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<<第1幕>>

<No. 1 - 序曲>

<第1場>
(マントヴァ公爵の宮殿にある壮麗な広間、奥のほうには他の部屋へと続く扉があり、そちらもまた美しく照らし出されている。奥へ続くそれらの部屋には派手に着飾った騎士たちと女性たちがいる。小姓たちが行き来している。宴は最高に盛り上がっている。遠く舞台裏からは音楽が聞こえる。)
(公爵とボルサが奥の扉から出てくる。)

<No. 2 - 導入曲>

【公爵】
私の美しい誰かも分からぬ娘と、
よろしくやりたいものだな。

【ボルサ】
教会で見かけた若い娘ですか?

【公爵】
ここ三ヶ月、祭日ごとに。

【ボルサ】
住まいはご存知で?

【公爵】
ある辺鄙(へんぴ)な小道なんだが、
得体の知れぬ男が、毎夜そこへ入っていくのだ。

【ボルサ】
彼女は自分に好意を寄せる者が、
誰だか知っているのですか?

【公爵】
知らないだろうな。

(騎士と女性のグループが広間を横切る)

【ボルサ】
美しい女たちが大勢おりますな!・・・ご覧下さい。

【公爵】
だが、チェプラーノ婦人が一番だ。

【ボルサ】
伯爵に聞こえますぞ、公爵様・・・

【公爵】
それがどうしたのだ?

【ボルサ】
あの者はこの事を、他に漏らすやもしれません。

【公爵】
だとしても、私には何も問題は無い。

あれかこれか、私にとってどちらも同じ、
周りに見える他の全ての女と。
我が心の帝国を渡しはしない、
ただ一人の女になんて。
女たちの美しさは、まるで賜り物、
天が授けてくださった。
今日、この女を気に入れば、
明日は別の女を気に入るだろう。

節操は心の自由を奪う、
それは忌むべき病。
望む者だけ貞節を守ればよい、
自由がなければ恋はない。
亭主たちの嫉妬の怒りや、
色男たちの逆上など笑ってやる。
アルゴスの百眼にも挑戦するさ、
美女が私をその気にさせれば。

(夫とは別の騎士にエスコートされた妻の後に離れてチェプラーノの伯爵が入ってくる。多数の男女が様々な所から入ってくる。)


【公爵】
(チェプラーノ夫人と話すために彼女の側へ行って、非常に丁寧に)
お帰りになるのですか?・・・無慈悲な!

【チェプラーノ伯爵夫人】
夫に従って
仕方なくチェプラーノに。

【公爵】
貴女は天の輝き、
宮廷で日の光のごとく輝いてもらわねばなりません。
ここでは誰もが、貴女に胸をときめかすのです。
貴女のために恋の炎が
我が心を酔わせ、征服し、溶かすのです。

【伯爵夫人】
落ち着いてください・・・

(公爵は彼女に腕を貸して共に退出する)
(リゴレットが入ってきてチェプラーノと出会う。あとから廷臣たち)


【リゴレット】
頭の中に何かお持ちですな、
チェプラーノの旦那様?
(チェプラーノは苛立った様子で公爵を追う)
(廷臣たちに話しかける)
機嫌がよろしくないようで、見ましたか?

【ボルサ、コーラス】
なんという宴会だ!

【リゴレット】
そうですか・・・

【ボルサ、コーラス】
公爵はまたお楽しみか!

【リゴレット】
いつもの事ではないと? それはそれは!
賭けや酒、祭りや踊り、
戦や祝宴、すべて巧くやられる。
今は伯爵夫人の攻略に勤しんでおられる、
となれば、旦那は心中穏やかではおられませんな。

(退出する。マルッロが急いで入ってくる)

【マルッロ】
大変な知らせだ!一大事だ!

【コーラス】
何事だ?話してくれ!

【マルッロ】
これには驚くぞ・・・

【ボルサ、コーラス】
話せ、話してくれ・・・

【マルッロ】
ああ! リゴレットが・・・

【ボルサ、コーラス】
それで?

【マルッロ】
大変な事だ!

【ボルサ、コーラス】
瘤でも取れたのか?
奇形ではなくなったのか?

【マルッロ】
もっと奇妙な事だ・・・ 奴め、持っている・・・

【ボルサ、コーラス】
要するに?

【マルッロ】
愛人を。

【ボルサ、コーラス】
愛人だと!信じられるか?

【マルッロ】
奴はキューピッドに変わりおった。

【ボルサ、コーラス】
あの怪物が?キュービッド!・・・
キューピッドとは愉快なことだ!

【マルッロ】
キューピッドとは愉快なことだ!

(公爵が戻り、リゴレットが続く。そしてチェプラーノ)

【公爵】
(リゴレットに)
ああ、チェプラーノ以上に煩いやつはいない!
愛しい夫人は天使だというのに!

【リゴレット】
攫えばよろしい。

【公爵】
だが、どうやって?

【リゴレット】
今夜など。

【公爵】
伯爵はどうするのだ?

【リゴレット】
牢に入れればよいのでは?

【公爵】
ああ、駄目だ。

【リゴレット】
ならば・・・追放すればよい。

【公爵】
それも駄目だ、道化よ。

【リゴレット】
それなら首を・・・
(首を刎ねる真似をする)

【チェプラーノ】
〔なんという汚れた心だ!〕

【公爵】
(伯爵の肩を叩きながら)
なにを言うのだ、この首をか?

【リゴレット】
それは当然・・・
そんな首など・・・価値はありませんよ?

【チェプラーノ】
(激怒して、剣を取る)
背信者め!

【公爵】
(チェプラーノに)
止めるのだ!

【リゴレット】
笑わせてくれますな。

【ボルサ、マルッロ、コーラス】
〔怒っているぞ!〕

【公爵】
(リゴレットに)
道化よ、こちらに来るのだ。
いつも冗談の度が過ぎるぞ。
恨みをかっては、わが身に帰ってくるぞ。

【チェプラーノ】
(離れて、廷臣たちに)
狂人に復讐を!奴に恨みを
抱かぬ者などいまい?復讐だ!

【リゴレット】
当たりはしませぬぞ?奴らなど恐れはしない。
公爵様のお気に入りに手出しは出来まい。

【ボルサ、マルッロ、コーラス】
(チェプラーノに)
だが、どうする?

