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<div> <blockquote>このページは<a href="http://www.lpi.or.jp/exam/200607/101ObjectiveJ.html">http://www.lpi.or.jp/exam/200607/101ObjectiveJ.html</a>からの引用です。2008/7/6</blockquote> </div> <h2>101試験:出題範囲の詳細</h2> <p>LPIレベル1認定には、この試験が必須である。これは、Linuxのすべてのディストリビューションにわたって共通する、基本的なシステム管理技 能をカバーしている。</p> <p> <strong>重要な注意:</strong>これは2006年1月1日より有効となった、現在の101試験の出題範囲である。この新しい出題範囲が、全世界のテストセンタから配布される101試験に 反映されるのは、英語版が2006年の早い時期、その他の言語版が2006年前半から2007年にかけてである。2006年の第1四半期以降には、受験生 はこの出題範囲に基づいた試験に備えておくべきである。</p> <p>それぞれの目標(Objective)には、重み付けがなされている。重みの範囲は概ね1~10であり、それぞれの目標の相対的な重要性を示してい る。重い目標ほど、試験において多くの問題が出題される。</p> <p><strong>保守担当</strong>:<a href="mailto:objectives@lpi.org?subject=About%20101%20objectives">Dimitrios &quot;Taki&quot; Bogiatzoules, Product Developer</a><br /><strong>最終更新日(英語原文)</strong>: 2005年12月31日<br /><strong>最終更新日(日本語翻訳)</strong>: 2006年6月</p> <hr /><h3>主題101: ハードウェアとアーキテクチャ</h3> <h4><strong>1.101.1 基本的なBIOS設定</strong></h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote> x86ベースのハードウェアにおいて、システムBIOSを正しく設定することで、基本的なシステムハードウェアを構成する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>組み込まれている周辺機器の有効/無効を切り替える</li> <li>キーボードなどの外部周辺機器を構成する</li> <li>エラー処理の一環として、IRQやDMA、IOアドレスといった、BIOSによって管理できるパラメータを正しく調整する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/proc/ioports</li> <li>/proc/interrupts</li> <li>/proc/dma</li> <li>/proc/pci</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote> <p><font color="#008000">LBAモードならびに1024シリンダ制限に関する記述が除かれた。</font></p> </blockquote> <hr width="50%" /><h4><strong>1.101.3 モデムとサウンドカードの設定</strong></h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote>モデムとサウンドカードを構成する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>デバイスが互換性要件を満たしていることを確認する(特にモデムがサポート対象外のWinModemではないこと)</li> <li>カードが使用しているリソースを確かめる</li> <li>発信用にモデムを構成する</li> <li>シリアルポートの速度を設定する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/proc/dma</li> <li>/proc/interrupts</li> <li>/proc/ioports</li> <li>/proc/pci</li> <li>lspci</li> <li>lsusb</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">ISAに関連する知識範囲が除かれ、USBが追加された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.101.4 非IDEデバイスの設定</h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote> 非IDEデバイス~SCSI、SATAやUSBドライブを、BIOSならびに必要なLinuxツールを使用して構成する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>さまざまな非IDEデバイスの相違点</li> <li>使用済み/使用可能なSCSIを検出するためにBIOSを操作する</li> <li>さまざまなデバイス向けに、正しいハードウェアIDを設定する(特にブートデバイス)</li> <li>IDEデバイスと非IDEデバイスが存在する場合に、起動手順を制御するためにBIOSを設定する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>SCSI ID</li> <li>/proc/scsi/</li> <li>scsi_info</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">SCSIだけでなく、非IDEデバイス全般(SATA、USB)</font><font color="#008000">が取り込まれた。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4><strong>1.101.5 PC拡張カードの設定</strong></h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote>さまざまな拡張スロットに対するさまざまなカードを構成する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ホットプラグデバイスと、コールドプラグデバイスの相違を知っている</li> <li>デバイスに対するハードウェアリソースを決定する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/procの適切なサブディレクトリ</li> <li>ホットプラグ設定に関するファイル、用語、ユーティリティ</li> <li>lspci</li> <li>lsusb</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">ISAに関連する知識範囲が除かれ、ホットプラグが追加された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.101.6 通信デバイスの設定</h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote> モデム、ISDNアダプタ、DSLスイッチといった、内蔵ならびに外付けの通信デバイスをインストールして設定する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>互換性要件を確かめる (モデムがWinModemではないことなど)</li> <li>デバイス間の衝突を避けるために、カードのIRQ、DMA、IOポートを正しく設定する</li> <li>適切なデバイスドライバを、ロードならびに構成する</li> <li>シリアルポートの速度を設定する</li> <li>PPP発信接続用にモデムを設定する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/proc/dma</li> <li>/proc/interrupts</li> <li>/proc/ioports</li> <li>setserial</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">ISAに関する知識範囲が除かれた。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.101.7 USBデバイスの構成</h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote>USBサポートを有効化し、さまざまなUSBデバイスを設定して使用する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>正しいUSBドライバモジュールを確認してロードする</li> <li>USBレイヤのアーキテクチャと、さまざまなレイヤで使われるモジュールに関する知識を示す</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>lspci</li> <li>xHCIモジュール</li> <li>lsusb</li> <li>/etc/usbmgr/</li> <li>usbmodules</li> <li>/etc/hotplug</li> <li>udevの構成ファイル、ユーティリティ、ドキュメント</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">ホットプラグならびに、OHCIとUHCIだけでなく他のUSBモジュールが追加された。