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管理人より

  • こちらに掲載している原語リブレットはどうやらホーフマンスタールの生台本だったようで、シュトラウスが音楽を付けてない部分や追加した詩句があるようです。生台本は話のつながりがスムーズな点もあるということで、wagnerianchanさまはそのまま訳出してくれました。管理人がシュトラウスがカットした原語部分をグレーにする処理を行っています。通常のリブレット日本語対訳はこちらをご覧ください。

(アデライーデはマンドリカのエスコートを受けながら、後ろの階段を登っていく。舞台右手から出てきたテーブルの上には豪華な冷菜が置かれ、次から次へと置かれていく。
アラベラはドミニクにエスコートされながら、後方の舞踏会の広間から登場する。二人は向きを変えて舞台左手へと歩いて行く)

ARABELLA
さあ、これで、さよならね。ドミニクさん。

DOMINIK
さよなら?もう帰宅されるのですか?

ARABELLA
(落ち着いて、快活に)
これが私たちの最後のダンスだったのです。
いずれまたお会いすることもあるかも知れない。
ですが、ただ若い頃の知り合いとしてですわ。

DOMINIK
アラベラ!

(彼女の腕をつかんで)

ARABELLA
(するっと身をかわして)
だめよ。ドミニク!
子供時代は別として、あなたは、
私を好きと言ってくれた
最初の男の人でしたね。私ほんとうに嬉しかったわ。
でも、私はあなたにふさわしい人ではなく、
残念ながら、あなたも私にふさわしい方ではなかった。
何もおっしゃらないで。ドミニク。エレメルが来ますわ。
さよなら!

(エレメルにうなずきかける。ドミニクはゆっくりと去っていく)

ELEMER
(舞踏会の広間からやって来て、アラベラに近寄る)
今日ほど美しいあなたを見たことがない!
何かあったんだね!

ARABELLA
そうよ。エレメル。あったわ!
ですから、今、私はあなたに手を差し出し、
さよならを告げるの。ありがとう、エレメル・・・
いくつも素敵な時があったわね・・・

ELEMER
ベッラ。あったのだし、これからもあるのだよ!

ARABELLA
手を握ったままにしないで。
すぐに私の指の力を感じて。
もう二度と会わなくとも、
良いお友達のままでいましょうね!

ELEMER
(怒って)
あなたは、あのよそ者に恋したのですね。
あのヴァラキア人だか何だかに!

ARABELLA
恋・・・それ以上のことですわ・・・

(エレメルはののしり始める)

ARABELLA
(穏やかに)
この最後の時を台無しにしないで!
さあ、ラモラルが来たわ。
私との最後のダンスの時を待っている!

(ラモラルが舞踏会の広間から階段を登って登場する。舞台右手のテーブルクロスは取り払われている)

ELEMER
(アラベラにぴたっと体を寄せて)
ぼくの妻になってください!
いったい誰がぼくの邪魔をできるでしょう!

ARABELLA
残念ですが私には別の幸せが定められているの。

(エレメルをその場に残し、ラモラルの方へと向かう。エレメルは左手から退場)

LAMORAL
ああ、アラベラ!舞踏会に、あなたほど美しい方はいません!

ARABELLA
(半ば自分に言い聞かせるように)
そうよ。恋とは甘いもの。このくっついたり離れたりはね。
でも、それよりも千倍美しいものがあるわ!
いつかあなたもきっとわかるわ。ひょっとしたらね・・・

LAMORAL
私に縁の遠い話などしないでください・・・

ARABELLA
(真剣に)
あなたにはまだ縁がない話ね。その通りね。

LAMORAL
不安になります。様子が違いますね、アラベラ!
ぼくからあなたを奪ったのは誰なのです!

ARABELLA
奪った?行ってちょうだい、おばかさんね!
でも、最初で最後のキスを
あなたにしてあげるわ。

(ラモラルに身をかがめ、素早く、額に軽くキスする。二人は舞台左手にいて、ややカーテンの陰に隠れている)


LAMORAL
(顔を輝かせて)
この素晴らしいキスは、どなたから?

ARABELLA
(すぐラモラルから身を離して、舞台中央に進んで行く)
今日幸せを得た女の子からよ。
この子は、幸せすぎて一人でいなきゃならない。
自分の部屋で一人っきりになり、
幸せのあまり、長い時間、眠れもせず横になっているの!
(口調を変えて)
でも、もう一度だけワルツを踊りましょう。
そしたら、おいとまするわ・・・もう二度と会うこともないでしょう!