【チェプラーノ】
強者は参るのだ、
明日、私の所に。夜更けに。

【ボルサ、マルッロ、コーラス】
よし、きっとだ。

【リゴレット】
当たりはしませぬぞ?・・・

【公爵】
いつも冗談の度が過ぎるぞ・・・

【ボルサ、マルッロ、チェプラーノ、コーラス】
狂人に復讐を! あの非道な行いに、
恨みを抱かぬ者などいまい?
そう、復讐するのだ!・・・

【公爵、リゴレット】
全てが喜び、全てが祭り!

(ダンサーの集団が舞台に押し寄せてくる)

【全員】
全てが喜び、全てが祭り!
全てが楽しみへと誘うのだ!
ああ、見るのだ、見えるであろう?
これぞ快楽の宮殿。

(モンテローネの伯爵が入ってくる)

【モンテローネ】
殿に話がある。

【公爵】
ならぬ。

【モンテローネ】
(進みながら)
なんとしても。

【ボルサ、リゴレット、マルッロ、チェプラーノ、コーラス】
モンテローネ!

【モンテローネ】
(高貴な誇りを持って、公爵を見ながら)
そう、モンテローン・・・わしの声は雷のように、
貴公をどこまでも震わすであろう・・・

【リゴレット】
(公爵に、モンテローネの声を真似て)
殿に話がある。
(ふざけて重々しく進む)
あなた様は我らに対し、謀反を企てましたな、
そして我らは、慈悲深くも許して差し上げた・・・
だが、何を思ったか、時もわきまえず
あなたの娘の名誉を主張されるのか?

【モンテローネ】
(軽蔑を込めた怒りで、リゴレットを見て)
まだ侮辱するのか!
(公爵に)
そうだ、妨げてやるぞ、
貴様の狂気の宴を・・・叫びに来るであろう、
我が家族に対する酷い侮辱への
復讐がなされるまでは。
たとえこの首が刎ねられようとも、
凄まじい怨霊となった私を見るだろう、
刎ねられた首を手に、
世と神に復讐を求めるのだ。

【公爵】
もうよいだろう、捕らえるのだ。

【リゴレット】
狂っておる。

【ボルサ、マルッロ、チェプラーノ】
何ということを言うのだ!

【モンテローネ】
(公爵とリゴレットに)
ああ、貴様ら、共に呪われるがよい!

【ボルサ、マルッロ、チェプラーノ、コーラス】
ああ!

【モンテローネ】
死にかけた獅子に犬をけしかけるとは、
公爵よ、卑怯だぞ・・・
(リゴレットに)
そして貴様、蛇よ、
父親の心の痛みを嘲笑う者は、
呪われるがよい!

【リゴレット】
(ショックを受けて)
〔何と!恐ろしい!〕

【公爵、ボルサ、マルッロ、チェプラーノ、コーラス】
(モンテローネに)
無謀にも宴を妨げし者よ、
さては地獄の悪魔に導かれたな、
しかし、何を言おうと無駄な事、立ち去るのだ、
行け、震えろ、老いぼれめ、君主の怒り・・・
お前が怒りを呼んだのだ、もう望みは絶たれた、
今こそ貴様の命運が尽きる時なのだ。

【リゴレット】
〔恐ろしい!〕
何と恐ろしい・・・

【モンテローネ】
呪われるがよい!蛇め・・・

(モンテローネは二人の斧槍兵に連れられて行く、その他の者たちは、別の部屋に移動する公爵に従う)


<第2場>

(袋小路の行き止まり。左側には壁に囲まれた小さな中庭のあるごく普通の家。中庭には、大きくて背の高い木と大理石のベンチがある。壁には通りに向いた扉がある。上の方にはアーチ型の物に支えられたテラスがある。上の扉はテラスに面していて、そこには目の前の階段と登って上がることができる。通りの右側はチェプラーノの家の庭ととても高い壁に面している。夜も更けている。)


(リゴレットはマントに包まれて入ってくる。マントの下に長い剣を持ったスパラフチーレが続く)

<No. 3 - デュエット>

【リゴレット】
〔あの老いぼれめ、わしを呪いおった!〕

【スパラフチーレ】
旦那?・・・

【リゴレット】
行け、何も持ってないぞ。

【スパラフチーレ】
それを求めたのではない・・・旦那の前にいるのは
剣の使い手ですぜ。

【リゴレット】
盗賊か?

【スパラフチーレ】
自由にしてやるんですよ、
安い値段で、敵からね。
で、用があるのではと。

【リゴレット】
どのような?

【スパラフチーレ】
ここに旦那の女がいるんでしょう。

【リゴレット】
〔何と!〕いくら必要なんだ、
お偉いさん相手の場合は?

【スパラフチーレ】
高いほうが良いんですがね。

【リゴレット】
支払いの方法は?

【スパラフチーレ】
半分は前金で、
残りは片付いてから。

【リゴレット】
〔悪魔め!〕で、どうやって
確実に仕留めるんだ?

【スパラフチーレ】
いつもは町で殺ってますぜ、
それか俺の家で。
夕方に待ち伏せて、
一突きで殺っちまうんですよ。

【リゴレット】
〔悪魔め!〕で、家ならどうやって?

【スパラフチーレ】
簡単な事だ・・・
妹が手伝うんですよ・・・
町で踊っていて・・・美しい・・・
相手を誘惑して・・・そうすりゃ・・・

【リゴレット】
分かった。

【スパラフチーレ】
音も立てずに・・・
これが俺の商売道具だ。
(剣を見せる)
必要かな?

【リゴレット】
いや、今のところは。

【スパラフチーレ】
困るとすれば旦那の方だろう・・・

【リゴレット】
そうか?

【スパラフチーレ】
スパラフチールが俺の名だ。

【リゴレット】
よそ者か?

【スパラフチーレ】
(離れながら)
ブルゴーニュの出だ。

【リゴレット】
それで、その時はどこで?

