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カヴァラドッシ
(気がついて)
フローリア!

トスカ
(覆いかぶさるようにくちづけて)
愛しいかた...

カヴァラドッシ
君か?

トスカ
(熱っぽく)
どれほど心配したことでしょう
愛しいあなた!.. けれど正しき
神があいつを罰してくれるわ!

カヴァラドッシ
トスカ、言ってしまったのか?

トスカ
いいえ、あなた...

カヴァラドッシ
本当だな?...

スカルピア
(スポレッタに、威厳をもって)
井戸の中だ
庭にある - 行け、スポレッタ!
(スポレッタ出て行く。
カヴァラドッシはそれを聞き、トスカを威嚇するように身を起こす。それから力を失ったかのようにソファに身を投げ出すと、苦々しく責めるような調子でトスカに怒鳴る)

カヴァラドッシ
俺を裏切ったんだな!

トスカ
(哀願するように)
マリオ!

カヴァラドッシ
(きつく抱きしめているトスカを押し返して)
いまいましい!
(シャッローネが慌てふためいて駆け込んでくる)

シャッローネ
閣下!なんということでしょう!...

スカルピア
(驚いて)
その取り乱しようは何事だ?

シャッローネ
敗北の知らせが...

スカルピア
敗北だと?どういうことだ?どこで?

シャッローネ
マレンゴで...

スカルピア
(耐えかねて、怒鳴る)
さっさと言え!

シャッローネ
ボナパルトが、勝利しました!

スカルピア
メラス将軍は...

シャッローネ
だめです!メラスは敗走中です!...
(不安を募らせてシャッローネの報告を聞いていたカヴァラドッシ、湧き上がる情熱に力を得て
スカルピアを挑発するように立ち上がる)

カヴァラドッシ
勝利だ!勝利だ!
報復の幕開けだぞ
敵を震え上がらせろ!
自由は立ち上がり、専制政治を打ち倒す!
苦痛に耐えぬいて
俺が笑うのを見るがいい...
お前の心は震え上がっている、スカルピア、殺人者め!
(トスカは絶望的にカヴァラドッシにしがみついて、
言葉を詰まらせながら彼を黙らせようとする)

トスカ
マリオ、黙って、お願いだから!

スカルピア
(カヴァラドッシを冷たく睨みすえて)
負け犬め、咆えるがいい!- 急いで
私に曝け出すがいい
穢れきった魂をな!
行け! - 死刑囚よ
絞首台がおまえを待っている!
(カヴァラドッシの言葉に逆上して、警吏たちに叫ぶ)
向こうへ連れて行け!
(シャッローネと警吏たちがカヴァラドッシを拘束して扉のほうへ引きずっていく。
トスカは渾身の力を込めてカヴァラドッシに縋りついて、それを留めようとする。 しかし無駄である。彼女は乱暴に、押し戻される)

トスカ
マリオ... どうか一緒に...
(警吏たちはカヴァラドッシを連れ去り、シャッローネがあとに続く。トスカはカヴァラドッシに着いていこうとするが、スカルピアが立ちはだかって扉を閉め、トスカを押し戻す)

スカルピア
あなたはだめだ!


第五場
トスカ - スカルピア

トスカ
(うめくように)
彼を助けて!

スカルピア
私が?... あなたでしょう!
(テーブルに歩み寄り、途中で放り出された夕食を眺める。
それから落ち着き払って笑いを浮かべながら戻ってくる)
哀れな夕食が、まだ途中だ。
(呆然と、扉のところから動けずにいるトスカを見る)
それほど打ちひしがれたのですか?... おいでなさい、美しい方、
ここにお座りなさい。 - いかがですかな
ご一緒に、彼を救う手立てについて検討するというのは?
(トスカは思わずスカルピアを見る。スカルピアは微笑を浮かべ座ったまま、トスカに向かいに座るよう促している)
さあ... お座りなさい... それから話し合いましょう。
(ナプキンでグラスを拭うと、
燭台の明かりに透かして眺める)
とりあえず
ひとくちお飲みなさい。スペインのワインです...
(グラスに注ぎ、トスカに渡す)
どうぞひとくち
(紳士的に)
元気が出ますよ。

トスカ
(スカルピアの向かい側に座り、彼を睨み据える。
テーブルにひじを突き、両手で顔を支える。
それから、精一杯の軽蔑を込めて
スカルピアに尋ねる)
おいくら?