(ラモラルと舞踏会の広間に降りて行く。マッテオが舞台右手から出て来て、テーブルクロスの脇を通り過ぎる。ズデンカは左手から登場し、不安そうな様子で、人目につかない所からマッテオの様子を眺めている)

MATTEO
(独り言で)
もう終わろう!終わりにし、けりをつけよう!
さもなくば、ぼくは臆病者だ!

ZDENKA
ああ!なんて顔だ!恐ろしいほどの覚悟!

(ズデンカの手招きに応じて、マッテオがやって来る。マンドリカはギャラリーから階段を下り、舞台を横切って、テーブルクロスのかかったテーブルへと進み、ヴェルコから報告を受けている)


ZDENKA
(とても不安そうに)
またこんなになってしまって・・・?またこんな?

MATTEO
胸の嵐に押しつぶされそうだ!

ZDENKA
お姉さんの想いは君にある!他の誰でもない!
(マッテオは苦笑いする)

ZDENKA
うそだと思う?
ぼくにこの手紙をくれたんだよ!
これさ!
(背広の胸ポケットに手を突っ込む)

MATTEO
(後じさりして舞台中央に出る)
受け取れない!
それは、ぼくを終わらせてしまう!
そう感じるんだ!

(ズデンカは手紙を手にしたまま、逃げるマッテオを追う。マンドリカはそれに気付く。ヤンケルは、花束の山を運ぶ人々と一緒に、舞台右手から入ってくる。ズデンカはマッテオを舞台中央まで追いかけて行く)

MATTEO
持ち去ってくれ!きっと、ぼくは終わってしまう!

ZDENKA
受け取らねば!世界が変わるはずさ!
それをこそ感じるんだ!

MATTEO
(手紙をつかむ)
鍵じゃないか?

ZDENKA
受け取って!受け取ってよ!

MATTEO
(手紙の封を引きちぎって)
手紙はない!鍵だけ?
何かの冗談かい?ズデンコ、どうなんだ!

ZDENKA
(顔を真っ青にして、気を失いそうになりながら)
お姉さんの鍵さ!

MATTEO
ああ、あの人の鍵だって?

ZDENKA
(ほとんど抑揚をつけずに)
部屋のさ。気をつけて。しまうんだ。

MATTEO
鍵だって・・・?気が狂いそうだ!
ここは舞踏会かい?君はズデンコか?
下で踊っているのは、君の姉さんかい?
鍵とは・・・?

ZDENKA
お姉さんの部屋のさ。

MATTEO
アラベラの部屋への鍵!
(鍵を目の前にかかげる)

MANDRYKA
(体をびくっと震わせ)
俺の聴き違いか!?

(ヤンケルが近づいてくるが、マンドリカは去るように合図し、2人の方へと近づいて行く)

ZDENKA
(赤くなったり青くなったりし、恥ずかしさを乗り越えようとしながら)
君は家に帰るんだ・・・お姉さんは15分もすればやって来るよ。
その鍵はお姉さんの部屋の隣室を開けるんだ。音も立てずに、お姉さんは君のもとにやって来る。マッテオ。君が今晩幸せになるためなら、お姉さんは何でもしてあげるつもりなんだよ!

MATTEO
誓ってくれ、本当だね!
アラベラの部屋の鍵なんだね!

ZDENKA
君の手にあるじゃないか!まさに、その鍵を、
お姉さんは君に渡し、君の幸せのためなら、
何でもしてあげるつもりなんだ!
もう行かなきゃ!人に見られちゃまずい!
(舞台左手へと走って退場)

MATTEO
(独り言で)
乙女心の神秘・・・何ともきわめがたい!
(急ぎ左手へと退場)

MANDRYKA
(一種固まった状態から突然目覚めたように)
待て!そこのお前、だれなんだ!
ヴェルコ!走れ!あの男を取り押さえろ!
俺の前に引きずり出せ!あの鍵と一緒にな!