【スパラフチーレ】
夜ならいつもここに。

【リゴレット】
行け。

【スパラフチーレ】
スパラフチール。

(スパラフチーレは退出する)


<No. 4 - 叙唱とデュエット>

【リゴレット】
(スパラフチーレの後を見ながら)
わしたちは同類だ!・・・
わしは口先で、あいつは剣で。
わしは嘲り、あいつは消す!
あの老いぼれは、わしを呪いおった・・・
人間どもめ!自然め!
お前たちがわしを下劣な悪党にした!・・・
忌々しい!奇形とは、道化とは!
してはならぬのだ、出来ぬのだ、笑う以外には!
皆が持つものが、わしには無いのだ・・・泣けてくる
我が主は、
若く、陽気で、力強く、男前、
夢を見ながら言うのだ、
笑わせてみよ、道化!
無理でもやらねばならぬ!ああ、悩ましい!・・・
嘲笑う廷臣たちに憎悪の念が!
噛み付く事が出来れば、どれほど嬉しいか!
わしの非道徳は、お前たちのせいだ・・・
だが、ここでわしは別人になる・・・
あの老いぼれは、わしを呪いおった・・・この不安が
ずっとわしの心を乱すのか?
不幸がわしを襲うのか?・・・いや、ありえん!
(扉を鍵で開けて中庭に入る。)
(ジルダは家から出て、彼の腕に飛び込む)
娘よ!

【ジルダ】
お父様!

【リゴレット】
お前といると
沈んだ心も喜びで満ちる。

【ジルダ】
まあ、何て愛情なの、お父様!

【リゴレット】
お前はわしの命だ!
お前がいなくて、何の幸せなのだ?
ああ、娘よ!

【ジルダ】
ため息を!・・・何がそれほど苦しませるのですか?
この哀れな娘に話してください・・・
秘密がおありなら、打ち明けてください。
私は家族のことを知りたいのです。

【リゴレット】
そのようなものは無い。

【ジルダ】
お名前は?

【リゴレット】
聞く意味はないだろう?

【ジルダ】
それが嫌なら、
お父様のことをお話ください・・・

【リゴレット】
(遮って)
外に出てはならんぞ。

【ジルダ】
教会以外には行きません。

【リゴレット】
ああ、それでいい。

【ジルダ】
お父様のことではなくても、
私のお母様が誰か教えてください。

【リゴレット】
ああ、哀れな者に言わないでおくれ、
失くしてしまった幸せのことを。
彼女は、あの天使は感じてくれた、
わしの苦しみに同情してくれた。
孤独で、奇形で、惨め、
そんなわしを同情し、愛してくれた。
だが死んでしまった・・・土が覆ってくれるよう、
静かにあの愛する顔を。
お前だけが残されているのだ・・・
神よ、感謝いたします!

【ジルダ】
(声をつまらせて泣く)
ああ、なんという苦しみ!それが流させるのですか
それほどにも苦い涙を?
お父様、お止めください、お静まりを・・・
そのような様子は私を苦しめます。
お名前を教えてください、
それほどの苦しみの訳を。

【リゴレット】
わしの名前か?必要は無い!
お前の父親、それで十分・・・
わしは恐れられているやもしれぬ、
恨まれているやもしれぬ・・・
他の者には呪われている・・・

【ジルダ】
祖国も、親戚も、友人も
お持ちではないのですか?

【リゴレット】
祖国!・・・親戚!友人!
信仰も、家族も、祖国も、
わしの全てはお前の中にある!

【ジルダ】
ああ、お父様を幸せに出来るのであれば、
生きる事は私の喜びとなります!

ここに来て三ヶ月になりますが、
まだ町を見ていないのです、
許していただければ、見てみたいと・・・

【リゴレット】
ならぬ!ならぬ!教えてくれ、外へ出ていないな?

【ジルダ】
はい。

【リゴレット】
許さぬぞ!

【ジルダ】
〔ああ!何を言ったのでしょう!〕

【リゴレット】
注意するんだよ!
〔後をつけられ、攫われるかもしれぬ!
ここでは道化の娘を陵辱し、
嘲笑う・・・恐ろしい!〕
(家に向けて)
おい?

(ジョヴァンナが家から出てくる)

【ジョヴァンナ】
旦那様?

【リゴレット】
わしが来る時に見られていないか?
正直に言うのだ。

【ジョヴァンナ】
ああ、いえ、全く。

【リゴレット】
ならばよい・・・塀への扉は
いつも閉じているな?

【ジョヴァンナ】
はい、いつも。

【リゴレット】
正直に言うのだ。
ああ、見守ってくれ、この花を
純粋なままお前に預けた花を。
見守ってくれ、注意深く、決してないように、
あいつの純粋さが汚れぬように。
怒れる風から、
他の花を折った風から、
守ってくれ、清いまま
父親に返してくれ。

【ジルダ】
何という愛情!何という気遣い!
何を恐れるのですか、お父様?
空の上では、神の御許で
守護天使が見守っていてくれます。
私たちから災いを取り去ってくれます、
お母様の神聖な祈りが。
決して潰されたり、引きちぎられる事はありません、
お父様の最愛のこの花は。

(道路から市民の格好をした公爵)

【リゴレット】
ああ、見守ってくれ、この花を
純粋なままお前に預けた・・・
外に誰かいるぞ!

(中庭の扉を開いて外を見に行く間、公爵は中庭に密かに入り込み、木の陰に隠れる。ジョヴァンナに財布を投げておとなしくさせる。)

【ジルダ】
まあ!
いつも疑っているのですね!

【リゴレット】
(戻って、ジョヴァンナに)
教会で誰にもつけられなかったか?

【ジョヴァンナ】
決して。

【公爵】
〔リゴレット!〕

【リゴレット】
誰かがノックしても、
開けるときは注意するのだ・・・

【ジョヴァンナ】
公爵様でも?

【リゴレット】
他よりも、あの方はならぬ。
娘よ、さらばだ。

【公爵】
〔奴の娘!〕

【ジルダ】
さようなら、お父様。

【リゴレット】
ああ!見守ってくれ・・・
娘よ、さらばだ!

【ジルダ】
ああ、何という愛情!・・・
お父様、さようなら!

(彼らは抱き合い、リゴレットは扉を閉めて退出する。ジルダ、ジョヴァンナと公爵は中庭に残る。)

<No. 5 - 叙唱とデュエット>

【ジルダ】
ジョヴァンナ、私後悔してるの・・・

【ジョヴァンナ】
どうしてですか?

