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管理人より

  • こちらに掲載している原語リブレットはどうやらホーフマンスタールの生台本だったようで、シュトラウスが音楽を付けてない部分や追加した詩句があるようです。生台本は話のつながりがスムーズな点もあるということで、wagnerianchanさまはそのまま訳出してくれました。管理人がシュトラウスがカットした原語部分をグレーにする処理を行っています。通常のリブレット日本語対訳はこちらをご覧ください。

第3幕

(ホテルの中。部屋につながる階段のある公共空間。階段は2度カーブしながら上階につながっている。階下には、新聞を置いた机、揺り椅子、肘掛椅子がいくつか置かれている。舞台右側前方には警備員室があり、通りへの出口がある。
夜。部屋は石油ランプで照らされている。制服を着たマッテオが、2階の階段の手すりにもたれているのが見える。彼は階下を見ている。玄関扉の鈴が鳴ると、マッテオは姿を消す。部屋係がポーターの控室から出て来て、鍵を開ける。

フード付きのコートに身を包み、舞踏会から帰ってきたアラベラが入ってくる。部屋係はまたいなくなる。アラベラはゆっくりと階段の方に進む。彼女の目は半ばつぶったままで、表情は幸せに満ちあふれている。
彼女を取り巻いているのはダンスのリズムだが、それにマンドリカのスラブ風の話し方のリズムがからんでいく。アラベラは微笑みを浮かべる)

ARABELLA
(うつつに夢を見るかのように、舞台前方の揺り椅子に座り、静かに揺する。物思いにふけりながら声に出して独り言を言う)
馬車は走るわ。あの方の野原を横切って・・・
木が高くて静かな森を越えて・・・
そう、あの方によくお似合い。
木が高くて静かな森。
すると騎兵たちが、あの方を出迎えに来るの。
あの方は言うわ。「我が家の女あるじだ」
続けて言うわ。「私が連れて来たのだ」
「皇帝のまします首都からな。だが、もはや首都にお戻りになることはない。ずっと私とともに、この森で暮らし続けるのだ」

MATTEO
(また上に姿を現し、手すり越しに身をかがめる。階下で座っている女性を見ると、それがアラベラなので信じられず、思わずささやく)
アラベラじゃないか!有り得ない!考えられないことだ!

(アラベラは、幸せな夢想からパッと覚める。後ろにいるマッテオには気がつかないが、何となく一人じゃないのを感じる。マッテオは静かに階下に下り、アラベラに一礼する)


ARABELLA
(びっくりするが取り乱すことなく、素早く立ちあがり)
あなたがここに?こんな遅くに?
ここに住まっておられるとでも?

MATTEO
(二人の関係をほのめかすかのように)
あなたがここに?
それはぼくのセリフさ、アラベラ!
(一歩進み出て)
こんな遅くに、また外出したのかい?

ARABELLA
私は舞踏会から帰ってきて、部屋に行くところよ。
おやすみなさい。
(会釈して、マッテオの脇をすり抜けて部屋に上がっていこうとする)

MATTEO
(限りなく皮肉を込めて)
舞踏会帰りとはねえ!部屋に行くところ!
(半ば独り言で)
乙女心の神秘・・・何ともきわめがたい!

ARABELLA
そうよ。おやすみよ。何がそんなに面白いのよ?

MATTEO
おいおい、アラベラ!
(意味ありげに恋の微笑を浮かべている)

ARABELLA
何かまだおっしゃりたいことがあるのなら、
お願いですから昼間にして!今ここでは、いや!

MATTEO
何か・・・まだ?ぼくが・・・まだ・・・何か?
ああ、可愛いアラベラ!ぼくは今日のことを
死ぬまで感謝し続けるつもりだよ!

ARABELLA
感謝する・・・何をよ?もう全て終わってしまったというのに。

MATTEO
(激しい皮肉を込めて)
感謝?何を?・・・ぼくにはわからない芸当だよ!
ぞっとするほどの名人芸だな。

ARABELLA
どういうことよ?

MATTEO
何とまあ、熟練の上演だろう。喜劇のための喜劇。
観客なしの喜劇上演!
もうたくさんだ!魔女の魔法と変わらないよ!