(ドミニクとアデライーデは舞台左手から前のほうにやって来る)

WELKO
(自分の主人が誰をつかまえろと言っているのか分からず)
誰をですか?大侯さま?どの男です?
こやつですか?
(ドミニクを指差す)

(ドミニクとアデライーデは舞台左手のソファーに腰を下ろしている)

MANDRYKA
(独り言で)
もしや、ここには大勢アラベラという名の女がいるのか・・・
俺の呪わしい猟師の耳が、
馬鹿で頑固な脳みそを欺いたのか・・・
だが、見知らぬ奴の笑い物になってるんじゃあるまいな?
部屋の鍵を贈るだと?
自分自身は、この舞踏会の広間で
踊っているというのに?
(時計を見る)
時間はまだ残っているというのか・・・
俺が、あの人に許した時間は・・・。
だが、それこそ間抜けな阿呆じゃないか?
(ヴェルコに)
もうよそう!食事の用意を続けるんだ!
(せわしなく行ったり来たりする)
音楽は美しい・・・鍵のことじゃない。
ヴァイオリンが聴こえる・・・呪わしい鍵じゃない。
きっともうすぐ、あの人がここに来る。
私の目の前に。そうしたら、花を撒き散らして、
私の代わりに、花にあの人の足にキスさせるのだ。
ああ!今この瞬間も、あの人は踊り、
少女時代に別れを告げているんだ!

DOMINIK
ああ、なんと魅力的な女性でしょう!
昔は娘さんより美しかったでしょうに!
ぼくのメランコリックな気持ちを癒す術もご存知のはずですよ。

ADELAIDE
ドミニク!だめよ!
あとで、二人っきりになったらね。
あの子がいなくなってからよ。

MANDRYKA
(怒りに燃えて眺めながら)
なぜ大勢こっちに来るのに、あの人はいないんだ?
なぜ、いまいましい鍵の音ばかりガチャガチャ聞こえるんだ?

DIE FIAKER-MILLI
(エレメルの腕にもたれて、マンドリカに近づく。それ以外のカップル達も立っている)
あなた様、改めて、お願い申し上げますわ。
舞踏会の女王をお返しくださいませ!

MANDRYKA
(激怒して、独り言で)
この女、何を言うんだ?俺に、あの人を返せだと?
俺が閉じ込めたわけじゃない。
俺は鍵を持っていない。鍵は封筒の中さ。

(肘掛椅子を引っつかむと、背もたれがパキンと折れる。ヴェルコがシャンパンを差し出す)

MANDRYKA
(気持ちを抑えながら)
お許しいただきたく存じます・・・
どなたさまもご同様に。お知り合いも見知らぬ方も!

ELEMER
だが、この素敵な時間を、アラベラ伯爵令嬢なしで
過ごしたくないものだな!

MILLI
どこに行けば会えるか、ご存知のくせに。

MANDRYKA
(自分の首をつかんで、ネクタイをゆるめる)
ご存知のくせにだと?鍵だ!ヴェルコ!探せ!
広間にお嬢様がいないか探すんだ!
この広いウィーンで見つけたんだ。
こんなダンス小屋で見つけるのは、雑作もなかろう!

(ヴェルコは走り去る)

MANDRYKA
(後ろから、太い声で呼びかける)
ここに来てもらうよう頼むのだ!そのお気持がおありになるのなら!(続いて、エレメルの腕から離れていたミッリに)
こんなに甘ったるい口には、さぞ甘い飲み物が必要でしょう!

(ミッリにシャンパンのグラスを差し出す。ミッリはヨーデルで答える)

JANKEL
(小さな手紙をトレイにのせて持ってくる)
閣下へのお言伝ての手紙でございます。

MANDRYKA
鍵が中に入っていそうか?

JANKEL
はっ?鍵ですと?

MANDRYKA
(あわてて手紙をつかむが、なおも開けるのをためらう)
おお、神様!なぜ、あの顔は、私の心をこんなにも
激しい力でとらえるようになったのでしょう!
恐ろしくてならない・・・
(舞台の脇に行って、封を切って中を読む。怒りに燃えながら文面を二度繰り返し読む)
「本日は、お休みを申し上げます。
お家に帰ります。
明日から私はあなたのもの」
小文字のaだけ!サインもない!
名前がないとは!こんなお人よし、
すぐだまされる男には、そんなものは要らないってのか!
(苦い思いのあまり、わざと陽気に)
少女時代に別れを告げにゃならんのだとよ・・・
それには、あんなに細やかに気を使っていたのに、
サインには、気をつかう時間もないってのか!
(無理して厚かましいぐらい陽気になり、再び人々の所に戻り、手で合図しながら)
さあ、花をばらまけ!シャンパンだ!
左右の方々に注いで回れ。全員テーブルの下にぶっ倒れるまで・・・伯爵だろうが、御者だろうが、御者夫人だろうが、おかまいなしだ!今日は一切合財全部、
この俺の勘定だ!

