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第3場
(イゾルデとブランゲーネの二人。カーテンはまた完全に閉められている。イゾルデは絶望に満ちた憤怒の身振りとともに立ち上がる。ブランゲーネは彼女の足下に身を投げる)


BRANGÄNE
ひどい、ああ、ひどい!
こんなことが耐えられましょうか!

ISOLDE
(恐ろしいほど感情を爆発させる寸前で、急に力を振り絞って立ちあがる)
何といっても、今はトリスタンのこと!
詳しく聞かせてもらいましょう。

BRANGÄNE
ああ、お尋ねにならないで!

ISOLDE
恐れずに、ありのままに言って!

BRANGÄNE
あの方は丁重な物言いで
お逃げなさいました。

ISOLDE
でもあなたがはっきりと警告したら?

BRANGÄNE
すぐにあなたのもとへ参るよう
あの方へ呼びかけた時、
こう、あの方はおっしゃいました・・・。
「私は、どこにいても
忠実にお仕えしているのです。
最高の栄誉を担うあの姫君に。
それにこの舵を
今ここで放したら、
どうやってこの船を、無事に
マルケ王の王国へと向かわせられましょうか?」

ISOLDE
(悲痛に、苦々しく)
「どうやってこの船を、無事に
マルケ王の王国へと向かわせられましょうか?」
(甲高い声で、激しく)
アイルランドから納められた
貢ぎ物を王に手渡そうというわけね!

BRANGÄNE
あなた自身の言葉に沿って、
私があの方に言上したとき、
忠実な家来クルヴェナールに・・・

ISOLDE
それならよく聞こえたわ。
一語たりとも聞き逃さなかった。
さあ。私の恥辱の意味を知りたいのなら、
私の身に何があったか聞いてちょうだい。
あの人たちは、さんざん私を
笑い物にする歌を歌ったけれど、
私だって歌い返してやれるわ。
それは、あの一艘の小舟のことよ・・・。
ちっちゃくてみすぼらしい小舟が、
アイルランドの海岸に流れ着き、
病気のために
やせ衰えた男が、その中で
哀れにも死にそうになっていた。
イゾルデの秘術を
その男は知っていた。
ですから、軟膏と
癒しの飲み薬を使って、
その男を苦しめていた傷を
かいがいしくこの女は治療したのです。
心配のあまり一計を案じて
「タントリス」などと名乗っていた男が
トリスタンであることを
イゾルデは、間もなく見破りました。
それは、あの動けない者の剣にある
刃こぼれに、この女が気づいて
それがぴったり
剣の破片に合ったときでした・・・
その破片とは、
この私を嘲弄するべく送り返された
アイルランドの騎士の頭の中から、
かつて私が手づから見つけたものでした。
そのとき、私の心の奥底から、
叫び声が上がったのです!
きらめく剣を手に持って、
私は、あの男の前に立ちました。
あの厚かましい男に、
モロルト殿の復讐のため死を与えんとしたのです。
すると、寝床から
あの男はこちらを見つめましたが・・・
剣を見つめるでもなく、
手を見つめるでもなく・・・
あの男は、私の目を見たのです。
男の不幸は、私を
哀れな気持ちにさせました・・・!
そのために剣を・・・私は取り落としてしまった!
モロルトがつけたあの傷を、
私は治療し、あの男はすっかり健康になって
故郷に帰り、
もう私をわずらわせることはないはずだった!

BRANGÄNE
何たる不思議!どこに目が付いていたのでしょう?かつてお世話をお手伝いした
あの客人のことですか?

ISOLDE
今しがた賞賛の声を聞いたわね、
「おおい、我らが勇者トリスタン」・・・
それがあの悲しげな男だったというわけ。
あの男は、千回もの誓いでもって、
私に永遠の感謝と忠誠を誓ったわね!
ところがどうよ、勇者の
誓いの守りようは!
タントリスとして
名乗りも受けずに放免してあげた男が
トリスタンとして
厚かましくも戻ってきて、
堂々たる船の
高い船べりから、
アイルランドを継承する女との
婚姻を望んだのよ、
やつれたコーンウォール王、
叔父にあたるマルケのために。
モロルトが生きていた頃は、
いったい誰が私たちにこんな恥辱を
与えようとしたでしょう?
年貢を納める立場にある
コーンウォールの領主のために
アイルランドの王冠を求めようなどと!
ああ、かなしい!
私だったなんて!
知らぬ間に自分自身に
こんな辱めをもたらしたのは!
復讐の剣を
振るう代わりに
無力にも取り落としてしまった!
そして今や家臣に仕える身の上!

