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*「結局、一人きりの理想郷か…」
|【名前】|ユートピア・ドーパント|
|【読み方】|ゆーとぴあ・どーぱんと|
|【声/俳優】|コン・テユ|
|【登場作品】|[[仮面ライダーW]]&br()VW RETURNS 仮面ライダーエターナル&br()[[オーズ>仮面ライダーオーズ/OOO]]・[[電王>仮面ライダー電王]]・オールライダー レッツゴー仮面ライダー&br()[[仮面ライダージオウ]]|
|【登場話(W)】|第47話「残されたU/フィリップからの依頼」&br()第48話「残されたU/永遠の相棒」|
|【登場話(ジオウ)】|最終話「2019:アポカリプス」|
|【分類】|[[ドーパント]]/[[NEVER]]/[[クオークス]]|
|【メモリ】|ユートピアメモリ|
|【綴り】|UTOPIA|
|【頭文字デザイン】|手を取り合う二人の人間(U)|
|【デザインモチーフ及び容貌】|朽ちていく理想郷を体現する怪人|
|【生体コネクタ位置】|ガイアドライバー(腹部)|
**【仮面ライダーW】
「ユートピア(理想郷)」の[[ガイアメモリ]]で[[財団X]]の園咲家担当エージェント、[[加頭順]]が変身した財団Xの幹部[[ドーパント]]。
このメモリは加頭が「スポンサー特権」で入手したゴールドクラスのメモリで、彼との適合率は98%と驚異的な数値を示している(加頭はそれを「まさに運命」と称していた)。
人々の生きるための感情や力、つまり「希望」の力を吸い取って自分の力に変える能力を持ち、変身する前後には周囲の物体や人間が空中に浮かび上がる演出が取られている。
「理想郷の杖」と呼ばれる杖の動きに合わせて重力を自在に操る能力を発揮し、対象を浮遊、落下、粉砕させ、近距離攻撃や飛び道具も途中で停止、または歪曲させ寄せ付けない。
これに加頭自身がクオークスとしての処置を受けているためにサイコキネシスやパイロキネシスといった超能力を使うことも出来、[[ウェザー>ウェザー・ドーパント]]のように炎や雷、竜巻や地割れといった属性攻撃も使う。
これらのライダー達を遥かに超える驚異的な攻撃力はもとより、アクセルトライアルと互角のスピードも有している。
また他者が使用しているガイアメモリの効力を奪うことが出来、劇中ではアクセルトライアルからトライアルの力を奪ってアクセルに戻したり(トライアルメモリはドライバーに刺さったままだった)、[[タブー・ドーパント]]から力を奪って変身解除に追い込んでいる。
実は加頭は下記に記した経緯で[[NEVER]]と同様の存在になるよう処置された死人であり、生身で[[タブー・ドーパント]]の光弾を次々受けても平然としながら変身する高い耐久性を誇る。
強靭な肉体を持つNEVERがガイアメモリを使用しているため、一般のドーパントは一線を画す凄まじい強さを持つ。
超能力はNEVER由来のものであることがVシネにて判明した。
その目的はガイアインパクトを地球規模で行うことで、&bold(){ガイアメモリに適性のある人間以外を全て消滅させる}こと。
そのために一命を取り留めた若菜をデータ化して衛星にインストールし、それを元にガイアインパクトを引き起こそうと企む。
若菜と一体化したため地球に近付き過ぎたフィリップが、間もなく分解されて消滅してしまうことを知った翔太郎は動揺しつつも、加頭のいるガイアメモリ生産工場に向かったが、若菜を救出する寸前にユートピアが立ち塞がり、立ち向かったアクセルトライアルを圧倒し重傷を負わせる。
その真の目的は[[ミュージアム]]に復讐することを望んだ冴子のために、ミュージアムの計画を乗っ取って彼女と共にガイアインパクトを成し遂げるための行動。
作中で度々冴子に対し「好きだ」と口にしているものの彼自身の感情が全く感じられないため、彼女は本気にしておらず加頭の好意に気づいたのは48話と遅い。
その目的のために冴子を匿い、それを園咲琉兵衛に知られても平然と振る舞い、若菜をさらうという行動に出る。
しかし、その好意は伝わること無く、妹を利用されることに反発し反抗してきた冴子を殺害したことで最悪の結末を迎えることになる。
上記の台詞は冴子を殺し、地面に横たわる彼女の亡骸を前につぶやいたときのもの。