スカルピア
(平然と、自らのグラスに注ぎながら)
いくらとは?

トスカ
代価よ!...

スカルピア
(笑う)
そう - 私は金で買えると言われる。だが、美しいご婦人には
(わざとらしく媚びるように)
自分を金で売ったりはしませんよ。
もしも私が、誓った職務に
背かねばならんとすれば... 別の報奨をいただきたいものです。
この時を待っていた!
私は苦しめられてきたのですよ
歌姫への恋心に!
だが、今のおまえこそ欲しい、
これまで見たことのないような、このおまえこそ!
(興奮して立ち上がる)
おまえの涙は、私にはまるで
溶岩のようだ。そしてそのまなざし
私が憎くて仕方ないと露にして
私の欲望をどうしようもなく掻き立てる!...
敏捷なヒョウのように
おまえは恋人に絡み付いて
ああ!あの瞬間
決意した、おまえは...
私のものだ!
(両腕を拡げて、トスカににじり寄る。トスカは、このスカルピアのはしたない言葉を硬直したまま聞いていたが、さっと立ち上がるとすばやくソファの後ろへと逃げ込む)

トスカ
ああ!

スカルピア
(すかさず後を追って)
そうだ、手に入れる!...

トスカ
(ぞっとして窓のほうへ駆け寄りながら)
身を投げたほうがましだわ!

スカルピア
(冷たく)
それでも私には
おまえのマリオという担保が残るがな!...

トスカ
ああ!なんてひどい...
恐ろしい取引だわ!
(女王に訴え出るという手段を思いついて、
ドアのほうへ駆け寄る)

スカルピア
(彼女の考えを明察して、引き下がってみせる)
乱暴なまねなどしたくないのでね。おまえは自由だ。
さあ行くがいい。
(トスカは喜びに声を上げながら出て行こうとする。スカルピアは皮肉げなジェスチャーひとつで、彼女を足止めする)
しかし期待は裏切られるだろうよ... 女王陛下は
誰かさんの骸に恩寵をお与えになるだろうからな!
(トスカはぎょっとして戻ってくる。スカルピアを睨みつけながらソファの上に崩れ落ちる。それから最大の侮蔑と憎しみを込めたそぶりで、スカルピアから目を背ける)
なんとまあ、憎まれていることやら!
(確信と満足を強調して)

トスカ
(軽蔑と憎しみの限りをこめて)
ああ!神よ!...

スカルピア
(彼女のほうへ近づきながら)
そういうおまえが欲しいのだ!

トスカ
(耐えかねて)
触らないで、悪魔!
憎い、憎いわ、この卑劣な、下種!
(ぞっとしてスカルピアから逃れながら)

スカルピア
それがどうした?!
(ますます攻め寄りながら)
怒りで身悶えよ... 愛で身悶えるのだ!

トスカ
下種!

スカルピア
(捕まえようとして)
私のものだ!

トスカ
(テーブルの向こうに逃れて)
下種!

スカルピア
(後を追って)
私の!

