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第4幕

第1場

(王の居間 フィリップは瞑想に浸っている
書類が散らばった机の上にもたれかかりながら
机の上の蜀台はほとんど燃え尽きようとしている
夜明けの光がもうステンドグラスの窓を照らそうとしている)

【フィリップ】
(夢を見ているかのように)
彼女はわしを愛してはくれぬ!違うのだ!
あの心はわしには閉じられている
彼女はわしを一度も愛したことがないのだ!
今でもわしには見えるようだ
黙って見つめておったな
わしの白髪を
彼女がフランスから着いたその日に
だめだ 彼女はわしを愛してはくれぬ!
彼女はわしを愛してはくれぬ!

(われに返る)

ここはどこだ?灯りが
燃え尽きて...暁が窓を白く輝かせておる
もう朝だ!ああ!安らかな眠り
心地よい眠りは永遠にわしのまぶたには訪れぬ!
わしが眠れるのは 王室のマントに包まれて
わしに最後の時が訪れて
石の丸天井の下で眠る時だけであろう
あのエスコリアルの霊廟の!
王位が権力を与えるとは言っても
心の奥を読む力はただ神のみのものなのだ!
もしも王が眠れば 裏切りが仕組まれ
王冠と妻が奪われるのだ!
わしが眠れるのは 王室のマントに包まれて...
ああ!王位が権力を与えるとは言っても
心の奥を読む力は!
彼女はわしを愛してはくれぬ!違う!あの心は閉じられている
彼女はわしを愛してはくれぬ!

(彼は再び瞑想に戻る)

シェーナ

【レルム伯爵】
(入ってきて)
大審問官にございます!

(レルム退場 盲目の90歳の大審問官が
二人のドミニコ修道士に支えられて入ってくる)

【大審問官】
わしは王の前におるのか?...

【フィリップ】
そうだ わしはそなたの力を借りたい 教父よ お知恵を
王子が苦い悲しみでわしの心を満たしておる
あの王子は父親に対し武器を向けて逆らいおった

【大審問官】
あなたはそれに対していかが致そうと?

【フィリップ】
罰するか...あるいはせざるか!

【大審問官】
説明されよ!

【フィリップ】
追放するか...あるいは剣で...

【大審問官】
さて?

【フィリップ】
王子を殺しても そなたの手はわしを免罪してくれるか?

【大審問官】
世の平和は 背いた息子の血に値しましょうぞ

【フィリップ】
世のため息子を生贄にできるのか キリスト教徒のわしが?

【大審問官】
神も われらを救うため御子を生贄とされておる

【フィリップ】
そなたはかくも厳しい信仰をどこにあっても築けるのか?

【大審問官】
どこであろうとも あのカルヴァーリオの丘でなされたように

【フィリップ】
自然の情愛がわしを黙らせておくであろうか?

【大審問官】
すべて伏して黙しておかねばならぬ 信仰のために!

【フィリップ】
良く分かった!

【大審問官】
フィリップ二世が他に何も言うことはござらぬのか?

【フィリップ】
ない!

【大審問官】
ではわしから話そう 王よ!
この美しい国では これまで異端者が支配したことはない
だが一人の男が 神の館を侵そうとしておる
そ奴は 王の友にして忠実な腹心であるが
王を深みへと引き込む誘惑の悪魔なのじゃ
あなたがなじっておる王子の企みなど
そ奴の罪に比べればまるで子供のいたずらじゃ
そしてこのわしは 審問官として振り上げてきたのだが
異端の罪人どもの上に この剣を持った手を
この世の権力者に対しては わが怒りを忘れて
そ奴をのうのうと見逃しておったようだ...そしてあなたもじゃぞ!

【フィリップ】
わしらの過ごす日々を乗り切るために
わしは宮廷で あの広大な砂漠の中で求めてきた
信頼のおける男を ...そしてやっと見つけたのじゃ!

【大審問官】
なぜそのような男が要る?
ならば何故王という名を持っておられるのか
王よ もし御身に並ぶような者がおるのならば?

【フィリップ】
もう良いではないか 教父殿!

【大審問官】
改革者どもの精神が御身をも侵しかけておるぞ!
御身はその愚かな手で壊そうとしておるのじゃ
このローマの聖なる支配を!
務めを果たされよ!教会は良き母として
誠実に悔い改めし者は受け入れるであろう
ポーサ侯爵をわれらに引き渡すのじゃ!

【フィリップ】
いや それはできぬ!

【大審問官】
おお王よ もしわしがこの宮殿に来ていなければ
今日 神かけて 明日には御身自身が
大審問官の前に立たされていたはずなのじゃぞ!

【フィリップ】
教父殿!わしはそなたの厳しさには本当に苦しめられるぞ!

【大審問官】
ではなぜ話すのじゃ サミュエルの亡霊のことなど?
わしは二人の王にこの強力な帝国を授けたのじゃぞ
わしが長年かけて築いたものを 御身は破壊したいのか...
わしは何をここでするのか?わしに何を望むのじゃ?

(彼は出て行こうとする)

【フィリップ】
教父殿、われらの間に平和がありますよう

【大審問官】
(去って行きながら)
平和じゃと?

【フィリップ】
過ぎたことはお忘れください!

【大審問官】
(扉のところで)
多分な!

【フィリップ】
王の誇りはこうして司祭の誇りに屈するのだ!

情景と四重唱

【エリザベート】
(入ってくるなり王の足元に倒れ伏し)
正義を!陛下!私は信じております
王様の公正さを!
私はこの宮廷で辱めを受けています
誰とも知れぬ敵に侮辱されたのです...
私の小箱が その中には 陛下 宝物が入っておりましたが
私のかけがえのない宝石類が入っていたものが
盗まれたのです!私の所から!正義を!お願いします
陛下!

