和×咲 1         和×咲           百合注意         ID:KwC > HpvM 


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和×咲 1 和×咲 百合注意 ID:KwC/HpvM氏
第1局>>523~>>534





   両想い。

   それすなわち、方向と量を伴うベクトル。

   自分の勘違いでなければ、方向は合っている。と、和は考える。

   ただ一つ問題があるとしたら、ベクトルの大きさ。手を握り合ったり、抱き締
   め合ったり、同じ布団で寝たりするだけでは物足りないということだろうか。
   悩みの種としては贅沢すぎるのかもしれないが。

   和はエトペンの上に、重たい胸をのせた。

   和が咲を想うあまりつい手を出して買ってしまったネット通販商品。染谷さん
   のアドバイスにより購入したのだが、果たして彼女は受け入れてくれるだろう
   か、という疑念は彼女の心に暗い影を落としてはいる。

   染谷さんが言うには、実力行使も時には必要。そうやって、勝ち取ったものが
   彼女にはあるそうだ。経験論から言われると、信用してしまいたくなるのが人
   情だが。ただ、染谷さんのアドバイスは、高校一年生の女の子にとって、かな
   りの抵抗と勇気がいる。

   それに、今の現状を打開する手段としてあまり相応しいとは言えない。

   (できることなら使いたくはないのですが)

   だいたい、あちらから求めて来ないから、こちらがこんな手段をとる羽目にな
   ったのだ。彼女の温もりを求めて、毎夜、エトペンを股下へ忍ばせる身にもな
   ってほしい。

   和の想いは、もう自分の心身だけで処理できないほどに達していた。

   それにしても、カタログと実物ではずいぶんと印象が違うものだ。より太くよ
   り長く天に反り立つ人工のモノ。ゴム質で卑猥を形にしたような棒をゆっくり
   とカバンに忍ばせる。

   彼女に、それとも自分に? どちらにせよ、脳内では、手順通りに事が運ぶ様
   がありありと想像できる。エトペンを一度強く抱きしめ、ベッドに戻す。

   高揚感と背徳感が背筋をぞくりとさせた。和は、すでに下着の湿り気を感じて
   いた。


   授業が終わり、和はすぐさま咲のいる教室へ向かった。今日の分の教科書より
   、少し重みを増したかばんを意識しながら。

   廊下ではすれ違う生徒にたびたび盗み見られ、もしや妖しい気配を出している
   のではとか、顔がにやけているのではとか、余計な心配をして、顔を火照らす
   和だった。

   (普段より、人を気にしてしまいます)

   こんなことでは、咲の前で想いを打ち明けるどころではない。部屋にいて、一
   人でエトペンを抱いている時なら、簡単に事を運べれる気がしたのに。今、和
   はエトペンなしで咲に挑もうとしているのだ。

   急に強張ってきた四肢に足をとられながら彼女は走った。


   教室には彼女の姿はなく、友人ら曰く、トイレへ向かったとのこと。踵を返し
   、一直線に目的地へ駆ける。

   果たして、手を洗う彼女の姿があった。

   「み、宮永さん!」

   息も絶え絶え、彼女の背に叫んだ。咲は肩をびくりとさせ、ゆっくりと振り返
   る。

   「あ、原村さんかー。驚かさないでよ」

   ハンカチを制服のポケットから取り出し、くすくすと咲が笑う。和は鏡に映
   る自分の不審な挙動に構わず、咲の手を掴んだ。

   「ちょ、ちょっと、よろしいですか?」

   そう言って、和は咲をトイレの洋室へと先導する。

   「え、二人でトイレはちょっと……狭いような」

   咲の反応があまりにも純粋すぎて心が折れそうになった。バタン、と最奥の個
   室の鍵を閉め、和は漸く咲の手を解放する。少し、静かな時間が流れてから
   、咲が言った。

