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第2幕- ジプシー女

<第1場>
ビスカヤの山の麓にあるあばら屋。

舞台は広々と開けて、大きなかがり火が燃えている。夜明けが近い。アズチェーナは火のそばに座っている。 マンリーコはマントにくるまって彼女の脇のわら布団に寝そべっている。彼の兜は足元に転がり、手には剣が握られて 彼はそれをじっと見ている。一群のジプシーたちがまわりに広がっている


【ジプシーたち】
見ろよ!暗い夜の帳が脱ぎ捨てられる
巨大な天空から
それはついに未亡人が脱ぎ捨てるかのようだ
長いこと身を包んでいた喪服を
仕事だ!仕事だ!
ハンマーをよこせ

(彼らは仕事道具を取り出して 規則正しいリズムで
金床にハンマーを打ちおろしながら 男も 女も
みな一斉にこのコーラスを歌う)


誰がジプシーの暮らしに喜びをくれる?
それはジプシーの娘さ!

【男たち】
(女たちに向かい、仕事の手を少し休めて)
俺に注いでくれ 力と勇気が
飲めば身にも心にもみなぎるのだから

(女たちは粗末な杯に酒を注ぐ)

【全員】
ああ、見ろよ、見ろよ!太陽の光が
この手のグラスを明るく輝かせている!
仕事だ!仕事だ!
ハンマーをよこせ
誰がジプシーの暮らしに喜びをくれる?
それはジプシーの娘さ!

【アズチェーナ】
(彼女が歌うとジプシーたちはまわりに集まってくる)

炎は燃えさかる! - 群衆はひしめき
火に向かって駆け寄る - 楽しそうな顔をして
喜びの叫びは - あたりにこだまし
処刑人に囲まれて - 女が歩み出る!
照り返している - 彼らの恐ろしい顔に
不吉な炎が - 天に昇りながら!

炎は燃えさかる! - 引き出される生贄
黒い服で - 身をはだけ 裸足で!
激しい叫び - 死刑を求める
それは響き渡る- 丘から丘へと!
照り返している - 彼らの恐ろしい顔に
不吉な炎が - 天に昇りながら!

【ジプシーたち】
あんたの歌は悲痛だな!

【アズチェーナ】
実際 悲しいのさ
あの恐ろしい出来事くらい
そこから題材を取ったんだからね!
(マンリーコの方に頭を向けてそっとささやく)

仇をうっておくれ 仇をうっておくれ!

【マンリーコ】
(またあの謎めいた言葉だ!)

【老ジプシー】
仲間たちよ、日が昇る
パンを稼ぎに、いざ!...降りて行こう
近くの村まで

【男たち】
行こう

(彼らは急いで道具を袋にしまう)

【女たち】
行きましょう
(全員で坂道を下って行く いつまでも 遠く離れても彼らの歌声が聞こえてくる)

【ジプシーたち】
誰がジプシーの暮らしに喜びをくれる?
それはジプシーの娘さ!

【マンリーコ】
(立ち上がって)
二人だけになった さあ話してください
その恐ろしい出来事のことを

【アズチェーナ】
お前も知らないんだね
お前も!...だけど 若いお前は功名心にかられて
旅をしていたからね 遠いところへと!
これはお前のお祖母さんの 恐ろしい最期の
物語さ...罪を着せられたんだ 悪辣な
伯爵に 魔女だと決めつけられたのさ
そいつの息子に呪いをかけたとね...そして焼き殺された
まさにそこに燃えてる炎でね!

【マンリーコ】
(恐怖のあまり炎から飛びのく)
ああ!なんてむごい!

【アズチェーナ】
母さんは足枷に繋がれ 恐ろしい運命へと導かれたんだ!
あたしは赤ん坊の我が子を腕に抱いて、泣きながら後を追ったよ
近づこうとしたけれど、無駄だった
哀れな母さんも 立ち止まってあたしを祝福しようとしたのに!
剣を突きつけ 下品な呪いを口にしながら
火あぶりの場所へと連れてったんだ、恐ろしい処刑人どもは!
母さんのあの途切れ途切れの叫び 「仇をうっておくれ!」
それはあたしの心の中に永遠にこだましているのさ

【マンリーコ】
仇はうったの?