(給仕たちは散らばっていき、シャンペンを注いで回る)

きれいなミッリよ、俺が何か歌ってやろうか?
(彼女を引き寄せて)
俺も気持ち良くなるってもんだ!
(ミッリは、言葉ではなく、やさしいヨーデルの歌声でそれに答える)

MANDRYKA
(自嘲と怒りの涙にまみれて)
森を歩いていたが、
どの森かも分からない。
少女と出会ったが、
誰の娘か分かったもんじゃない!
その足をふんずけたが、
誰の足だかわかったもんじゃない。
大きな声で叫び出したが、
なぜなのかも分からんのだ。
恋とはどういうことか気がついた
男の姿を見るがいい!

(ミッリはヨーデルのリフレインを繰り返す。マンドリカは彼女をソファーに座らせる。アデライーデはドミニクから離れて立ちあがる)


DIE FIAKER-MILLI
恋とはどういうことか気がついた
男の姿を見るがいい!

MANDRYKA
あの男にお似合いなのは・・・
ワインを樽ごと飲むことよ。
ワインをしこたま飲むがいいわ。
でもグラスなど必要ない。
重たい樽から飲めばいいわ!
もっと賢くなるまで、苦しむがいいわ!

(ミッリはリフレインを繰り返す)

あの男にお似合いなのは・・・
女の子をあてがうことよ。
私をあげてよ。
でもベッドなんかあげなくていい。
(怒り狂って)
あんな奴は、地べたに寝りゃいいのよ。
もっと賢くなるまで、苦しむがいいわ!

(ミッリを手放すと、やにわに立ちあがる。ミッリはリフレインを繰り返す)

DIE FIAKER-MILLI
もっと賢くなるまで、苦しむがいいわ!

MANDRYKA
(ますます怒って、独り言で)
今日は家に帰ったのだ。鍵の男のところへ・・・
そして明日からは俺のものだと!
ミッリ、花束をくれ!
(彼女にキスをする)
このウィーンでは、伯爵令嬢の部屋の
鍵の値段はいくらなんだ?

ADELAIDE
(いきなりマンドリカの前に現れて)
マンドリカさん!娘はどこなの?

MANDRYKA
(ミッリを腕に抱いて立ったままで)
知るものですか!私には教えて下さいませんでしたから。もっとモエ・シャンドンをどうです?
さあ!伯爵令嬢の母上にお注ぎするのだ!

ADELAIDE
(興奮して舞台右手に駆けて行く)
あの人はどこ?あの人を呼ぶのよ!

(ドミニクはあわてて舞台右手に行き、ヴァルトナーを探しに行く)

ADELAIDE
(マンドリカの所に戻り)
本当のことを言って!アラベラはどこ?

MANDRYKA
(粗野に)
こちらがお聞きしたいところですよ、伯爵令嬢のお母上!

(ヴァルトナーがドミニクと一緒に舞台右手に現れる。その後ろには、ギャンブル仲間の3人の男達)

ADELAIDE
ああ、テオドール!
あなたの妻と娘を守って!

WALDNER
何があったんだ?マンドリカ、何という振舞いだ?
このわしの妻の前で!

MANDRYKA
お聴きの通りですよ!
田舎くさい間抜け男から脱皮して、ウィーンの伯爵然と
振舞うための修行中です!
ここにおかけなさい。女もいますし、シャンパンもある。
さあどうぞ、ご自由に!

WALDNER
(前に詰め寄って)
わしの娘はどこだ?

MANDRYKA
残念ですが何も言うべきことはありません!
伯爵令嬢は、いつも楽しい時に、
どこかに隠れてしまうくせがあるようですな。

WALDNER
(怒り狂ってアデライーデに)
あの子はどこだ?どこにいるか教えろ!

ADELAIDE
家ですわ。

WALDNER
知ってたのか?どういうことだ?

ADELAIDE
思いつきよ!急にブルーな気持ちになったのよ!
ただの気まぐれ!知ってるでしょ、あの子の性格。

WALDNER
本当に家にいるんだな?

ADELAIDE
テオドール!
あなたの大切な妻と娘のことよ!

WALDNER
ならいい。わしらも家に行こう。すぐにだ。
お前は部屋をノックして、あの子の具合を教えてくれればいいんだ。そうすれば、全て丸くおさまる。
(怒りながら)
あと2つほど、あなたと話したいことがある・・・
ですから、一緒に来ていただけますな。

MANDRYKA
それは私としても望むところです。
(一礼し、アデライーデに腕を差し出す)

WALDNER
(ギャンブル仲間たちに)
このつまらん誤解が解けたら、
すぐホテルで、ひと勝負しよう。

MANDRYKA
(出口のドアに立ち止まり、後ろに呼び掛ける)
お集まりの紳士淑女よ!今日は、私のご招待とさせていただきます!

