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第5場
(クルヴェナールは再び戻っていく。ブランゲーネは、自らをほとんど支えられないように、舞台後方へと向かう。イゾルデは、決断に向けてありったけの感情を集中させるように、大きな身振りとともに寝椅子の方へ進み行き、寝椅子の端のほうに肘をつきながら、眼差しをしっかりと入口の方へ注いでいる。・・・トリスタンが入ってきて、うやうやしく入口に立ち止まる。・・・イゾルデはおそろしいばかりの興奮とともに、彼の姿にくぎ付けになっている。・・・長い沈黙。)



TRISTAN
姫様、お望みのことを
お言い付けください。

ISOLDE
わたくしの望みを
あなたは知らないとでも?
だって、あなたは
それを叶えることをおそれて、
わたくしの眼差しが届かぬようにしていたくせに。

TRISTAN
畏敬の念のあまり
遠ざかっていたのです。

ISOLDE
敬意なぞほとんど
示さなかったではありませんか、
むしろ大っぴらに嘲って
私の命令に服従することを
拒んでいたくせに。

TRISTAN
従順のあまり、
足が遠のいていたのです。

ISOLDE
あなたのお世話をほとんど
受けられなかったということは、
あなたのご主君は
主君の妻に不作法を働くよう
あなたに命じたということでしょうか?

TRISTAN
私の生きてきた世間の
作法の教えるところでは、
花嫁を連れて来る旅の途上では
仲人は
花嫁に近づかぬことになっております。

ISOLDE
いったい何をおそれて?

TRISTAN
その作法自体に聞いてご覧なさい!

ISOLDE
あなたがそんなにも作法をご存知なら・・・
トリスタン様、
もう一つの作法をも
お忘れなきように。
あなたが敵に償うためには、
その敵は、あなたを友と見なさねばならぬはず。

TRISTAN
いったいどの敵です?

ISOLDE
あなたのおそれに聞いてご覧なさい!
流血の罪が
わたくしたちの間に横たわっております。

TRISTAN
それは償われたはず。

ISOLDE
いいえ、わたくしたちの間では!

TRISTAN
広い野原で
すべての領民の前で
復讐の終焉が宣言されたはずです。

ISOLDE
あの時には、まだでした。
わたくしがタントリスをかくまい、
トリスタンが私の掌中にあったあの時には。
トリスタンが立派になって、
気高く健やかに戻って来た時、
トリスタンが誓ったことを
わたくしは誓わなかった・・・。
すでに沈黙を学んでいたのです。
静かな小部屋で
病に臥せていたトリスタンの前に、
剣を携えたわたくしが、
物も言わずに立ったときも、
私は口をつぐんだまま、
手をも動かそうとはしなかった・・・
ですが、かつて
その手と口とで唱えた誓いを
わたくしは沈黙の中に持ち続けていたのよ。
今こそ、その誓約を果たすつもりです。

TRISTAN
何を誓われたのです、姫様?

ISOLDE
モロルトの復讐です!

TRISTAN
そのようなことで?

ISOLDE
愚弄しようというの?
あの方はわたくしと婚約しておりました。
あの気高きアイルランドの勇者は。
あの方の武具を清めた
わたくしのためにあの方は戦へ赴いたのです。
あの方が打ち倒された時、
わたくしの名誉は地に堕ちました。
重い心をいだいて
わたくしは誓いを立てました。
男が誰も人殺しの償いをしないのなら、
女であるわたくしがあえて試みようと。
わたくしの力は
か弱きものであったとはいえ、
なぜわたくしがあなたを討たなかったのか?
その訳はあなたには容易にわかろうというもの。
わたくしが傷の手当てをしたのは、
あなたが無事に治った後に、
次にイゾルデを手に入れる男が
復讐の一撃を加えるためよ。
あなたの運命は、
あなたご自身が決めればいいのよ!
男どもはあなたとうまくやっているのですから、
誰がトリスタンを討てるはずがあるでしょう?

TRISTAN
(蒼ざめて陰鬱に)
君にとって、モロルトがそんなに大事だったなら、
再び剣を取り、
しっかりと過たず振りおろしてくれ!
もう取り落としたりはせずに!