(フィリップの顔が恐ろしい表情をしていることに気づき おののいてエリザベートは話すのをやめる 王はゆっくりと立ち上がりテーブルの上の箱を手に取り 王妃にそれを示す)

【フィリップ】
お前の小箱は 妃よ
ここにあるぞ!

【エリザベート】
何ですって!

【フィリップ】
開けてみてはくれぬか?

(エリザベートはかぶりを振る)

ではわしが開けよう!

(彼は箱を壊す)

【エリザベート】
(独白)
神よ!私をお助けください!

【フィリップ】
王子の肖像画だな!
王子の肖像画だな!
お前は黙っておるな?

【エリザベート】
はい!

【フィリップ】
お前の宝石の中にだぞ?

【エリザベート】
はい!

【フィリップ】
何!お前はわしの前で白状するのか?

【エリザベート】
あなた様の前に!
ご存じでしょう!私は婚約していたのです
ドン・カルロス あなたの息子と!
私はあなたに嫁ぎました 神の御意志に従って
ユリの花のように純潔に
あなたこそ御乱心めされたのですか
王の娘を疑うとは!...
フランス王の娘を疑うとは...
スペインの王妃です...私は!

【フィリップ】
お前は遠慮なく話し過ぎじゃ!
お前はわしの年老いた時しか見てはおらぬ
だが 老いの弱さも怒りに変わることはあるのだ
だから お前に災いあれ あらゆる者にも!

【エリザベート】
私はどのような罪を犯したのでしょうか?

【フィリップ】
とぼけるでない!
恥知らずも限度を越えて
わしを裏切ろうというのなら...全能の神の名にかけて
震えるが良い!わしは血を注ごうぞ!

【エリザベート】
私はあなたを気の毒に思います!

【フィリップ】
お前が!わしを憐れむのか?不倫妻が!

【エリザベート】
(失神する)
ああ!

【フィリップ】
(ドアを開けて)
王妃を助けてやれ!

(エボリが駆け込んでくる 続いてロドリーグ)

【エボリ】
(王妃が気を失っているのを見て驚き)
ああ!私は何ということをしたの?ああ!

【ロドリーグ】
(入ってきてすぐに フィリップに)
陛下...地上の半分を支配されておられながら
その広大な地の中にあって
ご自分の心のみがどうにもならないということですか?

【フィリップ】
(独白)
呪われよ この悪しき疑念よ
邪悪な悪魔のしわざよ!
違う!この女の誇りは
汚らわしき罪とは無縁なのだ!

【エボリ】
(独白)
おお自責よ!おお苦い悲しみよ!
私は気高き王妃さまを裏切ったのだわ
私に赦しが天から来るのでしょうか?

【ロドリーグ】
(独白)
今こそ行動する時だ
天に雷光がきらめいている
スペインのため一人の男が死ぬのだ
あの方に幸せな日々を残すために!
あの方に明るい未来を拓くために!

【エリザベート】
(気がついて)
ここはどこ?ああ!私の聖母さま
私の目を焼きつくす涙をご覧ください
私は異国の地にいます!
私の唯一の希望は天にしかありません

(少し躊躇した後に王は退出する ロドリーグも毅然とした態度で彼に続く エボリは王妃のもとに残る)

情景とアリア

【エボリ】
(エリザベートの足元に身を投げて)
お慈悲を!この罪を犯した女をお許しください!

【エリザベート】
お立ちなさい!罪とは何?...

【エボリ】
ああ!自責の思いが私を押しつぶす!
私の心は後悔でいっぱいです
天国の天使 神聖にして清らかな王妃さま
どんな悪魔があなたを地獄に落としたのかをお知りください!
あなた様の小箱...それを盗んだのは私です!

【エリザベート】
あなたなの!

【エボリ】
はい、私のせいであなた様は責められたのです!

【エリザベート】
あなたのせいで!

【エボリ】
はい!愛と怒りと あなた様への憎しみのあまりに!
嫉妬だけが私の心に荒れ狂って苦しめたのです
私は王子を愛しました...でも王子は私を拒んだのです!

【エリザベート】
すべて分かりました...私のこの驚いた目が
その恐ろしい企みを理解したのです...
けれどなお その呪われた心を
私はその惨めな苦しみに情けをかけましょう

【エボリ】
ひどい悔恨が 復讐の地獄の炎が
私の哀れな魂を燃やすのです
そして決してこの恐怖は終わらないのです
この恐ろしい拷問は

【エリザベート】
(独白)
ああ!天はお許し下さいますわ
その苦い後悔を
神の善は与えて下さいますわ
希望と安らぎを!

【エボリ】
私の壊れた心は震えます
痛みで 後悔で
神様は決してお許し下さらないでしょう
このような罪は

(彼女はひざまずく)

【エリザベート】
彼を愛していたのね?お立ちなさい...私はすでに許しています!

【エボリ】
許しなどとんでもありません!
まだ恐ろしい告白が

【エリザベート】
まだあるのですか?

【エボリ】
許され難い罪を
私は自ら犯してしまいました あなた様を責めたそのことを...
誘惑されて...王様と!

【エリザベート】
(独白)
恐ろしいわ!

【エボリ】
王妃様も私を非難されました!
すべては終わりました 私は天に捨てられた!

【エリザベート】
公女よ、私にあなたの十字架を返してください!

【エボリ】
この高貴なお方と再びお会いできることはあるのでしょうか?

