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第2幕

第1場

(舞台は椰子林のなか。すべての木々は銀色で、葉っぱはすべて金色。葉っぱの上には18の座席があり、すべての座席の上には、金色に縁取られた大きな黒いホルンとピラミッドが置かれている。舞台中央には、最大のピラミッドと、最も太い木々がある。
ザラストロは、別の祭司たちとともに、重々しい足取りでやってくる。すべての祭司たちは、その手に棕櫚(しゅろ)の枝を持っている。その行列を吹奏楽の行進曲が伴奏する)


【ナンバー9 祭司たちの行進】

SARASTRO
(間をおいて)
諸君!偉大なる神イシスとオシリスに仕える知の寺院の信者たちよ!邪心なき心で、わしは諸君に言おう。
今日の集いは、当代きっての大事な集まりじゃ。
タミーノ・・・20歳の王の子息が、我らの寺院の北門に迷い込み、有徳心から、我ら全員が切望してやまぬものを自らも手に入れたいと望んでおるのだ。
つまり、夜のヴェールを目の前からはらって、偉大なる光の聖所を見ようと欲しておるのだ。
この有徳の士を見守り、友情の手を差し伸べてやることこそ、我らが真っ先にやらねばならぬ務めの一つじゃ。



ERSTER PRIESTER<第一の祭司
(立ち上がる)
その男は、徳を持っているのか?

SARASTRO
徳を!

ZWEYTER PRIESTER<第二の祭司
口も堅いのか?

SARASTRO
口も堅い!

DRITTER PRIESTER<第三の祭司
善をなすか?

SARASTRO
善を!さあ、有資格者と見なすなら、私の手本にならうがいい。

(彼らは、ホルンを三回吹き鳴らす)
皆の気持ちの一致には感じ入った。このザラストロ、人類の名において礼を言う。我ら信者は、いつまでも偏見から自由であれ!
偏見は知恵と理性を蜘蛛の巣みたいに散り散りにしてしまう。むろん我らの知恵の柱を揺さぶる事はないが、それでも悪しき偏見は消し去らねば。タミーノが我らの偉大なる奥義を身につけてくれれば、偏見はたちどころに消えてしまうだろう。
神々は、やさしく貞潔なパミーナを、あの可愛い男のものと定めた。だからわしは、あの誇り高い母親から彼女をさらって来たのじゃ。あの女は、自らを偉大と思いなし、迷信と虚妄によって人びとを欺こうとし、わしらのしっかりした寺院の建物さえ破壊しようとしておるのじゃ。
だが、そうはさせぬぞ。わしの可愛いタミーノが、我らとともに寺院を強固にし、信者となって、美徳にはその報いを、悪徳にはその罰を下すであろうから。



(全員によるホルンの和音の吹奏が三回繰り返される)


SPRECHER<弁者
(立ち上がる)
偉大なるザラストロ。知恵ぶかきお話、まことに感じ入り申した。しかし、果たしてタミーノは、自分を待ち構える厳しい試練に打ち勝つことができるでしょうか?率直に疑いを述べることをお許しいただくなら、あの若者、どうもわしには心配でならぬのです。ひとたび苦痛を感じれば、気が抜けたように打ちひしがれ、この過酷な戦いに負けてしまうのではと。なにせ「王子」ですからな!


SARASTRO
だが、それ以上に、「人間」じゃ!

SPRECHER
ですが、若き身空で、還らぬ者となってしまったら?

SARASTRO
さすれば、イシスとオシリスに捧げられ、我らより一足早く神々の喜びを感じるまでのこと。
(和音の吹奏が三回繰り返される)
タミーノを、旅の道連れと一緒に寺院の前庭に連れて行くのじゃ。
(目の前にひざまずく弁者に向かって)
さあ、我らによって神々の真理の弁護人に指名されたる友よ!神聖なる務めを果たしてくだされ。そなたの知恵によって、人類の義務とは何か二人に教えるとともに、神々の力に目を開かせるのじゃ。

(弁者は祭司を一人したがえて退場。その他の祭司はすべて棕櫚の枝を持ったまま整列する)

【ナンバー10 合唱付きアリア】

SARASTRO und CHOR
ああ、イシスとオシリスよ。
知恵のこころを、あの者たちに!
旅人達を導いて、つらい時ほど
辛抱強く、彼らを助けたまうのです。
試練の成果を目にさせるのです。
彼らが途中で倒れても、美徳がそのまま
歩み続ければ、それが何よりの報いです。
あなたの住まいに彼らをお迎えください。

(ザラストロが先に立ち、全員がそれに続いて退場)


第2場

(夜。遠くから雷鳴がゴロゴロと響いてくる。舞台は、寺院の狭い中庭に変わり、そこには茨の茂みと共に、崩れ落ちた柱とピラミッドの残骸が転がっている。背の高い古代エジプト風の扉が両側にあり、多くの別棟へとつながっている)



(タミーノとパパゲーノは、弁者ともう一人の祭司に導かれて来る。彼らは、二人の頭の袋を取り外す。祭司たちは退場)


TAMINO
ひどい夜だ!
パパゲーノ、そばにいるかい?

PAPAGENO
ああ、もちろん!

TAMINO
ぼくたち今どこだろうね?

PAPAGENO
どこかって?こんな真っ暗でさえなけりゃ、教えることもできるけど・・・これじゃ・・・
(雷鳴)
わあっ!・・・

TAMINO
どうした?

PAPAGENO
どうも気が散っちゃって!

TAMINO
こわいんだね、きっと。

PAPAGENO
こわくなんかないさ、ただ背中が氷みたいに冷たい。
(激しい雷鳴)
わあっ!

TAMINO
何なのさ?

PAPAGENO
今度はちょっと熱があるみたい。

TAMINO
こら、パパゲーノ!男だろ!

PAPAGENO
女のほうが良かったよ!
(とても激しい雷鳴)
わあ!わあ!わあ!これじゃもうおしまいだ。


第3場
松明を持つ弁者ともう一人の祭司。前出の人々

SPRECHER
よそ者よ、我らに求めるものは何じゃ?何が、我らの城内にそちらを突き進ませたのじゃ?

TAMINO
愛と友情。

SPRECHER
命をかけて勝ち取る覚悟か?

TAMINO
そうだ!

SPRECHER
死がそちの運命としてもか?

TAMINO
そうだ!

SPRECHER
王子よ、逃げるなら今だぞ・・・ひとたび足を踏み出せば、もう取り返しはつかんぞ・・・。

TAMINO
勝利の代償は、知恵の教え。
褒美には、優しき乙女パミーナを。

SPRECHER
すべての試練を受けるのか?

TAMINO
すべてを!

SPRECHER
では、わしに手を!
(彼らは手をつなぐ)
さあ!

ZWEYTER PRIESTER<第二の祭司
さらなるお言葉の前に、もう一人の者にも二三の質問をしてよろしいでしょうか。・・・お前も知への愛を勝ち取りたいのかな?


PAPAGENO
争い事には関心ないな。ホントのところ、知恵なんぞまるで手にいれたくないんだ。
ぼくは、自然児だから、食って寝て飲めりゃ、それでいい。でも、きれいなヨメさんを手に入れられりゃなあ・・・


ZWEYTER PRIESTER
試練を受けねば、決して手に入らないぞ。


PAPAGENO
その試練のなかみは?

ZWEYTER PRIESTER
掟にすべて従い、死すら怖れないことだ。


PAPAGENO
じゃあ、独り身でいようかな!

SPRECHER
だけど、貞淑な美女を手に入れられるとしたら?


PAPAGENO
やっぱり独り身がいいよ!

ZWEYTER PRIESTER
では、肌の色といい、着るものといい、君に瓜二つの女の子を、ザラストロがあてがってくれるとしたら、どうだい?

PAPAGENO
瓜二つ!若い子かい?

ZWEYTER PRIESTER
若くて、きれいさ!

PAPAGENO
なんて名だい?

ZWEYTER PRIESTER
パパゲーナ。

PAPAGENO
なにっ?パ?

ZWEYTER PRIESTER
パパゲーナさ!

PAPAGENO
パパゲーナだって?会いたい気持ちが出てきたなあ。

ZWEYTER PRIESTER
きっと会えるぞ・・・!

PAPAGENO
でも会ったはいいけど、そのあと死ぬんじゃないだろうね?

(第2の祭司はどちらとも取れるようなパントマイムを演じる)


PAPAGENO
そう?じゃあ、やっぱり独り身でいるよ!