【アズチェーナ】
あたしは伯爵の息子をさらった
そしてそいつをここに連れてきた
炎は燃えて、準備はできていた

【マンリーコ】
(おののいて)
炎だって!...ああ!...どうなったの?

【アズチェーナ】
子供は泣き叫び
あたしの心は壊れて、引き裂かれたようだった!
と 突然この迷う心に、夢のように立ち現われたのさ
恐ろしい亡霊たちのまぼろしがね!
処刑人どもや拷問!...母さんの蒼ざめた顔...
裸足で、半裸で!叫びが、忘れもしない叫びが聞こえたのさ
「仇をうっておくれ!」...震える手を伸ばして
生贄を...炎へ引きずり 放り込んだ
忌わしい狂気から覚めて...恐ろしい幻が消える...
災は燃えさかって、そして獲物を焼く尽くす!
ふと我に返って あたりを見回すと
目の前に あの邪悪な伯爵の息子がいるじゃないか...

【マンリーコ】
ああ!どういうことだ?

【アズチェーナ】
あたしの息子を
あたしの息子を焼いちまったのさ!

【マンリーコ】
何という!何と恐ろしい!

【アズチェーナ】
あたしの髪の毛が
今でも逆立つ思いがするよ!

アズチェーナは苦悩に打ちひしがれて椅子にへたり込む、マンリーコは恐怖のあまりに黙りこむ しばし沈黙


【マンリーコ】
私はあなたの息子じゃないのですか?
それなら私は誰だ 誰なのだ一体?

【アズチェーナ】
(秘密が明らかにならないかと心配して)
お前はあたしの息子だよ!

【マンリーコ】
でも、あなたが言うには

【アズチェーナ】
ああ!...言ったかもしれないね...
分かるだろ!あの恐ろしい出来事を思い出すと
心が曇らされちまって
そんな愚かな言葉がこの唇にのぼるのさ...母だと、
優しい母だとお前が思わなかったことが今まであるかい?

【マンリーコ】
それはそうだけれど

【アズチェーナ】
お前がまだ生きているのは
あたしのお蔭だと思わないのかい?あの夜、戦場へ
ペリリアへ出かけて行ったのは
噂でお前が戦死したと聞いて
埋葬してやろうとしたのは、あたしじゃなかったかい?
かすかな息があるのに感づいて
それをお前の胸に繋ぎとめたのは
この母の愛情ではなかったとでも?
そして、どれほどの看病をしたことか
あれだけの傷を癒すために!

【マンリーコ】
(堂々と誇らしげに)
私があの運命の日に受けた傷は
皆この胸に受けたものだ!...私だけが 千人の兵士は
すでに四散して、私だけが敵に
なおも立ち向かっていたのだ!...悪漢ルーナは
部隊を連れて私に襲いかかり、私は倒された
だが、勇者として倒れたのだ!

【アズチェーナ】
情けをかけたお返しが それさ!
あの悪党は受けたのに
あの一対一の決闘で
お前から情けを受けて 生きながらえたというのに!...
ああ、どんな不思議な憐れみが お前を惑わせたんだい?

【マンリーコ】
おお 母さん!...私は自分でも分からないんだ!
激しい攻撃にあの悪党はほとんど耐えられず
既に地面に倒れていた
私の剣は空中高くきらめき
奴をまさに貫こうとしてた
そのとき 不思議な感覚が押しとどめたのだ
振りおろそうとするこの手を
体じゅうに鋭い寒気が走り
この身を恐れで震わせた!
そして天からの叫びが
私に告げたのだ「討ってはならぬ」と

【アズチェーナ】
だけど、その恩知らずの心には
天は何も話さなかったようだね!
ああ!だけどもし運命が再び背を押して
あの罰あたりとまた戦うことがあれば
やっておしまい、息子よ、神の命令として、
やっておしまい、このあたしの言う通りに
その刃を柄まで
突き立てるんだよ あの極悪の心臓に

【マンリーコ】
ああ、誓うよ、この刃が
あの邪悪な心臓を貫くと
(角笛が長々と響きわたる)
いつものルイスからの伝令だな!
もしや...

