!

フィガロ
(アントニオに)
おい 老いぼれめ 黙っとれ
三文の値打もないものに大騒ぎして
事実なので隠しとけないんで言うが
そこから飛び降りたのは俺だ

伯爵
何?お前が?

スザンナと伯爵夫人
その頭脳!天才だわ!

フィガロ
(伯爵に)
驚かれましたでしょう!

アントニオ
(フィガロに)
何?お前が?

伯爵
信じられんな

アントニオ
(フィガロに)
どうしてそんなにでかくなった?
飛び降りた時はそんなじゃなかったぞ

フィガロ
ジャンプするとそんな風になるのさ

アントニオ
誰がそんなことを言っておる

スザンナと伯爵夫人
(フィガロに)
馬鹿なことを言い張るわね!

伯爵
(アントニオに)
お前はどう思う?

アントニオ
あの少年のように思えましたが

伯爵
ケルビーノか!

スザンナと伯爵夫人
あの馬鹿!

フィガロ
まさしく奴が
セビリアから馬に乗って駆け付けたってわけか
セビリアにやつはもう行ってるはずだったんだからな

アントニオ
それはない それはない 馬が
あそこから飛び降りるのは見なかったからな

伯爵
もう我慢ならん!いい加減止めろ!

スザンナと伯爵夫人
どのように 神様 これは終わるのかしら?

伯爵
(フィガロに)
それじゃお前が..

フィガロ
俺が飛び降りました

伯爵
だが なぜ?

フィガロ
恐怖に駆られて...

伯爵
何の恐怖だ

フィガロ
(衣裳部屋を指さして)
あそこに閉じこもって
このかわいい顔を待っていると...
ざわざわと尋常ならぬささやき声が...
あなた様が叫んでおられましたので...あの手紙のことで...
俺は飛び降りたんです 恐怖のあまり気が動転して...
(足を引きずる振りをして)
悲しいかな 足を挫いちまいましたよ!

アントニオ
(フィガロ折りたたんだ紙を手渡そうとして)
じゃお前のだな この紙は
お前が落とした...

伯爵
(紙を彼から奪い取って)
こら それを私に寄こせ

フィガロ
(小声で伯爵夫人とスザンナに)
罠にかかっちまったぞ

スザンナと伯爵夫人
(小声でフィガロに)
フィガロ しっかり

伯爵
(紙を開くとすぐに閉じて)
言ってみろ この紙は何だ?

フィガロ
(ポケットから何枚か紙を取り出してそれを見て)
すぐに、すぐに...たくさんあるんでね-お待ちを

アントニオ
おおかた借金の証文だろう

フィガロ
違う 居酒屋のリストだよ

伯爵
(フィガロに)
はっきり言え
(アントニオに)
こいつに言わせろ お前は出て行け

スザンナ、伯爵夫人とフィガロ
(アントニオに)
彼に/俺に言わせて 出て行きなさい

アントニオ
行きますよ ああ だが今度お前に会ったら...

フィガロ
行けよ 行けよ 俺はお前なんか恐くないぞ

伯爵
(紙を再び広げてからすぐにそれを閉じる フィガロに)
それで...

伯爵夫人
(小声でスザンナに)
まあ!小姓の辞令だわ!

スザンナ
(小声でフィガロに)
ラッキーね 辞令よ!

伯爵
(フィガロに)
さあ どうした!

フィガロ
ああ そうか!これは辞令ですよ
さっきあの子が俺に渡した

伯爵
何のためにだ?

フィガロ
不足しておりまして..

伯爵
不足しているだと?

伯爵夫人
(小声でスザンナに)
印鑑よ

スザンナ
(小声でフィガロに)
印鑑

伯爵
答えろ

フィガロ
慣例では...

伯爵
続けろ ボケとるのか?

フィガロ
通例では印鑑を押すことになっております

伯爵
(紙を見て印鑑が不足していることを確認する 紙を引きちぎって怒りに任せて放り投げる)
(この食わせ者は私を狂わせるぞ
すべてが、すべてが私には謎だ)

スザンナと伯爵夫人
(この嵐を乗り切れたら
もう難破することはないでしょう)

フィガロ
(怒って地団駄踏んでも無駄だぜ
お気の毒だが 俺より何も分かっちゃいない)


第11場と最終場
前場の人物 マルチェリーナ バルトロとバシリオ

マルチェリーナ、バシリオとバルトロ
(伯爵に)
あなた様 殿 常に正しきお方
私たちの申し上げることをお聞きください

伯爵
(やっと復讐にやってきたな
これで少しは気が晴れるわい)

スザンナ、伯爵夫人とフィガロ
ぶち壊しに来たんだな
何か逃げ道はあるだろうか?)

