留学生のしおり
ただいま留学中!オーストラリア編-2005
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ri2590shiori
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ただいま留学中!オーストラリア編
■2005-2007年度(世界平和奨学生)清水 麻衣子
留学先:クイーンズランド大学
専攻:国際関係論(平和・紛争解決専攻)
留学先:クイーンズランド大学
専攻:国際関係論(平和・紛争解決専攻)
a 留学準備
一言でいって、RCへの願書提出から留学まで足掛け2年の、非常に長い道のりでした・・・。
2003年2月 RCへの願書提出、RCでの面接
4月 地区での一次面接
4月 地区での語学試験(論文・面接)
5月 地区での二次面接
6月 地区での結果発表、その後願書の手直し
(地区からロータリー本部への推薦状を追加、願書のアップデートなど)
8月頃 地区からロータリー本部に願書提出
12月 ロータリー本部からの最終結果発表
(出願するロータリーセンターのある大学の指定)
2004年1月 クイーンズランド大学(UQ)へ願書を提出
3月 UQから合否通知
2004年後半 ビザ申請、ロータリーへの書類提出、航空券手配など
2005年2月 留学
2003年2月 RCへの願書提出、RCでの面接
4月 地区での一次面接
4月 地区での語学試験(論文・面接)
5月 地区での二次面接
6月 地区での結果発表、その後願書の手直し
(地区からロータリー本部への推薦状を追加、願書のアップデートなど)
8月頃 地区からロータリー本部に願書提出
12月 ロータリー本部からの最終結果発表
(出願するロータリーセンターのある大学の指定)
2004年1月 クイーンズランド大学(UQ)へ願書を提出
3月 UQから合否通知
2004年後半 ビザ申請、ロータリーへの書類提出、航空券手配など
2005年2月 留学
ビザ申請は、ウェブ上で簡単に申請でき、あっという間でした。状況は変わるかもしれませんが、私の時には発行自体にも時間はそんなにかからなかったように記憶しています。
b 語学研修
特に受講しませんでした。
c 学業面
クイーンズランド大学の国際関係論コースワーク修士課程は基本的には1年半ですが、我々ロータリー世界平和奨学生(RWPF)は1年半のコースワークに加え、夏休みのインターンシップ、最終学期での論文作成があり、ちょうどコースワークとリサーチを組み合わせたような、2年間のコースになっています。クラスではチームプロジェクトが盛んです。大人気のPeacekeepingの授業では、前半にレクチャー中心のPKO(Peacekeeping Operation)理論をざっと押さえたあと、後半は、ある仮想国を舞台に、それぞれの学生がUN(国際連合)のPKOミッションやUN事務局、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、国際赤十字、その他各種NGOのメンバーに扮し、1ヶ月間かけて互いに交渉してプロジェクトプランを作ったり、ファンド申請をしたり、プロジェクトを動かしたりするロールプレイングがあります。コーディネーションがうまくいっていないと評価が格段に下がるので、授業外にもずっと情交換や交渉をしたりと、活動量は生半可なものではありませんが、前半で学んだ理論が生かされる、とても面白い授業です。紛争解決学や平和構築の授業でも、ロールプレイングなどの学習手法が多用されています。もちろん、ロールプレイングだけで評価が決まるわけではなく、評価はエッセイが中心です。エッセイの比重がとても高いため、学期中は毎回の授業のためのリーディングに加え、エッセイのためにひたすら読んで書く生活です。試験は基本的にはありません(ただ、MBAでは試験が多いようです)。エッセイについては、常にオリジナリティーを求められる点が非常に難しく感じました。学生は皆とても熱心ですが、とにかく少しでも人と違うことをやろうとする意欲が、日本の大学とはかなり違うところだなあと思いました。
d 生活面
アパートは2月に到着して炎天下の中を歩き回り、ようやく決めました。1年目は、1学年上のRWPFと2ベッドルームのアパートをシェアし、2年目は、同じアパートを同学年のRWPFとシェアする予定です。1ベッドルームのアパートを1人で借りるのは非常に割高なため、アパートや一軒家のシェアは非常に盛んです。大学からブリスベンの中心地までは、フェリーやバスで簡単にアクセスできます。中心地までいけば、日本食の食材もある程度手に入ります(お寿司の材料は何故かどこのColes(スーパー)でも手に入ります)。また、中心まで行かなくとも、キャンパス内に映画館や劇場があり、非常にいい映画を上映しているので、友人とよく観にいったりしています。なお、オーストラリアは本がとても高いので注意が必要です。また、ブリスベンはあまり本屋が充実していません。それに加え、オンラインの本屋さんなどもほとんど無く、Amazon.comなどで輸入するか、図書館で借りるなり注文するなりということになります。ただ、大学では本のみならず、論文のオンラインデータベースを多用するので、図書館で事足りると言えば事足ります。
e コンピューター・メールなどの、IT環境
はっきり言って、オーストラリアのIT環境はあまりよくありません。というのも、ブロードバンドの環境でさえ、Download Quotaというものがあり、一ヶ月にダウンロードできる量が決まっているからです。学内はブロードバンドやワイヤレスが整っていますが、このQuotaが必ずついてまわります。自宅には、UQ Connectという大学のITサービス会社と契約してADSLを引いています。割高になるものの、No Download Limitプランというものに契約しています。256kbps/56kbpsで月々50豪ドルくらいです。プロバイダーによっては、No Limitをうたっていながらも、ある一定量のダウンロードを超えるとダイアルアップ並に極端に速度が遅くなるようにしてあるところもあるので、注意が必要です。
なお、インターネットアクセスのできるコンピューター・プリンターは、我々はRWPF用のオフィスで利用できますが、図書館にも多くあり(ただし混んでいます)、コンピュータールームも別にあるようです。
なお、インターネットアクセスのできるコンピューター・プリンターは、我々はRWPF用のオフィスで利用できますが、図書館にも多くあり(ただし混んでいます)、コンピュータールームも別にあるようです。
f ロータリー関係の活動
ホストロータリアンのクラブにもよるようですが、私がお世話になっているクラブはとても活動が盛んで、ロータリアンの方々が私たちのアパートの家具一式全部を集めて運んできてくださいました。おかげさまで、家具類を買う必要が全くありませんでした。クラブには数回出席し、そのうち1回卓話させていただきました。RWPFに来る卓話依頼はオーストラリア全土とニュージーランドなどからも来ますが、依頼が来たときにRWPFの中で持ち回りで担当しています。卓話以外に、ハイキングや旅行なども、ロータリアンの方が企画して誘ってくださったりするので、皆でそろって参加することもあります。