平成20年6月25日(水曜日)発表
愛知県 ブラジルへ小学校教員を派遣します ~帰国後の外国人児童生徒教育に期待~
本年の日本ブラジル交流年(ブラジル移住100周年)を契機として、文部科学省が独立行政法人国際協力機構(JICA)及び外務省と協議し、JICAが実施する「日系社会青年ボランティア事業」に、新たに「現職教員特別参加制度」が適用されることとなりました。
このたび、本県では、この制度によりブラジルへ小学校の現職教員5人を派遣します。本年8月に実施される3週間の短期派遣には5人を、そのうち3人は平成21年度から2年間派遣することとしました。1 派遣国
ブラジル連邦共和国
2 派遣期間
短期派遣 20年8月3日から24日まで(予定)
長期派遣 2年間(平成21・22年度)
3 派遣人員
短期派遣は5人(小学校男性教諭3人・同女性教諭2人)とし、そのうち3人(小学校男性教諭2人・同女性教諭1人)を長期派遣とする。
4 活動内容
現地小学校の教員による授業の補助を基本とし、子どもたちの日本語の指導や日本文化を紹介する。
5 期待される効果
中南米における日系人社会及び地域社会に寄与するとともに、現地での体験を通して、ポルトガル語の運用能力と現地文化についての理解を深め、帰国後には、ポルトガル語を母語とする外国人児童生徒の多い地域において、外国人児童生徒に対する教育の一層の充実を図ることとする。
【参考】
○ 日系社会青年ボランティア 「現職教員特別参加制度」 の概要
1 派 遣 国 ブラジル連邦共和国
2 募 集 先 初年度は、ブラジル人人口が5千人以上を占める13県(愛知、静岡、三重、岐阜、群馬、長野、滋賀、神奈川、埼玉、茨城、栃木、千葉、山梨)とする。
3 募集人員 10人程度
4 派遣期間 2年間(平成21・22年度)
5 派遣職種 小学校教諭等(現地校の教員による授業の補助を基本とし、子どもたちの日本語の指導や日本文化を紹介する。)
6 そ の 他 初年度の20年度募集に限り、本年8月上旬から3週間程度の短期派遣を実施
○ 日系社会青年ボランティア
中南米の日系社会に対して、その一層の発展を図るため、優秀な技術とボランティア精神に富んだ日本の青年を派遣する制度
○ 現職教員特別参加制度
公立学校及び国立大学法人附属学校の教員を対象とし、現職の身分を保持したまま、JICAボランティアに参加できる制度
○ 愛知県の日本語指導が必要な児童生徒数(帰国児童生徒を含む。) (人)
言 語 小 学 校 中 学 校 合 計
ポ ル ト ガ ル 2,732 658 3,390
ス ペ イ ン 569 156 725
フ ィ リ ピ ノ 608 169 777
中 国 347 141 488
英 語 122 21 143
韓 国 ・ 朝 鮮 76 25 101
そ の 他 115 28 143
合 計 4,569 1,198 5,767
(注) 愛知県教育委員会調べ(平成20年1月10日現在)
最終更新:2008年10月20日 11:01