フィガロ
(伯爵に)
三人の愚か者 三人の狂人ですよ
いったい何しにきたんですかね?

伯爵
静かに 静かに 叫ぶでない
言うのだ おのおのが願い出るところを

マルチェリーナ
結婚をするという
この男は私と契約を交わしました
そこで要求いたします その契約が
今こそ履行されることを

スザンナ、伯爵夫人とフィガロ
何だって!何だって!

伯爵
こら 黙っておれ!
私がここで裁くのだから

バルトロ
私は彼女の弁護人として
ここに弁護に参りました
その主張の正当性を
ここで明らかにしたいと存じます

スザンナ、伯爵夫人とフィガロ
彼は詐欺師です!

伯爵
こら 黙っておれ!
私がここで裁くのだから

バジリオ
私めは 世に知られている男として
目撃者としてここに参りました
結婚の約束があったことの
金の貸し借りがなされたときに

スザンナ、伯爵夫人とフィガロ
三人の狂人め

伯爵
こら 黙れ!確かめてみようぞ
契約を熟読し
すべて正しき秩序で進めねばならぬ

スザンナ、伯爵夫人とフィガロ
混乱して/驚いて/おお
絶望して/おお 絶句して/おお
きっと悪魔が地獄から
ここに彼らを連れてきたのだ

マルチェリーナ バシリオ バルトロと伯爵
何と素晴らしい一撃 何と痛快な出来事!
すっかり途方に暮れておるな
われらに幸運をもたらす神が
ここにわれらを/こやつらを連れて来たのだ
SCENA V
La Contessa, il Conte con martello e tenaglia in mano; al suo arrivo esamina tutte le porte.

IL CONTE
Tutto è come il lasciai: volete dunque
aprir voi stessa, o deggio...

LA CONTESSA
Ahimé, fermate;
e ascoltatemi un poco.
Mi credete capace
di mancar al dover?

IL CONTE
Come vi piace.
Entro quel gabinetto
chi v'è chiuso vedrò.

LA CONTESSA
Sì, lo vedrete...
Ma uditemi tranquillo.

IL CONTE
Non è dunque Susanna!

LA CONTESSA
No, ma invece è un oggetto
che ragion di sospetto
non vi deve lasciar. Per questa sera...
una burla innocente...
di far si disponeva... ed io vi giuro...
che l'onor... l'onestà...

IL CONTE
Chi è dunque! Dite...
l'ucciderò.

LA CONTESSA
Sentite!
Ah, non ho cor!

IL CONTE
Parlate.

LA CONTESSA
È un fanciullo...

IL CONTE
Un fanciul!...

LA CONTESSA
Sì... Cherubino ...

IL CONTE
(E mi farà il destino
ritrovar questo paggio in ogni loco!)
Come? Non è partito? Scellerati!
Ecco i dubbi spiegati, ecco l'imbroglio,
ecco il raggiro, onde m'avverte il foglio.


SCENA VI
La Contessa ed il Conte

No. 16 - Finale

IL CONTE
alla porta del gabinetto
Esci omai, garzon malnato,
sciagurato, non tardar.

LA CONTESSA
Ah, signore, quel furore
per lui fammi il cor tremar.

IL CONTE
E d'opporvi ancor osate?

LA CONTESSA
No, sentite...

IL CONTE
Via parlate.

LA CONTESSA
Giuro al ciel ch'ogni sospetto...
e lo stato in che il trovate...
sciolto il collo... nudo il petto...

IL CONTE
Sciolto il collo!
Nudo il petto! Seguitate!

LA CONTESSA
Per vestir femminee spoglie...

IL CONTE
Ah comprendo, indegna moglie,
mi vo' tosto vendicar.

LA CONTESSA
Mi fa torto quel trasporto,
m'oltraggiate a dubitar.

IL CONTE
Qua la chiave!

LA CONTESSA
Egli è innocente.
dandogli la chiave
Voi sapete...

IL CONTE
Non so niente.
Va lontan dagl'occhi miei,
un'infida, un'empia sei
e mi cerchi d'infamar.

LA CONTESSA
Vado... sì... ma...

IL CONTE
Non ascolto.

LA CONTESSA
Non son rea.

IL CONTE
Vel leggo in volto!
Mora, mora, e più non sia,
ria cagion del mio penar.

LA CONTESSA
Ah, la cieca gelosia
qualche eccesso gli fa far.


