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第四幕 - 処刑

<第1場>
アリアフェリア宮殿の翼壁の一つ、一隅に鉄格子のはまった窓のある塔がある。闇夜である
マントに身を包んだ二人:彼らはルイスとレオノーラである


【ルイス】
(そっと)
着きました、これがその塔です ここで国事犯の
囚人たちが呻き苦しんでいます...ああ、あの気の毒な方も
ここに囚われて!

【レオノーラ】
お行きなさい
私を放っておいて、私のことならご心配なく...
あの方をお救いできるかもしれないのですから

(ルイスは去る)

私の心配?...大丈夫よ
身を守る準備はできているわ
(彼女の目は右手に輝く宝石に注がれる)

この闇夜に包まれ
私があなたのおそばにいることを
あなたはご存じない...
嘆きつつ 吹きすぎるそよ風よ
ああ、慈悲深く私のため息を運んでおくれ...
恋の薔薇色の翼に乗って
お行き 悲しみの溜息よ
あの気の毒な囚われ人の
沈んだお心を慰めておくれ
希望のそよ風となって
あの方の部屋を漂って
思い出を呼び覚ましておくれ
あの愛の夢の!
けれど、ああ! ...伝えないで 不用意に
私の心の痛みだけは!

(死者の弔いの鐘が鳴る)

【舞台裏からの声】
憐れみ給え 死に行く者の魂を
今旅立ち 二度と戻らぬ魂を
その魂を憐れみ給え、神のお慈悲よ
地獄の餌食とならぬように!

【レオノーラ】
あの響き 厳かな死者のための祈りの声は
あたりを暗い恐怖で満たす!
私の全身を包む苦悩が奪い取る
くちびるから呼吸を、心臓から鼓動を!

(しばらく立ち止まった後、彼女は立ち去ろうとする、その時塔の中から呻き声 そして嘆きの歌声、彼女は足を止める)


【マンリーコ】
(塔の中から)
ああ、なんと死はいつでも
やってくるのが遅いのだろう
死を望んでいる者のもとへは!
さらば レオノーラ!

【レオノーラ】
ああ神様!...気を失いそうでだわ!

【舞台裏からの声】
憐れみ給え 死に行く者の魂を
今旅立ち 二度と戻らぬ魂を
その魂を憐れみ給え、神のお慈悲よ
地獄の餌食とならぬように!

【レオノーラ】
この恐ろしい塔の上を、ああ!死が
暗闇の翼を広げて飛んで行くようです!
ああ!たぶんこの扉があの方のために開かれるのは
あの方の亡骸が 冷たくなってしまってからなのでしょう!

【マンリーコ】
(塔の中から)
私の血で贖おう
あなたに捧げたこの愛を!...
私を忘れないでおくれ!
レオノーラ、さようなら!

【レオノーラ】
あなたを、あなたを忘れるですって!...
ご存知でしょう この地上の愛のうちで
私の愛よりも強いものはなかったのです
激しい戦いで運命に打ち勝ち
同じように死にも打ち勝つでしょう
私の命を犠牲にしてでも
あなたの命をお救いしましょう
でなければ あなたと永遠に結ばれるため
私も墓へと下って行きましょう


<第2場>
扉が開き伯爵と数人の従者が出てくる。レオノーラは離れたところに立っている

【伯爵】
聞いているな?夜が明けたなら
息子は斧で 母親は火あぶりで死刑だと

(従者たちは塔の中に入る)

私は司法権を濫用しているのかも知れぬ
大公より委ねられたこの権限を! ここまで私を追いこんだ
つれない女性よ!...今どこに居るのだ?
カステロールは奪い返したが、彼女の行方は
分からぬまま、あらゆる捜索はみな
すべて無駄だった
ああ!あなたはどこに、残酷なひとよ?

【レオノーラ】
(歩み出て)
あなたの目の前におりますわ

【伯爵】
その声は!...なんと!...あなたなのですか?

【レオノーラ】
ご覧の通りです

【伯爵】
なぜここへ来たのです?