</font></blockquote> <hr width="100%" /><h3>主題102: Linuxのインストールとパッケージ管理</h3> <h4>1.102.1 ハードディスクの配置を設計する</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote>Linuxシステムにおけるディスクパーティションの構成を設計する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ファイルシステムないしスワップスペースを異なるディスクや パーティションに割り当てる</li> <li>システムを適切に使用できるように設計を調整する</li> <li>ブートに当たってBIOSの制限を満たすように/bootパーティ ションを配置する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/ (<em>root</em>)ファイルシステム</li> <li>/varファイルシステム</li> <li>/homeファイルシステム</li> <li>スワップスペース</li> <li>マウントポイント</li> <li>パーティション</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">1024シリンダ制限に関する記述が知識範囲から除かれた。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.102.2 ブートマネージャをインストールする</h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote>ブートマネージャを選択し、インストールして設定する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ブートオプションを保管して、別の位置から(例えばブートフロッピーやブータブルCD-ROMから) ブートする</li> <li>GRUBやLILOといったブートローダをインストールして構成する</li> <li>ブートローダを操作する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/boot/grub/grub.conf</li> <li>/boot/grub/menu.lst</li> <li>grub-install</li> <li>MBR</li> <li>スーパーブロック</li> <li>ブートローダの第1ステージ</li> <li>/etc/lilo.conf</li> <li>lilo</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">ブータブルCD-ROMに関する記述が追加された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.102.3 ソースからプログラムをmakeしてインストールする</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote> ソースから実行可能プログラムを構築してインストールする。これには、ソースファイルを展開することを含む。例えば、構成ツールを使ったりMakefileそのものを調整して、インクルードディレクトリを追加したり、パスを変更するといった、Makefileの簡単なカスタマイズを行う。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>一般的な圧縮ユーティリティを使って、ソースファイルを展開する</li> <li>インクルードディレクトリを追加したり、パスを変更するといった、Makefileの簡単なカスタマイズを行う</li> <li>configureスクリプトにパラメータを適用する</li> <li>デフォルトでソースがどこにストアされるかを知っている</li> <li>RPMないしDPKGのソフトウェアをソースからコンパイルする</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>RPMならびにDPKGのコマンド</li> <li>/usr/src/</li> <li>gunzip</li> <li>gzip</li> <li>bzip2</li> <li>tar</li> <li>configure</li> <li>make</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">詳細化された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.102.4 共有ライブラリを管理する</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote>実行可能プログラムが依存する共有ライブラリを決定し、必要があればインストールする。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>共有ライブラリを確認する</li> <li>一般的なシステムライブラリの位置を確認する</li> <li>共有ライブラリをロードする</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>ldd</li> <li>ldconfig</li> <li>/etc/ld.so.conf</li> <li>LD_LIBRARY_PATH</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">詳細化された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.102.5 Debianパッケージ管理を使用する</h4> <p>重要度: 8</p> <h5>説明</h5> <blockquote>Debianのパッケージツールを使用して、パッケージ管理を行う。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>Debianのバイナリパッケージを、インストール、アップグレード、アンインストールする</li> <li>パッケージがインストールされているか否かにかかわらず、特定のファイルやライブラリを含むパッケージを見つけることができる</li> <li> パッケージがインストールされているか否かにかかわらず、バージョン、内容物、依存性、妥当性、インストール状態といった、パッケージ情報を得ることができる</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>unpack</li> <li>configure</li> <li>/etc/dpkg/dpkg.cfg</li> <li>/var/lib/dpkg/*</li> <li>/etc/apt/apt.conf</li> <li>/etc/apt/sources.list</li> <li>dpkg</li> <li>dselect</li> <li>dpkg-reconfigure</li> <li>apt-get</li> <li>alien</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.102.6 RedHatパッケージマネージャ(RPM)を使用する</h4> <p>重要度: 8</p> <h5>説明</h5> <blockquote>RPMベースのツールを使って、パッケージ管理を行う。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>RPMパッケージを、インストール、ならびに再インストール、アップグレード、削除ができる</li> <li>バージョン、状態、依存 性、妥当性、署名といった、PRMパッケージの情報を得ることができる</li> <li>パッケージがどのファイルを提供するか、あるファイルがどのパッケージに含まれているか調べることができる</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/etc/rpmrc</li> <li>/usr/lib/rpm/*</li> <li>rpm</li> <li>grep</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="100%" /><h3>主題103: GNUとUnixのコマンド</h3> <h4>1.103.1 コマンド行で操作する</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote>シェルと対話して、コマンド行を使用する。この出題範囲では、bashシェルを使用するものとする。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>1つのシェルコマンド、ないしは、1行のコマンド列を使い、コマンド行で基本的な作業を行う</li> <li>環境変数を定義、参照、ならびにエクスポートするなど、シェルの環境を利用ならびに変更する</li> <li>コマンド履歴を利用ならびに編集する</li> <li>パスに存在する、存在しないにかかわらず、コマンドを起動する</li> <li>ディレクトリツリーに沿って、コ マンドを再帰的に実行する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>.</li> <li>bash</li> <li>echo</li> <li>env</li> <li>exec</li> <li>export</li> <li>pwd</li> <li>set</li> <li>unset</li> <li>~/.bash_history</li> <li>~/.profile</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">manコマンドに関する記述が除かれた。(訳注:102試験との重複(1.108.1)が整理された)。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.103.2 フィルタを使ってテキストストリームを処理する</h4> <p>重要度: 6</p> <h5>説明</h5> <blockquote>テキストストリームにフィルタを適用する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>GNU textuilsパッケージにある標準的なUNIXコマンドを使用して出力を加工するために、ファイルや出力ストリームをフィルタユーティリティに送信する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>cat</li> <li>cut</li> <li>expand</li> <li>fmt</li> <li>head</li> <li>hexdump</li> <li>join</li> <li>nl</li> <li>paste</li> <li>pr</li> <li>sed</li> <li>sort</li> <li>split</li> <li>tac</li> <li>tail</li> <li>tr</li> <li>unexpand</li> <li>uniq</li> <li>wc</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">重要なコマンドから、odコマンドが除かれ、hexdumpコマンドが追加された。