   「もしかして秘密の話しかな?」

   それに頷きながら、

   「ええ、秘密の話しです」

   和は彼女を見据える。

   お話しだけで終らすつもりはありませんが。息を整え、冷静になろうとして
   、和は思った。なぜ、トイレで事に運ぼうとしているのか!? 手順通りなら
   、人気のない教室か屋上である。

   今さらながら、和は自分の愚かさに気づく。

   和は、パクパクと口を動かし、それからうつむいた。何か言わなければ怪しま
   れてしまう。

   「もしかして、何か悩み事?」



   黙ってうつむく和の顔を、下から覗くように咲が見つめた。和は視線を転じて
   、はっとなる。トイレの狭い個室のせいで、彼女の顔が普段より近いことに、
   これも今さらながらに驚いたのだった。和は混乱する思考に呑み込まれそうに
   なる。

   と、ふいに咲が、

   「ここ、座って」

   と、言うので、仕方なく便座のふたに和は腰掛けた。急に目の前が暗くなる。
   咲が和の頭をその胸に抱いていたのだ。お互い口を開かないまま、何秒か過ぎ
   る。

   和は、この温もりだけでもう十分ではないだろうか、と思い始めていた。ぺニ
   パンは染谷さんにでもあげてしまえばいい。

   「原村さん、あったかいや」

   その言葉に和はどっきとする。ふいに背中に伸ばされた咲の手。

   「それに、髪の毛すごく良い匂い」

   彼女に褒められるような立場でも状況でもないのに。しかし、和は咲の一言一
   句に幸せを感じていた。

   と、咲の両腕にわずかに力が込められたのがわかった。

   「……あの、ね……正直に言うと……染谷さんから、聞いちゃったんだ……」

   とつとつと、咲がそう話し始める。

   初め、咲が何を聞いたのか、すぐには検討が付かなかった。が、思い当たって
   、彼女は愕然と咲を仰ぎ見た。

   咲は、俯いていて、言葉の真意を読み取れない。

   遅れて衝撃が脳髄を駆け巡った。言い訳の数々が、脳裏を横切り、霧散してい
   く。

   和は自身の体が震えているのがわかった。動悸も激しく、呼吸がしづらかった
   。頭の中は、真っ白になって、不安という不安が和の思考を満たす。この気持
   ちを否定される。怖くなって、和は目を固く閉じた。

   まるで、初めて本気の彼女と打ち合った時のような心地だった。自分の麻雀が
   通用しない時ほど、恐ろしいことはない。

   咲が深く息を吐く音が聞こえた。これで、彼女との今までの関係が終ったの
   か。それは、仕方のないことだったけれど。好きならば、何でも許されるわ
   けはなかったのだ。そんな幻想を抱いていた自分はなんてバカだったのだろ
   うか。髪の毛ほどの希望もわかず、和はまぶたから染み出る涙に頬を濡らせ
   ていた。

   「その、私もよくわからなかったんだけど、ぺニパンって言うのを使って想
   いを遂げたいんだよね?」

   彼女の拙い説明は、なぜか和を悲しくさせた。


   「私は……」

   そこで、咲は言葉を切る。

   「原村さんのこと大好きだから、遠慮なんかしないで。したいことして、ね?
   ……私は、できる限り、頑張るから」

   和は、気になったものの彼女の顔を見ることができなかった。何をどう頑張る
   というのだろうか。染谷さんがどういう説明をしたのか知らないが、きっと咲
   は真意を理解してはいない。想いを遂げる、その意味を。ぺニパンのことだっ
   て、どうせエトペンのようなものだとしか思っていないのだろう。