【レオノーラ】
あの方はもう最期の時にあります
そのことでお願いがあって参りました

【伯爵】
なんと大胆なことだ...

【レオノーラ】
あの方のため
私はお慈悲を求めに参ったのです...

【伯爵】
何だと!正気か?
私に恋敵への情けをかけよと言うのか?

【レオノーラ】
慈悲深い神様が あなたをお導きになりますように!

【伯爵】
復讐だけが私の唯一の神だ、去れ!

【レオノーラ】
(絶望にかられて彼の足元に身を投げ出して)
ご覧ください、この苦い涙が
あなたの足元を川となって流れて行くのを
それでは足りませんか? なら搾り取ってください
どうぞこの血をお飲みください...
私の体を踏みにじってもいい
でもあの吟遊詩人だけはお救いください!

【伯爵】
ああ! あのろくでなしに与えてやりたいぞ
もっと悲惨な運命を
千回の恐ろしい苦痛を与え
百回の死を与えても飽き足らぬ!
あなたがやつを慕うほど、一層激しく
私の怒りは掻き立てられるのだ!

(彼は立ち去ろうとする、レオノーラは彼にすがりつく)

【レオノーラ】
伯爵!

【伯爵】
まだ諦めぬか?

【レオノーラ】
お慈悲を!...

【伯爵】
いかなる代償を払おうとも
得ることはできぬ どけ!

【レオノーラ】
ひとつだけあります...ただひとつ!
私はそれを差し上げましょう

【伯爵】
話せ その代償とは何だ

【レオノーラ】
(苦しそうに右手を差し出して)
私自身です!

【伯爵】
何!...何と言った?

【レオノーラ】
必ず
お約束はお守り致します

【伯爵】
私は夢を見ているのだろうか?

【レオノーラ】
通してください
あの城壁の間の道を...
あの方に私の話を聞かせ...囚われ人が
逃げれば、私はあなたのものになるのです

【伯爵】
誓うのだな

【レオノーラ】
神様に誓いましょう この魂のことを
いつもご覧頂いている方に!

【伯爵】
よし!
(塔の扉のところに駆けて行く。 牢番が姿を表し 伯爵が彼に何かささやいている間に、レオノーラは隠していた毒を飲む)


【レオノーラ】
(あなたのものになります...冷たい魂の抜け殻となった私が!)

【伯爵】
(レオノーラに)
奴は生き永らえるのだ

【レオノーラ】
(喜びの涙で覆われたまなざしで見上げて)
(あの方は生き永らえる...喜びが奪います...
私から言葉を! 主よ...
けれど、この激しい動悸が
御身に感謝を表すでしょう!
今 恐れることなく 喜びに満たされて
私は最期の時を待ちましょう
死にながらあの方に告げられるのです
私はあなたをお救いしたのだと!)

【伯爵】
あなたは何をささやいているのか?...こちらを向いてくれ
そして もう一度言ってくれ
私には幻のように思えるのだ
私が先程聞いたことが...
あなたは私のもの!...あなたは私のもの!…繰り返してくれ
この心を疑いから解き放ってくれ...
ああ!...私はほとんど信じられぬのだ
今しがた聞いた言葉を!

【レオノーラ】
参りましょう

【伯爵】
誓ったのだぞ...忘れるな!

【レオノーラ】
私の誓いは神聖です!

(塔の中へと入って行く)


<第3場>
陰惨な牢獄。片隅には鉄格子のはまった窓。奥には扉。薄暗いランプが天井からぶら下がっている。
アズチェーナは粗末な毛布のようなものの上に横たわっている マンリーコはそのすぐそばに座っている

【マンリーコ】
母さん?...眠れないのかい?

【アズチェーナ】
何度も眠ろうとしたけど
眠りは逃げてっちまう...お祈りしてるのさ

【マンリーコ】
冷たい空気が
手足に堪えるんじゃないかい

【アズチェーナ】
いいや、この
生ける墓場からは逃げ出したいけどね
ここじゃ息がつまりそうだよ!...