FIAKERMILLI
やったあ!ご招待ですって!

(客たちはシャンパングラスを高くかかげる。ヴェルコとデューラを先導に、マンドリカとアデライーデは出て行ってしまう。ヴァルトナーとギャンブル仲間たちがその後を追う)

(幕が下りる)
Sie nimmt seinen Arm und sie gehen rückwärts die Stufen hinauf. Von rechts wird ein Tisch hereingeschoben und für ein kaltes Souper prächtig gedeckt. Rechts wird weiter der Tisch gedeckt. Arabeila, an Dominiks Arm, kommt von rückwärts aus dem Tanzsaal. Sie wenden sich nach links

ARABELLA
Und jetzt sag ich Adieu, mein lieber Dominik.

DOMINIK
Adieu? Sie fahren schon nachhaus?

ARABELLA
ruhig, heiter
Das war jetzt unser letzter Tanz für alle Zeit.
Kann sein dass wir uns später einmal wiedersehn
dann sind wir halt Bekannte aus der Jugendzeit.

DOMINIK
Arabella!

Er fasst sie am Arm

ARABELLA
macht sich schnell los
Nein. Dominik!
Sie sind der erste Mann gewesen, Dominik,
 - von Buben red ich nicht - der mir gesagt hat,
dass er mich gern hat, und es hat mich recht gefreut.
Aber die Richtige für Sie die war ich nicht,
und Sie halt nicht der Richtige für mich.
Nicht reden, Dominik. Da kommt auch schon der Elemer. Adieu!

Sie nickt Elemer zu. Dominik entfernt sich langsam

ELEMER
aus dem Tanzsaal kommend, auf Arabella zu
So schön wie heut hab ich Sie nie gesehn!
Mit Ihnen ist etwas passiert!

ARABELLA
Ja, Elemer, mit mir ist was passiert!
Und darum geb ich Ihnen jetzt die Hand
und sag: Adieu, ich danke Ihnen, Elemer -
es waren viele schöne Augenblicke drunter -

ELEMER
Es waren, Bella, und es werden sein!

ARABELLA
Nicht halten meine Hand, grad schnell den Druck von meinen Fingern spüren,
und wissen dass wir gute Freunde sind
wenn wir uns auch nicht wiedersehn!

ELEMER
Zornig
Sie haben sich verliebt in diesen Fremden,
diesen Wallachen oder was er ist!

ARABELLA
Verliebt - es ist wohl mehr -

Elemer spottet

ARABELLA
sanft
Nicht mir verderben diesen letzten Augenblick!
Da kommt auch schon der Lamoral und wartet
auf seinen letzten Tanz!

Lamoral erscheint an der Stiege, aus dem Tanzsaal herauf. Rechts wird mit dem Tischdecken fortgefahren

ELEMER
dicht bei ihr
Werden Sie meine Frau!
Wer in der Welt ist, der mich hindern darf!

ARABELLA
Für mich war halt ein andres Glück bestimmt.

Sie lässt ihn stehen und geht auf Lamoral zu. Elemer links ab

LAMORAL
O Arabella, gibts was Schöneres als Sie auf einem Ball!

ARABELLA
halb für sich
Ja, süss ist die Verliebtheit, süss ist dieses Auf und Ab,
aber es gibt was Schöneres tausendmal!
und einmal wirst du's auch verstehn, vielleicht -

LAMORAL
Nicht reden jetzt von Anderm, das weit weg ist -

ARABELLA
ernst
Für dich ists noch weit weg, da hast du recht.

LAMORAL
Ich ängstig mich. Sie sind so anders, Arabella!
Es nimmt Sie mir wer weg!

ARABELLA
Wegnehmen? geh, du Bub!
Aber da hast du deinen ersten und zugleich auch deinen letzten Kuss.

Sie beugt sich zu ihm und küsst ihn schnell und leicht auf die Stirn. Sie stehen links, einigermassen gedeckt durch die Draperien

LAMORAL
strahlend
Von wem hab ich den wunderbaren Kuss?

ARABELLA
sogleich ganz gelöst; sie tritt von ihm weg in die Mitte
Von einem Mädel, das heut glücklich ist,
so glücklich, dass sie ganz allein sein muss,
ganz mit sich selbst allein in ihrem Zimmer,
und lang noch liegen ohne Schlaf vor lauter Glück!
Mit geändertem Ton
Jetzt tanzen wir noch diesen Walzer aus
dann fahr ich fort von euch - auf Nimmerwiedersehn!