【エリザベート】
あなたが夜明け前までに選びなさい
修道院に入るのでも 亡命するのでも!
幸せに生きるのです!

(彼女は出て行く)

【エボリ】
ああ!王妃様にはもうお会いできないわ!
おお不吉な忌わしき贈り物
怒りの天が下さった!
おおお前 この女をこれほどまでに高慢にした
私はお前を呪います おおわが美貌よ!
流れよ 流れよ 苦い涙!
私の裏切り そして私の企みを
私の穢れを 私の惨めさを
お前は洗い流してはくれぬけれど!
私はお前を呪います おおわが美貌よ!
さようなら 王妃さま 清らかな犠牲者
私の不実で愚かな愛の!
修道院の中で尼僧の服を着て
私は永遠に身を隠しましょう!
そしてカルロスさまは?...ああ!おそらく明日には
聖なる刃に斬られてしまうでしょう!
ああ!まだ一日ある!ああ!私は生まれ変わったみたい!
祝福されたこの日...私はあの方をお救いしましょう!


第2場

(ドン・カルロスの牢獄 奥には鉄格子があって牢と番兵たちが行き来している中庭とを隔てている 石の階段がその中庭へと宮殿の上の階から降りてきている)


ロドリーグの死

(ドン·カルロスは頭を両手で抱えて物思いにふけりながら座っている。ロドリーグが入ってきて牢番と言葉を交わす その動きは夢想に耽っているドン・カルロスを現実に引き戻す)


【ロドリーグ】
私です カルロス様!

【ドン・カルロス】
(手を差し伸べて)
ロドリーグ!有難いことだ
私のためにこんな墓場まで会いに来てくれて

【ロドリーグ】
カルロスさま!

【ドン・カルロス】
お前も分かるであろう 私の力は衰えた!
エリザベートへの愛が私を苦しめ 私を殺すのだ...
駄目だ!私は人に尽くすなどもはやできぬ!だがお前は
彼らに与えてくれ 私に求めていた黄金の日々を!

【ロドリーグ】
ああ!もっと分かってください 私の魂と思いのことを
あなたはこの陰気な場所から抜け出さねばなりません
私の心の甘い誇りと共にあなた様を抱かせて下さい!
私はあなた様を救ったのですから!

【ドン・カルロス】
どういうことだ?

【ロドリーグ】
お別れを言わねばなりません!

(ドン・カルロスはじっと動かずにロドリーグを
いぶかしげに見つめる)

はい カルロス様!今日は私の最後の日なのです
厳粛なお別れを交わしましょう
神はまだお許し下さいましょう われらが愛し合うことを
神のもとに 人が天に昇るときには
あなた様の目には 一杯の涙があふれ
何ゆえにそんなに恐怖して黙っておられるのですか?
誰のことをあなたは嘆かれるのですか?魅惑の死なのです
おおカルロス様 あなた様のために死に行くことは!

【ドン・カルロス】
(震えながら)
お前はなぜ死のことなど話すのだ?

【ロドリーグ】
お聞き下さい!時は迫っているのです...
私はあなた様から復讐の稲妻を逸らしたのです!
今日...王に逆らった
フランドルの裏切りの先導者...それが私なのです!

【ドン・カルロス】
馬鹿な!誰が信じるか?

【ロドリーグ】
十分な証拠が集まりました!
あなた様の文書も私のもとにあり
裏切りの証拠を私は故意に残して置いたのです...
私の首には今、おそらく懸賞がかけられていることでしょう!

(二人の男が牢の石段を降りてくる ひとりは審問所の服装に身を包み 他のひとりは
マスケット銃で武装している 彼らは立ち止まって見る
自分たちに気付いていないドン・カルロスとロドリーグを)

【ドン・カルロス】
私は王の前に行こう...

【ロドリーグ】
フランドルのためにお慎みください!
なすべき仕事のためにご自重ください それを守らねば...
あなた様の法の下で新しい黄金時代が甦る
そう あなたが統治せねば 私はあなたのために死ぬのです!

(一発の銃声)

【ドン・カルロス】
何と!死が!誰を狙って?

【ロドリーグ】
(致命傷を負って)
私をです!...
王の復讐は待ってはくれなかった!

(彼はドン·カルロスの取り乱したの腕の中に倒れ込む)

【ドン・カルロス】
何ということだ!

【ロドリーグ】
カルロス様 お聞きを...あなた様の母君は
聖ユストで明日 あなたをお待ちしています
彼女はすべてをご存じです!...ああ!大地が
私を飲み込む...おおカルロス様!あなたの手を...
ああ!私は幸せな魂のままで死ぬのです
あなた様の命をお救いしたのですから...
ああ!私には幸福なスペインが見えます!
さらばです!カルロス様 ああ!忘れないでください!
カルロス様 忘れないで!...
そうです あなた様は君臨せねばならぬのです
そして、私はあなた様のために死ぬのです!
ああ!私は幸せな魂のままで死ぬのです
あなた様の命をお救いしたのですから...
ああ!私には幸福なスペインが見えます!
さらばです!カルロス様 ああ!忘れないでください!
ああ!大地が
私を飲み込む...カルロス様 あなたの手を...
カルロス様!ああ!フランドルをお救い下さい!
さらばです!カルロス様 ああ!さらばです!

(彼は死ぬ ドン・カルロスは彼の体に絶望して倒れかかる)

暴動

(フィリップが入ってくる 続いてスペインの大公たちと
レルム伯爵 ドン・カルロはロドリーグの遺骸の横にひざまずいている)

【フィリップ】
(ドン·カルロスに しばし沈黙の後で)
息子よ お前の剣を取れ
わしの信頼は裏切られた
だが謀反人は報いを受けたのだ!