(彼も肩から斜めにかけていた角笛をひと吹きする)

【アズチェーナ】
仇をうっておくれ!

何かに気を取られて あたりの様子にまるで気づかないまま


<第2場>
伝令 前場の登場人物

【マンリーコ】
(伝令に)
もっと近くへ
戦いは、教えてくれ、続いているのか?

【伝令】
(書状を手渡し マンリーコはそれを読む)
私が持参しました書状が答えておりますかと

【マンリーコ】
「カステロールはわれらが手中にあり 
貴殿には、主君の命により、
そこの守護をお任せ致したく
急ぎ向かわれよ...
なおこの夕刻には、
貴殿の死の誤報を信じて
近くの十字架の修道院にてヴェールを
レオノーラ殿は戴かれるとのこと」
(苦痛に満ちた叫び声で)
おお 何ということだ!

【アズチェーナ】
動揺して
(何ごとだい!)

【マンリーコ】
(伝令に)
急ぎ この丘を下り
私に馬を一頭用意せよ

【伝令】
ただちに

【アズチェーナ】
(さえぎって)
マンリーコ!

【マンリーコ】
時間がない...
急ぎ行き 麓で私を待つのだ

(伝令は大急ぎで退場する)

【アズチェーナ】
何をどうしようって言うんだい?

【マンリーコ】
(失うというのか?おお つらいこと!...
あの天使を失うのか?)

【アズチェーナ】
(この子はわれを忘れてるよ!)

【マンリーコ】
(兜を頭にかぶり マントを掴んでひざまずき)
さようなら

【アズチェーナ】
だめだよ...お待ち...お聞き...

【マンリーコ】
行かせてください

【アズチェーナ】
(強い調子で)
おやめ...あたしが言ってるんだよ!
まだ弱っているその体を危険にさらすのかい
あの荒れた 急な道で!
お前の傷は 愚か者め
また胸でぱっくりと開いてしまうよ?
だめだ 我慢できない
お前の血はあたしの血だ
流れるその一滴一滴は
お前があたしの心臓から搾り取ってるんだよ

【マンリーコ】
この一瞬にも奪われるかもしれないのです
私の愛が、私の希望が!...
いいや、私を引き止める
力を 天も地も持ってはいない
ああ!...どいておくれ 母さん 
留まることは あなたにとっても災いなのだから!
あなたは見ることになるだろう 足元に
苦悩のあまり息絶えた息子の姿を

(彼は走り去る アズチェーナ引きとめようとするが無駄である)


<第3場>
カステロール近郊の修道院の中庭の回廊。背景に木々。夜である。
伯爵、フェランド及び何人かの従僕と共にマントに身を包み 注意深く忍びこんでくる。

【伯爵】
全く人の気配はないし あたりにまだ 
いつもの聖歌は聞こえていない
どうやら間に合ったようだな

【フェランド】
大胆なことを、殿
企てられますな

【伯爵】
大胆 いかにも。これは激しい恋心が
そしていらだつ自尊心が
私を駆り立てるのだ。私の恋敵は斃れ
もはやわが望みを妨げるものは何もないかに思えたが
新たにより強大な敵を彼女が準備してしまったのだ...
祭壇とは!ああ、いや、それはあってはならぬ
レオノーラが他人のものになるなど!...
彼女は私のものだ!

あの人の笑顔の輝きは
星のきらめきにも勝っている!
あの人の美しい顔の華やぎは
私に新たな勇気をくれる!...
ああ!この愛、燃え上がる愛よ
彼女に語りかけておくれ 私のために!
払いのけておくれ 彼女の瞳の中の太陽よ
私の心の中の嵐を

(礼拝の鐘の音が聞こえてくる)

あの音は!…おお神よ...

【フェランド】
鐘の音は
儀式が近いことを告げております!

【伯爵】
ああ!あの祭壇にたどり着く前に
彼女を奪い去るのだ!...

【フェランド】
ああ ご注意を!