ARABELLA
何一つ言っていることがわからないわ。
ですから、おやすみなさい。

(マッテオは道をふさぐ)

MATTEO
ならいいよ!だが、もう一度、もう一度だけ、
目を見せてくれないか?
君の心はあの時と同じだという目を!

ARABELLA
あの時と同じ?

MATTEO
(燃え上がるように)
15分前と同じ目さ!

ARABELLA
(全く悪びれずに)
15分前に、私はここにはいなかったわ!
(楽しいことを思い出した表情で)

MATTEO
15分前だよ!いたくせに!上に!

ARABELLA
(まるで事情が分からぬまま、上のほうを見る)
何をおっしゃっているのか分からない。
もうここにはいたくないわ。

MATTEO
あんまりだ!あんな時を過ごした後に、
こんなにも神経を冷たくもてあそばれては、誰も耐えられない!
君が偽りを言えないようにするためには、
君の体を流れている血に訴えるしかないのかい!
(アラベラの腕をつかむ)

ARABELLA
あなた、正気じゃないわ!
マッテオ!そこを通してよ。でないと、人を呼ぶわよ!

MATTEO
あなたは、一人の男を狂わせてしまった。
この世のほかの誰でもない。あなたがです!
最後に一度でいいから、あなたの眼差しで、
あの部屋でぼく達の間に起こった出来事を確信させてください。
それ以上のことを何も望んではいないのです!

(部屋係が静かにポーターの控室から出て来て、玄関の鍵を開けに行く)

ARABELLA
人が来たわ。行かせてちょうだい!

MATTEO
ぼくは君に誓った。君は、これからは、ぼくから自由だと。
君の涙に、ささやくようなキスに、
ぼくは誓った・・・
明日からは自由だと!誓いは守るよ!
だけど暗闇の中で、君の目は見えなかった・・・
一目だけでもぼくを見てくれ。
その眼差しが全てを封印したときこそ、
君は永遠に自由の身になるんだ!

(アデライーデが登場する。その後ろにはマンドリカが現れるが、すぐに立ち止まる。ヴァルトナーも登場し、最後に3人のギャンブル仲間が現れるが、彼らは薄暗いロビーに立ち止まったままでいる。その後ろからはヴェルコとデューラも現れる。マッテオは当惑して、ぎこちなく舞台の脇に退く)

ADELAIDE
まあ、階段部屋で密会なんて!
だから、戻ってこなかったってわけ?
ねえ、あなた、どういうこと?

ARABELLA
何でもないわ、ママ。何でもないの。

MANDRYKA
(マッテオをじっと見つめる)
そう。鍵を持っていった奴はこいつだ。

ARABELLA
(マンドリカに一歩歩み寄って、まるで屈託のない様子で)
今日はもうお会いすることはないと
思っていましたわ。マンドリカさん!

MANDRYKA
(むっつりしたままアラベラに)
まことに。
伯爵令嬢、おいとましてよろしいでしょうか!
(来た方向を逆戻りしていく)
ヴェルコ!

WELKO
(マンドリカの近くに来て)
大侯様、やはりあの男ですか?

MANDRYKA
お前もわかったろ。一番列車で家に帰ろう。

ARABELLA
(マンドリカに歩み寄って)
あなたが気にすべきことなど、
何もありません。マンドリカ。
帰宅したら、この方に出くわしたのです。
私たちの古くからのお友達ですの。お望みなら、
後で詳しいことをお話しいたしますわ。

MANDRYKA
本当に、おいとまさせていただきたいのです!
(去ろうという表情を見せる)

(アラベラは、驚いて首を横に振る)

ADELAIDE
ああ、ウィーン!この中傷と陰謀に満ちた街!
(マッテオに)
この疫病神め!

WALDNER
(マンドリカを引きとめながら)
もう少し、ここにいてくださいよ!
どうやら、何か誤解が
あるようですからな!
(アラベラに)
娘よ、お前に質問だ!どこから帰ってきた?
お前は、舞踏会からの帰り道を少尉殿に送ってもらったのか?
お前も同意したのか?

ARABELLA
パパ!あたしの顔をよく見て!一人頭が変になったからといって、みんながいっぺんにおかしくなることないじゃない?

WALDNER
何も言うべきことはないのだな?