(彼はドン·カルロスにその腕を差し出す)

さあ!

【ドン・カルロス】
(絶望してロドリーグの亡骸の上に)
下がれ!この死の
血があなたの顔に振りかかったのだ!
神はその怒りの印をあなたの額に刻みつけた!

【フィリップ】
息子よ!

【ドン・カルロス】
もうあなたの息子ではない!選んでください
死刑執行人の中からあなたの気に入った息子を!

【フィリップ】
(彼に続いて出て行かそうと)
わしに従うのだ!

【ドン・カルロス】
(荒々しく立ち止まり)
人の心が深くわかっているあなたなら
分かるはず どれほど純粋な血をその手が流したのかを!
彼は私を愛し、私たちは兄弟だった...
私たちの心は永遠の誓いで結ばれていた
彼はあなたの恩賞を軽蔑し あなたの怒りを軽蔑して
私のために死んだのだ!

【フィリップ】
神よ!わしの思った通りであったか!

【ドン・カルロス】
おお人殺しと恐怖の王!
血にまみれたあなたの王冠を探し続けるがいい
あなたの最後の時がやってくるまで!

(ロドリーグの死体を指して)

私の王国は彼のもとにあるのだ!

(彼はロドリーグの体の上に身を投げ出す)

【フィリップ】
誰がわしにこの死者を返してくれるのだ? おお死の深淵よ!
彼だけなのだ...多くの犠牲者の中で!
一人の男 ただ一人だけ 英雄が生まれた
神が与え給うた この支えをわしは壊したのだ!
そうだ わしはこの男を愛しておった...彼の崇高な言葉は
心の中に新たな世界を示してくれた!
この誇り高き男を...炎のこの心を
わしは墓の恐怖の中に投げ入れてしまったのだ!
誰がわしにこの死者を返してくれるのだ?

【廷臣たち】
ああ!生き長らえるのは空しいことだ
彼は王の後悔の心をわれらより奪い去った!
スペイン人よ!墓の闇に降りるのだ!

【ドン・カルロス】
おおわが友よ 私にお前の偉大な魂を与えてくれ
私をお前の新しい世界の英雄にしてくれ!
この心を神の炎で満たしてくれ
私をお前と一緒に墓の中に居させてくれ

(前場と同じ人物 レルム伯爵、エリザベート、合唱
群衆とエボリ 大審問官 半鐘が鳴っている)

【廷臣たちの合唱】
天よ!早鐘だ

【レルム伯爵】
(剣を手に入ってくる)
反逆です おお陛下 身をお守りください...
民衆は叫んでいます...
彼らは宮殿を取り囲み...気勢を上げています!
王子を引き渡せと

(ロドリーグの亡骸は運ばれて行く カルロス絶望して
あとを追う)

【エリザベート】
(入ってくる とてもおびえて)
王をお救い下さい!
陛下!私は陛下のために震えております!
一緒に逃げましょう!

【フィリップ】
(威厳を持って奥のドアを指さす その向こうには猛り狂った群衆が既にやってきている)
扉を開けよ!それがわしの望みじゃ!

【エリザベート】
天よ!

【レルム伯爵】
民衆が怒っております

【民衆の合唱】
(舞台裏 奥の扉の向こうから)
死だけが俺たちを止められるんだ!
容赦なく派手にぶっ倒せ!
民衆の復讐の前に震えるがいい!
ぶっ倒せ ぶっ倒せ ぶっ倒せ!

【レルム伯爵】
大公の方々 王をお救い致しましょう!

【スペインの大公たち】
(剣を手に)
反逆者どもに死を! 万歳 王よ!

(民衆が激しく舞台になだれ込む)

【民衆の合唱】
死が 死だけが俺たちを止められるんだ!
ぶっ倒せ!

【フィリップ】
(民衆に)
倒すがよい!お前らを止める者を?

【廷臣たち レルム伯爵】
万歳 王様!

【フィリップ】
わしはここにおるぞ!どうした!

【民衆の合唱】
ぶっ倒せ!

【廷臣たち レルム伯爵】
万歳 王様!

【フィリップ】
殺してみよ 殺してみよ この年寄りを
忠実な心の者共よ!
そして わしの血にまみれた体の上を
忠誠を捧げに行進してゆくが良い
わしの息子に王家のマントを着せてやれ

【民衆の合唱】
ああ!その声は!...

【フィリップ】
倒すがよい!
わしはここにおるぞ!どうした!

【民衆の合唱】
あれを見よ!...

(このシーンの間にひとりの小姓が入ってきて群衆の間をすり抜けてカルロスに近づき 彼の肩にマントを投げる この小姓はエボリであった 彼から離れると王妃に近づいていく)


【民衆】
神御自らが話された
われらの額の上に呪いが下されよう

【エボリ】
(王妃に そっと)
私があの方を愛していたのはご存じでしたね!
この騒ぎは 私が民衆を煽ったものです
そして私はあの方の命をお救いしました!
修道院が私を待っています!お別れです...王妃さま!

【エリザベート】
神様!ああ!立っているのがやっとだわ!

(大審問官が奥に現れる)

【大審問官】
冒涜の民よ!

【民衆 廷臣たち レルム】
(後に下がって)
大審問官様だ!...

【大審問官】
おお冒涜の民よ
神が祝福を与えしお方の前にひれ伏すが良い!

(厳粛に)

ひざまずくのだ!ひざまずくのだ!

【フィリップ 大審問官】
ひざまずくのだ!

【民衆】
(ひれ伏して)
主よ!われらを許し給え!

