BBのオペアンプの真贋判断

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*&bold(){BB (Burr-Brown; バーブラウン) のDIPオペアンプ真贋判断の目安} さて…ちょいとおまけ的な事ですが、BBのオペアンプには偽物が存在します。 まぁ実物を見てもらうのが一番ですね。というワケでこちら↓ #ref(fake2107.jpg) これが一応某店で結構なお値段で売られていたものと全く同じものです。 (売っていた実物は返品しましたんでeBayで売られていた香港産のやつですが) まずサイドの切り欠きが有りません。同時に文字が妙に黄土色で太い。ロット表記は65ZETR5。 TIに確認したら案の定、該当ロットは無いとの事。 音は悪くは無いんですが、パッケージの特徴から鑑みるとBBではないTI製品であるのは間違いなさそう。 (現在は問い合わせの数が多く正規代理店以外のロット確認には回答できないとの事ですんで補完の意味も込めてこのページを書きました。) **本物の例 #ref(OPAMP_1.jpg) まず基本的な情報としてBBのDIPオペアンプのロット番号の解説をします。 まず、7桁の数値の上2桁は製造年と製造月です。(A, B, Cは10月、11月、12月です) 例えば45なら2004年5月産、7Aなら2007年10月産です。 一応末桁もサイトコードというもので製造工場を指すものです。 [[参考URL>http://focus.ti.com/general/docs/product/topsidemarking.tsp?part=OPA627AP&pkg=P&pin=8&actionPerformed=viewTopsideMarking#top]] **製造ロットのパターンと変遷 #ref(OPAMP_2.jpg) また、3桁目と7桁目には共通の関係があります。 まず一番左、コレが現行の比較的お高いオペアンプに多いパターンです。 &bold(){年月WXXXB}と、&bold(){小さいBBマーク}という特徴です。 &bold(){また、選別している製品 (例えば627とか602とか) だと、} &bold(){型番が個別にレーザー刻印されますんで旧来の大きなマークで刻印されてますし、よく斜めになっています。} ちなみにBのラインは今年の上半期から順次アメリカから台湾へ生産ラインを移しています。 では左から2番目、コレは2001年下半期〜2005年製造分までよく見られたパターンです。 &bold(){白文字で、1pinの○が付いておらず少しパッケージも小さく、黒い}です。 ロットだと、&bold(){年月AXXX7}とか、&bold(){年月ZXXX7(この場合BBの横に®が付いてます)}になっていると思われます。 では右から2番目、これは2001年上半期までの表記で8桁か10桁表記です。 &bold(){頭2桁は製造年、3ー4桁目が製造週。5桁目がサイトコード}で、末尾3桁がロット。パッケージ自体は2番目と同じです。 ただ偽物のターゲットにもなりにくいのであまり気にしなくてもいいと思います。 また、&bold(){4桁目と5桁目の間にアルファベット2文字が入る事もあります}(高いオペアンプにその傾向があります)。 最後に一番右は現行でもあるパターンで、比較的安価なオペアンプに多い形です。 &bold(){年月ZXXXW、年月MXXXW、年月7XXXW}のどれかになっており、 3桁目がZのロットはCMOSとか比較的消費電力の小さく微細プロセスが必要とされるオペアンプが多い気がします。 (一時期の2604もこのパターンで入っています。) 3桁目がMのロットは2132や2134等(最近は年月ZXXXWや年月7XXXWに移行)が該当し、 BBマークがZの物に比べセンター寄りになっています。 取り敢えず自分の手持ちのオペアンプから割り出したのが以上の4パターンです。 各々方の判断の手助けになればと思います。

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