【伯爵】
黙れ!...
いいから行け...あのブナの木陰に
隠れるのだ...
(フェランドに他の部下も続く)
ああ!もうすぐ
あの人は私のものになるのだ...私の中で炎が燃える!

(待ちきれない様子で注意深くレオノーラがやって来るはずの方を見る
その間フェランドは従者たちと小声でささやく)

【フェランド 従者たち】
勇気を出せ!...われらは行こう...隠れよう
あの影の間に...ひそやかに!
勇気を出せ!...われらは行こう...沈黙しよう!
殿のお望みを満たすため

【伯爵】
(感極まって)
わがために さあ運命よ
急いで来ておくれ
私を待ちうける喜びは
もはやこの世の喜びを超えている!...
たとえ神が私の愛に反対しようと無駄なこと
神でさえあの人を
私から奪い去ることはできないのだ!

(彼は少しずつ従者たちと木々の間に隠れる)


【舞台裏の修道女のコーラス】
ああ!...イヴの娘よ
たとえ過ちがその眼を塞ごうとも
死が近づけば、あなたにも分かるのです
ただ影でしか、夢でしかなかったと
全くの影の幻だと
この世での思慕は!
おいでなさい ベールが隠してくれます
あらゆる人たちの視線から!
ため息も この世の雑念も
ここではもはや死んだも同じ
天を仰ぎなさい そうすれば天は
あなたのために開かれるのですから


<第4場>
レオノーラ 続いて修道女たち。その後イネス、その後伯爵、フェランド、従者たち、それからマンリーコ。

【レオノーラ】
どうしてあなたたちは泣いているの?

【侍女たち】
ああ!...これで
あなたは永遠に私たちから去って行くのですね!

【レオノーラ】
おお 優しいお友達
笑顔も、希望も、この世の花も
私のためではないの!私は
主の御許にお仕えする 主だけがこの
悲しみの心を支えて下さるのです
そして贖罪の日々を送れば 私の失った愛する人と
いつの日か結び合わせて下さるの!... さあ涙を拭いて
私を導いて!
(歩き始める)

【伯爵】
(突然現れる)
いいや ならぬ!...

【侍女たち】
伯爵!

【レオノーラ】
なんてこと!

【伯爵】
あなたにはあり得ないのだ
婚礼の祭壇以外のものは

【侍女たち】
あまりに大それたこと!...

【レオノーラ】
正気ではないわ!...なぜあなたがここに?...

【伯爵】
あなたを私のものにするためだ

(言いながら レオノーラを奪い去ろうと彼女に飛びかかる。だが二人の間に、地下から現れた亡霊のようにマンリーコが現れる、全員叫び声を上げる)

【レオノーラ】
これを...信じてもいいの?
あなたが私のそばにいるなんて!
これは、夢かしら、幻かしら
それとも何かのまやかしなの!
この喜びに耐えられず
奪われた心臓は止まりそう!
あなたは、天から下って来たの
それとも私が天国であなたに会っているのかしら?

【伯爵】
こうして死者が甦ることもあるのか
永遠の死者の王国より
私をあきらめさせようと
地獄は自分の獲物まで解き放つのか!
だが、お前の命の糸が
もし今まで断ち切られずに来たにせよ
まだ貴様が生きのびていたければ
去れ 彼女から そして私から

【マンリーコ】
天が私を受け入れることもなく、また恐ろしい
地獄へと至る道を歩むこともなかった
悪者どもが加えてきた
死の一撃を、それは確かなこと!
抗しがたい力が
さだめの川の流れにはある!
だが、神は悪しき者どもを打ち砕いた!
神は私を救い給うた。

【侍女たち】
(レオノーラに)
あなたの信じた神様が
あなたに憐れみを下さったのです

【フェランド 家臣たち】
(伯爵に)
殿は運命に逆らっておられる
運命はやつに味方している


<第5場>
ルイスが武装した兵士たちの長い列に伴われて登場

【ルイス】
ウルジェル家万歳!

【マンリーコ】
私の勇敢な兵士たちよ!

【ルイス】
さあ...

【マンリーコ】
(レオノーラへ)
さあ、私について来て

【伯爵】
(立ちふさがって)
それは、あなたが望むことか?