ARABELLA
絶対にありません。
昨夜からパパが知っていること以外には。
それとも何かご存知のことがあるの?

WALDNER
とても気が軽くなったよ。
(アラベラの額にキスして、マンドリカに)
見ての通りです!
何もなかったのです!全く何も!
こんな騒ぎはもう忘れましょう。そして「おやすみ」としましょう!
(ギャンブル仲間たちに)
向こうの部屋に行こう。続きのゲームといこう。

MANDRYKA
(アラベラに歩み寄って、彼女にのみ話しかける)
金と善意の許す限り、
私は、この醜い喜劇を隠し通すつもりです。
それというのも、お嬢さん、私はあなたが
仕組んだ役回りには、まるで向いていないからです。

ARABELLA
何ということを私に!私をどんな女だと思っているの?

MANDRYKA
残念ですが、まさにそのままのあなたとしてですよ。

ARABELLA
(大きな叫び声をあげるように)
こんなひどいこと、夢にも見たことがないわ!


MANDRYKA
(背を向けると、独り言で)
ばかな、ばかな、なぜ、こんなことが!
ばかな、なぜこんなことが!

ADELAIDE
ああ、三重に不幸な出会いだわ!

WALDNER
お願いですから、下手なアリアはやめてください!

ARABELLA
(マンドリカ一人に向けて)
聞いて、マンドリカ。天の神様に誓って、
あなたの赦しが必要なことは、私、何もしていないわ!
むしろ私よ!もし、それが可能なら、あなたが、そんな言い方で私に言った言葉を許してあげねばならないのは!

MANDRYKA
(怒りに燃えてマッテオを見つめる)
私にも同じ言葉を言わせてください。
目が見えなければ良かったんでしょうが、
あいにく目がいいのです。
耳が聴こえなければ良かったんでしょうが、
あいにく耳がいいのです。
頭が弱ければ良かったんでしょうが・・・そしたら、あるいは、
あそこにいた男に気付くこともなく、
夜にどんなゲームが行われているかも
わからなかったかも知れません!

MATTEO
(マンドリカの表情と眼差しにこめられた侮辱に傷ついて)

あなたが何か権利をお持ちだというのなら、
例えその権利が最近生じたものだとしても、
私は受けて立つつもりです!

ARABELLA
(両者の間に立ちながら)
そうよ。この方はその権利を持っているわ。
私の婚約者なんですもの!
一方あなたには、わずかな権利もないわ。
かけらほどの権利も!
さあ、ご自分の口でおっしゃって!

MATTEO
(苦悩に満ち、ためらいながら)
いいえ。何も・・・

ARABELLA
(マンドリカに)
お聴きの通りよ。

MANDRYKA
本人に語らせるんだ!
口から出かかっていた言葉がある・・・
「いいえ。何も・・・ただし」そう言おうとして、
すぐに飲み込んだじゃないか。
私は、ちょうど唇から出かかっているのを見たんだ。

ARABELLA
マッテオ。あなたがそんな卑しい人と思ったことはないわ!
私に何をしようというの・・・!
あなたは強情のあまり、私を世間の恥さらしにしようとしているのよ!

ADELAIDE
呪わしい陰謀家め!
娘を盗み取ろうとするなんて!

MANDRYKA
(一歩マッテオに近づいて)
「ただし!」さあ、秘めた真実をお話しなさい!

MATTEO
(きっぱりと)
何も!何も話すことはありません!

MANDRYKA
(アラベラに)
この人はこう言おうとしたのです・・・
「ただし、この夜私が得た権利により」と!
聞いてみなさい。あなた一人にならば、
その一言を言うかもしれませんよ!

ARABELLA
(マッテオに)
この人の前で、
何か言うことはある?

MATTEO
(うつむいて)
何も。

MANDRYKA
おめでとうございます。少尉殿。
こんなに美しくて口の堅い少女を得て、
まことに幸せですな。
お二人とも全くご立派な方々ですよ。

ARABELLA
聞いた?パパ!

WALDNER
マンドリカ!きちんと説明してもらおうじゃないか!
娘よ!おいで!