【マンリーコ】
(彼女の手を擦りながら)
逃げるって!

【アズチェーナ】
(起き上って)
悲しむことはないよ
あたしを生きたまま苦しめるなんてできないんだからね​​!

【マンリーコ】
ああ!どうして?

【アズチェーナ】
見てごらんよ...暗い印が
もうあたしの額についてるだろう
死の指が付けたのさ!

【マンリーコ】
ああ!

【アズチェーナ】
やつらが見つけるのは
物言わぬ冷たい骸!...いやそれとも
骸骨かねえ!

【マンリーコ】
やめてくれよ!

【アズチェーナ】
聞こえないかい?...人がくるよ...
処刑人どもが...火あぶりにかけに
あたしを連れにきた!...母さんを守っておくれ!

【マンリーコ】
誰もいないよ
安心してよ、誰も来やしない...

【アズチェーナ】
(マンリーコのことは気にもかけず 怯えて)
火あぶり!火あぶり!火あぶり!
恐ろしい言葉だ!

【マンリーコ】
おお母さん!...母さん!

【アズチェーナ】
昔、荒れ狂った連中が お前の婆さんを引きずってった
火刑台まで...ご覧 恐ろしい炎を!
もう火がついた!髪が燃えて
天高く火の粉が舞い上がる!
彼女の目玉をご覧よ
目のくぼみから飛び出してる!...ああ...誰か助けておくれ
こんな恐ろしい光景から!

(痙攣しながらマンリーコの腕に倒れ込む)

【マンリーコ】
もしもまだ私を愛しているなら、もしこの声が
まだ母さんの胸に届くのなら
その魂のおののきを
眠りの中で忘れ去って、安らぎを見つけてほしい

(寝台の方に連れて行く)

【アズチェーナ】
そうさ あたしは疲れちまったよ 息子や
静かに目を閉じよう
だけど もし火刑台に恐ろしい炎が見えたら
そのときはあたしを起こしておくれよ

【マンリーコ】
おやすみ 母さん 神様が
悲しくない夢をまどろみに下さいますように

【アズチェーナ】
(夢うつつになりながら)
あたしたちの山へ...帰ろうよ...
昔の幸せを...そこでまた楽しもう...
歌っておくれ...リュートに合わせ...
安らぎのうちに...あたしは眠る

【マンリーコ】
おやすみ 母さん、私は静かに
天に思いを馳せることにしよう

(アズチェーナは眠りに落ち、マンリーコは彼女の傍に跪く)



<最終場>
扉が開いてレオノーラが入ってくる 最後に伯爵と続いて兵士たち

【マンリーコ】
何と!..この弱い光の中に見えてくるのは?

【レオノーラ】
私です マンリーコさま...

【マンリーコ】
おお、私のレオノーラ!
ああ、慈悲深い天が私に与えて下さったのか
このような大きな喜びを、死に行く私に?

【レオノーラ】
死なれることはありません...私がお救いに参りました

【マンリーコ】
何と!...私を救うために? 本当なのか!

【レオノーラ】
お別れです
どんなためらいも振り捨て...急いで...お立ちください

(ドアを指さす)

【マンリーコ】
だが あなたは行かぬのか?

【レオノーラ】
私は残らねばなりません!

【マンリーコ】
残るだって!

【レオノーラ】
ああ!逃げて!...

【マンリーコ】
いやだ

【レオノーラ】
(ドアに向かって彼を引っ張って行こうとしながら)
ぐずぐずしていると大変なことに!

【マンリーコ】
だめだ

【レオノーラ】
あなたの命が!...

【マンリーコ】
命などどうでもいい
それよりしっかりと見よ 女よ、私の目を!...
誰に頼んだ?...何を引き換えにした?
言いたくないのか?...恐ろしい予感が!
私の恋敵からだな!...そうだ...そうなのか!
この恥知らずは愛を売ったんだな
私に誓った心を売ったのだ!

