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第3幕

(地中のドーム。舞台を斜めに横切る厚い壁で、二つの部屋に仕切られている。右の部屋にはバラクが、暗い物思いにふけりつつ固い石の上に座っているのが見える。左手には髪を乱したバラクの妻が、涙にかきくれている。
二人は互いのことに気付いていないし、互いの声も聞こえない。バラクの妻は、びくっと身震いする)

(オーケストラは、第1幕における「生まれていない子供たちの声」の音楽を演奏する)

<バラクの妻>
そんな声を、立てないで!
あたしは、しなかったのよ!

バラク、あなた、
ああ、あたしの声を聞いて!
死ぬ前に一度でいいから、
あたしを信じてほしいの!

あたしは、あなたを捨てようとした。
ああ、ほんとうは今まで一度も
あなたを見たことがなかったの!
あなたを忘れようとしたわ。
あなたの目の前から去ろうとした・・・
でも、あなたの目は
やっぱり戻って来たわ・・・
ああ、あたしの声を聞いて!
ああ、あたしを信じて・・・
不幸せな私が
永遠に失ってしまった
あなたの目・・・戻って来て。
あなたを忘れようとしたの。
なのに、思い出さずにはいられなかった・・・
行ってはならない道を
どんなに進もうとも、
どんなにそこから
逃れようとしても、
あなたの目は、また戻ってきて、
あたしを見つけようとするの。
心が、事をなす前に!
見知らぬ男を
あたしは部屋に入れ、
その男は、あたしのすぐそばにいた・・・
でも、すべてが終わったわけではない・・・
バラク、バラク、
あなたを目覚ますことはできないの?
知らないの?このことを・・・

<バラク>
(独り言で)
今、俺の手に委ねられたこと・・・
それは、あの人を抱きしめることだ・・・
あの人を
両手にとらえ、
あの人のことを思い、
その若い心を
やわらげることだ!

<バラクの妻>
(一部バラクと声を合わせて)
あなたへの愛に尽くすことができれば・・・
あなたに会いたい!
呼吸したいの、生きたいの!
良い子供たちをあなたに授けたいの・・・!

<バラク>
今、俺の手に委ねられたこと・・・
(地面によろめき倒れる)
俺の手にかかると思って死ぬほど怖がっていた!
俺はいったい何てことを!
ああ、もう一度だけ会って、こう言えれば・・・
怖がらないでくれって。

(静寂)

<声>
(天上から、バラクへと)
さあ、天に来なさい!道は開かれています!

(声と同時に、一条の光線が天井からバラクの地下牢に落ちて来る。すると、らせん階段の踏み段が岩山に穿たれているのが見えて来る)
(バラクは立ち上がり、その階段を登りはじめる)

<バラクの妻>
バラク、あなた!
厳しい裁き手、
尊敬する夫よ!
剣をあたしに
振り下ろすとしても、
その閃光の中で
死にながら、もう一度だけ
あなたに会いたい!

(天から一条の光がバラクの妻の地下牢に落ちる。バラクの空っぽの部屋の光は消えてしまっている)

<声>
(舞台左手で)
あなたも、天に来なさい!
道が開かれたのですから。

(バラクの妻も急いで上に登っていく)


舞台転換

(地中のドームは沈む。雲が湧き出し、千切れると、岩山のテラスが見えて来るが、これは「皇妃の夢の場面(第2幕)」で見えていた風景と同じである。水の湧きだしている所から、石段が上につながっており、大きな寺院の門につながるが、この門は山の内部に続いている。黒い水が、岩山の地面を切り取るようにして、こちらに流れ込んでくる)

(舞台中央寄りにある入口の扉が開く。その最上段には、「使者」が待ち構えている。左右には、手下の精霊たちが控えている)

(小舟が水の上を流れて来るが、漕ぎ手はいない。皇妃はその中でまどろみ、乳母はその脇にひざまずき、皇妃に腕を巻き付け、小舟がどこに行くのか気にしながら辺りを見渡している)


(使者は小舟が近付くのを待ち構えていたが、小舟は止まる)


<手下の精霊たち>
来ましたぞ!

