CIDR(サイダー:Classless Inter-Domain Routing)
- 簡単に言うとプレフィックス長をつけたクラスA~Eに当てはまらないIPアドレスのこと。
- クラスCアドレスの集合体として/20とかが使える。
- このクラスxアドレスの集合体をスーパーネットとかネットワークブロックと言ったりする。
- ただし、プレフィックス長もアドバタイズできるルーティングプロトコルでないと使用できない。(RIPver2、OSPF、EIGRPが代表的なルーティングプロトコル)
IPアドレスは枯渇しかかっているので、節約しなければならない。
クラスレスアドレッシングの技術のうちの1つがCIDRで、複数のネットワークを1つにまとめる技術。
ルーティングプロトコルが対応してないと使いづらい。
VLSM(ブイエルエスエム:Variable-Length Subnet Mask)
- 使うサブネットの大きさ(ホストの数)に応じてサブネットマスクを切り替える方式のこと。
- サブネットマスクを必要な台数分によって変化させることにより、無駄なくIPアドレスが使用できる。(IPアドレスの最適化)
- CIDRと同じく、プレフィックス長もアドバタイズできるルーティングプロトコルでないと使用できない。
使用台数によって、サブネットマスクを変えることにより使わないIPアドレスを減らすのが、VLSM。
ルーティングプロトコルが対応してないと駄目。
経路集約
- 基本はロンゲストマッチ。
- ネクストホップが同じならまとめてしまえばいい。
- 経路を集約すると以下のような利点がある。
テーブルのサイズが縮小することにより、必要メモリ、ルーティング時のテーブル検索にかかるプロセッサのパワーなどが小さくてすむ
アップデートのサイズの縮小により、トラフィック量が減少する
- ただし上手く集約しないと逆に宛先がおかしくなる可能性もある。
VLSMやCIDRにより、経路を集約できる。
経路を集約すると、ルータやネットワークの負荷が軽減できる。
経路集約は注意深くやること。
IPv6
unnumbered(アンナンバード)
- P2P接続の場合、対向ポートはどうあっても1つなんだからIPを割り振らない。という考え方。
- 2つのルータを仮想的に1つのルータとして運用することが出来る。
CiscoIOSコマンド例
-Router(config)#interface serial 0
-Router(config-if)#ip unnumbered ethernet 0
ヘルパーアドレス
- ルータはローカルブロードキャストを特定のユニキャスト、もしくはディレクテッドブロードキャストに変換する。
- その変換されるアドレスのことをヘルパーアドレスという。
- サーバの数は減らしたいがブロードキャストドメインも分割したい、という矛盾した要求をかなえることが出来る。
CiscoIOSコマンド例
-Router(config)#interface ethernet 0
-Router(config-if)#ip address 192.168.1.1 255.255.255.0
-Router(config-if)#ip helper-address 10.20.30.1
- ただし、ヘルパーアドレスで変換されるのは特定のUDPポートだけ。
- デフォルトのポート以外も変換したいときは、ip forward-protocolで。
- デフォルトを変換したくない場合は、no ip forward-protocolで指定してやる
CiscoIOSコマンド例
-Router(config)#ip forward-protocol udp 3000
-Router(config)#no ip forward-protocol DNS
unnumberdはポイントツーポイントで接続されたルータで使用する。
unnumberdにより、IPアドレスを節約できる。
ヘルパーアドレスは、ルータを越えたブロードキャスト送信に使う。
最終更新:2010年02月11日 19:32