【フィリップ 大審問官】
偉大な神よ 御身に栄光あれ!

【レルム、スペインの貴族たち】
(剣を抜いて)
王に栄光あれ!

(大審問官はひざまずいた民衆の真っ只中でフィリップ王に会うために降りてくる エボリは王妃の足元に身を投げ出し 王妃は赦しの印としてその手を彼女に差し伸べる)
ACTE IV

Premier Tableau

(Le cabinet du Roi. Philippe, plongé dans une
méditation profonde, est appuyé sur une table couverte
de papiers, où des flambeaux achèvent de se consumer.
Le jour commence à éclairer les vitraux des fenêtres)

PHILIPPE
(comme en un rêve)
Elle ne m'aime pas! non!
Son coeur m'est fermé,
Elle ne m'a jamais aimé!
Je la revois encor,
Regardant en silence
Mes cheveux blancs,
Le jour qu'elle arriva de France.
Non, elle ne m'aime pas!
Elle ne m'aime pas!

(revenant à lui-même)

Où suis-je? Ces flambeaux
Sont consumés... L'aurore argente ces vitraux,
Voici le jour! Hélas! Le sommeil salutaire,
Le doux sommeil a fui pour jamais ma paupière!
Je dormirai dans mon manteau royal,
Quand aura lui pour moi l'heure dernière,
Je dormirai sous les voûtes de pierre
Des caveaux de l'Escurial!
Si la Royauté nous donnait le pouvoir
De lire au fond des coeurs où Dieu seul peut tout voir!
Si le Roi dort, la trahison se trame,
On lui ravit sa couronne et sa femme!
Je dormirai dans mon manteau royal, etc.
Ah! Si la Royauté nous donnait le pouvoir
De lire au fond des coeurs!
Elle ne m'aime pas! non! son coeur m'est fermé,
Elle ne m'aime pas!

(Il retombe dans sa rêverie)

Scène

LE COMTE DE LERME
(entrant)
Le Grand Inquisiteur!

(Lerme sort. Le Grand Inquisiteur, aveugle, 90 ans,
entrant appuyé sur deux Dominicains)

L'INQUISITEUR
Suis-je devant le Roi?

PHILIPPE
Oui, j'ai recours à vous, mon père, éclairez-moi.
L'Infant remplit mon coeur d'une tristesse amère,
L'Infant est un rebelle armé contre son père.

L'INQUISITEUR
Qu'avez-vous décidé contre lui?

PHILIPPE
Tout... ou rien!

L'INQUISITEUR
Expliquez-vous!

PHILIPPE
Qu'il fuie... ou que le glaive...

L'INQUISITEUR
Eh bien?

PHILIPPE
Si je frappe l'Infant, ta main m'absoudrait-elle?

L'INQUISITEUR
La paix du monde vaut le sang d'un fils rebelle.

PHILIPPE
Puis-je immoler mon fils au monde, moi chrétien?

L'INQUISITEUR
Dieu, pour nous sauver tous, sacrifia le sien.

PHILIPPE
Peux-tu fonder partout une foi si sévère?

L'INQUISITEUR
Partout où le chrétien suit la foi du Calvaire.

PHILIPPE
La nature et le sang se tairont-ils en moi?

L'INQUISITEUR
Tout s'incline et se tait lorsque parle la foi!

PHILIPPE
C'est bien!

L'INQUISITEUR
Philippe deux n'a plus rien à me dire?

PHILIPPE
Non!

L'INQUISITEUR
C'est donc moi qui vous parlerai, Sire!
Dans ce beau pays, pur d'hérétique levain,
Un homme ose saper l'édifice divin.
Il est l'ami du Roi, son confident intime,
Le démon tentateur qui le pousse à l'abîme,
Les desseins criminels dont vous chargez l'Infant
Ne sont auprès des siens que les jeux d'un enfant;
Et moi, l'Inquisiteur, moi, pendant que je lève
Sur d'obscurs criminels la main qui tient le glaive,
Pour les puissants du monde abjurant mon courroux,
Je laisse vivre en paix ce grand coupable... et vous!

PHILIPPE
Pour traverser les jours d'épreuves où nous sommes,
J'ai cherché dans ma cour, ce vaste désert d'hommes,
Un homme, un ami sûr. .. Je l'ai trouvé!

L'INQUISITEUR
Pourquoi un homme?
Et de quel droit vous nommez-vous le Roi,
Sire, si vous avez des égaux?

PHILIPPE
Tais-toi, prêtre!

L'INQUISITEUR
L'esprit des novateurs chez vous déjà pénètre!
Vous voulez secouer de votre faible main
Le saint joug étendu sur l'univers romain!
Rentrez dans le devoir! l'Église en bonne mère,
Peut encore accueillir un repentir sincère.
Livrez-nous le marquis de Posa!

PHILIPPE
Non, jamais!

L'INQUISITEUR
O Roi, si je n'étais ici, dans ce palais
Aujourd'hui: par le Dieu vivant, demain vous-même,
Vous seriez devant nous au tribunal suprême!

PHILIPPE
Prêtre! J'ai trop souffert ton orgueil criminel!

L'INQUISITEUR
Pourquoi l'évoquiez-vous, l'ombre de Samuel?
J'avais donné deux rois à ce puissant empire,
L'oeuvre de tous mes jours, vous voulez la détruire...
Que viens-je faire ici? De moi que vouliez-vous?

(Il va pour sortir)

PHILIPPE
Mon père, que la paix redescende entre nous.

L'INQUISITEUR
(en s'éloignant toujours)
La paix?

PHILIPPE
Que le passé soit oublié!

