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第2幕

第1場
(高い木立に満ちたイゾルデの居室の前庭。舞台脇に位置する上り階段がそこへとつながっている。明るくて風情のある夏の夜。開け放たれたドアのたもとには、燃えさかる松明が立てられている。狩の響き。ブランゲーネは、居室の脇の階段の上に立ちながら、ますます離れたところから聞こえてくる狩の一行の様子を目で追っている。不安に駆られて居室を振り返って見ると、イゾルデが近づいて来るのが見える。イゾルデは居室から出て、燃えるようにきびきびと彼女のもとへと進んでくる。)


ISOLDE
あなたにはまだ聞こえるの?あんな音、
私にはとっくに遠くに行ってしまったのに。

BRANGÄNE
(耳を澄ましながら)
まだまだ近くにいます、
はっきりと響いて来ます。

ISOLDE
(耳を澄ましながら)
心配と恐怖のあまり
耳がおかしくなっているのよ。
あなたを惑わせているのは
木の葉が、さやさやといっている音だわ。
風が微笑みながら木の葉を揺すっているのだもの。

BRANGÄNE
あなたこそ、ご自身の願いの激しさに
惑わされているのです。
あなたに聞こえる音は、ご自身の妄想です。
(耳を澄ます)
私にはホルンの音が聞こえます・・・

ISOLDE
(再び耳を澄ましながら)
ホルンの音なら
こんなにたおやかに響くものですか。
泉から、やさしく、
さらさらと流れ出る波の音が
こんなにも喜ばしくざわめいて来るのです。
ホルンの音がまだ轟いてるなら、
どうして私にそれが聞こえるでしょう?
夜の沈黙の中で
私に笑いかけるのはただあの泉だけ。
静まりかえった夜の中で
あの方は私を待っている・・・
ホルンがまだ近くで鳴っているなどと言って、
あなたは、その方を私に近づけずにおくつもり?

BRANGÄNE
あなたを待っている方・・・
おお、私の警告を聞いて下さいまし・・・!
この夜その方を密告者が狙っているのです。
あなたの目が見えなくなったからといって、
世間の目まで見えなくなったと
よもやお思いなのですか?
あの時、船べりで
トリスタン様の震える手から、
自分をほとんど見失い
血の気の失せた花嫁を
マルケ王がお出迎えしたとき、
あらゆる者が当惑して
よろめいている方を見るばかりだったとき、
お心映えの優しい王様は
穏やかなお気遣いを見せて、
あなたが耐え忍んだ長い航海の苦労を
大声で悲しまれました。
ところが、私は気がつきました、
ただ一人の男だけが、
トリスタン様だけに目をやっているのを。
邪悪な悪だくみと
探るような目つきで
その男はトリスタン様の表情の中から
自分に役立つことを読み取ろうとしていたのです。
この男が陰険に耳をそばだてているところに
出くわすこともしばしばでした。
ひそかにあなたがたを陥れようとする男、
メロートを警戒してください!

ISOLDE
メロート様のことを言っているの?
おやおや、勘違いもいいところね!
あの方はトリスタン様の
もっとも誠実なお友達じゃなくって?
私の大切な人が私を避けねばならない時は
決まってメロート様と二人でいるじゃないですか。

BRANGÄNE
私にあの男を怪しいと思わせているところが
あなたには好ましく見えるのです!
トリスタン様からマルケ王のもとへ
メロートの道は通じていて、
そこにあの男は災いの種を播くのです。
今日、人々が会議の場で
今宵の狩を
こんなにあわてて素早く決めたのも、
あなたが呑気に思っている以上に
もっと高貴な獲物を
猟師の悪だくみは狙っているからなのです。

ISOLDE
お友達に良かれと思い、
このたくらみを
あくまで同情から
友であるメロート様は仕組まれたのです。
誠実な方をののしるつもりなの?
お前なんかより余程
あの方のほうが私を気遣ってくれるわ、
お前が私に閉ざしたものを
あの方は開いて見せてくれるのだから。
おお、ぐずぐずしているままの苦痛は勘弁して!
灯りよ、ブランゲーネ!
おお、灯りをよこしなさい!
この光の
最後のかがやきを消すのです!
ほんとうの夜になるように
合図するのです。
もうすでに夜は、森の中、家の中を
寝静まらさせて、
私の心をも、とっくに
歓喜に満ちたおののきで満たしています。
おお、光を消しなさい、
人を追い払うかがやきを消しなさい!
愛する人を迎え入れるために!

