ウカワーム

「私のレクイエムを聴きに来たか」

【名前】 ウカワーム
【読み方】 うかわーむ
【声/俳優】 三輪ひとみ
【登場作品】 仮面ライダーカブト
【登場話】 第25話「驕る捜査線」~第40話「最大の哀戦」
【分類】 ワーム成虫態
【特色/力】 クロックアップ、擬態能力、怪力、ハサミ状の右腕、左腕を盾に変化させる
【モチーフ】 シオマネキ
【個体名】 なし

【詳細】

地球に棲むシオマネキに似た能力を持つワーム成虫態。
鋼鉄を寸断する右腕の巨大バサミと盾に変化する左腕で武装。
また頑強な甲羅で全身を覆い、その防御力はサナギ体を凌駕する。
それまで対ワーム、ライダー問わず圧倒的に強くハンデ無しの戦いではほぼ無敵を誇っていたカブトを初めて圧倒したワームの中でも指折りの実力者。

オペラ歌手の間宮麗奈という女性に擬態し、ZECTと取引をしつつワームにとって有益となる情報を探っていた。
だが、新開発されたハイパーゼクターを狙って行動した際にZECTと決別し、さらにハイパーカブトとの対決では圧倒され頭部に大きなダメージを受けた際に記憶を失い、人間・間宮麗奈としての記憶が戻ってしまう。その後、倒れていたところを風間大介に発見され介抱を受ける。

その後、擬態された間宮麗奈の記憶のままに行動するが、ブランクがあったため上手く声が出ず悩み、ワームとしての心を失ったためサブストワームに命を狙われる事になる。
だが、命を狙われている事、同僚の嫌がらせを受けた事による精神的なショックで徐々にワームとしての心が復活していく。
自分が消える事を恐れた麗奈は大介にウカワームに自分の中の音楽に耳を傾けるよう伝えてくれと言い、更に自分を倒すように依頼する。

歌っている最中にワームとしての心が蘇ったが、何故かそのまま最後まで歌い続ける。
その後、間宮麗奈の心は封じたと言い大介に襲いかかり、変身しない大介に業を煮やしゴンを襲い、変身したドレイクと戦う。
そのままドレイクを追い込んでいくが、通常状態で撃ったライダーシューティングをクロックアップで避けさせ、
更にクロックアップしてライダーシューティングを撃つことで速度の違う2つの弾で挟み撃ちにするドレイクの作戦に引っかかり、クロックアップ状態から放たれた弾は腕の盾で受け止めたものの、背後の弾に吹き飛ばされ衝突。
間宮麗奈の姿に戻り、大介の腕の中で息を引き取った。

ワームの心を取り戻したにも関わらず最後まで歌い続けたり、ドレイクと戦う様子から倒される事を望んでいるようだった事、最期に自らの中に起きた変化を不思議がるような言葉を発していた事から、スコルピオワームとは違う形で、(こちらはあくまで人格はウカワームのものだった)擬態した人間の影響で変化していった事が伺える。

【余談】

スーツはミュスカワームを改造したもの。
名前の由来はシオマネキ属の学名「Uca」からだと考えられ、彼女の台詞に時折「レクイエム」という言葉が入っているのは「シオマネキ」から派生したものだと考えられる(「シオマネキ」→「死を招き」→「レクイエム」)。

放送当時発売された格闘ゲームでは操作可能キャラの1体として登場。
最初から成体の姿だが、防御力はライダーのマスクドフォームに匹敵する。巨大な腕を光らせて振り回す特殊攻撃を持つ。「バスタールート(1人プレイモード)」では「カブトルート(カブトのみで進む)」ではステージ10の対戦相手、「ワームルート(ステージごとのワームで進む)」ではEXステージ(難易度ふつう以上で一度も敗北しなかったら投入する最終ステージ)の使用キャラとしてハイパーカブトと対戦、「ライダールート(各1体のライダーで進む)」では仮面ライダードレイクの対戦相手となる。

最終更新:2022年09月28日 23:37