"ベアトリスとベネディクト"

対訳

訳者より

  • シェイクスピアの喜劇「空騒ぎ」をもとに、そのサブキャラであるベアトリスとベネディクトのふたりを主人公にしたスピンアウトの物語です。もともとのシェイクスピアのお話では悪役ドン・ジョン一味がエローを陥れる暗躍がプロットに彩りを添えておりましたが、彼らを全員このオペラでは放逐してしまいましたので、善人ばかりの絡み合いによる、ある意味ゆるゆるのラブコメディになってしまいました。もっとも二人の主人公はじめ人物描写はなかなかよく出来ておりますので、特に若い人は自分を登場人物に感情移入できて楽しめるのではないでしょうか。私ももう若くはないですがそんな気持ちを込めて、TVのトレンディドラマ(死語)の味わいにできる限り近付ける訳にチャレンジして見ました。トンガッタ二人が恋に落ちるところのモノローグなんかはほんとにカワイイですね。
  • オペレッタ(フランスではオペラ・コミークか?)なので歌のナンバーの間を台詞で繋ぎます。台詞の部分はお手本となる英訳や邦訳がなかったので意味不明のところもあちこちあるかと思いますがご容赦ください。

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@ 藤井宏行

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最終更新:2016年12月28日 20:53