BRANGÄNE
ああ・・・警告の灯りはそのままにして下さい!
あなたに危険を知らせるためなのに!
おお、かなしい!かなしい!
ああ、なんと哀れな私でしょう!
あの忌まわしい飲み物!
不忠にも、
たった一度きり
姫様の意向に背いたばかりに!
もし耳をふさぎ目を閉じて意向に従えば、
あなたがなさろうとした行為の結末は
すなわち死でした。
でも、あなたの恥辱、
恥ずべき苦しみ・・・
それが私のした行為の結末でした。
罪深い私が、それを知らねばならぬとは!

ISOLDE
あなたのした行為ですって?
おお、なんと馬鹿なひと!
恋の女神を知らないとでも?
そして、その魔力を知らないとでも?
最も大胆な心を持つ
女王よ?
世界の全てを生成する
支配者よ?
生と死は
彼女のしもべ・・・
女神は歓喜と苦悩から、生と死を織り上げ、
嫉妬すらも愛に変えるのです。
死の薬を
不遜にも私は手に取りましたが、
恋の女神は、それを
私の手の及ばぬところへ取り上げてしまわれた。
いちど死を覚悟した女を
ひとまず生かしておいて
死の薬を
彼女の手にお収めになったのです。
もう、どうなってもいいの。
どんな結末を迎えてもいい。
どんな運命になったっていい。
どんな所に連れて行かれてもいい。
私は恋の女神のものになったの。
だから女神への忠節を尽くさせて!

BRANGÄNE
もはや恋の
悪意に満ちた薬が
あなたの理性の光を奪い去ってしまい、
私がいくら警告しても、
あなた様は分かってくれないとしても、
今日だけは聞いてください・・・
ああ・・・私の願いを聞いてください!
あなたを危険から守ってくれる明るい光を・・・
今日だけは、今日だけは、
あの明るい松明を消さないでください!

ISOLDE
私の胸の中で
炎を煽りたてている女神、
私の心を
燃え立たせている女神、
魂の昼となって
私に笑いかけている女神・・・そうよ、
恋の女神はこのように望んでいるのです・・・
「夜よ、来るのだ!
そこで明るくかがやけ!
(松明に駆け寄って)
お前の松明の光なんか消え失せろ。」
(ドアから松明を取る)
お前は見張り台へ行って、
そこで忠実に見張りなさい!
この松明・・・
これが、たとえ私の命の光だとしても・・・
私は、笑いながら、
ためらわず消し去るわ!

(松明を地面に投げ捨てたので、松明の火は次第に消えていく。ブランゲーネは動転しながらもこちらに背を向けて、外に通じる石段づたいに鋸壁の上まで登りつめるので、彼女の姿はゆっくりと見えなくなっていく。イゾルデは、木立に囲まれた小道のほうに、初めは内気そうに耳を澄まし、目をこらしている。しかし、次第に高まっていく期待に動かされて、木立の小道のほうへと近寄っていき、ますます確信を深めたように目をこらす。ハンカチーフで行っていた彼女の合図は、初めは時々でしかなかったが、徐々に回数を増し、ついには情熱的な焦燥の中で、どんどん速くなっていく。突然の恍惚とした身振りは、彼女があの友を彼方に認めたことを物語る。彼女はますます高く伸びあがり、この空間をもっと良く見渡そうと石段へと急いで戻りながら、石段の最上段から近づいて来る者に合図をする。そしてその者に向かって弾けるように飛んでいく。)





第2場

TRISTAN
(飛び込んでくる)
イゾルデ!いとしい人!

ISOLDE
トリスタン!いとしい方!
(二人は嵐のように抱きしめ合い、そのまま舞台前景へと出てくる)

あなたはあたしのもの?

TRISTAN
また君を手に入れたの?

ISOLDE
あたし、あなたをつかまえていいの?

TRISTAN
信じていいんだろうか?

