仮面ライダービルド

【番組名】 仮面ライダービルド
【読み方】 かめんらいだーびるど
【放送開始】 2017年9月3日
【放送終了】 2018年8月26日
【話数】 全49話+劇場2作品+Vシネ2作品
【TV朝日公式サイト】 http://www.tv-asahi.co.jp/build/
【東映公式サイト】 http://www.toei.co.jp/tv/build/
【前作】 仮面ライダーエグゼイド
【次作】 仮面ライダージオウ

【あらすじ】

10年前、日本の有人探査機が初めて火星に着陸した。
搭乗員は火星からパンドラボックスを持ち帰るも、帰還セレモニーの最中突如として箱が起動しスカイウォールと呼ばれる壁が出現。
これによって日本は東都、西都、北都と呼ばれる3つの国家に分断された。

この事件はスカイウォールの惨劇と呼ばれるようになり10年の月日が流れる。

東都ではファウストという謎の組織が暗躍するようになり、スマッシュと呼ばれる怪物が平和な生活を脅かしていた。
彼らを守る正義の戦士、その名は仮面ライダービルド。


平成仮面ライダーシリーズ第19作目。

脚本は初参加となる武藤将吾氏。
敵怪人であるスマッシュのクリーチャーデザインは篠原保氏。

本作品の放送中、いわゆる「ニチアサ」と呼ばれる作品群の放映時間が変更となり、2017年10月1日より9時開始となった。
それと同時にスーパー戦隊シリーズの放送時間が入れ替わっている。

「天才物理学者」を自称する主人公によってほぼ全てのパワーアップアイテムが開発されるという、「自分で強くなっていく仮面ライダー」という異色の作品。
「戦争」に纏わる要素を引き立たせて物語を進めていく中で、戦いを生み出す者たちの思惑、それによって壊される平和、関与したことで悩むメインキャラクター等、他の仮面ライダー作品の中でも独自の路線を突き進んだライダーと言える。

龍騎等に見られる多人数ライダーが登場するのも大きな特徴で、3つに分断された日本それぞれに仮面ライダーが存在し、代表としてビルドと激突するも最終的にはそれらを越えた大いなる敵、エボルトに対し全ての仮面ライダーが力を結集して立ち向かう展開となった。
その流れは王道的とも言えるが、和解するまでに人の命が失われその重さに殺した側である主人公が葛藤するなどシリアスな展開の比重が大きい。

ラスボスとなったエボルトは桐生戦兎や相棒としての立ち位置を確立した万丈龍我との深い因縁があるが、テレビ本編では決着が点いたものの、後に発売されたVシネマでは何と復活した。
さらに弱体化したものの、力を蓄えるため地球から去り戦兎らはそれを見逃すという展開になった。

元々エボルトのいない新世界を作り出して元の世界と融合させるという手法も賛否両論ではあったが、エボルトが何のお咎めもなく地球を去っていき、力を取り戻せば戻ってくるかのような発言をしていたこともそれに拍車をかけることになっている。

最終更新:2019年10月06日 00:37