<使者>
去れ!

(使者は、精霊たちと一緒に山中に引っ込み、金属製の扉が背後で閉じる)
(皇妃は目を覚ます)
(乳母は皇妃を押しとどめようとし、空いている方の手で小舟を岸から突き放そうとするが、うまくいかない)
(一帯は明るくなってくる)
(皇妃は立ち上がり、辺りを見渡し、陸に上がろうとする)

<乳母>
(あわてて興奮して、皇妃を押さえつけようとする)
早くここから去りましょう!
この岩山から舟を発たせますから、
手を貸してください!
(小声で)
超自然の力が
働いておりますわ!
こんなぞっとするような所には・・・
(強情に)
木偶(でく)の坊しか
やってまいりません!
私をないがしろにするお積り?
どうしようというのです!?

<皇妃>
舟はずっとここに置いておくのよ・・・
わからないの?
あの階段は、何なの!?

<乳母>
(舟を岸から離すのを諦め、熱に浮かされたようにせわしなく、あちこち歩き回る)
じゃあ、舟はいいですよ!
さっさとここから
行きましょう!
道なら分かっておりますとも。
七つの月の峰が
ございますが、
この山は、その最高峰でございます。
一番ひどい所ですよ!
着物をはしょって、
足を早めてくださいませ・・・
下界にお連れ申し上げます。
早く行きましょう!

<皇妃>
(階段のほうに向かいながら)
この扉は!
(考えこみ、探りを入れながら)
前に一度、
この扉を見たわ!
(ラッパの響きが、山の中から聞こえて来る)
この音が聞こえて?
裁きのお触れよ!
(小声で、やや不安げに)
お父さんなの?
カイコバート?ねえ?
久しく、お父様を見なかったけど、
あたしには分かるわ・・・
お父様は、
ソロモンのように玉座に座り、
闇を払うのが
お好きだった。
玉座は高く、
想いは底知れぬほど深い・・・
そして、清らかで気高い方。
そうよ、あたしは、その子だもの・・・
おそれはしないわ。

(乳母は不安げに脇の方を見やり、出口が見つからないか探す)
(ラッパが、先ほどより大きな音で、また鳴る)

<皇妃>
(両手を上げて、恐怖にみちて)
あたしの愛するお父さま!
あなたは、あの人を
裁くのですか・・・
この、あたしゆえに!
でも、あの人を縛り付けているもの・・・
それは、あたしをも縛っています。
あの人の苦しみ。それを、あたしも苦しんでいます。
あたしは、あの人の中にいて、
あの人は、あたしの中にいます!
あたしたちは、ひとつです。
あの方のもとに参ります。
(上に行こうと、向きを変える)

<乳母>
(不安に満ちて)
こんな所は去りましょう!
あたしが影を手配します!
そう約束し、
誓ったはずじゃありませんか!
あなたは、今も昔のまま。
大事なお嬢様・・・
今でも、あなたの体の中は
光が突き抜けて行く・・・
でも、あの女の
悲しい影は、
あなたに貼りつき、
かかとにくっついている!
だから今、
あなたは、あの女のようであって、
しかも、そうではないのです・・・
まだ、あなたは、定められたことを
果たすことができるのですよ!
(皇妃に取り入るように)
さあ、愛するお人を
胸に抱きしめて下さい!
あたしが手伝って差し上げますよ。
あたしも、きっと辛抱しますわ・・・
あなたが、あの男の
腕に抱かれるのを目にし、
何年間も
雌犬のように
あの家にとどまろうとも!
(諦めて、ため息をつくと、もはや熱を込めずに)
なんてこった!
(きわめて力強く)
ここからは去りましょう!
この戸口からは。
こんな戸口をまたぐなんて
死より辛いこと!