ISOLDE
やっとだわ!やっと!

TRISTAN
僕の胸へ!

ISOLDE
あたしが感じているのは、ほんとうにあなた?

TRISTAN
君を見ているのは僕自身?

ISOLDE
これがあなたの眼?

TRISTAN
これが君の口?

ISOLDE
ここにあなたの手?

TRISTAN
ここに君の心臓?

ISOLDE
あたしなの?あなたなの?
あたし、あなたをしっかりつかまえている?

TRISTAN
僕なのか?君なのか?
まやかしじゃないの?

【二人】
夢じゃないかしら?
おお、魂の歓喜、
おお、最高に甘く気高く、
最高に向う見ずで美しい、
最高に幸せな歓び!

TRISTAN
たぐいのない!

ISOLDE
豊饒の!

TRISTAN
至福の!

ISOLDE
永遠の!

TRISTAN
永遠の!

ISOLDE
予感されたことも、
認識されたこともない!

TRISTAN
感情にあふれ
高く崇高な!

ISOLDE
喜びの歓声!

TRISTAN
歓びの恍惚!

【二人】
天にも届くほどの
世界の陶酔!

ISOLDE
あたしのもの!トリスタンはあたしのもの!

TRISTAN
僕のもの!イゾルデは僕のもの!

【二人】
私のものであり、あなたのもの!
永遠に、永遠にひとつのもの!

ISOLDE
なんて長い間、遠かったの!
なんて遠かったの!この長い間!

TRISTAN
なんと遠いのだ、こんなに近いのに!
こんなに近いのに、なんと遠いのだ!

ISOLDE
おお、お友達のかたき!
意地悪な「遠さ」!
鈍重な時間の
ぐずぐずした「長さ」!

TRISTAN
おお、「遠さ」と「近さ」、
無情にも二つに引き裂かれたもの!
愛らしい「近さ」!
味気ない「遠さ」!

ISOLDE
あなたは暗闇の中に、
あたしは光の中にいた!

TRISTAN
その光だ!その光だ!
おお、この光は、
なんと長い間消えなかったろう!
太陽が沈み、
昼が遠ざかっても、
昼はその嫉妬を
押し殺そうともしなかった。
人を追い払うためのしるしを
あらたに灯し、
そのしるしを愛する人の扉のもとに置き、
私がその人のもとへ行けないようにしたのだ。

ISOLDE
でも、愛する者の手は
その光を消したわ、
侍女は抵抗しましたが、
あたしは恐れなかった。
恋の女神のお力とご加護を得て
昼に反抗したのです!

TRISTAN
その昼だ!その昼!
あの陰険な昼を、
あの最も手強い敵を、
憎み、非難しよう!
あなたが、あの光にそうしたように、
ああ、僕もあの松明を、
愛の苦しみに報いるために、
厚かましい昼の目の前で消せればいいのに!
あいつがあの明るさでもって
呼び起こさない
苦難が一つでもあるだろうか、
苦痛が一つでもあるだろうか?
夜の黄昏どきの
壮麗さの中にあってさえ、
可愛いあの人が、自分の家でも昼を心に抱き、
脅すように私に差し出した!

ISOLDE
愛する女が昼を
自分の家の中で抱いていたとすれば、
自分の心の中で
明らかに、混乱しながら
反抗的に昼を抱いていたのは、
かつては、あたしの愛する人でした。
トリスタン・・・あたしを欺いた人!
その方の中から嘘をついたのは、
昼ではなかったの?
その方がアイルランドに
求婚の旅に出て、
マルケ様にあたしを娶せようとし、
死に忠誠を捧げた時。

TRISTAN
その昼です!その昼、
それがあなたの周りできらめき、
その人が太陽にも
比されるところにまで導き、
最上の栄誉の
輝きと光の中で
イゾルデを私から奪い去ろうとしたのです。
その情景は私の眼を
ひどく魅了しましたが、
私の心は深く
地面へと押しつけられました。
こんな明るい昼の明りの中で
どうしてイゾルデが私のものになったでしょう?

ISOLDE
あなたのものではなかったでしょうか、
あなたを選んだこの女は?
なぜ意地悪な昼は
あなたをそそのかして、
あなたに定められたこの女を
あなたが裏切るようにさせたのでしょう?