(訳注:出題されないということではない)。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.103.3 基本的なファイル操作を行う</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote>ファイルやディレクトリを管理するための、基本的なLinuxコマンドを使用する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>独立したファイルやディレクトリをコピー、移動、削除する</li> <li>複数のファイルやディレクトリを再帰的にコピーする</li> <li>ファイルやディレクトリを再帰的にリネームする</li> <li>基礎から上級までのワイルドカード仕様を、コマンドで使用する</li> <li>ファイルの位置を見つけたり、種別、サイズ、もしくは、時刻に基づいてファイルを処理する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>cp</li> <li>find</li> <li>mkdir</li> <li>mv</li> <li>ls</li> <li>rm</li> <li>rmdir</li> <li>touch</li> <li>ファイルの展開</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.103.4 ストリーム、パイプ、リダイレクトを使う</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote>ストリームをリダイレクトして、テキストデータを効果的に処理するために接続する。これには、標準入力、標準出力、標準エラー出力を リダイレクトする、あるコマンドの出力を別のコマンドへの入力にパイプする、出力を標準出力とファイルの両方に送るといったことを含む。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>標準入力、標準出力、標準エラー出力をリダイレクトする</li> <li>あるコマンドの出力を、別のコマンドの入力にパイプする</li> <li>あるコマンドの出力を、別のコマンドの引数として利用する</li> <li>出力を、標準出力と、ファイルの両方に送る</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>tee</li> <li>xargs</li> <li>&lt;</li> <li>&lt;&lt;</li> <li>&gt;</li> <li>&gt;&gt;</li> <li>|</li> <li>` ` (バッククオート)</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.103.5 プロセスを生成、監視、終了する</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote>基本的なプロセス管理を行う。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ジョブをフォアグランドやバックグランドで実行する</li> <li>端末に関連づけないプロセスを開始する</li> <li>ログアウト後にも実行が継続されるようにプログラムに通知する</li> <li>アクティブなプロセスを監視する</li> <li>プロセス群を選択し、並び替えて表示する</li> <li>プロセスにシグナルを送信する</li> <li>プロセスを終了する~Xセッションが閉じられた後も正しく終了しないプロセスを含む</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>&amp;</li> <li>bg</li> <li>fg</li> <li>jobs</li> <li>kill</li> <li>nohup</li> <li>ps</li> <li>top</li> <li>killall</li> </ul><h4><font color="#008000">前版からの改定点</font></h4> <blockquote><font color="#008000">killallコマンドが追加された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.103.6 プロセスの実行優先度を変更する</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote>プロセスの実行優先度を管理する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>生成されたジョブのデフォルト優先度を知っている</li> <li>デフォルトよりも高い、あるいは低い優先度でプロセスを実行する</li> <li>実行中のプロセスの優先度を変更する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>nice</li> <li>ps</li> <li>renice</li> <li>top</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.103.7 正規表現を使ってテキストファイルを検索する</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote> 正規表現を使ってファイルやテキストデータを操作する。5~6個の表記要素から成る簡単な正規表現を作成する。また、正規表現ツールを使用して、ファイルシステムないしファイルの内容からの検索を行う。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>5~6個の表記要素から成る簡単な正規表現を作成する</li> <li>正規表現ツールを使用して、ファイルシステムないしファイルの内容からの検索を行う</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ツール</h5> <ul><li>grep</li> <li>sed</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。(訳注:重要な用語からregexpが除かれたが、試験範囲から除かれたわけではない。)</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.103.8 viを使って基本的なファイル編集を行う</h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote> viを使ってテキストファイルを編集する。これには、viの操作、基本的なモード、テキストの挿入、編集、削除、コピー、検索が含まれる。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>viを使ってファイルを探査する</li> <li>基本的なviのモード(コマンド、挿入、置換)を使用する</li> <li>テキストを、挿入、編集、削除、コピー、検索する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>vi</li> <li>/, ?</li> <li>h, j, k, l</li> <li>G, H, L</li> <li>i, c, d, dd, p, o, a</li> <li>ZZ, :w!, :q!, :e!</li> <li>:!</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr /><h3>主題104: デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準</h3> <h4>1.104.1 パーティションとファイルシステムを作成する</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote> ハードディスクなどのメディア上のディスクパーティションを構成し、ファイルシステムを作成する。これには、スワップパーティションを作成することも含む</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li> パーティションを設定し、ext2、ext3、ReiserFS、vfat、xfsといったさまざまなファイルシステムを作成するために、種々のmkfsコマンドを使用する。</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>fdisk</li> <li>mkfs</li> <li>mkswap</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">重要なユーティリティにmkswapが追加されたが、出題範囲が追加されたわけではない。