ZWEYTER PRIESTER
きっと会えるさ。だが時が来るまで、その子とは一言も口を利いちゃダメだ。心の平静と沈黙を保つことはできるかな?


PAPAGENO
まあ、なんとか!

ZWEYTER PRIESTER
ならば握手だ!必ず、その子に出会えるぞ。

SPRECHER
王子よ、そなたにも神々は沈黙を課されたのじゃ。沈黙を忘れれば、お主たちは二人ともおしまいじゃ。お主らはパミーナに会うじゃろう・・・だが口を利いてはならぬ。これが試練の手始めじゃ。


【ナンバー11 二重唱】

ZWEITE PRIESTER UND SPRECHER
女のこころに気をつけよ・・・
それが最初の盟約の義務!
賢者達すらダマされる。
悪しき行い、予期できぬ。
しまいに、みんなに見捨てられ、
忠義むなしく罵られ!
腕をよじるが、もう手遅れ。
死と絶望が、その報い。

(二人の祭司は退場)


第4場
タミーノ、パパゲーノ

PAPAGENO
おおい、明かりを!明かりを!
何とも妙だ、あの人達が行っちゃったら、目を開けてても何も見えない。

TAMINO
我慢するんだ、これが神々のご意志と思ってね。


第5場
3人の婦人、前出の人々。

(舞台のせり出しから)

3人の婦人

【ナンバー12 五重唱】

あら?あら?あら?
あの子たち、こんなひどい所に?
やだ!やだ!やだ!
もう、お前たち、行っちまえ!
タミーノ、お前はもう死んじゃえ。
パパゲーノ!お前はもうおしまい!

PAPAGENO
おい!おい!おい!そいつはちょっとひどすぎる。

TAMINO
黙っていなよ、パパゲーノ!
誓いを破るつもりかい?
一切女としゃべらない誓いをさ。

PAPAGENO
女王様から聞いたのかい?ぼくら死ぬって。

TAMINO
言ってるだろう、静かに!・・・黙れ!

PAPAGENO
静かさ、静か!

DIE DREY DAMEN
もう女王様は、すぐ近く!
こっそり寺院に押し入った。

PAPAGENO
ええっ、何だって?寺院の中にいるだって?

TAMINO
言ってるだろう、静かに!・・・黙れ!
不遜だぞ、
誓いの義務を忘れたのかい?

DIE DREY DAMEN
タミーノ、お前はおしまいだ!
女王のことを忘れるな!
悪しき心を持つ祭司たちが、
あなたに陰口をささやいたのね。

TAMINO
(独り言で)
賢い男は、気にも留めないぞ。
あんなクズどもの話など。

DIE DREY DAMEN
一たび女王と約束すると、皮膚にも毛髪にも
呪いがかけられる、と言われているわ。

PAPAGENO
そいつは悪魔もびっくりだ!
ねえねえ、タミーノ。ホントかなあ?

TAMINO
女のたわごと、ほうっておこう。
ウソツキたちの作り話だ。

PAPAGENO
でも、女王様もそう言ってるよ。

TAMINO
女王も女・・・女の浅知恵。
黙っているんだ、もうこれ以上言わないぞ。
これがぼくらの義務だから、賢く振舞おう。

DIE DREY DAMEN
(タミーノに)
なんで、そんなにすげないの?

(タミーノは、口を利くことを禁止されていることを控え目に暗示する)

DIE DREY DAMEN
パパゲーノも黙ったまま・・・何か言ってよ!

PAPAGENO
ホントはぼく・・・

TAMINO
しいっ!

PAPAGENO
(こっそりと)
わかるだろ・・・ぼくたちは・・・

TAMINO
しいっ!

TAMINO UND PAPAGENO
ぼく(きみ)が、おしゃべりしちゃったら、
ためにならない。ぼく(きみ)たちのため。

ALLE FÜNF<五人全員
そんな奴らは、恥ずかしいから見捨てちゃおう、
おしゃべりしちゃダメ!
きっと、しっかりした人は、
考えてからしゃべるはず。

(婦人達が去ろうとすると、信者達が中から叫ぶ)


PRIESTER<祭司たち
聖なる城が、汚された。
地獄に落ちろ、女たち!

(全楽器による凄まじい和音。雷鳴、稲妻、稲妻の音。それと同時に、2回激しい雷鳴。婦人達は、せり出しへ落ちて行く)


DIE DREY DAMEN
わあ!わあ!わあっ!

PAPAGENO
(驚いて床にくずおれ、音楽がすべて止んでから歌い出す)

わあ!わあ!わあっ!

(三回の和音が鳴りだす)


第6場
タミーノ、パパゲーノ、弁者、松明を持った第二の祭司

SPRECHER
若者よ、よくやった!冷静で男らしい態度の勝利だぞ。これからいくつも荒れ放題の危険な道を行くだろうが、神々のご加護により、必ずや最後までたどり着くことができよう。
さあ、心も新たに、旅路を続けることとしよう。

(タミーノの頭に袋をかぶせる)
さあ!おいで。
(退場)

ZWEYTER PRIESTER
何だ一体!こっち向け!どうしたんだ?

PAPAGENO
ぼく、気絶中!

ZWEYTER PRIESTER
起きろ!気力を奮い起こして男になれ!

PAPAGENO
(目を上げる)
ちょっとだけ教えてよ。何だって、こんな苦しみと恐怖を感じなきゃならなんだい?神々が、パパゲーナとやらをぼくの相手に決めたんなら、なんでこんなに危険な目に会ってまで手に入れなきゃならないんだい?

ZWEYTER PRIESTER
そんなに知りたいんなら、自分の頭でとっくり考えてみるんだな。来るんだ!お前を連れて行くのが、わしの役目だ。
(パパゲーノの頭に袋をかぶせる)

PAPAGENO
こんなに果てしなく旅をしてたら、百年の恋も冷めちゃうよう。

(退場)


第7場
(舞台は優美な庭園に替わる。蹄鉄のようなU字型に植えられた木々があり、その真ん中の花々とバラで作られたあずまやに、パミーナが眠っている。月が彼女の顔を照らしている。
舞台のずっと前方には、ベンチ状になった芝生があり、やって来たモノスタトスは、しばらく間を置いてから腰かける)


MONOSTATOS.
おお、あのツンツンした美女がいたぞ!こんな吹けば倒れそうな子のために、俺は足裏たたきの刑を受けるところだったのか?まあ、ありがたいことに今日のところは、無事だったがね。
ふうむ・・・!だいたいが、俺の罪って何なんだ?異国の地に咲いた花にクラッと来たということかな?だけど、天国からの柔らかな風を受けながら、眺めても何も感じず、冷淡なままの男なんているのかな?
天のお星さまあ・・・!あの子のせいで、俺は正気じゃなくなっちゃった。心がメラメラして、俺を焦がし尽くしちゃいそうだ。



(あらゆる方角を見渡す)
わかってるさ、いま俺が一人きりで、誰にも聞かれちゃいないことはな・・・さあ、もう一度やってやるぞ。
(両手で風を起こすようにして)
恋なんて、バカらしくってイヤなことだよ!でも、一度のキスぐらい、いいだろうて・・・

【ナンバー13 アリア】

(歌も伴奏もすべて弱音で演奏されるので、まるではるか遠くからの音楽のように聞こえる)

MONOSTATOS
みんな感じる恋の良さ。
いちゃいちゃしたり、キスしたり。
でもこの俺にゃ許されぬ。
オレは腹黒・・・醜いから。
オレには、女は来ないのか?
まるで似合いじゃないとでも?
女なしでの一生は
まさに地獄の炎のようだ。
生きてるからにゃ、俺だって、
キスも、ハグハグもしてみたい!
ああ、お月さん、お許しを、
あの白い肌、忘られぬ。
白くてきれい!キスしたい。
お月さんたら!隠れてよ・・・!
あんたを見るの、あきあきだ。
ああ、せめて目を閉じてくれ。

(静かにゆっくり忍び寄って行く)


第8場
(女王が雷鳴とともに舞台中央のせり出しから出て来て、一直線にパミーナを目がけて進み、その前に立つ)


KÖNIGINN
さがれ!

PAMINA
(目を覚まして)
母神(ははがみ)さま!

MONOSTATOS
(飛びのきながら)
なんてこった!あれは、見間違えでなければ、夜の女神だ。
(物音一つ立てずに立っている)

PAMINA
お母様!あたしのお母様!
(女神の腕に飛びこむ)

MONOSTATOS
母さんだって?ほほう!少し離れて聞いておかねば。
(こそこそと退場)

KÖNIGINN
あの暴力にすら感謝しなきゃね。お前はさらわれたけれど、今こうやって母娘(おやこ)の名乗りができるのだから。お前に遣わしたあの若者はどこ?