(剣をイゾルデに差し出す)

ISOLDE
ご主君に対して
何と配慮に欠けた振舞いでしょう、
マルケ王は何とおっしゃることでしょう、
もし、わたくしが王の
最良のしもべを討ち果たしたとしたら?
そのしもべは、王冠と領地を主君にもたらした
まことに忠実な男ではございませんか。
王のあなたへの感謝が
そんなにも小さいものだとお思いですか?
あなたはアイルランドの娘を
妻として連れてくるのですから、
王はお叱りになりませんこと?
もし仮に、報復の連鎖を止める人質である私を
王のもとに連れて来るあなたを
わたくしが討ってしまったとしたら・・・。
剣をお収めください!
かつてわたくしが剣を振った時、
私の胸の中では
復讐の想いが荒れ狂っていたというのに、
あなたは、値踏みするような目で
わたくしの姿を眺めて、
ただ、マルケ様の妃としてふさわしいか
品定めしていただけだったのです。
剣を・・・それなのに、わたくしは取り落とした。
さあ、今こそ、償いの酒をともに飲みましょう!

(ブランゲーネに合図をする。ブランゲーネは恐れおののき、よろめきながら、身のこなしもためらいがちである。イゾルデは逆上するような身振りで彼女をせき立てる。ブランゲーネは飲み物の準備に取り掛かったように見える)

【船員たちの声】
(舞台の外から)
ホー!ヘー!ハー!ヘー!
マストの上の
帆をたためー!
ホー!ヘー!ハー!ヘー!

TRISTAN
(陰鬱な思案の中から飛び起きるように)
我々は今どこに?

ISOLDE
じきに目的地ですわ!
トリスタン、わたくしは償ってもらえるの?
何かおっしゃりたいことがある?

TRISTAN
(陰気に)
沈黙の姫君が
私にも沈黙を命じている。
姫が沈黙していることを私は知っているが、
姫が知らないことを、私は言わないでおく。

ISOLDE
あなたの沈黙の意味をわたくしは知っています。
あなたはわたくしを避けているのね。
償いをも回避しようとするのですか?

【船員たち】
(舞台の外から)
ホー!ヘー!ハー!ヘー!

(イゾルデのいらいらした合図に応えて、ブランゲーネはなみなみと注がれた盃を手渡す)

ISOLDE
(杯を手に、イゾルデの目をじっと見つめているトリスタンのもとへ進み出る)
あの呼び声が聞こえるかしら?
目的地に着いたのよ。
あともう少しすれば
(かすかな嘲りを込めて)
わたくしたちは立つのです・・・マルケ王の御前に。
わたくしのお伴をなさるのが
お気に召さないようでしたら、
王にこのように言上されても良くってよ。
『主君たる叔父御よ、
あの女をご覧あれ。
こんなにもおとなしい女は
決して手に入りませぬぞ。
あの女の許嫁を
かつて私は打ち倒して、
その首をあの女に送り返してやりました。
なのに、その許嫁の武器が
私につけた傷を、
あの女はやさしく治療してくれました。
私の命は
あの女にかかっておったのです。
ところが、あのやさしい小娘は
私に命を与えてくれた上に、
自国の不名誉と
恥辱という
持参金まで携えて、
あなた様の嫁になってくれるというのです。
かくも良き贈り物への
感謝の念を、
甘美な償いの酒は、
私にもたらしてくれました。
あの女は私を赦したからこそ、この酒を
勧めたのです。すべての罪を償うために。』

【船員たち】
(舞台の外で)
ロープにかかれー!
錨を放てー!

TRISTAN
(荒々しく飛び上がって)
錨を放つのだ!
舵を嵐に向けよ!
帆とマストを風に向けよ!
(イゾルデから盃を奪い取って)
私はよく知っている・・・
アイルランドの女王と
その秘術のもたらす
魔法の力を。
女王が差し出したその癒し薬を
私は前にも使ったのだから・・・。
今また私は、その杯をとる。
今日こそ全快するために。
よく聞いてほしい・・・
償いの誓いを。
ぼくは感謝をこめて君に誓う。
トリスタンの栄誉とは・・・
この上なき誠実!
トリスタンの悲惨とは・・・
向う見ずな反抗!
こころを欺きながらも!
ずっと夢見ていたことがある!
この永遠の悲しみを
ただ一つ慰めるもの・・・
それは、得難い忘却の酒・・・
おまえを飲もう、ためらわず!

(口をつけて飲む)

ISOLDE
またも欺くつもり?
半分は私のよ!
(トリスタンから杯を奪い取る)
裏切り者!あなたのために飲むのよ!