【レオノーラ】
ああ、なんとお怒りはあなたを盲目にするのでしょう!
ああ、何と不当で残酷なことを私におっしゃるの!
私の言うことを聞いて...お逃げください、お命が危ないのです!
天でさえあなたを救えないというのに!

(レオノーラはマンリーコの足元に崩れ落ちる)

【アズチェーナ】
(眠りながら)
あたしたちの山へ...帰ろうよ...
昔の幸せを...そこでまた楽しもう...
歌っておくれ...リュートに合わせ...
安らぎのうちに...あたしは眠る...

【マンリーコ】
どこへとも行け!

【レオノーラ】
私を拒まないで...
分かりますか?...私は弱って、打ちひしがれ 気が遠くなる...

【マンリーコ】
行ってしまえ...あなたが憎い...
あなたを呪ってやる!

【レオノーラ】
ああ、お止めください!
もう罵らないで お捧げください
私のために 神様へのお祈りを
もう時間なのです!

【マンリーコ】
おののきが
私の胸に走ったぞ!

【レオノーラ】
(うつ伏せに倒れて)
マンリーコさま!

【マンリーコ】
(駆け寄って助け起こそうとして)
愛しい人よ、打ち明けておくれ
話しておくれ

【レオノーラ】
死が私の内にあるのです

【マンリーコ】
死だって!...

【レオノーラ】
ああ、速すぎたのです
毒の回りが
私が思っていたよりも!...

【マンリーコ】
なんということだ!

【レオノーラ】
手は氷のように冷たい...
(自分の胸に触れて)
でもここには...激しい炎が
燃えています...

【マンリーコ】
何があったんだ!...おお神よ!

【レオノーラ】
他の方のものとなって生き永らえるよりも
あなたのものとして死ぬことを 私は望みます!

【マンリーコ】
何と言うことだ!...私はこの天使を
呪おうとしたのだ!

【レオノーラ】
もう耐えられません!

【マンリーコ】
ああ、なんと哀れな!...

(伯爵登場 戸口のところで立ち止まる)

【レオノーラ】
時が参りました...私は死にます...
(別れの印に彼の右手を握って)
マンリーコさま!そして今は御身の恩寵を
天におわします父よ...私は乞い願います...
他の方の...ものと...生き永らえるよりも
私は望んでいました....あなたのものとして死ぬことを!

(息絶える)

【伯爵】
(ああ、私を欺いてまでも
奴のために死ぬとは!)
(兵士たちにマンリーコを指さして)
処刑台にひっ立てろ!

【マンリーコ】
(兵士たちに囲まれて出て行く)
母さん...ああ母さん、さようなら!

【アズチェーナ】
(目が覚めて)
マンリーコ!...あたしの息子はどこだい!

【伯爵】
死への旅路だ!...

【アズチェーナ】
やめて!...聞いておくれ...

【伯爵】
(アズチェーナを窓のそばに引きずっていく)
見ろ!...

【アズチェーナ】
神様!

【伯爵】
奴は死んだ!

【アズチェーナ】
あれは あんたの弟だったのさ!

【伯爵】
何だって!そんな!

【アズチェーナ】
仇はうったよ 母さん!

【伯爵】
(恐怖に立ちすくみ)
そして、私はまだ生きている!
PARTE QUARTA - Il supplizio

SCENA I
Un'ala del palazzo dell'Aliaferia. All'angolo una torre con finestre assicurate da spranghe di ferro. Notte oscurissima.
Si avanzano due persone ammantellate: sono Ruiz e Leonora

RUIZ
sommessamente
Siam giunti; ecco la torre, ove di Stato
Gemono i prigionieri... ah, l'infelice
Ivi fu tratto!

LEONORA
Vanne,
Lasciami, né timor di me ti prenda...
Salvarlo io potrò forse.