ARABELLA
(その場に立ち止まったまま、苦悩に満ちた表情をしている)
もうどうにでもなるがいい!生きていたって何の意味も無いわ!
この世に何かいいことがあるというの?
この人がこんなに弱くて、私を信じる力を持っていないのなら・・・つまらないことで、私を捨ててしまうのなら!

DIE GÄSTE<ホテルの客たち
(階段の上でぶつぶつ言いあう)
何なんだ?知り合いどうしか?誰が誰をつかまえたんだ?
何なんだ?女が出て行こうとしているぞ?あの少尉と一緒にか?

ADELAIDE
(大きな身振りでヴァルトナーに向かって)
だめよ。この若者をあなたのピストルの前に引き出す価値などないわ!テオドール!
結婚を断れた男の卑劣な悪だくみよ。それ以上のことではないわ!

WALDNER
あの男のことなど言ってないぞ。マンドリカだ・・・
わしへの名誉毀損を償う義務がある。すぐにだ。
わしのピストルはどこだ?何っ?売り払った?
こんちくしょう!
ならば、新しいのを仕入れてこよう。

EINER DER SPIELER
異議あり!
まず我々からの借入れを返済してください!

MATTEO
悪いのは私一人です。全ての言葉を撤回します。そして全ての眼差しを!みなさん、誤解しています。
あなたが聞けるだろうと思っていたことを、
私は思い浮かべたこともありません。
誰か罰を受けるべき者がいるなら、それは私です!

WALDNER
(鋭い口調で)
足をつっこむと同時に、その足を洗う・・・
私の若い頃は、将校はそんなことをしませんでしたぞ!

MANDRYKA
(アラベラ一人に向けて)
この若者は、考えられる限り最高に勇敢に振舞っている。
あなたも、そろそろ少し考えてあげたほうがいいのではないですか。
本当のことを言ってください!私一人に!
あなたの愛人なのですね!私は何でもしましょう・・・
私のことを信用してもらえますか、アラベラ!

ARABELLA
(しっかりとマンドリカを見つめて)
マンドリカ!私の魂と心の平和に誓って、
本当のことを言っているわ!

MANDRYKA
心にそんな誓いを立ててはいけません!
あなたのことで、こんなにも苦しんでいるのに!
(独り言で)
ああ、神よ!この女性のせいで、なぜこんな恥ずかしい思いをさせるのですか!
(もう一度アラベラに、小声で)
私は少年を見たのです。
あなたの部屋の鍵をこの男に渡した少年の姿を見たのです。

ARABELLA
どんな少年ですか?

MANDRYKA
あなたが使いに出した従者の少年ですよ!

ARABELLA
ズデンコのこと?何てこと?他に誰が?

MANDRYKA
ああ!打ち明けてほしいのです!私にだけは!

ARABELLA
(独り言で)
地獄が私に向かって口を開けているようだわ!

MANDRYKA
私の人生を台無しにした男を、
あなたの愛人として赦さねばならぬのですか?お答えを!

ARABELLA
真実を私は話します。マンドリカ。真実だけが私の味方です。
その他全てのことは、私の味方をしてくれないからこそ、よけい真実を語るのです。

MANDRYKA
これが最後です!あなたは結婚するおつもりなのですか?
私たちの婚約の10分後に
逢引したその男と!

ARABELLA
質問に答える必要はございません、
マンドリカさん。
(マンドリカから離れる)
ああ、神様・・・私にふさわしい方だと思ったのに、やはりふさわしい方ではなかったのね?(腰をおろして)
神様、私を骨の髄まで打ち砕いてしまって、
このあと私には何が残るというのでしょう?

MANDRYKA
(怒りに燃えて)
よろしい。ヴェルコよ。武器商店の門を破って、いくら金がかかってもかまわんから、サーベルを手に入れてこい!
重たいサーベルを2振り!良く砥いであるサーベルだ!
すぐ持ってくるんだ!医者も1人叩き起こせ!
それ以外は何もいらん。そこに庭があるのだから。
(半分マッテオのほうに向きなおって)
立会人なしで、決着させましょう。
(シガレットケースを取り出して、考え事をしながら、マッテオにも一つ差し出すが、マッテオは断る)
みなさんは、その時まで、
私たちを二人にさせていただけませんかな。
(タバコを吸う)

(漠然とした予感の中で)