(彼女は飲む。そして盃を投げ捨てる。二人は恐怖に捉えられ、固まったような姿勢のまま、最高に興奮して互いの目をまっすぐに見つめ合う。
二人の表情に見られた死への反抗は、すぐに愛の灼熱に取って代わられる。二人はふるえに襲われる。痙攣的に心臓のある場所を押さえ、再び額に手をやる。やがて再び二人の眼差しは互いを求め合い、惑乱して眼差しを落とすが、またも募りゆくあこがれとともに眼差しを上げ、相手の眼差しを求めようとする。)



ISOLDE
(ふるえる声で)
トリスタン!

TRISTAN
(感情をあふれさせて)
イゾルデ!

ISOLDE
(トリスタンの胸に身を沈めながら)
不誠実なやさしい方!

TRISTAN
(燃えるような情熱でイゾルデを抱きしめて)
幸せすぎる女性!

(二人は物言わず抱き合ったままでいる。遠くからトランペットの音が聞こえてくる)

【男たちの呼び声】
(舞台の外の船上から)
万歳!マルケ王、万歳!

BRANGÄNE
(顔を背け、惑乱と恐怖に満ちて船べりに寄りかかっていたが、愛の抱擁に落ちた二人の姿を今や目の当たりにし、絶望のあまり手をねじりながら舞台の前景に突き進んでくる)


悲しいわ!悲しい!
避けられない
永遠の苦しみだわ、
あっという間の死の代わりに!
馬鹿げた忠誠の
まやかしにみちた行為が
泣きながら虚空に花開いたのだわ!

(トリスタンとイゾルデは抱擁をやめて飛び上がる)

TRISTAN
(惑乱して)
トリスタンの栄誉を
なぜ夢見たんだろう?

ISOLDE
イゾルデの恥辱を
なぜ夢見たのでしょう?

TRISTAN
あなたはぼくから失われた?

ISOLDE
あなたは私を突き放してしまった?

TRISTAN
欺く魔法の
陰険なたくらみ!

ISOLDE
馬鹿げた怒りの
空しい脅し!

TRISTAN
イゾルデ!

ISOLDE
トリスタン!

TRISTAN
可愛らしい乙女!

ISOLDE
最も信頼できるお方!

【二人】
ふたつの心が何て波打ち
盛り上がっているんだろう!
五感のすべてが
何と喜ばしくふるえているんだろう!
あこがれに満ちた恋が
ふくらみつつ花咲き、
焦がれんばかりの愛が
幸せに燃えている!
いきなり胸の中から
歓呼の声をあげるような歓び!

TRISTAN
イゾルデ!
イゾルデがぼくのものに!

ISOLDE
トリスタン!
世界から逃れてきた
あなたが私のものに!

【二人】
私の心にあるのはあなたひとりだけ、
この上なき愛の歓び!

(カーテンが広く両方に開け放たれる。船は騎士たちと船員たちとで一杯になっている。彼らは歓声を上げながら岸に合図を送るが、高い岩山のような城をいただいたその岸辺は、今やすぐそこに迫ってきている・・・。
トリスタンとイゾルデは、互いを見つめ合いながら我を忘れ、周囲で起こっていることに気がつかないままでいる。)


BRANGÄNE
(彼女の合図で船室から階段を上がってきた女たちに)

早く、マントを、
王室のアクセサリーを!
(トリスタンとイゾルデの間に割って入って)
哀れなお方々!さあ!
ねえ、どこにいるとお思いなのです!
(言うことが聞こえないイゾルデに王室のマントを着せて)


【すべての男たち】
万歳!万歳!万歳!
マルケ王、万歳!
王様に称えあれ!

KURWENAL
(生き生きとした様子で近寄って来て)
トリスタン万歳、
幸多き勇者よ!
あまたの廷臣たちと
あの小舟に乗って
マルケ様が近づいて来られますぞ。
ああ、こたびの航海を何と喜んでおいででしょう、
花嫁を娶られるのですから!

TRISTAN
(惑乱しながら目を上げて)
誰が近づくだと?

KURWENAL
王ですぞ!

TRISTAN
どこの王だと?

(クルヴェナールは船べり越しに指さす)

【すべての男たち】
(帽子を振りながら)
万歳!マルケ王、万歳!

(トリスタンは意識が無いかのように陸を見る)

ISOLDE
(惑乱しながら)
何なの、ブランゲーネ?
何の叫び声?

BRANGÄNE
イゾルデ!姫様!
今日ばかりはご自制を!

ISOLDE
私はどこに?生きてるの?
ああ!何の飲み物だったの?