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.104.2 ファイルシステムの整合性を維持する</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote> 標準的なファイルシステム、ならびに、ジャーナリングファイルシステムにおける関連づけられた余分なデータを保守する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ファイルシステムの整合性を確かめる</li> <li>空き容量と空きinodeを監視する</li> <li>フィルシステムの簡単な問題を修復する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>du</li> <li>df</li> <li>fsck</li> <li>e2fsck</li> <li>mke2fs</li> <li>debugfs</li> <li>dumpe2fs</li> <li>tune2fs</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.104.3 ファイルシステムのマウントとアンマウントを制御する</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote>ファイルシステムのマウントを構成する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ファイルシステムを手作業でマウントないしアンマウントする</li> <li>ブート時にファイルシステムをマウントするように構成する</li> <li>テープドライブやフロッピー、CD-ROMといったリムーバブルなファイルシステムを、ユーザーがマウントできるように構成する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/etc/fstab</li> <li>mount</li> <li>umount</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.104.4 ディスククオータを管理する</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote>ユーザ用のディスククオータを管理する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ファイルシステムにクオータを設定する</li> <li>クオータを変更、確認して、ユーザの利用レポートを作成する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>quota</li> <li>edquota</li> <li>repquota</li> <li>quotaon</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.104.5 ファイルへのアクセス制御のためにパーミッションを使用する</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote>適切なパーミッションによって、ファイルへのアクセスを制御する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>通常ファイルならびにスペシャルファイル、ディレクトリへのアクセスパーミッションを操作する</li> <li>セキュリティを維持するために、SUID、SGID、スティッキービットといったアクセスモードを利用する</li> <li>作業グループに対するファイルアクセスを実現するためにグループフィールドを使用する</li> <li>ACLに関する基礎的な知識がある</li> <li>シェルにおいて、ファイル生成時のデフォルトモードを変更する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>chmod</li> <li>umask</li> <li>chattr (利用可能な場合)</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">ACLに関する記述が追加された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.104.6 ファイル所有者の管理</h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote> ファイルの所有者と所有グループを制御する。ファイルの所有者や所有グループや、新しいファイルにおけるデフォルトの所有グループを変更することを含む。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>通常ファイル、スペシャルファイル、ディレクトリへのアクセスパーミッションを管理する</li> <li>作業グループに対するファイルアクセスを実現するためにグループフィールドを使用する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>chmod</li> <li>chown</li> <li>chgrp</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.104.7 ハードリンクとシンボリックリンクを作成・変更する</h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote>ファイルに対するハードリンクとシンボリックリンクを作成して管理する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>リンクを作成する</li> <li>ハードリンクとソフトリンクを区別する</li> <li>ファイルのリンクとコピーの違い</li> <li>システム管理業務をサポートするためにリンクを使用する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>ln</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">説明が詳細化された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.104.8 システムファイルを見つける、適切な位置に配置する</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote> 一般的なディレクトリ分類とファイル位置を含むファイルシステム階層標準(FHS)、特に代表的なファイルの位置や、ディレクトリ分類に習熟する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>FHSにおける、ファイルの正しい位置を理解する</li> <li>Linuxシステムにおいて、ファイルやコマンドを見つける</li> <li>FHSの定義にしたがって、重要なファイルやディレクトリの位置や目的を知っている</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>find</li> <li>locate</li> <li>slocate</li> <li>updatedb</li> <li>whereis</li> <li>which</li> <li>/etc/updatedb.conf</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">説明が詳細化された。</font></blockquote> <hr /><h3>主題110: X Window system</h3> <h4>1.110.1 X11をインストールして構成する</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote>XとXフォントサーバーをインストールして構成する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>Xサーバーがサポートしているビデオカードとモニタを確認する</li> <li>ビデオカードとモニタに応じてXを調整、カスタマイズする</li> <li>Xフォントサーバーをインストールして構成する</li> <li>フォントをインストールする</li> <li>X Windowの設定ファイルを手作業で編集する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>xorgcfg</li> <li>xorgconfig</li> <li>/etc/X11/xorg.conf, XF86Setup</li> <li>xf86config</li> <li>xvidtune</li> <li>/etc/X11/XF86Config</li> <li>.Xresources</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">Xorgが追加された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.110.2 ディスプレイマネージャを設定する</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote>ディスプレイマネージャをカスタマイズして設定する。ここでは、ディスプレイマネージャのXDM(X Display Manager)、GDM(Gnome Display Manager)、KDM(KDE Display Manager)を取りあげる。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ディスプレイマネージャをオン、またはオフにする</li> <li>ディスプレイマネージャの起動画面(greeting)を変更する</li> <li>ディスプレイマネージャのデフォルトの色数を変更する</li> <li>Xステーションを使用するために、ディスプレイマネージャを構成する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/etc/inittab</li> <li>/etc/X11/xdm/*</li> <li>/etc/X11/kdm/*</li> <li>/etc/X11/gdm/*</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.110.4 ウィンドウマネージャ環境をインストールして調整する</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote>システム全体のデスクトップ環境とウィンドウマネージャをカスタマイズする。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ウィンドウマネージャとデスクトップパネルのメ ニューをカスタマイズする手順を理解していることを示す</li> <li>適切なXターミナル(xterm、rxvt、atemなど)を選択して設定する</li> <li>Xアプリケーションにおけるライブラリへの依存性を調べて解決する</li> <li>Xディスプレイをクライアントワークステーションにエキスポートする</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>.xinitrc</li> <li>.Xdefaults</li> <li>xhost</li> <li>DISPLAY環境変数</li> </ul><p align="right"><strong>以上</strong></p>