DRITTER AUFZUG

Im Hotel. Offener Raum, zugleich Stiegenhaus. Die Stiege läuft in zwei Wendungen aufwärts. Unten stehen ein paar Tische mit Zeitungen, Schaukelstühle, Fauteuils. Vorne rechts ist die Portiersloge und der Ausgang auf die Gasse. Es ist Nacht; der Raum ist mit Öllampen erleuchtet. Matteo, in Uniformbluse, wird am Stiegengeländer in der Höhe des ersten Stocks sichtbar. Er späht hinunter. Es läutet an der Haustür, Matteo verschwindet. Der Zimmerkellner tritt aus der Portiersloge hervor, sperrt auf. Arabella tritt ein, in Mantel und Capuchon, vom Ball kommend. Der Zimmerkellner verschwindet wieder. Arabella geht langsam auf die Stiege zu. Ihre Augen sind halb geschlossen, ihr Gesicht hat einen glücklichen Ausdruck. Die Musik des Balles umschwebt sie, durch die Tanzrhythmen schlingt sich der Rhythmus von Mandrykas slawischer Redeweise. Sie lächelt

ARABELLA
wie wach träumend, setzt sich in den vordersten Schaukelstuhl und wiegt sich leise, vor sich laut denkend
Über seine Felder wird der Wagen fahren
und durch seine hohen stillen Wälder -
ja, zu denen passt er:
hohe stille Wälder.
Und dann werden seine Reiter uns entgegenkommen
»Das ist Eure Herrin«, wird er sagen,
»die ich mir geholt hab«, wird er sagen,
»aus der Kaiserstadt, jetzt aber will sie nimmermehr zurück,
bleiben will sie nur bei mir in meinen Wäldern.«

MATTEO
erscheint wieder oben, er beugt sich übers Geländer. Er erblickt die unten Sitzende, kann es kaum glauben dass es Arabella ist, flüstert vor sich hin
Arabella! unmöglich! es ist ja nicht denkbar!

Arabella fährt aus ihrer glücklichen Träumerei auf. Sie sieht Matteo nicht; er ist ihr im Rücken. Sie spürt nur, dass sie nicht mehr allein ist. Matteo leise unten angelangt, verneigt sich vor ihr

ARABELLA
erstaunt aber ohne Erregung; sie steht schnell auf
Sie hier? So spät?
So wohnen Sie noch immer hier im Haus?

MATTEO
mit versteckter Beziehung
Sie hier?
so muss ich fragen, Arabellal
Einen Schritt näher
Sie gehn so spät noch einmal aus?

ARABELLA
Ich komme heim vom Ball und gehe auf mein Zimmer. Gute Nacht.
Sie nickt ihm zu und will an ihm vorbei hinauf gehen


MATTEO
mit unendlicher Ironie
Sie kommen heim vom Ball! Sie gehen auf Ihr Zimmer!
Halb für sich
Geheimnis eines Mädchenherzens, unergründliches!

ARABELLA
Ja. Gute Nacht. Was amüsiert Sie da so sehr?

MATTEO
Oh, Arabella!
Er lächelt verliebt und vielsagend

ARABELLA
Wenn Sie mir noch etwas zu sagen haben,
dann bitte ich, bei Tag! nicht jetzt, nicht hier!

MATTEO
Noch - etwas? Ich - noch - etwas?
Oh süsse Arabella, danken will ich dir
von heute bis ans Ende meines Lebens!

ARABELLA
Danken - wofür? Das ist doch alles ein für allemal vorbei.

MATTEO
mit stärkster Ironie
Danken? wofür? - die Kunst ist mir zu hoch!
Mir graut vor so viel Virtuosität.

ARABELLA
Was haben Sie?

MATTEO
So meisterhaft Comödie spielen, nur um der Comödie willen,
Comödie spielen ohne Publicum!
das ist zu viel! das grenzt an böse Hexenkünste!

ARABELLA
Von allen Ihren Reden da versteh ich nicht ein Wort,
und somit gute Nacht.

Matteo vertritt ihr den Weg

MATTEO
Schon gut! jetzt einen Blick noch, einen einzigen, der mir sagt,
dass du im Innersten die gleiche bist!

ARABELLA
Die gleiche?

MATTEO
glühend
Wie vor einer Viertelstunde!