【レオノーラ】
ああ!

【マンリーコ】
(伯爵に向かって)
離れろ...

【伯爵】
(剣を抜いて)
私から彼女を奪うと!ならぬ!

【ルイス 兵士たち】
(伯爵を取り囲み)
たわけたことを!

【フェランド 従者たち】
どうなさいます 殿?
(ルイスの部下たちが伯爵から武器を取り上げる)

【伯爵】
(狂ったような怒りの身振りと口調で)
私は理性の光をなくしたぞ!

【レオノーラ】
(なんと恐ろしい...)

【伯爵】
私の心には激怒だけが!

【ルイス 兵士たち】
(マンリーコに)
参りましょう 運命があなたにほほ笑んでいます

【フェランド 従者たち】
(伯爵に)
退きましょう ここで退いても臆病者ではない

マンリーコはレオノーラを引き寄せる、伯爵は拒絶されたのだ、女たちは修道院へ逃げ込む
すぐに幕が降りる
PARTE SECONDA - La Gitana

SCENA I
Un diruto abituro sulle falde di un monte della Biscaglia.

Nel fondo, quasi tutto aperto, arde un gran fuoco. I primi albori. Azucena siede presso il fuoco. Manrico le sta disteso accanto sopra una coltrice ed avviluppato nel suo mantello; ha l'elmo ai piedi e fra le mani la spada, su cui figge immobilmente lo sguardo. Una banda di Zingari è sparsa all'interno

ZINGARI
Vedi! Le fosche notturne spoglie
De' cieli sveste l'immensa volta;
Sembra una vedova che alfin si toglie
I bruni panni ond'era involta.
All'opra! all'opra!
Dàgli, martella.

Dànno di piglio ai loro ferri del mestiere; al misurato tempestar dei martelli cadenti sulle incudini, or uomini, or donne, e tutti in un tempo infine intonano la cantilena seguente:

Chi del gitano i giorni abbella?
La zingarella!

UOMINI
alle donne, sostando un poco dal lavoro
Versami un tratto; lena e coraggio
Il corpo e l'anima traggon dal bere.

Le donne mescono ad essi in rozze coppe

TUTTI
Oh guarda, guarda! del sole un raggio
Brilla più vivido nel mio/tuo bicchiere!
All'opra, all'opra...
Dàgli, martella...
Chi del gitano i giorni abbella?
La zingarella!

AZUCENA
Canta: gli Zingari le si fanno allato

Stride la vampa! - la folla indomita
Corre a quel fuoco - lieta in sembianza;
Urli di gioia - intorno echeggiano:
Cinta di sgherri - donna s'avanza!
Sinistra splende - sui volti orribili
La tetra fiamma - che s'alza al ciel!

Stride la vampa! - giunge la vittima
Nerovestita, - discinta e scalza!
Grido feroce - di morte levasi;
L'eco il ripete - di balza in balza!
Sinistra splende - sui volti orribili
La tetra fiamma - che s'alza al ciel!

ZINGARI
Mesta è la tua canzon!

AZUCENA
Del pari mesta
Che la storia funesta
Da cui tragge argomento!
Rivolge il capo dalla parte di Manrico e mormora sommessamente:
Mi vendica... Mi vendica!

MANRICO
(L'arcana parola ognor!)

VECCHIO ZINGARO
Compagni, avanza il giorno
A procacciarci un pan, su, su!... scendiamo
Per le propinque ville.

UOMINI
Andiamo.

Ripongono sollecitamente nel sacco i loro arnesi

DONNE
Andiamo.
Tutti scendono alla rinfusa giù per la china; tratto tratto e sempre a maggior distanza odesi il loro canto

ZINGARI
Chi del gitano i giorni abbella?
La zingarella!

MANRICO
sorgendo
Soli or siamo; deh, narra
Questa storia funesta.

AZUCENA
E tu la ignori,
Tu pur!... Ma, giovinetto, i passi tuoi
D'ambizion lo sprone
Lungi traea!... Dell'ava il fine acerbo
E quest'istoria... La incolpò superbo
Conte di malefizio, onde asserìa
Colto un bambin suo figlio... Essa bruciata
Venne ov'arde quel foco!