<皇妃>
ならば、この戸口を知っているのね?
この扉がどこに向かっているかも
知っているんでしょう?
答えなさい!

<乳母>
(低い声で)
命の水へと。

<皇妃>
答えなさい!
(突然ぱっとひらめいて)
死の戸口へ!
叫び声はそう言ってたわ。
話しなさい!
お前は、秘められた
事情を知っているはず。
答えなさい!

(乳母は黙ったまま)

<皇妃>
意地悪をして黙っていようというの?
そんなにも、あたしの心を
くもらせようとと言うの?
あたし、わかっているのよ!
見えているのよ!
(情熱を込めて)
あたしは、あの人のもとへ行かねばならない!
命の水を
感じ取り、
あの人に降り注がねばならない・・・
命の水・・・?
それは、もしや、この血管を
流れる血のことかしら?
血よ、流れゆけ!
あの人を目覚めさせるために!
(決然と、入口の方へ向かって行く)

<乳母>
(皇妃の前に身を投げ、服をつかんで)
後生ですから!
つかまっちゃいますよ・・・
幾千ものクモの巣と
ひどいぺてんと
まやかしだらけです!
命の水なぞ、
ひどいまやかしなのです・・・
あたしの血をみんな
差し出さねばなりません・・・
あなた様の
こころも魂も
あきらめねばなりません!
たしかに、山中には
水が湧き出ています。
きらめく噴水が
地中から吹き上げ、
金の柱となっています・・・
命の水ですって!?
我らが、それに
口をつけると・・・
霊界の住人たる
我らは・・・
死ぬよりもひどいことになります。
言いようもない
ひどい災いを
我らの中に吸い込むことになり、
もはや救われることはないのです。

(しかし、皇妃は最上段に足を踏み入れる)

<乳母>
(この上ない恐怖にみちて)
聞こえないの?
カイコバート様は
怖ろしい方ですよ!
あの方のことを知っておいでですか!
あなたは、あの方の子供なのに、
人間の手に
自分を引き渡し、
死に行く定めの人間の一人に
こころを無駄に捧げようとは!
あなたは、あの方から
怖ろしい罰を受けますよ・・・
あの方の手に落ちた暁には。
なぜなら、あの方にとって、
こんな怖ろしいことは前代未聞なのだから。
一族の誰かが
醜い者たちと交わって、
呪われた者の
一員になるなんてことは!
ああ、呪われよ!
あなたを産んだ人・・・
そして、あなたの血を流れる
人間への憧れ!
ああ、呪われろ!

<皇妃>
(浄化された面持ちで、きっぱりと)
我らの行いゆえに
裁きは下るの!
我らの心ゆえに
ラッパが鳴ったの。
出廷を求められているんだわ!
(決然と乳母に手を差し伸ばし、命令する)
乳母よ、もう永久に
会うことは無いわ。
人間の求めるものを
あなたは余りに知らなさすぎた。
心に抱く秘密が
どの方向を指していたか、
あなたにはまるで分からなかった。
(きわめて荘厳に、威厳を込めて)
いかなる代償を
払っても、
重き罪から
よみがえり、
不死鳥のように、
永久の死から、
永久の生へと、
どんどん高みを指して登って行くのよ・・・
夢にも見たことのない高みを指して・・・
あなたには決してわからないわ。
あたしは、もはや彼ら人間の一族。
(力強く)
あなたなど、もはや役には立たない!
(皇妃が扉に進むと、扉は音も無く開き、中に入ると、扉が閉まる)

<乳母>
(後を追おうとするが、どうしてもその場所に踏み込めず、階段の上で絶望する)
人間の求めるものですって?
あいつらの欲するものは
騙し合いじゃないか。
詐欺ばっかりだ!
人間どもよ、呪われろ!
果てしない探索、
虚無への前進、
不安混じりの
欲望じみた狂気・・・
そんなものが、あたしの可愛いお嬢さまの
水晶のように透き通った心に
入るとは!
人間どもよ、呪われよ!