【ジルダ】
教会で若い男につけられたこと、言わなかったわ。

【ジョヴァンナ】
なぜそれをお父様に?嫌いなのですか、
その方のことが?

【ジルダ】
いえ、あまりにも素敵で、恋しそうだわ・・・

【ジョヴァンナ】
それに堂々としていて、高貴な方のようです。

【ジルダ】
貴族や王子様じゃないほうがいいわ、
貧しいほうが好きになりそうなの。
寝ても覚めてもその方を呼び、
うっとりとして言うの、愛して・・・

【公爵】
(突然現れて、ジョヴァンナに去るように示して、ジルダの足下にひざまづいて、彼女の言葉を続ける)
愛している!
愛している、この素晴らしい言葉をもっと言ってくれ、
喜びの天国を開いてくれ!

【ジルダ】
ジョヴァンナ?・・・どうすれば!誰もいない、
答えてくれる人は!・・・ああ!誰も?

【公爵】
この僕が心を込めて答えよう・・・
ああ、愛し合う二人こそ、この世の全て!

【ジルダ】
誰が、誰が貴方をここへ?

【公爵】
天使でも悪魔でも、重要ではないでしょう?
僕は君を愛している。

【ジルダ】
出て行ってください。

【公爵】
出て行くさ!・・・今!・・・
愛の炎が僕たちを燃え立たせる時に!
ああ、切っても切れないように、愛の神が
結びつけたのだ、乙女よ、二人の運命を!

愛とは心の太陽であり命なのだ、
その声は僕たちの胸の鼓動。
名声や栄光も、権力や王位も、
どれも人の世の儚いもの、
唯一神聖なもの、
愛こそが僕たちを天使に近づけるんだ!
それならば愛し合おう、天の乙女よ、
僕は君のために、世の男たちに羨まれるだろう。

【ジルダ】
〔ああ、これが私の乙女の夢なんだわ、
これほど恋しく、優しい言葉よ!〕

【公爵】
僕を愛すると、何度も言ってほしい。

【ジルダ】
もうお聞きになりました。

【公爵】
ああ、僕は幸せだ!

【ジルダ】
お名前を教えてください・・・
聞いてはいけませんか?

(道路にチェプラーノとボルサが現れる)

【チェプラーノ】
(ボルサに)
場所はここだ。

【公爵】
(考えて)
僕の名前は・・・

【ボルサ】
(チェプラーノに)
よし。

(チェプラーノとボルサは出て行く)

【公爵】
グアルティエール・マルデ。
学生で・・・そして貧しい・・・

【ジョヴァンナ】
(怯えて帰ってくる)
外で足音が!

【ジルダ】
ひょっとしてお父様・・・

【公爵】
ああ、捕まえてやりたい、
邪魔者を、
私の障害になるなど!

【ジルダ】
(ジョヴァンナに)
お連れして、
塀の方に・・・さあ・・・

【公爵】
君はずっと愛してくれるかい?

【ジルダ】
貴方は?

【公爵】
一生・・・それから・・・

【ジルダ】
もう駄目・・・行ってください。

【二人で】
さようなら・・・希望と魂、
私にはあなただけ。
さようなら・・・不変なのです
あなたへの愛は。

(公爵はジョヴァンナの案内されて行く。
ジルダはその扉を見つめて、その場に残る)

<No. 6 - アリア>

【ジルダ】
グアルティエール・マルデ・・・愛しい方の名前、
この恋する心に刻み込まれたわ!

慕わしい名前、私の心を
初めてときめかせた、
それは愛の喜びを
いつも私に思い起こさせる!
私の憧れは貴方を思うたび、
いつも貴方の所へ飛んで行きます、
そして最後の吐息までも、
慕わしい名前よ、貴方のものなのです。
(ランタンを手にしてテラスに出る)
グアルティエール・マルデ!
(マルッロ、チェプラーノ、ボルサ、廷臣たちが武装して通りに現れる。ジルダはすぐに家に入る。)
慕わしい名前・・・

【ボルサ】
あそこだ。

【チェプラーノ】
見ろ。

【コーラス】
おお、なんと美しいんだ!

【マルッロ】
妖精か天使のようだ。

【コーラス】
あれが愛人か、
リゴレットの?

【ボルサ、マルッロ、チェプラーノ、コーラス】
おお、なんと美しいんだ!

(リゴレットが考え込みながら入ってくる)

<No. 7 - 第一幕フィナーレ>

【リゴレット】
〔戻ったが、なぜだ?〕

【ボルサ】
静かに・・・始めよう・・・俺に続け。

【リゴレット】
〔ああ、あの老いぼれはわしを呪いおった!〕
(ボルサにぶつかる)
誰だ?

【ボルサ】
(仲間に)
静かに・・・リゴレットがいるぞ。

【チェプラーノ】
一石二鳥だ!片付けちまおう。

【ボルサ】
いや、明日もっと笑えるだろうから。

【マルッロ】
俺がなんとかしよう・・・

【リゴレット】
そこで話してるのは誰だ?

【マルッロ】
リゴレットか?・・・どうしたんだ?

【リゴレット】
誰だ?

【マルッロ】
そう噛みつくなよ!・・・俺だ・・・

【リゴレット】
誰だ?

【マルッロ】
マルッロだ。

【リゴレット】
暗くてよく見えんな。

【マルッロ】
ふざけ心に導かれたのだ・・・
チェプラーノ夫人を攫ってやるのさ。

【リゴレット】
〔ああ!ほっとした!〕しかし、どうやって入る?

【マルッロ】
(チェプラーノに)
貴公の鍵を!
(リゴレットに)
心配はない。
我らの計略に抜かりは無いさ・・・
(チェプラーノから受け取った鍵を見せる)
ほら、鍵だ。

【リゴレット】
(触れながら)
奴の紋章のようだ。
〔ああ、それなら取り越し苦労だったのか!〕
奴の家はそこだ・・・わしも一緒に。

【マルッロ】
俺たちは覆面だが・・・

【リゴレット】
わしも覆面したいな、
わしにも覆面をくれ。

【マルッロ】
ああ、準備してある。
(彼に覆面をすると同時にハンカチで目隠しをする。そしてテラスに立てかけていた梯子を押さえる。)

梯子を押さえるんだ。

【リゴレット】
暗くて見えんな。

【マルッロ】
奴は目隠しで何も見えず、何も聞こえない。

【ボルサ、マルッロ、チェプラーノ、コーラス】
静かに、静かに、復讐を始めるぞ。
奴が予想もしないうちにやってしまおう。
いつも厚かましく嘲る奴め、
次は奴が嘲られるのだ!
そっと、そっと、奴の愛人を奪うのだ、
これで明日は宮廷中の笑いもの。

そっと、そっと・・・
厚かましく嘲る奴め・・・
静かに・・・そっと・・・抜かりのないように。

(数人がテラスに上がって扉を破り、下におりてから他の者のために戸を開ける。それからジルダを引きずって行く。彼女はハンカチで口を押さえられている。舞台を横切る間に彼女はスカーフを落とす。)

【ジルダ】
(遠くから)
助けてください、お父様!