L'INQUISITEUR
(sur la porte en sortant)
Peut-être!

PHILIPPE
L'orgueil du Roi fléchit devant l'orgueil du prêtre!

Scène et Quatuor

ÉLISABETH
(entrant et se jetant aux pieds du roi)
Justice! Sire! J'ai foi
Dans la loyauté du Roi!
Je suis dans votre cour indignement traitée
Et par des ennemis inconnus insultée...
Mon coffret, il contient, Sire, tout un trésor,
Mes bijoux des objets plus précieux encor...
On l'a volé! chez moi! Justice! je réclame
De Votre Majesté!

(En voyant l'expression terrible du visage de Philippe, Elisabeth s'arrête, épouvantée. Le roi se lève lentement, prend un coffret sur la table et le présente à la reine)

PHILIPPE
Votre coffret, Madame,
Le voilà!

ÉLISABETH
Ciel!

PHILIPPE
Vous plaît-il de l'ouvrir?

(Elisabeth refuse du geste)

Je l'ouvrirai donc, moi!

(il brise le coffret)

ÉLISABETH
(à part)
Dieu! viens me secourir!

PHILIPPE
Un portrait de l'Infant!
Un portrait de l'Infant!
Vous gardez le silence?

ÉLISABETH
Oui!

PHILIPPE
Parmi vos bijoux?

ÉLISABETH
Oui!

PHILIPPE
Quoi! vous l'avouez devant moi?

ÉLISABETH
Devant vous!
Vous le savez! J'étais promise
À Don Carlos, à votre fils!
Je vins à vous, à Dieu soumise,
Pure comme le sont nos lys.
Vous osez, frappé de démence,
Douter d'une fille de Roi!...
Douter d'une fille de France...
Reine des Espagnes... de moi!

PHILIPPE
Vous me parlez avec hardiesse!
Vous ne m'avez connu qu'en des jours de faiblesse;
Mais la faiblesse un jour peut devenir fureur.
Alors, malheur sur vous, sur tous!

ÉLISABETH
Quel crime ai-je commis?

PHILIPPE
Parjure!
Si l'infamie a comblé la mesure,
Si vous m'avez trahi... par le Dieu tout puissant,
Tremblez! Je verserai le sang!

ÉLISABETH
Je vous plains!

PHILIPPE
Vous! Me plaindre? Une femme adultère!

ÉLISABETH
(s'évanouissant)
Ah!

PHILIPPE
(ouvrant les portes)
Secourez la Reine!

(Eboli entre précipitamment, Rodrigue un peu après)

EBOLI
(Effrayée en voyant la reine évanouie)
Ah! Qu'ai-je fait? Hélas!

RODRIGUE
(entrant peu après, à Philippe)
Sire!... A vous obéit la moitié de la terre:
Êtes-vous donc, dans vos vastes États,
Le seul à qui vous ne commandiez pas?

PHILIPPE
(à part)
Maudit soit le soupçon infâme,
Oeuvre d'un démon odieux!
Non! La fierté de cette femme
N'est pas le crime audacieux!

EBOLI
(à part)
Ô remords! Ô amère tristesse!
J'ai trahi ma noble maîtresse:
Mon pardon viendra-t-il des cieux?

RODRIGUE
(à part)
Il faut agir et voici l'heure.
La foudre gronde au sein des cieux.
Que pour l'Espagne un homme meure
En lui léguant des jours heureux!
En lui léguant l'avenir radieux!

ÉLISABETH
(revenant elle)
Où suis-je? Hélas! Ma pauvre mère,
Vois les pleurs qui brûlent mes yeux.
Je suis sur la terre étrangère!
Mon seul espoir est dans les cieux.

(Le Roi sort après un peu d'hésitation. Rodrigue le suit avec un geste résolu. Eboli reste seule auprès de la Reine)

Scène et Air

EBOLI
(se jetant aux pieds d'Élisabeth)
Pitié! Pardon pour la femme coupable!

ÉLISABETH
Relevez-vous! Quel crime?...

EBOLI
Ah! Le remords m'accable!
Mon coeur est désolé.
Ange du ciel, Reine auguste et sacrée,
Sachez à quel démon l'enfer vous a livrée!
Votre coffret... c'est moi qui l'ai volé!

ÉLISABETH
Vous!

EBOLI
Oui, par moi vous fûtes accusée!

ÉLISABETH
Par vous!

EBOLI
Oui! L'amour, la fureur, ma haine contre vous!
Tous les tourments jaloux déchaînés dans mon coeur.
J'aimais l'Infant... l'Infant m'a repoussée!

ÉLISABETH
J'ai tout compris... à mon oeil étonné
Se montre la trame effroyable...
Mais de ce coeur aussi condamné,
Je plains la douleur misérable.

EBOLI
L'affreux remords, enfer au feu vengeur
Brûle mon âme misérable,
Et rien jamais ne finira l'horreur
De cette torture effroyable.

ÉLISABETH
(à part)
Ah! Que le ciel pardonne
À ses amers regrets,
Que sa bonté lui donne
L'espérance et la paix!

EBOLI
Mon coeur brisé frissonne,
De douleur, de regrets,
Dieu jamais ne pardonne
À de pareils forfaits.

(Elle tombe à genoux)

ÉLISABETH
Vous l'aimiez? Levez-vous... j'ai déjà pardonné!

EBOLI
Point de pardon!
Encor un aveu terrible.

ÉLISABETH
Encor?

EBOLI
Le crime irrémissible
Dont je vous accusais, je l'avais commis, moi...
Une séduction... le Roi!

ÉLISABETH
(à part)
Horreur!