<div> <blockquote>このページは<a href="http://www.lpi.or.jp/exam/200607/101ObjectiveJ.html">http://www.lpi.or.jp/exam/200607/101ObjectiveJ.html</a>からの引用です。2008/7/6</blockquote> </div> <h2>101試験:出題範囲の詳細</h2> <p>LPIレベル1認定には、この試験が必須である。これは、Linuxのすべてのディストリビューションにわたって共通する、基本的なシステム管理技 能をカバーしている。</p> <p> <strong>重要な注意:</strong>これは2006年1月1日より有効となった、現在の101試験の出題範囲である。この新しい出題範囲が、全世界のテストセンタから配布される101試験に 反映されるのは、英語版が2006年の早い時期、その他の言語版が2006年前半から2007年にかけてである。2006年の第1四半期以降には、受験生 はこの出題範囲に基づいた試験に備えておくべきである。</p> <p>それぞれの目標(Objective)には、重み付けがなされている。重みの範囲は概ね1~10であり、それぞれの目標の相対的な重要性を示してい る。重い目標ほど、試験において多くの問題が出題される。</p> <p><strong>保守担当</strong>:<a href="mailto:objectives@lpi.org?subject=About%20101%20objectives">Dimitrios &quot;Taki&quot; Bogiatzoules, Product Developer</a><br /><strong>最終更新日(英語原文)</strong>: 2005年12月31日<br /><strong>最終更新日(日本語翻訳)</strong>: 2006年6月</p> <hr /><h3>主題101: ハードウェアとアーキテクチャ</h3> <h4><a href="http://www31.atwiki.jp/redhot/pages/16.html"><strong>1.101.1 基本的なBIOS設定</strong></a></h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote> x86ベースのハードウェアにおいて、システムBIOSを正しく設定することで、基本的なシステムハードウェアを構成する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>組み込まれている周辺機器の有効/無効を切り替える</li> <li>キーボードなどの外部周辺機器を構成する</li> <li>エラー処理の一環として、IRQやDMA、IOアドレスといった、BIOSによって管理できるパラメータを正しく調整する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/proc/ioports</li> <li>/proc/interrupts</li> <li>/proc/dma</li> <li>/proc/pci</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote> <p><font color="#008000">LBAモードならびに1024シリンダ制限に関する記述が除かれた。</font></p> </blockquote> <hr width="50%" /><h4><strong>1.101.3 モデムとサウンドカードの設定</strong></h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote>モデムとサウンドカードを構成する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>デバイスが互換性要件を満たしていることを確認する(特にモデムがサポート対象外のWinModemではないこと)</li> <li>カードが使用しているリソースを確かめる</li> <li>発信用にモデムを構成する</li> <li>シリアルポートの速度を設定する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/proc/dma</li> <li>/proc/interrupts</li> <li>/proc/ioports</li> <li>/proc/pci</li> <li>lspci</li> <li>lsusb</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">ISAに関連する知識範囲が除かれ、USBが追加された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.101.4 非IDEデバイスの設定</h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote> 非IDEデバイス~SCSI、SATAやUSBドライブを、BIOSならびに必要なLinuxツールを使用して構成する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>さまざまな非IDEデバイスの相違点</li> <li>使用済み/使用可能なSCSIを検出するためにBIOSを操作する</li> <li>さまざまなデバイス向けに、正しいハードウェアIDを設定する(特にブートデバイス)</li> <li>IDEデバイスと非IDEデバイスが存在する場合に、起動手順を制御するためにBIOSを設定する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>SCSI ID</li> <li>/proc/scsi/</li> <li>scsi_info</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">SCSIだけでなく、非IDEデバイス全般(SATA、USB)</font><font color="#008000">が取り込まれた。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4><strong>1.101.5 PC拡張カードの設定</strong></h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote>さまざまな拡張スロットに対するさまざまなカードを構成する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ホットプラグデバイスと、コールドプラグデバイスの相違を知っている</li> <li>デバイスに対するハードウェアリソースを決定する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/procの適切なサブディレクトリ</li> <li>ホットプラグ設定に関するファイル、用語、ユーティリティ</li> <li>lspci</li> <li>lsusb</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">ISAに関連する知識範囲が除かれ、ホットプラグが追加された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.101.6 通信デバイスの設定</h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote> モデム、ISDNアダプタ、DSLスイッチといった、内蔵ならびに外付けの通信デバイスをインストールして設定する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>互換性要件を確かめる (モデムがWinModemではないことなど)</li> <li>デバイス間の衝突を避けるために、カードのIRQ、DMA、IOポートを正しく設定する</li> <li>適切なデバイスドライバを、ロードならびに構成する</li> <li>シリアルポートの速度を設定する</li> <li>PPP発信接続用にモデムを設定する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/proc/dma</li> <li>/proc/interrupts</li> <li>/proc/ioports</li> <li>setserial</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">ISAに関する知識範囲が除かれた。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.101.7 USBデバイスの構成</h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote>USBサポートを有効化し、さまざまなUSBデバイスを設定して使用する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>正しいUSBドライバモジュールを確認してロードする</li> <li>USBレイヤのアーキテクチャと、さまざまなレイヤで使われるモジュールに関する知識を示す</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>lspci</li> <li>xHCIモジュール</li> <li>lsusb</li> <li>/etc/usbmgr/</li> <li>usbmodules</li> <li>/etc/hotplug</li> <li>udevの構成ファイル、ユーティリティ、ドキュメント</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">ホットプラグならびに、OHCIとUHCIだけでなく他のUSBモジュールが追加された。