仮面ライダーオーディン

「私と戦うのは最後の1人だ。続けろ、戦いをやめるな」

【名前】 仮面ライダーオーディン
【読み方】 かめんらいだーおーでぃん
【声】 小山剛志
【登場作品】 仮面ライダー龍騎
仮面ライダーディケイド
RIDER TIEM 龍騎
【分類】 仮面ライダー
【モチーフ】 鳳凰(フェニックス)、オーディン、嵐(変身忍者 嵐)

【仮面ライダー龍騎】

バトルに勝ち残ったライダーが最後に対決すると言われるライダー。基本カラーは金と茶色。
神崎士郎の分身とも言える「13人目のライダー」を自称する。
また、オーディンのデッキは士郎が所持している。

AP8000とトップクラスの力を持つゴルトフェニックスと契約したライダーであり極めて高い戦闘力を持つが、実は劇中で言及されたわけではないが始めからサバイブ状態になっていることから戦闘力が他のライダーに比べるとかなり底上げされている。
通常サバイブ化したライダーはAPが2000P上乗せされる形になるが、それを加味してもゴルトフェニックスはAP6000とゾルダのマグナギガ並はあることになるため、通常形態があると仮定しても上位の力を持つのは間違いないだろう。

戦闘においてはAP4000を誇るゴルトセイバーに加え、DP4000のゴルトシールドで武装しており、瞬間移動や空中停止、爆発する金色の羽など他のライダーにはない特殊能力を持っているが、ナイトの策略や龍騎の確実な対応に何度か敗北している。
これは敗れる度に中身の人間を入れ替えているため、戦闘経験を積むことが出来ないのではないかという考察もある。
時間を逆流させるカード「タイムベント」を所持し、神崎が望む展開にならなかった場合にはカードを使用して時間を巻き戻しライダーバトルを何回もやり直していた。

また、彼はライダーが最後の1人になるまで何度も復活する。
つまり彼を倒すのは事実上不可能で、幾度か敗れているにも関わらず再登場していた。

変身者は神崎士郎が選定した者で、設定上は神崎がその都度で適当な人間にデッキを渡して変身させ操っているようで、超全集などにはその場面の写真もあるが本編では描写されていない。
そのため、スペック上最強の反面、経験値が圧倒的に低く、2度の敗北もその点が大きかったと思われる。

最終回で士郎が最後のライダーとして認めたナイトと戦闘。
ナイトサバイブを追い込む実力を発揮し、ファイナルベント「エターナルカオス」を発動して彼を瀕死の重傷に追い込むが、優衣が新しい命を拒否した事で士郎が絶望。
それと同時にオーディンもナイトを勝者と認め、崩壊した。+

劇場版では名前を含めて全くの未登場。
TVSPではリュウガやファムと共に現れ、龍騎とナイトを攻め立てた。
こちらでは龍騎のカードデッキを握り潰すシーンはあるものの、特に「特別なライダー」としては描かれていない。
しかし、「ディスパイダーがライダー達を襲い始めた際、1人だけいなくなっている」という描写がある。

エターナルカオスは全ファイナルベント中、唯一劇中で使用する場面が描写されていない。
(バイザー装填後、CM明けにはナイトが技を受けてサバイブが解除された状態であった)
ゲーム版では瞬間移動で打撃を繰り返した後に、ゴルトフェニックスと共に突っ込む技となったが、本編でもゴルトフェニックスを背負う場面までは描写されている。
なお、リメイク作品の『KAMENRIDER DRAGONKNIGHT』においてもPS版における攻撃内容と共通したものとなっている。

【仮面ライダーディケイド】

「伝説のライダー」として語り継がれる存在となっている。
タイムスリップをすることができるカードを所持しているとしてナイトが探し、彼と交戦し圧倒したがナイトが発動した飛翔斬を棒立ちの状態で受け爆散。カードはナイトに回収された。
参加者である以上、裁判に関係する人物が変身している可能性が高いが、都市伝説と化しているところを見ると仮面ライダー裁判とは関係のないところで存在しているとも考えられる。

【RIDER TIEM 龍騎】

仮面ライダージオウ放送中に公開された仮面ライダー龍騎をメインとしたスピンオフ作品に登場。

アナザー龍騎を生み出したと思われる謎のフードをかぶった男が変身する。
変身シーンの他、これまで詳細が不明だったファイナルベント「エターナルカオス」の初描写、サバイブが3枚揃った際の効果の判明など、仮面ライダーオーディンにまつわる様々な謎が判明している。

瞬間移動とゴルトセイバーを駆使してジオウ、ゲイツを圧倒しエターナルカオスを発動。
龍騎ライドウォッチを使いジオウはディケイドアーマー龍騎フォームへと変身、ゲイツもナイトライドウォッチを使った合体必殺技を使いそれに対抗し、必殺技同士のせめぎあいの最中突如として烈火と疾風のサバイブカードが消失。
これによって形勢が逆転し、エターナルカオスを押し返され敗北。

「結衣…」と一言つぶやきその姿は消え去った。

【余談】

早瀬マサト氏は「サバイブになっていないオーディンの姿も存在するのだろう」と発言しているが、実際に設定上存在するのかどうかは不明である。

原典で声を演じる小山氏は、元々バイザーの音声を演じている声優で、放送終了後のインタビューでは「元はバンダイの仕事で呼ばれたのに、本編でライダーの声も当てる事になって驚いた」と発言している。
また、後にライオンオルフェノクの声も演じ、仮面ライダーエグゼイドではバガモンバグスターの声を担当した。

その設定の複雑さ故か、放送終了後に発売された児童向け書籍などでは「ミラーワールドを作った男が変身」と記述されている。

RIDER TIEM 龍騎における黒幕、ラスボスのポジションでの登場となったが変身者はフードをかぶっていたためその容姿は不明なまま。
散り際の言葉から神崎士郎の残留思念が具現化したもの、あるいは龍騎本編とか異なる結末を迎え未だに妹へ新しい命を与えることを諦めていない別の可能性を経た神崎士郎ではないかと推察されている。

最終更新:2021年10月10日 13:55