PAMINA
ああ、お母様、あのひとは人々の交わりから永久に別れを告げました。信者達にその身を委ねたのですから。

KÖNIGINN
信者達にですって・・・?運の悪い娘ね、今お前は永久にさらわれてしまった。

PAMINA
さらわれた?ああ、お母様!あなたが守ってくれるから、あたし、どんなピンチにも耐えているのに。

KÖNIGINN
守る?いとしい我が子よ、もうお前を守る事はできないわ。お前のお父さんの死と同時に、あたしの力は無くなってしまったの。


PAMINA
お父様は・・・

KÖNIGINN
自らすすんで七重の光輪を信者達の手に委ねたのよ。だからザラストロはあの強大な光輪を懐に入れたの。あたしがそのことを尋ねた時、お父様は眉間に皺を寄せてこう言ったわ。「妻よ!わしの最後は近い。わしの持つ全ての宝は、お前とあの娘(こ)のものじゃ」
「だけど全てを焼きつくすあの光輪は?」とあたしが話に割って入ると、「それは信者達のものじゃ」との答え。
「ザラストロは、かつてのお前同様、男らしく光輪を管理するはずじゃ。だから、もう何も言わないでくれ。女のこころに理解できないことを詮索するな。お前とあの娘(こ)を賢い男達の指導に任せることがお前の義務じゃ。」


PAMINA
お母様、そうだとすると、あの若者と私も永久におしまいなのですね。

KÖNIGINN
おしまいよ・・・太陽が地上を照らす前に、この地底の丸天井を通って逃げるように、あの男を説得しなければね。昼の最初の薄明りが、あの男があなたの味方になるか、信者達の味方になるかの分かれ目。

PAMINA
お母様。いまは信者になったとて、あの若者を私が今こんなに愛情込めて想うことはいけないことでしょうか?
確かに、お父様ご自身は賢者たちと手を結んでいました。感極まって話すことといえば、いつでも賢者たちのことばかり。彼らの善良さ、理解力、そして美徳のことばかりでした。ですが、ザラストロも満更、人徳のない人とも思えませんが・・・。

KÖNIGINN
何を言うの!野蛮人どもの恥知らずな原理原則を、あたしの娘までが弁護するなんて?あんな男を想っているですって・・・隙あらばと、あたしの破滅を窺っている仇敵と手を結んだ男よ?
この短刀が見えて?ザラストロのために研いだのよ。あなたの役目は、あいつを殺し、強大な光輪をあたしのために手に入れること。

PAMINA
でも、お母様・・・!

KÖNIGINN
問答無用よ!

【ナンバー14 アリア】

KÖNIGIN DER NACHT<夜の女王
ぐつぐつ煮立つ地獄の復讐、
めらめら燃える死と絶望!
ザラストロというヤツに、死の苦しみを味わわせねば
あんた、あたしの娘じゃないわ。
永遠(とわ)に勘当、おさらばよ。
母娘(おやこ)の絆もご破算ね、
あやつの息の根、止めなくば!
さあ復讐の女神たち、母の言うこと聞くのです!

(奈落に姿を消す)


第9場
(パミーナは手に短剣を持っている)

PAMINA
殺すですって?女神様がた!そんなことできない・・・できっこない!
(想いに沈んで立ちつくす)


第10場
前出の人々。モノスタトス

MONOSTATOS
(急いでやって来る。こそこそと、とてもうれしそうに)
なるほど、ザラストロの光輪とやらに力があるというわけか?これを手に入れるために、あの美女はあいつを殺さねばならないわけか?こいつは、面白くなってきた。

PAMINA
でも、お母様はすべての女神様に誓われた・・・あたしがザラストロに短剣を向けなければ、あたしを追放すると。ああ、女神様!あたし、どうすればいいの?

MONOSTATOS
オレにまかせろ!
(彼女から短剣を奪い取る)

PAMINA
(驚いて叫ぶ)
いや!

MONOSTATOS
何だって震えてる?俺が腹黒だからか?それとも殺すことを考えていたからか?

PAMINA
(おずおずと)
知ってるのね・・・?

MONOSTATOS
全てをな。もう一つ知っているぞ・・・お前のみならず、お前の母親の命も俺の手のひらの上にあるってことをな。
俺がザラストロに一言言えば、お前の母親は、この円屋根付き地下室の、信者達が掃除するはずの水の中で溺れ死んじまうだろうな。
俺がそう仕組んだら、この地下室から母さんが無事出られることは絶対にないぞ。お前と母親が助かるためのただ一つの道は・・・。

PAMINA
それは?

MONOSTATOS
俺を好きになれよ。

PAMINA
(ぶるぶる震えだして)
神さまあ!

MONOSTATOS
(うれしそうに)嵐のおかげで、
小枝(こえだ)ちゃんがオレの所に吹き飛ばされてきたぞ。さあ、お嬢ちゃん・・・!イエスかノーか!

PAMINA
(きっぱりと)
ノーよ!

MONOSTATOS
(激怒して)
ノーだと?なぜだ?俺が黒い幽霊のように腹黒だからか?・・・ノーだと?それなら死んじまえ!
(彼女の手をつかむ)

PAMINA
モノスタトス、お願いよ、ひどいことしないで!


MONOSTATOS
好きになるか死ぬかだ・・・!さあ!命の分かれ目だぞ。

PAMINA
あの若者に心を捧げてしまったの。

MONOSTATO
それが俺に何のかかわりがあるってんだ。さあ!

PAMINA
(きっぱりと)
いやです!


第11場
前出の人々。ザラストロ

MONOSTATOS
それなら、死ね!
(ザラストロは素早く割って入る)
ご主人様、私の行いは罰するようなものではありませぬぞ。あなた様の死を謀るヤツがいたので、わしはその復讐を図ったのでございます。

SARASTRO
良く知っておるぞ。
お前が心の底から腹黒だということも。お前の悪行を極刑でもって罰したいところだ。もし、この善良な娘の邪悪な母親がこの短剣を準備していなかったとしたらな。
あの女の邪悪な行為のおかげで、お前は罰を受けずにこの場から去ることができるのだ。去れ!


MONOSTATOS
(退場しながら)
あの娘は俺になびかないようだ。それじゃひとつ母親のほうを訪ねてみるか。
(退場)


第12場
モノスタトス以外の前出の人々

PAMINA
ザラストロ様、お母様を罰しないで下さい。私がいないことがよほど辛いのです。

SARASTRO
良く分かっておる。あの女は寺院の地下室をうろつき回り、わしと人類への復讐に燃えておるのじゃ。だが、わしの復讐のしかたは、見ての通り一味違うぞ。
天は、あの可愛い若者に敬虔な決意を抱かせ、勇気と平静を与えて下さるはずじゃ。そうすれば、そなたと若者は共に幸せになり、母上は恥じ入って居城へと退散するじゃろう。


【ナンバー15 アリア】

SARASTRO
この神聖な広間には、
復讐などは縁がない・・・
よしや、その人つまずけば、
義務へとみちびく、その愛は。
友情の手を見出して、さても楽しく
ほがらかに、より良き国に至るのだ。
この神聖な城内は、
人と人とが愛し合う。
裏切り者は、あり得ない。
ここでは敵も赦すのだ。
教えを受け入れない者は、
人間の名に値せぬ。

(二人とも退場)


第13場
(舞台は、空中ゴンドラが行き来する広さのある広間に替わる。空中ゴンドラは、バラや花々に取り巻かれている。すぐに扉が開く)

(タミーノとパパゲーノは、頭の覆いを外されて、2人の祭司に導かれて来る。舞台のずっと前方には、ベンチ状になった芝生がある)

SPRECHER
ここで、お前達二人とはお別れだ。ラッパの音が響いたら、その道を行くが良い。
王子よ、達者でな!目的地に着く前にもう一度会うこともあるじゃろうて。もう一度繰り返すが、忘れてはならぬぞ・・・沈黙をな。
(退場する)

ZWEYTER PRIESTER
パパゲーノよ、ここで沈黙を破る者には雷鳴と稲妻の罰が下るぞ。達者でな!
(退場)


第14場
タミーノ、パパゲーノ

(タミーノは、ベンチ状の芝生に腰かける)

PAPAGENO
(少し間を置いてから)
タミーノ!

TAMINO
(叱るように)
しっ!

PAPAGENO
まったく楽しいったらありゃしない・・・!
せめて、ぼくの藁小屋か森の中にいりゃ、鳥の鳴き声ぐらい聞こえるってのにさ。

TAMINO
(叱るように)
しっ!