【ボルサ、マルッロ、チェプラーノ、コーラス】
(遠くから)
勝利だ!

【ジルダ】
(さらに遠くから)
助けて!

【リゴレット】
まだ終わらないのか!・・・馬鹿にしてるのか!
(目に触れる)
目隠しされてる!・・・ジルダ!
(目隠しと覆面を急いで外すと、忘れられたランタンの光で彼女のスカーフを見つける。扉が開いているのを見ると、中に入って怯えるジョヴァンナを引き寄せ、驚きの目で彼女を見据えて、叫ぶことも出来ずに髪を掻き毟る。最後にやっとの思いで叫び声をあげる)
ああ!あの呪いだ!

(気絶する)

ATTO PRIMO

No. 1 - Preludio

SCENA PRIMA
Mantova. Sala magnifica nel palazzo ducale con porte nel fondo che mettono ad altre sale, pure splendidamente illuminate; folla di cavalieri e dame in gran costume nel fondo delle sale; paggi che vanno e vengono. La festa è nel suo pieno. Musica interna da lontano.
Il Duca e Borsa vengono da una porta del fondo.

No. 2 - Introduzione

DUCA
Della mia bella incognita borghese
Toccare il fin dell'avventura voglio.

BORSA
Di quella giovin che vedete al tempio?

DUCA
Da tre mesi ogni festa.

BORSA
La sua dimora?

DUCA
In un remoto calle;
Misterioso un uom v'entra ogni notte.

BORSA
E sa colei chi sia
L'amante suo?

DUCA
Lo ignora.

Un gruppo di dame e cavalieri attraversano la sala.

BORSA
Quante beltà!… Mirate.

DUCA
Le vince tutte di Cepran la sposa.

BORSA
Non v'oda il Conte, o Duca...

DUCA
A me che importa?

BORSA
Dirlo ad altra ei potria.

DUCA
Né sventura per me certo saria.

Questa o quella per me pari sono
A quant'altre d'intorno mi vedo;
Del mio core l'impero non cedo
Meglio ad una che ad altra beltà.
La costoro avvenenza è qual dono
Di che il fato ne infiora la vita;
S'oggi questa mi torna gradita
Forse un'altra doman lo sarà.

La costanza, tiranna del core,
Detestiamo qual morbo crudele.
Sol chi vuole si serbi fedele;
Non v'è amor se non v'è libertà.
De' mariti il geloso furore,
Degli amanti le smanie derido;
Anco d'Argo i cent'occhi disfido
Se mi punge una qualche beltà.

Entra il Conte di Ceprano, che segue da lungi la sua sposa servita da altro cavaliere; dame e signori che entrano da varie parti.

DUCA
alla signora di Ceprano movendo ad incontrarla con molta galanteria
Partite? … Crudele!

CONTESSA DI CEPRANO
Seguire lo sposo
M'è forza a Ceprano.

DUCA
Ma dee luminoso
In corte tal astro qual sole brillare.
Per voi qui ciascuno dovrà palpitare.
Per voi già possente la fiamma d'amore
Inebria, conquide, distrugge il mio core.

CONTESSA
Calmatevi …

Il Duca le dà il braccio ed esce con lei.
Entra Rigoletto che s'incontra nel signor di Ceprano, poi cortigiani.

RIGOLETTO
In testa che avete,
Signor di Ceprano?
Ceprano fa un gesto d'impazienza e segue il Duca. Rigoletto dice ai cortigiani.
Ei sbuffa, vedete?

BORSA, CORO
Che festa!

RIGOLETTO
Oh sì...

BORSA, CORO
Il Duca qui pur si diverte!

RIGOLETTO
Così non è sempre? che nuove scoperte!
Il giuoco ed il vino, le feste, la danza,
Battaglie, conviti, ben tutto gli sta.
Or della Contessa l'assedio egli avanza,
E intanto il marito fremendo ne va.

Esce. Entra Marullo premuroso.

MARULLO
Gran nuova! Gran nuova!

CORO
Che avvenne? Parlate!

MARULLO
Stupir ne dovrete...

BORSA, CORO
Narrate, narrate...

MARULLO
Ah! ah! Rigoletto...

BORSA, CORO
Ebben?

MARULLO
Caso enorme!

BORSA, CORO
Perduto ha la gobba?
Non è più difforme?

MARULLO
Più strana è la cosa... Il pazzo possiede …

BORSA, CORO
Infine?

MARULLO
Un'amante.

BORSA, CORO
Un'amante! Chi il crede?

MARULLO
Il gobbo in Cupido or s'è trasformato.

BORSA, CORO
Quel mostro? Cupido!...
Cupido beato!

MARULLO
Cupido beato!

Ritorna il Duca seguito da Rigoletto, poi da Ceprano.

DUCA
a Rigoletto
Ah, più di Ceprano importuno non v'è!
La cara sua sposa è un angiol per me!

RIGOLETTO
Rapitela.

DUCA
È detto; ma il farlo?

RlGOLETTO
Stasera.

DUCA
Non pensi tu al Conte?

RIGOLETTO
Non c'è la prigione?

DUCA
Ah, no.

RIGOLETTO
Ebben... s'esilia.

DUCA
Nemmeno, buffone.

RIGOLETTO
Allora la testa...
indicando difarla tagliare

CEPRANO
(Quell'anima nera!)

DUCA
battendo colla mano una spalla al Conte
Che di', questa testa?

RIGOLETTO
È ben naturale …
Che far di tal testa? … A cosa ella vale?