TRISTAN
あなたの周りで
気高い壮麗さできらめいていたもの、
栄誉のかがやき、
名声の力、
そうしたものに執心するほど、
私は妄想のとりこになっていた。
かすかな光の
一点の曇りもない明りとともに
私を頭の天辺から
明るく照らしていたもの、
世界の名誉にみちた
昼の太陽が、
その光線の
空しい喜びとともに、
私の頭の天辺を
貫いて
心の奥底の
深い小部屋にまで達したのです。
そのとき、清らかな夜の中で
暗闇に閉ざされながら目ざめていたもの、
知りもせず予感もせずに、
私がその黄昏の中に感じ取っていたもの、
私の両眼があえて見ることが
できなかった一つの映像が、
昼の明りに照らされて、かすかに光りながら
私の眼の前に開かれたのです。
私にとって賞賛に値し
気高いと思われたものを、
私は高らかに
全軍の前で賞賛しました。
すべての領民の前で
高らかに褒め称えたのです、
地上で最も美しい
王の花嫁を。
昼が私の身に呼び起こした
羨望、
私の幸福が呼び覚ました
嫉妬、
栄誉と名声を気の重いものとした
妬み、
こうした全てに私は逆らい、
誠実に決心したのです、
栄誉と名声を保持するために
私自身がアイルランドへ旅立つことを。

ISOLDE
ああ、何と空しい昼の奴隷だったの!
あなたを欺いたものに
欺かれて、
どんなにあたしはあなたのことを
愛しつつも苦しまねばならなかったか。
昼の偽りにみちた
華麗さの中で、
昼のきらめきの
欺瞞に囚われて、
愛が熱く
その方を抱いている部分で、
心の最も奥深い部分で
あなたを私ははっきりと憎みました。
ああ、でも心の奥底では
なんと傷が深くうずいたことでしょう。
私がひそかに抱いていたものは、
あの時、何といとわしく思えたことでしょう、
昼の明りの中で
忠誠を心に抱いた片方の人が
愛の眼差しを失って、
敵として私の前に現れたのですから!
あなたを裏切り者として
私に仕向けたもの、
あの昼の光から
私は逃れ去ろうとしました、
夜を目がけて
あなたを一緒に連れて行こうとしました。
そこは、私の心に
偽りの終わりが約束され、
嘘を思いつく
妄想が溶けていくところ・・・
そこであなたと
永遠の恋を飲み干さんがため、
私とともに一つになって
あなたをも死に捧げようと望んだのです。

TRISTAN
あなたの手の中に
その甘美な死はあったのです。
あの時、その手が私に差し出した
その死を私が認め、
気高くもしっかりと
私に
罪の償いを約束するものを
示してくれたときに。
すると柔らかに
崇高な力につつまれて
私の胸の中で夜が暮れていきました。
その時、私の昼は終わったのです。

ISOLDE
でも、ああ、偽りの飲み物は
あなたを欺いて、
もう一度、夜はあなたから
姿を隠したのです。
ただ死の眼前に横たわっていた者を
あの飲み物はまたも昼に投げ返したのです!

TRISTAN
おお、飲み物に称えあれ!
その液体に称えあれ!
その魔術の
気高い力に称えあれ!
あの飲み物が私に注がれた
死の扉を通して、
その広々と開け放たれた場所で、
その飲み物は私に、私がその中で
ただ夢みながら起きていただけだった
夜の奇蹟の王国を開いてみせたのです。
心の隠された小部屋の中の
あの映像から、
その飲み物は、昼の
欺くような明るさを取り払い、
私の眼が夜を見通して、本当のことを
見ることができるようにしてくれたのです。

ISOLDE
ですが、追い払われた昼は
その復讐をしたのです。
昼があなたの罪と
うまく折り合いをつけてしまい、
たそがれゆく夜が
あなたに示してくれたものを、
あなたは、昼間の星ともいうべき
王の権力へと
譲り渡さねばならなかった・・・
ひとりさびしく
空しい壮麗さの中で、弱く光りながら
そこで生きていかねばならなかった。
そんなことがどうやって私に耐え忍べたと?
そして今もどうやって耐え忍べると?

