"ナブッコ"

対訳

アリアへジャンプ!

行けわが想いよ黄金の翼に乗って

ああ私が見つけた運命の書よ

訳者より

  • ヴェルディの最初の大ヒットとして、初期作品の中では現在でもよく上演される作品です。旧約聖書に題材を取り、古代メソポタミアの実在の王ネブカドネザルを題材にしたオペラですが、筋は荒唐無稽と言っても良いでしょうか。恋ゆえに異教に改宗してしまった娘のあとを追って、自らも改宗してしまうネブカドネザルなどというのはまあ考古学のファンからしたらとんでもないと言わざるを得ないでしょう。しかし全編これヴェルディの推進力に満ちた美しいメロディにあふれ、筋に関係なくぼーっと聴く分には文句のつけようのない音楽でもあります。
  • 第3幕には第2のイタリア国歌とまで呼ばれる有名な合唱曲「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」がありますね。聖書の物語としても有名なバビロンの虜囚のシーンに効果的な望郷の詩とメロディをつけていますが、当時のイタリア統一の機運に燃えた人々の心をどこが捉えたのかはよく分かりません。

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@ 藤井宏行

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