加頭が本気で冴子と共に"理想郷"をつくろうとしていたことが解るヒトコトである。
その後、ダブルと文字通り最後の決戦に挑んだが、驚異的な力を発揮するCJXのパワーを吸収しようとするも2人の強い思いは吸収しきれるものではなく、オーバーロードを起こし弱体化する。
しかし、最後の力を振り絞って必殺技を繰り出すがダブルプリズムエクストリームを受け変身を解除。
そして、「お前の罪を、数えろだと? &bold(){人を愛することが…罪だとでも……}」とつぶやき再度ユートピアメモリを起動して変身しようとするが、そのメモリは既にメモリブレイクされており、加頭も粒子化し消え去った。
彼の死をきっかけに、財団Xはガイアメモリから正式に手を引くことを決定する。
デザインが左右非対称なのは「未来的な高層ビル群(デザイナーのイメージする理想郷の象徴)」と「それが崩壊していく様(理想郷は永く続くものではないというデザイナーの認識)」を半々にモチーフとして取り入れた為(全体のカラーリングも「少しずつ朽ちてゆく理想郷」のイメージとして褪せた金色になっている)。
OVA版仮面ライダーエターナルにも登場。
クオークスの支援担当エージェントとしてドクターと接触しており、試作型のT1エターナルメモリを使って仮面ライダーエターナルレッドフレアに変身し[[大道克己>大道克己/仮面ライダーエターナル]]達の目の前に現れるも、メモリに惹かれた彼がベルトに手を伸ばしたとたん機能を停止。
加頭はそれを「試作品ゆえの機能不全」と判断したが、実際はメモリ自体が克実と引き合ったため加頭の方を拒絶していた。克己を始末するためユートピアに変身し斥力や彼本人がクオークスであることからサイコキネシスやパイロキネシスを使って対処するも、完全にエターナルメモリの力を使いこなす克己に歯が立たず、エターナルレクイエムによって変身を解除され強烈なドロップキックを受け命を落とした。
しかし、上記のとおり彼を失うことのデメリットから、財団に残されていたNEVERの技術資料から蘇生兵士として蘇る事になる。
なお、彼がいつこのメモリを手に入れたのかは不明。
彼がW本編であれだけの強さを発揮していたのは、彼本人の素質に加え「クオークスとしての超能力」と「NEVERの強靭な肉体」を兼ね備えていたことであることがOVAで判明する。
**【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】
[[ショッカー]]の同盟怪人として登場。
**【仮面ライダージオウ】
[[ン・ダグバ・ゼバ]]、[[ゲムデウスバグスター]]、[[サジタリウス・ゾディアーツ]]、[[仮面ライダーエボル>エボルト/仮面ライダーエボル]]という[[アナザーディケイド]]が呼び出した錚々たるメンバーの一体として登場。
[[アナザーワールド]]の性質上、原点における本人。
Wとの決戦に勝ち残った場合の加頭順が変身していると思われる。
グランドジオウの力を取り戻したソウゴとの決戦で呼び出され、召喚された鎧武パインアームズと激突するも、
格闘戦で圧倒し、杖から放つ金色の光線を浴びせて消滅させてしまった。
しかしソウゴがゲイツの死によってオーマジオウへと変身。
ウォズを急かす形で「祝え!」をやらせた時は一人だけ気怠げに拍手をしていたものの、アナザーディケイドがオーマジオウのちからの急襲に失敗すると、
エボルトと共に即座にオーマジオウの排除に向かい、結果としてパンチ一発で消滅してしまった。
これはかつて自分が陥った現象を思い出したのでは?という視聴者の見方も。
**【余談】
Wの作品として最後に仮面ライダーに立ちふさがったのは[[エナジー・ドーパント]]だが、実質このユートピアがラスボスと言える立ち位置となっている。
ユートピアメモリの頭文字デザインは手を取り合う人間たちのように見えるが、実はよく見ると手を取り合ってるわけではなく、
一人は相手に対して手揉みして媚びを売る構図となっている。
理想郷と言ってもそれを用意した側に暮らす者達は取り入るしか無い。結局は支配者と被支配者の構図は変わらないというデザインは、
左右非対称のドーパントデザインにも取り入れられている。
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*「結局、一人きりの理想郷か…」