TRISTAN
おお、ぼくたちは今や
夜に捧げられた者たちなのです!
あの陰険な昼、
羨望に心はやる昼、
その昼の偽りがぼくたちを引き離したり、
嘘がぼくたちを欺くことは、もうできない!
あの空しい壮麗さ、
あの大言壮語する明るさは
夜がその眼差しを向けた者には
嘲笑いの種でしかありません。
昼のゆらめく光が
かりそめにぱっと輝いても
ぼくたちの眼はもう眩まない。
死の夜を
愛しながら見出した者・・・
夜がその深い秘密を
打ち明けた者・・・
その者の前では、昼の嘘、
名声や栄誉、
権力や利益は、
どんなに輝いて気高かろうが、
太陽の前の空しい塵のように
ばらばらに解きほぐされてしまう!
昼の空しい妄想の中でその者に残されたのは
ただ一つ、あこがれること・・・
聖なる夜に向けて
あこがれること、
その夜の中では、原初から永遠に、
ただ一つ真実なものとして
愛の喜びがその者に笑いかけているのです!

(トリスタンは柔らかに彼女を傍に引き寄せて花の咲いたベンチに座らせ、彼女の膝の上に身を沈め、彼女の腕の中に頭を擦りよせる)
ZWEITER AUFZUG

ERSTE SZENE
Garten mit hohen Bäumen vor dem Gemach Isoldes, zu welchem, seitwärts gelegen, Stufen hinaufführen. Helle, anmutige Sommernacht. An der geöffneten Türe ist eine brennende Fackel aufgesteckt. Jagdgetön. Brangäne, auf den Stufen am Gemach, späht dem immer entfernter vernehmbaren Jagdtrosse nach. Sie blickt ängstlich in das Gemach zurück, darin sie Isolde nahen sieht. Zu ihr tritt aus dem Gemach, feurig bewegt, Isolde

ISOLDE
Hörst du sie noch?
Mir schwand schon fern der Klang.

BRANGÄNE
lauschend
Noch sind sie nah;
deutlich tönt's daher.

ISOLDE
lauschend
Sorgende Furcht
beirrt dein Ohr.
Dich täuscht des Laubes
säuselnd Getön,
das lachend schüttelt der Wind.

BRANGÄNE
Dich täuscht des Wunsches
Ungestüm,
zu vernehmen, was du wähnst.
Sie lauscht
Ich höre der Hörner Schall.

ISOLDE
wieder lauschend
Nicht Hörnerschall
tönt so hold,
des Quelles sanft
rieselnde Welle
rauscht so wonnig daher.
Wie hört' ich sie,
tosten noch Hörner?
Im Schweigen der Nacht
nur lacht mir der Quell.
Der meiner harrt
in schweigender Nacht,
als ob Hörner noch nah dir schallten,
willst du ihn fern mir halten?

BRANGÄNE
Der deiner harrt ---
o hör mein Warnen! ---
des harren Späher zur Nacht.
Weil du erblindet,
wähnst du den Blick
der Welt erblödet für euch?
Da dort an Schiffes Bord
von Tristans bebender Hand
die bleiche Braut,
kaum ihrer mächtig,
König Marke empfing,
als alles verwirrt
auf die Wankende sah,
der güt'ge König,
mild besorgt,
die Mühen der langen Fahrt,
die du littest, laut beklagt':
ein einz'ger war's,
ich achtet' es wohl,
der nur Tristan fasst' ins Auge.
Mit böslicher List,
lauerndem Blick
sucht er in seiner Miene
zu finden, was ihm diene.
Tückisch lauschend
treff' ich ihn oft:
der heimlich euch umgarnt,
vor Melot seid gewarnt!

ISOLDE
Meinst du Herrn Melot?
Oh, wie du dich trügst!
Ist er nicht Tristans
treuester Freund?
Muss mein Trauter mich meiden,
dann weilt er bei Melot allein.

BRANGÄNE
Was mir ihn verdächtig,
macht dir ihn teuer!
Von Tristan zu Marke
ist Melots Weg;
dort sät er üble Saat.
Die heut im Rat
dies nächtliche Jagen
so eilig schnell beschlossen,
einem edlern Wild,
als dein Wähnen meint,
gilt ihre Jägerslist.