MANRICO
rifuggendo con raccapriccio dalla fiamma
Ahi! Sciagurata!

AZUCENA
Condotta ell'era in ceppi al suo destin tremendo!
Col figlio sulle braccia, io la seguìa piangendo.
Infino ad essa un varco tentai, ma invano, aprirmi...
Invan tentò la misera fermarsi e benedirmi!
Ché, fra bestemmie oscene, pungendola coi ferri,
Al rogo la cacciavano gli scellerati sgherri!
Allor, con tronco accento: Mi vendica! esclamò.
Quel detto un'eco eterna in questo cor lasciò.

MANRICO
La vendicasti?

AZUCENA
Il figlio giunsi a rapir del Conte:
Lo trascinai qui meco...
Le fiamme ardean già pronte.

MANRICO
con raccapriccio
Le fiamme!... oh ciel!... tu forse?...

AZUCENA
Ei distruggeasi in pianto...
Io mi sentiva il core dilaniato, infranto!...
Quand'ecco agli egri spirti, come in un sogno, apparve
La vision ferale di spaventose larve!
Gli sgherri ed il supplizio!... La madre smorta in volto...
Scalza, discinta!... il grido, il noto grido ascolto...
Mi vendica!... La mano convulsa tendo... stringo
La vittima... nel foco la traggo, la sospingo...
Cessa il fatal delirio... L'orrida scena fugge...
La fiamma sol divampa, e la sua preda strugge!
Pur volgo intorno il guardo e innanzi a me vegg'io
Dell'empio Conte il figlio...

MANRICO
Ah! come?

AZUCENA
Il figlio mio,
Mio figlio avea bruciato!

MANRICO
Che dici! quale orror!

AZUCENA
Sul capo mio le chiome
Sento rizzarsi ancor!

Azucena ricade trambasciata sul proprio seggio, Manrico ammutolisce colpito d'orrore e di sorpresa. Momenti di silenzio

MANRICO
Non son tuo figlio?
E chi son io, chi dunque?

AZUCENA
con la sollecitudine di chi cerca emendare il proprio fallo
Tu sei mio figlio!

MANRICO
Eppur dicesti...

AZUCENA
Ah!... forse...
Che vuoi! quando al pensier s'affaccia il truce
Caso, lo spirto intenebrato pone
Stolte parole sul mio labbro... Madre,
Tenera madre non m'avesti ognora?

MANRICO
Potrei negarlo?

AZUCENA
A me, se vivi ancora,
Nol dêi? Notturna, nei pugnati campi
Di Pelilla, ove spento
Fama ti disse, a darti
Sepoltura non mossi?
La fuggente aura vital
Non iscovrì, nel seno
Non t'arrestò materno affetto?...
E quante cure non spesi
A risanar le tante ferite! ...

MANRICO
con nobile orgoglio
Che portai nel dì fatale...
Ma tutte qui, nel petto!... Io sol, fra mille
Già sbandati, al nemico
Volgendo ancor la faccia!... Il rio De Luna
Su me piombò col suo drappello; io caddi,
Però da forte io caddi!

AZUCENA
Ecco mercede
Ai giorni, che l'infame
Nel singolar certame
Ebbe salvi da te!... Qual t'acciecava
Strana pietà per esso?

MANRICO
Oh madre!... Non saprei dirlo a me stesso!
Mal reggendo all'aspro assalto,
Ei già tocco il suolo avea:
Balenava il colpo in alto
Che trafiggerlo dovea...
Quando arresta un moto arcano,
Nel discender, questa mano...
Le mie fibre acuto gelo
Fa repente abbrividir!
Mentre un grido vien dal cielo,
Che mi dice: Non ferir!

AZUCENA
Ma nell'alma dell'ingrato
Non parlò del cielo un detto!
Oh! se ancor ti spinge il fato
A pugnar col maledetto,
Compi, o figlio, qual d'un Dio,
Compi allora il cenno mio!
Sino all'elsa questa lama
Vibra, immergi all'empio in cor.