|【名前】|ユートピア・ドーパント|
|【読み方】|ゆーとぴあ・どーぱんと|
|【声/俳優】|コン・テユ|
|【登場作品】|[[仮面ライダーW]]&br()VW RETURNS 仮面ライダーエターナル&br()[[オーズ>仮面ライダーオーズ/OOO]]・[[電王>仮面ライダー電王]]・オールライダー レッツゴー仮面ライダー&br()[[仮面ライダージオウ]]|
|【登場話(W)】|第47話「残されたU/フィリップからの依頼」&br()第48話「残されたU/永遠の相棒」|
|【登場話(ジオウ)】|最終話「2019:アポカリプス」|
|【分類】|[[ドーパント]]/[[NEVER]]/[[クオークス]]|
|【メモリ】|ユートピアメモリ|
|【綴り】|UTOPIA|
|【頭文字デザイン】|手を取り合う二人の人間(U)|
|【デザインモチーフ及び容貌】|朽ちていく理想郷を体現する怪人|
|【生体コネクタ位置】|ガイアドライバー(腹部)|
**【仮面ライダーW】
「ユートピア(理想郷)」の[[ガイアメモリ]]で[[財団X]]の園咲家担当エージェント、[[加頭順]]が変身した財団Xの幹部[[ドーパント]]。
このメモリは加頭が「スポンサー特権」で入手したゴールドクラスのメモリで、彼との適合率は98%と驚異的な数値を示している(加頭はそれを「まさに運命」と称していた)。
人々の生きるための感情や力、つまり「希望」の力を吸い取って自分の力に変える能力を持ち、変身する前後には周囲の物体や人間が空中に浮かび上がる演出が取られている。
「理想郷の杖」と呼ばれる杖の動きに合わせて重力を自在に操る能力を発揮し、対象を浮遊、落下、粉砕させ、近距離攻撃や飛び道具も途中で停止、または歪曲させ寄せ付けない。
これに加頭自身がクオークスとしての処置を受けているためにサイコキネシスやパイロキネシスといった超能力を使うことも出来、[[ウェザー>ウェザー・ドーパント]]のように炎や雷、竜巻や地割れといった属性攻撃も使う。
これらのライダー達を遥かに超える驚異的な攻撃力はもとより、アクセルトライアルと互角のスピードも有している。
また他者が使用しているガイアメモリの効力を奪うことが出来、劇中ではアクセルトライアルからトライアルの力を奪ってアクセルに戻したり(トライアルメモリはドライバーに刺さったままだった)、[[タブー・ドーパント]]から力を奪って変身解除に追い込んでいる。
実は加頭は下記に記した経緯で[[NEVER]]と同様の存在になるよう処置された死人であり、生身で[[タブー・ドーパント]]の光弾を次々受けても平然としながら変身する高い耐久性を誇る。
強靭な肉体を持つNEVERがガイアメモリを使用しているため、一般のドーパントは一線を画す凄まじい強さを持つ。
超能力はNEVER由来のものであることがVシネにて判明した。
その目的はガイアインパクトを地球規模で行うことで、&bold(){ガイアメモリに適性のある人間以外を全て消滅させる}こと。
そのために一命を取り留めた若菜をデータ化して衛星にインストールし、それを元にガイアインパクトを引き起こそうと企む。
若菜と一体化したため地球に近付き過ぎたフィリップが、間もなく分解されて消滅してしまうことを知った翔太郎は動揺しつつも、加頭のいるガイアメモリ生産工場に向かったが、若菜を救出する寸前にユートピアが立ち塞がり、立ち向かったアクセルトライアルを圧倒し重傷を負わせる。
その真の目的は[[ミュージアム]]に復讐することを望んだ冴子のために、ミュージアムの計画を乗っ取って彼女と共にガイアインパクトを成し遂げるための行動。
作中で度々冴子に対し「好きだ」と口にしているものの彼自身の感情が全く感じられないため、彼女は本気にしておらず加頭の好意に気づいたのは48話と遅い。
その目的のために冴子を匿い、それを園咲琉兵衛に知られても平然と振る舞い、若菜をさらうという行動に出る。
しかし、その好意は伝わること無く、妹を利用されることに反発し反抗してきた冴子を殺害したことで最悪の結末を迎えることになる。
上記の台詞は冴子を殺し、地面に横たわる彼女の亡骸を前につぶやいたときのもの。
加頭が本気で冴子と共に"理想郷"をつくろうとしていたことが解るヒトコトである。
その後、ダブルと文字通り最後の決戦に挑んだが、驚異的な力を発揮するCJXのパワーを吸収しようとするも2人の強い思いは吸収しきれるものではなく、オーバーロードを起こし弱体化する。