ARABELLA
ganz arglos
Vor einer Viertelstunde war ich anderswo!
Mit dem Ausdruck verklärter Erinnerung

MATTEO
Vor einer Viertelstunde! ja! da oben!

ARABELLA
einen Blick nach oben, ohne Verständnis
Ich weiss nicht was Sie meinen, und ich möchte hier nicht länger stehn.

MATTEO
Das ist zu viel! So kalte Herrschaft über jeden Nerv
nach solchen Augenblicken - das erträgt kein Mann!
Ich appelliere an den einen Blutstropfen in dir
der unfähig zu heucheln ist!
Er packt sie am Arm

ARABELLA
Sie sind ja nicht bei sich!
Matteo! Geben Sie den Weg mir frei oder ich rufe!

MATTEO
Du könntest einen Mann zum Wahnsinn bringen,
du, so wie niemand auf der Welt!
Bekräftige mit einem einzigen letzten Blick
was zwischen uns gewesen ist dort oben
und nichts auf dieser Welt verlang ich mehr von dir!

Zimmerkellner kommt leise aus der Portiersloge, geht aufsperren

ARABELLA
Hier kommen Menschen, lassen Sie mich los!

MATTEO
Ich habs geschworen, dass du frei sein wirst von mir,
in deine Thränen, in deine flüsternden Küsse hab ichs geschworen -
von morgen ab! Ich halte meinen Schwur!
Im Dunkel waren wir, ich habe deine Augen nicht gesehen:
Gib einen Blick mir jetzt, der alles noch zum letzten Mal besiegelt,
und du bist frei für immer!

Adelaide, hinter ihr Mandryka, der sofort stehen bleibt, dann Waldner, zuletzt die drei Spieler, die im halb dunklen Vestibül stehen bleiben; hinter ihm Welko und Djura. Matteo tritt ungeschickt und verlegen zur Seite


ADELAIDE
Welch ein erregtes tête-à-tête im Stiegenhaus!
Du hast dich also nicht zurückgezogen?
Mein Kind, was soll das heissen?

ARABELLA
Aber nichts, Mama. Gar nichts.

MANDRYKA
sieht starr auf Matteo
Ja. Es ist der Verfluchte mit dem Schlüssel.

ARABELLA
tritt einen Schritt gegen Mandryka, ganz unbefangen
Sie hab ich heut nicht mehr zu sehn vermutet, Herr von Mandryka!

MANDRYKA
finster zu Adelaide
Sehr wohl. Ich bitte, Gräfin, um Erlaubnis, mich zurückzuziehn!
Zurücktretend
Welko!

WELKO
bei ihm
Der Gospodar hat ihn erkannt?

MANDRYKA
Du packst. Wir fahren mit dein ersten Zug nachhaus.

ARABELLA
zu Mandryka hintretend
Hier ist nichts,
das Sie anginge, Mandryka.
Ich komm nachhaus, begegne diesem Herrn.
Das ist ein alter Freund von uns. Darüber alles
erzähl ich Ihnen später, wenn Sie wollen.

MANDRYKA
Ich bitte wirklich sehr, mich zu entschuldigen!
Er macht Miene zu gehen

Arabella schüttelt erstaunt den Kopf

ADELAIDE
Oh Wien! du Stadt der médisance und der Intrige!
Gegen Matteo
Sie Unglückseliger!

WALDNER
Mandryka aufhaltend
Du bleibst noch einen Augenblick!
Es scheint, dass hier noch Missverständnisse geblieben sind!
Zu Arabella
Ich frage dich, mein Kind! Wo kommst du her?
Hat der Herr Leutnant dich vom Ball nachhaus begleitet
mit deiner Zustimmung?

ARABELLA
Papa, so schau mir ins Gesicht!
Kann ein Verrückter alle närrisch machen auf eins zwei?

WALDNER
Du hast mir nichts zu sagen?

ARABELLA
Aber wirklich nichts,
als was du ohnehin schon weisst, Papa,
seit heute abend. Oder weisstdu's etwa nicht?

WALDNER
Da bin ich sehr erleichtert.
Küsst Arabella auf die Stirn. Zu Mandryka:
Also bitte!
Es ist nichts vorgefallen! aber gar nichts!
Schwamm drüber über alle Aufregung und gute Nacht!
Zu den Spielern
Ich bitte dort hinein. Wir spielen sofort weiter.

