世界観

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*ドールたちの目標……「完全なものになること」 それは数百年前のことだった。 突如、意識を持ったドールたちがこの世界に現れたのだ。 最初は「水銀燈」、「金糸雀」 、「翠星石」 、「蒼星石」 、「真紅」 、「雛苺」 、「雪華綺晶」 、「薔薇水晶」 の9体だったが 日を重ねるごとにドールたちのコピーが存在し、1年を立つころには、 世界各地で多種多様なドールが生息することになった。 やがて、「アリスゲーム」の戦火が人間の世界に及ぶようになると、 人間 対 ドール という種族を超えた戦争に発展した。 時に、人間はドールが生息している野原や、森を焼きはらい、 ドールたちは精霊の力で人間を操り同士討ちをさせる、泥沼な戦いになってしまった。 コレが数百年前の話。 この人間とドールによる戦争が50年ほどたったとき、 双方とも生存の危機に立たされる。 これにより、自然休戦が結ばれ、一時の猶予が約束された。 そしてドールたちの戦争はまた「アリスゲーム」へと変わっていくと思われた しかし、その希望は人間の手によって自ら消え去ることになる。 「ローゼン」という考古学者が、1000年前の書物を発見したことによる。 「アリスゲームに勝利したドールは完全な存在になれる」 「完全になったドールの所有者は、不老不死か願いことを一つだけかなえることができる」 というものだった。 そして、ローゼンはドールたちの研究をしてあることを発見する。 「ドールたちには人工精霊という不思議な力があり、それを1つに集めると巨大な力を手にすることができる」 これに目をつけた人間はこぞってドールの所有を宣言。 よりアリスゲームの加熱が進んだ。 それから50年たった現在、歴史を変える少女が旅に出る……

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