魔導具

 魔力を込めることで何らかの効果が発動する道具。あるいは、何らかの魔力を込められた道具。
 指輪や耳飾りなど、アクセサリとして作られることが多い。

回路型魔導具

 術者が使用時に魔力を込めることで効果が発動する魔導具。
 特定の描紋魔法の魔導紋が内部に刻み込まれており、魔力を込めることで一時的にその描紋魔法と同じ効果を得ることができる(魔力を通す回路が組み込まれている、と考えるとわかりやすい)。
 ティグレインの持つ指輪のうち、対物理障壁・対魔法障壁・耐熱・耐冷の指輪は、それぞれ回路型の魔導具である。
 魔法陣も基本的な仕組みは同じ。ラドウェアの魔法障壁も、巨大な回路型魔導具であると言われている。

蓄積型魔導具

 あらかじめ魔力を込められた魔導具。
 魔導師あるいは魔力の扱いを心得ている者であれば、微量な魔力を送り続けて魔導具の効果を維持することができる。しかし魔力のない人間が使えば、魔導具に蓄積された魔力を使い果たしてしまう。再度魔力を込めれば再使用できる物が多いが、そうではない物もある。
 ティグレインの持つ指輪のうち、両人差し指の先につけている指輪は、他の指輪との接触により魔力を放出する蓄積型魔道具である。

その他の魔導具

 ティグレインの耳飾りは、寿命(生命エネルギー)を魔力に変換して蓄積する魔導具である。カルナリエは精力を魔力に変換して主な動力を得ている。
 他に、リヴェンが使用していた記憶球などがある。

龍の血

 龍は七界を自由に渡る存在であり、その血は七界のすべての生き物に適する融和剤である。
 姿を消した龍族の他には、現在の地上においてはラドウェア女王のみがその血を継ぐ。

魔力物質

 魔力のこもった、あるいは魔力を発する物質。地上で見かけられることは稀。
 龍の血も魔力物質であると言われている。

使い魔

 使い魔とは、術師と特殊な契約を交わした動物あるいは魔物を指す。主に使い魔は術師の目となり耳となり、遠く離れた土地や術師の手の届かぬ場所の偵察に使われる。中には術師の手足となるものもある。
 《宵闇の魔導師》シェードが所持し、彼からティグレインが譲り受けた、巨鳥レイベンは使い魔と言える。


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最終更新:2013年12月10日 21:20