しかし、最後の力を振り絞って必殺技を繰り出すがダブルプリズムエクストリームを受け変身を解除。
そして、「お前の罪を、数えろだと? &bold(){人を愛することが…罪だとでも……}」とつぶやき再度ユートピアメモリを起動して変身しようとするが、そのメモリは既にメモリブレイクされており、加頭も粒子化し消え去った。
彼の死をきっかけに、財団Xはガイアメモリから正式に手を引くことを決定する。
ただのちの劇場作品にてドーパントの複製体を用意しているため、ガイアメモリに頼らないドーパントのデータ自体は有用とみなしている可能性がある。
デザインが左右非対称なのは「未来的な高層ビル群(デザイナーのイメージする理想郷の象徴)」と「それが崩壊していく様(理想郷は永く続くものではないというデザイナーの認識)」を半々にモチーフとして取り入れた為(全体のカラーリングも「少しずつ朽ちてゆく理想郷」のイメージとして褪せた金色になっている)。
OVA版仮面ライダーエターナルにも登場。
クオークスの支援担当エージェントとしてドクターと接触しており、試作型のT1エターナルメモリを使って仮面ライダーエターナルレッドフレアに変身し[[大道克己>大道克己/仮面ライダーエターナル]]達の目の前に現れるも、メモリに惹かれた彼がベルトに手を伸ばしたとたん機能を停止。
加頭はそれを「試作品ゆえの機能不全」と判断したが、実際はメモリ自体が克実と引き合ったため加頭の方を拒絶していた。克己を始末するためユートピアに変身し斥力や彼本人がクオークスであることからサイコキネシスやパイロキネシスを使って対処するも、完全にエターナルメモリの力を使いこなす克己に歯が立たず、エターナルレクイエムによって変身を解除され強烈なドロップキックを受け命を落とした。
しかし、上記のとおり彼を失うことのデメリットから、財団に残されていたNEVERの技術資料から蘇生兵士として蘇る事になる。
なお、彼がいつこのメモリを手に入れたのかは不明。
彼がW本編であれだけの強さを発揮していたのは、彼本人の素質に加え「クオークスとしての超能力」と「NEVERの強靭な肉体」を兼ね備えていたことであることがOVAで判明することとなった。
**【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】
[[ショッカー]]の同盟怪人として登場。
**【仮面ライダージオウ】
[[ン・ダグバ・ゼバ]]、[[ゲムデウスバグスター]]、[[サジタリウス・ゾディアーツ]]、[[仮面ライダーエボル>エボルト/仮面ライダーエボル]]という[[アナザーディケイド]]が呼び出した錚々たるメンバーの一体として登場。
[[アナザーワールド]]の性質上、原点における本人。
Wとの決戦に勝ち残った場合の加頭順が変身していると思われる。
グランドジオウの力を取り戻したソウゴとの決戦で呼び出され、召喚された鎧武パインアームズと激突するも、
格闘戦で圧倒し、杖から放つ金色の光線を浴びせて消滅させてしまった。
しかしソウゴがゲイツの死によってオーマジオウへと変身。
ウォズを急かす形で「祝え!」をやらせた時は一人だけ気怠げに拍手をしていたものの、アナザーディケイドがオーマジオウの力の吸収に失敗すると、
エボルトと共に即座にオーマジオウの排除に向かったが、パンチ一発で消滅してしまった。
これはかつて自分が陥った現象(CJXからエネルギーを吸収しようとして許容量の問題で失敗)を思い出したのでは?という視聴者の見方も。
**【余談】
Wの作品として最後に仮面ライダーに立ちふさがったのは[[エナジー・ドーパント]]だが、実質このユートピアがラスボスと言える立ち位置となっている。
ユートピアメモリの頭文字デザインは手を取り合う人間たちのように見えるが、実はよく見ると手を取り合ってるわけではなく、
一人は相手に対して手揉みして媚びを売る構図となっている。
理想郷と言ってもそれを用意した側に暮らす者達は取り入るしか無い。結局は支配者と被支配者の構図は変わらないというデザインは、
左右非対称のドーパントデザインにも取り入れられている。
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