PAPAGENO
独り言ぐらいは大丈夫だろ。それに一緒に話し合ったところで、ぼくたち男じゃん。

TAMINO
(叱るように)
しっ!

PAPAGENO
(歌う)
ラララ・・・ラララ・・・!
水すら、ちっとも出て来ない。その他のものは、もっとない。


第15場
(醜いおばあさんが、せり出しから出て来る。水の入った大きなグラスを置いたお盆を持っている)

PAPAGENO
(じっと彼女を見つめる)
ぼくにかい?

WEIB
そうよ、可愛い坊や!

PAPAGENO
(また見つめながら、水を飲む)
水以上でも以下でもないや。ねえ、見知らぬべっぴんさん!よそからのお客は、みんなこうやってもてなすの?


WEIB
もちろんよ、可愛い坊や!

PAPAGENO
そうかい、そうか!よそ者なんざ、そうしょっちゅうやって来るもんじゃないよねえ・・・

WEIB
あまり来ないよ。

PAPAGENO
そりゃそうだ。おばあちゃん、おいで。ぼくの横に腰かけな。とっても退屈なんだから。ねえ、あんた、いくつなの?

WEIB
いくつかと?

PAPAGENO
そう!

WEIB
18歳と2分(ふん)なの。

PAPAGENO
18歳と2分(ふん)だって?

WEIB
そうよ!

PAPAGENO
あっ、はっ、は!ねえ、マイ・エンジェル!君に彼氏はいるのかな?

WEIB
もっちろんよ!

PAPAGENO
やっぱり若いの?君みたいに。

WEIB
それほどでも。あたしより、10(とう)も年上・・・

PAPAGENO
10も年上?それも一つの愛だよね!彼氏は何て名前なの?


WEIB
パパゲーノよ!

PAPAGENO
(びっくりして、間をとる)
パパゲーノ?そのパパゲーノって、どこのひと?

WEIB
ここにいる可愛い坊やよ!

PAPAGENO
ぼくが、あんたの彼氏だと?

WEIB
そうよ、可愛い坊や!

PAPAGENO
(あわてて水を取り上げると、彼女の顔にはじく)
おいおい、キミは何て名だい?

WEIB
あたしの名前は・・・
(激しい雷鳴。おばあさんは、あわてて、よたよた退場する)

PAPAGENO
なんてこったい!

(タミーノは立ち上がって、指で脅す)

PAPAGENO
もう一言もしゃべらないよ!

第16場
(3人の童が、バラで覆われた空中ゴンドラに乗ってやって来る。舞台中央には、テーブルクロスや食器がきれいに並べられたテーブルが置いてある。童のうち、一人はフルートを持ち、もう一人は鈴の入った小箱を持っている)

DIE DREY KNABEN

【ナンバー16 三重唱】

ようこそ、二度目だね・・・
ザラストロの国へ!
あの方、返してくれるって。
取り上げられた笛と鈴。
料理がお口に合うならば、
陽気に飲み食いしていいよ!
次回、三度目会うときは、
勇気のご褒美、歓喜だよ!
タミーノ、がんばれ!ゴールは近い。
口利いちゃダメ、パパゲーノ。

(三重唱の間に、彼らはテーブルを中央にセットし、ゴンドラで飛び去って行く)


第17場
タミーノ、パパゲーノ

PAPAGENO
タミーノ、飲み食いしないのかい?

(タミーノはフルートを吹く)

PAPAGENO
きみがフルート吹くのなら、ぼくはこのパン吹こうかな。ザラストロ様、料理が得意。いつもこんなの食えるなら、さすがのぼくも、おしゃべりしている暇はない。

(飲む)
今度は、ワインセラーの品揃えをチェックしてみよう。わお!こいつは究極のワインだ!

(フルートは鳴りやむ)


第18場
パミーナ、前出の人々

PAMINA
(うれしそうに)
ここだったの?神様、ありがとう!あたしをここに連れて来てくれて・・・。あなたの笛の音が聞こえてきたから、あたし、その音を矢も楯もたまらず追いかけて来たのよ。・・・でも、悲しそうね?あたしとなのに、何も言わないの?

TAMINO
(ため息をつく)
ああ!
(去るように手で合図する)

PAMINA
ええっ?あなたなしでいろと?もう愛してないの?

TAMINO
(ため息をつく)
ああ!
(再び去るように合図する)

PAMINA
なぜかも教えてくれないのに、行ってしまえなんて。やさしいタミーノ!あたし、なんか気にさわることした?ねえ、あたしの心を傷つけないで。あなたといれば、心の慰めと癒しが得られると思ったのに、あたしの愛する心をさらに傷つけようとするとは?もう愛してないの?

(タミーノはため息をつく)

PAMINA
パパゲーノ、教えて、あたしの友達はどうしたの?

(パパゲーノは口にパンを入れたまま、両手で食卓を覆い、去るように合図する)

PAMINA
えっ?あなたもなの?口を利かない理由ぐらい教えてよ・・・。


PAPAGENO
しっ!
(身振りで去るように促す)

PAMINA
ああ、傷ついたなんて生易しいことじゃない・・・
死んだほうがまし!   (間をおいて)   
タミーノ・・・ただ一人好きだったひと!

【ナンバー17 アリア】

ああ、そうなのね、消え去った・・・
恋の幸せ、永久(えいきゅう)に!
たのしい時は、もう二度と、
こころに、もはや戻らない。
タミーノ、見える?この涙、
あなたのために流すのよ。
恋に燃えない心なら、
死の安らぎよ、やって来て。

(退場)


第19場
タミーノ、パパゲーノ

PAPAGENO
(急いで食べる)
どうだい、タミーノ、ぼくだって必要とありゃ黙れるんだ・・・。
そうさ、こういう時は、ぼくだって男さ。
(飲む)
コックさんと、ワインセラー長さん、ばんざあい。

(三度繰り返されるラッパの響き)
(タミーノはパパゲーノに行くように合図する)

PAPAGENO
キミから行ってよ、すぐ追いかけるから。

(タミーノは力ずくで行かせようとする)

PAPAGENO
強いほうが残ろう!

(タミーノは脅しつけて、右に退場するが、今度は左側から出て来る)

PAPAGENO
もう少しほっぽっといてほしいなあ。とっても食欲わいてきたのに、行かなきゃならないとは。このままいさせてよ。とても行く気にならないよ・・・ザラストロがあの6匹のライオンをぼくに向けて放ちでもしない限りね。
(ライオンが出て来るので、彼は飛び上がる)
おお、お慈悲を、神さまがたあ!
タミーノ、助けてえ!ライオンさん達のお食事にされちゃうよう。

(タミーノはフルートを吹き、急いで戻ってくる。ライオン達は向うに行ってしまう)
(タミーノは合図する)

PAPAGENO
行くよ!このうえキミの言うこと聞かなけりゃ、ぼくを悪党と呼んでくれ。
(三度繰り返されるラッパの響き)
ぼくたちのことだね・・・。もう着いたのか。でも、ねえ、タミーノ・・・ぼくたち、この先どうなっちゃうんだろ?

(タミーノは天を指し示す)

PAPAGENO
神々に尋ねろと?

(タミーノは身振りでうなずく)

PAPAGENO
そうだね、ぼくら以上に、神々のほうが多くご存知だろうし!

(三度繰り返されるラッパの響き)
(タミーノはパパゲーノを力ずくで引っ張って行く)

PAPAGENO
そんなに急ぐなよ。焼肉にされるまでには、まだじゅうぶん時間があるって。
(退場)
ZWEITER AKT

ERSTER AUFTRITT

Das Theater ist ein Palmwald; alle Bäume sind silberartig, die Blätter von Gold. 18 Sitze von Blättern; auf einem jeden Sitze steht eine Pyramide, und ein grosses schwarzes Horn mit Gold gefasst. In der Mitte ist die grösste Pyramide, auch die grössten Bäume. Sarastro nebst andern Priestern kommen in feyerlichen Schritten, jeder mit einem Palmzweige in der Hand. Ein Marsch mit blasenden Instrumenten begleitet den Zug.