トスカ
助けて!
(遠くからローリングする太鼓の音が近づいてきて、そして遠ざかっていく))

スカルピア
(立ち止まって)
聞こえたかね?
太鼓の音だ。始まるのだよ。あれが刑の最終通達を
先導するというわけだ。時間はどんどん過ぎていく!
(トスカは怯えながらその言葉を聞き終わると、 窓辺から離れて、力尽きたようにソファに身を預ける)
... どんな闇の仕事があそこで
為されていると思う?
あそこに... 絞首台が設置されているのさ!...
(トスカは絶望と不安に満ちた身じろぎをする)
おまえのマリオも
おまえ次第では、あと一時間の命というわけだよ。
(冷酷に、テーブルの一隅に寄りかかって、コーヒーを飲みながらふたたびトスカを眺める)
(トスカは嘆きのあまりにソファの上に身を投げ出す)

トスカ
(嘆きの限りに)
私は芸術に生き、愛に生きてきました
生あるものに悪いことなど、決していたしませんでした...
人知れず手を差し伸べ
どれほどの哀れな人々に手を貸したことでしょう...
いつも揺るがぬ信仰で
わたくしの祈りは
聖人たちへ捧げられました
揺るがぬ信仰で
花々を祭壇へ捧げてまいりました
(立ち上がりながら)
今、苦悩のこの時に
なぜ、主よ、なぜです
なぜこのような報いをお与えになるのですか?
宝石を捧げて
聖母さまのマントを飾り
天に輝く星々には歌を捧げてきました
すると彼らはいっそう美しい微笑みを返してくれます
なのに今、この苦悩の時に
なぜ、主よ、なぜです
なぜこのような報いをお与えになるのですか?
(すすり泣く)

スカルピア
(再びトスカに近づいて)
覚悟を決めたまえ!

トスカ
私を足元にひれ伏させたいのね!
(スカルピアの前に跪いて)
御覧なさい (すすり泣く)
両手をあなたに差し出すわ!
(手を差し出しながら)
ほら... どうぞ...
(絶望をあらわに)
そしてたったひとことの赦しの言葉を、
敗者として、待っています... (うなだれる)

スカルピア
おまえは美しすぎるのだトスカ。そして
魅惑的すぎる。
降参しよう。 - ちっぽけな条件だ
おまえは私からひとつの命、私はおまえからほんのひととき!

トスカ
(ありったけの軽蔑を込めて立ち上がりながら)
来ないで! - 来ないで! - 身の毛がよだつわ!
(ノックの音)

スカルピア
誰だ?

スポレッタ
(息せき切って駆け込んでくる)
閣下、アンジェロッティは、我々が着いたときには
もう、自害しておりました。

スカルピア
構わん、ならば
死体を絞首台に吊るせ!で、他の囚人は?

スポレッタ
騎士のカヴァラドッシですな?
そちらは万事整っております、閣下!

トスカ
(神よ、ついていてください!)

スカルピア
(スポレッタに)
待て。
(静かにトスカに)
よろしいかな?
(トスカはうなずいて肯定する。そして羞恥に耐えかねて泣きながらソファのクッションに顔をうずめる)
(スポレッタに)
聞くのだ...

トスカ
(すぐにスカルピアを遮って)
でも彼をすぐに解放してちょうだい!

スカルピア
(トスカに)
見せかけは必要だよ。いくら私でも
公に赦免はできん。 すっかり
騎士どのが死ぬように見せかけねば。
(スポレッタを示す)
この男なら、うまくやってのける。

トスカ
誰が保証してくれるの?

スカルピア
どのような命令を与えるか、ここであなたにお見せしよう。
(スポレッタに)
スポレッタ、扉を閉めろ。
(スポレッタは急いで扉を閉めると、スカルピアのところへすばやく戻ってくる)
私は方法を変えることにしたよ...
囚人は、銃殺だ。
(トスカ、ぎょっとする)
ただし...
(スポレッタはスカルピアの考えをきちんと理解したのだと示すために、何度もうなずいてみせる)
パルミエーリ伯の時にやったようにな...

スポレッタ
死刑...

スカルピア
... の、振りだ!... あの
パルミエーリの時と同様に!
解ったのだろうな?

