実際には、検察は特に悪質な事例に限って起訴してきたと言ってよいでしょう。
以上を踏まえると、福島大野事件や、割り箸事件はかなり例外的な事例といえます。しかし、一つの例外が萎縮効果を与えてしまう場合もあるので、「不当な起訴」が少ないから良い、と言うわけではありません。「一罰百戒」ならぬ「一罰百壊」と言う造語も産まれています。
また、警察が捜査した時点で実名で報道されてしまうことがあるため、医療側にとって不利益が生じる、と言う指摘もあります。
なお、現在においては上記の事件を受けて検察はかなり慎重になっている、と評価されています。
最終更新:2008年08月10日 10:24