BRANGÄNE
平和と償いと友好が
皆の者から誓われて、
日がな一日喜びあったとき、
どうして思い至りましょう、
それがあなたの心の痛みとなっていたなど?

ISOLDE
おお、見えない眼と
おろかな心の持ち主たち!
勇気は飼いならされてしまって、
気おくれした沈黙ばかり!
それと打って変わって
トリスタンは何と鼻高々に自慢したことか・・・
私が人に言わずにいたことを!
私は黙って
あの男の命を助け、
敵の復讐からも
黙って守ってあげた。
なのに、無言の看護のうちに
あの男に全快をもたらしたもの・・・
それをあの男はこの私ともども捨ててしまった!
何と勝ち誇って
面白そうに気取って、
大声であからさまに
あの男は私を指して言ったことか。
『あの女は上玉ですぞ。
我が主君たる伯父御よ・・・
あんな女を嫁にとったらいかがです?
きれいなアイルランド娘を
連れて参りますぞ。
道も小道も
よう心得ております、
合図なされば、アイルランドまで
この私めがひとっ飛び。
さすれば、イゾルデはあなたのもの!
そんな素敵な冒険を私めに!』
呪われろ、破廉恥漢!
お前の首に呪いを!
復讐だ!死ぬのよ!
二人一緒に死ぬのよ!

BRANGÄNE
(熱烈な愛情を見せながらイゾルデに飛んで来て)
おお、かわいい方!親愛な方!
大切な方!愛らしい方!
金色に輝くお姫様!
大事なイゾルデ様!
(イゾルデを徐々に寝椅子の方へと引き寄せる)
よしよし!お出でください!
ここにおかけくださいませ!
何という思い違い、
何という無益なご立腹でしょう!
どうしてそんなに惑乱して、
素直にものを見たり聞いたりできないのです?
そのとき、あなたの御恩を受けたことに対して、
いったい、トリスタン様は、
今回以上の恩返しができましたでしょうか?
数多の王冠の中でも最も立派な王冠ですよ。
あの方は、忠実に
あの高貴なる叔父殿に仕えておられます、
ですから、この世の誰もがうらやむような
恩返しをあなたにしたのです。
正統にして高貴な
ご自身の相続権を
あなたの足下に投げ捨ててまで
あなたを女王として迎えようとしたのです!
(イゾルデは顔を背ける)
だからこそ、あなたの夫君として
マルケ王を迎えようとしたのに、
その選択を非難するのですか?
もしや、あの王はあなたに値しないとでも?
高貴なるお血筋と
穏やかな御心をお持ちのうえ、
権力と威光においては
誰が肩を並べるというのです?
さては、いとも気高き勇者さえ
かくも忠実に仕えている方ですもの。
そんな方の妻となれば、幸せのおこぼれに
あずかりたくない者などおりますでしょうか?

ISOLDE
(固まったように、じっと前を見つめながら)
恋されることなく
いとも気高き方を
常に私の傍に見るなど!
どうしてこんな苦しみが耐えられましょう?

BRANGÄNE
いやなひと、なぜそんな思い違いを?
恋されることなく、ですって?・・・
(おだてるように撫でさすりながらイゾルデに近づく)
どこにいるというのでしょう?
あなたを愛さない男の人など。
イゾルデ様を見て
幸せのあまりイゾルデ様に
溶け切ってしまわなかった人など?
でも仮に、あなた様に定められた方が、
もしや心の冷たい方だったとしても、
何かの魔力が
あなたから心を逸らせているとしても、
私は、そんな意地悪な方を
たちまち呪縛する方法を知っておりますの。
その方を恋の力の虜にしてさしあげますわ。
(秘密めかした親しげな態度でイゾルデに向かい合って)
お母上の秘術を
ご存知ないとでも?
よもや思っておられないでしょうね?
すべてを賢く配慮されているお母上が
何の策もなく異国へと
私をあなたのお伴として遣わしたなどと。

ISOLDE
(陰鬱に)
お母様の策とやらに
今まさに思い当りました。
お母様の秘術を心から
賛嘆します。
裏切りに復讐し、
苦難の中にある心を安らげたい!
そこの薬箱を持ってきて!