ISOLDE
Dem Freund zulieb'
erfand diese List
aus Mitleid
Melot, der Freund.
Nun willst du den Treuen schelten?
Besser als du
sorgt er für mich;
ihm öffnet er,
was mir du sperrst.
O spar mir des Zögerns Not!
Das Zeichen, Brangäne!
O gib das Zeichen!
Lösche des Lichtes
letzten Schein!
Dass ganz sie sich neige,
winke der Nacht.
Schon goss sie ihr Schweigen
durch Hain und Haus,
schon füllt sie das Herz
mit wonnigem Graus.
O lösche das Licht nun aus,
lösche den scheuchenden Schein!
Lass meinen Liebsten ein!

BRANGÄNE
O lass die warnende Zünde,
lass die Gefahr sie dir zeigen!
O wehe! Wehe!
Ach, mir Armen!
Des unseligen Trankes!
Dass ich untreu
einmal nur
der Herrin Willen trog!
Gehorcht' ich taub und blind,
dein Werk
war dann der Tod.
Doch deine Schmach,
deine schmählichste Not
mein Werk,
muss ich Schuld'ge es wissen?

ISOLDE
Dein Werk?
O tör'ge Magd!
Frau Minne kenntest du nicht?
Nicht ihres Zaubers Macht?
Des kühnsten Mutes
Königin?
Des Weltenwerdens
Wälterin?
Leben und Tod
sind untertan ihr,
die sie webt aus Lust und Leid,
in Liebe wandelnd den Neid.
Des Todes Werk,
nahm ich's vermessen zur Hand,
Frau Minne hat es
meiner Macht entwandt.
Die Todgeweihte
nahm sie in Pfand,
fasste das Werk
in ihre Hand.
Wie sie es wendet,
wie sie es endet,
was sie mir küre,
wohin mich führe,
ihr ward ich zu eigen:
num lass mich Gehorsam zeigen!

BRANGÄNE
Und musste der Minne
tückischer Trank
des Sinnes Licht dir verlöschen,
darfst du nicht sehen,
wenn ich dich warne:
nur heute hör,
o hör mein Flehen!
Der Gefahr leuchtendes Licht,
nur heute, heut
die Fackel dort lösche nicht!

ISOLDE
Die im Busen mir
die Glut entfacht,
die mir das Herze
brennen macht,
die mir als Tag
der Seele lacht,
Frau Minne will:
es werde Nacht,
dass hell sie dorten leuchte,
sie eilt auf die Fackel zu
wo sie dein Licht verscheuchte.
Sie nimmt die Fackel von der Tür
Zur Warte du:
dort wache treu!
Die Leuchte,
und wär's meines Lebens Licht ---
lachend
sie zu löschen zag' ich nicht!

Sie wirft die Fackel zur Erde, wo sie allmählich verlischt. Brangäne wendet sich bestürzt ab, um auf einer äusseren Treppe die Zinne zu ersteigen, wo sie langsam verschwindet. Isolde lauscht und späht, zunächst schüchtern, in einen Baumgang. Von wachsendem Verlangen bewegt, schreitet sie dem Baumgang näher und späht zuversichtlicher. Sie winkt mit einem Tuche, erst seltener, dann häufiger, und endlich, in leidenschaftlicher Ungeduld, immer schneller. Eine Gebärde des plötzlichen Entzückens sagt, dass sie den Freund in der Ferne gewahr geworden. Sie streckt sich höher und höher, und, um besser den Raum zu übersehen, eilt sie zur Treppe zurück, von deren oberster Stufe aus sie dem Herannahenden zuwinkt. Dann springt sie ihm entgegen


ZWEITE SZENE

TRISTAN
stürzt herein
Isolde! Geliebte!

ISOLDE
Tristan! Geliebter!
Stürmische Umarmungen beider, unter denen sie in den Vordergrund gelangen
Bist du mein?

TRISTAN
Hab' ich dich wieder?

ISOLDE
Darf ich dich fassen?

TRISTAN
Kann ich mir trauen?

ISOLDE
Endlich! Endlich!

TRISTAN
An meiner Brust!