スポレッタ
確かに承知いたしました。

スカルピア
行け。

トスカ
(緊張して聞いていたが、割り込んで)
私が自分で、彼にそう伝えたいわ。

スカルピア
よかろう。
(スポレッタに、トスカを示して)
彼女は通せ。いいか
4時だ...
(明らかに強調して)

スポレッタ
(強調して)
はい。パルミエーリのようにですな...
(出て行く)
(スカルピアは扉のほうへ歩み寄り、スポレッタが遠ざかっていくのを聞く。
それから表情を豹変させて、欲望もあらわにトスカへと近づく)

スカルピア
私は約束を果たした...

トスカ
(彼を押し留めて)
まだよ。
通行手形が必要だわ。
彼とともに、国を出るための。

スカルピア
(慇懃に)
出国をお望みとおっしゃる?

トスカ
(確信を込めて)
そうよ、永遠にね!

スカルピア
あなたの望みはかなえられるだろう。
(机のところへ行って、書類を書き始める。尋ねるために手を止めて、トスカに)
どのルートを通るつもりだね?
(スカルピアが書いているあいだ、トスカはテーブルの方へ近づいていき、震える手で、スカルピアが彼女のために用意したスペインワインのグラスを取る。
しかし、グラスをくちびるへと運ぶあいだに、 テーブルの上に鋭く尖ったナイフがあることに気付く。
トスカはすばやくスカルピアの方を窺い見る。
彼は書くことに集中している。スカルピアの質問に答えながら、ナイフを掠め取ろうと隙をうかがっている)

トスカ
最短距離を!

スカルピア
チヴィタベッキアは?

トスカ
いいわ。
(ついに彼女はナイフを手に取ることに成功する。
テーブルに寄りかかってナイフを背に隠しながらも、スカルピアの方を窺う。
スカルピアは通行手形を書き終わって、判を突いて書類をたたむ。それから、両腕を拡げてトスカのほうへ近づいてくる)

スカルピア
トスカよ、ついに私のものだ!...
(しかし、彼の好色な声音は恐ろしい悲鳴に変わる。トスカが彼の胸に、深々とナイフをつきたてたのである)
(叫びながら)
畜生!

トスカ
(怒鳴る)
これがトスカのキスよ!

スカルピア
(掠れた声で)
助けてくれ!死ぬ!
(スカルピアは助けを請うようにトスカの方へ腕を差し出したまま近づいてくる。トスカは彼から逃れたが、ふいにスカルピアとテーブルのあいだに留まる。そしてスカルピアが自分に触れたのを見た途端、恐ろしげに彼を押しのける。スカルピア倒れる)
救援を!死んでしまう!

トスカ
(憎しみを込めて、スカルピアに)
血でむせているのね?
(スカルピアは甲斐なくもがきながら、なおソファで身を支えて立ち上がろうとする)
女ひとりに殺されるなんて!
あんたは私を充分苦しめたわ!...
まだ聞こえてる?何とかお言い!... 私をごらん!...
私はトスカよ!... おおスカルピアめ!

スカルピア
(最後の力を振り絞って身を起こそうとし、崩れ落ちる)
(むせる)
助けて、くれ!
(あえぎながら)
死ぬ!

トスカ
(スカルピアの顔の上に屈み込みながら)
死んでおしまい、悪魔!死ね!死ね!
(スカルピアは動かない)
死んでしまったわ!もう赦してやりましょう!
(スカルピアの遺体から目をそらさずにテーブルのところへ行くと、水差しを手に取り、ナプキンを浸して指をぬぐう。
それから鏡の前で髪を整えてしまってから、机の上にある通行手形を探す。しかし見つからない。
彼女は通行手形を探し続け... そしてついに、スカルピアの硬直した手の中にそれを見つける。
彼女はスカルピアの腕を持ち上げ、通行手形を取り上げて胸元へしまうと、腕を離して落ちるに任せる)
この男のために、ローマ中が震え上がっていたんだわ。
(立ち去ろうとして躊躇し、左方にある棚から
ろうそくを二本持ってくると、テーブルの上の燭台から
炎を移して火を灯す。燭台の火は吹き消す。
火のついたろうそくの一本をスカルピアの頭部の右側に立て、
もう一本を左側に立てる。
もういちど周囲を見回して、キリストの十字架像を見つけると壁から外し、敬虔な態度でそれを持って行き跪いて、スカルピアの胸の上に置く。彼女は立ち上がり、後ろ手に扉を閉めながらこのうえなく慎重に出て行く)
CAVARADOSSI
(riavendosi)
Floria!