Nr. 9 - Marsch der Priester

SARASTRO
nach einer Pause
Ihr, in dem Weisheitstempel eingeweihten Diener der grossen Göttin Osiris und Isis! - Mit reiner Seele erklär ich euch, dass unsre heutige Versammlung eine der wichtigsten unsrer Zeit ist. - Tamino, ein Königssohn, 20 Jahre seines Alters, wandelt an der nördlichen Pforte unsers Tempels, und seufzt mit tugendvollem Herzen nach einem Gegenstande, den wir alle mit Mühe und Fleiss erringen müssen. - Kurz, dieser Jüngling will seinen nächtlichen Schleyer von sich reissen, und ins Heiligthum des grössten Lichtes blicken. - Diesen Tugendhaften zu bewachen, ihm freundschaftlich die Hand zu bieten, sey heute eine unsrer wichtigsten Pflichten.

ERSTER PRIESTER
steht auf
Er besitzt Tugend?

SARASTRO
Tugend!

ZWEYTER PRIESTER
Auch Verschwiegenheit?

SARASTRO
Verschwiegenheit!

DRITTER PRIESTER
Ist wohlthätig?

SARASTRO
Wohlthätig! - haltet ihr ihn für würdig, so folgt meinem Beyspiele.
sie blasen drey Mahl in die Hörner
Gerührt über die Einigkeit eurer Herzen, dankt Sarastro euch im Namen der Menschheit. - Mag immer das Vorurtheil seinen Tadel über uns Eingeweihte auslassen! - Weisheit und Vernunft zerstückt es gleich dem Spinnengewebe. - Unsere Säulen erschüttern sie nie. Jedoch, das böse Vorurtheil soll schwinden; und es wird schwinden, so bald Tamino selbst die Grösse unserer schweren Kunst besitzen wird. - Pamina, das sanfte, tugendhafte Mädchen haben die Götter dem holden Jünglinge bestimmt; dies ist der Grundstein, warum ich sie der stolzen Mutter entriss. - Das Weib dünkt sich gross zu seyn; hoft durch Blendwerk und Aberglauben das Volk zu berücken, und unsern festen Tempelbau zu zerstören. Allein, das soll sie nicht; Tamino, der holde Jüngling selbst, soll ihn mit uns befestigen, und als Eingeweihter der Tugend Lohn, dem Laster aber Strafe seyn.

Der dreymahlige Accord in den Hörnern wird von allen wiederholt.

SPRECHER
steht auf
Grosser Sarastro, deine weisheitsvollen Reden erkennen und bewundern wir; allein, wird Tamino auch die harten Prüfungen, so seiner warten, bekämpfen? - Verzeih, dass ich so frey bin, dir meinen Zweifel zu eröffnen! mich bangt es um den Jüngling. Wenn nun im Schmerz dahin gesunken sein Geist ihn verliesse, und er dem harten Kampfe unterläge. - Er ist Prinz! -

SARASTRO
Noch mehr - Er ist Mensch!

SPRECHER
Wenn er nun aber in seiner frühen Jugend leblos erblasste?

SARASTRO
Dann ist er Osiris und Isis gegeben, und wird der Götter Freuden früher fühlen, als wir.
Der dreymahlige Accord wird wiederholt
Man führe Tamino mit seinem Reisegefährten in Vorhof des Tempels ein.
Zum Sprecher, der vor ihm niederkniet
Und du, Freund! den die Götter durch uns zum Vertheidiger der Wahrheit bestimmten - vollziehe dein heiliges Amt, und lehre durch deine Weisheit beyde, was Pflicht der Menschheit sey, lehre sie die Macht der Götter erkennen.

Sprecher geht mit einem Priester ab, alle Priester stellen sich mit ihren Palmzweigen zusammen.

Nr. 10 - Arie mir Chor

SARASTRO und CHOR
O Isis und Osiris schenket
Der Weisheit Geist dem neuen Paar!
Die ihr der Wandrer Schritte lenket,
Stärkt mit Geduld sie in Gefahr -
Lasst sie der Prüfung Früchts sehen.
Doch sollten sie zu Grabe gehen,
So lohnt der Tugend kühnen Lauf,
Nehmt sie in euern Wohnsitz auf.

Sarastro geht voraus, dann alle ihm nach ab.


ZWEYTER AUFTRITT

Nacht, der Donner rollt von weitem. Das Theater verwandelt sich in einen kurzen Vorhof des Tempels, wo man Ruinen von eingefallenen Säulen und Pyramiden sieht, nebst einigen Dornbüschen. An beyden Seiten stehen practicable hohe altägyptische Thüren, welche mehr Seitengebäude vorstellen.

Tamino und Papageno werden vom Sprecher und dem andern Priester hereingeführt; sie lösen ihnen die Säcke ab; die Priester gehen dann ab.

TAMINO
Eine schreckliche Nacht! -
Papageno, bist du noch bey mir?

PAPAGENO
J, freylich!

TAMINO
Wo denkst du, dass wir uns nun befinden?

PAPAGENO
Wo? Ja wenns nicht finster wäre, wollt' ich dirs schon sagen - aber so -
Donnerschlag
O weh! -

TAMINO
Was ists?

PAPAGENO
Mir wird nicht wohl bey der Sache!

TAMINO
Du hast Furcht, wie ich höre.

PAPAGENO
Furcht eben nicht, nur eiskalt läufts mir über den Rücken.
Starker Donnerschlag
O weh!

TAMINO
Was solls?

PAPAGENO
Ich glaube, ich bekomme ein kleines Fieber.

TAMINO
Pfui, Papageno! Sey ein Mann!

PAPAGENO
Ich wollt' ich wär ein Mädchen!
Ein sehr starker Donnerschlag
O! O! O! Das ist mein letzter Augenblick.


DRITTER AUFTRITT
Sprecher und der andere Priester mit Fackeln. Vorige.

SPRECHER
Ihr Fremdlinge, was sucht oder fordert ihr von uns? Was treibt euch an, in unsre Mauern zu dringen?

TAMINO
Freundschaft und Liebe.

SPRECHER
Bist du bereit, es mit deinem Leben zu erkämpfen?

TAMINO
Ja!

SPRECHER
Auch wenn Tod dein Loos wäre?

TAMINO
Ja!

SPRECHER
Prinz, noch ists Zeit zu weichen - einen Schritt weiter, und es ist zu spät. -

TAMINO
Weisheitslehre sey mein Sieg; Pamina, das holde Mädchen mein Lohn.

SPRECHER
Du unterziehst jeder Prüfung dich?

TAMINO
Jeder!

SPRECHER
Reiche deine Hand mir!
sie reichen sich die Hände
So!

ZWEYTER PRIESTER
Ehe du weiter sprichst, erlaube mir ein Paar Worte mit diesem Fremdlinge zu sprechen. - Willst auch du dir Weisheitsliebe erkämpfen?

PAPAGENO
Kämpfen ist meine Sache nicht. - Ich verlang' auch im Grunde gar keine Weisheit. Ich bin so ein Natursmensch, der sich mit Schlaf, Speise und Trank begnügt; - und wenn es ja seyn könnte, dass ich mir einmahl ein schönes Weibchen fange.

ZWEYTER PRIESTER
Die wirst du nie erhalten, wenn du dich nicht unsern Prüfungen unterziehst.

PAPAGENO
Worinn besteht diese Prüfung? -

ZWEYTER PRIESTER
Dich allen unsern Gesetzen unterwerfen, selbst den Tod nicht scheuen.

PAPAGENO
Ich bleibe ledig!

SPRECHER
Aber wenn du dir ein tugendhaftes, schönes Mädchen erwerben könntest?

PAPAGENO
Ich bleibe ledig!

ZWEYTER PRIESTER
Wenn nun aber Sarastro dir ein Mädchen aufbewahrt hätte, das an Farbe und Kleidung dir ganz gleich wäre? -

PAPAGENO
Mir gleich! Ist sie jung?

ZWEYTER PRIESTER
Jung und schön!

PAPAGENO
Und heisst?

ZWEYTER PRIESTER
Papagena.

PAPAGENO
Wie? - Pa?

ZWEYTER PRIESTER
Papagena!

PAPAGENO
Papagena? - Die möcht' ich aus blosser Neugierde sehen.

ZWEYTER PRIESTER
Sehen kannst du sie! - -

PAPAGENO
Aber wenn ich sie gesehen habe, hernach muss ich sterben?

Zweyter Priester macht eine zweydeutige Pantomime.

PAPAGENO
Ja? - Ich bleibe ledig!

ZWEYTER PRIESTER
Sehen kannst du sie, aber bis zur verlaufenen Zeit kein Wort mit ihr sprechen; wird dein Geist so viel Standhaftigkeit besitzen, deine Zunge in Schranken zu halten?

PAPAGENO
O ja!

ZWEYTER PRIESTER
Deine Hand! du sollst sie sehen.