(暗くなり、赤い霧が立ち込めてくる)

<バラクの声>
(風の中で)
ああ!

<バラクの妻の声>
(反対側から)
ああ!

<バラクの声>
会いたいのに!

<バラクの妻の声>
(泣きながら)
ああ、大好きなひと!

<バラクの声>
おそれないで!
こっちだよ、こっちだ!

<バラクの妻の声>
(声を合わせて)
見つけて。
殺して!

<二人>
ああ、ダメだ、ああ!

<乳母>
人間め!人間め!
憎ったらしい!
うなぎのようにうようよし、
鷲のように、つんざき声を上げ、
大地を我が物のようにしやがって!
みんな死んじまえ!

<バラク>
(霧の中を、舞台の右側から入って来る)
いくら探しても、逃げて行ってしまう。
(乳母に気付き、恐怖に満ち、抑えた声で、ほとんど呻き声のように)妻を見なかったか・・・
おお、女中よ?

<乳母>
(左上を指しながら)
あっちに行ったわ!
あの上のほうよ!
あんたのことを、死ねと
ののしっていたわ!
罰を与えなさい・・・
報復しなさい・・・
早く!

<バラク>
(舞台左手の上のほうへ退場)
あの人のもとへ!

<バラクの妻>
(舞台左手の、ずっと下の方から現れて)
ああ・・・あなた・・・どこなの?・・・あなた・・・
あなたのもとに行きたい!

<乳母>
(舞台右手を指し)
あっちだよ!
夫の手で
殺されるわよ。
逃げなさい、
さあ!

<バラクの妻>
(舞台右手の風と霧の中に駆け去って行き、荒々しく、きっぱりと)バラク!ここよ!
剣を振るって。
あたしを殺して。
さあ、早く!
(舞台右手に消えると、舞台は暗くなる)

<乳母>
おお、お嬢さま、
敵の手中に引き渡されて、
眼の前にあるものは、
まやかしばかり。
足の前には、
落し穴と罠ばかり!
行ってしまった!
飲むのですか!?
金色の災いの液が
唇に跳ね、
体内深く落ちて行きますよ!
すると、お嬢さまの顔は、
ピクリとふるえ、
傷ついた喉からは
人間の叫び声が
あふれ出て来ますよ!
お嬢さまを助けねば!
私も死なねば!
カイコバート様!
(乳母自身も扉に行こうとする)
DRITTER AUFZUG

Unterirdische Gewölbe, durch eine querlaufende dicke Mauer in zwei Kammern geteilt. In der rechten wird Barak sichtbar in düsterem Brüten auf dem harten Stein sitzend, zur Linken die Frau, in Tränen, mit aufgelöstem Haar. Sie wissen nicht voneinander, hören einander nicht. Die Frau zuckt zusammen.

Im Orchester ertönen die Stimmen der ungeborenen Kinder wie im ersten Aufzug.

FRAU
Schweiget doch, ihr Stimmen!
Ich hab' es nicht getan!
– – – – – – – –
Barak, mein Mann,
oh, dass du mich hörtest,
dass du mir glaubtest
vor meinem Tode!
– – – – – – – –
Dich wollt' ich verlassen,
o du, den zuvor
niemals ich sah!
Dich wollt' ich vergessen
und meinte zu fliehen dein Angesicht:
dein Angesicht,
es kam zu mir –
O dass du mich hörtest,
o dass du mir glaubtest. –
dein Angesicht,
daß ich Unselge
für immer verlor.
Dich wollt' ich vergessen –
da musste ich dich denken:
und wo ich ging
verbotene Wege,
und meinte zu fliehen
dein Angesicht...
es kam zu mir
und suchte mich
zuvor die Seele die Tat getan!
Ein fremder Mann,
ich zog ihn her,
er war mir nah –
aber nicht völlig –
Barak, Barak,
dich weckt' ich doch,
weisst du es nicht?