</font></blockquote> <hr width="100%" /><h3>主題102: Linuxのインストールとパッケージ管理</h3> <h4>1.102.1 ハードディスクの配置を設計する</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote>Linuxシステムにおけるディスクパーティションの構成を設計する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ファイルシステムないしスワップスペースを異なるディスクや パーティションに割り当てる</li> <li>システムを適切に使用できるように設計を調整する</li> <li>ブートに当たってBIOSの制限を満たすように/bootパーティ ションを配置する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/ (<em>root</em>)ファイルシステム</li> <li>/varファイルシステム</li> <li>/homeファイルシステム</li> <li>スワップスペース</li> <li>マウントポイント</li> <li>パーティション</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">1024シリンダ制限に関する記述が知識範囲から除かれた。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.102.2 ブートマネージャをインストールする</h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote>ブートマネージャを選択し、インストールして設定する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ブートオプションを保管して、別の位置から(例えばブートフロッピーやブータブルCD-ROMから) ブートする</li> <li>GRUBやLILOといったブートローダをインストールして構成する</li> <li>ブートローダを操作する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/boot/grub/grub.conf</li> <li>/boot/grub/menu.lst</li> <li>grub-install</li> <li>MBR</li> <li>スーパーブロック</li> <li>ブートローダの第1ステージ</li> <li>/etc/lilo.conf</li> <li>lilo</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">ブータブルCD-ROMに関する記述が追加された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.102.3 ソースからプログラムをmakeしてインストールする</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote> ソースから実行可能プログラムを構築してインストールする。これには、ソースファイルを展開することを含む。例えば、構成ツールを使ったりMakefileそのものを調整して、インクルードディレクトリを追加したり、パスを変更するといった、Makefileの簡単なカスタマイズを行う。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>一般的な圧縮ユーティリティを使って、ソースファイルを展開する</li> <li>インクルードディレクトリを追加したり、パスを変更するといった、Makefileの簡単なカスタマイズを行う</li> <li>configureスクリプトにパラメータを適用する</li> <li>デフォルトでソースがどこにストアされるかを知っている</li> <li>RPMないしDPKGのソフトウェアをソースからコンパイルする</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>RPMならびにDPKGのコマンド</li> <li>/usr/src/</li> <li>gunzip</li> <li>gzip</li> <li>bzip2</li> <li>tar</li> <li>configure</li> <li>make</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">詳細化された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.102.4 共有ライブラリを管理する</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote>実行可能プログラムが依存する共有ライブラリを決定し、必要があればインストールする。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>共有ライブラリを確認する</li> <li>一般的なシステムライブラリの位置を確認する</li> <li>共有ライブラリをロードする</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>ldd</li> <li>ldconfig</li> <li>/etc/ld.so.conf</li> <li>LD_LIBRARY_PATH</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">詳細化された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.102.5 Debianパッケージ管理を使用する</h4> <p>重要度: 8</p> <h5>説明</h5> <blockquote>Debianのパッケージツールを使用して、パッケージ管理を行う。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>Debianのバイナリパッケージを、インストール、アップグレード、アンインストールする</li> <li>パッケージがインストールされているか否かにかかわらず、特定のファイルやライブラリを含むパッケージを見つけることができる</li> <li> パッケージがインストールされているか否かにかかわらず、バージョン、内容物、依存性、妥当性、インストール状態といった、パッケージ情報を得ることができる</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>unpack</li> <li>configure</li> <li>/etc/dpkg/dpkg.cfg</li> <li>/var/lib/dpkg/*</li> <li>/etc/apt/apt.conf</li> <li>/etc/apt/sources.list</li> <li>dpkg</li> <li>dselect</li> <li>dpkg-reconfigure</li> <li>apt-get</li> <li>alien</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.102.6 RedHatパッケージマネージャ(RPM)を使用する</h4> <p>重要度: 8</p> <h5>説明</h5> <blockquote>RPMベースのツールを使って、パッケージ管理を行う。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>RPMパッケージを、インストール、ならびに再インストール、アップグレード、削除ができる</li> <li>バージョン、状態、依存 性、妥当性、署名といった、PRMパッケージの情報を得ることができる</li> <li>パッケージがどのファイルを提供するか、あるファイルがどのパッケージに含まれているか調べることができる</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/etc/rpmrc</li> <li>/usr/lib/rpm/*</li> <li>rpm</li> <li>grep</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="100%" /><h3>主題103: GNUとUnixのコマンド</h3> <h4>1.103.1 コマンド行で操作する</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote>シェルと対話して、コマンド行を使用する。この出題範囲では、bashシェルを使用するものとする。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>1つのシェルコマンド、ないしは、1行のコマンド列を使い、コマンド行で基本的な作業を行う</li> <li>環境変数を定義、参照、ならびにエクスポートするなど、シェルの環境を利用ならびに変更する</li> <li>コマンド履歴を利用ならびに編集する</li> <li>パスに存在する、存在しないにかかわらず、コマンドを起動する</li> <li>ディレクトリツリーに沿って、コ マンドを再帰的に実行する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>.</li> <li>bash</li> <li>echo</li> <li>env</li> <li>exec</li> <li>export</li> <li>pwd</li> <li>set</li> <li>unset</li> <li>~/.bash_history</li> <li>~/.profile</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">manコマンドに関する記述が除かれた。(訳注:102試験との重複(1.108.1)が整理された)。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.103.2 フィルタを使ってテキストストリームを処理する</h4> <p>重要度: 6</p> <h5>説明</h5> <blockquote>テキストストリームにフィルタを適用する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>GNU textuilsパッケージにある標準的なUNIXコマンドを使用して出力を加工するために、ファイルや出力ストリームをフィルタユーティリティに送信する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>cat</li> <li>cut</li> <li>expand</li> <li>fmt</li> <li>head</li> <li>hexdump</li> <li>join</li> <li>nl</li> <li>paste</li> <li>pr</li> <li>sed</li> <li>sort</li> <li>split</li> <li>tac</li> <li>tail</li> <li>tr</li> <li>unexpand</li> <li>uniq</li> <li>wc</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">重要なコマンドから、odコマンドが除かれ、hexdumpコマンドが追加された。