CEPRANO
infuriato, brandendo la spada
Marrano!

DUCA
a Ceprano
Fermate!

RIGOLETTO
Da rider mi fa.

BORSA, MARULLO, CORO
(In furia è montato!)

DUCA
a Rigoletto
Buffone, vien qua.
Ah, sempre tu spingi lo scherzo all'estremo.
Quell'ira che sfidi colpirti potrà.

CEPRANO
ai cortigiani a parte
Vendetta del pazzo! Contr'esso un rancore
Di noi chi non ha? Vendetta!

RIGOLETTO
Che coglier mi puote? Di loro non temo;
Del Duca un protetto nessun toccherà.

BORSA, MARULLO, CORO
a Ceprano
Ma come?

CEPRANO
In armi chi ha core
Doman sia da me. A notte.

BORSA, MARULLO, CORO
Sì. Sarà.

RIGOLETTO
Che coglier mi puote? ecc.

DUCA
Ah, sempre tu spingi lo scherzo, ecc.

BORSA, CEPRANO, MARULLO, CORO
Vendetta del pazzo! Contr'esso un rancore
Pei tristi suoi modi di noi chi non ha?
Sì, vendetta! ecc.

DUCA, RIGOLETTO
Tutto è gioia, tutto è festa!

La folla de' danzatori invade la scena.

TUTTI
Tutto è gioia, tutto è festa!
Tutto invitaci a goder!
Oh, guardate, non par questa
Or la reggia del piacer?

Entra il Conte di Monterone.

MONTERONE
Ch'io gli parli.

DUCA
No.

MONTERONE
avanzando
Il voglio.

BORSA, RIGOLETTO, MARULLO, CEPRANO, CORO
Monterone!

MONTERONE
fissando il Duca, con nobile orgoglio
Sì, Monteron... La voce mia qual tuono
Vi scuoterà dovunque...

RIGOLETTO
al Duca, contraffacendo la voce di Monterone
Ch'io gli parli.
Si avanza con ridicola gravità.
Voi congiuraste contro noi, signore,
E noi, clementi invero, perdonammo...
Qual vi piglia or delirio a tutte l'ore
Di vostra figlia a reclamar l'onore?

MONTERONE
guardando Rigoletto con ira sprezzante
Novello insulto!
al Duca
Ah sì, a turbare
Sarò vostr'orgie... verrò a gridare
Fino a che vegga restarsi inulto
Di mia famiglia l'atroce insulto;
E se al carnefice pur mi darete,
Spettro terribile mi rivedrete,
Portante in mano il teschio mio,
Vendetta chiedere al mondo e a Dio.

DUCA
Non più, arrestatelo.

RIGOLETTO
È matto.

BORSA, MARULLO, CEPRANO
Quai detti!

MONTERONE
al Duca e Rigoletto
Oh, siate entrambi voi maledetti!

BORSA, MARULLO, CEPRANO, CORO
Ah!

MONTERONE
Sianciare il cane a leon morente
È vile, o Duca...
a Rigoletto
E tu, serpente,
Tu che d'un padre ridi al dolore,
Sii maledetto!

RIGOLETTO
colpito
(Che sento! orrore!)

DUCA, BORSA, MARULLO, CEPRANO, CORO
a Monterone
O tu che la festa audace hai turbato
Da un genio d'inferno qui fosti guidato;
E vano ogni detto, di qua t'allontana,
Va', trema, o vegliardo, dell'ira sovrana, ecc.
Tu l'hai provocata, più speme non v'è,
un'ora fatale fu questa per te.

RIGOLETTO
(Orrore!
Che orrore! ecc.

MONTERONE
Sii maledetto! e tu serpente, ecc.

Monterone parte fra due alabardieri; tutti gli altri seguono il Duca in altra stanza.


SCENA SECONDA

L'estremità d'una via cieca. A sinistra, una casa di discreta apparenza con una piccola corte circondata da mura. Nella corte un grosso ed alto albero ed un sedile di marmo; nel muro, una porta che mette alla strada; sopra il moro, un terrazzo sostenuto da arcate. La porta del primo piano dà sul detto terrazzo, a cui si ascende per una scala di fronte. A destra della via è il muro altissimo del giardino e un fianco del palazzo di Ceprano. È notte.

Entra Rigoletto chiuso nel suo mantello; Sparafucile lo segue, portando sotto il mantello una lunga spada.

No. 3 - Duetto

RIGOLETTO
(Quel vecchio maledivami!)

SPARAFUCILE
Signor?...

RIGOLETTO
Va', non ho niente.

SPARAFUCILE
Né il chiesi... a voi presente
Un uom di spada sta.

RIGOLETTO
Un ladro?

SPARAFUCILE
Un uom che libera
Per poco da un rivale,
E voi ne avete.

RIGOLETTO
Quale?

SPARFUCILE
La vostra donna è là.

RIGOLETTO
(Che sento!) E quanto spendere
Per un signor dovrei?

SPARAFUCILE
Prezzo maggior vorrei.

RIGOLETTO
Com'usasi pagar?

SPARAFUCILE
Una metà s'anticipa,
Il resto si dà poi.

RIGOLETTO
(Demonio!) E come puoi
tanto securo oprar?

SPARAFUCILE
Soglio in cittade uccidere,
Oppure nel mio tetto.
L'uomo di sera aspetto;
Una stoccata e muor.

RIGOLETTO
(Demonio!) E come in casa?

SPARAFUCILE
È facile...
M'aiuta mia sorella …
Per le vie danza ... è bella...
Chi voglio attira ... e allor…

RIGOLETTO
Comprendo.

SPARAFUCILE
Senza strepito...
È questo il mio strumento.
mostra la spada
Vi serve?

RIGOLETTO
No al momento.

SPARAFUCILE
Peggio per voi...

RIGOLETTO
Chi sa?

SPARAFUCILE
Sparafucil mi nomino.

RIGOLETTO
Straniero?

SPARAFUCILE
per andarsene
Borgognone.

RIGOLETTO
E dove all'occasione?

SPARAFUCILE
Qui sempre a sera.

RIGOLETTO
Va'.

SPARAFUCILE
Sparafucil.