BARAK
für sich
Mir anvertraut,
dass ich sie hege,
dass ich sie trage
auf diesen Händen
und ihrer achte
und ihrer schone
um ihres jungen Herzens willen!

FRAU
teilweise zusammen mit ihm
Dienend, liebend dir mich bücken:
dich zu sehen!
atmen, leben!
Kinder, Guter, dir zu geben! –

BARAK
Mir anvertraut –
und taumelt zur Erde
in Todesangst vor meiner Hand!
Weh mir! Dass ich sie einmal noch sähe
und zu ihr spräche:
Fürchte dich nicht.

Stille.

EINE STIMME
von oben, auf Baraks Seite
Auf, geh nach oben, Mann, der Weg ist frei!

Es fällt zugleich mit der Stimme ein Lichtstrahl von oben in Baraks Verlies; die Stufen einer Wendeltreppe, in den Fels gehauen, werden sichtbar.
Barak richtet sich auf und beginnt hinaufzusteigen.

FRAU
Barak, mein Mann!
Strenger Richter,
hoher Gatte!
Schwängest du auch
dein Schwert über mir,
in seinem Blitzen
sterbend noch
sähe ich dich!

Ein Lichtstrahl fällt von oben in ihr Verlies, der Schein in Baraks leerer Kammer ist erloschen.

EINE STIMME
auf der Linken
Frau, geh nach oben,
denn der Weg ist frei.

Die Frau eilt nach oben.


Verwandlung

Das Gewölbe versinkt. Wolken treten vor, teilen sich, enthüllen eine Felsterrasse, jener gleich, die während des Schlafes der Kaiserin sichtbar wurde. Steinerne Stufen führen vom Wasser aufwärts zu einem mächtigen tempelartigen Eingang ins Berginnere. Ein dunkles Wasser, in den Felsgrund eingeschnitten, fliessend gegenüber.

Die Tür zum mittleren Eingang offen. Auf der obersten Stufe der Bote, wartend. Dienende Geister rechts und links.

Ein Kahn kommt auf dem Wasser geschwommen, ohne Lenker. Die Kaiserin liegt darin, schlummernd, die Amme kniet neben ihr hält sie umschlungen, bewegt um sich schauend, wohin der Kahn treibe.

Der Bote hat das Herankommen des Kahnes abgewartet. Der Kahn hält an.

DIENENDE GEISTER
Sie kommen!

BOTE
Hinweg!

Er tritt ins Innere zurück, die Geister zugleich, die eherne Tür schliesst sich hinter ihnen.
Die Kaiserin erwacht.
Die Amme sucht sie zurückzuhalten, mit dem freien Arm den Kahn vom Ufer wegzustossen, vergeblich.
Die Gegend erhellt sich.
Die Kaiserin erhebt sich, blickt um sich, will ans Land.

AMME
drückt sie nieder hastig, aufgeregt
Fort von hier!
Hilf mir vom Fels
lösen den Kahn!
leise
Übermächte
spielen mit uns!
Zum greulichsten Ort
eigenwillig
strebt das Gemächte
aus bösem Holz!
Wär' ich nicht gewitzigt,
was würde aus dir!

KAISERIN
Der Kahn will bleiben –
siehst du denn nicht?
Die Treppe, schau!

AMME
gibt's auf den Kahn vom Ufer zu stossen, treibend, mit fieberhafter Ungeduld
So lass den Kahn!
Nun fort
von hier!
Ich weiss den Weg,
Mondberge sieben
sind gelagert,
dies ist der höchste:
ein böser Bereich!
Geschürzt dein Kleid
und hurtig die Füsse:
ich führ' dich hinunter,
ich finde hinaus!

