マンタ・バヤーシ

【名前】 マンタ・バヤーシ
【読み方】 まんた・ばやーし
【声】 檜山修之
【登場作品】 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
【登場話】 ♯16「仲間だからこそ」
【所属】 異世界犯罪者集団ギャングラー
【分類】 ギャングラー怪人
【武装】 なし
【犯罪歴】 中身入れ替え詐欺
【犯罪技】 カワルンジィエーイ
ルパンコレクション 「火の玉ロック~Belles balles de feu~」
【金庫/識別番号】 背中/「527」
【化けの皮】 なし
【人間界での犯罪内容】 ルパンコレクションによる破壊活動、入れ替わった他人の身体を利用してのハーレム三昧
【生物モチーフ】 マンタ
【暗証番号の由来】 #16の放送日(2018年527日)?

【詳細】

青色のマンタのような姿のギャングラー怪人。

両腕の穴からの光線で2つの生物同士の中身を入れ替える犯罪技「カワルンジィエーイ」を得意とし、両手を合わせた状態で「モドルンジィエーイ」の合図によって能力を解除できる。
ボール型のルパンコレクション「火の玉ロック~Belles balles de feu~」を所持し、それを背中の金庫に格納して、口から灼熱の火球を放つ能力を得た。

上述の犯罪技に関して、前者は不明だが後者はマンタの肉体ではなく厳密にはマンタ自身の精神だけが発動できる能力であり、マンタの肉体に変わった別人が唱えても不発に終わる。

出没したとある結婚式場の敷地外で、コレクションの力で暴れ回っていると、駆けつけたルパンレンジャーと対峙。
挨拶代わりにイエローとその場にいた鳩の人格を能力で入れ替えて彼女を鳩人間に変えるが、ブルーに能力を疑われたことに反発し、あっさりと能力を解除してしまう
戦闘に入り、今度はブルーを鳩と入れ替えようとするが、鳩の方が着弾寸前に飛び去り背後の照明に反射し、あろうことか自分とブルーの精神が入れ替わってしまう

双方混乱した状態だったが、そこに遅れて駆けつけたパトレンジャーが乱入してよりややこしい展開に。すぐさま元の身体に戻ろうとしたが、自分の肉体でパトレンジャーたちの猛攻を受けているブルーの姿を見て、「今戻ったら痛そう」と思いとどまり、混乱に乗じて逃亡する。
そのまま透真の姿で逃走していると曲がり角で女子高生と衝突、反動に倒れた少女を(ギャングラーにしては珍しく)優しく抱き寄せて救い、その紳士的な判断で女子高生たちに惚れられてしまう。
そのことで「自分にモテ期が到来した」と信じ込み、さらに女子高生たちの女友達たちも呼び出して街で娯楽を満喫する(ちなみに透真の肉体になり立てだったので、恐らくその費用は彼の懐から勝手に拝借したものと思われる)。

その後、彼を見つけ出した魁利に連れ出されて透真の肉体を返すよう交渉されるも、上記の女運が廻ってきたことやルパンレンジャーの力を得たことを理由に却下。「快盗になったから強盗でもしてやる」と一蹴し、逃走する。

翌日、魁利から今度は廃工場に呼び出され、レッドに変身した彼との決闘を持ち込まれる。

ブルーに変身して仲間の肉体であることに本気が出せないと油断していたが、前夜に透真の決心を聞かされて本気で挑むレッドの容赦ない攻撃に圧倒され、変身解除に追い込まれてしまう。
生身の腹部に銃口を向けられて再度透真の肉体であることを理由に命乞いをするが、それでも揺るがないレッドの意志に怖気づき、発砲される瞬間に「モドルンジィエーイ」を発動。透真の精神で決闘を観戦していた自分の肉体に戻り、憤慨してレッドを不意打ち。
さらに一緒にいた初美花も手にかけようとするも、前方から謎の射撃を受けて阻止される。

実はすべて、マンタだけが行使できる能力解除を行わせるには彼自身が死の恐怖に追い込まれた状況が最適と踏んだ魁利の作戦であり、最後の発砲する瞬間に咄嗟に掌で銃弾を遮断、透真の身体は軽傷で留まっていた(直後に「もしも失敗してたらどうする?」という透真の問いに魁利は、「それならまた撃つだけ」とうそぶいていたが、どう見ても全容が知れたら相手に二度と通じない心理戦であり、一か八かの一発勝負だったと伺える)。
そして、変身したルパンレンジャーの3人と交戦し、グッディの力で3人に分身したレッド、ブレードとシザーを装備したブルー、サイクロンを発動したイエローの同時攻撃を受け倒される。

そして登場したゴーシュの力によって再生巨大化、ルパンカイザーと交戦する(ちなみに去り際に「女に現を抜かすんじゃないわよ」と呆れていたが、ルパンブルーの素顔で豪遊している様子を彼女やドグラニオが監視していたということだろうか?)。
戦闘中に視界に入ったビルとルパンカイザーの中身を入れ替えてやると宣言するも、ルパンカイザーはサイクロンナイトに武装。
猛攻に能力を使う暇も与えてもらえず、最期は「グッドストライカー撃ち抜いちまえフラッシュ」を受け倒された。

なお、このギャングラーが倒されたことで事件は無事解決したと思われたが、冒頭の現場で透真(の身体になったマンタ)と遭遇した圭一郎たちが彼の安否を確認するためにジュレを訪問した際にマンタの身体で姿を出せない彼の代わりに魁利たちが「風邪で寝込んでいる」と咄嗟についた嘘と、その後、透真の身体で女の子たちと街をふらついているマンタの姿を警察たちに目撃されたことがたたって、「透真自身がバイト仲間に仮病を使って女遊びをしていた」と彼らに誤解され、身に覚えもない説教を3人がかりに受ける羽目になってしまった(加えて上記のように彼の財布を勝手に利用していたのなると、今回の最大の被害者は言うまでも無く彼だろう)。

一方で、「快盗の力で強盗してやる」と豪語していたのにも関わらず、そのような犯罪をルパンブルーが行ったという形跡はなく、犯罪の濡れ衣が着せられていなかったのは不幸中の幸いと言える。

【余談】

所有するルパンコレクションは太陽のような燃え盛る模様が描かれた「火の玉ロック」で、このコレクションの力で口から火炎弾を吐き出す(ちなみに、「○○ロック」というネーミングや、発火能力を得るという性質は、それぞれ過去のコレクションと被っている)。
デザインコンセプトは『VSアルティメットコレクション』によれば、モチーフの和名が『オニイトマキエイ』ということから、「黄色いパンツを吐いた青鬼」。デザイン時は頭部と胴体が一体化して首稼働が無かったが、アクションの必要性から修正された他、スーツの造形を多少想定よりも小型化したという(それでもギャングラーの中では大柄な分類に入るほど)。

声を演じる檜山氏はシリーズ第32作目でも「ヒーローと中身が入れ替わる」怪人(あちらも偶発的)、シリーズ第33作目でも「ヒーローと魂を入れ替えた」怪人(あちらは元々持つ能力を相手に利用された)を担当している。

最終更新:2019年07月26日 01:27