EBOLI
Elle m'a condamnée!
Tout est fini, je suis du ciel abandonnée!

ÉLISABETH
Princesse, rendez-moi votre croix!

EBOLI
Se peut-il que je revoie encore ma noble souveraine?

ÉLISABETH
Vous choisirez avant l'aube
Prochaine entre un cloître et l'exil!
Vivez heureuse!

(Elle sort)

EBOLI
Ah! Je ne verrai plus la Reine!
Ô don fatal et détesté,
Présent du ciel en sa colère!
Ô toi qui rends la femme si fière,
Je te maudis, ô ma beauté!
Tombez, tombez, larmes amères!
Mes trahisons et mes forfaits,
Mes souillures et mes misères,
Vous ne les laverez jamais!
Je te maudis, ô ma beauté!
Adieu, Reine, victime pure
De mes déloyales et folles amours!
Dans un couvent et sous la bure,
Je m'ensevelis pour toujours!
Et Carlos?... Oui! demain, peut-être,
tombera sous le fer sacré!
Ah! Un jour me reste! Ah! Je me sens renaître!
Béni ce jour... Je le sauverai!


Deuxième Tableau

(Prison de Don Carlos. Au fond des grilles de fer séparent la prison d'une cour qui la domine, et dans laquelle les gardes vont et viennent. Un escalier de pierre descend dans cette cour des étages supérieurs du palais)

Mort de Rodrigue

(Don Carlos est assis, la tête dans ses mains, perdu dans ses pensées. Rodrigue entre et parle bas à quelques officiers. Il fait un mouvement qui tire Don Carlos de sa rêverie)

RODRIGUE
C'est moi, Carlos!

DON CARLOS
(lui donnant la main)
Mon Rodrigue! Il est beau
À toi de me venir trouver dans ce tombeau!

RODRIGUE
Carlos!

DON CARLOS
Tu l'as compris, ma force est abattue!
L'amour d'Élisabeth me torture et me tue...
Non! Je ne puis plus rien pour les hommes! Mais toi,
Donne-leur les jours d'or qu'ils attendaient de moi!

RODRIGUE
Ah! Connais mieux mon âme et ma tendresse;
Tu vas sortir de ce funèbre lieu.
Avec quel doux orgueil sur mon coeur je te presse!
Je t'ai sauvé!

DON CARLOS
Comment?

RODRIGUE
Il faut nous dire adieu!

(Don Carlos reste immobile, regardant Rodrigue avec
stupeur)

Oui, Carlos! C'est mon jour suprême,
Échangeons l'adieu solennel.
Dieu permet encore qu'on s'aime
Près de lui, quand on est au ciel.
Dans tes yeux tout baignés de larmes,
Pourquoi donc ce muet effroi?
Qui plains-tu? La mort a des charmes,
Ô mon Carlos, à qui meurt pour toi!

DON CARLOS
(en tremblant)
Que parles-tu de mort?

RODRIGUE
Écoute! Le temps presse...
J'ai détourné de toi la foudre vengeresse!
Aujourd'hui... le rival du Roi,
Le traître agitateur de la Flandre... c'est moi!

DON CARLOS
Malheureux! Qui croira?

RODRIGUE
Vingt preuves amassées!
Tes papiers chez moi surpris,
Preuves de trahison qu'à dessein j'ai laissées...
Ma tête en ce moment sans doute est mise à prix!

(Deux hommes descendent l'escalier de pierre de la prison; l'un d'eux vêtu de l'habit du Saint-Office, l'autre
armé d'une arquebuse. Ils s'arrêtent et se montrent Don
Carlos et Rodrigue qui ne les voient pas)

DON CARLOS
J'irai devant le Roi...

RODRIGUE
Garde-toi pour la Flandre!
Garde-toi pour notre oeuvre, il la faudra défendre...
Un nouvel âge d'or renaîtra sous ta loi,
Oui, tu devais régner, et moi mourir pour toi!

(un coup de fusil)

DON CARLOS
Ciel! La mort! Pour qui donc?

RODRIGUE
(blessé mortellement)
Pour moi!...
La vengeance du Roi ne se fait pas attendre!

(Il tombe dans les bras de Don Carlos éperdu)

DON CARLOS
Grand Dieu!

RODRIGUE
Carlos, écoute... Ta mère
T'attend à Saint-Just demain;
Elle sait tout!... Ah! La terre
Me manque... Ô Carlos! ta main...
Ah! Je meurs l'âme joyeuse,
Car tu vis sauvé par moi...
Ah! Je vois l'Espagne heureuse!
Adieu! Carlos, ah! souviens-toi!
Carlos, souviens-toi!...
Oui, tu devais régner,
Et moi mourir pour toi!
Ah! Je meurs l'âme joyeuse,
Car tu vis sauvé par moi...
Ah! Je vois l'Espagne heureuse!
Adieu! Carlos, ah! souviens-toi!
Ah! La terre
Me manque... Carlos, ta main...
Carlos! Ah! Sauve la Flandre!
Adieu! Carlos, ah! Adieu!

(il meurt. Don Carlos tombe désespéré sur son corps)

L'émeute

(Entrent Philippe, sa suite, Grands d'Espagne et le
comte de Lerme. Don Carlos s'agenouille près du cadavre de Rodrigue)

PHILIPPE
(à Don Carlos, après un silence)
Mon fils, reprenez votre épée.
Ma confiance fut trompée,
Mais le traître a subi son sort!

(Il tend les bras à Don Carlos)

Venez!

DON CARLOS
(au désespoir sur le cadavre de Rodrigue)
Arrière! De ce mort
Le sang a rejailli jusqu'à votre visage!
Dieu marque votre front du sceau de son courroux!