KAISERIN
ist auf die Treppe hinausgetreten
Hier ist ein Tor!
sinnend, suchend
Einmal vordem
sah ich dies Tor!
Posaunenruf wie aus dem Innern des Berges
Hörst du den Ton?
Der läd't zu Gericht!
leise, etwas beklommen
Mein Vater, ja?
Keikobad? Sag?
Lang sah ich ihn nicht,
doch weiss ich wohl:
er liebt es zu thronen
wie Salomo
und aufzulösen,
was dunkel ist.
Hoch ist sein Stuhl
und abgründig sein Sinn –
rein und mutig
doch, ich bin sein Kind:
ich fürchte mich nicht.

Amme ängstlich, späht nach der Seite, ob sich ein Ausweg finden liesse. Die Posaune ruft abermals, stärker.

KAISERIN
die Hände erhoben, angstvoll
Mein Herr und Geliebter!
Sie halten Gericht
über ihn
um meinetwillen!
Was ihn bindet,
bindet mich.
Was er leidet, will ich leiden,
ich bin in ihm,
er ist in mir!
Wir sind eins.
Ich will zu ihm.
wendet sich, hinaufzuschreiten

AMME
angstvoll
Fort mit uns!
Ich schaff' dir den Schatten!
So ist es gesetzt
und so beschworen!
Du bleibst die gleiche,
Töchterchen, liebes,
und durch deinen Leib
gleitet das Licht –
allein des Weibes
trauriger Schatten,
dir verfallen,
haftet der Ferse!
Ihresgleichen
scheinst du dann
und bist es nicht:
doch du erfüllst,
was bedungen war!
schmeichelnd
So hab' deinen Liebsten
und herze ihn!
Ich helf' dir ihn finden,
ich will es tragen,
dass ich ihn sehe
in deinen Armen
auf Jahr und Tag
und bleibe die Hündin
in seinem Hause!
resigniert seufzend, nicht heftig
Wehe mir!
sehr stark
Nur fort von hier!
Fort von der Schwelle,
sie zu betreten,
ist mehr als Tod!

KAISERIN
So kennst du die Schwelle?
So weisst du, wohin
dies Tor sich öffnet?
Antworte mir!

AMME
dumpf
Zum Wasser des Lebens.

KAISERIN
Antworte mir!
plötzlich erleuchtet
Zur Schwelle des Todes!
So scholl der Ruf.
Steh mir Rede!
Du weisst das Geheime
und kennst die Bewandtnis.
Antworte mir!

Die Amme schweigt.

KAISERIN
Schweigst du tückisch?
Willst du mit Fleiss
den Sinn mir verdunkeln?
Hell ist in mir!
Hell ist vor mir!
leidenschaftlich
Ich muss zu ihm!
Wasser des Lebens,
ich muss es erspüren,
ihn besprengen –
Wasser des Lebens –
ist es das Blut
aus diesen Adern?
Fliesse es hin,
dass ich ihn wecke!
Sie wendet sich entschieden dem Eingang zu.

AMME
wirft sich vor sie hin, fasst sie am Gewand
Hab' Erbarmen!
Du verfängst dich:
tausend Netze,
Gaukelspiel,
greulicher Trug!
Wasser des Lebens,
greuliches Blendwerk –
müsst' ich darüber
mein Blut hingeben –,
halte ich ab
von deiner Seele
und deinem Herzen!
Ein Wasser springt
wirklich im Berge.
Leuchtend steigt es,
goldene Säule,
aus dem Grund:
Wasser des Lebens!
Wer daran
die Lippen legte –
einer der unsern,
von Geistern stammend –
mehr als Tod,
greulich unsagbar
teuflisches Unheil
schlürft er in sich
rettungslos.

Die Kaiserin ist auf die oberste Stufe getreten.

AMME
in höchster Angst
Hörst du mich nicht?
Fürchterlich
ist Keikobad!
Was weisst du von ihm!
Du bist sein Kind
und hast dich gegeben
in Menschenhand
und dein Herz vergeudet
an einen von den Verwesenden!
Fürchterlich
straft er dich,
wenn du fällst in seine Hand.
Denn er kennt kein Greuel
über diesem,
dass eines spiele
mit den Verhassten
und sich mische
mit den Verfluchten!
Weh über sie,
die dich gebar,
und Menschensehnsucht
dir flösste ins Blut!
Weh über dich!