Sparafucile parte


No. 4 - Scena e Duetto

RIGOLETTO
guardando dietro a Sparafucile
Pari siamo!…
Io la lingua, egli ha il pugnale.
Uomo son io che ride, ci quel che spegne!
Quel vecchio maledivami…
O uomini! o natura!
Vil scellerato mi faceste voi!…
O rabbia! esser difforme, esser buffone!
Non dover, non poter altro che ridere!
Il retaggio d'ogni uom m'è tolto … il pianto
Questo padrone mio,
Giovin, giocondo, sì possente, bello,
Sonnecchiando mi dice:
Fa' ch'io rida, buffone!
Forzarmi deggio e farlo! Oh dannazione!...
Odio a voi, cortigiani schernitori!
Quanta in mordervi ho gioia!
Se iniquo son, per cagion vostra è solo…
Ma in altr'uomo qui mi cangio...
Quel vecchio maledivami!…Tal pensiero
Perché conturba ognor la mente mia?
Mi coglierà sventura?... Ah no, è follia!
Apre con chiave ed entra nel cortile.
Gilda esce dalla casa e si getta nelle sue braccia.
Figlia!

GILDA
Mio padre!

RIGOLETTO
A te d'appresso
Trova sol gioia il core oppresso.

GILDA
Oh, quanto amore, padre mio!

RIGOLETTO
Mia vita sei!
Senza te in terra qual bene avrei?
Oh, figlia mia!

GILDA
Voi sospirate!... che v'ange tanto?
Lo dite a questa povera figlia …
Se v'ha mistero, per lei sia franto:
Ch'ella conosca la sua famiglia.

RIGOLETTO
Tu non ne hai.

GILDA
Qual nome avete?

RIGOLETTO
A te che importa?

GILDA
Se non volete
Di voi parlarmi...

RIGOLETTO
interrompendola
Non uscir mai.

GILDA
Non vo che al tempio.

RIGOLETTO
Oh, ben tu fai.

GILDA
Se non di voi, almen chi sia
Fate ch'io sappia la madre mia.

RIGOLETTO
Deh, non parlare al misero
Del suo perduto bene.
Ella sentia, quell'angelo,
Pietà delle mie pene.
Solo, difforme, povero,
Per compassion mi amò.
Moria... le zolle coprano
Lievi quel capo amato.
Sola or tu resti al misero...
O Dio, sii ringraziato!

GILDA
singhiozzando
Oh quanto dolor! che spremere
Sì amaro pianto può?
Padre, non più, calmatevi...
Mi lacera tal vista.
Il nome vostro ditemi,
Il duol che sì v'attrista.

RIGOLETTO
A che nomarmi? è inutile!
Padre ti sono, e basti...
Me forse al mondo temono,
D'alcuni ho forse gli asti...
Altri mi maledicono...

GILDA
Patria, parenti, amici
Voi dunque non avete?

RIGOLETTO
Patria!... parenti! amici!
Culto, famiglia, la patria,
Il mio universo è in te!

GILDA
Ah, se può lieto rendervi,
Gioia è la vita a me!

Già da tre lune son qui venuta
Né la cittade ho ancor veduta;
Se il concedete, farlo or potrei...

RIGOLETTO
Mai! mai! Uscita, dimmi, unqua sei?

GILDA
No.

RlGOLETTO
Guai!

GILDA
(Ah! Che dissi!)

RIGOLETTO
Ben te ne guarda!
(Potrien seguirla, rapirla ancora!
Qui d'un buffone si disonora
La figlia, e se ne ride... Orror!)
verso la casa
Olà?

Giovanna esce dalla casa.

GIOVANNA
Signor?

RIGOLETTO
Venendo mi vede alcuno?
Bada, di' il vero.

GIOVANNA
Ah, no, nessuno.

RIGOLETTO
Sta ben... La porta che dà al bastione
È sempre chiusa?

GIOVANNA
Ognor si sta.

RIGOLETTO
Bada, di' il ver.
Ah, veglia, o donna, questo fiore
Che a te puro confidai;
Veglia, attenta, e non sia mai
Che s'offuschi il suo candor.
Tu dei venti dal furore
Ch'altri fiori hanno piegato,
Lo difendi, e immacolato
Lo ridona al genitor.

GILDA
Quanto affetto! quali cure!
Che temete, padre mio?
Lassù in cielo presso Dio
Veglia un angiol protettor.
Da noi stoglie le sventure
Di mia madre il priego santo;
Non fia mai disvelto o franto
Questo a voi diletto fior.

Il Duca in costume borghese viene dalla strada.

RIGOLETTO
Ah, veglia, o donna, questo fiore
Che a te puro confi...
Alcun v'è fuori!

Apre la porta della corte e, mentre esce a guardar sulla strada, il Duca guizza furtivo nella corte e si nasconde dietro l'albero; gettando a Giovanna una borsa la fa tacere.

GILDA
Cielo!
Sempre novel sospetto!

RIGOLETTO
a Giovanna, tornando
Alla chiesa vi seguiva mai nessuno?

GIOVANNA
Mai.

DUCA
(Rigoletto!)

RIGOLETTO
Se talor qui picchian,
Guardatevi d'aprire...

GIOVANNA
Nemmeno al Duca?

RIGOLETTO
Men che ad altri a lui.
Mia figlia, addio.

DUCA
(Sua figlia!)

GILDA
Addio, mio padre.

RIGOLETTO
Ah! veglia, o donna, ecc.
Mia figlia, addio!

GILDA
Oh, quanto affetto! ecc.
Mio padre, addio!

S'abbracciano e Rigoletto parte chiudendosi dietro la porta. Gilda, Giovanna e il Duca restano nella corte.

No. 5 - Scena e Duetto

GILDA
Giovanna, ho dei rimorsi...

GIOVANNA
E perché mai?

GILDA
Tacqui che un giovin ne seguiva al tempio.

GIOVANNA
Perché ciò dirgli? L'odiate dunque
Cotesto giovin, voi?

GILDA
No, no, ché troppo è bello e spira amore …

GIOVANNA
E magnanimo sembra e gran signore.

GILDA
Signor né principe io lo vorrei;
Sento che povero più l'amerei.
Sognando o vigile sempre lo chiamo,
E l'alma in estasi gli dice: t'a...

DUCA
Esce improvviso, fa cenno a Giovanna d'andarsene, e inginocchiandosi ai piedi di Gilda termina la frase
T'amo!
T'amo; ripetilo sì caro accento:
Un puro schiudimi ciel di contento!