SPRECHER
Auch dir, Prinz, legen die Götter ein heilsames Stillschweigen auf; ohne diesem seyd ihr beyde verlohren. - Du wirst Pamina sehen - aber nie sie sprechen dürfen; diess ist der Anfang eurer Prüfungszeit. -

Nr. 11 - Duett

ZWEITE PRIESTER UND SPRECHER
Bewahret euch vor Weibertücken:
Dies ist des Bundes erste Pflicht!
Manch weiser Mann liess sich berücken,
Er fehlte, und versah sichs nicht.
Verlassen sah er sich am Ende,
Vergolten seine Treu mit Hohn!
Vergebens rang er seine Hände,
Tod und Verzweiflung war sein Lohn.

Beyde Priester ab.


VIERTER AUFTRITT
Tamino, Papageno.

PAPAGENO
He, Lichter her! Lichter her! - Das ist doch wunderlich, so oft einen die Herrn verlassen, so sieht man mit offenen Augen Nichts.

TAMINO
Ertrag es mit Geduld, und denke, es ist der Götter Wille.


FÜNFTER AUFTRITT
Die drey Damen, Vorige.

Aus der Versenkung

DIE DREY DAMEN.

Nr. 12 - Quintett

Wie? Wie? Wie?
Ihr an diesem Schreckensort?
Nie, Nie, Nie!
Kommt ihr wieder glücklich fort!
Tamino, dir ist Tod geschworen.
Du, Papageno! bist verlohren!

PAPAGENO
Nein! Nein! Nein! Das wär zu viel.

TAMINO
Papageno schweige still!
Willst du dein Gelübde brechen,
Nichts mit Weibern hier zu sprechen?

PAPAGENO
Ihr hört ja, wir sind beyde hin.

TAMINO
Stille sag ich! - Schweige still!

PAPAGENO
Immer still, und immer still!

DIE DREY DAMEN
Ganz nah ist euch die Königinn!
Sie drang in Tempel heimlich ein.

PAPAGENO
Wie? Was? Sie soll im Tempel seyn?

TAMINO
Stille sag ich! - Schweige still! -
Wirst du immer so vermessen,
Deiner Eides - Pflicht vergessen?

DIE DREY DAMEN
Tamino, hör! du bist verlohren!
Gedenke an die Königinn!
Man zischelt viel sich in die Ohren
Von dieser Priester falschem Sinn.

TAMINO
für sich
Ein Weiser prüft und achtet nicht,
Was der verworfne Pöbel spricht.

DIE DREY DAMEN
Man sagt, wer ihrem Bunde schwört,
Der ist verwünscht mit Haut und Haar.

PAPAGENO
Das wär beym Teufel unerhört!
Sagt an Tamino, ist das wahr?

TAMINO
Geschwätz von Weibern nachgesagt,
Von Heuchlern aber ausgedacht.

PAPAGENO
Doch sagt es auch die Königinn.

TAMINO
Sie ist ein Weib, hat Weibersinn,
Sey still, mein Wort sey dir genug,
Denk deiner Pflicht, und handle klug.

DIE DREY DAMEN
zu Tamino
Warum bist du mit uns so spröde?

Tamino deutet bescheiden, dass er nicht sprechen darf.


DIE DREY DAMEN
Auch Papageno schweigt. - so rede!

PAPAGENO
Ich möchte gerne - Woll -

TAMINO
Still!

PAPAGENO
heimlich
Ihr seht, dass ich nicht soll -

TAMINO
Still!

TAMINO UND PAPAGENO
Dass ich / du nicht kann / kannst das Plaudern lassen,
Ist wahrlich eine Schand' für mich / dich.

ALLE FÜNF
Wir / Sie müssen sie / uns mit Schaam verlassen:
Es plaudert keiner sicherlich!
Von festem Geiste ist ein Mann,
Er denket, was er sprechen kann.

Die Damen wollen gehen, die Eingeweihten schreyen von innen.

PRIESTER
Entweiht ist die heilige Schwelle,
Hinab mit den Weibern zur Hölle!

Ein schrecklicher Accord mit allen Instrumenten, Donner, Blitz und Schlag: zugleich zwey starke Donner. Die Damen stürzen in die Versenkung.

DIE DREY DAMEN
O weh! O weh! O weh!

PAPAGENO
fällt vor Schrecken zu Boden; singt, da schon alle Musik stille ist
O weh! O weh! O weh!

Dann fängt der dreymahlige Accord an.


SECHSTER AUFTRITT
Tamino, Papageno, Sprecher, zweyter Priester mit Fackeln.

SPRECHER
Heil dir, Jüngling! dein standhaft männliches Betragen hat gesiegt. Zwar hast du noch manch rauhen und gefährlichen Weg zu wandern, den du aber durch Hülfe der Götter glücklich endigen wirst. - Wir wollen also mit reinem Herzen unsere Wanderschaft weiter fortsetzen.
er giebt ihm den Sack um
So! nun komm.
ab

ZWEYTER PRIESTER
Was seh' ich! Freund, siehe auf! wie ist dir?

PAPAGENO
Ich lieg' in einer Ohnmacht!

ZWEYTER PRIESTER
Auf! Sammle dich und sey ein Mann!

PAPAGENO
sieht auf
Aber sagt mir nur meine lieben Herren, warum muss ich denn alle die Qualen und Schrecken empfinden? - Wenn mir ja die Götter eine Papagena bestimmten, warum denn mit so vielen Gefahren sie erringen?

ZWEYTER PRIESTER
Diese neugierige Frage mag deine Vernunft dir beantworten. Komm! meine Pflicht heischt dich weiter zu führen.
er giebt ihm den Sack um

PAPAGENO
Bey so einer ewigen Wanderschaft möcht einem wohl die Liebe auf immer vergehen.
ab


SIEBENTER AUFTRITT
Das Theater verwandelt sich in einen angenehmen Garten; Bäume, die nach Art eines Hufeisens gesetzt sind; in der Mitte siebt eine Laube von Blumen und Rosen, worin Pamina schläft. Der Mond beleuchtet ihr Gesicht. Ganz vorn steht eine Rasenbank, Monostatos kommt, setzt sich nach einer Pause.

MONOSTATOS.
Ha, da find' ich ja die spröde Schöne! - Und um so einer geringen Pflanze wegen wollte man meine Fusssohlen behämmern? - Also bloss dem heutigen Tage hab' ichs zu verdanken, dass ich noch mit heiler Haut auf die Erde trete. - Hm! - Was war denn eigentlich mein Verbrechen? - dass ich mich in eine Blume vergaffte, die auf fremden Boden versetzt war? - Und welcher Mensch, wenn er auch von gelinderm Himmelstrich daher wanderte, würde bey so einem Anblick kalt und unempfindlich bleiben? -
Bey allen Sternen! das Mädchen wird noch um meinen Verstand mich bringen. - Das Feuer, das in mir glimmt, wird mich noch verzehren.
er sieht sich allenthalben um
Wenn ich wüsste - dass ich so ganz allein, und unbelauscht wäre - ich wagte es noch einmal.
er macht sich Wind mit beyden Händen
Es ist doch eine verdammte närrische Sache um die Liebe! - Ein Küsschen, dächte ich, liesse sich entschuldigen. -

Nr. 13 - Arie

Alles wird so piano gesungen und gespielt, als wenn die Musik in weiter Entfernung wäre.

MONOSTATOS
Alles fühlt der Liebe Freuden,
Schnäbelt, tändelt, herzet, küsst;
Und ich soll die Liebe meiden,
Weil ein Schwarzer hässlich ist.
Ist mir denn kein Herz gegeben?
Ich bin auch den Mädchen gut?
Immer ohne Weibchen leben,
Wäre wahrlich Höllenglut.
Drum so will ich, weil ich lebe,
Schnäbeln, küssen, zärtlich seyn! -
Lieber, guter Mond - vergebe
Eine Weisse nahm mich ein! -
Weiss ist schön! - ich muss sie küssen;
Mond! verstecke dich dazu! -
Sollt es dich zu seh'n verdriessen,
O so mach die Augen zu.

Er schleicht langsam und leise hin.


ACHTER AUFTRITT
Die Königinn kommt unter Donner aus der mittlern Versenkung, und so, dass sie gerade vor Pamina zu stehen kommt.

KÖNIGINN
Zurücke!

PAMINA
erwacht
Ihr Götter!

