無題            部長×オリ男        オリ・逆攻注意      ◆bwfL1IDZzI氏


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無題 部長×オリ男 オリ・逆攻注意 ◆bwfL1IDZzI氏
第1局>>402~>>407

   「暑い……」

    俺の口から思わずそんな台詞が出たのは、期末テストも終わり、あとは夏休みまっしぐらという
   ある日の4時間目のことである。まぁ、この時期になれば暑いのは当たり前なわけだが、それでも
   口に出さずにはいられないな。暑い。ああ暑い。あんまり暑いから逆に「寒い、寒い」とか言って
   みたら涼しくなるか?……いやいや、それでは周りの視線が別の意味で「寒く」なってしまうから
   自重すべきか。
    そんなことを考えていたら、妙に周りが騒がしい。なんだよ授業中だぞ……って、

   「うおぉい!授業終わってたのかよー!!」

    思わず声を出して叫んでしまった。周囲のクラスメートたちが一瞬、驚いて凍りつき、その後
   どこからともなく失笑の声が聞こえる。ああ恥ずかしい。いや待て、そんなことよりノートを
   まるでとっていなかった。さてどうするか。黒板にはもう何も書かれていない。
    長考の後、俺が考えた答えは、

   「もう、寝る」

    これに限る。もう昼休みだが、早弁したからもう腹も減ってないし、5時間目は担当教師を考えると
   寝るわけにはいかない。するともう、寝るチャンスは今しかないのだ。さて、予鈴が鳴るまでおやすみ
   なさい――


    *


    眠ってから5分も経たないうちに、俺は後頭部に当たる微妙な硬さの感覚で目が覚めた。バサバサと
   音を立てて俺の頭を叩くそれは、間違いなくノートだった。

   「まーた、寝てる」

   まだ眠気も覚めやらぬ朦朧とした意識の中で、俺はその声の主が誰であるか理解するまでに少し時間が
   かかった。

   「おぉう、竹井かぁ……」

   「昼休みに寝ても、夜に寝ないと意味ないのよ?」

   「ふぁ~あ、こんどは何の健康番組ですか」

   「それに、ノート取ってなかったでしょ」

   見事に当ててきやがった。しかもノートを手に持っている、ということはまさか……?

   「……見せてくれるのかっ!!?」

   「何のために持ってきたと思ってるの。ただしね、1つ条件があるわ」

   「よし、何でも言ってくれ!」

   「放課後、麻雀部の部室に来て」

   「……んぁは?」

   てっきり生徒会関連のお手伝いでもさせられるのかと思っていた俺は、拍子抜けして思わず変な声で
   返事をしてしまった。

   「ノート返すのも、その時でいいから。んじゃ」

   俺が理由を聞く間もなく、竹井は猛スピードで去っていった。

   いったいなぜ、今更麻雀部になんか……?

    そもそも俺とアイツ――竹井との関わりは、去年、1年生の時まで遡る。なに、大した出会い
   でもない。入学式の3日後、うっかり筆箱を忘れてしまった俺にシャーペンを貸してくれた、それだけだ。
   その後は麻雀の話題で盛り上がったり、席が隣になったり、2年生になって何故かクラスも同じになって
   しまった。つまり、友人としてそこそこの付き合いはあったわけだ。
    もちろん彼女が再建を目指していた麻雀部にも、何回か顔を出した。しかし長くは続かなかった。麻雀は
   好きだが、そこまでのめり込むほどでもなかったのだ。それでも俺は1人しか部員がいない麻雀部が気に
   かかり、極たまに行って打っては負けていたのだが、2年になると待望の新入部員が入ったとかで、俺も
   委員会の仕事や勉強が忙しくなったこともあり、それ以来彼女と麻雀は打っていない。それがどういうわけ
   だろうか、俺に来てほしいとは。

   「新入部員が可愛い娘で、紹介されちゃったりしてな」

    なんて妄想を独りごちてから、俺はありがたくノートを写し始めた。


    *


    そして、運命(?)の放課後。特にすることもなかった俺は、帰りのHRが終わるなり、真っ先に例の
   部屋へと向かった。最後に訪れたときと大して変わってはいないが、「麻雀部」と書かれたプレートが
   新調されており、廊下も掃除され、少し明るい雰囲気になっていると感じた。彼女が麻雀部にかける思いが
   何となく伝わってくる気がした。俺は大きなドアを軽くノックした。