Ruiz si allontana

Timor di me?... sicura,
Presta è la mia difesa.
I suoi occhi figgonsi ad una gemma che le fregia la mano destra
In quest'oscura
Notte ravvolta, presso a te son io,
E tu nol sai... Gemente
Aura che intorno spiri,
Deh, pietosa gli arreca i miei sospiri...
D'amor sull'ali rosee
Vanne, sospir dolente:
Del prigioniero misero
Conforta l'egra mente...
Com'aura di speranza
Aleggia in quella stanza:
Lo desta alle memorie,
Ai sogni dell'amor!
Ma deh! non dirgli, improvvido,
Le pene del mio cor!

Suona la campana dei morti

VOCI INTERNE
Miserere d'un'alma già vicina
Alla partenza che non ha ritomo!
Miserere di lei, bontà divina,
Preda non sia dell'infernal soggiorno!

LEONORA
Quel suon, quelle preci solenni, funeste,
Empiron quest'aere di cupo terror!...
Contende l'ambascia, che tutta m'investe,
Al labbro il respiro, i palpiti al cor!

Rimane assorta; dopo qualche momento scuotesi, ed è in procinto di partire, allorché viene dalla torre un gemito e quindi un mesto suono: ella si ferma

MANRICO
dalla torre
Ah, che la morte ognora
È tarda nel venir
A chi desia morir!...
Addio, Leonora!

LEONORA
Oh ciel!... sento mancarmi!

VOCI INTERNE
Miserere d'un'alma già vicina
Alla partenza che non ha ritorno!
Miserere di lei, bontà divina
Preda non sia dell'infernal soggiorno!

LEONORA
Sull'orrida torre, ah! par che la morte
Con ali di tenebre librando si va!
Ahi! forse dischiuse gli fian queste porte
Sol quando cadaver già freddo sarà!

MANRICO
dalla torre
Sconto col sangue mio
L'amor che posi in te!...
Non ti scordar di me!
Leonora, addio!

LEONORA
Di te, di te scordarmi!!...
Tu vedrai che amore in terra
Mai del mio non fu più forte;
Vinse il fato in aspra guerra,
Vincerà la stessa morte.
O col prezzo di mia vita
La tua vita io salverò,
O con te per sempre unita
Nella tomba io scenderò.


SCENA II
S'apre una porta; n'escono il Conte ed alcuni Seguaci. Leonora si pone in disparte

CONTE
Udite? Come albeggi,
La scure al figlio ed alla madre il rogo.

I Seguaci entrano nella torre

Abuso io forse del poter che pieno
In me trasmise il prence! A tal mi traggi,
Donna per me funesta!... Ov'ella è mai?
Ripreso Castellor, di lei contezza
Non ebbi, e furo ondarne
Tante ricerche e tante!
Ah! dove sei, crudele?

LEONORA
avanzandosi
A te davante.

CONTE
Qual voce!... come!... tu, donna?

LEONORA
Il vedi.

CONTE
A che venisti?

LEONORA
Egli è già presso
All'ora estrema; e tu lo chiedi?

CONTE
Osar potresti?...

LEONORA
Ah sì, per esso
Pietà dimando...

CONTE
Che! tu deliri!
Io del rival sentir pietà?

LEONORA
Clemente Nume a te l'ispiri...

CONTE
È sol vendetta mio Nume... Va.

LEONORA
Si getta disperatamente a' suoi piedi
Mira, di acerbe lagrime
Spargo al tuo piede un rio:
Non basta il pianto? svenami,
Ti bevi il sangue mio...
Calpesta il mio cadavere,
Ma salva il Trovator!

CONTE
Ah! dell'indegno rendere
Vorrei peggior la sorte:
Fra mille atroci spasimi
Centuplicar sua morte;
Più l'ami, e più terribile
Divampa il mio furor!

Vuol partire, Leonora si avviticchia ad esso

LEONORA
Conte...

CONTE
Né cessi?

LEONORA
Grazia!...

CONTE
Prezzo non havvi alcuno
Ad ottenerla... scostati...

LEONORA
Uno ve n'ha... sol uno!...
Ed io te l'offro.

CONTE
Spiegati, Qual prezzo, di'.

