グリラスワーム

「全人類をネイティブに変える道具として、おかげで私も最強のネイティブになれた」

【名前】 グリラスワーム
【読み方】 ぐりらすわーむ
【声/俳優】 弓削智久
【登場作品】 仮面ライダーカブト
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
仮面ライダージオウ
【登場話】 第48話「天道死す!!」
第49話(FINAL)「天の道」
【登場話(ジオウ)】 EP37「2006:ネクスト・レベル・カブト」
【分類】 ネイティブ成虫態(元人間)
【モチーフ】 イナゴ
【個体名】 なし

【詳細】

地球に棲むコオロギに似た能力を持つネイティブ(ワーム)成虫態。
両肩の鉤状の触手を伸ばして相手に突き刺し、左腕の爪で止めをさすという攻撃を得意としている。
ライダーとの戦闘時において、鉤状の触手でがら空きのベルト部分を直接攻撃するという戦法を取っていた。

小説版において左腕の鉤爪には、マスクドライダーシステムに用いられる装甲素材、ヒヒイロノカネをネイティブが更に強化した「ヒヒイロノオオガネ」が用いられている事が語られた。

【仮面ライダーカブト】

ZECTに反旗を翻した「三島 正人」がネイティブへの改造により誕生した「最強のネイティブ」。
ヒヒイロノカネさえも砕く肉体的スペックと、三島自体がザビー変身時にフォルミカアルビュスワームをマスクドフォームのまま素手のみ戦闘で倒すという身体能力の高さがあった為に、複数のライダーをものともしない戦闘力を誇る。

初陣でダークカブトを一蹴し、人類をネイティブ化するための最終計画を実行しようとしたところに駆けつけたガタック(加賀美)を圧倒(その際に加賀美への嫌悪の念を述べていた)。
しかし、加賀美の叫びによりネイティブ化させ手駒としたはずのゼクトルーパーが離反し、更に生きていた天道によってネイティブ化の為の装置を破壊されてしまう。

怒りのままカブトやガタックと戦い2対1でも圧倒的な力を見せつけ、ハイパーカブトの持つパーフェクトゼクター(マキシマムハイパータイフーン発動中)さえも破壊する。

その後、ダメージの残るハイパーカブトを必殺技で倒そうとするが、投擲されたガタックダブルカリバーの攻撃に怯み、ハイパーカブトとガタックのダブルライダーキックで大ダメージを負い、最期は渋谷隕石の巨大破片を巻き込み爆散した。

【仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦】

大ショッカーの大幹部として登場。

【仮面ライダージオウ】

EP37に登場。

地球に潜入したサナギ体のうち1体が脱皮してこの姿となり、クロックアップしてゲイツとウォズを圧倒する。
しかしゲイツリバイブ疾風と、ウォズフューチャーリングシノビにスピードで互角に持ち込まれ敗北し爆散した。

【余談】

スーツはレプトーフィスワームの改造。

仮面ライダージオウではネイティブではなく通常のワームサナギ体が脱皮して誕生した。
そうなったのは単にスーツの都合というメタ事情もあろうが、仮にもラスボスが一般怪人扱いでジオウに登場したことに驚きの声もあった。
画面に映るサナギ体のスーツは相当に傷んでおり、既存スーツを改造したとは言え登場時期がカブト最終盤ということもあり、撮影に耐えられるワームがグリラスくらいしか無かった可能性が高い。

なお公式設定では「コオロギに似たワーム」とされているが、デザイナーのコメントによれば「モチーフはイナゴ」であるとのこと。
どういう理由でデザインモチーフと公式でのモチーフが食い違ったのかは不明だが、バッタモチーフのワームは登場しなかったことからそれ関係だろうか。
イナゴとコオロギは脚の形が近いので怪人化した場合見た目からはわからないと判断されたか?

最終更新:2022年08月06日 02:33