   だが、彼女は言った。自分のしたいことをしていいと。湧き上がったのは、相
   手を組み伏せるための支配の感情。彼女をめちゃくちゃにしたいという破壊衝
   動。

   見てみたい、自分の手によって乱れる彼女が。

   和は一筋の光にすがった。咲に視線を這わせる。

   見てみたい、この幼さの残る顔が、とろける様な顔で嬌声を発するのを。

   和は、理性からくる不安とともに涙を拭いた。そして、咲のおっとりとしたあ
   どけない表情に別れを告げる。

   「……後悔なさっても知りませんよ?」

   自分の声の低さに冷静に驚きながらも、和は、下腹部が痛いぐらいに咲を欲し
   ているのを感じた。

   「えっと、痛くはしないでね……」

   ぼそりと呟いた咲の声は、小動物の鳴き声のようだった。




   「座ってください」

   そう言って、和は自分の太ももの上に目線を移し、ぽんぽんと手で叩く。咲が
   若干困惑しているのがわかった。

   「重たいけど……ごめんね」

   咲は、馬にまたがる様に、両足を外にして、和と向かい合うように座った。そ
   のまま、体勢を整えようとする咲のお尻が太ももにあたってくすぐったい。そ
   れに、その動きはなんだか律動している時のようで……。

   「原村さん……?」

   咲が和の顔を両手で挟む。ニヤついていたのかもしれない。

   「じゃあ、上の服を、その……脱いでいただけますか?」

   言った瞬間、咲の手が素早く離れる。

   「……ここで?」

   「はい、そうです」

   彼女は何か言いかけたようだったが、意を決心したように、制服のネクタイを
   外し始めた。シュルシュルという音がトイレに響く。

   腕を交差し、咲が上着をゆっくりと持ち上げる。徐々に、白くて柔らかそうな
   お腹が顔を出す。思わず、手を伸ばしていた。

   「ひゃっ」

   くすぐったいのか、身をよじらせる。少し、時間を置くと、咲は、脱いだ上着
   を胸元に押し付けるように持っていた。

   「上着は鞄の上にでも置いてください……それと、下着も外していただかない
   と」

   咲が眉の両端を吊り下げ、しどろもどろに口を開く。

   「…恥ずかしいから、ちょっと、あっち向いてて」

   確かに、かなり羞恥のある行為である。しかも、彼女のブラジャーは前側にホ
   ックが付いてあり、外した瞬間、視界一面にたわわの果実が姿を見せるように
   なっている。

   言う通りに明後日の方向に顔を背けるが、無意味な行為だった。これから、も
   っと恥ずかしい目に合うということをわかっているのだろうか。

   咲の合図で、顔を戻す。やはり、両腕で胸を隠していた。白い肌にに朱が差し
   、とても艶っぽい。

   「……原村さんの半分もないんだ」

   そう言って、華奢な肩を抱き寄せる。胸にわずかな谷間が見えた。

   「何をおっしゃって……」



   と、胸のことを言っているのだと気づく。咲の腕にそっと手をかけ、

   「気になさることないんですよ。そのままで十分魅力的ですから……」

   咲は漸く腕を放し、その手で自分のスカートをぎゅっと掴む。和はあらわにな
   った胸に指を這わせた。瞬間、咲の体がぴくりと振動した。

   大きすぎず、小さすぎず。形のよいそれを、下から包むように揉んだ。

   「……っん……」

   咲の体がぴくりと震えた。予想以上に、彼女は大人しかった。

   (もっと嫌がると思っていたのですが……)

   だんだんと汗ばむ手の平が肌に吸い付く。その感触はやはり、想像した通りの
   柔らかさで、自分の自己主張の激しい胸と比べれば、とても愛らしい。

   少しの間、胸をやわやわと揉み、その後、頂に指の腹を押し付ければ、

   「ふぅっ……ん」

   彼女が少しだけ鳴いた。乳首は簡単に硬くなった。空いていた方の右手をお尻
   に這わせると、驚いて少し跳ねる。その仕草が可愛くて笑えば、

   「くすぐったかったんだもん……」

   拗ねたように咲がこぼす。まだ、感じてはいないのだろうか、という自分のは
   やる気持ちを抑えることができず、後ろからスカートの中に手を入れた。

   「え、あっ……ぁっ」

   スカートを掴んでいた手を宙に浮かせ、指を折り、ぶるりと咲が震える。胸を
   揉みしだきながら、彼女の下着の割れ目をそっと撫ぜた。

   「ぁっ……原村さん、そこ汚い……からっ」

   何かを耐えるように言って、彼女が後ろ手を回し、和の手の進入を止めようと
   する。突き出た胸に和はさらに欲情した。そうして間もなく、下着の中にする
   りと入った指が直接彼女の秘所を刺激した。