TOSCA
(coprendolo di baci)
Amore...

CAVARADOSSI
Sei tu?

TOSCA
(caldamente)
Quanto hai penalo
anima mia!.. Ma il giusto
Iddio lo punirà!

CAVARADOSSI
Tosca, hai parlato?

TOSCA
No, amor...

CAVARADOSSI
Davvero?...

SCARPIA
(a Spoletta con autorità)
Nel pozzo
del giardino. - Va, Spoletta!
(Spoletta esce: Cavaradossi, che ha udito, si leva minaccioso contro Tosca; poi le forze l'abbandonano e si lascia cadere sul canapè, esclamando con rimprovero pieno di amarezza verso Tosca:)

CAVARADOSSI
M'hai tradito!

TOSCA
(supplichevole)
Mario!

CAVARADOSSI
(respingendo Tosca che si abbraccia stretta a lui)
Maledetta!
(Sciarrone, a un tratto, irrompe tutto affannoso)

SCIARRONE
Eccellenza! quali nuove!...

SCARPIA
(sorpreso)
Che vuol dir quell'aria afflitta?

SCIARRONE
Un messaggio di sconfitta...

SCARPIA
Che sconfitta? Come? Dove?

SCIARRONE
A Marengo...

SCARPIA
(impazientito, gridando)
Tartaruga!

SCIARRONE
Bonaparte è vincitor!

SCARPIA
Melas...

SCIARRONE
No! Melas è in fuga!...
(Cavaradossi, che con ansia crescente ha udito le parole di Sciarrone, trova nel proprio entusiasmo la forza di alzarsi minaccioso in faccia a Scarpia)

CAVARADOSSI
Vittoria! Vittoria!
L'alba vindice appar
che fa gli empi tremar!
Libertà sorge, crollan tirannidi!
Del sofferto martîr
me vedrai qui gioir...
Il tuo cor trema, o Scarpia, carnefice!
(Tosca, disperatamente aggrappandosi a Cavaradossi, tenta, con parole interrotte, di farlo tacere)

TOSCA
Mario, taci, pietà di me!

SCARPIA
(fissa cinicamente Cavaradossi)
Braveggia, urla! - T'affretta
a palesarmi il fondo
dell'alma ria!
Va! - Moribondo,
il capestro t'aspetta!
(ed irritato per le parole di Cavaradossi, grida ai birri:)
Portatemelo via!
(Sciarrone ed i birri s'impossessano di Cavaradossi e lo trascinano verso la porta - Tosca con un supremo sforzo tenta di tenersi stretta a Cavaradossi, ma invano: essa è brutalmente respinta)

TOSCA
Mario... con te...
(i birri conducono via Cavaradossi; li segue Sciarrone: Tosca si avventa per seguir Cavaradossi, ma Scarpia si colloca innanzi la porta e la chiude, respingendo Tosca)

SCARPIA
Voi no!


SCENA QUINTA
Tosca - Scarpia.

TOSCA
(come un gemito)
Salvatelo!