(訳注:出題されないということではない)。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.103.3 基本的なファイル操作を行う</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote>ファイルやディレクトリを管理するための、基本的なLinuxコマンドを使用する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>独立したファイルやディレクトリをコピー、移動、削除する</li> <li>複数のファイルやディレクトリを再帰的にコピーする</li> <li>ファイルやディレクトリを再帰的にリネームする</li> <li>基礎から上級までのワイルドカード仕様を、コマンドで使用する</li> <li>ファイルの位置を見つけたり、種別、サイズ、もしくは、時刻に基づいてファイルを処理する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>cp</li> <li>find</li> <li>mkdir</li> <li>mv</li> <li>ls</li> <li>rm</li> <li>rmdir</li> <li>touch</li> <li>ファイルの展開</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.103.4 ストリーム、パイプ、リダイレクトを使う</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote>ストリームをリダイレクトして、テキストデータを効果的に処理するために接続する。これには、標準入力、標準出力、標準エラー出力を リダイレクトする、あるコマンドの出力を別のコマンドへの入力にパイプする、出力を標準出力とファイルの両方に送るといったことを含む。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>標準入力、標準出力、標準エラー出力をリダイレクトする</li> <li>あるコマンドの出力を、別のコマンドの入力にパイプする</li> <li>あるコマンドの出力を、別のコマンドの引数として利用する</li> <li>出力を、標準出力と、ファイルの両方に送る</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>tee</li> <li>xargs</li> <li>&lt;</li> <li>&lt;&lt;</li> <li>&gt;</li> <li>&gt;&gt;</li> <li>|</li> <li>` ` (バッククオート)</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.103.5 プロセスを生成、監視、終了する</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote>基本的なプロセス管理を行う。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ジョブをフォアグランドやバックグランドで実行する</li> <li>端末に関連づけないプロセスを開始する</li> <li>ログアウト後にも実行が継続されるようにプログラムに通知する</li> <li>アクティブなプロセスを監視する</li> <li>プロセス群を選択し、並び替えて表示する</li> <li>プロセスにシグナルを送信する</li> <li>プロセスを終了する~Xセッションが閉じられた後も正しく終了しないプロセスを含む</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>&amp;</li> <li>bg</li> <li>fg</li> <li>jobs</li> <li>kill</li> <li>nohup</li> <li>ps</li> <li>top</li> <li>killall</li> </ul><h4><font color="#008000">前版からの改定点</font></h4> <blockquote><font color="#008000">killallコマンドが追加された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.103.6 プロセスの実行優先度を変更する</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote>プロセスの実行優先度を管理する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>生成されたジョブのデフォルト優先度を知っている</li> <li>デフォルトよりも高い、あるいは低い優先度でプロセスを実行する</li> <li>実行中のプロセスの優先度を変更する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>nice</li> <li>ps</li> <li>renice</li> <li>top</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.103.7 正規表現を使ってテキストファイルを検索する</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote> 正規表現を使ってファイルやテキストデータを操作する。5~6個の表記要素から成る簡単な正規表現を作成する。また、正規表現ツールを使用して、ファイルシステムないしファイルの内容からの検索を行う。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>5~6個の表記要素から成る簡単な正規表現を作成する</li> <li>正規表現ツールを使用して、ファイルシステムないしファイルの内容からの検索を行う</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ツール</h5> <ul><li>grep</li> <li>sed</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。(訳注:重要な用語からregexpが除かれたが、試験範囲から除かれたわけではない。)</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.103.8 viを使って基本的なファイル編集を行う</h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote> viを使ってテキストファイルを編集する。これには、viの操作、基本的なモード、テキストの挿入、編集、削除、コピー、検索が含まれる。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>viを使ってファイルを探査する</li> <li>基本的なviのモード(コマンド、挿入、置換)を使用する</li> <li>テキストを、挿入、編集、削除、コピー、検索する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>vi</li> <li>/, ?</li> <li>h, j, k, l</li> <li>G, H, L</li> <li>i, c, d, dd, p, o, a</li> <li>ZZ, :w!, :q!, :e!</li> <li>:!</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr /><h3>主題104: デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準</h3> <h4>1.104.1 パーティションとファイルシステムを作成する</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote> ハードディスクなどのメディア上のディスクパーティションを構成し、ファイルシステムを作成する。これには、スワップパーティションを作成することも含む</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li> パーティションを設定し、ext2、ext3、ReiserFS、vfat、xfsといったさまざまなファイルシステムを作成するために、種々のmkfsコマンドを使用する。</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>fdisk</li> <li>mkfs</li> <li>mkswap</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">重要なユーティリティにmkswapが追加されたが、出題範囲が追加されたわけではない。