KAISERIN
verklärt, entschlossen
Aus unsern Taten
steigt ein Gericht!
Aus unserm Herzen
ruft die Posaune,
die uns lädt. –
entschieden, die Hand gegen sie ausstreckend, gebietend
Amme, auf immer
scheid' ich mich von dir.
Was Menschen bedürfen,
du weisst es zu wenig,
worauf ihrer Herzen
Geheimnis zielet,
dir ist es verborgen.
sehr feierlich und gross
Mit welchem Preis
sie alles zahlen,
aus schwerer Schuld
sich wieder erneuern,
dem Phönix gleich,
aus ewigem Tode
zu ewigem Leben
sich immer erhöhen –
kaum ahnen sie's selber –
dir kommt es nicht nah.
Ich gehöre zu ihnen,
mächtig
du taugst nicht zu mir!
Sie tritt ans Tor das sich lautlos öffnet, sie tritt hinein, das Tor schliesst sich.

AMME
will ihr nach, wagt sich nicht in den Bereich, verzweifelnd auf der Treppe
Was Menschen bedürfen?
Betrug ist die Speise,
nach der sie gieren.
Betrüger sie selber!
Fluch über sie!
Das ewige Trachten,
Vorwärts ins Leere,
der angstvermischte
gierige Wahnsinn –
hinübergeträufelt
in meines Kindes
kristallene Seele!
Fluch über sie!

Es dunkelt, rötlicher Nebel tritt herein.

DIE STIMME BARAKS
im Wind
Ah!

DIE STIMME DER FRAU
von der anderen Seite
Ah!

DIE STIMME BARAKS
Dass ich dich fände!

DIE STIMME DER FRAU
klagend
O mein Geliebter!

DIE STIMME BARAKS
Fürchte nichts!
Sieh, o sieh!

DIE STIMME DER FRAU
zugleich
Finde mich,
töte mich!

BEIDE
Weh, weh, o weh!

AMME
Menschen! Menschen!
Wie ich sie hasse!
Wimmelnd wie Aale,
schreiend wie Adler,
schindend die Erde!
Tod über sie!

BARAK
im Nebel herein, von rechts
Ich suche meine Frau, die vor mir flieht.
erkennt die Amme, angstvoll, gepresst, fast stöhnend
Hast du sie nicht gesehn –
O meine Muhme?

AMME
zeigt nach links aufwärts
Dort hinüber!
Dort hinauf!
Sie verflucht dich
in den Tod!
Strafe sie –
räche dich –
schnell!

BARAK
ab nach links aufwärts
Zu ihr! Zu ihr!

FRAU
erscheint von links weiter unten
O du – o du – wo ist mein Mann? O du –
ich will zu ihm!

AMME
zeigt nach rechts
Dort hinüber!
Dich zu töten
mit seinen Händen.
Rette dich,
flieh!

FRAU
eilt nach rechts in den Wind und Nebel, wild entschlossen
Barak! Hier!
Schwinge dein Schwert.
Töte mich
schnell!
verschwindet rechts; es dunkelt

AMME
Wehe, mein Kind,
ausgeliefert,
Gaukelspiel
vor ihren Augen,
Fallen und Stricke
vor ihrem Fuss!
Sie ist hinein!
Sie trinkt! Das goldne,
flüssige Unheil
springt auf die Lippen,
wühlt sich hinab!
Ihr Gesicht
greulich zuckt,
ein menschlicher Schrei
ringt sich aus
der wunden Kehle!
Ihr zu Hilfe!
Müsste ich sterben!
Keikobad!
Sie will ans Tor


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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
の下でライセンスされています。
@ wagnerianchan


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