   「ひあぁっ!?……やぁっ……んっ……ぁっ」

   声を荒げたかと思うと、すぐに絞り出すような吐息にかわる。興奮したのは和
   の方だった。もっと聞きたいと言う欲求が擦る速さを上げる。

   「汚くなんかありません……」

   「ふぅっ……っ……ぁっ」

   和は咲の割れ目を指で開いた。少女は逃げるように、腰を浮かせようとする。
   汗ではないものが右手の指に絡み付いていた。指の腹がぬるりぬるりと滑る。

   「すごい……」


   見れば、その言葉でさらに頬を蒸気させる咲。加えて、荒い息遣いに和は身震
   いする。揉む手を止め、彼女を左手で抱き寄せる。力が抜けたのか、咲がくた
   っと和にもたれかかる。

   「声、あまり出さないでくださいね、」

   返事も待たず、起き上がりかけた咲の制止も振り切って、和は蜜の溢れ出す中
   心に中指を埋没させた。下準備のおかげか、すんなり入った。ぬるっとしたも
   のとざらついたひだ。その感触があまりにも心地良いので、少し、指を止めて
   味わった。

   「原村さんの指……くすぐったい」

   呆然と小声で呟く咲。良くも悪くも進入した指を意識しているようだ。和には
   、彼女がこの行為をどう思っているのか、今だにわからなかった。そろそろ、
   感じ始めているのだろうか。そんなに、悲観することもないのだろうか。嫌な
   らば、きっと私の手を振り解いてさっさと出て行くはずだから。

   和はそうなった場合のことを考え、自嘲した。指は寂しさを紛らわすように、
   おもむろに動いていた。動かせば動かすほど、ぬるぬるが溢れ、ひだがしめつ
   けてくる。もたれかかっていた咲が、力一杯抱きしめてきた。耳元で、喉から
   絞り出すような喘ぎ声が聞こえた。

   「ちゃんと、声、我慢してるんですね」

   もちろん、彼女の可愛らしく鳴く声を聞きたくないわけではない。ただ、ここ
   は学校であるということは常に和の頭の片隅にあった。

   ゆっくりと蜜壷をかき混ぜる。

   「んっ……っ……ぁっ」

   連動するように咲の息が漏れる。ふと、目の前の胸の完全に勃起している乳首
   を咥えた。ちゅぱちゅぱと赤ん坊のように吸えば、

   「はぁんっ……くぅっ……ちょっ……待って」

   刺激に耐え切れず、そうもらす。待つような心の余裕は和にはなかった。汗で
   ややしょっぱい乳首を吸うのを止め、こりっとした根元を噛んだ。

   「ひぅっ」

   吸って噛む、そんな単純な行為を繰り返していると、いつのまにか咲の右胸が
   赤くなっていた。それから、愛液で、和の指もどろどろになっていた。指が二
   本くらい入るのではと思い、つぷりと人差し指を進入させる。案の定、潤滑油
   のおかげで、容易に根元まで入った。驚いたのは咲もである。