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.104.2 ファイルシステムの整合性を維持する</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote> 標準的なファイルシステム、ならびに、ジャーナリングファイルシステムにおける関連づけられた余分なデータを保守する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ファイルシステムの整合性を確かめる</li> <li>空き容量と空きinodeを監視する</li> <li>フィルシステムの簡単な問題を修復する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>du</li> <li>df</li> <li>fsck</li> <li>e2fsck</li> <li>mke2fs</li> <li>debugfs</li> <li>dumpe2fs</li> <li>tune2fs</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.104.3 ファイルシステムのマウントとアンマウントを制御する</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote>ファイルシステムのマウントを構成する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ファイルシステムを手作業でマウントないしアンマウントする</li> <li>ブート時にファイルシステムをマウントするように構成する</li> <li>テープドライブやフロッピー、CD-ROMといったリムーバブルなファイルシステムを、ユーザーがマウントできるように構成する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/etc/fstab</li> <li>mount</li> <li>umount</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.104.4 ディスククオータを管理する</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote>ユーザ用のディスククオータを管理する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ファイルシステムにクオータを設定する</li> <li>クオータを変更、確認して、ユーザの利用レポートを作成する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>quota</li> <li>edquota</li> <li>repquota</li> <li>quotaon</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.104.5 ファイルへのアクセス制御のためにパーミッションを使用する</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote>適切なパーミッションによって、ファイルへのアクセスを制御する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>通常ファイルならびにスペシャルファイル、ディレクトリへのアクセスパーミッションを操作する</li> <li>セキュリティを維持するために、SUID、SGID、スティッキービットといったアクセスモードを利用する</li> <li>作業グループに対するファイルアクセスを実現するためにグループフィールドを使用する</li> <li>ACLに関する基礎的な知識がある</li> <li>シェルにおいて、ファイル生成時のデフォルトモードを変更する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>chmod</li> <li>umask</li> <li>chattr (利用可能な場合)</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">ACLに関する記述が追加された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.104.6 ファイル所有者の管理</h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote> ファイルの所有者と所有グループを制御する。ファイルの所有者や所有グループや、新しいファイルにおけるデフォルトの所有グループを変更することを含む。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>通常ファイル、スペシャルファイル、ディレクトリへのアクセスパーミッションを管理する</li> <li>作業グループに対するファイルアクセスを実現するためにグループフィールドを使用する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>chmod</li> <li>chown</li> <li>chgrp</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.104.7 ハードリンクとシンボリックリンクを作成・変更する</h4> <p>重要度: 1</p> <h5>説明</h5> <blockquote>ファイルに対するハードリンクとシンボリックリンクを作成して管理する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>リンクを作成する</li> <li>ハードリンクとソフトリンクを区別する</li> <li>ファイルのリンクとコピーの違い</li> <li>システム管理業務をサポートするためにリンクを使用する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>ln</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">説明が詳細化された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.104.8 システムファイルを見つける、適切な位置に配置する</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote> 一般的なディレクトリ分類とファイル位置を含むファイルシステム階層標準(FHS)、特に代表的なファイルの位置や、ディレクトリ分類に習熟する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>FHSにおける、ファイルの正しい位置を理解する</li> <li>Linuxシステムにおいて、ファイルやコマンドを見つける</li> <li>FHSの定義にしたがって、重要なファイルやディレクトリの位置や目的を知っている</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>find</li> <li>locate</li> <li>slocate</li> <li>updatedb</li> <li>whereis</li> <li>which</li> <li>/etc/updatedb.conf</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">説明が詳細化された。</font></blockquote> <hr /><h3>主題110: X Window system</h3> <h4>1.110.1 X11をインストールして構成する</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote>XとXフォントサーバーをインストールして構成する。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>Xサーバーがサポートしているビデオカードとモニタを確認する</li> <li>ビデオカードとモニタに応じてXを調整、カスタマイズする</li> <li>Xフォントサーバーをインストールして構成する</li> <li>フォントをインストールする</li> <li>X Windowの設定ファイルを手作業で編集する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>xorgcfg</li> <li>xorgconfig</li> <li>/etc/X11/xorg.conf, XF86Setup</li> <li>xf86config</li> <li>xvidtune</li> <li>/etc/X11/XF86Config</li> <li>.Xresources</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">Xorgが追加された。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.110.2 ディスプレイマネージャを設定する</h4> <p>重要度: 3</p> <h5>説明</h5> <blockquote>ディスプレイマネージャをカスタマイズして設定する。ここでは、ディスプレイマネージャのXDM(X Display Manager)、GDM(Gnome Display Manager)、KDM(KDE Display Manager)を取りあげる。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ディスプレイマネージャをオン、またはオフにする</li> <li>ディスプレイマネージャの起動画面(greeting)を変更する</li> <li>ディスプレイマネージャのデフォルトの色数を変更する</li> <li>Xステーションを使用するために、ディスプレイマネージャを構成する</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>/etc/inittab</li> <li>/etc/X11/xdm/*</li> <li>/etc/X11/kdm/*</li> <li>/etc/X11/gdm/*</li> </ul><h5><font color="#008000">前版からの改定点</font></h5> <blockquote><font color="#008000">書式の変更のみ。</font></blockquote> <hr width="50%" /><h4>1.110.4 ウィンドウマネージャ環境をインストールして調整する</h4> <p>重要度: 5</p> <h5>説明</h5> <blockquote>システム全体のデスクトップ環境とウィンドウマネージャをカスタマイズする。</blockquote> <h5>主要な知識範囲</h5> <ul><li>ウィンドウマネージャとデスクトップパネルのメ ニューをカスタマイズする手順を理解していることを示す</li> <li>適切なXターミナル(xterm、rxvt、atemなど)を選択して設定する</li> <li>Xアプリケーションにおけるライブラリへの依存性を調べて解決する</li> <li>Xディスプレイをクライアントワークステーションにエキスポートする</li> </ul><h5>重要なファイル、用語、ユーティリティ</h5> <ul><li>.xinitrc</li> <li>.Xdefaults</li> <li>xhost</li> <li>DISPLAY環境変数</li> </ul><p align="right"><strong>以上</strong></p>

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