MANDRYKA
tritt zu Arabella, spricht nur zu ihr
Ich werde helfen, soviel Geld und guter Wille helfen kann,
vertuschen diese hässliche Comödie,
da ich die Rolle nicht geeignet bin zu spielen,
die Sie mir haben zugedacht, mein Fräulein.

ARABELLA
Wie reden Sie zu mir! Wer bin ich denn?

MANDRYKA
Sie sind halt eben, die Sie sind.

ARABELLA
quasi Aufschrei
So ähnlich einem bösen Traum hab ich noch nie etwas erlebt!

MANDRYKA
wendet sich - für sich
Nein, -nein, wie ist das möglich! nein, wie kann das möglich sein!

ADELAIDE
O dreimal unglückselige Begegnung!

WALDNER
Jetzt keine Arien, wenn ich bitten darf!

ARABELLA
nur zu Mandryka
Mandryka, hören Sie, so wahr ein Gott im Himmel ist,
so haben Sie mir nichts hier zu verzeihen!
Viel eher muss ich Ihnen, wenn ich kann, verzeihen,
was Sie zu mir geredet haben und in welchem Ton!

MANDRYKA
den Blick böse auf Matteo geheftet
Ich bitte, mir dergleichen Sprüche zu ersparen.
Ich müsste blind sein
und hab leider scharfe Augen,
ich müsste taub sein
und hab leider gute Ohren,
und müsste schwach im Kopf sein -dann vielleicht,
dass ich das Individuum dort nicht erkennen täte
und nicht verstünde, was hier für ein Spiel gespielt wird bei der Nacht!

MATTEO
getroffen von der Insulte, die in Mandrykas Blick und Miene liegt
Mein Herr, falls Sie hier irgendwelche Rechte
besitzen, wenn auch erst seit kurzer Zeit -
ich stehe zur Verfügung!

ARABELLA
zwischen beiden stehend
Ja, a l l e Rechte besitzt dieser Herr: denn er ist mein Verlobter!
und Sie besitzen das leiseste nicht, auch nicht einen Schatten von Rechten!
Sagen Sie selber!

MATTEO
zögernd, gequält
Nein. Keines -

ARABELLA
zu Mandryka
Sie hören.

MANDRYKA
Hätten Sie den Herrn ausreden lassen!
Ein kleines Wort war ihm noch auf der Zunge -
»Nein keines - ausser« hat er sagen wollen
und hat es schnell verschluckt
Ich aber hab es grade noch gesehn auf seinen Lippen.

ARABELLA
Matteo, nie hab ich für niedrig Sie gekannt!
Was tun Sie jetzt an mir - !
Sie wollen mich aus Trotz vor aller Welt compromittieren!


ADELAIDE
Unseliger Intrigant! so will er die Hand meines Kindes erschleichen!

MANDRYKA
tut einen Schritt näher zu Matteo
»Ausser - «! Heraus mit der verschwiegenen Wahrheit!

MATTEO
fest
Kein Wort! Kein Wort!

MANDRYKA
zu Arabella
Ausser den Rechten, hat er sagen wollen -
die diese Nacht verliehen hat!
Versuchen Sie, vielleicht zu Ihnen ganz allein
wird er ein Wörterl drüber sagen!

ARABELLA
zu Matteo
Haben Sie
vor diesem Herrn mir etwas noch zu sagen?

MATTEO
senkt den Kopf
Nein.

MANDRYKA
Ich gratuliere Ihnen, Herr Leutnant,
zu Ihrem Glück bei schönen Mädchen und zu Ihrer Discretion.
Die beiden sind gleich gross.

ARABELLA
Hast du gehört, Papa!

WALDNER
Mandryka, dafür wirst du Rechenschaft mir geben!
Komm her zu mir, mein Kind!

ARABELLA
bleibt stehen, wo sie ist, mit tief schmerzlichem Ausdruck
Soll alles gehen wie es will, das Leben ist nichts wert!
Was ist an allem in der Welt, wenn dieser Mann
so schwach ist und die Kraft nicht hat an mich zu glauben -
und mich dahingibt wegen eines Nichts!

