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ただいま留学中!アメリカ編


■2007年度奨学生(マルチ2年) 菅野 弘
留学先:イェール大学
専攻:環境マネージメント


a 留学準備

語学の面では日本の語学学校に通っていました。語学学校に通わなくても、英語のニュースを聞いたり、新聞を読んだり、とにかく目と耳を慣らしておくことが大事です。私は2000年に初めて留学した際、授業が終わった後の頭痛に3か月ほど悩まされました。それだけ母国語でない言語で2時間、3時間集中して理解しようとするということは精神的、肉体的にもハードなわけです。留学先でのスムーズなtransitionを行うためにも日本での準備は必要です。また、出発までの間、「現地では手に入らなそうなもの」を出来るだけ考えて入手しておくようにしました。また、ビザの点では、出発直前まで苦労しました。私は、J-1ビザ(適用条件は各自ご確認ください)を学校に申請してから、発行まで3か月以上かかりました。進捗を適宜学校側に確認するなど、ビザ発行プロセスを自分のコントロール下に収めるようにするとよいと思います。


b 語学研修
マルチイヤー奨学生には語学研修の義務はありませんが、大学院の授業についていけるか不安だったので、私は1か月半ほど前に現地に入り、大学付属の語学学校で授業を受けました。語学研修では、ディスカッション、ライティング、リーディング、プレゼンテーションなどの基本的なスキルがアメリカの大学院でどのように用いられているのかを実践で学ぶことができたので非常に有意義でした。またこの間に、同じような理由で語学学校に参加している人たちと友達になることができましたし、なによりも1か月半の間にこちらでの生活をセットアップすることができました。授業が始まる前に身の回りの環境が整っているのは留学生として是非活用したいアドバンテージです。そういった点でもマルチイヤーの方にも語学研修は意味のあるものだと思います。


c 学業面

バイリンガルとして育っていない限り授業を100%理解しようというのは無理だと思います。ただ、アメリカ人の中にも同じように分かっていない人もいます。なので、精神的に辛い時には、自分は分からなくて当たり前なんだ、と思うようにしています。ただもちろんここで終ってしまってはいけないので、積極的に教授のオフィスアワーに訪ねて質問をしたり、TAセッションを活用するようにしています。ごく初歩的な質問だろうと自分が思っているようなことにも教授やTAは丁寧に答えてくれると思います。自分が手を伸ばせば必ず助けてくれるのがアメリカです。また友人同士で勉強するのも効果的です。もし、語学面での不安から授業を録音したいという場合には必ず教授に許可を取るようにしてください。私は経済のバックグラウンドがなかったので、講義を録音させてもらいましたが、その録音をクラスメートとシェアすることによって、成績に+αまでもらいました。


d コンピューター、メールなどのIT環境

日本と変わらず全く問題ありません。日本から使い慣れたノートPCを持ってくるのが一番早くて確実だと思います。もし、現地で購入する場合には、大学で割引制度がないか確認するとよいと思います。学生価格で購入できますので、節約できます。また、アメリカはワイヤレスが一般的です。そのため、セッキュリティソフトについては確実に最新のものにアップデートしておくことが必要です。私の大学ではセキュリティソフトについても大学が一括ライセンスで購入しているようで、無料でダウンロードできました。


e 生活面

アメリカに来てから2か月ほどして2週間ほど入院しました。ここで学んだことは、きちんと保険に入っておくことはもちろんですが、日々の食事をおろそかにしない、ということです。規則正しい生活ときちんとした食生活は勉強で忙しい中にあってもできるだけ心がけてほしいと思います。土日にまとめて料理して冷凍・冷蔵しておけば、平日はそれを温めるだけで済みます。私は日本ではあまり料理をしませんでしたが、こちらに来てからすっかり自炊派になりました。日本食のレシピはウェブで簡単に手に入ります。自分の健康を過信しないこと、自分の健康は自分で維持する意志を持つこと、が重要です。また、場所にもよりますが、治安が不安定なところではきちんと物品保険に入っておくことをお勧めします。私は大学寮のベースメントからマウンテンバイクを盗まれましたので、セキュリティのしっかりした大学の寮といえども安心できません。


f ロータリー関係の活動

卓話のセットアップは現地カウンセラーを通じて早めに行うことをお勧めします。というのも、マルチイヤーの場合、2回目の奨学金は過去3回の国際親善活動(卓話含む)の実施が前提となっているからです。カウンセラーもお忙しい方が多いので、積極的にイニシアチブを取って卓話をアレンジする必要があります。卓話の内容についてですが、私は自分の会社生活の一日を(通勤風景を含めて)写真に撮り、紙芝居形式で発表しました。また、環境専攻ですので、「環境トリビア」と題して、日本にまつわる環境の知られざる一面を発表しました。例会の時間はきちんと決まっていますので、時間内にうまく収めることが重要です。ロータリーの国際親善活動は場所を問いません。私は学校でも日本という国と文化を伝えるためにいろいろとイベントを企画しました。幸い、私は日本でヨサコイを踊っていましたので、学校でも披露したところ大変好評で、大学でヨサコイチームを結成するまでに至りました。このように、何か日本的な文化を披露できると非常に盛り上がります。


g その他

私はget involvedというテーマのもと、留学生活を送っています。つまり自分から積極的に関わっていくこと、そうすれば新しいものがきっと見えてきます。私は大学院のイベントを企画・運営をする団体に所属しており、確かに忙しいのですが、アメリカ人とアメリカ文化に最も近い留学生であることを誇りに思っています。私は国際親善奨学生として、勉強だけではなく、「日本ではやりたかったけど、できなかったこと」を国際親善という大義を借りて、今ここアメリカで実現できていることを嬉しく思います。みなさんも、国際親善という堅苦しい四字熟語に頭を抱えてしまうのではなく、気軽な気持ちで日本という素晴らしい文化を一人でも多くの人に伝えていただきたいと思います。

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