LEONORA
stendendo la destra con dolore
Me stessa!

CONTE
Ciel!... tu dicesti?...

LEONORA
E compiere
Saprò la mia promessa.

CONTE
È sogno il mio?

LEONORA
Dischiudimi
La via fra quelle mura...
Ch'ei m'oda... Che la vittima
Fugga, e son tua.

CONTE
Lo giura.

LEONORA
Lo giuro a Dio che l'anima
Tutta mi vede!

CONTE
Olà!
correndo all'uscio della torre. Si presenta un custode; mentre il Conte gli parla all'orecchio, Leonora sugge il veleno chiuso nell'anello

LEONORA
(M'avrai, ma fredda esanime spoglia)

CONTE
a Leonora
Colui vivrà.

LEONORA
alzando gli occhi, cui fanno velo lagrime di gioia
(Vivrà!... contende il giubilo
I detti a me, Signore...
Ma coi frequenti palpiti
Merce' ti rende il core!
Ora il mio fine impavida,
Piena di gioia attendo...
Potrò dirgli morendo:
Salvo tu sei per me!)

CONTE
Fra te che parli?... volgimi,
Volgimi il detto ancora,
O mi parrà delirio
Quanto ascoltai finora...
Tu mia!... tu mia!... ripetilo.
Il dubbio cor serena...
Ah!... ch'io lo credo appena
Udendolo da te!

LEONORA
Andiam...

CONTE
Giurasti... pensaci!

LEONORA
È sacra la mia fe'!

Entrano nella torre


SCENA III
Orrido carcere. In un canto finestra con inferriata. Porta nel fondo. Smorto fanale pendente dalla volta.
Azucena giacente sopra una specie di rozza coltre, Manrico seduto a lei dappresso

MANRICO
Madre?... non dormi?

AZUCENA
L'invocai più volte,
Ma fugge il sonno a queste luci... Prego...

MANRICO
L'aura fredda è molesta
Alle tue membra forse?

AZUCENA
No; da questa
Tomba di vivi sol fuggir vorrei,
Perché sento il respiro soffocarmi!...

MANRICO
torcendosi le mani
Fuggir!

AZUCENA
sorgendo
Non attristarti:
Far di me strazio non potranno i crudi!

MANRICO
Ah! come?

AZUCENA
Vedi?... Le sue fosche impronte
M'ha già stampato in fronte
Il dito della morte!

MANRICO
Ahi!

AZUCENA
Troveranno
Un cadavere muto, gelido!... anzi
Uno scheletro!

MANRICO
Cessa!

AZUCENA
Non odi?... gente appressa...
I carnefici son... vogliono al rogo
Trarmi!... Difendi la tua madre!

MANRICO
Alcuno,
Ti rassicura, qui non volge...

AZUCENA
senza badare a Manrico, con ispavento
Il rogo!
Parola orrenda!

MANRICO
Oh madre!... oh madre!

AZUCENA
Un giorno, turba feroce l'ava tua condusse
Al rogo... Mira la terribil vampa!
Ella n'è tocca già! già l'arso crine
Al ciel manda faville!...
Osserva le pupille
Fuor dell'orbita lor!... ahi... chi mi toglie
A spettacol sì atroce?

cadendo tutta convulsa fra le braccia di Manrico

MANRICO
Se m'ami ancor, se voce
Di figlio ha possa d'una madre in seno,
Ai terrori dell'alma
Oblìo cerca nel sonno, e posa e calma.

La conduce presso alla coltre

AZUCENA
Sì, la stanchezza m'opprime, o figlio...
Alla quîete io chiudo il ciglio...
Ma se del rogo arder si veda
L'orrida fiamma, destami allor.

MANRICO
Riposa, o madre: Iddio conceda
Men tristi immagini al tuo sopor.

AZUCENA
tra il sonno e la veglia
Ai nostri monti... ritorneremo...
L'antica pace... ivi godremo..
Tu canterai... sul tuo lîuto...
In sonno placido... io dormirò!