   「あーい、いるよー」

   声を確認してドアを開けると、そこには竹井がただ独り、椅子に座っていた。

   「なんだ、お前一人か……」

   落胆にも似た俺の台詞を聞くや、

   「何か変なこと考えてたでしょ」

   「……図星です」

   「まぁいいわ。それより、ノート返して」

   「あぁ、はいはい。正直助かったよ。ありがとう」

   俺は鞄からノートを取り出し、彼女に手渡した。それから俺は聞いた。

   「で、どうして俺をここに呼んだんだ?」

   「たまにはキミと麻雀がしたかった、ってとこかな」

   「やっぱりそうか」

   「そう。但し今日は王様麻雀。勝った人は負けた人に何でも命令できる」

   「おい、それは俺が負けるのを分かってのことか?」

   「まぁ、いいからいいから」

   「よくねーよ……」

   とは言いつつ、内心まぁいいか、と思っていた。どうせ負けてもジュース買って来る
   程度だろうし、いい暇つぶしになる。それにこの部屋、涼しいしな。

   そんなことを思っているうちに、竹井は早くも洗牌を始めていた。2人打ちなので、
   自動雀卓は使えないのだ。いや、使おうと思えば使えるかもしれない。だが、何故か
   手でかき混ぜるのが、俺と竹井との暗黙の了解のようになっていた。


    *


   「リーチ」

   「……変わってないね」

   昔を懐かしむような竹井の言い草に、何故か俺はドキッとしてしまう。

   「何がだよ」

   「とりあえずリーチしたがる。それに安上がり。キミはいつもそう」

   「戦略見抜かれるほどお前と打った覚えはないけどな」

   「私にはわかるのよ」

   「ふーん、そうかい。流石は全国区ってとこかね。俺なんかじゃ相手にならねーだろ」

   ちょっと皮肉交じりにそんなことを言ってみる。窓から入ってくる風が心地よい。

   「そうでもないよ?」

   「どこが」

   「うーん、……意外性、とか」

   「……格ゲーで言うところの素人のガチャプレイってやつか」

   「多分、そんなところ」

   「(さりげなく素人ってとこ否定しなかったな)……おっ、こりゃラッキーだ。ツモ」

   「そういうところ、意外性って言うんだよ」

   「はぁーん、なるほど、意外性ねぇ。門前海底ツモ、リーチにドラは……お、3つ」

   「……跳ねたわねぇ」

   何だろう、今日の俺は運がいいのかも知れない。この分だと勝っちゃったりしてな?

    しかし、現実はそう甘くなかった。2人打ち故に点数の増減が多すぎる。相手のツモでも
   こっちが振り込んでも払う点数は同じなわけで。おまけに大した役で和了ったこともない俺は、
   あれよあれよと言う間に突き放されていった。もし勝てたらあんな命令やこんな命令を……
   なんて考えていた俺の愚かなる妄想は、ヒトのユメと書いて儚くも崩れ去ったわけだ。