BRANGÄNE
(絶望に満ちて)
愛のお飲み物でした。

ISOLDE
(驚愕してトリスタンを見つめて)
トリスタン!

TRISTAN
イゾルデ!

ISOLDE
生きねばならないの?
(気を失ってトリスタンの胸に身を投げる)

BRANGÄNE
(女たちに)
姫様の介抱を!

TRISTAN
おお、悪意に満ちた喜び!
おお、虚偽の手に委ねられた幸福!

【すべての男たち】
(全員の歓呼の声の爆発)
王様に称えあれ!
コーンウォール万歳!

(陸上からはトランペットの音。ある人々は船べりの上に登り、またある人々はタラップを掛け終わったところである。待ちこがれていた二人が間もなく到着することへの期待が、全ての人々の間で高まっていることが伝わってくる。素早く幕が下りる。)
FÜNFTE SZENE
Kurwenal geht wieder zurück. Brangäne, kaum ihrer mächtig, wendet sich in den Hintergrund. Isolde, ihr ganzes Gefühl zur Entscheidung zusammenfassend, schreitet langsam, mit grosser Haltung, dem Ruhebett zu, auf dessen Kopfende sich stützend sie den Blick fest dem Eingange zuwendet. --- Tristan tritt ein und bleibt ehrerbietig am Eingange stehen. --- Isolde ist mit furchtbarer Aufregung in seinen Anblick versunken.--- Langes Schweigen

TRISTAN
Begehrt, Herrin,
was Ihr wünscht.

ISOLDE
Wüsstest du nicht,
was ich begehre,
da doch die Furcht,
mir's zu erfüllen,
fern meinem Blick dich hielt?

TRISTAN
Ehrfurcht
hielt mich in Acht.

ISOLDE
Der Ehre wenig
botest du mir;
mit off'nem Hohn
verwehrtest du
Gehorsam meinem Gebot.

TRISTAN
Gehorsam einzig
hielt mich in Bann.

ISOLDE
So dankt' ich Geringes
deinem Herrn,
riet dir sein Dienst
Unsitte
gegen sein eigen Gemahl?

TRISTAN
Sitte lehrt,
wo ich gelebt:
zur Brautfahrt
der Brautwerber
meide fern die Braut.

ISOLDE
Aus welcher Sorg'?

TRISTAN
Fragt die Sitte!

ISOLDE
Da du so sittsam,
mein Herr Tristan,
auch einer Sitte
sei nun gemahnt:
den Feind dir zu sühnen,
soll er als Freund dich rühmen.

TRISTAN
Und welchen Feind?

ISOLDE
Frag deine Furcht!
Blutschuld
schwebt zwischen uns.

TRISTAN
Die ward gesühnt.

ISOLDE
Nicht zwischen uns!

TRISTAN
Im offnen Feld
vor allem Volk
ward Urfehde geschworen.

ISOLDE
Nicht da war's,
wo ich Tantris barg,
wo Tristan mir verfiel.
Da stand er herrlich,
hehr und heil;
doch was er schwur,
das schwurt ich nicht:
zu schweigen hatt' ich gelernt.
Da in stiller Kammer
krank er lag,
mit dem Schwerte stumm
ich vor ihm stund:
schwieg da mein Mund,
bannt' ich meine Hand ---
doch was einst mit Hand
und Mund ich gelobt,
das schwur ich schweigend zu halten.
Nun will ich des Eides walten.

TRISTAN
Was schwurt Ihr, Frau?

ISOLDE
Rache für Morold!

TRISTAN
Müht Euch die?

ISOLDE
Wagst du zu höhnen?
Angelobt war er mir,
der hehre Irenheld;
seine Waffen hatt' ich geweiht;
für mich zog er zum Streit.
Da er gefallen,
fiel meine Ehr':
in des Herzens Schwere
schwur ich den Eid,
würd' ein Mann den Mord nicht sühnen,
wollt' ich Magd mich des erkühnen.
Siech und matt
in meiner Macht,
warum ich dich da nicht schlug?
Das sag dir selbst mit leichtem Fug.
Ich pflag des Wunden,
dass den Heilgesunden
rächend schlüge der Mann,
der Isolde ihm abgewann.
Dein Los nun selber
magst du dir sagen!
Da die Männer sich all ihm vertragen,
wer muss nun Tristan schlagen?

TRISTAN
bleich und düster
War Morold dir so wert,
nun wieder nimm das Schwert
und führ es sicher und fest,
dass du nicht dir's entfallen lässt!