MANRICO
Sì, lo giuro, questa lama
Scenderà dell'empio in cor.
Odesi un prolungato suono di corno
L'usato messo Ruiz invia!
Forse...

Dà fiato anch'esso al corno che tiene ad armacollo

AZUCENA
Mi vendica!

Resta concentrata quasi inconsapevole di ciò che succede


SCENA II
Messo e detti

MANRICO
al Messo
Inoltra il piè.
Guerresco evento, dimmi, seguìa?

MESSO
porgendo il foglio che Manrico legge
Risponda il foglio che reco a te.

MANRICO
"In nostra possa è Castellor; ne dêi
Tu, per cenno del prence,
Vigilar le difese. Ove ti è dato,
Affrettati a venir...
Giunta la sera,
Tratta in inganno di tua morte al grido,
Nel vicin Chiostro della croce il velo
Cingerà Leonora".
con dolorosa esclamazione
Oh giusto cielo!

AZUCENA
scuotendosi
(Che fia!)

MANRICO
al Messo
Veloce scendi la balza,
E d'un cavallo a me provvedi...

MESSO
Corro...

AZUCENA
frapponendosi
Manrico!

MANRICO
Il tempo incalza...
Vola, m'aspetta del colle a' piedi.

Il Messo parte frettolosamente

AZUCENA
E speri, e vuoi?...

MANRICO
(Perderla?... Oh ambascia!...
Perder quell'angelo?..)

AZUCENA
(È fuor di sé!)

MANRICO
postosi l'elmo sul capo ed afferrando il mantello
Addio...

AZUCENA
No... ferma... odi...

MANRICO
Mi lascia...

AZUCENA
autorevole
Ferma... Son io che parlo a te!
Perigliarti ancor languente
Per cammin selvaggio ed ermo!
Le ferite vuoi, demente,
Riaprir del petto infermo?
No, soffrirlo non poss'io...
Il tuo sangue è sangue mio!...
Ogni stilla che ne versi
Tu la spremi dal mio cor!

MANRICO
Un momento può involarmi
Il mio ben, la mia speranza!...
No, che basti ad arrestarmi
Terra e ciel non han possanza...
Ah!... mi sgombra, o madre, i passi...
Guai per te s'io qui restassi! ...
Tu vedresti ai piedi tuoi
Spento il figlio dal dolor!

S'allontana, indarno trattenuto da Azucena


SCENA III
Atrio interno di un luogo di ritiro in vicinanza di Castellor. Alberi nel fondo. È notte.
Il Conte, Ferrando ed alcuni Seguaci inoltrandosi cautamente avviluppati nei loro mantelli

CONTE
Tutto è deserto, né per l'aura ancora
Suona l'usato carme...
In tempo io giungo!

FERRANDO
Ardita opra, o Signore,
Imprendi.

CONTE
Ardita, e qual furente amore
Ed irritato orgoglio
Chiesero a me. Spento il rival, caduto
Ogni ostacol sembrava a' miei desiri;
Novello e più possente ella ne appresta...
L'altare! Ah no, non fia
D'altri Leonora!...
Leonora è mia!

Il balen del suo sorriso
D'una stella vince il raggio!
Il fulgor del suo bel viso
Novo infonde in me coraggio!...
Ah! l'amor, l'amore ond'ardo
Le favelli in mio favor!
Sperda il sole d'un suo sguardo
La tempesta del mio cor.

Odesi il rintocco de' sacri bronzi

Qual suono!... oh ciel...

FERRANDO
La squilla
Vicino il rito annunzia!

CONTE
Ah! pria che giunga
All'altar... si rapisca!...

FERRANDO
Ah bada!

CONTE
Taci!...
Non odo... andate... di quei faggi all'ombra
Celatevi...
Ferrando e gli altri Seguaci si allontanano
Ah! fra poco
Mia diverrà... Tutto m'investe un foco!

Ansioso, guardingo osserva dalla parte donde deve giungere Leonora,
mentre Ferrando e i Seguaci dicono sottovoce:

FERRANDO, SEGUACI
Ardire!... Andiam... celiamoci
Fra l'ombre... nel mister!
Ardire!... Andiam!... silenzio!
Si compia il suo voler.

