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ただいま留学中!ドイツ編


■2008年度奨学生(マルチ2年)小林 亜未
専攻:演劇学


a 留学準備

日本では、ドイツ語学校に通う一方、ドイツできちんと日本を紹介できるようにと思い、国内一人旅(京都、奈良、広島、沖縄など)に出かけたり、日本の伝統楽器である鼓を習ったり、能、狂言、人形浄瑠璃、歌舞伎などの日本の伝統芸能を積極的に鑑賞していました。また、ロータリーの皆様には、オリエンテーションや壮行会を開催して頂き、先輩から色々と学ばせて頂けた上、「自分も頑張るぞ」という元気を沢山頂くことができました。大学への入学手続きは、大学側の手違いもあり、本当に苦労しましたが、諦めずに色々な部署をまわり、質問に質問を重ねているうちに、ロータリーの奨学生として、希望の学科にきちんと入学手続きをすることができました。何事も、諦めずに、行動し、質問し、そしていつも笑顔で前向きであることが大切だと実感させられました。


b 語学研修

語学研修として、フランクフルトのゲーテインスティテュートで一ヶ月間ドイツ語を学びました。担任の先生が非常にフレンドリーでスキルがあり、教材も豊富だったため、とても効率的に学ぶことができました。毎年必ず10人以上いるというロータリー奨学生が、昨年は私一人しかおらず、最初は少しがっかりしていたのですが、少人数のクラスで友達にも恵まれ、結果的には充実した語学研修を終えることができました。語学学校のオプションで、演劇やオペラを見られたこともとても良かったです。また、寮に日本人は私一人だったのですが、世界中の人たちが集まっており、週末はみんなで出かけたり、パーティーをしたりして楽しく過ごせました。一方で、国が違えば、それぞれが抱える状況も異なることを知り、自分の世界の国々に関する知識の少なさを反省せざるをえませんでした。ブルガリア、ルーマニアなどの日本ではあまり馴染みの無い国の位置関係や、トルコ・ギリシャ間の政治的軋轢など、今まで全く意識していなかった多くのことを学ぶことができ、非常に貴重な1ヶ月間でした。


c 学業面

 基本的に授業はすべてドイツ語で行われているため、最初は聞き取るのが大変でしたが、しだいに慣れてきました。もちろん日本語で学ぶのに比べれば数倍の努力が必要ですが、今は大好きなドイツ語で大好きな演劇を学べることを、非常に幸せに思っています。(ドイツ人はほとんどの人がフランス語を理解できるため、ごくまれに文献や授業がフランス語になる時があり、その場合は本当に手も足も出ないのですが・・・)
 また、ドイツの演劇は、日本やアメリカと違い、非常に政治的、哲学的であることに驚かされています。「演劇理論」の講義では、古代ギリシアのキケロまで遡り、「演劇と仮面」という講義では、シラー、ニーチェ、ヘーゲル、といった哲学者の名前が沢山出てきます。よって、教授の話している文のすべての単語がわかるのに、文全体の意味がわからない・・・というようなこともしばしばおこります。ただし、そのような場合はだいたいドイツ人も混乱しているので、あまり気にせず、昨日より今日、今日より明日、1つでも多く理解できるようにしようという気持ちでいます。また、ゼミなどでは当然ドイツ人にはかないませんが、「多く発言している学生が必ずしも中身のあることを言っているわけではない」、ということを他のドイツ人から教えてもらい、私自身は「量より質」で頑張ろうと思っている次第です。


d コンピューター、メールなどのIT環境

It環境には非常に恵まれていると思います。語学研修を受けたフランクフルトの学校では、寮にはインターネット環境がなかったものの、学校には自由に使えるPCルームがあり、また校内全体にLAN環境が整っていました。現在住んでいる家も大家さん(ロータリアンでベルリン自由大学の副学長)がLANを入れて下さっており、ご好意で、タダでインターネットを使わせて頂いています。ベルリン自由大学にも、大きいコンピュータールームがある他、校舎内全体にLAN環境が整っているので、ノートパソコンがあればどこでもインターネットに接続でき、大変便利です。また、学内にはコンピュータ関係の相談に無料で応じてくれるヘルプデスクがあり、対応してくれる人(ベルリン市が予算を出し、主にベルリン自由大学の学生がアルバイトとしてやっています。)もとても親切で、助かっています。


e 生活面

大学の側に住んでおり、治安も環境もよく満足しています。ただ今は、最高気温マイナス5度という寒さが続いているので、東京育ちの私としては少し辛いです。食べ物に関しては、ロータリー関係の方々が、おいしい手料理をごちそうして下さったり、友達と一緒に料理をしたりしているので、あまり不自由は感じていません。(ベルリンでは低価格で比較的おいしい色々な国の料理が食べられますし、日本の食材も一応手に入ります。)唯一、自宅にシャワーしかないのが少し辛いですが、その他の部分ではベルリンは非常に魅力的です。ベルリンの大学生は、市内のバス・電車・地下鉄がすべてタダでのり放題な上、数ある美術館や劇場にも、格安の学生料金で入ることができます。また、ベルリンには留学生・移民・難民も非常に多く、多文化で、色々な国の人と知り合えるのも魅力的です。


f ロータリー関係の活動

 フランクフルト滞在時には、ドイツの学友会の方々がオリエンテーションを企画して下さり、他のロータリー奨学生とともに、フランクフルト・ドイツについて学ぶことができました。また、昨年のロータリー奨学生の方と知り合うこともでき、一緒に旅行をしたり、色々とアドバイスを頂くことができました。
 ベルリンのホストロータリークラブは、ベルリンで一番歴史が古く、会員数も150人を超えています。例会は、チャップリン、アインシュタイン、トーマス・マンなどが滞在していたことでも有名な、ホテルアドロン(ブランデンブルク門の目の前)で行われています。例会は海外からのゲストも多く、いつもにぎわっています。また、ホストロータリアンのハネセン氏は本当に親切な方で、何度も家に招待して頂きました。よく芸術関係の方々(アーティスト、演出家、美術館経営者、学者など)をブランチに招いていらっしゃるのですが、必ず私にも声をかけて下さり、いつも色々な方とお話ができて大変勉強になっています。また、部屋を貸してくださっているロータリアンのコーティング氏も非常に親切で、大学関連の相談にのって下さる他、日曜日には手料理をごちそうして下さいます。
 さらに、今年からはベルリンのローターアクトにも参加させて頂く予定です。


g その他

日本に比べれば、ドイツは何もかもが遅く、転入・入学の手続きには本当に苦労させられます。ただし、積極的に動き、質問をすれば、割と親切に教えてくれます。移民や留学生が多いため、外国人だからといって、差別されることもなければ、特別扱いされることもありません。待っているだけでは何の情報も得られないので、とにかく「質問!質問!質問!」です。ドイツ語の下手な外国人は、ベルリンには腐るほどいるので、気にせず、笑顔で、自分から行動すると、それに見合った結果が得られます♪

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