カザリ

「もう少しで手が届く…全部、僕の…」

【名前】 カザリ
【読み方】 かざり
【声/俳優】 橋本汰斗
【スーツアクター】 渡辺淳
【登場作品】 仮面ライダーオーズ/OOO
【登場話】 第1話「メダルとパンツと謎の腕」~第44話「全員集合と完全復活と君の欲」
【分類】 猫系グリード
【コアメダル(復活時)】 ライオン×2・トラ×2・チーター×3
【コアメダル(最後の時点)】 ライオン×3・トラ×3・チーター×3・タカ×1・クジャク×1・クワガタ×2・カマキリ×2・バッタ×1・サイ×1・ゴリラ×1・シャチ×1・ウナギ×1・タコ×1
【モチーフ】 ライオントラ、チーター
【カラー】 黄色
【特色/力】 風を自在に操る、竜巻攻撃
【名前の由来】 飾る

【自身のコアメダルの枚数と形態の変化】

下半身が不完全で復活(7枚)(第1話)
オーズ(タカキリバ)と相打ちになり、コアメダルをトラ×1・チーター×2の3枚奪われ上半身も不完全になる(4枚)(第4話)
ウヴァアンクからメダルを奪還し、その内のチーター・コアをもらったことにより上半身が復活(5枚)(第8話)
シャムネコヤミーとのタッグによりオーズ(タカトラーター)からトラとチーターのコアメダルを取り戻す(7枚)(第14話)
オーズ(ラトラゾ)の攻撃を受けチーター・コアを1枚排出(6枚)(第15話)
真木清人からクジャク・コアを手に入れ、巨大グリード暴走態から排出されたコアメダルを8枚(サイ×1・ゴリラ×1・ゾウ×1・シャチ×2・ウナギ×2・タコ×1)入手(第16話)
ライオンクラゲヤミーとのタッグでオーズからライオンとチーターのコアメダルを取り戻し、ヤスから受け取ったメダルを合わせて完全体まであと1枚……だったが未遂(8枚)(第19・20話)
クジャク・コアをアンクに奪われる(第20話)シャチ・コアをオーズに奪われる(第24話)
オーズ(サウバ)との戦闘の末にウナギ・コアを手に入れるが、オーズ(プトティラコンボ)の攻撃でチーター・コアを奪われる(7枚)(第34話)
ウヴァにウナギ・コアを奪われる?(ウヴァが第35話の時点でウナギ・コアを持っていたため)(おそらく第31話~第35話の間)
ウヴァの攻撃でコアメダルを4枚(シャチ×1・ウナギ×1・ゴリラ×1・ゾウ×1)排出し、その内3枚(シャチ×1・ゴリラ×1・ゾウ×1)をウヴァに奪われ、ウナギ・コアをアンクに奪われる(第35話)
メズール達との一斉攻撃でウヴァを爆散させ、その後残ったウヴァのコアメダルを全て回収したと思われる(第36話)
後藤が変身したバース・デイの攻撃によりライオン・コアとウナギ・コアとバッタ・コアを奪われる(6枚)(第38話)
ガメルを炊きつけてオーズからライオン・トラ・チーターのコアを奪取しついに完全体になり、さらにアンク、ウヴァ、ガメル、メズールからもコア(タカ・クジャク・クワガタ・ゴリラ・シャチ・ウナギ・タコの一枚づつ)を奪い取るも、プトティラコンボとの激しい戦いの末意識の宿ったライオン・コアに致命的な損傷を受ける。その後、グリードとなった真木によって集めた無傷のコアを全て奪われ最期を迎える(第44話)

【詳細】

猫類系のコアメダルから誕生したグリード

猫科動物そのもののような素早い動きの他、両手の爪を伸ばした格闘戦、そして風を操る力を持ち両手を打ち合わせることで強力な竜巻を作り出す能力を持つ。
また完全体となると頭部の髪を触手のように操って相手を拘束し、弾丸を発射して広範囲を制圧することも可能。また完全体の時のみ、黄色いの8枚の翼のようなエネルギーが展開される。
核となるコアメダルが足りないため下半身が不完全な「セルメン」と呼ばれる状態で復活した。