Ab mit ihm in den Tanzsaal. Matteo kommt von rechts, an den Tischdeckenden vorbei. Zdenka, links hervortretend, ängstlich, nicht gesehen zu werden, starrt auf ihn hinüber


MATTEO
fürr sich
Fort mit mir! Fort und ein Ende!
Sonst bin ich ein Feigling!

ZDENKA
O Gott! Seine Miene! wie grässlich entschlossen!

Sie winkt ihm, er geht zu ihr hinüber. Mandryka kommt die Stufen von der Estrade herab, geht quer über die Bühne zu dem gedeckten Tisch hinüber, nimmt eine Meldung Welkos entgegen

ZDENKA
angstvoll
Bist du schon wieder so - ? Hats dich schon wieder?

MATTEO
Rasend verzehrts mich!

ZDENKA
Sie denkt an dich! nichts andres denkt sie!
Matteo lacht bitter

ZDENKA
man merkt die Lüge
Sie hat mir einen Brief für dich gegeben!
Hier ist er.
Sie greift in die Brusttasche ihres Fracks

MATTEO
weicht zurück gegen die Mitte
Ich nehme ihn nicht!
Der bringt das Ende für immer!
Ich fühl es!

Zdenka folgt dem Zurückweichenden, den Brief in der Hand. Mandryka wird aufmerksam. Jankel mit Leuten, die eine Last von Blumen tragen, von rechts. Zdenka ist Matteo bis in die Mitte der Bühne gefolgt

MATTEO
Trag ihn zurück! Ich fühl dass es mein Abschied ist!

ZDENKA
Du musst ihn nehmen, alles wird anders!
So fühl ihn doch!

MATTEO
fasst den Brief
Ein Schlüssel?

ZDENKA
Nimm ihn! nimm ihn nur!

MATTEO
reisst den Brief auf
Kein Brief! nur ein Schlüssel?
Was sind das für Spässe? Zdenko, ich frage!

ZDENKA
blass, einer Ohnmacht nahe
Das ist ihr Schlüssel!

MATTEO
O Ihr Schlüssel?

ZDENKA
fast tonlos
Vom Zimmer. Gib acht. Versteck ihn.

MATTEO
Das ist der Schlüssel - ? ich bin nicht bei Sinnen!
Sind wir auf dem Ball? Bist du der Zdenko?
ist sie deine Schwester, die tanzt dort unten?
Das ist der Schlüssel - ?

ZDENKA
Zu ihrem Zimmer.

MATTEO
Der Schlüssel zu Arabellas Zimmer!
Er hält den Schlüssel vor sich

MANDRYKA
zuckt zusammen
Ich hab mich verhört!

Jankel will sich ihm nähern. Mandryka winkt ihm ab, tritt den Beiden näher

ZDENKA
bald rot, bald blass, die Scham überwindend

Du sollst nachhaus - sie kommt in einer Viertelstunde.
Der Schlüssel sperrt das Zimmer neben ihrem,
lautlos kommt sie zu dir - Matteo, denn sie will ja alles tun
damit du glücklich wirst noch diese Nacht!

MATTEO
Schwör mir, dass das wahr ist!
Der Schlüssel zu Arabellas Zimmer!

ZDENKA
Du hast ihn ja! so wahr er sperrt
so wahr will die, die ihn dir gibt
heut alles tun, damit du glücklich wirst!
Ich muss jetzt fort! mich darf man hier nicht sehn!
Läuft links weg

MATTEO
vor sich
Geheimnis eines Mädchenherzens, unergründliches!
Schnell ab nach links

MANDRYKA
aus einer Art Starre jäh aufwachend
Halt! du irgendeiner oder wer Du bist!
Welko! laufen! halten dort den Menschen!
Her mit ihm vor mich! den dort mit dem Schlüssel!

Dominik mit Adelaide ist von links vorne aufgetreten

WELKO
unschlüssig, auf wen sein Herr ihn hetzen wollte
Welchen, Gospodar? und was für einen?
Diesen?
Zeigt auf Dominik

Dominik und Adelaide nehmen links auf einem Canapé Platz


MANDRYKA
vor sich
Und wenn hier
viele Arabella heissen -
meine gottverdammten Jägerohren
foppen meinen dummen harten Schädel -
dass ich als ein Narr dasteh vor einem Fremden?
Wird sie denn den Schlüssel schicken von dem Zimmer
während selber sie hier tanzt im Ballsaal?
Er sieht nach der Uhr
Noch ist nicht einmal vorbei die Stunde
die ich grad ihr freigegeben habe -
also bin ich schon ein Narr und Esel?
Zu Welko
Alles lassen! Weitermachen dort am Esstisch!
Er geht hastig auf und ab
Schön ist die Musik, und nichts von Schlüssel,
Geigen drin, und nicht verdammte Schlüssel
und in paar Minuten wird sie dastehn
'da vor mir, und Blumen werd ich hinstreun
dass statt meiner sie den Fuss ihr küssen.
Haj! Wie tanzt sie jetzt und nimmt den Abschied
in dieser Stunde von der Mädchenzeit!