    *



   「ツモ。メンチンツモ」

   「おいおい、勘弁してくれ。俺の点数はとっくにマイナスだ」

   「勝っててもオーラスまで手を抜かないのが私の性でねー」

   「いつからそんな性になった」

   「ん?さっき」

    なんだそりゃ。まあいい。それよりもっと重要なことがある。癪に障るので俺のほうから
   聞いてやった。

   「へいへいそれで、命令は何ですか、じょおーさま」

   「あら、素直じゃないの。そうねえ……」

    竹井はしばらく考えるような仕草を見せた。俺は半荘終えて乾いた喉を潤そうと、ぬるく
   なったペットボトルに口を付けた。

   「じゃあさ、……」

   何だ?ジュース買って来るぐらいならそんなに躊躇う必要もないだろう。お茶を飲み終わって
   竹井の方に目をやると、彼女の頬は何故か赤らんでいた。

   「どうした?」

   「えーっ、と……」

   「えーっと?」

   「…………見せて」

   「何を」

   「その、ほら、あれ……」

   「……?」

   「……おちんちん、見せて」

    空気が一瞬凍った。吹き抜ける風で再び動き出した俺の頭は、その台詞の重大さに気付く
   のに時間を要した。

   「ふーん、それは意外な……って、うおぉぉぉぉおおおおいいい!!」

   「……」

   竹井はうつむいたまま固まって赤くなっている。今まで見せたこともないようなしおらしさ。
   俺は落ち着いて息を整えてから、あらためて聞いた。

   「ちょ、ちょっと待て、何で急にそんな?」

   「……私ね、男の人の……って、見たことなかったから。それで、いい機会だと思って」

   「いや、それにしてもどうして俺なんだ」

   「……何だかんだ言って、一番気さくに会話できる男子はキミだし」

   「しかしだな、――」

   「それにね」

   「何だ?」

   「……何でもない。ほらほら、女王様の命令だよ、脱いだ脱いだ」

   そうだ。これは王様麻雀の罰ゲームなんだ。とりあえず命令には従わざるを得ない。
   俺は渋々、言われたとおりにズボンを下ろし始めた。

   「……ちょっとだけだぞ?」

   同年代の女子の前でこんなものを見せるのは初めてで、ぞんな気は無いのになぜか俺の息子は
   膨らみ始めてしまっていた。だが、構わず俺は完全に下着も脱いで、逸物を彼女の前に晒した。

   「へぇー、こんな風になってるんだー」

   竹井は子供のように興味津々で、俺のそれをしげしげと感慨深げに見つめてくる。

   「お、おい、そんなに見るな。顔が近い」

   やはり本能的には興奮するようで、更に大きさを増したその先端が、顔を近づけていた竹井の
   眉間にちょんと触れた。敏感な部分に刺激を感じた俺のモノは瞬間的に大きさを増す。

   「あっ……」

   「ほ、ほほほら!だから言ったろ!もうやめようぜこんなの!」

   「興奮するとおっきくなるっていうの、本当なんだね」

   「あっ、当たり前だろっ!」

   「じゃあさ、こういうことされるとやっぱり興奮するの?」

   いたずらっぽい目でそう言ってから、竹井は俺の逸物の先端、一番デリケートな部分を親指と
   人差し指でつまんできやがった。その指使いがやたらエロくて、感じてしまった俺は思わず
   その場に尻餅をついてしまった。

   「こ、こらっ……そんなの、汚いからやめろ」

   「後で手洗うから大丈夫よ」

   「いや、そういう問題じゃなくて……」

   気付くと俺は尻餅をついた体勢のまま床に手をつき、逃げるように後ずさりしていた。天に
   向けて垂直に勃ったそれを露にしながら。

   「ちょっと、まだ終わってないわよ。もっと見せて」

   そういいながら、何故か自らも体勢を低くし、膝を使ってこちらに近づいてくる竹井。傍から
   見たらマジで洒落にならんぞ、この位置関係といい姿勢といい。
    気が付くと俺は、部屋の隅まで来ていた。もう逃げられない。さてどうする。しかし考える間も
   なく、わが息子はすでに彼女の手中にあった。

   「お、おい、そんなに触るな……」

   「えー、いいじゃない。もっとよく見させてよ」

   竹井の手にぐっと力がこもる。それに応じて俺のモノは更に大きさを増していく。そろそろ
   限界かもしれない。

   「あんまり触ると……うあっ」

   先端からは既に先走りが滲み始めていた。風に吹かれて、先走りが付着した部分がひんやりと
   感じる。

   「なあに、これ?」

   竹井が子供みたいな無邪気な顔で尋ねてくる。

   「ほら、もういいからやめてくれって……」

   「やだよ、もっと見たいもん」

   そろそろ俺の本能が限界に達しようとしていた。そこへ竹井がさらに力を加えてくる。

   「う、うわ、ちょ、もう……無理……あぁっ!」


    *


    気付くと辺りには何ともいえぬ匂いがたちこめ、床に散乱した白い液体が全てを物語っていた。
   俺は出してしまったのだ。そのことを理解した途端、俺の頭はどうしようもない脱力感と
   罪悪感に苛まれた。

   「え……、お、俺、ごめん」

   「ううん、いいよ。むしろ私のほうがごめんね、罰ゲームとは言え、こんな……」

    しかし、その罪悪感は甚だ甘美だった。

   「なあ、竹井。いや、久」

   「……今度は俺の番だ」

    俺達はこの日、また少し大人になった。
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