SCARPIA
Io?... Voi!
(si avvicina alla tavola, vede la sua cena lasciata a mezzo e ritorna calmo e sorridente)
La povera mia cena fu interrotta.
(vede Tosca abbattuta, immobile, ancora presso la porta)
Così accasciata?... Via, mia bella
signora, sedete qui. - Volete che
cerchiamo insieme il modo di salvarlo?
(Tosca si scuote e lo guarda: Scarpia sorride sempre e si siede, accennando in pari tempo di sedere a Tosca)
E allor... sedete... e favelliamo.
(forbisce un bicchiere col tovagliolo, quindi lo guarda a traverso la luce del candelabro)
E intanto
un sorso. È vin di Spagna...
(riempie il bicchiere e lo porge a Tosca)
Un sorso
(con gentilezza)
per rincorarvi.

TOSCA
(siede in faccia a Scarpia, guardandolo fissamente. Appoggiando i gomiti sul tavolo, colle mani si sorregge il viso, e coll'accento del più profondo disprezzo chiede a Scarpia:)
Quanto?

SCARPIA
(imperturbabile, versandosi da bere)
Quanto?

TOSCA
Il prezzo!...

SCARPIA
(ride)
Già - Mi dicon venal, ma a donna bella
(insinuante e con intenzione)
non mi vendo a prezzo di moneta.
Se la giurata fede
devo tradir... ne voglio altra mercede.
Quest'ora io l'attendeva!
Già mi struggea
l'amor della diva!
Ma poc'anzi ti mirai
qual non ti vidi mai!
(eccitatissimo, si alza)
Quel tuo pianto era lava
ai sensi miei e il tuo sguardo
che odio in me dardeggiava,
mie brame inferociva!...
Agil qual leopardo
ti avvinghiasti all'amante;
Ah! In quell'istante
t'ho giurata mia!...
Mia!
(si avvicina, stendendo le braccia verso Tosca: questa, che aveva ascoltato immobile, impietrita, le lascive parole di Scarpia, s'alza di scatto e si rifugia dietro il canapè)

TOSCA
Ah!

SCARPIA
(quasi inseguendola)
Sì, t'avrò!...

TOSCA
(inorridita corre alla finestra)
Piuttosto giù mi avvento!

SCARPIA
(freddamente)
In pegno
il Mario tuo mi resta!...

TOSCA
Ah! miserabile...
l'orribile mercato!
(le balena l'idea di recarsi presso la Regina e corre verso la porta)

SCARPIA
(che ne indovina il pensiero, si tira in disparte)
Violenza non ti farò. Sei liberai.
Va pure.
(Tosca con un grido di gioia fa per uscire: Scarpia con un gesto e ridendo ironicamente la trattiene)
Ma è fallace speranza... la Regina
farebbe grazia ad un cadavere!
(Tosca retrocede spaventata, e fissando Scarpia si lascia cadere sul canapè: poi stacca gli occhi da Scarpia con un gesto di supremo disgusto e di odio)
Come tu m'odii!
(con accento convinto e con compiacenza)

TOSCA
(con tutto l'odio e il disprezzo)
Ah! Dio!...

SCARPIA
(avvicinandosele)
Così ti voglio!

TOSCA
(esasperata)
Non toccarmi, demonio!
T'odio, t'odio, abbietto, vile!
(fugge da Scarpia inorridita)

SCARPIA
Che importa?!
(avvicinandosele ancor più)
Spasimi d'ira... spasimi d'amore!

TOSCA
Vile!

SCARPIA
(cerca di afferrarla)
Mia!

TOSCA
(si ripara dietro la tavola)
Vile!

SCARPIA
(inseguendola)
Mia!