ISOLDE
Fühl' ich dich wirklich?

TRISTAN
Seh' ich dich selber?

ISOLDE
Dies deine Augen?

TRISTAN
Dies dein Mund?

ISOLDE
Hier deine Hand?

TRISTAN
Hier dein Herz?

ISOLDE
Bin ich's? Bist du's?
Halt' ich dich fest?

TRISTAN
Bin ich's? Bist du's?
Ist es kein Trug?

BEIDE
Ist es kein Traum?
O Wonne der Seele,
o süsse, hehrste,
kühnste, schönste,
seligste Lust!

TRISTAN
Ohne Gleiche!

ISOLDE
Überreiche!

TRISTAN
Überselig!

ISOLDE
Ewig!

TRISTAN
Ewig!

ISOLDE
Ungeahnte,
nie gekannte!

TRISTAN
Überschwenglich
hoch erhabne!

ISOLDE
Freudejauchzen!

TRISTAN
Lustentzücken!

BEIDE
Himmelhöchstes
Weltentrücken!

ISOLDE
Mein! Tristan mein!

TRISTAN
Mein! Isolde mein!

BEIDE
Mein und dein!
Ewig, ewig ein!

ISOLDE
Wie lange fern!
Wie fern so lang!

TRISTAN
Wie weit so nah!
So nah wie weit!

ISOLDE
O Freundesfeindin,
böse Ferne!
Träger Zeiten
zögernde Länge!

TRISTAN
O Weit' und Nähe,
hart entzweite!
Holde Nähe!
Öde Weite!

ISOLDE
Im Dunkel du,
im Lichte ich!

TRISTAN
Das Licht! Das Licht!
O dieses Licht,
wie lang verlosch es nicht!
Die Sonne sank,
der Tag verging,
doch seinen Neid
erstickt' er nicht:
sein scheuchend Zeichen
zündet er an
und steckt's an der Liebsten Türe,
dass nicht ich zu ihr führe.

ISOLDE
Doch der Liebsten Hand
löschte das Licht;
wes die Magd sich wehrte,
scheut' ich mich nicht:
in Frau Minnes Macht und Schutz
bot ich dem Tage Trutz!

TRISTAN
Dem Tage! Dem Tage!
Dem tückischen Tage,
dem härtesten Feinde
Hass und Klage!
Wie du das Licht,
o könnt' ich die Leuchte,
der Liebe Leiden zu rächen,
dem frechen Tage verlöschen!
Gibt's eine Not,
gibt's eine Pein,
die er nicht weckt
mit seinem Schein?
Selbst in der Nacht
dämmernder Pracht
hegt ihn Liebchen am Haus,
streckt mir drohend ihn aus!

ISOLDE
Hegt ihn die Liebste
am eignen Haus,
im eignen Herzen
hell und kraus,
hegt' ihn trotzig
einst mein Trauter:
Tristan --- der mich betrog!
War's nicht der Tag,
der aus ihm log,
als er nach Irland
werbend zog,
für Marke mich zu frein,
dem Tod die Treue zu weihn?

TRISTAN
Der Tag! Der Tag,
der dich umgliss,
dahin, wo sie
der Sonne glich,
in höchster Ehren
Glanz und Licht
Isolde mir entrückt'!
Was mir das Auge
so entzückt',
mein Herze tief
zur Erde drückt':
in lichten Tages Schein
wie war Isolde mein?

ISOLDE
War sie nicht dein,
die dich erkor?
Was log der böse
Tag dir vor,
dass, die für dich beschieden,
die Traute du verrietest?

TRISTAN
Was dich umgliss
mit hehrster Pracht,
der Ehre Glanz,
des Ruhmes Macht,
an sie mein Herz zu hangen,
hielt mich der Wahn gefangen.
Die mit des Schimmers
hellstem Schein
mir Haupt und Scheitel
licht beschien,
der Welten-Ehren
Tagessonne,
mit ihrer Strahlen
eitler Wonne,
durch Haupt und Scheitel
drang mir ein
bis in des Herzens
tiefsten Schrein.
Was dort in keuscher Nacht
dunkel verschlossen wacht',
was ohne Wiss' und Wahn
ich dämmernd dort empfahn:
ein Bild, das meine Augen
zu schau'n sich nicht getrauten,
von des Tages Schein betroffen
lag mir's da schimmernd offen.
Was mir so rühmlich
schien und hehr,
das rühmt' ich hell
vor allem Heer;
vor allem Volke
pries ich laut
der Erde schönste
Königsbraut.
Dem Neid, den mir
der Tag erweckt';
dem Eifer, den
mein Glücke schreckt';
der Missgunst, die mir Ehren
und Ruhm begann zu schweren:
denen bot ich Trotz,
und treu beschloss,
um Ehr' und Ruhm zu wahren,
nach Irland ich zu fahren.