獰猛な外見だが、意外にも喋り方や声は少年のものに近い。
アンクがコアメダルを盗んだと真っ先に言って他のグリードにアンク討伐の方針を決めさせておきながら、自身はそのアンクに接触して協力を持ちかける食えない性格。

人間体は銀髪の青年。
帽子をかぶっていることが多い。

自分の誘いに対し答えを保留したアンクを「オーズと影で示し合わせて裏をかくのでは」と疑い、密かに追跡して監視していたがグリード体のままで行動していたため目立ち、多数の人間にその姿を目撃されネット掲示板で実況されてしまう。
それをアンクはiPhoneで閲覧し行動を把握され、結局その疑いが不興を買ってしまい、交渉は決裂することになる。

アンクに誘いを蹴られたことで直接コアメダル奪還に動きオーズと交戦。
オーズを圧倒し、胸部にダメージを与えベルトから弾きだされたカマキリ・コアを奪うが、その隙に自身はトラ・コア1枚とチーター・コア2枚の合計3枚もコアメダルを奪われてしまい、上半身までもが不完全体になってしまう。
その場からは逃走するが、得たカマキリ・コアをウヴァに渡さず隠し持っていた。
そのことをアンクは見抜きウヴァに伝えているが、カザリ本人はしらばっくれた上にアンクが嘘つきであることを伝えごまかすことに成功する。

しかし、ウヴァは信用していなかったようで、アンクからメダルを奪ったあとに詰問されメズールの仲介もありカマキリ・コアとチーター・コアをしぶしぶ交換した。
その後、自分のコアメダルの一つ、行方不明となっていたライオン・コアを何故かオーズが持っていたことで何かがおかしいと感じ始め、何者かが自分達に介入していることを察知。
このままでは負けるとして独自行動を開始する。
その果てに鴻上ファウンデーションにオーズが得たメダルが集まることを知り、真木博士に接触を持って協力を持ちかける。
研究されることを条件にセルメダルを大量入手することができるようになり、第14話にてオーズからトラとチーターのコアメダルを奪ったことであと2枚のコアメダルを入手すれば完全体になれることが判明する。

ある実験で、ガメルの体にコアメダルを集中させるため、メズールからコアメダルをほとんど奪い、ウヴァのコアメダルも奪おうとするが、察知され失敗。
現在の大半のメダルは彼が所持していることとなったが、巨大グリード暴走態の爆散の際にシャチ×2・ウナギ×2・タコ×2・サイ×1・ゴリラ×1・ゾウ×1のメダルを入手。
なおクジャク・コアは「報酬」としてカザリが入手していたが第20話でアンクに奪われた。

その後、メズールのコアメダル(シャチ・ウナギ・タコを1枚ずつ、第23話ではシャチとウナギをもう1枚ずつ吸収していた)を吸収したことにより、彼の作り出すヤミーの性質にも変化が生じることとなり、ライオンクラゲヤミーエイサイヤミーといった異なる属性同士の合成系ヤミーを作り出す能力を獲得。
オーズを圧倒し、ライオンとチーターのメダルを吸収した上、事前に脅してアンク達に接触させておいたヤスが奪ったメダルホルダーからトラ・コアを吸収しようとしたが、最後のトラ・コアはアンクの用心深い性格のため入手失敗。
さらにクジャク・コアも奪われてしまい完全体になることは叶わなかったものの、この時完全体に一番近い存在になっていた。
第23話ではガメルのコアメダル2枚(サイとゴリラ)を吸収し更なる進化を遂げる。
出会ったウヴァを挑発し、襲いかかってきた彼を返り討ちにし、メズールの能力である水流で吹き飛ばした。
駆けつけたオーズとバースも2対1にも関わらず圧倒。今度はガメルの能力である重力操作を使いバースを地面に叩き付けドリルアームを破壊した。
オーズがタジャドルコンボに変身したのを見て形勢不利と思ったのか、撤収する。