DOMINIK
O bezaubernde Frau!
Viel schöner als jemals die Tochter!
Wie Sie die Melancholie mir zu heilen verstünden –

ADELAIDE
Dominik! Nicht!
Aber später,
ich werd’immer allein sein ohne mein Kind

MANDRYKA
Grimmig hinschauend
Warum kommen viele und nicht sie darunter?
Warum scheppern gottverdammte Schlüssel da dazwischen!

DIE FIAKER-MILLI
an Elemers Arm, auf Mandryka zu, andere Paare stellen sich dazu
Mein Herr, schon wieder muss ich kommen
und bitten: geben Sie dem Ball die Königin zurück!

MANDRYKA
im Zorn, vor sich
Was sagt das Frauenzimmer? Ich soll sie
zurück ihr geben? Ich hab sie nicht eingesperrt.
Ich hab den Schlüssel nicht. Er ist in dem Couvert.

Er packt einen Sessel so dass dessen Lehne kracht. Welko bietet Champagner an

MANDRYKA
nimmt sich zusammen
Ich bitte, dass Sie mir die Ehre geben -
Sie alle wie Sie sind, bekannt und unbekannt!

ELEMER
Doch Gräfin Arabella wollen wir
nicht in dem schönen Augenblick vermissen!

MILLI
Sie werden sicher sie zu finden wissen.

MANDRYKA
greift sich an den Hals, lockert die Cravatte
Zu finden wissen? Schlüssel! Welko! Suchen!
Die gnädige Fräulein suchen in dem Saal!
Hast du gefunden in der grossen Wienerstadt
wirst du zu finden wissen in der Tanzhütten dahier!

Welko eilt ab

MANDRYKA
nachrufend, stark
 - und bitten sie hierher wenn sie die Gnade haben will!
Dann zu Milli, die sich von Elemers Arm gelöst hat
Ein solcher süsser Schnabel muss auch etwas Süsses trinken!
Er serviert ihr ein Glas Champagner. Milli antwortet jodelnd


JANKEL
bringt ein Briefchen auf einem Tablett
Da wäre ein Billet für Euer Gnaden.

MANDRYKA
Fühl ob ein Schlüssel drin ist?

JANKEL
Wie? ein Schlüssel?

MANDRYKA
nimmt hastig das Billet, zögert noch, es zu öffnen
Wer, Herr Gott, hat diesem Gesicht so viel Gewalt gegeben über mich!
dass ich mich fürchte jetzt -
geht bei Seite, reisst das Couvert auf, liest, wiederholt den Inhalt, grimmig
Für heute sag ich Ihnen gute Nacht.
Ich fahr nachhaus.
Von morgen an bin ich die Ihrige.
Ein kleines a statt einer Unterschrift!
Nicht einmal ihren Namen! Steht auch nicht dafür
für einen Gimpel, einen auf den Leim gegangenen!
Mit bitterer Lustigkeit
Sie muss ja Abschied nehmen von der Mädchenzeit -
dafür braucht sie die ganze Zärtlichkeit:
sie hat jetzt keine Zeit für zärtlichere Unterschrift!
Er zwingt sich zu einer frechen Munterkeit, tritt wieder zu den andern zurück, winkt
Wegschmeissen jetzt die Blumen! Schampus her!
Servieren links und rechts, bis alle liegen unter'm Tisch -
die Grafen und Fiaker und Fiakerbräute alle miteinander!
Heut geht das Ganze, aber schon das Ganze
auf meine Rechnung!

Kellner verteilen sich, servieren allen Champagner

Soll ich der schönen Milli jetzt vielleicht was singen?
Er zieht sie an sich
Ich wäre aufgelegt!
Fiakermilli antwortet zärtlich, ohne Worte, mit einem Jodler


MANDRYKA
zwischen Selbstverspottung und zornigen Tränen
Gieng durch einen Wald,
weiss nicht durch welchen
Fand ein Mädchen,
weiss nicht, wessen Tochter!
Trat ihm auf den Fuss,
weiss nicht auf welchen,
fieng es an zu schrein,
weiss nicht warum doch:
seht den Wicht,
wie der sich denkt die Liebe!