Er reicht ihr sein Schwert dar

ISOLDE
Wie sorgt' ich schlecht
um deinen Herren;
was würde König Marke sagen,
erschlüg' ich ihm
den besten Knecht,
der Kron' und Land ihm gewann,
den allertreusten Mann?
Dünkt dich so wenig,
was er dir dankt,
bringst du die Irin
ihm als Braut,
dass er nicht schölte,
schlüg' ich den Werber,
der Urfehde-Pfand
so treu ihm liefert zur Hand?
Wahre dein Schwert!
Da einst ich's schwang,
als mir die Rache
im Busen rang,
als dein messender Blick
mein Bild sich stahl,
ob ich Herrn Marke
taug' als Gemahl:
Das Schwert --- da liess ich's sinken.
Nun lass uns Sühne trinken!

Sie winkt Brangäne. Diese schaudert zusammen, schwankt und zögert in ihrer Bewegung. Isolde treibt sie mit gesteigerter Gebärde an. Brangäne lässt sich zur Bereitung des Trankes an

STIMMEN DES SCHIFFSVOLKES
von aussen
Ho! He! Ha! He!
Am Obermast
die Segel ein!
Ho! He! Ha! He!

TRISTAN
aus düsterem Brüten auffahrend
Wo sind wir?

ISOLDE
Hart am Ziel!
Tristan, gewinn' ich die Sühne?
Was hast du mir zu sagen?

TRISTAN
finster
Des Schweigens Herrin
heisst mich schweigen:
fass' ich, was sie verschwieg,
verschweig' ich, was sie nicht fasst.

ISOLDE
Dein Schweigen fass ich,
weichst du mir aus.
Weigerst du die Sühne mir?

SCHIFFSVOLK
von aussen
Ho! He! Ha! He!

Auf Isoldes ungeduldigen Wink reicht Brangäne ihr die gefüllte Trinkschale

ISOLDE
mit dem Becher zu Tristan tretend, der ihr starr in die Augen blickt
Du hörst den Ruf?
Wir sind am Ziel.
In kurzer Frist
mit leisem Hohne
stehn wir - vor König Marke.
Geleitest du mich,
dünkt's dich nicht lieb,
darfst du so ihm sagen:
»Mein Herr und Ohm,
sieh die dir an:
ein sanftres Weib
gewännst du nie.
Ihren Angelobten
erschlug ich ihr einst,
sein Haupt sandt' ich ihr heim;
die Wunde, die
seine Wehr mir schuf,
die hat sie hold geheilt.
Mein Leben lag
in ihrer Macht:
das schenkte mir
die holde Magd
und ihres Landes
Schand' und Schmach
die gab sie mit darein,
dein Ehgemahl zu sein.
So guter Gaben
holden Dank
schuf mir ein süsser
Sühnetrank;
den bot mir ihre Huld,
zu sühnen alle Schuld.«

SCHIFFSVOLK
aussen
Auf das Tau!
Anker los!

TRISTAN
wild auffahrend
Los den Anker!
Das Steuer dem Strom!
Den Winden Segel und Mast!
Er entreisst ihr die Trinkschale
Wohl kenn' ich Irlands
Königin
und ihrer Künste
Wunderkraft.
Den Balsam nützt' ich,
den sie bot:
den Becher nehm ich nun,
dass ganz ich heut genese.
Und achte auch
des Sühneeids,
den ich zum Dank dir sage!
Tristans Ehre ---
höchste Treu'!
Tristans Elend ---
kühnster Trotz!
Trug des Herzens!
Traum der Ahnung!
Ew'ger Trauer
einz'ger Trost:
Vergessens güt'ger Trank,
dich trink' ich sonder Wank!

Er setzt an und trinkt

ISOLDE
Betrug auch hier?
Mein die Hälfte!
Sie entwindet ihm den Becher
Verräter! Ich trink' sie dir!

Sie trinkt. Dann wirft sie die Schale fort. Beide, von Schauder erfasst, blicken sich mit höchster Aufregung, doch mit starrer Haltung, unverwandt in die Augen, in deren Ausdruck der Todestrotz bald der Liebesglut weicht.
Zittern ergreift sie. Sie fassen sich krampfhaft an das Herz und führen die Hand wieder an die Stirn. Dann suchen sie sich wieder mit dem Blick, senken ihn verwirrt und heften ihn wieder mit steigender Sehnsucht aufeinander

ISOLDE
mit bebender Stimme
Tristan!