SCENA VII
I suddetti e Susanna

Il Conte apre il gabinetto e Susanna esce sulla porta, ed ivi si ferma.

IL CONTE
Susanna!

LA CONTESSA
Susanna!

SUSANNA
Signore,
cos'è quel stupore?
Il brando prendete,
il paggio uccidete,
quel paggio malnato,
vedetelo qua.

IL CONTE
(Che scola! La testa
girando mi va.)

LA CONTESSA
(Che storia è mai questa,
Susanna v'è là.)

SUSANNA
(Confusa han la testa,
non san come va.)

IL CONTE
Sei sola?

SUSANNA
Guardate,
qui ascoso sarà.

IL CONTE
Guardiamo, qui ascoso sarà.

entra nel gabinetto


SCENA VIII
Susanna, la Contessa e poi il Conte

LA CONTESSA
Susanna, son morta,
il fiato mi manca.

SUSANNA
addita alla Contessa la finestra onde è saltato Cherubino
Più lieta, più franca,
in salvo è di già.

IL CONTE
esce dal gabinetto
Che sbaglio mai presi!
Appena lo credo;
se a torto v'offesi
perdono vi chiedo;
ma far burla simile
è poi crudeltà.

LA CONTESSA e SUSANNA
Le vostre follie
non mertan pietà.

IL CONTE
Io v'amo.

LA CONTESSA
Nol dite!

IL CONTE
Vel giuro.

LA CONTESSA
Mentite.
Son l'empia, l'infida
che ognora v'inganna.

IL CONTE
Quell'ira, Susanna,
m'aita a calmar.

SUSANNA
Così si condanna
chi può sospettar.

LA CONTESSA
Adunque la fede
d'un'anima amante
sì fiera mercede
doveva sperar?

SUSANNA
Signora!

IL CONTE
Rosina!

LA CONTESSA
al Conte
Crudele!
Più quella non sono;
ma il misero oggetto
del vostro abbandono
che avete diletto
di far disperar.

IL CONTE
Confuso, pentito,
son troppo punito,
abbiate pietà.

SUSANNA
Confuso, pentito,
è troppo punito,
abbiate pietà.

LA CONTESSA
Soffrir sì gran torto
quest'alma non sa.

IL CONTE
Ma il paggio rinchiuso?

LA CONTESSA
Fu sol per provarvi.

IL CONTE
Ma i tremiti, i palpiti?

LA CONTESSA
Fu sol per burlarvi.

IL CONTE
Ma un foglio sì barbaro?

LA CONTESSA e SUSANNA
Di Figaro è il foglio,
e a voi per Basilio.

IL CONTE
Ah perfidi! Io voglio...

LA CONTESSA e SUSANNA
Perdono non merta
chi agli altri nol da.

IL CONTE
Ebben, se vi piace
comune è la pace;
Rosina inflessibile
con me non sarà.

LA CONTESSA
Ah quanto, Susanna,
son dolce di core!
Di donne al furore
chi più crederà?

SUSANNA
Cogl'uomin, signora,
girate, volgete,
vedrete che ognora
si cade poi là.

IL CONTE
Guardatemi...

LA CONTESSA
Ingrato!

IL CONTE
Ho torto, e mi pento.

LA CONTESSA, SUSANNA ed IL CONTE
Da questo momento
quest'alma a conoscermi/conoscerla/conoscervi
apprender potrà.

SCENA IX
I suddetti e Figaro

FIGARO
Signori, di fuori
son già i suonatori.
Le trombe sentite,
i pifferi udite, tra canti, tra balli
de' nostri vassalli
corriamo, voliamo
le nozze a compir.

prendendo Susanna sotto il braccio

IL CONTE
Pian piano, men fretta;

FIGARO
La turba m'aspetta

IL CONTE
Un dubbio toglietemi
in pria di partir.

LA CONTESSA, SUSANNA e FIGARO
La cosa è scabrosa;
com'ha da finir!

IL CONTE
(Con arte le carte
convien qui scoprir.)
a Figaro
Conoscete, signor Figaro,
mostrandogli il foglio
questo foglio chi vergò?

FIGARO
Nol conosco...

SUSANNA, LA CONTESSA ed IL CONTE
Nol conosci?

FIGARO
No, no, no!

SUSANNA
E nol desti a Don Basilio...

LA CONTESSA
Per recarlo...

IL CONTE
Tu c'intendi...

FIGARO
Oibò, oibò.

SUSANNA
E non sai del damerino...

LA CONTESSA
Che stasera nel giardino...