Milli wiederholt jodelnd den Refrain, Mandryka zieht sie neben sich auf das Canapee nieder. Adelaide entzieht sich Dominik, steht auf

DIE FIAKER-MILLI
seht den Wicht,
wie der sich denkt die Liebe!

MANDRYKA
Wohl stünds an,
ihm Kanne Wein zu geben,
Wein zu geben,
Becher nicht zu geben
mag der Wicht aus schwerer Kanne trinken!
Mag sich plagen bis zu klugern Tagen!

Milli jodelt den Refrain

Wohl stünds an,
mich Mädchen ihm zu geben
mich zu geben,
doch kein Bett zu geben
grimmig
mag der Kerl auf blosser Erde schlafen
mag sich plagen bis zu klugern Tagen!

Er lässt Milli, steht jäh auf. Milli wiederholt den Refrain


DIE FIAKER-MILLI
mag sich plagen bis zu klugern Tagen!

MANDRYKA
immer böser, für sich
Für heut fahrt sie nachhaus zu ihrem Schlüsselherrn -
von morgen an ist sie die meinige!
Milli, gib mir ein Bussl!
Küsst sie
Wie viel kost't der Schlüssel für Comtessenzimmer hier in Wien?

ADELAIDE
plötzlich vor ihm
Herr von Mandryka, wo ist meine Tochter?

MANDRYKA
stehend, Milli im Arm
Weiss nicht! sie hat die Gnade nicht gehabt
mir mitzuteilen. Wünschen noch Moët-Chandon?
Hier ist! Servieren der Frau Gräfin Mutter!

ADELAIDE
aufgeregt nach rechts eilend
Wo ist mein Mann? man suche meinen Mann!

Dominik nach rechts, schnell, Waldner zu suchen

ADELAIDE
zurück zu Mandryka
Lassen Sie sich beschwören! Wo ist Arabella?

MANDRYKA
frech
Das frag ich selber die Frau Gräfin Mutter!

Waldner erscheint rechts, mit Dominik, hinter ihm die drei Herren, mit denen er gespielt hat

ADELAIDE
O Theodor!
Beschütze deine Frau und deine Tochter!

WALDNER
Was geht hier vor? Mandryka, wie benimmst du dich?
in Gegenwart von meiner Frau!

MANDRYKA
Genau wie sichs gehört!
Ich streife ab den dummen Kerl aus der Provinz
und bin, wie unter wienerischen Grafen sich geziemt!
Setz dich zu uns, sind Mädel da, is Schampus da,
Teschek! bedien dich!

WALDNER
dicht vor ihm
Wo ist meine Tochter?

MANDRYKA
Ich kann dir leider keine Auskunft geben!
Comtessen scheint es, ziehen manchmal sich zurück
in einem animierten Augenblick.

WALDNER
zu Adelaide, wütend
Wo ist das Mädel? wissen will ich wo sie ist!

ADELAIDE
Zuhaus.

WALDNER
Du weisst es? was soll das bedeuten?

ADELAIDE
Ein Einfall! eine plötzliche Melancholie!
eine Caprice! Du kennst ihr Naturell.

WALDNER
Du schwörst, sie ist zuhause?

ADELAIDE
Theodor!
Es handelt sich um dein und meine Tochter!

WALDNER
Sehr gut. Wir fahren auch nachhause. Augenblicklich.
Du klopfst an ihrer Tür und gibst uns Nachricht
ob sie ganz wohl ist: nur damit wir uns beruhigen.
böse
Dann spreche ich zwei Worte noch mit dir -
darum wirst du die Güte haben, uns begleiten.

MANDRYKA
Es wird mir eine ganz besondere Ehre sein.
Verneigt sich und gibt Adelaide den Arm

WALDNER
zu seinen Mitspielern
Wir spielen augenblicklich weiter im Hotel,
sobald das kleine Missverständnis da beseitigt ist.

MANDRYKA
an der Tür stehen bleibend, zurückrufend
Die Herrn und Damen sind einstweilen meine Gäste!


FIAKERMILLI
Eljen! wir sind Ihre Gäste!

Gäste heben die Champagnergläser. Mandryka mit Adelaide ist schon ab, Welko und Djura vor ihnen, Waldner mit den Spielern folgt


Vorhang


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@ wagnerianchan

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