   「っう……に、二本も入れたの?」

   咲の腰が無意識に和の手から逃れようとするが、和は二本の指を進退させる。

   「ひぁっ…もっと…んっ……ゆっくり……」

   これ以上遅くすれば止まってしまう。咲は、完全に和の指に踊らされていた。



   「原村さぁ…んぅっ…ずるい…んぁっ……」

   とろけた表情でそう言われ、和はにやっとした。ペースを早める。卑猥な水音
   がトイレに響き渡る。

   その時だった。

   「……でさぁ、次の時は……」

   人の声が聞こえ、二人は動きを止めた。和は意識を耳に集中させる。咲が息を
   呑むのが聞こえた。

   案の定、こちらに向かってくる足音。行為を続けていれば、絶対に怪しまれて
   しまうだろう。

   声の主は二人だった。トイレの入り口か、鏡の前かどちらにせよ立ち止まって
   話しており、離れる気配はない。

   「……どうしましょうか」

   「……」

   和は小声で咲に問いかけた。しかし、咲の表情を見れば、快楽に負けそうなの
   が一目瞭然であった。それに、自分で気付いているのかいないのか、腰は和の
   指を咥え込んだまま律動を続けようと、わずかに揺らめいている。

   和がふいに指を動かす。咲は、なんとか口元を抑え、抗議の目を和に向けた
   。和はそれにもかまわず、動きを早める。音の出ないように注意するが、時折
   、空気が入りどきっとするような音を発していた。

   彼女の、咲の下着は完全にその用途を奪われ、和の太ももは今や生暖かい湿り
   気を帯びていた。

   咲が懸命に快楽による嬌声を呑み込もうとしても、口からは唾液が指の隙間か
   らは声が漏れてしまう。

   「ねえ、今、何か聞こえた?」

   「……さぁ、気のせいでしょ。休憩終っちゃうから、もう行くよ」

   「あ、待ってよー」

   遠ざかっていく声。部活の休憩だったのだろうか。和が秘所から指を抜いた
   。と、同時に、咲が声を盛大に吐き出して、涙声で言った。

   「ひど……いよ。私、私……」

   「感じてましたか?」

   咲が頭を振る。

   「ちがっ……」

   「そうですか? むしろ、興奮してたじゃないですか」



   和は咲の耳元で言ってあげた。

   「イキたくてしょうがなかったんですよね?」

   咲が求めれば求めるほど、意地悪をしてしまいたくなる。咲が本当に泣き出さ
   んばかりに唇をきつく結ぶので、和はその唇にそっと指で触れ、そして、自分
   のを重ねた。触れただけのキス。

   「泣かないでください。……本当は、キスだけでよかったんです……ごめんな
   さい……我慢できなかったのは私の方です」

   「けれど、後悔してはいません。そんなやわな気持ちであなたを求めたわけで
   はないから」

   驚いた顔で、

   「……そんなこと……」

   その後、咲がぽろぽろと泣きだす。

   「あ、ご、ごめんなさい。……どこか痛くしましたか?」

   彼女が顎を引いて、うずくまるように嗚咽を漏らすものだから、和は本当に心
   配そうに聞いた。彼女の涙に、自分は弱いのだと思い知らされた。

   「うん、胸も……もじんじんする……」

   「それは……」

   和は何も言えない。

   咲が和の手をそっと握る。愛液で濡れそぼった指が、咲の指に付着した。それ
   にもかまわず、彼女は和の指と自分の指とを絡めた。

   「…………」

   咲が甘えている、和はとっさにそう思った。咲が顔をあげる。優しく笑って
   くれた。互いに微笑みあう。

   「私、まだ、そのよくわからなくて……」

   困った顔。表情を忙しなく変える咲。ぽつり、と

   「でも、続けて欲しい。……私、原村さんが欲しい」

   言って、咲は絡めた指に力を入れた。その言動に、和が興奮を覚えないわけは
   なく、にやりと頬を緩ませる。

   「ええ、喜んで」

   トイレの外にもう人の気配は感じられない。和は咲の指ごと、甘い匂いを放つ
   秘所へ動かした。



   「ふふ、ご自分でしているみたいに見えますね」

   「……原村さんのバカっ」

   恥ずかしそうに言って、咲は逃げるように手を放す。どうやら、と和が自分を
   悟る。彼女が相手ではサドっ気がむらむらと沸いてきてしまうようだ。子犬の
   ように元気な普段の姿とのギャップに、否応なく意識を持っていかれそうにな
   る。