GILDA
Giovanna?… Alti, misera! non v'è più alcuno
Che qui rispondami!… Oh Dio! nessuno?

DUCA
Son io coll'anima che ti rispondo...
Ah, due che s'amano son tutto un mondo!

GILDA
Chi mai, chi giungere vi fece a me?

DUCA
Se angelo o demone, che importa a te?
lo t'amo.

GILDA
Uscitene.

DUCA
Uscire! … adesso!...
Ora che accendene un fuoco istesso!
Ah, inseparabile d'amore il Dio
Stringeva, o vergine, tuo fato al mio!

È il sol dell'anima, la vita è amore,
Sua voce è il palpito del nostro core.
E fama e gloria, potenza e trono,
Umane, fragili qui cose sono,
Una pur avvene sola, divina:
È amor che agl'angeli più ne avvicina!
Adunque amiamoci, donna celeste;
D'invidia agli uomini sarò per te.

GILDA
(Ah, de' miei vergini sogni son queste
Le voci tenere sì care a me!)

DUCA
Che m'ami, deh, ripetimi.

GILDA
L'udiste.

DUCA
Oh, me felice!

GILDA
Il nome vostro ditemi...
Saperlo non mi lice?

Ceprano e Borsa compariscono sulla strada

CEPRANO
a Borsa
Il loco è qui.

DUCA
pensando
Mi nomino...

BORSA
a Ceprano
Sta ben.

Ceprano e Borsa partono.

DUCA
Gualtier Maldè.
Studente sono... e povero...

GIOVANNA
tornando spaventata
Rumor di passi è fuori!

GILDA
Forse mio padre...

DUCA
(Ah, cogliere
Potessi il traditore
Che sì mi sturba!)

GILDA
a Giovanna
Adducilo
Di qua al bastione... or ite...

DUCA
Di', m'amerai tu?

GILDA
E voi?

DUCA
L’intera vita... poi...

GILDA
Non più, non più... partite.

TUTT'E DUE
Addio... speranza ed anima
Sol tu sarai per me.
Addio... vivrà immutabile
L'affetto mio per te.

Il Duca esce scortato da Giovanna.
Gilda resta fissando la porta ondè partito.

No. 6 - Aria

GILDA
Gualtier Maldè... nome di lui sì amato,
Ti scolpisci nel core innamorato!

Caro nome che il mio cor
Festi primo palpitar,
Le delizie dell'amor
Mi dei sempre rammentar!
Col pensier il mio desir
A te sempre volerà,
E fin l'ultimo mio sospir,
Caro nome, tuo sarà.
Sale al terrazzo con una lanterna.
Gualtier Maldè!
Marullo, Ceprano, Borsa, cortigiani, armati e mascherati, vengono dalla via. Gilda entra tosto in casa.
Caro nome, ecc.

BORSA
È là.

CEPRANO
Miratela.

CORO
Oh quanto è bella!

MARULLO
Par fata od angiol.

CORO
L’amante è quella
di Rigoletto?

BORSA, MARULLO, CEPRANO, CORO
Oh, quanto è bella!

Rigoletto, concentrato, entra

No. 7 - Finale Primo

RIGOLETTO
(Riedo! perché?)

BORSA
Silenzio... All'opra… badate a me.

RIGOLETTO
(Ah, da quel vecchio fui maledetto!)
urta in Borsa
Chi va là?

BORSA
ai compagni
Tacete … c'è Rigoletto.

CEPRANO
Vittoria doppia! l'uccideremo.

BORSA
No, che domani più rideremo.

MARULLO
Or tutto aggiusto...

RIGOLETTO
Chi parla qua?

MARULLO
Ehi, Rigoletto?... Di'?

RIGOLETTO
Chi va là?

MARULLO
Eh, non mangiarci!... Son…

RIGOLETTO
Chi?

MARULLO
Marullo.

RIGOLETTO
In tanto buio lo sguardo è nullo.

MARULLO
Qui ne condusse ridevol cosa...
Torre a Ceprano vogliam la sposa.

RIGOLETTO
(Ahimè! respiro!) Ma come entrare?

MARULLO
a Ceprano
La vostra chiave!
a Rigoletto
Non dubitare.
Non dee mancarci lo stratagemma...
Gli dà la chiave avuta da Ceprano.
Ecco la chiave.

RIGOLETTO
palpando
Sento il suo stemma.
(Ah, terror vano fu dunque il mio!)
N'è là il palazzo... con voi son io.

MARULLO
Siam mascherati...

RIGOLETTO
Ch'io pur mi mascheri;
A me una larva.

MARULLO
Sì, pronta è già.
Gli mette una maschera e nello stesso tempo lo benda con un fazzoletto, e lo pone a reggere una scala, che hanno appostata al terrazzo.
Terrai la scala.

RIGOLETTO
Fitta è la tenebra.

MARULLO
La benda cieco e sordo il fa.

BORSA, MARULLO, CEPRANO, CORO
Zitti, zitti, moviamo a vendetta;
Ne sia colto or che meno l'aspetta.
Derisore sì audace, costante
A sua volta schernito sarà!
Cheti, cheti, rubiamgli l'amante
E la Corte doman riderà.

Cheti, cheti, ecc.
Derisore sì audace, ecc.
Zitti... cheti... attenti all'opra.

Alcuni salgono al terrazzo, rompono la porta del primo piano, scendono, aprono ad altri che entrano dalla strada e riescono trascinando Gilda, la quale ha la bocca chiusa da un fazzoletto; nel traversare la scena ella perde una sciarpa.

GILDA
da lontano
Soccorso, padre mio!

BORSA, MARULLO, CEPRANO, CORO
da lontano
Vittoria!

GILDA
più lontano
Aita!

RIGOLETTO
Non han finito ancor! …qual derisione!
Si tocca gli occhi.
Sono bendato! … Gilda!
Si strappa impetuosamente la benda e la maschera, ed al chiarore d'una lanterna scordata riconosce la sciarpa, vede la porta aperta: entra, ne trae Giovanna spaventata; la fissa con istupore, si strappa i capelli senza poter gridare; finalmente, dopo molti sforzi, esclama:
Ah! la maledizione!

Sviene


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