TOSCA
Aiuto!
(un lontano rullo di tamburi a poco a poco s'avvicina, poi si dilegua lontano)

SCARPIA
(fermandosi)
Odi?
È il tamburo. S'avvia. Guida la scorta
ultima ai condannati. Il tempo passa!
(Tosca, dopo aver ascoltato con ansia terribile, si allontana dalla finestra e si appoggia, estenuata, al canapè)
Sai... quale oscura opra laggiù si
compia?
Là... si drizza un patibolo!...
(Tosca fa un movimento di disperazione e di spavento)
Al tuo Mario,
per tuo voler, non resta che un'ora di vita.
(freddamente si appoggia ad un angolo della tavola, continuando a guardare Tosca)
(Tosca affranta dal dolore si lascia cadere sul canapè)

TOSCA
(nel massimo dolore)
Vissi d'arte, vissi d'amore,
non feci mai male ad anima viva!...
Con man furtiva
quante miserie conobbi, aiutai...
Sempre con fe' sincera,
la mia preghiera
ai santi tabernacoli salì.
Sempre con fe' sincera
diedi fiori agli altar.
(alzandosi)
Nell'ora del dolore
perché, perché Signore,
perché me ne rimuneri così?
Diedi gioielli
della Madonna al manto,
e diedi il canto
agli astri, al ciel, che ne ridean più belli.
Nell'ora del dolore,
perché, perché Signore,
perché me ne rimuneri così?
(singhiozzando)

SCARPIA
(avvicinandosi di nuovo a Tosca)
Risolvi!

TOSCA
Mi vuoi supplice ai tuoi piedi!
(inginocchiandosi innanzi a Scarpia)
Vedi, (singhiozza)
le man giunte io stendo a te!
(alzando le mani giunte)
Ecco... vedi...
(con accento disperato)
e mercè d'un tuo detto,
vinta, aspetto... (avvilita)

SCARPIA
Sei troppo bella, Tosca, e troppo
amante.
Cedo. - A misero prezzo
tu, a me una vita, io, a te chieggo un istante!

TOSCA
(alzandosi, con un senso di gran disprezzo)
Va! - Va! - Mi fai ribrezzo!
(bussano alla porta)

SCARPIA
Chi è là?

SPOLETTA
(entrando tutto frettoloso e trafelato)
Eccellenza, l'Angelotti al nostro
giungere si uccise.

SCARPIA
Ebbene, lo si appenda
morto alle forche! E l'altro prigionier?

SPOLETTA
Il Cavalier Cavaradossi?
È tutto pronto, Eccellenza!

TOSCA
(Dio m'assisti!)

SCARPIA
(a Spoletta)
Aspetta.
(piano a Tosca)
Ebbene?
(Tosca accenna di sì col capo e dalla vergogna piangendo affonda la testa fra i cuscini del canapè)
(a Spoletta)
Odi...

TOSCA
(interrompendo subito Scarpia)
Ma libero all'istante lo voglio!

SCARPIA
(a Tosca)
Occorre simular. Non posso
far grazia aperta. Bisogna che tutti
abbian per morto il cavalier.
(accenna a Spoletta)
Quest'uomo fido provvederà.

TOSCA
Chi mi assicura?

SCARPIA
L'ordin ch'io gli darò voi qui presente.
(a Spoletta)
Spoletta: chiudi.
(Spoletta frettolosamente chiude la porta, poi ritorna presso Scarpia)
Ho mutato d'avviso...
Il prigionier sia fucilato.
(Tosca scatta atterrita)
Attendi...
(fissa con intenzione Spoletta che accenna replicatamente col capo di indovinare il pensiero di Scarpia)
Come facemmo col Conte Palmieri...

SPOLETTA
Un'uccisione...

SCARPIA
... simulata!... Come
avvenne del Palmieri!
Hai ben compreso?

SPOLETTA
Ho ben compreso.

SCARPIA
Va.

TOSCA
(che ha ascoltato avidamente, interviene)
Voglio avvertirlo io stessa.

SCARPIA
E sia.
(a Spoletta, indicando Tosca)
Le darai passo. Bada:
all'ora quarta...
(marcando intenzionalmente)

SPOLETTA
(con intenzione)
Sì. Come Palmieri...
(esce)
(Scarpia, ritto presso la porta, ascolta Spoletta allontanarsi, poi trasformato nel viso e nei gesti si avvicina con grande passione a Tosca)

SCARPIA
Io tenni la promessa...