BRANGÄNE
幸せをもたらすものが詰まっておりますわ。
(小さな金色の小箱を持って来て、開けて中身を指し示す)

こんなにもお母上はずらっとそろえました。
強力な魔術の飲み物ですよ。
痛みと傷には
この癒しの薬、
たちの悪い毒薬には
解毒剤。
(小瓶を一つ引っ張り出す)
一番霊験あらたかな飲み物が
ここにあります。

ISOLDE
違うわ、私の方がよく知っている。
太い目印を
刻みつけておいたのだもの。
(小瓶を一つ引っつかんで、それを示す)
私の役に立つのは、この飲み物です!

BRANGÄNE
(驚愕して後じさりする)
それは死の飲み物!

(イゾルデは寝椅子から身を起こし、募りゆく恐怖とともに船員たちの叫び声に耳を傾ける)

【船員たち】
(舞台の外から)
ホー!ヘー!ハー!ヘー!
マストの下の
帆をたためー!
ホー!ヘー!ハー!ヘー!

ISOLDE
船足が速いしるしだわ。
なんてこと!もうすぐ陸!


第4場
(カーテンをくぐって、クルヴェナールがすごい勢いで踏み込んでくる)


KURWENAL
さあ!さあ!ご婦人がた!
元気出して!
急ぎご支度を!
もう着きますぞ、さっさと急いで!
(より慎重な物言いで)
さて、イゾルデ様には
こう申すよう仰せつかりました、
我が主である
勇者トリスタン様からです。
「マストから喜びの旗が上がり、
陽気に陸のほうへとはためけば、
マルケ王のお城でも
あなたの到着がわかるでしょう。
さればイゾルデ様におかれては
急いで
上陸のご用意をいたしませ。
私がお伴をいたしましょう。」

ISOLDE
(初めはこの伝言を聞いて戦慄のあまりびくっとしていたが、その後は心を落ち着かせて威厳を持って)
トリスタン殿に
私の挨拶を告げ
私の言うことを伝えなさい。
私に、あなたの傍を進み行き、
マルケ王の前に立つようにということですが、
それは礼節にかなった
振舞いでしょうか・・・
もし、その前に私が
いまだになされていない罪の償いを
手にすることができないのだとしたら。
まずは私の赦しをお求めくださいませ。
(クルヴェナールは反抗的な身振りをする。イゾルデは声音を強めてそのまま続ける)
よくよく気をつけて
きちんと伝えるのです!
「私は身支度をして、
あなたのお伴をして上陸する気などないし、
あなたのお傍を進み、
マルケ王の前に立つ気などございません。
もしも、いまだに償われざる罪への
忘却と赦しとを
あなたが礼節にかなった振舞いで、
前もって、
求めようとしないのならば。
私の赦しを得る方法はそれだけですわ」

KURWENAL
たしかに承った。
お伝え申しあげます。
どう思し召さるかは、お待ちください!

(急いで引き返す。イゾルデはブランゲーネに駆け寄り、激しく抱きしめる)

ISOLDE
さあ、さよならよ、ブランゲーネ!
さようなら、この世界、
さようなら、お父様、お母様!

BRANGÄNE
何ですって?何を言うの?
どこに逃げる気?
どこに私はついていけばいいの?

ISOLDE
(素早く心を落ち着かせて)
聞こえなかったの?
ここに残るのよ、
トリスタンを待つつもりよ。
私の命じたことを
忠実に果たし、
償いの飲み物を
すぐに用意して。
私が何を指定したか覚えているわね?

(小箱からその小瓶を取り出す)

BRANGÄNE
ですから、どの飲み物を?

ISOLDE
この飲み物よ!
この金の盃に
その飲み物を空けなさい。
なみなみと盃をみたすように。

BRANGÄNE
(恐怖にみちて小瓶を受け取りながら)
私、正気かしら?

ISOLDE
忠実にやるのよ!

BRANGÄNE
この飲み物を・・・どなたに?

ISOLDE
私を欺いた男・・・

BRANGÄNE
トリスタン様?

ISOLDE
 ・・・私への償いのために飲むのよ!

BRANGÄNE
(イゾルデの足下に身を投げて)
おそろしい!この哀れな女をいたわって!

ISOLDE
(非常に激しく)
お前こそ私をいたわりなさい、
不実な侍女め!
お母様の秘術を
お前は知らないとでも?
まさか、こう考えていたのではないでしょうね?
何もかも良くお気づきになるお母様が
何の策もなく異国へと
お前と私を送り出したなどと。
痛みと傷には
この癒しの薬・・・
たちの悪い毒薬には
解毒剤。
あまりに深いかなしみと
この上なき苦悩のためには
死の薬をくだされたのよ。
死神よ、お母様に礼を言いなさい!