IL CONTE
Già capisci...

FIGARO
Io non lo so.

IL CONTE
Cerchi invan difesa e scusa
il tuo ceffo già t'accusa,
vedo ben che vuoi mentir.

FIGARO
Mente il ceffo, io già non mento.

LA CONTESSA e SUSANNA
Il talento aguzzi invano
palesato abbiam l'arcano,
non v'è nulla da ridir.

IL CONTE
Che rispondi?

FIGARO
Niente, niente.

IL CONTE
Dunque accordi?

FIGARO
Non accordo.

SUSANNA e LA CONTESSA
Eh via, chetati, balordo,
la burletta ha da finir.

FIGARO
Per finirla lietamente
e all'usanza teatrale
un'azion matrimoniale
le faremo ora seguir.

LA CONTESSA, SUSANNA e FIGARO
al Conte
Deh signor, nol contrastate,
consolate i lor/miei desir.

IL CONTE
(Marcellina, Marcellina!
Quanto tardi a comparir!)


SCENA X
I suddetti ed Antonio giardiniere con un vaso di garofani schiacciato

ANTONIO
Ah, signor...signor...

IL CONTE
Cosa è stato?...

ANTONIO
Che insolenza! Chi'l fece! Chi fu!

LA CONTESSA, SUSANNA, IL CONTE e FIGARO
Cosa dici, cos'hai, cosa è nato?

ANTONIO
Ascoltate...

LA CONTESSA, SUSANNA, IL CONTE e FIGARO
Via, parla, di', su.

ANTONIO
Dal balcone che guarda in giardino
mille cose ogni dì gittar veggio,
e poc'anzi, può darsi di peggio,
vidi un uom, signor mio, gittar giù.

IL CONTE
Dal balcone?

ANTONIO
mostrandogli il vaso
Vedete i garofani?

IL CONTE
In giardino?

ANTONIO
Sì!

SUSANNA e LA CONTESSA
piano a Figaro
Figaro, all'erta.

IL CONTE
Cosa sento!

SUSANNA, LA CONTESSA e FIGARO
Costui ci sconcerta,
quel briaco che viene far qui?

IL CONTE
ad Antonio
Dunque un uom... ma dov'è, dov'è gito?

ANTONIO
Ratto, ratto, il birbone è fuggito
e ad un tratto di vista m'uscì.

SUSANNA
piano a Figaro
Sai che il paggio...

FIGARO
piano a Susanna
So tutto, lo vidi.
Ah, ah, ah!

IL CONTE
Taci là.

ANTONIO
a Figaro
Cosa ridi?

FIGARO
ad Antonio
Tu sei cotto dal sorger del dì.

IL CONTE
ad Antonio
Or ripetimi: un uom dal balcone...

ANTONIO
Dal balcone...

IL CONTE
In giardino...

ANTONIO
In giardino...

SUSANNA, LA CONTESSA e FIGARO
Ma, signore, se in lui parla il vino!

IL CONTE
ad Antonio
Segui pure, né in volto il vedesti?

ANTONIO
No, nol vidi.

SUSANNA e LA CONTESSA
piano a Figaro
Olá, Figaro, ascolta!

FIGARO
ad Antonio
Via, piangione, sta zitto una volta,
per tre soldi far tanto tumulto!
Giacché il fatto non può star occulto,
sono io stesso saltato di lì.

IL CONTE
Chi? Voi stesso?

SUSANNA e LA CONTESSA
Che testa! Che ingegno!

FIGARO
al Conte
Che stupor!

ANTONIO
a Figaro
Chi? Voi stesso?

IL CONTE
Già creder nol posso.

ANTONIO
a Figaro
Come mai diventaste sì grosso?
Dopo il salto non foste così.

FIGARO
A chi salta succede così.

ANTONIO
Chi'l direbbe.

SUSANNA e LA CONTESSA
a Figaro
Ed insiste quel pazzo!

IL CONTE
ad Antonio
Tu che dici?

ANTONIO
A me parve il ragazzo.

IL CONTE
Cherubin!

SUSANNA e LA CONTESSA
Maledetto!

FIGARO
Esso appunto
da Siviglia a cavallo qui giunto,
da Siviglia ov'ei forse sarà.

ANTONIO
Questo no, questo no, che il cavallo
io non vidi saltare di là.

IL CONTE
Che pazienza! Finiam questo ballo!

SUSANNA e LA CONTESSA
Come mai, giusto ciel, finirà?

IL CONTE
a Figaro
Dunque tu..

FIGARO
Saltai giù.