MONOSTATOS
prallt zurück
O weh! - das ist - wo ich nicht irre, die Göttin der Nacht.
steht ganz still

PAMINA
Mutter! Mutter! meine Mutter!
sie fällt ihr in die Arme

MONOSTATOS
Mutter? hm! das muss man von weitem belauschen.
schleicht ab

KÖNIGINN
Verdank es der Gewalt, mit der man dich mir entriss, dass ich noch deine Mutter mich nenne. - Wo ist der Jüngling, den ich an dich sandte?

PAMINA
Ach Mutter, der ist der Welt und den Menschen auf ewig entzogen. - Er hat sich den Eingeweihten gewidmet.

KÖNIGINN
Den Eingeweihten? - Unglückliche Tochter, nun bist du auf ewig mir entrissen. -

PAMINA
Entrissen? - O fliehen wir liebe Mutter! unter deinem Schutz trotz ich jeder Gefahr.

KÖNIGINN
Schutz? Liebes Kind, deine Mutter kann dich nicht mehr schützen. - Mit deines Vaters Tod gieng meine Macht zu Grabe.

PAMINA
Mein Vater -

KÖNIGINN
Übergab freywillig den siebenfachen Sonnenkreis den Eingeweihten; diesen mächtigen Sonnenkreis trägt Sarastro auf seiner Brust. - Als ich ihn darüber beredete, so sprach er mit gefalteter Stirne: Weib! meine letzte Stunde ist da - alle Schätze, so ich allein besass, sind dein und deiner Tochter. - Der alles verzehrende Sonnenkreis, fiel ich hastig ihm in die Rede, - ist den Geweihten bestimmt, antwortete er: - Sarastro wird ihn so männlich verwalten, wie ich bisher. - Und nun kein Wort weiter; forsche nicht nach Wesen, die dem weiblichen Geiste unbegreiflich sind. - Deine Pflicht ist, dich und deine Tochter, der Führung weiser Männer zu überlassen.

PAMINA
Liebe Mutter, nach allem dem zu schliessen, ist wohl auch der Jüngling auf immer für mich verloren.

KÖNIGINN
Verloren, wenn du nicht, eh' die Sonne die Erde färbt, ihn durch diese unterirdische Gewölber zu fliehen beredest. - Der erste Schimmer des Tages entscheidet, ob er ganz Dir oder den Eingeweihten gegeben sey.

PAMINA
Liebe Mutter, dürft ich den Jüngling als Eingeweihten denn nicht auch eben so zärtlich lieben, wie ich ihn jetzt liebe? - Mein Vater selbst war ja mit diesen weisen Männern verbunden; er sprach jederzeit mit Entzücken von ihnen, preisste ihre Güte - ihren Verstand - ihre Tugend. - Sarastro ist nicht weniger tugendhaft. -

KÖNIGINN
Was hör ich! - Du meine Tochter könntest die schändlichen Gründe dieser Barbaren vertheidigen? - So einen Mann lieben, der mit meinem Todfeinde verbunden, mit jedem Augenblick mir meinen Sturz bereiten würde? - Siehst du hier diesen Stahl? - Er ist für Sarastro geschliffen. - Du wirst ihn tödten, und den mächtigen Sonnenkreis mir überliefern.

PAMINA
Aber liebste Mutter! -

KÖNIGINN
Kein Wort!

Nr. 14 - Arie

KÖNIGIN DER NACHT
Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen,
Tod und Verzweiflung flammet um mich her!
Fühlt nicht durch dich Sarastro Todesschmerzen,
So bist du meine Tochter nimmermehr.
Verstossen sey auf ewig und verlassen,
Zertrümmert alle Bande der Natur,
Wenn nicht durch dich Sarastro wird erblassen!
Hört Rache, - Götter! - Hört der Mutter Schwur.

Sie versinkt.


NEUNTER AUFTRITT
Pamina mit dem Dolch in der Hand.

PAMINA
Morden soll ich? - Götter! das kann ich nicht. - Das kann ich nicht!
steht in Gedanken


ZEHNTER AUFTRITT
Vorige, Monostatos.

MONOSTATOS
kommt schnell, heimlich, und sehr freudig
Sarastros Sonnenkreis hat also auch seine Wirkung? - Und diesen zu erhalten, soll das schöne Mädchen ihn morden? - Das ist Salz in meine Suppe!

PAMINA
Aber schwur sie nicht bey allen Göttern, mich zu verstossen, wenn ich den Dolch nicht gegen Sarastro kehre? - Götter! - Was soll ich nun?

MONOSTATOS
Dich mir anvertrauen!
nimmt ihr den Dolch

PAMINA
erschrickt und schreyt
Ha!

MONOSTATOS
Warum zitterst du? vor meiner schwarzen Farbe, oder vor dem ausgedachten Mord?

PAMINA
schüchtern
Du weisst also? -

MONOSTATOS
Alles. - Ich weiss sogar, dass nicht nur dein, sondern auch deiner Mutter Leben in meiner Hand steht. - Ein einziges Wort sprech ich zu Sarastro, und deine Mutter wird in diesem Gewölbe in eben dem Wasser, das die Eingeweihten reinigen soll, wie man sagt, ersäufft. - Aus diesem Gewölbe kommt sie nun sicher nicht mehr mit heiler Haut, wenn ich es will. - Du hast also nur einen Weg, dich und deine Mutter zu retten.

PAMINA
Der wäre?

MONOSTATOS
Mich zu lieben.

PAMINA
zitternd für sich
Götter!

MONOSTATOS
freudig
Das junge Bäumchen jagt der Sturm auf meine Seite. - Nun Mädchen! - Ja, oder nein!

PAMINA
entschlossen
Nein!

MONOSTATOS
voll Zorn
Nein? und warum? weil ich die Farbe eines schwarzen Gespensts trage? - Nicht? - Ha so stirb!
er ergreift sie bey der Hand

PAMINA
Monostatos, sieh mich hier auf meinen Knien - schone meiner!

MONOSTATOS
Liebe oder Tod! - Sprich! dein Leben steht auf der Spitze.

PAMINA
Mein Herz hab ich dem Jüngling geopfert.

MONOSTATO
Was kümmert mich dein Opfer. - Sprich! -

PAMINA
entschlossen
Nie!


ELFTER AUFTRITT
Vorige, Sarastro.

MONOSTATOS
So fahr denn hin!
Sarastro hält ihn schnell ab
Herr, mein Unternehmen ist nicht strafbar; man hat deinen Tod geschworen, darum wollt ich dich rächen.


SARASTRO
Ich weis nur allzuviel. - Weiss, dass deine Seele eben so schwarz als dein Gesicht ist. - Auch würde ich dies schwarze Unternehmen mit höchster Strenge an dir bestrafen, wenn nicht ein böses Weib, das zwar eine sehr gute Tochter hat, den Dolch dazu geschmiedet hätte. - Verdank es der bösen Handlung des Weibes, dass du ungestraft davon ziehst. - Geh! -

MONOSTATOS
im Abgehen
Jetzt such' ich die Mutter auf, weil die Tochter mir nicht beschieden ist.
ab


ZWÖLFTER AUFTRITT
Vorige, ohne Monostatos.

PAMINA
Herr, strafe meine Mutter nicht, der Schmerz über meine Abwesenheit.

SARASTRO
Ich weis alles. - Weis, dass sie in unterirdischen Gemächern des Tempels herumirrt, und Rache über mich und die Menschheit kocht; - Allein, du sollst sehen, wie ich mich an deiner Mutter räche. - Der Himmel schenke nur dem holdem Jüngling Muth und Standhaftigkeit in seinem frommen Vorsatz, denn bist du mit ihm glücklich, und deine Mutter soll beschämt nach ihrer Burg zurücke kehren.

Nr. 15 - Arie

SARASTRO
In diesen heil'gen Hallen,
Kennt man die Rache nicht. -
Und ist ein Mensch gefallen;
Führt Liebe ihn zur Pflicht.
Dann wandelt er an Freundeshand,
Vergnügt und froh ins bess're Land.
In diesen heiligen Mauern
Wo Mensch den Menschen liebt,
Kann kein Verräther lauern,
Weil man dem Feind vergiebt.
Wen solche Lehren nicht erfreu'n,
Verdienet nicht ein Mensch zu seyn.

Gehen beyde ab.


DREYZEHNTER AUFTRITT
Das Theater verwandelt sich in eine Halle, wo das Flugwerk gehen kann. Das Flugwerk ist mit Rosen und Blumen umgeben, wo sich sodann eine Thüre öfnet.

Tamino und Papageno werden ohne Säcke, von den zwey Priestern herein geführt.
Ganz vorne sind zwey Rasenbänke.