BRANGÄNE
(もはや自分を抑えられずに)
おお、あまりに深いかなしみ!

ISOLDE
私に従うわね?

BRANGÄNE
おお、この上なき苦悩!

ISOLDE
私に忠実にやるわね?

BRANGÄNE
この飲み物を?

KURWENAL
(部屋に入りながら)
トリスタン様です!

(ブランゲーネは驚きあわてながら身を起こす。イゾルデは恐ろしい努力でもって気を落ち着かせようとする)

ISOLDE
(クルヴェナールに)
トリスタン殿、近うに参られよ!
DRITTE SZENE
Isolde und Brangäne allein, bei vollkommen wieder geschlossenen Vorhängen. Isolde erhebt sich mit verzweiflungsvoller Wutgebärde. Brangäne stürzt ihr zu Füssen

BRANGÄNE
Weh, ach wehe!
Dies zu dulden!

ISOLDE
dem furchtbarsten Ausbruche nahe, schnell sich zusammenraffend
Doch nun von Tristan!
Genau will ich's vernehmen.

BRANGÄNE
Ach, frage nicht!

ISOLDE
Frei sag's ohne Furcht!

BRANGÄNE
Mit höf'schen Worten
wich er aus.

ISOLDE
Doch als du deutlich mahntest?

BRANGÄNE
Da ich zur Stell'
ihn zu dir rief:
wo er auch steh',
so sagte er,
getreulich dien' er ihr,
der Frauen höchster Ehr';
liess' er das Steuer
jetzt zur Stund',
wie lenkt' er sicher den Kiel
zu König Markes Land?

ISOLDE
schmerzlich bitter
»Wie lenkt' er sicher den Kiel
zu König Markes Land?«
grell und heftig
Den Zins ihm auszuzahlen,
den er aus Irland zog!

BRANGÄNE
Auf deine eignen Worte,
als ich ihm die entbot,
liess seinen Treuen Kurwenal ---

ISOLDE
Den hab ich wohl vernommen,
kein Wort, das mir entging.
Erfuhrest du meine Schmach,
nun höre, was sie mir schuf.
Wie lachend sie
mir Lieder singen,
wohl könnt' auch ich erwidern
von einem Kahn,
der klein und arm
an Irlands Küste schwamm,
darinnen krank
ein siecher Mann
elend im Sterben lag.
Isoldes Kunst
ward ihm bekannt;
mit Heilsalben
und Balsamsaft
der Wunde, die ihn plagte,
getreulich pflag sie da.
Der »Tantris«
mit sorgender List sich nannte,
als Tristan
Isold' ihn bald erkannte,
da in des Müss'gen Schwerte
eine Scharte sie gewahrte,
darin genau
sich fügt' ein Splitter,
den einst im Haupt
des Iren-Ritter,
zum Hohn ihr heimgesandt,
mit kund'ger Hand sie fand.
Da schrie's mir auf
aus tiefstem Grund!
Mit dem hellen Schwert
ich vor ihm stund,
an ihm, dem Überfrechen,
Herrn Morolds Tod zu rächen.
Von seinem Lager
blickt' er her ---
nicht auf das Schwert,
nicht auf die Hand ---
er sah mir in die Augen.
Seines Elendes
jammerte mich! ---
Das Schwert --- ich liess es fallen!
Die Morold schlug, die Wunde,
sie heilt' ich, dass er gesunde
und heim nach Hause kehre,
mit dem Blick mich nicht mehr beschwere!

BRANGÄNE
O Wunder! Wo hatt' ich die Augen?
Der Gast, den einst
ich pflegen half?

ISOLDE
Sein Lob hörtest du eben:
»Hei! Unser Held Tristan« ---
der war jener traur'ge Mann.
Er schwur mit tausend Eiden
mir ew'gen Dank und Treue!
Nun hör, wie ein Held
Eide hält!
Den als Tantris
unerkannt ich entlassen,
als Tristan
kehrt' er kühn zurück;
auf stolzem Schiff,
von hohem Bord,
Irlands Erbin
begehrt' er zur Eh'
für Kornwalls müden König,
für Marke, seinen Ohm.
Da Morold lebte,
wer hätt' es gewagt
uns je solche Schmach zu bieten?
Für der zinspflicht'gen
Kornen Fürsten
um Irlands Krone zu werben!
Ach, wehe mir!
Ich ja war's,
die heimlich selbst
die Schmach sich schuf!
Das rächende Schwert,
statt es zu schwingen,
machtlos liess ich's fallen!
Nun dien' ich dem Vasallen!

