過失

  • 実際の判決文を、証拠や鑑定意見と併せて全文読んで頂ければお分かりになるかと思いますが、司法判断では、ある手術が教科書通りに行かなかったから有罪だとか、過失があると単純に結論づけているわけではありません。
  • 医療側の方たちは、刑事について言えば、たぶん起訴された事例を医療側から見た視点で過失概念を形成されているのだと思いますが、法曹側は多数の不起訴事例も含めて過失感覚を持っています。
    この点については、法曹側からもっと説明をすべきであると思いますが、医療側もそれを理解しようとする姿勢をお持ちいただきたいと思います。
  • 結果の回避可能性については、ある場合もあればない場合もあるでしょう。ない、あるいは殆どない場合は、無罪になるでしょうが、これは、別に医療行為に限ったことではなく、結局は程度問題だと思われます。
  • また医療事故を起こす背景にあるシステムにもっと目を向けるべきと思います
最終更新:2008年07月17日 23:59