MANRICO
Riposa, o madre: io prono e muto
La mente al cielo rivolgerò.

Azucena si addormenta. Manrico resta genuflesso accanto a lei


SCENA ULTIMA
Si apre la porta, entra Leonora: gli anzidetti, in ultimo il Conte con seguito di Armati

MANRICO
Ciel!.. non m'inganna quel fioco lume?...

LEONORA
Son io, Manrico...

MANRICO
Oh, mia Leonora!
Ah, mi concedi, pietoso Nume,
Gioia sì grande, anzi ch'io mora?

LEONORA
Tu non morrai... vengo a salvarti...

MANRICO
Come!... a salvarmi?, fia vero!

LEONORA
Addio...
tronca ogni indugio... t'affretta... parti...

accennandogli la porta

MANRICO
E tu non vieni?

LEONORA
Restar degg'io!...

MANRICO
Restar!...

LEONORA
Deh! fuggi!...

MANRICO
No.

LEONORA
cercando di trarlo verso l'uscio
Guai se tardi!

MANRICO
No...

LEONORA
La tua vita!...

MANRICO
Io la disprezzo...
Pur figgi, o donna, in me gli sguardi!...
Da chi l'avesti?... ed a qual prezzo?...
Parlar non vuoi?... Balen tremendo!...
Dal mio rivale!... intendo... intendo!...
Ha quest'infame l'amor venduto...
Venduto un core che mi giurò!

LEONORA
Oh, come l'ira ti rende cieco!
Oh, quanto ingiusto, crudel sei meco!
T'arrendi... fuggi, o sei perduto!
Nemmeno il cielo salvar ti può!

Leonora si getta ai piedi di Manrico

AZUCENA
dormendo
Ai nostri monti... ritorneremo...
L'antica pace... ivi godremo...
Tu canterai... sul tuo liuto...
In sonno placido... io dormirò...

MANRICO
Ti scosta...

LEONORA
Non respingermi...
Vedi?... languente, oppressa, io manco...

MANRICO
Va'... ti abbomino...
Ti maledico...

LEONORA
Ah, cessa!
Non d'imprecar, di volgere
Per me la prece a Dio
È questa l'ora!

MANRICO
Un brivido
Corse nel petto mio!

LEONORA
Cade bocconi
Manrico!

MANRICO
accorrendo a sollevarla
Donna, svelami...
Narra.

LEONORA
Ho la morte in seno...

MANRICO
La morte!...

LEONORA
Ah, fu più rapida
La forza del veleno
Ch'io non pensava!...

MANRICO
Oh fulmine!

LEONORA
Senti! la mano è gelo...
toccandosi il petto
Ma qui... qui foco orribile
Arde...

MANRICO
Che festi!... o cielo!

LEONORA
Prima che d'altri vivere...
Io volli tua morir!...

MANRICO
Insano!... ed io quest'angelo
Osava maledir!

LEONORA
Più non resisto!

MANRICO
Ahi misera!...

Entra il Conte, arrestandosi sulla soglia

LEONORA
Ecco l'istante... io moro...
stringendogli la destra in segno d'addio
Manrico! Or la tua grazia...
Padre del cielo... imploro...
Prima... che... d'altri vivere...
Io volli... tua morir!

Spira

CONTE
(Ah! volle me deludere,
E per costui morir!)
additando agli armati Manrico
Sia tratto al ceppo!

MANRICO
partendo tra gli armati
Madre... oh madre, addio!

AZUCENA
destandosi
Manrico!... Ov'è mio figlio?

CONTE
A morte corre!...

AZUCENA
Ah ferma!... m'odi...

CONTE
trascinando Azucena verso la finestra
Vedi?...

AZUCENA
Cielo!

CONTE
È spento!

AZUCENA
Egli era tuo fratello!..

CONTE
Ei!... quale orror!...

AZUCENA
Sei vendicata, o madre!

CONTE
inorridito
E vivo ancor!

(libretto: Salvatore Cammarano)



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