BRANGÄNE
Da Friede, Sühn' und Freundschaft
von allen ward beschworen,
wir freuten uns all' des Tags;
wie ahnte mir da,
dass dir es Kummer schüf'?

ISOLDE
O blinde Augen,
blöde Herzen!
Zahmer Mut,
verzagtes Schweigen!
Wie anders prahlte
Tristan aus,
was ich verschlossen hielt!
Die schweigend ihm
das Leben gab,
vor Feindes Rache
ihn schweigend barg;
was stumm ihr Schutz
zum Heil ihm schuf ---
mit ihr gab er es preis!
Wie siegprangend
heil und hehr,
laut und hell
wies er auf mich:
»Das wär ein Schatz,
mein Herr und Ohm;
wie dünkt Euch die zur Eh'?
Die schmucke Irin
hol' ich her;
mit Steg' und Wegen
wohlbekannt,
ein Wink, ich flieg'
nach Irenland:
Isolde, die ist Euer!
Mir lacht das Abenteuer!«
Fluch dir, Verruchter!
Fluch deinem Haupt!
Rache! Tod!
Tod uns beiden!

BRANGÄNE
mit ungestümer Zärtlichkeit auf Isolde stürzend
O Süsse! Traute!
Teure! Holde!
Goldne Herrin!
Lieb' Isolde!
Sie zieht Isolde allmählich nach dem Ruhebett
Hör mich! Komme!
Setz dich her!
Welcher Wahn,
welch eitles Zürnen!
Wie magst du dich betören,
nicht hell zu sehn noch hören?
Was je Herr Tristan
dir verdankte,
sag, konnt' er's höher lohnen
als mit der herrlichsten der Kronen?
So dient' er treu
dem edlen Ohm;
dir gab er der Welt
begehrlichsten Lohn:
dem eignen Erbe,
echt und edel,
entsagt' er zu deinen Füssen,
als Königin dich zu grüssen!
Isolde wendet sich ab
Und warb er Marke
dir zum Gemahl,
wie wolltest du die Wahl doch schelten,
muss er nicht wert dir gelten?
Von edler Art
und mildem Mut,
wer gliche dem Mann
an Macht und Glanz?
Dem ein hehrster Held
so treulich dient,
wer möchte sein Glück nicht teilen,
als Gattin bei ihm weilen?

ISOLDE
starr vor sich hinblickend
Ungeminnt
den hehrsten Mann
stets mir nah zu sehen!
Wie könnt' ich die Qual bestehen?

BRANGÄNE
Was wähnst du, Arge?
Ungeminnt? ---
Sie nähert sich schmeichelnd und kosend Isolde
Wo lebte der Mann,
der dich nicht liebte?
Der Isolde säh'
und in Isolden
selig nicht ganz verging'?
Doch der dir erkoren,
wär' er so kalt,
zög' ihn von dir
ein Zauber ab:
den bösen wüsst' ich
bald zu binden.
Ihn bannte der Minne Macht.
mit geheimnisvoller Zutraulichkeit ganz zu Isolde
Kennst du der Mutter
Künste nicht?
Wähnst du, die alles
klug erwägt,
ohne Rat in fremdes Land
hätt' sie mit dir mich entsandt?

ISOLDE
düster
Der Mutter Rat
gemahnt mich recht;
willkommen preis' ich
ihre Kunst:
Rache für den Verrat,
Ruh' in der Not dem Herzen!
Den Schrein dort bring mir her!

BRANGÄNE
Er birgt, was Heil dir frommt.
Sie holt eine kleine goldne Truhe herbei, öffnet sie und deutet auf ihren Inhalt
So reihte sie die Mutter,
die mächt'gen Zaubertränke.
Für Weh und Wunden
Balsam hier;
für böse Gifte
Gegengift.
Sie zieht ein Fläschen hervor
Den hehrsten Trank,
ich halt' ihn hier.

ISOLDE
Du irrst, ich kenn' ihn besser;
ein starkes Zeichen
schnitt ich ihm ein.
Sie ergreift ein Fläschen und zeigt es
Der Trank ist's, der mir taugt!

