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"イェヌーファ"

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あらすじ

  • 夕方。枯れてしまったローズマリーを小川に流しながら、シュテヴァの帰還を祈るイェヌーファ。そんな彼女に、祖母は早くじゃがいも剥きの仕事をするように促す。目もろくに見えなくなったとこぼす祖母に対して、近くにいたラツァが割って入り、実の孫であるシュテヴァばかり可愛がったことを彼女になじる。イェヌーファはそんなラツァの態度を叱るが、シュテヴァを待ちわびる自分の心を見抜くラツァの言葉にどきりとさせられる。実はラツァは、イェヌーファを子供の頃から愛していたが、一族の日陰者としての劣等感から、その思いを屈折した形でしか彼女に示すことができないでいる。そこへ羊飼いヤノが走って来て、イェヌーファにもっと読み書きを教えてくれとせがむ。そんなイェヌーファの親切さと頭の良さをほめる祖母だが、思い悩むイェヌーファの気持ちは相変わらず晴れない。

訳者より

  • ヤナーチェクの代表作『イェヌーファ』を訳しました。はじめに一つお断りしないといけないのは、このオペラの原文は、ヤナーチェクと同じくモラヴィア出身のガブリエラ・プライソヴァーの戯曲『彼女の養女』をヤナーチェク自身が台本化したものであり、モラヴィア方言で書かれていることです。あくまで「方言」なので、チェコ語と全く異なるわけではないのですが、使用単語がかなり独特です。私の手持ちのチェコ語・日本語辞典を引いても、かなり辞書に無い単語がありましたので、そのような箇所は英訳からの重訳となっています。とはいえ、英訳も不明確で信用できない場合があったり、私自身チェコ語学習初心者ということもあり、翻訳には一定程度間違いがあると思います。その意味では、完全に原文に即した翻訳とは言い難いのですが、今回(2016年2月~3月)、新国立劇場で初めてヤナーチェクが上演されることもあり、「出すことに意味がある」との思いで、アップしました。劇の大きな流れはおおむね捉えていると思いますので、細かい所は目をつぶっていただき、オペラ鑑賞の予習などにお役立ていただければと思います。
  • さて、冒頭、『イェヌーファ』をヤナーチェクの「代表作」と書きましたが、この作品の後、ヤナーチェクは6曲のオペラを作り、中でも最晩年の4曲『カーチャ・カバノヴァー』『利口な女狐の物語』『マクロプロス事件』『死者の家から』は、劇と音楽との融合、音楽の充実と深化という意味で、『イェヌーファ』以上に優れた作品だと思います。しかし、それにも関わらず、『イェヌーファ』は紛れもなく代表作と言うにふさわしい作品であり、その理由は大きく分けて二つあります。一つはこの作品のポピュラリティ、もう一つはこの作品がヤナーチェクの人生に持った意味です。
  • まずポピュラリティという観点から見ると、ヤナーチェクのオペラの中で『イェヌーファ』は間違いなく上演回数トップです。そのポピュラリティの理由ですが、音楽の民族的・土俗的な音調がいかにも人々の抱く「東欧」のイメージとマッチしていることのほかに、ストーリーの前向きさがあるのではないかと思います。孫である赤ん坊を祖母が殺害するという衝撃的な出来事が起こるとはいえ、ヒロインであるイェヌーファはその苦難を乗り越え、ラツァとの愛を確かめ合うハッピーエンドに至ります。こうした「前向きさ」またはオプティミズムが、この作品のポピュラリティを支えているものと考えて間違いないと思います。余談ですが、面白いことに、別の意味でヤナーチェクの代表作である『シンフォニエッタ』もまたオプティミスティックな作品です。また、『カーチャ』から『死者の家から』までの晩年のオペラは、私見ではむしろペシミズムに貫かれていると思われ、『イェヌーファ』と性格は異なりますが、この4作品においても、そこにフッと希望が射し込むような瞬間があり、そこにこそ類いまれな美があるように思えます。

ワーグナー聴けば聴くほど

rss 翻訳作業の経過などを綴った訳者のブログです

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イェヌーファとは

  • イェヌーファの85%は微妙さで出来ています。
  • イェヌーファの9%は汗と涙(化合物)で出来ています。
  • イェヌーファの3%は魔法で出来ています。
  • イェヌーファの2%はハッタリで出来ています。
  • イェヌーファの1%は努力で出来ています。






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