ISOLDE
O eitler Tagesknecht!
Getäuscht von ihm,
der dich getäuscht,
wie musst' ich liebend
um dich leiden,
den, in des Tages
falschem Prangen,
von seines Gleissens
Trug befangen,
dort wo ihn Liebe
heiss umfasste,
im tiefsten Herzen
hell ich hasste.
Ach, in des Herzens Grunde
wie schmerzte tief die Wunde!
Den dort ich heimlich barg,
wie dünkt' er mich so arg,
wenn in des Tages Scheine
der treu gehegte Eine
der Liebe Blicken schwand,
als Feind nur vor mir stand!
Das als Verräter
dich mir wies,
dem Licht des Tages
wollt' ich entfliehn,
dorthin in die Nacht
dich mit mir ziehn,
wo der Täuschung Ende
mein Herz mir verhiess;
wo des Trugs geahnter
Wahn zerrinne;
dort dir zu trinken
ew'ge Minne,
mit mir dich im Verein
wollt' ich dem Tode weihn.

TRISTAN
In deiner Hand
den süssen Tod,
als ich ihn erkannt,
den sie mir bot;
als mir die Ahnung
hehr und gewiss
zeigte, was mir
die Sühne verhiess:
da erdämmerte mild
erhabner Macht
im Busen mir die Nacht;
mein Tag war da vollbracht.

ISOLDE
Doch ach, dich täuschte
der falsche Trank,
dass dir von neuem
die Nacht versank;
dem einzig am Tode lag,
den gab er wieder dem Tag!

TRISTAN
O Heil dem Tranke!
Heil seinem Saft!
Heil seines Zaubers
hehrer Kraft!
Durch des Todes Tor,
wo er mir floss,
weit und offen
er mir erschloss,
darin ich sonst nur träumend gewacht,
das Wunderreich der Nacht.
Von dem Bild in des Herzens
bergendem Schrein
scheucht' er des Tages
täuschenden Schein,
dass nachtsichtig mein Auge
wahr es zu sehen tauge.

ISOLDE
Doch es rächte sich
der verscheuchte Tag;
mit deinen Sünden
Rat's er pflag;
was dir gezeigt
die dämmernde Nacht,
an des Tag-Gestirnes
Königsmacht
musstest du's übergeben,
um einsam
in öder Pracht
schimmernd dort zu leben.
Wie ertrug ich's nur?
Wie ertrag' ich's noch?

TRISTAN
O, nun waren wir
Nacht-Geweihte!
Der tückische Tag,
der Neid-bereite,
trennen konnt' uns sein Trug,
doch nicht mehr täuschen sein Lug!
Seine eitle Pracht,
seinen prahlenden Schein
verlacht, wem die Nacht
den Blick geweiht:
seines flackernden Lichtes
flüchtige Blitze
blenden uns nicht mehr.
Wer des Todes Nacht
liebend erschaut,
wem sie ihr tief
Geheimnis vertraut:
des Tages Lügen,
Ruhm und Ehr',
Macht und Gewinn,
so schimmernd hehr,
wie eitler Staub der Sonnen
sind sie vor dem zersponnen!
In des Tages eitlem Wähnen
bleibt ihm ein einzig Sehnen ---
das Sehnen hin
zur heil'gen Nacht,
wo ur-ewig,
einzig wahr
Liebeswonne ihm lacht!

Tristan zieht Isolde sanft zur Seite auf eine Blumenbank nieder, senkt sich vor ihr auf die Knie und schmiegt sein Haupt in ihren Arm


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@ wagnerianchan



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