DIE GÄSTE
oben auf der Treppe murmeln
Wie? Kennen Sie sich aus? Welcher hat wen erwischt?
Was? Sie hat fort gewollt? Wie mit dem Leutnant?

ADELAIDE
mit einer grossen Gebärde auf Waldner zu
Nein, dieser junge Mensch ist es nicht wert
vor dein Pistol zu kommen, Theodor!
das ist die niederträchtige Cabale
des abgewiesenen Freiers, und nichts weiter!

WALDNER
Von dem da redet niemand. Der Mandryka -
der ist Genugtuung mir schuldig.
Auf der Stelle. Wo sind meine Pistolen? was - verkauft? o Sakrament!
Ich werd mir andre zu verschaffen wissen.

EINER DER SPIELER
Wir protestieren!
Zuerst kommt die revanche, die Sie uns schulden!

MATTEO
Ich bin allein der Schuldige. Ich nehme jedes Wort zurück
und jeden Blick! Missdeutet hat man alles.
Ich habe nichts von dem gemeint, was Sie zu hören glaubten.
Wenn jemand Strafe hier verdient hat, so bin ichs.

WALDNER
scharf
Eintunken und reinwaschen wiederum in einem Atem
das war zu meiner Zeit nicht Brauch bei Officieren 1

MANDRYKA
nur zu Arabella
Der junge Mensch benimmt sich brav wie möglich.
Es wäre an der Zeit, dass Sie auf ihn
ein bissl Rücksicht nehmen täten, schönes Kind.
Gestehn Sie mir die Wahrheit, mir allein!
Es ist Ihr Liebhaber! Ich werde alles tun -
Sie können sich auf mich verlassen, Arabella!

ARABELLA
sieht ihn fest an
Bei meiner Seel' und Seligkeit, Mandryka,
die Wahrheit ist bei mir!

MANDRYKA
Nicht deine Seele so verschwören, Mädel!
Mir tut das Herz zu weh um dich!
für sich
O Gott, was tust du mir für eine Schande an durch dieses Weib!
nochmals zu Arabeila, leise
Wenn ich den Buben doch gesehen hab,
wie er den Schlüssel ihm hat übergeben zu Ihrem Zimmer.

ARABELLA
Was für einen Buben?

MANDRYKA
Den Buben, Ihren groom, den Sie geschickt!

ARABELLA
Den Zdenko? Mein Gott! oder wen?

MANDRYKA
Aha! Ich will, dass Sie gestehen! mir allein!

ARABELLA
für sich
Ist denn die Hölle gegen mich verschworen!

MANDRYKA
Soll ich den Menschen dort, der mir mein Leben ruiniert hat,
soll ich ihn schonen als Ihren Geliebten? Reden Sie!

ARABELLA
Die Wahrheit ist bei mir, Mandryka, nur die Wahrheit,
denn alles sonst - das seh ich ja - ist gegen mich.


MANDRYKA
Zum letzten Mal! Willst du heiraten dort den Menschen
mit dem du hast das süsse Stelldichein gehabt
nach unserer Verlobung zehn Minuten!

ARABELLA
Ich habe nichts zu antworten, Herr von Mandryka, auf Ihre Fragen.
Sie geht von ihm weg
O Gott - so ist der Richtige doch nicht der Richtige?
Setzt sich
O Gott wie du mich demütigst bis ins Mark
was von mir bleibt denn übrig noch nach dieser Stunde?

MANDRYKA
grimmig
Auch gut. Aufsperren lass dir eine Waffenhandlung, Welko,
soll kosten was es will, ich brauche Säbel!
zwei schwere Säbel, scharfgeschliffene!
Sofort hierher! und einen Doctor lass aufwecken,
sonst brauch ich nichts. Dort ist der Wintergarten.
Mit einer halben Wendung zu Matteo
Wir werden ohne Zeugen alles schon zu Ende bringen.
Er nimmt seine Cigarrentasche heraus, überlegt, bietet Matteo eine an, der ablehnt; zündet sich selber eine an
Die Herrschaften vielleicht gestatten uns
allein zu bleiben bis dahin.
Er raucht

Dumpfe Erwartung


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@ wagnerianchan

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