PHILIPPE
Mon fils!

DON CARLOS
Vous n'avez plus de fils! Choisissez-vous
Parmi ceux des bourreaux un fils à votre image!

PHILIPPE
(à sa suite, voulant sortir)
Suivez-moi!

DON CARLOS
(l'arrêtant avec violence)
Connaisseur profond du coeur humain,
Vous saurez quel sang pur a versé votre main!
Il m'aimait et nous étions frères...
Nos coeurs étaient liés par d'éternels serments ;
Méprisant vos bienfaits, méprisant vos colères,
C'est pour moi qu'il est mort!

PHILIPPE
Dieu! Mes pressentiments!

DON CARLOS
O Roi de meurtre et d'épouvante!
Cherche qui portera ta couronne sanglante
Quand ta dernière heure aura lui!

(montrant le cadavre de Rodrigue)

Mes royaumes sont près de lui!

(Il se jette sur le corps de Rodrigue)

PHILIPPE
Qui me rendra ce mort? Ô funèbres abîmes!
Celui-là seul... parmi tant de victimes!
Un homme, un seul, un héros était né,
J'ai brisé cet appui que Dieu m'avait donné!
Oui, je l'aimais, .. Sa noble parole
A l'âme révélait un monde nouveau!
Cet homme fier... ce coeur de flamme,
C'est moi qui l'ai jeté dans l'horreur du tombeau!
Qui me rendra ce mort?

LES COURTISANS
Ah! C'est en vain que nous vivons encore.
Il nous ravit le coeur du Roi que le regret dévore!
Espagnols! descendons dans la nuit du tombeau!

DON CARLOS
Ô mon ami, donne-moi ta grande âme,
Fais de moi le héros de ton monde nouveau!
Remplis mon coeur de la divine flamme,
Ou fais moi près de toi place dans le tombeau.

(Les mêmes, Comte de Lerme, Elisabeth, choeur du
peuple, puis Éboli et le grand Inquisiteur. Le tocsin sonne)

CHOEUR DES COURTISANS
Ciel! le tocsin.

LE COMTE DE LERME
(entrant, l'épée à la main)
Rébellion O Sire, sauvez vos jours...
Le peuple est en délire...
Il a forcé le palais...triomphant!
Il vient pour délivrer l'infant.

(On emporte le cadavre de Rodrigue. Carlos le suit
désespéré)

ELISABETH
(entrant, très agitée)
Sauvez le roi!
Sire! je tremble pour Votre Majesté!
Fuyons ensemble!

PHILIPPE
(avec autorité, désignant les portes du fond derrière lesquelles la foule menaçante est déjà parvenue)
Ouvrez ces portes! je le veux!

ELISABETH
Ciel!

LE COMTE DE LERME
Le peuple est furieux

CHOEUR DU PEUPLE
(dans les coulisses, derrière les portes du fond)
La mort à qui nous arrête!
Frappons sans pitié et sans peur!
Tremblez devant le peuple vengeur!
Frappons, frappons, frappons!

LE COMTE DE LERME
Grands d'Espagne, sauvez le roi!

LES GRANDS D'ESPAGNE
(l'épée à la main)
Morts aux rebelles! Vive le roi!

(Le peuple entre en scène violemment)

CHOEUR DU PEUPLE
La mort, la mort à qui nous arrête!
Frappons!

PHILIPPE
(au peuple)
Frappez! Qui vous arrête?

LES COURTISANS, LE COMTE DE LERME
Vive le roi!

PHILIPPE
Me voilà! Du courage!

CHOEUR DU PEUPLE
Frappons!

LES COURTISANS, LE COMTE DE LERME
Vive le roi!

PHILIPPE
Egorgez, égorgez un vieillard,
Hommes au coeur loyal!
Et sur mon corps sanglant
Marchez pour rendre hommage
A mon fils vêtu de mon manteau royal.

CHOEUR DU PEUPLE
Ah! cette voix!...

PHILIPPE
Frappez!
Me voilà! Du courage!

CHOEUR DU PEUPLE
Ces regards!...

(Pendant cette scène, un page est entré, se glissant parmi la foule il s'approche de Carlos et lui jette un manteau sur les épaules. Ce page est Eboli, qui avant de sortir, s'approche de la Reine)

LE PEUPLE
Dieu lui-même a parlé.
Sur nos fronts va tomber l'anathème.

EBOLI
(à la reine, à part)
Voyez su je l'aimais!
Courant les carrefours, J'ai soulevé le peuple
Et j'ai sauvé ses jours!
Le cloître m'attend! Adieu...reine!

ELISABETH
Grands Dieux! Ah! je me soutiens à peine!

(Le Grand Inquisiteur paraît au fond)

L'INQUISITEUR
Peuple sacrilège!

LE PEUPLE, LES COURTISANS, DE LERME
(reculant)
Le Grand Inquisiteur!...

L'INQUISITEUR
O peuple sacrilège
Prosterne-toi devant celui que Dieu protège!

(avec autorité)

À genoux! À genoux!

PHILIPPE, L'INQUISITEUR
À genoux!

LE PEUPLE
(se prosternant)
Seigneur! Pardonnez-nous!

PHILIPPE, L'INQUISITEUR
Grand Dieu, gloire à Toi!

LERME, LES GRANDS D'ESPAGNE
(l'épée à la main)
Vive le Roi!

(Le Grand Inquisiteur descend vers Philippe, qui va à sa rencontre au milieu du peuple agenouillé. Eboli se jette aux pieds de la reine, qui lui tend la main en signe de pardon)


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@ 藤井宏行



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