   咲の可愛らしくつんととがった唇をじっと見つめる。それに気付いて、咲が照
   れくさそうに目を閉じる。

   二度目のキスは長かった。深いものではないが、ただ、抱きしめあうように、
   繋がっていたかった。どちらからともなく唇を離せば、つっと糸を引いていた
   。

   和は自分の秘所の方が、目の前の淫らな姿の少女のより濡れているのがわかっ
   た。

   (帰ったら、また、エトペンと……ですね)

   もじもじと、咲が太ももをこすり合わせるのに気が付く。和は遠慮なく、二本
   の指で彼女を貫いた。

   「んくっ!……ぁっ……ひぅっ……んぁ」

   だらしなく空いた上の口も、和は自身のそれで塞いだ。咲の唇は貪るように吸
   い付く和にされるがままだった。互いの境界が分からなくなるほど、何度も口
   内を下で蹂躙した。


   下の口も休む暇はなかった。咲は完全に受身のまま、暴れる指に犯されていた
   。和の指は、咲の体を浮かすぐらい激しく動いている。上から下に突き上げ、
   ひだを何度も指の腹でこすった。愛液を掻き出すようにして指の関節を何度も
   曲げる。

   「ひぁっ……やっ……だぁめっ……やぁっ……」

   きゅっと膣が狭まってきた。咲が快感の波を恐れてか、声を荒げて身をよじっ
   た。いや、よがっていた。

   「だめ、じゃないですよ……ほら、もう、くるんですよね」

   「ふぁっ…ぁっ…んっ……もっと……お……く」

   さらに早く強くするよう、咲自身が求めてきた。今や、彼女は和の上で体全体
   を揺さぶり、腰を使って和の指を貪っていた。和は三本目の指を愛液で十分に
   濡らし、穴を広げるように、律動させた。速さを強くすれば、きゅうきゅうと
   締め付けてくる膣。

   隙あらば彼女の唇に唾液を流し、飲み込むよう舌で促していた和だったが、咲
   の口内は麻痺したかのように唾液を溢れさせ、それが、たらたらと顎を伝い滴
   り落ちていた。とてもエロティックだった。

   和はめちゃくちゃと言っていいほど指を動かした。壊れんばかりに一気に膣を
   攻め立てる。ひだがここぞとばかりに指を締め上げたかと思うと、

   「ぅっ……やぁっ……だ……めっ…んぁぁっ!」

   どさっと咲が体を預けてくる。肩で大きく息をしていた。ちゅぽっと指を抜
   くと、ぴくりと体を震わせた。



   「……気持ちよかったですか?」

   咲の背中をさすりながら純粋にそう聞いた。

   「……わかっ……らない……はぁっ……はぁっ」

   息も絶え絶えで、彼女は応えた。達したのは初めて、という様子だ。

   「でも、なんてうか……原村さんに、……んっ……支配されたみたい……っ…
   だった」

   咲が和を抱きしめたので、和もそれに応える。しっとりと汗ばんだ肌に和はく
   らくらと酔うような感覚を得た。鞄の中に意識を巡らすも、今はまだ、それで
   も必要ないと思えた。染谷さんにでもあげましょうか。

   「当然です。全ては、宮永さんへの愛が成し得たものです」

   「……ははっ……」

   優しく微笑む咲。

   「……でも、原村さんと深く繋がった気がして……」

   そこで、咲は言葉を区切る。

   「気がして……?」

   「……ん、なんでもないよ」

   「そんなっ、教えてください」

   和の必死な様子に咲が噴出す。

   「……いつか、ね」

   「宮永さん……いじわるです」

   それから、どちらからともなく声を出して笑った。


   後日、どこで仕入れてきたのか、トイレの中で愛を誓い合ったことは部活メ
   ンツの知るところにあり、お祝いされたとかされなかったとか。



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