いきさつ

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この計画は2ちゃんポータブルオーディオ板の &bold(){【オペアンプ】音質改善してるやつ集合【電源】}スレに端を発します。 当時、iBasso P2の改造が回路構造のシンプルさ、余裕を持った部品配置、 そしてリーズナブルな値段($139)故に人口に膾炙していました。 しかし回路の要であるオペアンプに掛かる電圧が最高のフル充電時でも±4.1Vと、 オペアンプが必要とする最低電圧(大概のオペアンプは±4.5V)を下回り、 本来のオペアンプの性能を十分に発揮出来るものではなかったのです。 増してや名機OPA627, OPA637, OPA2604などは電圧が低いと音像がぼやけ、 AD797に到っては音割れする始末… 更に正負回路の要のコンデンサもあまり大きいものは搭載出来ず(φ12.5mmが最高)、 バッファ段も2SD882/2SB772のコンプリメンタリペアを使ったシンプルなパワーブースター回路であり、 名高いBUF634を使った機種と比較するとどうしても音に厚みが感じられるモノではありませんでした。 どうせ高いオペアンプやパーツを使うならちゃんと動かしてやりたい、 そして更にイジり甲斐のあるアンプを、というワケでiBassoの次回作P3への期待も醒め止まず、 自分のみならずスレの他のメンバーもiBassoにフィードバックのメールを頻繁に送っていました。 そんな中&italic(){「新しいP3が単4電池6本搭載で充電回路無しでBUF634搭載可能、} &italic(){筐体内に載せられるコンデンサは要求分の16mmではなく14mmにとどまる」}とのメールが自分に届きます。 手軽に充電コネクタを繋ぐ事で充電出来る機能はとりわけ日本では重要視されると共に、 単4電池を6本同時に充電出来るアダプタも無く、自分を含めスレの住人達は落胆を隠せない状況でした。 そこで飽くまで自分は軽いノリで>>893において、こう発言したのです。 &italic(){2ちゃんの見解をどうせまとめるならiBassoとのコラボポタアンやった方が良くないか?w} &italic(){P2をベースにバッファを634に変更、高電圧化、} &italic(){筐体をやや大きくして配置に余裕を持たせて006P*2にしてさぁ} &italic(){100個1ロットとしたなら一応提案の余地はあると思うけど…} &italic(){そのスペックならココの人間のみならずhead-fiの人間まで取り込める勢いになる} &italic(){>>605とか、どう思う?夢広がりんぐ過ぎな話ではあるが…} そして翌日、iBassoからの返答; ---- &italic(){I think different communities have different needs.} &italic(){When many head-fier from Head-fi are suggesting us to remove the charging circuit from the P series} &italic(){and use AAA batteries, you guys are suggesting us to put it back.} &italic(){When other people want the P3 to be smaller, you guys want it to be bigger.} &italic(){It is very difficult to us. I dont think we are going to change the design at this time.} &italic(){&bold(){As a solution, we can accept your OEM project.}} &italic(){&bold(){If you can collect more than 50 orders, we will make the amp follow your instructions,}} &italic(){&bold(){also it can under your own brand name or community name.}} &italic(){&bold(){The price is cheaper if the order quantity is larger.}} &italic(){&bold(){The sound quality of your amp should be competitive to any home unit,}} &italic(){&bold(){since large space is allowed and higher voltage is applied.}} &italic(){&bold(){It is pretty interest.}} &bold(){解決策として、あなたのOEM計画を受け入れます。} &bold(){もしオーダー数が50を超えた場合、あなたの指示(以下参照)通りのアンプを造りましょう。} &bold(){と同時にブランド名、コミュニティー名で製作する事も可能です。} &bold(){価格は注文量が多ければ多い程下がります。} &bold(){高い電圧とスペースさえあれば音質は家の据置き型と対抗出来るものでしょう。} &bold(){かなり面白そうな企画ですね。} 俺の要求した性能は以下の通り &italic(){P2をベースとし、4chのアンプ構成にBUF634をL/R, GNDの3チャンネルで構成し、} &italic(){WBモード(BUF634の)のON/OFFスイッチを設ける事で消費電流の低減を計る} &italic(){電源に直列で006Pを載せ、±9Vで稼働} &italic(){V.G.(仮想接地; 電圧的な中点)にも634を使用するかも知れない} &italic(){筐体はD1のモノを使用する、スペースに余裕を持たせ、} &italic(){16mm径のコンデンサと006Pを2個搭載出来るようにする} &italic(){勿論コネクタから充電可能} &italic(){価格は250ドル以下} ---- オイオイマジかよ…;; という流れでこの計画は始まっているのです。 また名前についてですが、飽くまで自分個人のコードネームとしてP3C Orionと呼称しています。 CはConsumption;Hi-CのC P-3C哨戒機という事でRSAのノリというかコンプレックス丸出しですね…ハィ。 ウチの上をたまに下総基地のが飛んでますがw *このポタアンに何を求めるか このアンプに込めた自分の目指すものは「最高の改造母機を」というコンセプトから始まっています。 P2等で培われた事を諸々フィードバックし、使いやすさ、性能共に理想的なものを追求していく。 しかも、飽くまでiBassoに提案したのは自分個人の理想…つまり、 「ぼくのかんがえたいじれるさいきょうぽたあん」(端的に言えば俺が欲しいだけのポタアン)を、 こういうものを作ったら絶対にニーズもあるし売れる、傑作になるだろうという事でiBassoに提案しました。 もし実現出来た場合、現行のポタアン業界に一石を投じる一大エポックとなります。 いざ返事が来たらiBassoサイドの方がノリノリで、まさに瓢箪から駒という結果になってしまったのです。 しかもそれを50個注文を取らなければならない、ではその為に何をすべきか? 様々な改造ニーズに対応すべく、BUF634並列接続のパターンやらフィルコン用のスペース、 OPAMPのsingle/dualコンパチ…色んな拡張可能性を考えました。 それでもただ一つ言える事があります。 &bold(){やはり個人個人の好みに対しての100%の実現性は不可能}という事。 世の中色んな人が居るワケで、全員の要望を一つ一つ聞いてそれに則ったモノを作っていくと、 そのうちこちらを立てればあちらが立たずに船頭多くして舟山に登ってしまいます。 自分が作りたいのは「みんなのためのいじれるさいきょうぽたあん」ですから。 出来得る限り選択や改造の余地を残せるモノにして、みんなの手元に行く代物にしたい。 ただその一点なのです。 この思い、そしてこの壮大なワガママに賛同出来る方は、是非ともご参加頂ければと思います。                               Ryuzoh・◆OhOPAMPYAc

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