CONTE
nell'eccesso del furore
Per me, ora fatale,
I tuoi momenti affretta:
La gioia che m'aspetta
Gioia mortal non è!...
Invano un Dio rivale
S'oppone nemmeno un Dio,
Donna, rapirti a me!

S'allontana a poco a poco e si nasconde col Coro fra gli alberi

CORO INTERNO DI RELIGIOSE
Ah!... se l'error t'ingombra,
O figlia d'Eva, i rai,
Presso a morir, vedrai
Che un'ombra, un sogno fu,
Anzi del sogno un'ombra
La speme di quaggiù!
Vieni e t'asconda il velo
Ad ogni sguardo umano!
Aura o pensier mondano
Qui vivo più non è.
Al ciel ti volgi e il cielo
Si schiuderà per te.


SCENA IV
Leonora con seguito muliebre. Ines, poi il Conte, Ferrando, Seguaci, indi Manrico.

LEONORA
Perchè piangete?

DONNE
Ah!... dunque
Tu per sempre ne lasci!

LEONORA
O dolci amiche,
Un riso, una speranza, un fior la terra
Non ha per me! Degg'io
Volgermi a Quei che degli afflitti è solo
Sostegno e dopo i penitenti giorni
Può fra gli eletti al mio perduto bene
Ricongiungermi un dì!... Tergete i rai
E guidatemi all'ara!
incamminandosi

CONTE
irrompendo ad un tratto
No, giammai!...

DONNE
Il Conte!

LEONORA
Giusto ciel!

CONTE
Per te non havvi
Che l'ara d'imeneo.

DONNE
Cotanto ardìa!...

LEONORA
Insano!... E qui venisti?...

CONTE
A farti mia.

E sì dicendo scagliasi verso Leonora, onde impadronirsi di lei, ma fra esso e la preda trovasi, qual fantasma sorto di sotterra, Manrico. Un grido universale irrompe

LEONORA
E deggio... e posso crederlo?
Ti veggo a me d'accanto!
È questo un sogno, un'estasi,
Un sovrumano incanto!
Non regge a tanto giubilo
Rapito, il cor sospeso!
Sei tu dal ciel disceso,
O in ciel son io cor te?

CONTE
Dunque gli estinti lasciano
Di morte il regno eterno;
A danno mio rinunzia
Le prede sue l'inferno!
Ma se non mai si fransero
De' giorni tuoi gli stami,
Se vivi e viver brami,
Fuggi da lei, da me.

MANRICO
Né m'ebbe il ciel, né l'orrido
Varco infernal sentiero...
Infami sgherri vibrano
Mortali colpi, è vero!
Potenza irresistibile
Hanno de' fiumi l'onde!
Ma gli empi un Dio confonde!
Quel Dio soccorse a me.

DONNE
a Leonora
Il cielo in cui fidasti
Pietade avea di te.

FERRANDO, SEGUACI
al Conte
Tu col destin contrasti:
Suo difensore egli è.


SCENA V
Ruiz seguito da una lunga tratta di Armati, e detti

RUIZ
Urgel viva!

MANRICO
Miei prodi guerrieri!

RUIZ
Vieni...

MANRICO
a Leonora
Donna, mi segui.

CONTE
opponendosi
E tu speri?

LEONORA
Ah!

MANRICO
al Conte
T'arresta...

CONTE
sguainando la spada
Involarmi costei! No!

RUIZ, ARMATI
accerchiando il Conte
Vaneggi!

FERRANDO, SEGUACI
Che tenti, Signor?
Il Conte è disarmato da quei di Ruiz

CONTE
con gesti ed accenti di maniaco furore
Di ragione ogni lume perdei!

LEONORA
(M'atterrisce..)

CONTE
Ho le furie nel cor!

RUIZ, ARMATI
a Manrico
Vien: la sorte sorride per te.

FERRANDO, SEGUACI
al Conte
Cedi; or ceder viltade non è.

Manrico tragge seco Leonora, il Conte è respinto; le donne rifuggono al cenobio.
Scende subito la tela



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