TRISTAN
überströmend
Isolde!

ISOLDE
an seine Brust sinkend
Treuloser Holder!

TRISTAN
mit Glut sie umfassend
Seligste Frau!

Sie verbleiben in stummer Umarmung. Aus der Ferne vernimmt man Trompeten

RUF DER MÄNNER
von aussen auf dem Schiffe
Heil! König Marke Heil!

BRANGÄNE
die, mit abgewandtem Gesicht, voll Verwirrung und Schauder sich über den Bord gelehnt hatte, wendet sich jetzt dem Anblick des in Liebesumarmung versunkenen Paares zu und stürzt händeringend voll Verzweiflung in den Vordergrund
Wehe! Weh!
Unabwendbar
ew'ge Not
für kurzen Tod!
Tör'ger Treue
trugvolles Werk
blüht nun jammernd empor!

Tristan und Isolde fahren aus der Umarmung auf

TRISTAN
verwirrt
Was träumte mir
von Tristans Ehre?

ISOLDE
Was träumte mir
von Isoldes Schmach?

TRISTAN
Du mir verloren?

ISOLDE
Du mich verstossen?

TRISTAN
Trügenden Zaubers
tückische List!

ISOLDE
Törigen Zürnens
eitles Dräun!

TRISTAN
Isolde!

ISOLDE
Tristan!

TRISTAN
Süsseste Maid!

ISOLDE
Trautester Mann!

BEIDE
Wie sich die Herzen
wogend erheben!
Wie alle Sinne
wonnig erbeben!
Sehnender Minne
schwellendes Blühen,
schmachtender Liebe
seliges Glühen!
Jach in der Brust
jauchzende Lust!

TRISTAN
Isolde!
Isolde mir gewonnen!

ISOLDE
Tristan!
Welten-entronnen,
du mir gewonnen!

BEIDE
Du mir einzig bewusst,
höchste Liebeslust!

Die Vorhänge werden weit auseinandergerissen; das ganze Schiff ist mit Rittern und Schiffsvolk bedeckt, die jubelnd über Bord winken, dem Ufer zu, das man, mit einer hohen Felsenburg gekrönt, nahe erblickt. ---
Tristan und Isolde bleiben, in ihrem gegenseitingen Anblick verloren, ohne Wahrnehmung des um sie Vorgehenden

BRANGÄNE
zu den Frauen, die auf ihren Wink aus dem Schiffsraum heraufsteigen
Schnell, den Mantel,
den Königsschmuck!
Zwischen Tristan und Isolde stürzend
Unsel'ge! Auf!
Hört, wo wir sind!
Sie legt Isolde, die es nicht gewahrt, den Königsmantel an

ALLE MÄNNER
Heil! Heil! Heil!
König Marke Heil!
Heil dem König!

KURWENAL
lebhaft herantretend
Heil Tristan,
glücklicher Held!
Mit reichem Hofgesinde
dort auf Nachen
naht Herr Marke.
Hei, wie die Fahrt ihn freut,
dass er die Braut sich freit!

TRISTAN
in Verwirrung aufblickend
Wer naht?

KURWENAL
Der König!

TRISTAN
Welcher König?

Kurwenal deutet über Bord

ALLE MÄNNER
die Hüte schwenkend
Heil! König Marke Heil!

Tristan starrt wie sinnlos nach dem Lande

ISOLDE
in Verwirrung
Was ist, Brangäne?
Welcher Ruf?

BRANGÄNE
Isolde! Herrin!
Fassung nur heut!

ISOLDE
Wo bin ich? Leb' ich?
Ha! Welcher Trank?

BRANGÄNE
verzweiflungsvoll
Der Liebestrank.

ISOLDE
starrt entsetzt auf Tristan
Tristan!

TRISTAN
Isolde!

ISOLDE
Muss ich leben?
Sie stürzt ohnmächtig an seine Brust

BRANGÄNE
zu den Frauen
Helft der Herrin!

TRISTAN
O Wonne voller Tücke!
O truggeweihtes Glücke!

ALLE MÄNNER
Ausbruch allgemeinen Jauchzens
Heil dem König!
Kornwall Heil!

Trompeten vom Lande her. Leute sind über Bord gestiegen, andere haben eine Brücke ausgelegt, und die Haltung aller deutet auf die soeben bevorstehende Ankunft der Erwarteten. Der Vorhang fällt schnell


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@ wagnerianchan



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