SPRECHER
Hier seyd ihr euch beyde allein überlassen. - Sobald die röchelnde Posaune tönt, dann nehmt ihr euren Weg dahin. - Prinz, lebt wohl! Wir sehen uns, eh' ihr ganz am Ziele seyd. - Noch einmal, vergesst das Wort nicht: Schweigen.
ab

ZWEYTER PRIESTER
Papageno, wer an diesem Ort sein Stillschweigen bricht, den strafen die Götter durch Donner und Blitz. Leb wohl!
ab


VIERZEHNTER AUFTRITT
Tamino, Papageno.

Tamino setzt sich auf eine Rasenbank.

PAPAGENO
nach einer Pause
Tamino!

TAMINO
verweisend
St!

PAPAGENO
Das ist ein lustiges Leben! - Wär' ich lieber in meiner Strohhütte, oder im Walde, so hört ich doch manchmahl einen Vogel pfeifen.

TAMINO
verweisend
St!

PAPAGENO
Mit mir selbst werd' ich wohl sprechen dürfen; und auch wir zwey können zusammen sprechen, wir sind ja Männer.

TAMINO
verweisend
St!

PAPAGENO
singt
La la la - la la la! - Nicht einmal einen Tropfen Wasser bekommt man bey diesen Leuten; viel weniger sonst was.


FÜNFZEHNTER AUFTRITT
Ein altes hässliches Weib kommt aus der Versenkung, hält auf einer Tasse einen grossen Becher mit Wasser.

PAPAGENO
sieht sie lang an
Ist das für mich?

WEIB
Ja, mein Engel!

PAPAGENO
sieht sie wieder an, trinkt
Nicht mehr und nicht weniger als Wasser. - Sag du mir, du unbekannte Schöne! werden alle fremde Gäste auf diese Art bewirthet?

WEIB
Freylich mein Engel!

PAPAGENO
So, so! - Auf die Art werden die Fremden auch nicht gar zu häufig kommen. -

WEIB
Sehr wenig.

PAPAGENO
Kann mirs denken. - Geh Alte, setze dich her zu mir, mir ist die Zeit verdammt lange. - Sag du mir, wie alt bist du denn?

WEIB
Wie alt?

PAPAGENO
Ja!

WEIB
18 Jahr, und 2 Minuten.

PAPAGENO
18 Jahr, und 2 Minuten?

WEIB
Ja!

PAPAGENO
Ha ha ha! - Ey du junger Engel! Hast du auch einen Geliebten?

WEIB
J' freylich!

PAPAGENO
Ist er auch so jung wie du?

WEIB
Nicht gar, er ist um 10 Jahre älter. -

PAPAGENO
Um 10 Jahr ist er älter als du? - Das muss eine Liebe seyn! - Wie nennt sich denn dein Liebhaber?

WEIB
Papageno!

PAPAGENO
erschrickt, Pause
Papageno? - Wo ist er denn dieser Papageno?

WEIB
Da sitzt er mein Engel!

PAPAGENO
Ich wär dein Geliebter?

WEIB
Ja mein Engel!

PAPAGENO
nimmt schnell das Wasser, und spritzt sie ins Gesicht
Sag du mir, wie heisst du denn?

WEIB
Ich heisse -
starker Donner, die Alte hinkt schnell ab

PAPAGENO
O weh!

Tamino steht auf, droht ihm mit dem Finger.

PAPAGENO
Nun sprech ich kein Wort mehr!

SECHZEHNTER AUFTRITT
Die drey Knaben kommen in einem mit Rosen bedeckten Flugwerk. In der Mitte steht ein schöner gedeckter Tisch. Der eine hat die Flöte, der andere das Kästchen mit Glöckchen.

DIE DREY KNABEN

Nr. 16 - Terzett

Seyd uns zum zweytenmal willkommen
Ihr Männer in Sarastros Reich!
Er schickt, was man euch abgenommen,
Die Flöte und die Glöckchen euch.
Wollt ihr die Speisen nicht verschmähen,
So esset, trinket froh davon!
Wenn wir zum drittenmal uns sehen,
Ist Freude eures Muthes Lohn!
Tamino Muth! Nah ist das Ziel,
Du Papageno, schweige still.

Unter dem Terzett setzen sie den Tisch in die Mitte, und fliegen auf.


SIEBZEHNTER AUFTRITT
Tamino, Papageno.

PAPAGENO
Tamino, wollen wir nicht speisen? - -

Tamino bläst auf seiner Flöte.

PAPAGENO
Blase du nur fort auf deiner Flöte, ich will meine Brocken blasen. - Herr Sarastro führt eine gute Küche. - Auf die Art, ja da will ich schon schweigen, wenn ich immer solche gute Bissen bekomme.
er trinkt
Nun will ich sehen, ob auch der Keller so gut bestellt ist. - Ha! - Das ist Götterwein! -

die Flöte schweigt


ACHTZEHNTER AUFTRITT
Pamina, Vorige.

PAMINA
freudig
Du hier? - Gütige Götter! Dank euch, dass ihr mich diesen Weg führtet. - Ich hörte deine Flöte - und so lief ich pfeilschnell dem Tone nach. - Aber du bist traurig? - Sprichst nicht eine Silbe mit deiner Pamina?

TAMINO
seufzt
Ah!
winkt ihr fortzugehen.

PAMINA
Wie? ich soll dich meiden? liebst du mich nicht mehr?

TAMINO
seufzt
Ah!
winkt wieder fort

PAMINA
Ich soll fliehen, ohne zu wissen, warum. - Tamino, holder Jüngling! hab ich dich beleidigt? - O kränke mein Herz nicht noch mehr. - Bey dir such ich Trost - Hülfe - und du kannst mein liebevolles Herz noch mehr kränken? - Liebst du mich nicht mehr?

Tamino seufzt

PAMINA
Papageno, sage du mir, sag, was ist meinem Freund?

Papageno hat einen Brocken in dem Mund, hält mit beyden Händen die Speisen zu, winkt fortzugehen.

PAMINA
Wie? auch du? - Erkläre mir wenigstens die Ursache eures Stillschweigens. - -

PAPAGENO
St!
er deutet ihr fortzugehen.

PAMINA
O das ist mehr als Kränkung - mehr als Tod!
Pause
Liebster, einziger Tamino! -

Nr. 17 - Arie

Ach ich fühls, es ist verschwunden -
Ewig hin der Liebe Glück!
Nimmer kommt ihr, Wonnestunden,
Meinem Herzen mehr zurück.
Sieh Tamino, diese Thränen
Fliessen Trauter, dir allein.
Fühlst du nicht der Liebe Sehnen,
So wird Ruh im Tode seyn.

ab


NEUNZEHNTER AUFTRITT
Tamino, Papageno.

PAPAGENO
isst hastig
Nicht wahr Tamino, ich kann auch schweigen, wenns seyn muss. - Ja, bey so einem Unternehmen da bin ich Mann.
er trinkt
Der Herr Koch, und der Herr Kellermeister sollen leben. -

Dreymaliger Posaunenton
Tamino winkt Papageno, dass er gehen soll.

PAPAGENO
Gehe du nur voraus, ich komm schon nach.

Tamino will ihn mit Gewalt fortführen.

PAPAGENO
Der Stärkere bleibt da!

Tamino droht ihm, und geht rechts ab; ist aber links gekommen.

PAPAGENO
Jetzt will ich mirs erst recht wohl seyn lassen. - Da ich in meinem besten Appetit bin, soll ich gehen. - Das lass' ich wohl bleiben. - Ich gieng' jetzt nicht fort, und wenn Herr Sarastro seine sechs Löwen an mich spannte.
die Löwen kommen heraus, er erschrickt
O Barmherzigkeit, ihr gütigen Götter! - Tamino, rette mich! die Herrn Löwen machen eine Mahlzeit aus mir.

Tamino bläst sein Flöte, kommt schnell zurück; die Löwen gehen hinein.
Tamino winkt ihm.

PAPAGENO
Ich gehe schon! heiss du mich einen Schelmen, wenn ich dir nicht in allem folge.
dreymaliger Posaunenton
Das geht uns an. - Wir kommen schon. - Aber hör einmal, Tamino, was wird denn noch alles mit uns werden?

Tamino deutet gen Himmel.

PAPAGENO
Die Götter soll ich fragen?

Tamino deutet ja.

PAPAGENO
Ja, die könnten uns freylich mehr sagen, als wir wissen!

dreymaliger Posaunenton
Tamino reisst ihn min Gewalt fort.

PAPAGENO
Eile nur nicht so, wir kommen noch immer zeitlich genug, um uns braten zu lassen.
ab


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