IL CONTE
Ma perché?

FIGARO
Il timor...

IL CONTE
Che timor

FIGARO
additando la camera delle serve
Là rinchiuso
aspettando quel caro visetto...
Tippe tappe, un sussurro fuor d'uso...
voi gridaste...lo scritto biglietto...
saltai giù dal terrore confuso...
fingendo d'aversi stroppiato il piede
e stravolto m'ho un nervo del pie'!

ANTONIO
porgendo a Figaro alcune carte chiuse
Vostre dunque saran queste carte
che perdeste...

IL CONTE
togliendogliele
Olà, porgile a me.

FIGARO
piano alla Contessa e Susanna
Sono in trappola.

SUSANNA e LA CONTESSA
piano a Figaro
Figaro, all'erta.

IL CONTE
apre il foglio e lo chiude tosto
Dite un po', questo foglio cos'è?

FIGARO
cavando di tasca alcune carte per guardare
Tosto, tosto ... ne ho tanti - aspettate.

ANTONIO
Sarà forse il sommario de' debiti.

FIGARO
No, la lista degl'osti.

IL CONTE
a Figaro
Parlate.
ad Antonio
E tu lascialo; e parti.

SUSANNA, LA CONTESSA e FIGARO
ad Antonio
Lascialo/Lasciami, e parti.

ANTONIO
Parto, sì, ma se torno a trovarti...

FIGARO
Vanne, vanne, non temo di te.

IL CONTE
riapre la carta e poi tosto la chiude; a Figaro
Dunque...

LA CONTESSA
piano a Susanna
O ciel! La patente del paggio!

SUSANNA
piano a Figaro
Giusti Dei, la patente!

IL CONTE
a Figaro
Coraggio!

FIGARO
Uh, che testa! Questa è la patente
che poc'anzi il fanciullo mi die'.

IL CONTE
Per che fare?

FIGARO
Vi manca..

IL CONTE
Vi manca?

LA CONTESSA
piano a Susanna
Il suggello.

SUSANNA
piano a Figaro
Il suggello.

IL CONTE
Rispondi.

FIGARO
È l'usanza...

IL CONT
Su via, ti confondi?

FIGARO
È l'usanza di porvi il suggello.

IL CONTE
guarda e vede che manca il sigillo; guasta il foglio e con somma collera lo getta
(Questo birbo mi toglie il cervello,
tutto, tutto è un mistero per me.)

SUSANNA e LA CONTESSA
(Se mi salvo da questa tempesta
più non avvi naufragio per me.)

FIGARO
(Sbuffa invano e la terra calpesta;
poverino ne sa men di me.)


SCENA XI ED ULTIMA
I suddetti , Marcellina, Bartolo e Basilio

MARCELLINA, BASILIO e BARTOLO
al Conte
Voi signor, che giusto siete
ci dovete ascoltar.

IL CONTE
(Son venuti a vendicarmi
io mi sento a consolar.)

SUSANNA, LA CONTESSA e FIGARO
(Son venuti a sconcertarmi
qual rimedio ritrovar?)

FIGARO
al Conte
Son tre stolidi, tre pazzi,
cosa mai vengono a far?

IL CONTE
Pian pianin, senza schiamazzi
dica ognun quel che gli par.

MARCELLINA
Un impegno nuziale
ha costui con me contratto.
E pretendo che il contratto
deva meco effettuar.

SUSANNA, LA CONTESSA e FIGARO
Come! Come!

IL CONTE
Olà, silenzio!
Io son qui per giudicar.

BARTOLO
Io da lei scelto avvocato
vengo a far le sue difese,
le legittime pretese,
io qui vengo a palesar.

SUSANNA, LA CONTESSA e FIGARO
È un birbante!

IL CONTE
Olà, silenzio!
Io son qui per giudicar.

BASILIO
Io, com'uom al mondo cognito
vengo qui per testimonio
del promesso matrimonio
con prestanza di danar.

SUSANNA, LA CONTESSA e FIGARO
Son tre matti.

IL CONTE
Olà, silenzio! Lo vedremo,
il contratto leggeremo,
tutto in ordin deve andar.

SUSANNA, LA CONTESSA e FIGARO
Son confusa/o, son stordita/o,
disperata/o, sbalordita/o.
Certo un diavol dell'inferno
qui li ha fatti capitar.

MARCELLINA, BASILIO, BARTOLO ed IL CONT
Che bel colpo, che bel caso!
È cresciuto a tutti il naso,
qualche nume a noi propizio
qui ci/li ha fatti capitar.



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