BRANGÄNE
weicht entsetzt zurück
Der Todestrank!

Isolde hat sich vom Ruhebett erhoben und vernimmt mit wachsendem Schrecken den Ruf des Schiffvolks

SCHIFFSVOLK
von aussen
Ho! He! Ha! He!
Am Untermast
die Segel ein!
Ho! He! Ha! He!

ISOLDE
Das deutet schnelle Fahrt.
Weh mir! Nahe das Land!


VIERTE SZENE
Durch die Vorhänge tritt mit Ungestüm Kurwenal herein

KURWENAL
Auf! Auf! Ihr Frauen!
Frisch und froh!
Rasch gerüstet!
Fertig nun, hurtig und flink!
gemessener
Und Frau Isolden
sollt' ich sagen
von Held Tristan,
meinem Herrn:
Vom Mast der Freude Flagge,
sie wehe lustig ins Land;
in Markes Königsschlosse
mach' sie ihr Nahn bekannt.
Drum Frau Isolde
bät' er eilen,
fürs Land sich zu bereiten,
dass er sie könnt' geleiten.

ISOLDE
nachdem sie zuerst bei der Meldung in Schauer zusammengefahren, gefasst und mit Würde
Herrn Tristan bringe
meinen Gruss
und meld ihm, was ich sage.
Sollt' ich zur Seit' ihm gehen,
vor König Marke zu stehen,
nicht möcht' es nach Zucht
und Fug geschehn,
empfing ich Sühne
nicht zuvor
für ungesühnte Schuld.
Drum such er meine Huld.
Kurwenal macht eine trotzige Gebärde. Isolde fährt mit Steigerung fort
Du merke wohl
und meld es gut!
Nicht woll' ich mich bereiten,
ans Land ihn zu begleiten;
nicht werd' ich zur Seit' ihm gehen,
vor König Marke zu stehen;
begehrte Vergessen
und Vegeben
nach Zucht und Fug
er nicht zuvor
für ungebüsste Schuld:
die böt' ihm meine Huld.

KURWENAL
Sicher wisst,
das sag' ich ihm;
nun harrt, wie er mich hört!

Er geht schnell zurück. Isolde eilt auf Brangäne zu und umarmt sie heftig

ISOLDE
Nun leb wohl, Brangäne!
Grüss mir die Welt,
grüsse mir Vater und Mutter!

BRANGÄNE
Was ist? Was sinnst du?
Wolltest du fliehn?
Wohin soll ich dir folgen?

ISOLDE
fasst sich schnell
Hörtest du nicht?
Hier bleib' ich,
Tristan will ich erwarten.
Getreu befolg,
was ich befehl',
den Sühnetrank
rüste schnell;
du weisst, den ich dir wies?

Sie entnimmt dem Schrein das Fläschen

BRANGÄNE
Und welchen Trank?

ISOLDE
Diesen Trank!
In die goldne Schale
giess ihn aus;
gefüllt fasst sie ihn ganz.

BRANGÄNE
voll Grausen das Fläschen empfangend
Trau' ich dem Sinn?

ISOLDE
Sei du mir treu!

BRANGÄNE
Den Trank --- für wen?

ISOLDE
Wer mich betrog ---

BRANGÄNE
Tristan?

ISOLDE
 --- trinke mir Sühne!

BRANGÄNE
zu Isoldes Füssen stürzend
Entsetzen! Schone mich Arme!

ISOLDE
sehr heftig
Schone du mich,
untreue Magd!
Kennst du der Mutter
Künste nicht?
Wähnst du, die alles
klug erwägt,
ohne Rat in fremdes Land
hätt' sie mit dir mich entsandt?
Für Weh und Wunden
gab sie Balsam,
für böse Gifte
Gegengift.
Für tiefstes Weh,
für höchstes Leid
gab sie den Todestrank.
Der Tod nun sag ihr Dank!

BRANGÄNE
kaum ihrer mächtig
O tiefstes Weh!

ISOLDE
Gehorchst du mir nun?

BRANGÄNE
O höchstes Leid!

ISOLDE
Bist du mir treu?

BRANGÄNE
Der Trank?

KURWENAL
eintretend
Herr Tristan!

Brangäne erhebt sich erschrocken und verwirrt. Isolde sucht mit furchtbarer Anstrengung sich zu fassen

ISOLDE
zu Kurwenal
Herr Tristan trete nah!


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の下でライセンスされています。
@ wagnerianchan



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