24話で自分のコアを取り返しにアンク達を襲いに行ったが、エイサイヤミーの影響で佐倉優美に骨抜きにされている映司を変身させるためアンクに「ちょっと待ってろ」と言われて本当に待ったり、暴走したイトマキエイヤミーに攻撃を受けた隙に、シャチ・コアを取られてしまうなど意外と間抜けな面も見せた。

得たコアメダルを全て吸収しないのは自分のコアメダルが全部揃っていない状態であるためガメル及びメズール暴走を招かないための調整だと思われる(第23話でそう本人が発言している。第29話の時点で吸収していなかったメダルはカマキリ・シャチ・ウナギ・ゾウの4枚である。ウナギとシャチは一旦排出したと思われる)。

第26話では現れた鳥系成長ヤミーに何かを感じ取ったようで、何故アンクは右腕しか復活できなかったのか、アンクに何があったのかということについて独自に推測を進め、徐々にアンクの真実に近付いていく。

第29話にて、鴻上会長に脅迫された真木に一気に計画を進めるべく全ての所持しているコアメダルを取り込むよう求められるも、暴走する危険からこれを拒否。逆に真木にセルメダルを投与してシャチパンダヤミーを生み出した。
その後、自らの推測を確かめるべくオーズに戦いを挑み、タジャドルコンボと互角の戦いを繰り広げるという更なるパワーアップぶりを見せた。
目論見通りタジャドルコンボとアンクに惹かれて現れたアンク(ロスト)を見て、自らの推測に確信を持ったようである。

第30話で、アンク(ロスト)を利用できると判断、人間への擬態方法を教えた上で仲間に引き入れる。
更に鴻上ファウンデーションから離脱した真木清人も仲間に加え、3人で映司とアンクの前に現れ、宣戦布告した。

第31話以降は真木邸を拠点にしており、真木が鴻上ファウンデーションを離反する際に得た紫のメダル5枚を彼の指示で投入した。

第35話でウヴァメズールガメルを復活させようとしているのに感づき、彼女らを自分の仲間にするためウヴァにわざとシャチとゴリラとゾウのコアメダルを奪わせる。

第36話でウヴァ達をアンク(ロスト)と共に襲い、まんまとメズールとガメルを自分側に付かせることに成功し、ウヴァを爆散させる。

第43話でアンク(ロスト)に成り代わって不完全とはいえ復活したアンクがウヴァを連れ自分たちの陣営に入り込んだことで、自分が作ったグリードのグループを乗っ取られることを恐れ、アンクに戦いを挑む。
ウヴァも参戦し、戦いを繰り広げるもメズールに文字通り水をさされて戦いを中断。

だが、やはりアンクのことを信用しておらず、ガメルを炊きつけてアンク達を攻撃させその隙にオーズから自分のコア3枚を奪取し、それを吸収してついに完全体となり、ついでに他のグリードからもコアを強奪してしまう。
圧倒的な力でバースに激しい損傷を加え、フルパワーのブレストキャノンシュートを受けても数枚のセルメダルが飛び散る程度のダメージしか受けなかったが、プトティラコンボとなったオーズと激しい戦いを繰り広げた末、意識を宿すライオン・コアにひびが入る。
その場から逃げ出すも、グリードとしての姿を見せた真木の攻撃で無傷のコアメダルを全て奪われ、人間態の状態で雑踏をセルメダルをばら撒きながらふらふらと歩きまわり、力尽き崩壊。
意識が宿るライオン・コアが砕け散り、最期を迎えた。

【余談】

演じる橋本氏は監督からカザリ死滅の一件を聞かされた際かなりショックだったのか、その事を他の共演者達に伝えて回り、ウヴァ役の山田氏には深夜に電話までしたという。
彼の作り出したヤミーは人間に寄生させ、欲望のままに動かすことで直接ヤミーに欲望を供給させ成長する。詳しくはこちら

なお、他のグリードのコアメダルを取り込んだ後に作るようになった合成系成長ヤミーは、これらの特徴を全く持たないものも多くなっていた。

回想シーンおよび44話では完全体が登場。

最終更新:2024年03月03日 02:30