TOSCA
(arrestandolo)
Non ancora.
Voglio un salvacondotto onde fuggir
dallo Stato con lui.

SCARPIA
(con galanteria)
Partir dunque volete?

TOSCA
(con accento convinto)
Sì, per sempre!

SCARPIA
Si adempia il voler vostro.
(va allo scrittoio; si mette a scrivere, interrompendosi per domandare a Tosca:)
E qual via scegliete?
(Mentre Scarpia scrive, Tosca si è avvicinata alla tavola e con la mano tremante prende il bicchiere di vino di Spagna versato da Scarpia, ma nel portare il bicchiere alle labbra, scorge sulla tavola un coltello affilato ed a punta; dà un'occhiata a Scarpia che in quel momento è occupato a scrivere - e con infinite precauzioni cerca d'impossessarsi del coltello, rispondendo alle domande di Scarpia ch'essa sorveglia attentamente)

TOSCA
La più breve!

SCARPIA
Civitavecchia?

TOSCA
Sì.
(Finalmente ha potuto prendere il coltello, che dissimula dietro di sé appoggiandosi alla tavola e sempre sorvegliando Scarpia. Questi ha finito di scrivere il salvacondotto, vi mette il sigillo, ripiega il foglio: quindi aprendo le braccia si avvicina a Tosca per avvincerla a sé)

SCARPIA
Tosca, finalmente mia!...
(ma l'accento voluttuoso si cambia in un grido terribile - Tosca lo ha colpito in pieno petto)
(gridando)
Maledetta!

TOSCA
(gridando)
Questo è il bacio di Tosca!

SCARPIA
(con voce strozza)
Aiuto! muoio!
(Scarpia stende il braccio verso Tosca avvicinandosi barcollante in atto di aiuto. Tosca lo sfugge ma ad un tratto si trova presa fra Scarpia e la tavola e, vedendo che sta per essere toccata da lui, lo respinge inorridita. Scarpia cade)
Soccorso! Muoio!

TOSCA
(con odio a Scarpia)
Ti soffoca il sangue?
(Scarpia si dibatte inutilmente e cerca di rialzarsi, aggrappandosi al canapè)
E ucciso da una donna!
M'hai assai torturata!...
Odi tu ancora? Parla!... Guardami!...
Son Tosca!... O Scarpia!

SCARPIA
(fa un ultimo sforzo, poi cade riverso)
(soffocato)
Soccorso, aiuto!
(rantolando)
Muoio!

TOSCA
(piegandosi sul viso di Scarpia)
Muori dannato! Muori, Muori!
(Scarpia rimane rigido)
È morto! Or gli perdono!
(senza togliere lo sguardo dal cadavere di Scarpia, va al tavolo, prende una bottiglia d'acqua e inzuppando un tovagliolo si lava le dita, poi si ravvia i capelli guardandosi allo specchio. Si sovviene del salvacondotto... lo cerca sullo scrittoio, ma non lo trova; lo cerca ancora, finalmente vede il salvacondotto nella mano raggrinzita di Scarpia. Solleva il braccio di Scarpia, che poi lascia cadere inerte, dopo aver tolto il salvacondotto che nasconde in petto.)
E avanti a lui tremava tutta Roma!
(si avvia per uscire, ma si pente, va a prendere le due candele che sono sulla mensola a sinistra e le accende al candelabro sulla tavola spegnendo poi questo. Colloca una candela accesa a destra della testa di Scarpia. Mette l'altra candela a sinistra . Cerca di nuovo intorno e vedendo un crocefisso va a staccarlo dalla parete e portandolo religiosamente si inginocchia per posarlo sul petto di Scarpia. Si alza e con grande precauzione esce, richiudendo dietro a sé la porta)



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